JPH0210735Y2 - - Google Patents

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JPH0210735Y2
JPH0210735Y2 JP15501083U JP15501083U JPH0210735Y2 JP H0210735 Y2 JPH0210735 Y2 JP H0210735Y2 JP 15501083 U JP15501083 U JP 15501083U JP 15501083 U JP15501083 U JP 15501083U JP H0210735 Y2 JPH0210735 Y2 JP H0210735Y2
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rodent
putty
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケーブル貫通部の改良に係り、特に防
鼠性を附与せるケーブル貫通部を提供せんとする
ものである。
従来壁又は床などを貫通するラツク等に配設し
た多条のケーブル類に防鼠性を附与せしめるため
には例えばケーブル類の外周に防鼠剤例えばラム
タリン等を塗布しているものであるが、ケーブル
貫通部のケーブルには防鼠剤の塗布が困難なた
め、鼠はこの貫通部を通過してケーブル類にかみ
つき被害をあたえるものであつた。
近時この改良として第1図A及びBに示す如く
ダクト1内にケーブル類2を布設せしめ、その間
隙部を耐火性パテ状物質中に防鼠剤を点在せしめ
た防鼠耐火性パテ混和物3にて封口せしめてなる
ケーブル貫通部が出現されている。
なお4は硅酸カルシウム板等の耐火板、5はロ
ツクウールである。
この防鼠性パテ混和物として耐火性パテ状物質
中に防鼠剤を混和せしめた場合には防鼠剤が多量
に必要とし該混和物のコストが著しく高くなるた
め上記の如く防鼠剤を点在せしめたものである
が、点在せしめることはその操作が極めて困難で
あり、点在せしめた状態で貫通孔を封口すること
はその作業性を阻害する。
従つて更にこれの改良として先にケーブル貫通
孔を耐火性パテ状物質にて封口せしめ、その所望
位置に該耐火性パテ物質中に防鼠剤を配合した所
望形状の防鼠耐火性パテ成型体を埋込んだものを
提案した。即ち第2図A及びBに示す如くダクト
1内にケーブル類2を水平方向に布設せしめ、そ
の両端に硅酸カルシウムの耐火板4,4を設け、
この耐火板間にロツクウール5を充填し且つ耐火
板4,4の外側に第3図に示す如く非硬化型耐火
性パテ6の表層部にペレツト状の防鼠耐火性パテ
成型体7を設けたものにて封口しているものであ
る。
然しながらこの構造による場合には防鼠性成型
体7が容易に変形しうる軟質のパテを主体にして
いるため実質的には耐火性パテ状物質6と防鼠性
成型体7とは一体となり該パテ状物質6の表層部
に直接防鼠剤を埋込んだと同様な型となり、ケー
ブルの増設又は徹去等においてこの防鼠性成型体
を取りつけ又は取り除く操作が極めて困難である
と共に、防鼠性成型体をパテ状物質内に均一に埋
込むことが出来難く、これによつて防鼠効果に十
分に発揮せしめることが出来難いものであつた。
本考案にかかる現状に鑑み鋭意研究を行つた結
果、外力により変形せず且防鼠性を阻害しない防
鼠性成型体を、パテ状物質の所望位置に設けたも
のである。即ち本考案はケーブル類又はパイプ類
か床又は壁等を貫通する貫通孔の両端を耐火性パ
テ状混和物にて封口し且つその所望位置に防鼠剤
を含浸又は塗布した封口部に用いるパテと一体化
しない物質からなる所望形状の防鼠性成型体を前
記耐火性パテ状混和物の表面又は表層部に1部埋
込んで設けたものである。
本考案において防鼠性成型体としては、例えば
パレツト状、小球状、細い紐状又は網状等を有す
るゴム又はプラスチツク成型体の基材に防鼠剤例
えばナラマイシン塗料C−500(一般名
Cychohexylimide)を塗布したものを耐火性パテ
状混和物の表面又は表層部に一部埋込むものであ
る。なお該混和物の内部に防鼠性成型体を埋込ん
だ場合には、防鼠効果が著しく減退するものであ
る。
又予め耐火性パテ状混和物の表層部にゴム又は
プラスチツクの成型体を設けておき、その表面に
上記塗料を塗布してもよい。
なお、基材としてはその他ロツクウール、セラ
ミツクウール、アスベスト、石膏ボード等の耐火
物を使用することが出来る。
又防鼠剤の混入量は特に限定するものではない
が、防鼠剤としては上記のナラマイシン塗料の場
合0.3〜20重量部の範囲特に0.7〜1.5重量部が好ま
しい。
このように本考案は耐火性パテ状物質に防鼠性
塗料を直接塗布するとか或は防鼠剤を混和すると
いうものではなく、別に防鼠性を附与せしめた薄
いゴム、プラスチツクの成型体を設けることによ
り優れた防鼠効果を発揮し且つケーブルの設置又
は除去の操作においてパテ状混和物を取除くもの
であるが、この場合パテ状混和物と防鼠性成型体
とを別々に分離することが出来るため、予め徹去
したパテ状混和物をそのまま再使用することが出
来る。
なお、パテ状混和物と防鼠性成型体とが一体化
した場合、再使用において所望位置に防鼠性パテ
を点在せしめることは極めて困難である。
次に本考案の実施例について説明する。
実施例 (1) 第4図A及びBに示す如く穀物センタ内の電気
室に設けたダクト1内にケーブル類2を水平方向
に布設せしめ該ダクトの所望個所の内面とケーブ
ル類との間に長さ70cmの間隔において、両端に2
つ割れの硅酸カルシウムの耐火板4,4を設け、
この耐火板間にロツクウール5を充填し且つ耐火
板4,4の外側に酸素指数60以上にして常温で非
硬化型耐火性パテ6(古河電工製ダンシールP)
を設けて該ダクト内を密封した。更に第5図A及
びBに示す如く直径10mmφ、肉厚約1mm、長さ5
mmのPVCパイプに防鼠剤として田辺製薬製ナラ
マイシン塗料C−500を塗布した防鼠性チツプ成
