JP2009066339A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2009066339A
JP2009066339A JP2007240474A JP2007240474A JP2009066339A JP 2009066339 A JP2009066339 A JP 2009066339A JP 2007240474 A JP2007240474 A JP 2007240474A JP 2007240474 A JP2007240474 A JP 2007240474A JP 2009066339 A JP2009066339 A JP 2009066339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lottery
game
winning
switch
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007240474A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ishihara
孝洋 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007240474A priority Critical patent/JP2009066339A/ja
Publication of JP2009066339A publication Critical patent/JP2009066339A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものにすることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機において、スタートスイッチ18の操作から最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に操作されることを契機として、新たな最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件に抽選を行うための再抽選スイッチ27を備え、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われた場合には、当該抽選結果に基づく停止制御を回転中の回転リール40に対して行うように設定する。
【選択図】図6

Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、遊技において、当選か否かを抽選により決定する遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、詳しくは、遊技において、当選か否かを抽選により決定する遊技機用プログラム及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえば、スロットマシンとしては、遊技者に所定の利益を供与可能な当選役(たとえば、小役、特別遊技役など)の当否を、抽選により決定するための当選抽選手段を備えるものが知られている。
具体的には、この当選抽選手段は、所定の数値範囲で発生する乱数から一の乱数値を取得するための乱数取得手段、前記数値範囲における全乱数値に基づき当選役の当選領域又は非当選領域(ハズレ領域)が予め設定された当選判定テーブル、乱数取得手段により取得された乱数値が、当選判定テーブルのいずれの領域に属するかを判定するための判定手段等を備えている。
そして、この当選抽選手段によれば、まず、前記乱数取得手段により一の乱数値が取得される。そして、この後、乱数取得手段により取得された乱数値が所定の当選判定テーブルにおけるいずれの領域に属するか、前記判定手段により判定される。そして、これにより、当選役の当選かハズレかが決定されることとなる。
このようなスロットマシンは、たとえば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2003−117078号公報 段落0049〜0051
ここで、上述のような従来のスロットマシンでは、前記当選抽選手段は、所定の契機において、上述のような抽選を1回行うことにより、所定の当選役に当選したか否かを決定していた。
具体的には、従来のスロットマシンでは、所定枚数(最小ベット数)以上の遊技メダルのベットを条件として操作可能となるスタートスイッチを備え、このスタートスイッチが操作されることにより、回転リールが回転を開始するとともに、前記当選抽選手段による抽選が行われるものとなっていた。そして、1回の遊技(回転リールが回転を開始してから、総ての回転リールが回転を停止するまで)においては、当選抽選手段による前記抽選が行われる機会は、この1回のみとなっていた。
ここで、遊技者による遊技の状況として、たとえば、遊技者の都合等によりできる限り早急に遊技を止めなければならないものの、現時点における手持ちの遊技メダルは景品に交換するには中途半端となっているような場合がある。この場合においては、スロットマシンの遊技者の多くは、いわゆるキリの良い状況で遊技を止めたいと考え、運良く、BBゲーム役等の、ある程度まとまった遊技メダルを獲得可能な特別遊技役に当選することを期待しつつ、手持ちの遊技メダルを0枚にすべく遊技を進めようとする。そして、このように遊技を進め、BBゲーム役に当選せずに手持ちの遊技メダルが0枚になれば、この状態で遊技を止める一方、運良くBBゲーム役に当選した場合には、当該当選役の入賞に基づいてBBゲームを行い、このBBゲームにおいて獲得できた遊技メダルを景品に交換して遊技を止めるのである。したがって、上述のような遊技状況においては、遊技者は迅速に遊技メダルを消費したいと考えることとなる。
しかし、上述のような従来のスロットマシンにおいては、1回の遊技では、予め定められた上限数(最大ベット数)の遊技メダルを使用することしかできないものとなっており、かつ、1回の遊技では、前述の如く、当選抽選手段による抽選は1度のみしか行われないこととなっている。また、従来のスロットマシンでは、遊技が開始された後、所定のウェイト時間(たとえば、4.1秒)の経過を条件に、次の遊技を開始することができるものとなっている。したがって、このような従来のスロットマシンでは、遊技メダルを消費可能なスピードには限界があり、迅速に遊技メダルを消費したいという遊技者のニーズに応えることができないという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものにすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、再度の抽選に係る遊技の操作を簡易なものとすることが可能であるとともに、前記操作から抽選までの一連の処理をスムーズなものとすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、再度の抽選に係る遊技の操作をより簡易なものとすることが可能であるとともに、回転リールの停止に対する遊技者の興趣をさらに高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項4)
