JP2005296210A - 遊技機及び遊技機用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来にない入賞ラインを設定して、新たな遊技性を作り出すと共に、入賞時の利益付与についても、有効入賞ラインの設定の仕方により変化するよう形成し、より興趣を高められる遊技機を提供すること。
【解決手段】
有効入賞ライン決定手段120は、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能であり、前記入賞判定手段160は、前記有効入賞ライン決定手段120が前記重複入賞ラインを設定し、かつ当選図柄が当該重複入賞ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に係る図柄配列に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、停止操作手段の操作により複数の図柄を所定の配列で停止させることができると入賞となり、遊技メダルなどの遊技媒体が払い出される遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、例えばスロットマシンは、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リールを停止させて、所定の図柄が所定の有効入賞ラインに揃うと、メダルの払い出しなど遊技者に利益が付与されるように形成されている。そして、前記有効入賞ラインは、スロットマシンの図柄表示窓の上段、中段、下段の横ラインに、右上がり、右下がり2本の斜めラインを加えて5本設けられているものがよく知られている。これらの有効入賞ラインは、メダルの投入枚数により、一枚投入なら中段のライン、二枚投入なら上段、中段、下段の3つのライン、三枚投入で斜めラインをいれた5つのラインとなるよう設定されている。
さらに、昨今では、上述の5つのラインに加え、所定条件に応じて追加の有効入賞ラインが設定されるスロットマシンが考案されている(特許文献1参照)。
特開2004−789号公報
しかし、上記したような追加入賞ラインを備えたスロットマシンにおいても、図柄を揃えて停止させた場合に入賞として扱われるラインというのは一つだけであり、追加入賞ラインにより入賞する可能性が高まるとはいえ、入賞により払い出されるメダル数も当選役に応じて固定されていたので、遊技者に期待感を持たせるのには物足りなかった。
そこで、請求項1又は2記載の発明は、従来にない入賞ラインを設定して、新たな遊技性を作り出すと共に、入賞時の利益付与についても、有効入賞ラインの設定の仕方により変化するよう形成し、より興趣を高められる遊技機を提供することを目的とする。
なお、請求項3又は4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的を達成することができる遊技機用プログラム又はその遊技機用プログラムを記録した記録媒体を提供しようとするものである。
本願発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機であって、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成した図柄表示手段と、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段と、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段と、遊技機の作動を制御するための遊技制御装置(20)を少なくとも備え、前記遊技制御装置(20)は、当選判定テーブル(113)を用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段(110)と、前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段(130)と、遊技媒体の投入数に応じて、入賞するために有効な図柄配列を規定したライン(以下有効入賞ラインという)を決定する有効入賞ライン決定手段(120)と、前記図柄表示手段の当選に係る図柄(以下当選図柄という)が、前記有効入賞ライン上に、予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するための入賞判定手段(160)とを有している。
ここで、「遊技媒体」とは、スロットマシンのメダルや、パチンコの玉、コインなどの他、所定のポイントを記録したポイントカードなどの情報媒体も含む。そして、「遊技媒体の投入」には、メダルなどの遊技媒体を現実にメダル投入口に投入ことの他、例えばベットスイッチ(16)を操作して貯留メダルをメダル投入に代えることや、ポイントカードのポイントを減算してメダル等が投入されたものと扱うことを含む。
またここで、「図柄表示手段」は、表面に複数の図柄が表示された回転リール(40)とすることができ、あるいは、液晶表示装置やCRTを用いて図柄を表示するものであってもよい。また、前記「図柄変動開始手段」はスタートスイッチ(30)と、「図柄変動停止手段」はストップスイッチ(50)とすることができる。
前記停止制御手段(130)は、前記図柄表示手段の停止制御を行うためのものである。停止制御とは、当選判定の抽選結果に応じて、所定位置に停止させてはいけない図柄を停止させないように「蹴飛ばし」を行うと共に、所定位置に停止させてもよい図柄を極力その位置に停止させるように「引き込み」を行うことである。すなわち、前記図柄変動停止手段の操作時に、当選判定の抽選結果が「ハズレ」の場合にはいかなる当選図柄も有効入賞ライン上に揃わないように、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選(当たり)の場合には当該当選図柄が極力有効入賞ライン上に揃うように、図柄表示手段の表示が停止する時間を遅らせる制御を行うものである。
前記入賞判定手段(160)は、当選抽選手段(110)の抽選結果と図柄表示手段の停止図柄とに基づいて入賞の判定をし、遊技者に対して所定の利益を付与するためのものである。遊技者に付与する利益としては、メダルなどの遊技媒体を払い出したり、得点を加算したりすることができる他、遊技者に有利な遊技を開始させたりすることもできる。また、メダル等の投入なしに遊技を開始することができる「再遊技」も付与利益に含まれる。
さらに、本発明においては、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能であり、前記入賞判定手段(160)は、前記有効入賞ライン決定手段(120)が前記重複入賞ラインを設定し、かつ当選図柄が当該重複入賞ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与することを特徴とする。
