JPH1142610A - 幅木の製造方法 - Google Patents

幅木の製造方法

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JPH1142610A
JPH1142610A JP19991797A JP19991797A JPH1142610A JP H1142610 A JPH1142610 A JP H1142610A JP 19991797 A JP19991797 A JP 19991797A JP 19991797 A JP19991797 A JP 19991797A JP H1142610 A JPH1142610 A JP H1142610A
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
cut
core material
decorative sheet
cutout groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP19991797A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Terasono
三男 寺園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH1142610A publication Critical patent/JPH1142610A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下端面に化粧シートを有する幅木を、多数
個取りによって、効率よく製造することができる幅木の
製造方法の提供。 【解決手段】 芯材1の上下端面を含めた表面に、化粧
シート2を貼着して形成される幅木の製造方法におい
て、芯材1の表側に切り取り溝3を長手方向に形成し、
この切り取り溝3の少なくとも側面に化粧シート2を密
着した状態に貼着し、この切り取り溝3の底部を含むよ
うに裏面から切り取って分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅の壁面に取り付
けられる幅木の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁面における床面との隅部を
体裁よく納めるために、たとえば、図6に示したような
幅木を施工することが行われている。このような幅木
は、特開平8−239995号公報に示されているもの
であって、芯材1の上下端面を含めた表面に、化粧シー
ト2を貼着して形成されるものが知られている。
【0003】このような幅木は、その上下端面に化粧シ
ート2が貼着されているので、通常は一個取りで製造さ
れている。化粧シート2をある程度裏面側に巻き込むよ
うにするほうがより好ましいが、このように端面に化粧
シート2が貼着されていると、表面だけの場合に比べる
と、経時変化による化粧シートが剥がれなどの欠点が生
じにくい利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、一個取りで製造されるため製造効率
が悪く、多数個取りによって効率よく製造したい要望が
ある。けれども、化粧シート2を貼着した状態で単に切
断すると、切断した端面には化粧シート2が存在せず、
経時変化でこの端面に存在しない側から化粧シート2が
剥がれやすくなることになる。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、上下端面に化
粧シートを有する幅木を、多数個取りによって、効率よ
く製造することができる幅木の製造方法の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、芯材1の上下端面を含めた表面に、
化粧シート2を貼着して形成される幅木の製造方法にお
いて、芯材1の表側に切り取り溝3を長手方向に形成
し、この切り取り溝3の少なくとも側面に化粧シート2
を密着した状態に貼着し、この切り取り溝3の底部を含
むように裏面から切り取って分割することを特徴として
構成している。
【0007】このような幅木の製造方法では、切り取り
溝3の側面に貼着されている化粧シート2を残したまま
分割することができるので、分割形成された幅木にはそ
の上下端面に化粧シート2が貼着されている。また、分
割される多数個の幅木に対して、一回の化粧シートの貼
着作業が行われたのち、分割形成されている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、芯材1の上下方向略中央に切り取り溝3を
形成することを特徴として構成している。
【0009】このような幅木の製造方法では、同じ幅の
幅木が二個取りされる。請求項3記載の発明は、請求項
2記載の発明において、芯材1の上下の対称位置に化粧
溝4を形成することを特徴として構成している。
【0010】このような幅木の製造方法では、端部に飾
り溝4を有する幅木が二個取りされる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、芯材1の上部に化粧溝4を長手方向に形成
