JP4443273B2 - 机用パネルおよび机 - Google Patents

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Description

本発明は、机パネルおよびそれを使用した机に関し、例えば、オフィスの机に利用して有効なものに関する。
一般に、オフィスの机には幕板や側板、机上パーティション(目隠し板)および机間パーティション(机間間仕切り)等の各種の机用パネルが使用されている。
従来のこの種の机用パネルは化粧鋼板や樹脂製板材および木製合板によって製作されているために、重量が大きくなり易く、また、省資源や廃棄等の観点において環境についての配慮が不足している。
そこで、机用パネルとして、軽量で環境に優しい紙製品である段ボールを使用することが、一般的に考えられる(特許文献1参照)。
特開2002−253377号公報
しかしながら、机用パネルとして段ボールを単純に使用したのでは、オフィスの机に適用するには審美性や環境性の観点から配慮が充分ではない。
本発明の第一の目的は、審美性や環境性に充分に配慮した軽量な机用パネルを提供することにある。
本発明の第二の目的は、その机用パネルを効果的に活用することができる机を提供することにある。
本発明に係る机用パネルは、片面に凹凸を有する段ボールによって形成された表面材が、段ボールによって平板形状に形成された芯材の両面に前記凹凸側の片面を表側にして接着されていることを特徴とする。
本発明に係る机は、前記机用パネルが天板支持用ポールに形成された縦溝に少なくとも片側端部が挿入されて保持されていることを特徴とする。
本発明に係る机用パネルは、芯材および表面材がいずれも紙製品である段ボールによって形成されているために、軽量で堅牢であり、環境にも優しい。しかも、机用パネルの表面は表面材の凹凸側の片面が露出しているため、机用パネルとしての審美性は優れたものになる。
本発明に係る机においては、机用パネルの縦の一辺が天板支持用ポールの縦溝に挿入されることにより、机用パネルが机に保持されているために、紙製品である段ボールから製作された机用パネルをそのままの状態で使用することができ、その机用パネルの持つ軽量で環境に優しく、かつ、優れた審美性を効果的に活用することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、本発明に係る机用パネルは、図1および図2に示されているように、オフィスの机10に使用されている。
図2に示されているように、本実施の形態に係る机10は、長手方向に延在する中心線が135度に屈曲しており、両端辺が中心線にそれぞれ直交する大略長方形の平盤形状の天板11を備えている。すなわち、天板11の厚さは一定に設定されており、長方形の長手方向に延在する中心線12の開き角Θは135度に屈曲されている。天板11の一方の長辺(以下、後辺という。)13は「へ」字形状に形成されており、後辺13の開き角は135度に設定されている。後辺13の一方の部分(以下、直線部という。)13aは、他方の部分(以下、屈曲部という。)13bよりも長く設定されている。天板11の他方の長辺(以下、前辺という。)14は頂角が彎曲した「へ」字形状に形成されており、前辺14の開き角は135度よりも小さく設定されている。前辺14の一方の部分(以下、直線部という。)14aは、他方の部分(以下、屈曲部という。)14bよりも長く設定されている。天板11の一方の短辺(以下、直線部側短辺という。)15は、後辺13の直線部13aおよび前辺14の直線部14aのいずれにも直交しており、天板11の他方の短辺(以下、屈曲部側短辺という。)16は、後辺13の屈曲部13bおよび前辺14の屈曲部14bのいずれにも略直交している。すなわち、天板11の両方の端辺である直線部側短辺15と屈曲部側短辺16とは、中心線12にそれぞれ直交している。そして、屈曲部側短辺16の延長線は直線部側短辺15の延長線と45度の開き角度をもって交差するようになっている。
天板11は右後天板支持用ポール17、中後天板支持用ポール18、左後天板支持用ポール19、左前天板支持用ポール20および右前天板支持用ポール21によって、水平に支持されている。右後天板支持用ポール17と中後天板支持用ポール18との間には右幕板22が建て込まれており、中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19との間には左幕板23が建て込まれている。右後天板支持用ポール17と右前天板支持用ポール21との間には机間パーティション24(図2参照)が建て込まれており、左後天板支持用ポール19と左前天板支持用ポール20との間には左側板25が建て込まれている。なお、机間パーティション24は図1においては便宜上、省略されている。