すなわち、請求項4記載の発明は、上記した請求項1、2又は3記載の発明の目的に加え、より効果的に、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項5)
すなわち、請求項5記載の発明は、早くに、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものとなるように設定可能な遊技機用プログラムを提供することを目的とする。
(請求項6)
すなわち、請求項6記載の発明は、早くに、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものとなるように設定可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な遊技媒体を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄46を表示した複数個の回転リール40と、前記複数個の回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ18と、各回転リール40に対応付けられるとともに、対応する回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ19と、遊技に関する制御を行うための制御装置20と、を備え、前記制御装置20は、図柄46の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段80と、当選抽選手段80の抽選結果に対応した停止制御を回転リール40に対して行うための停止制御手段160と、を備え、所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件としてスタートスイッチ18が操作可能となり、スタートスイッチ18の操作を契機として当選抽選手段80による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、回転リール40が停止した状態で表示される図柄46が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、スタートスイッチ18が操作されてから最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に操作されることを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるための再抽選スイッチ27を備え、前記停止制御手段160は、再抽選スイッチ27に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、回転中の回転リール40に対して行うように形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンや、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。また、遊技媒体としては、円板状の遊技メダルや遊技球(パチンコ球)などが挙げられる。
また、本発明に係る遊技機には、上述の装置等のみならず、遊技メダルなどの遊技媒体を払い出すための遊技媒体払い出し装置(ホッパーユニット35)や、遊技に関する情報を遊技者に向かって報知したり、演出を表示したりするための演出表示装置26(ランプ32、スピーカ33、画像表示装置など)、各種装置に電力を供給するための電源ユニット等を備えることもできる。
前記回転リール40は、周囲に複数の図柄46を表示したものであって、遊技機内に複数個(たとえば、3個)設置されるものである。なお、この回転リール40の設置個数は複数個であれば、特に限定されるものではない。
前記スタートスイッチ18は、前記回転リール40の回転を開始させるためのものである。
前記ストップスイッチ19は、各回転リール40に対応付けられるとともに、対応する回転リール40の回転を停止させるためのものである。具体的には、回転リール40が3個設置されているときは、各回転リール40それぞれに対応するストップスイッチ19が1つずつ備えられる。そして、一の回転リール40が回転しているときに、この回転リール40に対応付けられたストップスイッチ19を操作することにより、当該回転リール40の回転を停止させることができる。
前記制御装置20は、遊技に関する制御を行うためのものである。
具体的には、制御装置20は、たとえば、遊技機がスロットマシンの場合には、スタートスイッチ18が操作されることを契機として、回転リール40に対して回転を開始するための回転開始信号を出力したり、ストップスイッチ19が操作されることを契機として、このストップスイッチ19に対応する回転リール40に対して回転を停止するための回転停止信号を出力したりするものである。
また、前記制御装置20は、遊技に関する演出を制御するように形成することもできる。具体的には、たとえば、遊技機の遊技状態が所定の状態(たとえば、特別遊技状態など)に以降することを契機として、所定の表示装置26に所定の表示を行う旨の信号を出力するように形成することができる。
また、前記制御装置20は、制御基板などによって構成することができる。また、この制御装置20は、遊技に関する制御及び演出に関する制御の双方を行うことが可能な1つの装置から構成することもできるし、または、それぞれ別個の装置、すなわち、主として遊技に関する制御を行うための遊技制御装置21と、主として演出に関する制御を行うための演出制御装置22とから構成することもできる。
また、前記制御装置20は、後述する当選抽選手段80、停止制御手段160等の各種手段を備えるが、これらに限定されるものではない。
前記当選抽選手段80は、図柄46の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するためのものである。具体的には、当選抽選手段80は、たとえば乱数発生手段81が所定の数値範囲で発生させる乱数から一の乱数を取得し、この取得した一の乱数を所定の当選判定テーブル83に規定された数値領域と比較することにより、所定の当選役の当選又はハズレの判定を行うためのものである。
またここで、「当選役」とは、内部的に定められた当たりの態様であって、各当選役は所定の図柄46の所定の表示態様(すなわち、図柄46の組み合わせ)により構成されるものとなっている。また、「当選」とは、当選抽選手段80による抽選の結果、所定の当選役に当たって、当選フラグが成立している状態を意味するものである。