ここで、「既存の有効入賞ライン」とは、遊技媒体の投入数に応じて決定される予め定められた有効入賞ラインであり、例えばスロットマシンの場合、メダル3枚投入で5つの有効入賞ラインが設定されるようなものである。そして、この既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと「完全に一致する」とは、例えば上段に設定されている横一直線の有効入賞ラインに重ねて、上段にもう一つ、横一直線の有効入賞ラインを設定することであり、有効入賞ラインが折れ曲がって設定されている場合に、その一部が一致するものを含まない趣旨である。
なお、重複入賞ラインは、既存の有効入賞ラインに追加して設けられるものであってもよいし、既存の有効入賞ラインのいずれかを他のいずれかの有効入賞ラインに移動して重ねて(すなわち有効入賞ラインの総数を変えずに)設定したものであってもよい。また、重複入賞ラインは、一つの有効入賞ラインに二以上重複して設けることもでき、複数の有効入賞ラインにそれぞれ設けることもできる。さらに、重複入賞ラインを設定した場合には、既存の有効入賞ラインに重ねて重複入賞ラインが設定されている事実及び設定本数を、表示により遊技者に知らしめるのが好ましい。
そして、重複入賞ライン上に所定の当選図柄を揃えて停止表示できたときには、前記入賞判定手段(160)は、重複して設定されている有効入賞ライン分の付与利益を遊技者に付与するように形成されている。ここで、「予め定められた当該入賞に対応する付与利益」とは、例えば「チェリー」が左リールに停止するとメダルが2枚払い出されるとか、「ベル」が三つ揃うとメダルが10枚払い出されるとか、「リプレイ」が三つ揃うとメダル投入なしで次遊技を行えるといった、入賞となる図柄配列に対応して予め設定された付与利益のことである。
また、その付与利益を「重複入賞ラインの設定数に応じて増加」させるとは、例えば、ある有効入賞ラインに二つの重複入賞ラインが設定されて、当該ラインに「ベル」が三つ揃った場合には、通常払い出される10枚のメダルに加えて、10×2=20枚のメダルを重複分として追加して払い出し、合計30枚のメダルが払い出されるようにするようなものである。
ここで、重複入賞ライン分の付与利益の値は、上述のように、予め定められた付与利益に設定された重複入賞ラインの本数を乗じて算出してもよいし、重複入賞ラインの本数を加算したり、重複入賞ライン一本当たりにつき定められた係数を掛けたり足したりしてもよい。
なお、重複分の入賞利益を付与するためには、例えば重複入賞ラインが設定された場合には重複ラインフラグを成立させてその旨を記憶し、この重複ラインフラグ成立時に当該重複入賞ライン上が設定されている有効入賞ライン上に当選図柄が揃ったら、通常の入賞による利益付与に加えて追加の利益を付与するようにすることができる。
(作用)
本発明においては、有効入賞ライン決定手段(120)は、通常の、投入遊技媒体量に応じた有効入賞ラインの決定の他に、所定の条件に該当している場合には、重複入賞ラインを設定する。所定の条件は、例えば遊技中に行われる抽選に当選した場合や、ボーナスゲーム中など所定の遊技区間や、遊技成績など、様々に設定可能である。
本発明に係る遊技機で遊技を行う場合には、まず遊技媒体の投入により所定の有効入賞ラインが設定される。このとき、重複入賞ラインを設定するための所定条件を満たしていれば、投入遊技媒体量に対応する有効入賞ラインのうち少なくとも一つに重ねるように、重複入賞ラインが設定される。そして、当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選した場合には、その当該当選図柄を有効入賞ライン上に揃えるように図柄表示手段を停止させることができると入賞となり、所定の利益付与がなされる。停止させた有効入賞ラインに、重複入賞ラインが設定されていた場合には、前記付与利益に加えて、重複分の利益も付与される。
本発明は、このように形成されているので、設定された重複入賞ラインを遊技者に報知するための表示を行えば、そのラインに図柄が揃うように目押しを行うという、新たなゲーム性が生まれてくる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、前記重複入賞ラインを設定する場合には、重複入賞ラインを含めた全有効入賞ライン数が、重複入賞ラインを設定しない場合の全有効入賞ライン数と同等となるよう、既存の有効入賞ライン数を変更可能としたことを特徴とする。
本発明は、重複入賞ラインの設定態様として、有効入賞ラインの総数を変えずに設定するようにしたものである。すなわち、重複入賞ラインが設定される場合には、既存の有効入賞ラインのうち、いずれかのラインが取り消され、その代わりに他のいずれかの有効入賞ライン上に重複して重複入賞ラインが設定されるようにしたものである。
例えば、有効入賞ラインの総数が5本あった場合、2本の重複入賞ラインを設けるには、5本の有効入賞ラインのうちいずれか2本を取り消し、残りの3本のうちのいずれかに重ねて2本の重複入賞ラインを設定する。
(作用)
本発明では、有効入賞ラインの総数を変えない、すなわち、重複入賞ラインを設けた代償として本来有効入賞ラインであるはずのラインが無効になるので、そのラインに図柄を揃えても何のメリットもない。従って、入賞させられる停止位置が限られ、逆に入賞の可能性が低下する反面、入賞させることができれば実入りも大きいという、遊技者の技術介入性が顕著に表れる遊技を作り出すことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技機を、遊技を開始するために遊技媒体が投入されたものとして取り扱う遊技媒体投入手段、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、当選判定テーブル(113)を用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段(110)、前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段(130)、遊技媒体の投入数に応じて有効入賞ラインを決定するとともに、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能な有効入賞ライン決定手段(120)、前記図柄表示手段の当選図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するものであって、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複入賞ラインを設定し、かつ当選図柄が当該重複ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する入賞判定手段(160)、として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、遊技機としては、スロットマシンなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
前記遊技媒体投入手段は、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、現実に投入されるメダル等の遊技媒体を検知する手段とすることができ、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、遊技媒体が投入されるような画像や、手持ちの遊技媒体が減算される表示を行うように形成することができる。