天板支持用ポールの天板支持構造は各天板支持用ポール相互において均等であるので、図3および図4に示された天板支持用ポールの天板支持構造によって説明する。
天板支持用ポール(以下、ポールという。)30はアルミニウムが使用されて、断面が図4に示されているような大略四葉のクローバ形のパイプ形状に塑性加工によって形成されている。すなわち、ポール30は大略T字形状に形成された突出部31を四つ備えており、四つの突出部31がT字の下端側を揃えて十字形に組み合わされている。隣合う突出部31、31のT字の横部片同士が垂直に延在する縦溝32を相対的に画成しており、縦溝32はポール30の全長にわたって延在している。ポール30の上端開口には略円板形状に形成されたキャップ33が被せ付けられており、キャップ33は四本の縦溝32の上端開口を閉塞するようになっている。また、ポール30の下端部にはポール30の高さを調整するためのアジャスタ34(図5および図7参照)が設置されている。各ポールのアジャスタ34の高さ調整によって天板11の水平を確保するようになっている。
突出部31の天板11の支持高さに対応する位置には、天板11を締結するためのブラケット40が取り付けられている。ブラケット40は突出部31を外側から把持するクランパ41を備えている。クランパ41は互いに噛み合う大略L字形のブロック形状の一対の第一ブロック42と第二ブロック43とを備えている。第一ブロック42はL字の縦部片が突出部31の接線に外接するように突出部31の片側側面に当接された状態で、L字の横部片の先端部が突出部31の片脇の縦溝32の内面に係合するようになっている。第二ブロック43はL字形の縦部片が第一ブロック42と突出部31との間に挟み込まれた状態で、横部片の先端部が突出部31の他方の片脇の縦溝32の内面に係合するようになっている。
第一ブロック42にはボルト45を挿通する挿通孔44が、突出部31の接線と45度の傾斜角をもって傾いて水平に開設されており、第二ブロック43には雌ねじ部材46が挿通孔44の延長線上に埋め込まれている。ボルト45が第一ブロック42の外側から挿通孔44に挿通されて雌ねじ部材46にねじ込まれることにより、第二ブロック43が第一ブロック42に引き寄せられるため、第一ブロック42と第二ブロック43とは突出部31を外側から把持した状態になり、相対的に突出部31に固定した状態になる。第一ブロック42および第二ブロック43と突出部31との合わせ面には、合成樹脂材料から形成されたクッション部材47が挟み込まれており、クッション部材47は一体的に突設された延長部48が第一ブロック42に没設された取付穴49に嵌入されることにより、第一ブロック42に支持されている。
第一ブロック42にはアーム50が斜め上方に一体的に突設されており、アーム50の上端には支持部51が水平に延設されている。支持部51にはボルト53を挿通するための挿通孔52が複数、間隔を置かれて配されて垂直方向に開設されている。ボルト53が支持部51の下側から挿通孔52に挿通されて天板11の下面に形成された雌ねじ穴54にねじ込まれることにより、天板11は支持部51すなわちブラケット40に固定される。このようにして、天板11はポール30のブラケット40に固定されることにより、ポール30に支持された状態になる。
本実施の形態においては、天板11は五本のポール17〜21のブラケット40に固定されることにより、五本のポール17〜21によって水平に支持された状態になる。五本のポール17〜21は天板11の高さよりも上方に延長されている。
右幕板22、左幕板23、机間パーティション24および左側板25は、図8に示された本発明の一実施の形態である机用パネル60が使用されて構成されている。
図8(c)に示されているように、机用パネル60は図8(a)に示された片面に凹凸を有する所謂片面段ボールによって形成された表面材61が、所謂両面段ボールによって図8(b)に示された平板形状に形成された芯材64の両面に凹凸側の片面を表側にして接着されて構成されている。
図8(a)に示されているように、表面材61は所謂片面段ボールに製作されており、波形状に形成された波板紙63が可撓性を有する薄い板紙62の片面に接着されて製作されている。表面材61の波板紙63が接着された側の主面が凹凸側の片面であり、表面材61は波板紙63の波が平行に並んだ方向(凹凸が延在する方向と直角の方向)だけに可撓性を発揮するようになっている。薄い板紙62および波板紙63はいずれも紙等の環境に優しい材料によって形成されている。波板紙63は机用パネル60の審美性を高めるために、適当な色彩を有する材料によって形成することが望ましい。薄い板紙62と波板紙63とを接着する接着材(図示せず)としては、澱粉糊や生分解樹脂接着材等のように環境に優しい材料を使用することが好ましい。