前記停止制御手段160は、当選抽選手段80の抽選結果に対応した停止制御を回転リール40に対して行うためのものである。
ここで、「停止制御」とは、当選抽選手段80の抽選の結果に基づいて、停止させるべき図柄46を所定位置に停止させ、停止させてはいけない図柄46を停止させないように、回転リール40の回転を停止させる制御のことである。
また、前記停止制御としては、図柄46の停止位置を定めた停止テーブルを用いて行うもの(テーブル制御)であっても、所定の図柄46を停止させるか否かを判断しながら制御を行うもの(プログラム制御)であってもよい。また、これらの制御方法を組み合わせて、所定の図柄46が停止可能な位置の候補を停止テーブルに記憶し、所定の条件に基づいていずれの候補を選択するか判断するものであってもよい。
また、本発明に係る遊技機では、所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件としてスタートスイッチ18が操作可能となり、スタートスイッチ18の操作を契機として当選抽選手段80による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、回転リール40が停止した状態で表示される図柄46が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより、入賞となる。換言すれば、本発明に係る遊技機では、回転リール40が停止した際における図柄46の配置(停止態様)が、当選役に応じて予め定められた態様となることを条件に入賞となる。
またここで、「遊技媒体のベット」とは、遊技を開始するために、すなわち、スタートスイッチ18を操作可能とするために、遊技媒体を賭け状態とすることを意味するものである。換言すれば、遊技媒体をベットすることにより遊技を開始する(すなわち、スタートスイッチ18を操作する)ことができるものとなっている。具体的には、遊技媒体のベットは、遊技媒体を投入するための遊技媒体投入口からの遊技媒体の投入や、所定のスイッチ(ベットスイッチ16)の操作により行われるものとなっている。
また、「最小ベット数」は、1回の遊技を開始するためにベットが必要な遊技媒体の最小個数であり、たとえば、「1」や「3」などと設定することができる。また、本発明に係る遊技機では、1回の遊技を開始するためにベット可能な遊技媒体の最大個数(最大ベット数、たとえば「3」)を設定することもできる。
前記再抽選スイッチ27は、スタートスイッチ18が操作されてから最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に操作されることを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるためのものである。
ここで、「スタートスイッチ18が操作されてから」とは、遊技が開始された時点から後、を意味するものである。したがって、スタートスイッチ18が操作される前、すなわち、遊技開始前は含まれない。
また、「最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまで」とは、任意の順番で回転リール40の回転を停止させる際に、最後に停止させる回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作される時点まで、を意味するものである。換言すれば、回転リール40の回転を停止させるべく、任意の順番でストップスイッチ19を操作する際に、最後のストップスイッチ19が操作される時点まで、を意味するものである。したがって、最後のストップスイッチ19が操作された後、すなわち、最後のストップスイッチ19が操作されてから回転リール40が停止するまでの間は含まれない。
また、「いずれの当選役にも当選していない場合」とは、いわゆるハズレとなっている場合、すなわち、当選フラグが成立していない場合を意味するものである。
また、「新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われること」とは、遊技を開始する際に行った遊技媒体のベットとは別に、さらに最小ベット数以上の遊技媒体がベットされることを意味するものである。
すなわち、前記再抽選スイッチ27は、一の遊技が開始されてから、当該遊技における最後のストップスイッチ19が操作される時点までの間において、ハズレとなっている場合に、さらに最小ベット数以上の遊技媒体がベットされることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるためのものである。さらに換言すれば、前記再抽選スイッチ27は、当該遊技において、ハズレとなっている場合に、当選抽選手段80に再度の抽選を行わせるためのものである。
また、当該遊技において再抽選スイッチ27を操作できる回数は特に限定されるものではない。たとえば、再抽選スイッチ27は、当該遊技において1回のみ操作できるように設定することができる。換言すれば、当該遊技において、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選を1回のみ行うことができるように設定することができる。また、再抽選スイッチ27は、いずれかの当選役に当選するまでは何度も操作できるように設定することもできる。換言すれば、当該遊技において、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選を、いずれかの当選役に当選するまで何度も行うことができるように設定することもできる。
また、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選を行うために必要な遊技媒体のベット数は、最小ベット数以上であれば特に限定されるものではないが、遊技を開始する際にベットした遊技媒体の数と同数とするのが望ましい。
また、新たな遊技媒体のベット方法についても、特に限定されるものではない。
たとえば、遊技機を、スタートスイッチ18の操作前(すなわち、遊技開始前)だけでなく、スタートスイッチ18の操作後(すなわち、遊技開始後)においても、遊技媒体のベットができるように形成しておく。そして、再抽選スイッチ27が操作される前に予め遊技媒体をベットしておくことで、再抽選スイッチ27の操作を契機として、当選抽選手段80による抽選が行われるように形成することができる。また、再抽選スイッチ27の操作が行われた後、新たに遊技媒体をベットすることにより、当選抽選手段80による抽選が行われるように形成することもできる。