また、前記図柄表示手段を、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)とし、この回転リール(40)の回転を制御するように形成することができる。この場合、前記図柄変動開始手段は、回転リール(40)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とすることができ、前記図柄変動停止手段は、回転リール(40)の回転を停止させるためのストップスイッチ(50)とすることができる。
あるいは、前記図柄表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置とし、これに複数の図柄を変動表示又は停止表示させるように形成してもよい。
前記入賞手段は、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ホッパーユニット(65)を作動させて遊技者に対してメダル等対価の払い出しを行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、入賞時にメダルの払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技メダル数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
(作用)
本発明によれば、有効入賞ライン決定手段(120)は、通常の、投入遊技媒体量に応じた有効入賞ラインの決定の他に、所定の条件に該当している場合には、重複入賞ラインを設定する。所定の条件は、例えば遊技中に行われる抽選に当選した場合や、ボーナスゲーム中など所定の遊技区間や、遊技成績など、様々に設定可能である。
本発明に係る遊技機用プログラムで遊技を行う場合には、まず遊技媒体の投入により所定の有効入賞ラインが設定される。このとき、重複入賞ラインを設定するための所定条件を満たしていれば、投入遊技媒体量に対応する有効入賞ラインのうち少なくとも一つに重ねるように、重複入賞ラインが設定される。そして、当選抽選手段(110)の抽選結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に揃えるように図柄表示手段をて停止させることができると入賞となり、所定の利益付与がなされる。停止させた有効入賞ラインに、重複入賞ラインが設定されていた場合には、前記付与利益に加えて、重複分の利益も付与される。
本発明は、このように形成されているので、設定された重複入賞ライン遊技者に報知するための表示を行えば、そのラインに図柄が揃うように目押しを行うという、新たなゲーム性が生まれてくる。
ところで、前記有効入賞ライン決定手段(120)は、前記重複入賞ラインを設定する場合には、重複入賞ラインを含めた全有効入賞ライン数が、重複入賞ラインを設定しない場合の全有効入賞ライン数と同等となるよう、既存の有効入賞ライン数を変更可能に形成することができる。このように形成すると、重複入賞ラインの設定により入賞させられる停止位置が限られ、逆に入賞の可能性が低下する反面、入賞させることができれば実入りも大きいという、遊技者の技術介入性が顕著に表れる遊技を作り出すことができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、遊技機を、遊技を開始するために遊技媒体が投入されたものとして取り扱う遊技媒体投入手段、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、当選判定テーブル(113)を用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段(110)、前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段(130)、遊技媒体の投入数に応じて有効入賞ラインを決定するとともに、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能な有効入賞ライン決定手段(120)、前記図柄表示手段の当選図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するものであって、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複ラインを設定し、かつ当選図柄が当該重複ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する入賞判定手段(160)、として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、請求項3に記載の遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
(作用)
本発明によれば、上記した請求項3記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、従来にない入賞ラインを設定して、新たな遊技性を作り出すと共に、入賞時の利益付与についても、有効入賞ラインの設定の仕方により変化するよう形成し、より興趣を高められる遊技機を提供することができる。
また、請求項3又は4記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果を奏することができる遊技機用プログラム又はその遊技機用プログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図10は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3乃至図6及び図10はスロットマシンの動作の概略を示すフロー、図7は図柄表示窓の拡大図、図8及び図9は有効入賞ラインの概略を示す図である。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央端部には、メダル投入口14が設けられている。
スロットマシン10の内部には、図示していないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。演出制御装置22は、ランプ68やスピーカ69等の演出表示部66を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図2に示すように、メダル投入口14の下方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)入賞ライン表示部140
(4)クレジット表示部150
(5)演出表示部66(画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(入賞ライン表示部140)