図8(b)に示されているように、芯材64は所謂両面段ボールに製作されている。薄い板紙65の両面に二枚の波板紙66、66がそれぞれ接着されており、両波板紙66、66の表側に二枚の厚い板紙67、67がそれぞれ接着されている。芯材64は二枚の厚い板紙67、67の間に二枚の波板紙66、66を挟み込んだ状態になっているので、軽量であるが、優れた剛性を有する四角形平盤形状のパネルを構成している。薄い板紙65、波板紙66および厚い板紙67はいずれも紙等の環境に優しい材料によって形成されている。薄い板紙65と波板紙66と厚い板紙67とを接着する接着材(図示せず)としては、澱粉糊や生分解樹脂接着材のように環境に優しい材料を使用することが好ましい。
表面材61を芯材64に接着するに際しては、図8(b)に示されているように、両面接着テープ68が芯材64の両方の主面の同一の端辺(以下、下端辺とする。)の近傍にそれぞれ平行に接着される。但し、図8(b)においては、芯材64の隠れた側の主面に接着された両面接着テープ68の図示は省略されている。図8(b)に示されているように、表面材61は凹凸が延在する方向と直交する方向の長さが芯材64の上下方向の長さの二倍よりも若干大きいサイズのものが、U字形状に折り返された状態で、芯材64に被せられ、薄い板紙62における波板紙63の凹凸と平行な一対の下端辺のうち一方が、芯材64の一方の主面の下端辺の両面接着テープ68に平行に配されて接着され、他方の下端辺が他方の主面の下端辺の両面接着テープ68に平行に配されて接着される。図8(c)に示されているように、U字形状に折り返された表面材61の中間部は芯材64の上端辺を囲んだ状態になる。なお、両面接着テープ68も環境に優しい基材および接着材が使用されて製作されている。
机用パネル60は右幕板22、左幕板23、机間パーティション24および左側板25の形状や大きさに対応するように製作される。
左幕板23、左側板25および机間パーティション24の取付構造は均等であるので、その構成は図5に示された左幕板23を代表にして説明する。なお、図1に示されているように、左幕板23および左側板25は天板11の上方まで延長されているので、机上パーティションを兼用するように構成されている。
図5に示されているように、中後天板支持用ポール18の左側の縦溝32と左後天板支持用ポール19の右側の縦溝32とは互いに正対している。中後天板支持用ポール18の左側の縦溝32および左後天板支持用ポール19の右側の縦溝32の下端よりも適当な高さ(例えば、10〜30cm)上方の部位には、左右で一対の支持具70、70がそれぞれ取り付けられている。支持具70は縦溝32の外面である両脇の突出部31、31の外周面に当接する外側部材71と、縦溝32の内面である両脇の突出部31、31の内周面に当接する内側部材72と、外側部材71と内側部材72とを互いに接近する方向に引き寄せて縦溝32の両方の側壁である両脇の突出部31、31のT字の横部片を挟持させる固定具73とを備えている。固定具73は外側部材71の挿通孔74に挿通されるボルト75と、内側部材72に形成された雌ねじ孔76とから構成されており、ボルト75が外側部材71の外側から挿通孔74に挿通されて内側部材72の雌ねじ孔76にねじ込まれることにより、内側部材72が外側部材71に引き寄せられるため、内側部材72と外側部材71とは両脇の突出部31、31のT字の横部片を挟持した状態になり、支持具70と突出部31とが相対的に固定した状態になる。
図5に示されているように、左右の支持具70、70の上には受け具80が載置されている。受け具80は薄い化粧鋼板等が使用されて、図7に示されているように、チャンネル型鋼形状に形成された本体81を備えており、本体81の左右の両端には左右で一対の挿入部片82、82がチャンネル型鋼の底板部を外側に延長して水平に突設されている。本体81の長さは中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19との間隔と等しくなるように設定されており、本体81の幅は縦溝32の幅および机用パネル60の厚さと等しくなるように設定されている。挿入部片82の長さおよび幅は縦溝32に挿入し得るように縦溝32の大きさよりも若干小さめに設定されている。