し、この芯材1の下部に切り取り溝3を形成し、切り取
り溝3の上方部と切り取り溝3の上方側の裏面とを切り
取ることを特徴として構成している。
【0012】このような幅木の製造方法では、二種類の
形状の幅木を分割形成することができる。そして、分割
された下方の幅木における切り取り溝3に、分割された
上方の幅木の裏面が切り取られた部分を重ねて組み合わ
せ、この切り取り溝3の部分を化粧溝として機能させる
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5を参照して以下に説明する。
【0014】図1、図2および図4は、それぞれにこの
実施の形態の幅木の製造方法を示す断面図である。ま
た、図3および図5は、同製造方法にしたがって得られ
た幅木の施工状態を示す一部断面の斜視図である。
【0015】図1、図2および図4に示されるいずれの
製造方法においても、芯材1の上下端面を含めた表面
に、化粧シート2を貼着して形成される幅木が製造され
るものである。これらの図に示すように、芯材1の表側
に切り取り溝3を長手方向に形成し、この切り取り溝3
を含む表側の表面および上下端面全面、さらにこの上下
端面から裏面側に一部を回りこまして、化粧シート2を
密着した状態に貼着している。そして、このように化粧
シート2を貼着した芯材1を、前記切り取り溝3の底部
を含むように裏面から切り取って二分割し、それぞれを
単独に、または組み合わせて、幅木として施工するよう
にしている。なお、これらの図では、切り取る部分をハ
ッチングして図示している。
【0016】芯材1としては、繊維板、合板または合成
樹脂板などを例示することができ、化粧シート2として
は、所望の模様が印刷等によって形成された印刷紙、所
望の凹凸模様が形成された樹脂シートなどが例示され
る。
【0017】このような幅木の製造方法では、切り取り
溝3の側面に貼着されている化粧シート2を残したまま
分割することができる。したがって、分割形成された幅
木にはその上下端面に化粧シート2が貼着され、使用状
態の経時変化などによっても、この化粧シートが剥がれ
たりしにくい幅木を、それぞれに化粧シート2を貼着す
る手間を省いて、二個個取りで効率よく製造することが
できる。
【0018】より具体的にそれぞれの図を参照して、以
下に説明する。図1および図2の製造方法では、芯材1
の上部に化粧溝4を長手方向に形成し、この芯材1の下
部に切り取り溝3を形成し、切り取り溝3の上方部とこ
の切り取り溝3の上方側の裏面とを切り取るようにして
いる。切り取る深さは、切り取り溝3の底面よりもわず
かに表面に近い深さとしている。
【0019】なお、切り取る部分は、図中ではハッチン
グして示してある。後に述べる図4についても同様であ
る。
【0020】図1のものでは、切り取り溝3における切
り取る部分を、略この切り取り溝3の上角部として、正
確な位置で切り取るようにしている。しかし、図2のも
のでは、切り取り溝3の上方部約1/4を含んで切り取
るようにしている。この場合、分割された下側の幅木の
幅がやや小さくなるが、切り取る位置が多少上下にずれ
ても、間違いなく分割される点で、分割作業を行いやす
いものになっている。
【0021】以上のように分割された幅木は、それぞれ
幅の異なる幅木として施工されても良い。
【0022】しかし、図3に示すようにして、組み合わ
せて用いられるとより好ましい。つまり、この場合、残
された切り取り溝3を上方に配して、床面側に一方のこ
の切り取り溝3を有する幅木を配設し、この幅木の上方
に他方の幅木を、前記残された切り取り溝3の上方に、
裏面部を切り取られた部分を重ねて、組み合わせて使用
している。このように組み合わされた状態では、残され
た切り取り溝3は化粧溝として存在することになる。そ
の上、この残された切り取り溝3と上方に配される幅木
との重なり代を調整することによって、組み合わされた
幅木の高さを調整することができる。このような高さ調
整によれば、任意の高さに幅木を施工することができる
とともに、床面に存在する不陸に対応して、幅木上端面
の水平状態を調整し、好ましい外観に整えることができ
る利点もある。
【0023】また、図4の製造方法では、芯材1の上下
方向略中央に切り取り溝3を形成し、芯材1の上下の対
称位置に化粧溝4を形成する。そして、裏面側から切り
取り溝3の上下の部分も含んで、切り取り溝3底面を超
えて表面側に切り取っている。この切り取り深さは、幅
木の厚さの略1/2であり、切り取り溝3の底面より相
当表側に近い位置に達するようにしている。つまり、切
り取り溝3の深さを幅木の厚みの1/2よりある程度深
く形成しているのである。
【0024】このような製造方法によれば、端部に飾り
溝4を有する同じ幅の幅木が二個取りされて、効率よく
製造される。
【0025】図5に示すように、以上のように分割され
た幅木は、用いられると好ましい。つまり、この図に示
すように、分割された端面を床面に接するようにして施
工するのである。このように施工すれば、切り取られて
裏面部が隠れるとともに、この部分は裏面側に化粧シー
ト2が回り込んでいないにもかかわらず、この端面が床
面に当接指定ることによって、化粧シート2の経時的な
剥がれが発生しにくいのである。