入賞ライン表示部140は、有効入賞ライン決定手段120が決定した有効入賞ラインを、遊技者に向けて表示するためのものである。入賞ラインLとは、具体的には、図柄表示窓13を覆う透明なパネル面に印刷又は貼付された線であり、入賞ライン表示部140は、図7に示す図柄表示窓13の上段のラインL2、中段のラインL1、下段のラインL3及び斜めのラインL4,L5の2本のうち、どのラインが入賞するのに有効なラインであるかを表示する。
具体的には、各入賞ラインLの端部には、並列して設けられた複数の発光体142を有する発光表示部141が形成されており、有効入賞ラインである入賞ラインLに対応する発光体142が点灯するようになっている。ここで、各入賞ラインLに三個ずつの発光体142が設けてあるのは、後述する有効入賞ライン決定手段120が重複ラインを決定した場合に、それを表示可能とするためである。従って、重複入賞ラインを一つの入賞ラインLに三本以上重ねて設定可能な場合には、発光体142の個数も、それに応じて増やせばよい。
なお、入賞ライン表示部140としては、上記構成に限られず、例えばエレクトロルミネッセンスを用いて、有効な入賞ラインLが発光して表示されるように形成してもよい。
(クレジット表示部150)
クレジット表示部150は、クレジットメダルの枚数を表示するための7セグメント表示装置であり、遊技メダルの投入又は入賞によるメダル払い出しがあると加算表示され、ベットスイッチ16の操作により減算表示されるようになっている。また、精算スイッチ17の操作により表示されている枚数のメダルが払い戻されて表示はゼロとなる。
(演出表示部66)
演出表示部66は、演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示部66は、画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
画像表示部67は、回転リール40の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(5)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)有効入賞ライン決定手段120
(5)停止制御手段130
(6)入賞判定手段160
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の所定の入賞ラインL上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選と、遊技メダルの払い出しは無いが遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技当選と、小役当選及び再遊技当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選とを備えている。前記小役当選には、5枚役、10枚役、15枚役など、払い出しメダルの枚数が異なる複数の当選役が設けられている。
そして、当選判定の抽選結果がいずれかの当選役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、所定の当選フラグが成立中に、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、所定の入賞ライン上に揃うことを条件に入賞し、メダルの払い出しや、遊技者に有利な特別遊技が行われるように形成されている。
ここで、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがあり、原則として、当該当選役の入賞により消滅するものである。ただし、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別当選態様(例えば特別当選図柄である「7」が三つ揃う)と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム、以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段90
(2)特定遊技制御手段100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル113としては、特に図示しないが、スロットマシン10の遊技仕様の設定毎に、通常遊技に用いる通常遊技用テーブルと、特別遊技に用いる特別遊技用テーブル(BB用テーブル、RB用テーブル)が設けられている。さらに、遊技メダルの投入枚数に応じて、一枚賭け用テーブル、二枚賭け用テーブル、三枚賭け用テーブルが設けられている。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(有効入賞ライン決定手段120)
有効入賞ライン決定手段120は、所定条件に応じて有効入賞ラインを決定するためのものである。本発明においては、有効入賞ライン決定手段120は、複数の有効入賞ラインが同一の入賞ラインとなる重複入賞ラインを設定可能に形成されている。そして、有効入賞ライン決定手段20は、次の(1)乃至(3)の手段を有している。
(1)条件判定手段121
(2)重複ラインフラグ成立手段122
(3)重複ラインカウンタ123
(条件判定手段121)
条件判定手段121は、有効入賞ラインを決定するための諸条件を判定するためのものである。
まず、有効入賞ラインは、投入メダル数に応じて決定される。すなわち、投入メダルが1枚の場合には、中央のラインL1が有効となる。また、投入メダルが2枚の場合には、ラインL1に加えて、上下段のラインL2、L3が有効となる。そして、投入メダルが3枚の場合には、ラインL1〜L3に加えて、斜めのラインL4、L5が有効となる。
そして、遊技状態が特定の条件を満たしている場合に、上記有効入賞ラインの少なくとも一つに重複させて、重複入賞ラインを設定することができる。重複入賞ラインは、従来の追加入賞ラインと異なり、同一の入賞ライン上に重複して設定される有効入賞ラインである。例えば図8(A)に示すように、中段のラインL1に重ねてラインL6、L7を設定するようなものである。
そして、この重複入賞ライン上に所定の当選図柄を停止させることができると、当該当選役の入賞によるメダル払い出しに加えて、重複入賞ライン分のメダルも払い出されるように形成されているものである。
また、重複入賞ラインが設定された場合には、遊技者は入賞ライン表示部140の表示によりそれを知ることができる。そこで、最初に停止させた回転リール40のある図柄が重複入賞ライン上に停止したら、二番目、三番目の回転リール40を停止させるときには、その図柄が重複入賞ライン上に揃うように目押しをすればよい。当該図柄が当選している場合には、重複入賞ライン上にその図柄を引き込んで停止させることが可能である。
ここで、重複入賞ラインが成立可能な特定条件としては、以下のようなものが挙げられる。
(1)BBゲームに、ノーマルBBとスーパーBBを設け、スーパーBB中の通常遊技中における小役当選について適用する。
ここで、ノーマルBBとは通常のBBゲームであり、スーパーBBとはノーマルBBよりもメダル純増枚数が多くなるように設定されたBBゲームである。そして、BB当選時などに抽選を行うことにより、あるいは二種類のBB図柄のうちどちらのBB図柄を揃えて入賞させたかにより、ノーマルBBに移行するかスーパーBBに移行するかが決定される。