また、新たな遊技媒体のベットは、再抽選スイッチ27が操作されるとともに、自動的に行われるように形成することもできる。具体的には、遊技機を所定個数(最大クレジット数)を上限として、遊技媒体を電子的に貯留可能に形成しておく。そして、再抽選スイッチ27が操作された際に、貯留されている遊技媒体が自動的にベットされることにより、当選抽選手段80による抽選が行われるように形成することもできる。
また、再抽選スイッチ27に基づく抽選により抽選される当選役は、特に限定されていない。たとえば、再抽選スイッチ27に基づく抽選においては、特定の当選役(たとえば、BBゲーム役などの特別遊技役)のみ抽選されるように設定することもできるし、または、スタートスイッチ18が操作される際に当選抽選手段80により抽選される当選役と同一当選役(小役、再遊技役、及び、特別遊技役など)が抽選されるように設定することもできる。
また、本発明に係る遊技機における停止制御手段160は、再抽選スイッチ27に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、回転中の回転リール40に対して行うように形成されている。
具体的には、いずれのストップスイッチ19も操作されていない状態、すなわち、いずれの回転リール40も停止しておらず、総ての回転リール40が回転している状態において、再抽選スイッチ27に基づいた抽選が行われた場合には、この抽選の結果に基づいて、総ての回転リール40について停止制御が行われる。また、いずれかのストップスイッチ19が操作された状態、すなわち、既にいくつかの回転リール40が停止した状態において、再抽選スイッチ27に基づいた抽選が行われた場合には、この抽選の結果に基づいて、いまだ回転中の回転リール40について停止制御が行われる。
(作用)
本発明に係る遊技機によれば、遊技中においていずれの当選役にも当選していない場合(すなわち、ハズレの場合)には、最終停止の回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間に、再抽選スイッチ27が操作されることにより、新たに遊技媒体がベットされることを条件として、当選抽選手段80による抽選が行われることとなる。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、1回の遊技において消費する遊技媒体の個数を増やすことができることから、迅速に遊技媒体を消費することができることとなる。さらには、1回の遊技における当選抽選手段80による抽選の機会が増えることから、少ない回数の遊技で、所定の当選役(特に、特別遊技役)へ当選する可能性を高めることができることとなる。
これにより、たとえば、遊技者の事情等により遊技をできる限り早急に止めなければならないような場合でも、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態(すなわち、手持ちの遊技媒体が総て無くなった状態や、特別遊技役に当選しBBゲーム1回分の遊技媒体を獲得した状態等)とすることができることとなる。
また、本発明に係る遊技機によれば、再抽選スイッチ27に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、停止制御手段160により、回転中の回転リール40に対して、前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われることとなる。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、再抽選スイッチ27に基づく抽選の結果により、当該遊技中における停止制御が変化することとなるため、回転リール40の停止パターンをバリエーションに富んだものにすることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、前記遊技機は、所定の最大クレジット数を限度として、遊技媒体を電子的に貯留可能に形成され、前記制御装置20は、スタートスイッチ18が操作されてから最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定個数以上の遊技媒体が貯留されている場合に、再抽選スイッチ27が操作されることを契機として、貯留されている遊技媒体を所定個数新たにベットする自動ベット手段203を備えていることを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、所定の最大クレジット数を限度として、遊技媒体を電子的に貯留可能に形成されている。換言すれば、この遊技機は、遊技媒体をクレジット可能に形成されているものであり、具体的には、1回の遊技を開始するにあたりベット可能な最大個数(最大ベット数)を超えて投入された遊技媒体や、当選役の入賞により払い出される予定の遊技媒体を貯留可能となっており、これらの遊技媒体の数を、所定のカウンタに記憶することで、遊技媒体を電子的に貯留することとしている。
また、最大クレジット数は、遊技機に貯留可能な遊技媒体の上限数である。この最大クレジット数の設定値は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技機がスロットマシンの場合には「50」とすることができる。
また、前記遊技機は、スタートスイッチ18が操作されてから総ての回転リール40が停止するまでの間(すなわち、遊技中)においては、遊技媒体の貯留ができないように形成することもできるし、または、前記遊技中においても、遊技媒体の貯留ができるように形成することもできる。
前記自動ベット手段203は、スタートスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定個数以上の遊技媒体が貯留されている場合に、再抽選スイッチ27が操作されることを契機として、貯留されている遊技媒体を所定個数新たにベットするものである。換言すれば、この自動ベット手段203は、再抽選スイッチ27が操作された際、当選抽選手段80による抽選を行うことが可能な場合に、貯留されている遊技媒体をベットするものである。
またここで、「所定個数」とは、最小ベット数以上であれば特に限定されるものではないが、遊技を開始する際にベットした遊技媒体の数と同数とするのが望ましい。具体的には、たとえば、遊技を開始する際に遊技媒体を3個ベットしていた場合において、3個以上の遊技媒体が貯留されているときには、前記自動ベット手段203は新たに3個の遊技媒体をベットすることとなる。
そして、この自動ベット手段203により所定個数の遊技媒体がベットされることにより、当選抽選手段80が抽選を行うこととなる。
なお、前記自動ベット手段203は、所定個数以上の遊技媒体が貯留されていなかった場合には、遊技媒体のベットを全く行わないように形成することもできるし、または、現時点の貯留数を上限として遊技媒体をベットするように形成することもできる。