【0026】なお、以上の図に示した方法は二分割する
場合であるが、さらに、三個取り、四個取りとした、多
数個取りにすることもできる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、切り取り溝の
側面に貼着されている化粧シートを残したまま分割する
ので、上下端面に化粧シートを有し、使用状態の経時変
化などによっても、この化粧シートが剥がれたりしにく
い幅木を、多数個取りで効率よく製造することができ
る。
【0028】請求項2記載の発明では、同じ幅の幅木を
二個取りで効率よく製造することができる。
【0029】請求項3記載の発明では、端部に飾り溝を
有する幅木を、二個取りで効率よく製造することができ
る。
【0030】請求項4記載の発明では、分割形成された
下方の幅木におけるを切り取り溝の上方部に、分割され
た上方の幅木の裏面が切り取られた部分を重ねて組み合
わせることができる。このような、組み合わせによっ
て、幅木の施工高さを調整したり、床面の不陸に対応し
て、施工された状態の幅木の上端の水平度を調整したり
して、外観を整えることができる。
【0031】つまり、この発明においても、上記のよう
な効果を奏する組み合わせができるそれぞれの幅木の、
上下端面に化粧シートが存在するので、使用状態の経時
変化などによって、化粧シートが剥がれたりしにくくな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる幅木の製造方法の
一例を示す断面図である。
【図2】同上の幅木の製造方法の異なる例を示す断面図
である。
【図3】同上の製造方法にしたがって得られた幅木の施
工状態を示す一部断面の斜視図である。
【図4】同上の幅木の製造方法のさらに異なる例を示す
断面図である。
【図5】同上の製造方法にしたがって得られた幅木の施
工状態を示す一部断面の斜視図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 化粧シート 3 切り取り溝 4 化粧溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の上下端面を含めた表面に、化粧シ
    ートを貼着して形成される幅木の製造方法において、芯
    材の表側に切り取り溝を長手方向に形成し、この切り取
    り溝の少なくとも側面に化粧シートを密着した状態に貼
    着し、この切り取り溝の底部を含むように裏面から切り
    取って分割することを特徴とする幅木の製造方法。
  2. 【請求項2】 芯材の上下方向略中央に切り取り溝を形
    成することを特徴とする請求項1記載の幅木の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 芯材の上下の対称位置に化粧溝を形成す
    ることを特徴とする請求項2記載の幅木の製造方法。
  4. 【請求項4】 芯材の上部に化粧溝を長手方向に形成
    し、この芯材の下部に切り取り溝を形成し、切り取り溝
    の上方部と切り取り溝の上方側の裏面とを切り取ること
    を特徴とする請求項1記載の幅木の製造方法。
JP19991797A 1997-07-25 1997-07-25 幅木の製造方法 Pending JPH1142610A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425955B1 (ko) * 2002-10-25 2004-04-01 조병규 인테리어용 몰딩재
WO2006110933A1 (de) * 2005-04-20 2006-10-26 Martin Neuhofer Verfahren zum herstellen von bodenprofilen aus einem holzwerkstoff
BE1018494A3 (nl) * 2007-11-28 2011-02-01 Flooring Ind Ltd Sarl Profiel voor het afwerken van een vloerbekleding en set van onderdelen voor dergelijk profiel.
EP2343421A1 (en) * 2005-01-12 2011-07-13 Flooring Industries Ltd. Finishing set for a floor covering and finishing profile
JP2013108281A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Panasonic Corp 複数巾木結合体及び巾木製造方法
JP2015209671A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 株式会社 サンキョウエポック 巾木コーナー部材
CN113202265A (zh) * 2021-05-12 2021-08-03 广东玛格家居有限公司 一种快装踢脚板转角及其加工方法

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