スーパーBBに移行すると、BB中の通常遊技において重複入賞ラインが設定されるので、通常の小役入賞により得られるメダルに、重複ライン分のメダルが加算して払い出され、ノーマルBBに比べて遊技者の獲得メダルが多くなる。
(2)通常遊技中の所定時に行われる抽選に当選した場合、所定の遊技回数適用する。
これは、毎遊技、重複入賞ラインを成立させる遊技区間を設定することにより、遊技者に有利な遊技期間を作り出すものである。この有利遊技の開始の契機となる抽選は、例えば毎遊技スタートスイッチ30の操作時などに行う。そして、抽選に当選したら、予め定められた、もしくは抽選等により決定された所定回数の遊技の間、重複入賞ラインを成立させることにより、獲得メダルを増加させる。
(3)BBゲーム、RBゲームの終了後に、所定の遊技回数適用する。
これは、特別遊技終了後の所定期間、遊技者に有利な遊技期間を作り出すものである。特別遊技終了後に有利遊技を開始するか否かは、例えば特別当選時における抽選や、特別遊技中の遊技成績(獲得メダル数、入賞回数など)に応じて決定する。また、有利遊技の期間は、予め定められていてもよいし、抽選等により決定してもよい。
上記した以外にも、例えば遊技毎に重複入賞ラインを成立させるか否かの抽選を行い、その抽選に当選したら当該遊技において重複入賞ラインを成立させるようにしたり、所定回数ハズレが連続したら重複入賞ラインを成立させるようにしてもよい。
なお、上記条件に該当するか否かの判断は、当選判定の抽選よりも前に、例えばメダル投入やベットスイッチ操作時に行うものとしてもよいし、当選判定の抽選結果に応じて、例えば抽選結果が当選の場合だけ、行うようにしてもよい。このように形成した場合には、遊技者は重複入賞ラインが設定されたことにより何らかの当選役が当選したと知ることができ、より遊技に熱中できる。
(重複入賞ラインの具体例)
次に、重複入賞ラインの態様について、図8及び図9に基づいて詳述する。なお、図8及び図9は、メダル3枚投入時において、重複入賞ライン設定後の有効入賞ラインを示す図である。また、図中、9つの升目は、それぞれ一図柄が表示される範囲を表している。
まず、第一の例は、既存の有効入賞ラインに重複入賞ラインを追加して設定するものである。具体的には、図8に示すように、メダル3枚投入時の有効入賞ラインL1〜L5に、二本の重複入賞ラインL6、L7を追加して設定する。すなわち、3枚投入時の有効入賞ラインを7ラインに増やし、増設された有効入賞ラインは、既存の有効入賞ラインのいずれかと重複するようになっているものである。
この場合、重複入賞ラインL6、L7の設定位置は、図8(A)に示すように、一つの有効入賞ライン(図示した例では中段のラインL1)に二つ重なるように、すなわち一つのラインに三つの有効入賞ラインが設定されるようにすることができる。このように設定した場合には、当選図柄を中段に揃えて停止させることができたら、当該当選役の通常の払い出しの例えば3倍のメダル払い出しを受けることができる。
あるいは図8(B)に示すように、重複入賞ラインL6、L7が、二つの有効入賞ライン(図示した例では上下段のラインL2、L3)にそれぞれ重なるように、すなわち二つのラインに二つの有効入賞ラインが設定されるようにすることができる。このように設定した場合には、当選図柄を上段又は下段に揃えて停止させることができたら、当該当選役の通常の払い出しの例えば2倍のメダル払い出しを受けることができる。
なお、L6、L7の設定位置は、図示した例に限られず、例えば上段のラインL2や下段のラインL3に二本重ねて設定したり、斜めラインL4とL5にそれぞれ一本ずつ重ねて設定したり、横ラインL1又はL2又はL3と、斜めラインL4又はL5にそれぞれ1本ずつ重ねて設定してもよい。
また、上記した例は、投入メダルが3枚(有効入賞ラインの総数が5本)の場合、2本の追加ラインを設ける形で重複入賞ラインを設定しているが、追加される重複入賞ラインは1本でも構わない。また、投入メダルが2枚(有効入賞ラインの総数が3本)の場合には、重複入賞ラインを設定して有効入賞ラインの総数が4本又は5本となるように、投入メダルが1枚(有効入賞ラインの総数が1本)の場合(RBゲーム中を含む)には、重複入賞ラインを設定して有効入賞ラインの総数が2本又は3本となるよう設定することができる。
次に、第二の例は、重複入賞ラインを設定した場合には、設定された重複入賞ラインの本数だけ、既存の有効入賞ラインを減らすようにしたものである。具体的には、図9に示すように、重複入賞ラインを設定しても、有効入賞ラインの総数は変わらないようにしたものである。
例えば図9(A)では、図8における斜めラインL4、L5を無くして、中段のラインL1にL4’、L5’を重複して設定したものである。また、図9(B)では、図8における斜めラインL4、L5を無くして、上段のラインL2と下段のラインL3にそれぞれL4’、L5’を重複して設定したものである。図9(C)では、上記とは逆に、上段ラインL2と下段のラインL3を無くして、斜めラインL4、L5にそれぞれL2’、L3’を重複して設定したものである。
さらに、図9(D)に示すように、すべての有効入賞ラインを中段に集中させるように設定してもよい。すなわち、ラインL2’〜L5’を、ラインL1に重複して設定したものである。この場合、上記した第一の例によれば、重複入賞ライン上に当選図柄を停止させられなくても、他の有効入賞ライン上に停止させることができれば入賞させることはできるのに対し、メダル三枚投入であっても、有効入賞ラインは中段の一本だけであり、それ以外のラインに当選図柄を停止させても入賞にならない。
このような状況は、遊技者にとっては入賞させられる図柄の停止位置が狭められて不利である反面、もし中段に当選図柄を揃えて停止させることができれば、例えば通常の5倍のメダル払い出しという恩恵を受けることができる。払い出し枚数の少ない当選役について、このような重複入賞ラインを設定すると、例えば2枚役が、ある条件下では2×5=10枚役に変化することとなり、上級者にとっては遊技がよりエキサイティングになる。また、このような設定は、図柄を狙って停止させ難いライン、例えば上段に設けると効果的である。
なお、重複入賞ラインをどのような態様で設定するかは、予め一の態様に定められていてもよいし、抽選や遊技成績などの所定条件に応じて決定するようにしてもよい。
(重複ラインフラグ成立手段122)
重複ラインフラグ成立手段122は、前記条件判定手段121が重複入賞ラインの成立条件を満たしていると判断した場合に、所定の入賞ラインについて、重複入賞ラインが設定されていることを示すフラグ(重複ラインフラグ)を成立させるためのものである。
例えば、図8(A)に示すように、中段のラインL1に重ねてラインL6、L7が設定されている場合には、ラインL1に対応して設けられたメモリに二本の重複入賞ラインが設定されていることを示すビットを立てる。例えば「10」と記憶する。ちなみに、重複入賞ラインが1本の場合は「01」、3本の場合は「11」、重複入賞ラインが設定されていない場合には「00」と記憶する。
(重複ラインカウンタ123)