(作用)
本発明に係る遊技機によれば、スタートスイッチ18が操作されてから最終停止に係る回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定個数以上の遊技媒体が貯留されている場合に、再抽選スイッチ27が操作されると、自動ベット手段203により、貯留されている遊技媒体が所定個数新たにベットされることとなる。
すなわち、再抽選スイッチ27が操作された際に、所定の条件を満たしている場合には、自動ベット手段203により自動的に遊技媒体のベットが行われることとなり、これに基づき、当選抽選手段80による抽選が行われることとなる。
したがって、再抽選スイッチ27の操作を行うにあたり、前もって遊技媒体のベットについて特段の操作をしておく等の必要が無いため、遊技者による遊技に関する操作を簡易なものとすることができることとなる。また、再抽選スイッチ27の操作後に、所定の操作を求められることも無いことから、再抽選スイッチ27の操作から当選抽選手段80による抽選までの一連の処理をスムーズなものとすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記遊技機は、回転リール40と同数の再抽選スイッチ27を備えるとともに、各回転リール40ごとに、一の再抽選スイッチ27が対応付けられており、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40が停止するように形成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る遊技機における再抽選スイッチ27は、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ19としての機能を兼ねるように形成されているものである。
具体的には、再抽選スイッチ27が操作されると、上述の如く、所定の条件を満たすことにより、当選抽選手段80による抽選が行われる。そして、停止制御手段160により、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40に対して、前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われ、前記回転リール40が停止することとなる。
なお、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われなかった場合、すなわち、既にいずれかの当選役に当選していた場合には、前記回転リール40は停止しないように形成することができる。そして、遊技機を前述のように形成した場合には、再抽選スイッチ27を操作したにも拘らず、対応する回転リール40の回転が停止しないことにより、遊技者はいずれかの当選役に当選していることを認識することができる。すなわち、再抽選スイッチ27の操作に基づいて回転リール40の回転が停止しないことで、遊技者に当選の報知を行うことができることとなる。
(作用)
本発明に係る遊技機によれば、再抽選スイッチ27が操作されることにより当選抽選手段80による抽選が行われると、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40に対して前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われ、前記回転リール40が停止することとなる。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、当選抽選手段80による抽選が行われる場合には、再抽選スイッチ27を操作するのみで対応する回転リール40が停止することとなるため、ストップスイッチ19を操作する必要が無く、遊技に関する操作を簡易なものとすることができる。
また、再抽選スイッチ27が操作されることにより、当選抽選手段80による抽選の結果が、回転リール40の停止制御にダイレクトに反映されることととなるため、回転リール40の停止に対する遊技者の興趣を高めることができることとなる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記請求項1、2又は3記載の発明の特徴に加え、前記遊技機は、当選役として、入賞となることにより、一般的な遊技である通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与可能な特別遊技を開始可能な特別遊技役を有しており、前記当選抽選手段80は、再抽選スイッチ27の操作に基づいて抽選を行う場合には、前記特別遊技役のみを抽選するように形成されていることを特徴とする。
具体的には、当選役の抽選を行うための当選判定テーブル83として、所定の確率に基づき、特別遊技役の当選、及びハズレの領域が設定された再抽選用当選判定テーブル83cを備え、再抽選スイッチ27の操作に基づいて抽選を行う際には、前記再抽選用当選判定テーブル83cを用いて当選役の抽選を行うように形成することができる。
また、前記特別遊技役は、入賞となることにより、一般的な遊技である通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与可能な特別遊技を開始可能な当選役である。この特別遊技役としては、たとえば、いわゆるBBゲームを開始可能なBBゲーム役や、いわゆるRBゲームを開始可能なRBゲーム役等が挙げられる。
(作用)
本発明に係る遊技機によれば、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80が抽選を行う場合には、特別遊技役のみが抽選されることとなる。
すなわち、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選により当選した場合は、この当選役は特別遊技役となるため、より効果的に、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができることとなる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、遊技機を、複数の図柄46を変動表示又は停止表示させるための複数個の図柄表示手段、前記図柄46の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、各図柄表示手段に対応付けられるとともに、対応する図柄表示手段の変動表示を停止表示に移行させるための図柄変動停止手段、遊技に関する制御を行うための制御手段、として機能させ、制御手段を、図柄46の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段80、当選抽選