型体8を上記パテ状物質6による封口部の表層部
に点在(約20mm間隔に36ケ所)せしめて本考案ケ
ーブル貫通部をえた。
実施例 (2) 第6図A及びBに示す如く上記同様のダクト1
内にケーブル類2を水平に布設せしめ、実施例(1)
と同様にしてダクト内を密封した。
更に第7図に示す如く巾約2mm、厚さ1mmの格
子格(空間部5mm角)からなるPVC製網状体に
上記と同様のナラマイシン塗料C−500を塗布し
た防鼠性網状成型体9により該パテ状物質6の表
面を被覆して本考案ケーブル貫通部をえた。
実施例 (3) 第8図A及びBに示す如く高層ビルの壁1内を
ケーブル類2を水平方向に貫通せしめ、壁の両端
にケーブル類まで達する硅酸カルシウムの耐火板
4,4を設け、これをアンカーボルト10,10
にて緊締し且つ該耐火板間にロツクウール5を充
填した。又耐火板の外側を実施例(1)に示す耐火性
パテ6にて密封し、その表層部に第9図に示す如
き赤色に着色した10mm角のPVC片に実施例(1)と
同様に防鼠塗料C−500を塗布した菱形防鼠性成
型体11を約20mm間隔にて該防火パテ状混和物に
1部突出するように埋込んで本考案ケーブル貫通
部をえた。
斯くして得た本考案ケーブル貫通部をそのまま
1ケ年放置して鼠の被害を有無を観察したとこ
ろ、鼠による被害は全くなかつた。なお、本考案
における防鼠性成型体を使用することなく、その
他はすべて同様にしてなるケーブル貫通部をその
まま放置したところ約6ケ月において鼠によりケ
ーブルは食害された。
又上記実施例はすべてケーブル類は水平方向の
みに貫通せしめているが、これに限らずケーブル
類を壁等に垂直方向に貫通せしめてもよい。
以上詳述した如く本考案ケーブル貫通部によれ
ば防鼠性成型体の取扱いが容易であるため該成型
体を耐火性パテ状混和物に均一且つ迅速に配設す
ることが出来る。又ケーブル貫通孔内にケーブル
を布設又は徹去する作業において、パテ状混和物
のみを再使用しうるためこれに伴つて防鼠性並に
耐火作業を極めて容易に行いうる等顕著な効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のケーブル貫通部を示
すものであり、Aは側断面図、Bは縦側面図、第
3図は従来のケーブル貫通部における防鼠耐火性
パテ成型体の断面図である。第4図、第6図及び
第8図は本考案ケーブル貫通部を示すものであ
り、Aは側断面図、Bは縦側面図である。第5
図、第7図及び第9図は本考案ケーブル貫通部に
おける防鼠性成型体の状態説明図を示すものであ
り、第5図Aは断面図、Bは斜視図である。 1……ダクト、2……ケーブル類、3……防鼠
炭火性パテ混和物、4……耐火板、5……ロツク
ウール、6……非硬化性耐火パテ混和物、7……
防鼠耐火性パテ成型体、8……硬質防鼠性チツプ
成型体、9……硬質防鼠性網状成型体、10……
アンカーボルト、11……硬質菱形防鼠性成型
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーブル類又はパイプ類が床又は壁等を貫通
    する貫通孔の両端を耐火性パテ状混和物にて封
    口し且つその所望位置に防鼠剤を含浸又は塗布
    し且つ該混和物と一体化しない物質からなる所
    望形状の防鼠性成型体を前記耐火性パテ状混和
    物の表面又は表層部に1部埋込んで設けたこと
    を特徴とするケーブル貫通部。 (2) 上記防鼠性成形体がゴム又はプラスチツクの
    チツプ状又は網状成形体に防鼠剤を含浸又は塗
    布したものであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のケーブル貫通部。
JP15501083U 1983-10-07 1983-10-07 ケ−ブル貫通部 Granted JPS6062822U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15501083U JPS6062822U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ケ−ブル貫通部

Applications Claiming Priority (1)

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JP15501083U JPS6062822U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ケ−ブル貫通部

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Publication Number Publication Date
JPS6062822U JPS6062822U (ja) 1985-05-02
JPH0210735Y2 true JPH0210735Y2 (ja) 1990-03-16

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JP15501083U Granted JPS6062822U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 ケ−ブル貫通部

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JP7050575B2 (ja) * 2018-05-25 2022-04-08 未来工業株式会社 地中埋設箱の管接続部防蟻構造、および防蟻用の閉塞板

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JPS6062822U (ja) 1985-05-02

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