重複ラインカウンタ123は、重複ラインフラグを管理するためのものである。具体的には、前記重複ラインフラグ成立手段122が成立させた重複ラインフラグをカウントし、当該カウント値を入賞判定手段160に出力する。また、入賞判定手段160にカウント値を出力後、及び重複ラインフラグ成立中の遊技で入賞できなかった場合には、重複ラインフラグをリセットさせる。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、当選抽選手段110の当選判定結果に基づいて、ストップスイッチ50の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ50を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール40の図柄を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄までの範囲で回転リール40を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するのである。
具体的には、当選判定の抽選において何らかの当選役が当選したときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定することとなる。何らかの当選役が当選したときには、当該当選に対応して当選フラグが成立するので、その成立した当選フラグの有無及び種類に従って、停止させるべき図柄を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄が停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。
ここで、停止制御手段130は、特に図示しないが、停止制御データ記憶手段と、停止制御変更手段を少なくとも有している。
停止制御データ記憶手段は、上記したような停止制御を行うための設定データを記憶しているものである。停止制御には、所定の図柄を引き込んで停止させる引き込み制御と、所定の図柄を所定位置に停止させない蹴飛ばし制御がある。
ところで、停止制御のデータとして、停止テーブルを設けてもよい。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄毎にテーブル上に規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
前記停止制御変更手段は、遊技毎に、当選判定の抽選結果に基づいて所定の設定データを決定するためのものである。すなわち、当選抽選手段110の当選判定の結果がハズレの場合には、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上から蹴飛ばすように設定されたデータを選択し、当選抽選手段110の当選判定の結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に極力引き込み、当該当選図柄以外の図柄が入賞態様にならないよう蹴飛ばすように設定されたデータを選択する。なお、停止テーブルを設けた場合には、停止制御変更手段が停止テーブル変更手段として機能することは言うまでもない。
(入賞判定手段160)
入賞判定手段160は、当選抽選手段110の抽選結果及び回転リール40の停止図柄及び重複ラインカウンタ123からの出力データに基づいて、入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選に係る当選図柄が所定の有効入賞ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するとともに、重複ラインカウンタ123から重複ラインフラグ成立数のカウント値を受信している場合には、当該カウント値に応じた追加の入賞信号を出力するように形成されている。
入賞信号は、種々の手段に送出される。例えば、入賞信号を受信したホッパーユニット65は所定枚数のメダルを払い出し、演出制御装置21は入賞演出を実行する。また、再遊技入賞信号を受信した通常遊技制御手段70は再遊技を、特別入賞信号を受信した特別遊技制御手段80は特別遊技を、それぞれ開始する。
ここで、重複ラインフラグに基づく追加の入賞は、具体的には以下のような扱いにすることができる。
(1)小役入賞の場合に、当該入賞の払い出しメダル数に重複ラインフラグ数を乗じたメダル払い出しを追加する。例えば、10枚役が入賞した場合、当該入賞となった有効入賞ラインに二本の重複入賞ラインが設定されていた(重複ラインフラグが「2」)なら、10×2=20枚のメダルが追加で払い出されるようにする。
(2)通常遊技中の再遊技入賞の場合に、重複ラインフラグ数分、再遊技の回数を追加する。例えば、リプレイ入賞の場合に、重複ラインフラグが「2」あったなら、メダル投入なしで2回、遊技が行えるようにする。
(3)特別入賞の場合には、例えば重複ラインフラグ数分、遊技回数を増やしたり(BB中の通常遊技30回のところ、32回とするなど)、入賞時の払い出しメダル数を(1)のようにして追加するようにすることができる。
なお、上記(1)〜(3)の追加する払い出しメダルや遊技回数の計算方法は、重複ラインフラグ数を乗じたり加算したりすることのほか、例えばフラグ数1につき10%増し、フラグ数1につき5回増し、などのように、所定の係数を定めて算出するのでもよい。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図3乃至図6に示したフローを用いて説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、メダル投入又はベットスイッチ16の操作により、有効入賞ラインが決定される。このとき、重複入賞ライン設定の条件に該当していれば、重複入賞ラインも同時に決定され、重複ラインフラグ成立手段122が所定の重複ラインフラグを成立させる。決定された有効入賞ラインは、入賞ライン表示部140に表示され、遊技者はどのラインに図柄を揃えると入賞できるか、及び重複入賞となるかを知ることができる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
上述したステップ102の抽選処理について、図4のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。すなわち、停止制御選択手段132が所定の設定データを選択する。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ105の回転リール40の回転停止処理について、図5を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としてもよい。
次に、前述したステップ107の入賞判定処理について、図6のフローに基づき説明する。
まず、図6のステップ400において、有効入賞ライン上に当選図柄が揃っているかどうかを判断する。当選図柄が揃っている場合には、次のステップ401に進む。