手段80の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための停止制御手段160、として機能させ、所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件として図柄変動開始手段が作動可能となり、図柄変動開始手段の作動を契機として当選抽選手段80による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、図柄表示手段の停止表示が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定した遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機を、図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に作動することを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるための再抽選手段として、機能させ、前記停止制御手段160を、再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、変動表示中の図柄表示手段に対して行うように設定したことを特徴とする。
ここで、遊技機としては、スロットマシンなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
ここで、図柄表示手段は、周囲に複数の図柄46を表示した回転リール40とし、この回転リール40の回転を制御するように形成することができる。この場合、図柄変動開始手段は、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ18とすることができ、前記図柄変動停止手段は、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ19とすることができる。
また、前記図柄表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置とし、これに複数の図柄46を変動表示又は停止表示させるように形成してもよい。
また、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ホッパーユニット35を作動させて遊技者に対して遊技メダル等の払い出しを行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、入賞時に遊技メダルの払い出しがなされるような画像や、手持ちの遊技メダル数が増加するような表示や、所定の得点が加算されるような表示を行うように形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に読み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムとのいずれも含むものである。
(作用)
本発明に係る遊技機用プログラムによれば、遊技中においていずれの当選役にも当選していない場合(すなわち、ハズレの場合)には、最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間に、再抽選手段が作動することにより、新たに遊技媒体がベットされることを条件として、当選抽選手段80が抽選を行うように設定できる。
すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムが読み込まれた遊技機では、1回の遊技において消費する遊技媒体の個数を増やすことができることから、迅速に遊技媒体を消費することができることとなる。さらには、1回の遊技における当選抽選手段80による抽選の機会が増えることから、少ない回数の遊技で、所定の当選役(特に、特別遊技役)へ当選する可能性を高めることができることとなる。
これにより、たとえば、遊技者の事情等により遊技をできる限り早急に止めなければならないような場合でも、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態(すなわち、手持ちの遊技媒体が総て無くなった状態や、特別遊技役に当選しBBゲーム1回分の遊技媒体を獲得した状態等)とすることができることとなる。
また、本発明に係る遊技機用プログラムによれば、停止制御手段160を、再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、変動表示中の図柄表示手段に対して、前記抽選の結果に基づいた停止制御を行うように設定できる。
すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムが読み込まれた遊技機では、再抽選スイッチ27に基づく抽選の結果により、当該遊技中における停止制御が変化することとなるため、回転リール40の停止パターンをバリエーションに富んだものにすることができる。
ところで、前記遊技機用プログラムは、前記遊技機を、所定の最大クレジット数を限度として、遊技媒体を電子的に貯留可能に設定し、前記制御手段を、図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定個数以上の遊技媒体が貯留されている場合に、再抽選手段が作動することを契機として、貯留されている遊技媒体を所定個数新たにベットする自動ベット手段203として機能させるように、設定することもできる。
また、前記遊技機用プログラムは、遊技機を、図柄表示手段と同数の再抽選手段として機能させるとともに、各図柄表示手段ごとに、一の再抽選手段を対応付けるように設定し、再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、作動した再抽選手段に対応する図柄表示手段が停止表示へ移行するように設定することもできる。