左右の挿入部片82、82が中後天板支持用ポール18の左側の縦溝32と左後天板支持用ポール19の右側の縦溝32とにそれぞれ挿入された状態で、本体81が中後天板支持用ポール18および左後天板支持用ポール19にそれぞれ固定された支持具70、70の上に上方から載置されることにより、受け具80は中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19との間に架設される。
左幕板23に使用される机用パネル60の左右方向の横幅(横の寸法)は、中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19との間隔と等しくなるように設定され、その高さ(縦の寸法)は縦溝32の支持具70から頂部までの寸法と等しくなるように設定されている。このように設定された左幕板23のための机用パネル60は左右の側端部が中後天板支持用ポール18の左側の縦溝32と左後天板支持用ポール19の右側の縦溝32とにそれぞれ挿入された状態で、中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19との間に建て込まれ、左右の支持具70、70間に架設された受け具80の上に載置される。その後、中後天板支持用ポール18および左後天板支持用ポール19の上端開口にキャップ33、33が被せ付けられると、左幕板23は中後天板支持用ポール18と左後天板支持用ポール19とに固定された状態になる。
図6および図7は右幕板22の取付構造を示している。
右幕板22の取付構造が前述した左幕板23の取付構造と異なる点は、図6に示されているように、右後天板支持用ポール17の左側の縦溝32と中後天板支持用ポール18の右側の縦溝32とが互いに正対せずに、中後天板支持用ポール18の右側の突出部31が右後天板支持用ポール17の左側の縦溝32と正対しているのに対応するように構成されている点、である。
すなわち、中後天板支持用ポール18の突出部31には、図7に示された保持具90が取り付けられており、保持具90には右幕板22のための机用パネル60の左側端部が挿入されている。保持具90はC型鋼形状に形成された取付部材91と、チャンネル型鋼形状に形成された保持溝部材92とを備えており、取付部材91の背面と保持溝部材92の背面同士が溶接によって固着されている。保持溝部材92の一端開口(以下、下端とする。)には、支持部片93がチャンネル型鋼形状の底板部の開口を塞ぐように直角に屈曲されて突設されている。保持溝部材92の幅は縦溝32の幅および机用パネル60の厚さと等しくなるように設定されている。支持部片93の長さおよび幅は受け具80に挿入し得るように受け具80の本体81の幅よりも若干小さめに設定されている。取付部材91の中空部が中後天板支持用ポール18の突出部31に上端から相対的に嵌入されることにより、保持具90は中後天板支持用ポール18の突出部31に、突出部31のT字形状の両端部を抱え込むように取り付けられる。
図6に示されているように、中後天板支持用ポール18の保持具90が取り付けられる突出部31の両脇の縦溝32、32には一対の支持具70、70が予め固定されている。一対の支持具70、70の取付高さは、中後天板支持用ポール18の下端よりも適当な高さ(例えば、10〜30cm)上方の部位に設定されており、右後天板支持用ポール17の左側の縦溝32に取り付けられた支持具70の取り付け高さに対応されている。中後天板支持用ポール18の突出部31に相対的に嵌入された保持具90は、中後天板支持用ポール18の両脇の縦溝32、32に取り付けられた両支持具70、70の上に乗っかって支持された状態になる。
保持具90の保持溝部材92の支持部片93と、右後天板支持用ポール17の左側の縦溝32に取り付けられた支持具70との上には受け具80が載置されている。受け具80の本体81の長さは、保持具90の保持溝部材92と右後天板支持用ポール17との間隔に等しくなるように設定されている。左右の挿入部片82、82が中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90の保持溝部材92の縦溝と右後天板支持用ポール17の右側の縦溝32とにそれぞれ挿入された状態で、本体81が右後天板支持用ポール17の支持具70および保持具90の支持部片93の上に上方から載置されることにより、受け具80は中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90と右後天板支持用ポール17との間に架設される。