ステップ401において、特別入賞かどうか、すなわち停止図柄が特別当選図柄かどうかを判断する。特別入賞の場合には、特別入賞処理が行われる。具体的には、所定枚数ののメダルが払い出され、BBゲーム、RBゲームに移行する。一方、特別入賞でない場合には、次のステップ402に進む。
ステップ402において、再遊技入賞かどうか、すなわち停止図柄が再遊技当選図柄かどうかを判断する。再遊技入賞の場合には、再遊技入賞処理が行われる。具体的には、次遊技において、メダル投入又はベットスイッチ16の操作なしで、スタートスイッチ30の操作が有効となるよう処理する。一方、再遊技入賞でない場合、すなわち小役の入賞の場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、入賞した当選役に係る枚数のメダル払い出しを行う。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、重複ラインフラグが成立しているかどうかを判断する。重複ラインフラグが成立している場合には、次のステップ405に進む。
ステップ405において、追加に係るメダルの払い出しを行う。すなわち、重複ラインカウンタ123のカウントした重複フラグ数に応じて、さらにメダルを払い出す。そして、次のステップ406に進む。
ステップ406において、重複ラインフラグをリセットする。そして、入賞判定処理を終了する。
前記ステップ400において、有効入賞ライン上に当選図柄が揃っていない場合には、ステップ407に進む。
ステップ407において、重複ラインフラグが成立しているかどうかを判断する。重複ラインフラグが成立していない場合には、入賞判定処理を終了する。一方、重複ラインフラグが成立している場合には、ステップ406に進む。
前記ステップ404において、重複ラインフラグが成立していない場合には、ステップ405、406を飛び越して、入賞判定処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、所定条件に応じて重複入賞ラインが設定され、重複入賞ラインの有無及び位置が遊技者に表示される。そして、重複入賞ライン上に当選図柄を揃えて停止させられたなら、通常の入賞による利益付与に加えて、重複分の追加の利益が付与される。遊技者は重複入賞ラインが設定されているときには、なるべく多く利益付与を享受しようと目押しをするようになり、遊技に対する興味が増大するのである。
なお、図6では、重複入賞ラインで小役が入賞した場合の入賞処理を示しているが、重複入賞ラインで特別当選役や再遊技が入賞した場合にも、追加の利益付与を行うようにしてもよい。例えば図6のステップ401で特別入賞の場合には、特別入賞処理の段階で、ステップ403乃至ステップ406に該当する処理を行うことができる。この場合、追加の利益付与は、メダル払い出しに限られず、例えば遊技回数の増加であってもよい。
また、本実施の形態では、遊技毎に、重複ラインフラグを成立、リセットするように形成してあるが、重複ラインフラグを、複数遊技にわたり持ち越し可能に形成してもよい。この場合には、図6におけるステップ404とステップ405の間、ステップ407とステップ406の間に、重複入賞フラグの成立条件を満たしているか否かの判断を加え、成立条件を満たしている場合には重複ラインフラグを成立させたままにし、成立条件を満たしていない場合には重複ラインフラグをリセットするようにすればよい。
ところで、図3のフローでは、重複入賞ラインを設定するか否かを、当選判定の抽選前に行うものとしていたが、重複入賞ライン設定の有無を当選判定の抽選後に決定するようにしてもよい。すなわち、図10のフローに示すような制御を行うこともできる。
まず、図10のステップ500において、メダル投入又はベットスイッチ16の操作により、有効入賞ラインが決定される。決定された有効入賞ラインは、入賞ライン表示部140に表示される。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、重複入賞ラインを設定するか否かを判断する。この判断には当選抽選手段110の抽選結果を含めることができる。例えば、遊技状態が所定条件を満たしており(例えば通常遊技中である等)、所定の当選役が当選した場合に、重複入賞ラインを設定するといったものである。重複入賞ラインを設定する場合には、重複ラインフラグ成立手段122が所定の重複ラインフラグを成立させ、次のステップ504に進む。
ステップ504において、入賞ライン表示部140の表示を変更する。すなわち、重複入賞ラインの表示を行う。このとき、視覚的表示と同時に、スピーカ69から所定の報知音を出力して、遊技者に注意を喚起すると好ましい。そして、次のステップ505に進む。
前記ステップ503において、重複入賞ラインを設定しない場合には、ステップ504を飛び越して、ステップ505に進む。
なお、ステップ505以降の流れは、図3のフローにおけるステップ103以降と同様であるので、記載を省略する。
このように、本実施の形態によれば、重複入賞ラインの設定条件に、当選判定の抽選結果を反映させることができ、重複入賞ラインの設定を当選の報知としても機能させることができる。また、遊技の途中で入賞ラインの表示が変更されるので、遊技者の期待感を高めることができる。
本実施の形態は、以上のように構成されているものであるが、このスロットマシンは、遊技機を、遊技を開始するために遊技媒体が投入されたものとして取り扱う遊技媒体投入手段、複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、当選判定テーブル113を用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段110、前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段130、遊技媒体の投入数に応じて有効入賞ラインを決定するとともに、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能な有効入賞ライン決定手段120、前記図柄表示手段の当選図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するものであって、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複ラインを設定し、かつ当選図柄が当該重複ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する入賞判定手段160、として機能させるための遊技用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技用プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40を用いたものでもよいし、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにしたものでもよい。