また、前記遊技機用プログラムは、遊技機を、当選役として、入賞となることにより、一般的な遊技である通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与可能な特別遊技を開始可能な特別遊技役を有するように設定し、前記当選抽選手段80を、再抽選手段の作動に基づいて抽選を行う場合には、前記特別遊技役のみを抽選するように設定することもできる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、遊技機を、複数の図柄46を変動表示又は停止表示させるための複数個の図柄表示手段、前記図柄46の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、各図柄表示手段に対応付けられるとともに、対応する図柄表示手段の変動表示を停止表示に移行させるための図柄変動停止手段、遊技に関する制御を行うための制御手段、として機能させ、制御手段を、図柄46の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段80、当選抽選手段80の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための停止制御手段160、として機能させ、所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件として図柄変動開始手段が作動可能となり、図柄変動開始手段の作動を契機として当選抽選手段80による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、図柄表示手段の停止表示が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定した遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機を、図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に作動することを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるための再抽選手段として、機能させ、前記停止制御手段160を、再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、変動表示中の図柄表示手段に対して行うように設定したことを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、上記した請求項5の発明と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明によれば、1回の遊技において、いずれの当選役にも当選していない場合には、遊技媒体が新たにベットされることを条件に再度の抽選を可能とすることで、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、前記抽選に基づいた停止制御を行うことで、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものにすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、再度の抽選に係る遊技の操作を簡易なものとすることが可能であるとともに、前記操作から抽選までの一連の処理をスムーズなものとすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項3)
すなわち、請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、再度の抽選に係る遊技の操作をより簡易なものとすることが可能であるとともに、前記抽選の結果が、回転リールの停止制御にダイレクトに反映されることで、回転リールの停止に対する遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項4)
すなわち、請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1、2又は3記載の発明の効果に加え、より効果的に、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項5)
すなわち、請求項5記載の発明によれば、1回の遊技において、いずれの当選役にも当選していない場合には、遊技媒体が新たにベットされることを条件に再度の抽選を可能とすることで、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、前記抽選に基づいた停止制御を行うことで、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものとなるように設定可能な遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項6)
すなわち、請求項6記載の発明によれば、1回の遊技において、いずれの当選役にも当選していない場合には、遊技媒体が新たにベットされることを条件に再度の抽選を可能とすることで、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができるとともに、前記抽選に基づいた停止制御を行うことで、回転リールの停止パターンをバリエーションに富んだものとなるように設定可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な遊技媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図8までは、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10の制御装置20の入力及び出力の概略を示すブロック図である。図2は、再抽選制御手段90の概略を示すブロック図である。図3は、スロットマシン10を示す外観正面図である。図4から図8までは、スロットマシン10の動作の概略を示すフローである。
また、図9及び図10は、本発明の他の実施の形態を示すものである。
図9は、スロットマシン10を示す外観正面図である。図10は、スロットマシン10の動作の概略を示すフローである。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、メダル遊技機であるスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
スロットマシン10は、図3に示すように、箱状の筐体11を有する。この筐体11には、遊技者に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、筐体11の内部に設けられた3個の回転リール40の図柄46を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン10の略中央右部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口14が設けられている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、遊技メダルを貯留するとともに、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すホッパーユニット35が設けられている。具体的には、このホッパーユニット35は、後述する制御装置20から出力される入賞信号や精算信号の入力に基づいて、遊技メダルを払い出すように形成されている。
