JP2002235384A - 建物用基礎パッキン - Google Patents

建物用基礎パッキン

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JP2002235384A JP2001033333A JP2001033333A JP2002235384A JP 2002235384 A JP2002235384 A JP 2002235384A JP 2001033333 A JP2001033333 A JP 2001033333A JP 2001033333 A JP2001033333 A JP 2001033333A JP 2002235384 A JP2002235384 A JP 2002235384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水切り材を取付けた時の納まりが良い基礎パ
ッキンを提供する。 【解決手段】 基礎パッキン1の側縁の少なくとも1辺
に凹部2を形成する。水切り材14を取付ける時に、そ
の底面部18の先端を凹部2に嵌入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅などの建物
の床下換気の為に、布基礎と土台との間の適所に配置す
る基礎パッキンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】布基礎と土台との間の適所に、基礎パッ
キンを介装して、基礎パッキンの無い箇所を通気間隙に
し、床下の換気を図る工法は最今多用されている。しか
し、この工法では、通気間隙をそのままの開放状態にし
ておくと、そこから鼠が侵入して、床下に巣作りするな
どの問題がでる。そこで、この工法を採る場合には、通
常、防鼠機能付きの水切り材を用いて、通気間隙を塞
ぎ、鼠の侵入を防いでいる。この防鼠機能付き水切り材
とは、通常の水切り材の底面に、鼠が通過できない大き
さの通気孔を有する防鼠板を連設したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の防鼠
機能付きの水切り材は、その防鼠板の先端を布基礎の外
表面に当接させるようにして取付けるのであるが、布基
礎の外表面は、かならずしも精密に施工仕上げされてい
る訳ではなく、通常は、かなりの不陸を有する。この
為、水切り材を取付けた時に、防鼠板の先端と、布基礎
の外表面との間の位置関係に不整合が生じ、布基礎の膨
れた箇所では、水切り材に歪みが生じ、反対に、窪んだ
箇所では隙間ができるという問題が発生する。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、水切り材
を取付けた際の納まりが良い基礎パッキンを提供するに
ある。更に本発明は、配置後に位置ずれを起こしにくい
基礎パッキンを提供するにある。また、本発明は、布基
礎の厚さに合わせて、形状の大小のものを用意しておく
必要のない基礎パッキンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の基礎パッキンの
技術的手段は、基礎パッキンの側縁の少なくとも1辺
に、水切り材の底面部の先端が嵌入する凹部が形成され
ていることにある。
【0006】また、基礎パッキンの裏面の側縁部を一定
厚さに切欠いて凹部を形成してもよい。更に複数の辺に
凹部を形成してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の基礎パッキンの実施の形
態を図面の実施例に基づいて説明する。図1は第1実施
例の使用状態で、基礎パッキン1は、布基礎11と土台
12との間に配置される。この基礎パッキン1は、適当
な間隔を開けて配置されるので、パッキンの無い所は通
気間隙となり、ここから床下換気が可能である。13は
外装板で、その下に水切り材14が取付けられる。水切
り材14は、取付部15、傾斜水切り部16、前垂れ部
17、底面部18が連設された形状で、釘止め方式など
によって土台12に固着される。また、底面部18に
は、鼠が通過できない程度の大きさの多数の通気孔19
があり、ここから通気が可能なので、床下換気性を損な
うことなく、床下への鼠の侵入を阻止できる。
【0008】基礎パッキン1は、硬質合成樹脂や金属な
どのような耐腐蝕性を有する硬質の材料で作られてい
て、その平面形状は、通常は、4角形で、図2には長方
形のものが、また、図3には正方形のものの一例が示さ
れている。更に、基礎パッキン1の側縁には、各辺の全
長に互って図示のように、水切り材14の底面部18の
先端20が嵌入できるような厚さの凹部2が形成されて
いる。
【0009】なお、この凹部2はパッキンの一方の側縁
に設けるだけでなく、左右の両側縁に設けても、あるい
は、全周の側縁に設けるようにしてもよい。図2は両側
に設けた例、図3は全周に設けた例である。更に、凹部
2の形成に際しては、図示のように、パッキンの裏面を
一定の厚さに切込むだけでなく、側縁の肉厚中間部に設
けることも可能である。図2、図3に於いて、3はアン
カーボルト用の孔、4はパッキンを隣接設置する際の連
結用凹凸部である。
【0010】図4は第2実施例であり、基礎パッキン1
の横幅が、布基礎11の幅より大きな場合の使用状態を
示している。図示のようにパッキン1の端が布基礎11
から突出するようになるが、パッキン1には凹部2があ
るので、水切り材14の先端20はこの凹部2に納まる
ようになり、水切り材の取付けには支障が出ない。従っ
て、布基礎11の幅に合わせて、その幅に合ったパッキ
ン1を用意する必要がないので、実際の現場での使用時
には極めて便利である。
【0011】なお、前記実施例の凹部2の形状は、単な
る扁平状の切欠であるが、嵌入状態で凹部2と水切りの
先端20とが互いに掛かり合うように、両者を鉤形など
の凹凸付きに成形することも可能であり、この場合に
は、パッキン1の移動が水切り材によって規制されるの
で、地震時などにおける基礎パッキン1の位置ずれや抜
け出しを防止できる。
【0012】本発明は前記の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、基礎パッキンの材質や平面形状、
更に凹部の形成位置や断面形状などは自由である。
【0013】
【発明の効果】本発明の基礎パッキンは、側縁に凹部を
有するので、水切り材を取付ける時には、その底面部の
先端を凹部に嵌入させるようにして取付けることができ
る。この為、水切り材の取付時の納まりが良くて、布基
礎に不陸があってもその影響を受けず、従来のように、
水切り材が歪んだり、布基礎との間に隙間ができたりす
るようなことがない上に、外観体裁も良いという利点が
ある。更に、本発明では、嵌入した水切り材の先端が基
礎パッキンに対して移動阻止の役割を果たすので、地震
時などに基礎パッキンが位置ずれしたり、抜け出したり
するのを抑止できる。その上、本発明では、水切り材の
取付が、基礎パッキンだけとの間で決まり、布基礎の影
響を全く受けないので、基礎パッキンと布基礎との幅が
異なる場合でも問題なく使用可能であり、実際の現場で
は極めて有益である。
【0014】請求項2のものは、基礎パッキンの裏面の
側縁部を、一定厚に切欠いて凹部を成形しているので、
工作加工が容易で、製造コストを低くできる。
【0015】請求項3のものでは、複数の辺に凹部が形
成されているので、基礎パッキンの配置位置やその向き
の影響を受けず、施工時に極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の使用状態の断面図。
【図2】基礎パッキンの実施例の裏面図。
【図3】基礎パッキンの他の実施例の裏面図
【図4】第2実施例の使用状態の断面図。
【符号の説明】
1 基礎パッキン 2 凹部
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月22日(2002.1.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎パッキンの側縁の少なくとも1辺
    に、水切り材の底面部の先端が嵌入する凹部が形成され
    ている建物用基礎パッキン。
  2. 【請求項2】 基礎パッキンの裏面の側縁部を一定厚さ
    に切欠いて凹部が形成されている請求項1記載の建物用
    基礎パッキン。
  3. 【請求項3】 基礎パッキンの側縁の複数の辺に凹部が
    形成されている請求項1記載の建物用基礎パッキン。
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