また、遊技媒体投入手段、入賞判定手段としては、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシンを制御する場合には、メダル投入口14に投入したメダルを投入スイッチ15で検知するように形成することができ、ホッパーユニット65を介して遊技者にメダルを払い出すように形成することができる。一方、前記遊技機用プログラムを用いて、業務用若しくは家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの投入や払い出しは行えないので、例えば液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、投入メダル、獲得メダル数の枚数表示をしたり、メダルの増減がわかるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、入賞判定処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、図柄表示窓と入賞ライン表示部を示す拡大図である。 本発明の実施の形態であって、重複入賞ラインを示す概念図である。 本発明の実施の形態であって、重複入賞ラインを示す概念図である。 本発明の他の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筺体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 演出表示部 67 画像表示部
68 ランプ 69 スピーカ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 特定導入遊技制御手段 100 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段
120 有効入賞ライン決定手段 121 条件判定手段
122 重複ラインフラグ成立手段 123 重複ラインカウンタ
130 停止制御手段 140 入賞ライン表示部
141 発光表示部 142 発光体
150 クレジット表示部 160 入賞判定手段

Claims (4)

  1. 遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機であって、
    複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成した図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段と、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段と、
    遊技機の作動を制御するための遊技制御装置を少なくとも備え、
    前記遊技制御装置は、
    当選判定テーブルを用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段と、 前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段と、
    遊技媒体の投入数に応じて、入賞するために有効な図柄配列を規定したライン(以下有効入賞ラインという)を決定する有効入賞ライン決定手段と、
    前記図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するための入賞判定手段とを有する遊技機において、
    前記有効入賞ライン決定手段は、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能であり、
    前記入賞判定手段は、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複入賞ラインを設定し、かつ当選に係る図柄が当該重複入賞ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与することを特徴とする遊技機。
  2. 前記有効入賞ライン決定手段は、前記重複入賞ラインを設定する場合には、重複入賞ラインを含めた全有効入賞ライン数が、重複入賞ラインを設定しない場合の全有効入賞ライン数と同等となるよう、既存の有効入賞ライン数を変更可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技機を、
    遊技を開始するために遊技媒体が投入されたものとして取り扱う遊技媒体投入手段、
    複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、
    当選判定テーブルを用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段、
    前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段、
    遊技媒体の投入数に応じて有効入賞ラインを決定するとともに、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能な有効入賞ライン決定手段、
    前記図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するものであって、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複入賞ラインを設定し、かつ当選に係る図柄が当該重複入賞ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する入賞判定手段、
    として機能させるための遊技機用プログラム。
  4. 遊技機を、
    遊技を開始するために遊技媒体が投入されたものとして取り扱う遊技媒体投入手段、
    複数の図柄を停止表示又は変動表示可能に形成された図柄表示手段、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、
    前記図柄表示手段の図柄の変動表示を停止させるための図柄変動停止手段、
    当選判定テーブルを用いて当選か否かの当選判定の抽選を行うための当選抽選手段、
    前記図柄変動停止手段の操作及び前記当選判定の抽選結果に基づいて、前記図柄表示手段の図柄を停止表示させるための停止制御手段、
    遊技媒体の投入数に応じて有効入賞ラインを決定するとともに、既存の有効入賞ラインの少なくとも一つと完全に一致する重複入賞ラインを設定可能な有効入賞ライン決定手段、
    前記図柄表示手段の当選に係る図柄が、前記有効入賞ライン上に予め定められた入賞の態様で停止表示された場合には入賞と判定し、遊技者に遊技媒体の払い出しその他の利益を付与するものであって、前記有効入賞ライン決定手段が前記重複ラインを設定し、かつ当選に係る図柄が当該重複ライン上に停止表示された場合には、予め定められた当該入賞に対応する付与利益を、前記重複入賞ラインの設定数に応じて増加させて遊技者に付与する入賞判定手段、
    として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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