右幕板22に使用される机用パネル60の左右方向の横幅(横の寸法)は、中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90と右後天板支持用ポール17との間隔に等しくなるように設定され、その高さ(縦の寸法)は縦溝32の支持具70から頂部までの寸法と等しくなるように設定されている。このように設定された右幕板22のための机用パネル60は、左右の側端部が中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90の保持溝部材92と右後天板支持用ポール17の左側の縦溝32とにそれぞれ挿入された状態で、中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90と右後天板支持用ポール17との間に建て込まれ、中後天板支持用ポール18に取り付けられた保持具90と右後天板支持用ポール17との間に架設された受け具80の上に載置される。その後、右後天板支持用ポール17および中後天板支持用ポール18の上端開口にキャップ33が被せ付けられると、右幕板22は右後天板支持用ポール17と中後天板支持用ポール18とに固定された状態になる。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
1) 机用パネルは芯材および表面材がいずれも紙製品である段ボールによって形成されているために、軽量で堅牢であり、環境にも優しい。したがって、机用パネルは机の廃棄時に簡単に廃棄処分することができる。また、破損した場合や色彩の変更等の机用パネルの交換も容易である。しかも、机用パネルの表面は表面材の凹凸側の片面が露出しているため、机用パネルとしての審美性は優れたものになる。また、ピンを刺すことができるので、ピンナップが可能になる。特に、机上パーティションに構成した場合に、優れた効果が得られる。
2) 表面材の中間部を芯材の一辺を囲むように折り返して芯材の両面に接着することにより、机用パネルの芯材の上端露出部を表面材の凹凸面によって被覆して装飾することができるので、部品点数や作業工数を増加することなく、机用パネルの審美性を向上させることができる。
3) 表面材と芯材とを固形物で取り扱いが容易な両面接着テープによって接着することにより、表面材の接着部位に皺が発生するのを未然に防止することができるとともに、作業性が良好であるので、机用パネルの外観性能の低下を防止することができる。
4) 表面材と芯材とを両面接着テープによって部分的に接着することにより、表面材に全体的な皺が発生するのを未然に防止することができるので、机用パネルの外観性能の低下を防止することができる。
5) 机用パネルの縦の一辺を天板支持用ポールの縦溝に挿入させて机用パネルを机に保持することにより、紙製品である段ボールから製作された机用パネルをそのままの状態で使用することができるので、その机用パネルの軽量で環境に優しく、かつ、優れた審美性を効果的に活用することができる。
6) 机用パネルの両方の側端部を一対の天板支持用ポールの縦溝にそれぞれ挿入させて机用パネルを机に保持することにより、机用パネルの両端の切り口を両方の縦溝内に隠すことができるので、机の外観性能の低下を防止することができる。
7) 机用パネルの他の片側端部を天板支持用ポールに支持具によって取り付けられた保持具の保持溝部材に挿入することにより、左右の天板支持用ポールが非対称形になっていても、机用パネルを建て込むことができる。
8) 机用パネルの下端辺を一対の天板支持用ポール間に架設されて支持具で支持された受け具によって受けることにより、段ボールから成る机用パネルの下端を受け具によって保持することができるので、段ボールから成る机用パネルを机の幕板や側板として使用することができる。
9) 支持具が縦溝の外面に当接する外側部材と、縦溝の内面に当接する内側部材と、外側部材と内側部材とを互いに接近する方向に引き寄せて縦溝の両方の側壁を挟持させる固定具とから構成することにより、天板支持用ポールをねじ孔を開設したり、その他の改造を加えずに、机用パネルを天板支持用ポール間に建て込むことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、机用パネルの下端辺を受ける受け具は省略してもよい。
支持具は前記実施の形態のように構成するに限らず、天板支持用ポールの外周を締め付けるリング等によって構成してもよい。
天板支持用ポールの上端に被せるキャップは縦溝を閉じる円盤形状に形成するに限らず、図1および図2に示されているように、天板支持用ポールの平面形状と同形の略四葉のクローバの形状に形成して縦溝を開口させるように構成してもよい。また、キャップは省略してもよい。
机の幕板や側板は机上パーティションを兼用するに限らず、天板の下部空間だけを囲うように構成してもよい。また、机間パーティションは省略してもよい。
本発明の一実施の形態である机を連結した場合を示す一部省略斜視図である。 本発明の一実施の形態である机を示す平面図である。 天板支持用ポールの天板の支持構造を示しており、(a)は一部切断側面図、(b)は(a)の矢印bの方向からの矢視図である。 図3のIV−IV線に沿う平面断面図である。 左幕板を示しており、(a)は机用パネルを除いた一部省略一部切断平面図、(b)は一部省略一部切断正面図である。 右幕板を示しており、(a)は机用パネルを除いた一部省略一部切断平面図、(b)は一部省略一部切断正面図である。 その主要部を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態である机用パネルを示しており、(a)は表面材の斜視図、(b)は芯材の斜視図、(c)は全体斜視図である。
符号の説明
10…135度天板付き机(机)、11…天板、12…中心線、13…後辺、13a…直線部、13b…屈曲部、14…前辺、14a…直線部、14b…屈曲部、15…直線部側短辺、16…屈曲部側短辺、17…右後天板支持用ポール、18…中後天板支持用ポール、19…左後天板支持用ポール、20…左前天板支持用ポール、21…右前天板支持用ポール、22…右幕板、23…左幕板、24…机間パーティション、25…左側板、30…ポール(天板支持用ポール)、31…突出部、32…縦溝、33…キャップ、34…アジャスタ、40…ブラケット、41…クランパ、42…第一ブロック、43…第二ブロック、44…挿通孔、45…ボルト、46…雌ねじ部材、47…クッション部材、48…延長部、49…取付穴、50…アーム、51…支持部、52…挿通孔、53…ボルト、54…雌ねじ穴、60…机用パネル、61…表面材、62…薄い板紙、63…波板紙、64…芯材、65…薄い板紙、66…波板紙、67…厚い板紙、68…両面接着テープ、70…支持具、71…外側部材、72…内側部材、73…固定具、74…挿通孔、75…ボルト、76…雌ねじ孔、80…受け具、81…本体、82…挿入部片、90…保持具、91…取付部材、92…保持溝部材、93…支持部片。

Claims (8)

  1. 片面に凹凸を有する段ボールによって形成された表面材が、段ボールによって平板形状に形成された芯材の両面に前記凹凸側の片面を表側にして接着されていることを特徴とする机用パネル。
  2. 前記表面材の中間部が前記芯材の一辺を囲むように折り返されて前記芯材の両面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の机用パネル。
  3. 前記表面材と前記芯材とが両面接着テープによって部分的に接着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の机用パネル。
  4. 片面に凹凸を有する段ボールによって形成された表面材が段ボールによって平板形状に形成された芯材の両面に前記凹凸側の片面を表側にして接着されている机用パネルが、天板支持用ポールに形成された縦溝に少なくとも片側端部が挿入されて保持されていることを特徴とする机。
  5. 前記机用パネルの両側端部が、一対の前記天板支持用ポールに形成された縦溝にそれぞれ挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の机。
  6. 前記机用パネルの他の片側端部が、前記天板支持用ポールに支持具によって取り付けられた保持具の保持溝に挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の机。
  7. 前記机用パネルの下端辺が、一対の前記天板支持用ポール間に架設されて支持具で支持された受け具によって受けられていることを特徴とする請求項4、5または6に記載の机。
  8. 前記支持具が前記縦溝の外面に当接する外側部材と、前記縦溝の内面に当接する内側部材と、前記外側部材と内側部材とを互いに接近する方向に引き寄せて前記縦溝の両方の側壁を挟持させる固定具とを備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の机。
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