また、スロットマシン10の正面側の下部には、入賞の結果、前記ホッパーユニット35から遊技者に向かって遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口47が形成されている。
また、このスロットマシン10は、1回の遊技を開始するにあたり、最小ベット数である1枚から最大ベット数である3枚までの遊技メダル(すなわち、1枚、2枚、又は3枚の遊技メダル)をベットすることができる。この遊技メダルのベットは、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入することにより、又は、後述するベットスイッチ16の操作により、行うことができる。
さらに、このスロットマシン10は、予め定めた最大クレジット数(50枚)を限度として、遊技メダルを遊技機の内部に電子的に貯留、すなわち、クレジット可能に形成されている。すなわち、このスロットマシン10は、遊技メダルを、0、1、2、3、・・・50までの範囲でクレジットすることができるように設定されている。
また、このスロットマシン10は、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入することで遊技メダルをベットして遊技を開始することもできるし、ベットスイッチ16を操作することで遊技機内部にクレジットされた遊技メダルの現在の枚数(現クレジット枚数)から所定の遊技メダルの枚数を減じて遊技メダルのベットに代えて遊技を開始することもできる。
なお、メダル投入口14から遊技メダルを投入する場合、ベットされている遊技メダルの枚数が、1回の遊技を開始するためにベット可能な遊技メダルの最大枚数(最大ベット数)である3枚に到達していないときは、メダル投入口14からの遊技メダルを、ベットのためのメダルとして受け付け、当該遊技メダルがベットされる。なお、最大ベット数の3枚を超えて、遊技メダルがメダル投入口14から投入された場合は、当該遊技メダルは、クレジットされる。すなわち、現クレジット枚数に加算されるものとなる。そして、現クレジット枚数が、最大クレジット数である50枚に到達するまでは、遊技メダルの直接投入により、現クレジット枚数に加算され、最大クレジット数である50枚を超えて、遊技メダルを直接投入すると、当該遊技メダルはメダル払い出し口47から、遊技者に返却されるように形成されている。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、遊技が開始された後であっても、所定の場合には、後述する自動ベット手段203により、遊技機内部にクレジットされた遊技メダルが所定枚数ベットされるように形成されている。
また、筐体11の内部であって、かつ、メダル投入口14の下部には、特に図示していないが、メダル投入口14から投入された遊技メダルをホッパーユニット35方向へ誘導するための第1通路と、第1通路の途中から分岐して前記遊技メダルをメダル払い出し口47まで誘導するための第2通路と、前記分岐地点に位置し、前記遊技メダルを選別するためのメダルセレクタと、が設けられている。また、第1通路の途中であって、メダルセレクタの下流側には、当該第1通路を挟むように配置された発光素子と受光素子とから構成される後述の投入スイッチ15が設けられている。
このメダルセレクタは、常態においては、非作動状態となっている。そして、メダルセレクタの非作動状態においては、メダル投入口14から投入された遊技メダルは、メダルセレクタにより第2通路へ誘導される。そして、この第2通路を介してメダル払い出し口47まで至り、メダル払い出し口47から筐体11の外部へ排出される。すなわち、投入された遊技メダルは遊技者に返却されることとなる。
一方、このメダルセレクタは、所定の場合においては、作動状態となる。そして、メダルセレクタの作動状態においては、メダル投入口14から投入された遊技メダルは、メダルセレクタにより第1通路の下流方向へ誘導される。そして、前記投入スイッチ15を通過し、第1通路を介してホッパーユニット35まで至り、その内部に貯留されることとなる。
なお、不適正な遊技メダル(たとえば、径が正規のものより小さい遊技メダル等)が投入された場合には、メダルセレクタが作動状態又は非作動状態のいずれであっても、メダルセレクタにより第2通路方向へ誘導され、メダル払い出し口47から筐体11の外部へ排出されるものとなっている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、リールユニット30が設けられている。このリールユニット30は、前記回転リール40を備えている。具体的には、このリールユニット30は、特に図示していないが、複数の駆動モータを有しており、各駆動モータの回転軸に、各々、表面に複数の図柄46が表示された前記回転リール40が固定されている。また、前記回転リール40は、図3の向かって左側に位置する左リール43と、図3の向かって右側に位置する右リール45と、この左リール43及び右リール45の間に位置する中リール44とからなるものである。そして、スロットマシン10の前面側には、特に図示していないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向にニ本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
また、筐体11の内部には、特に図示していないが、電源ユニットが設けられている。この電源ユニットは、特に図示していないが、電源装置が内装されていると共に、スロットマシン10の主電源を入れるための電源スイッチを備えている。さらに、筐体11の内部には、特に図示していないが、スロットマシン10のメインの遊技に係る各種装置(たとえば、リールユニット30、スタートスイッチ18、ストップスイッチ19など)を制御し、また、遊技に関する制御を行うための制御装置20が備えられている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、特に図示していないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及び、I/O等を備えている。ここで、CPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM、及び、I/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ18、及び、ストップスイッチ19の操作により、前記回転リール40の回転及び停止を制御するためのものであり、また、遊技に関する制御を行なうためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、遊技に関する演出を制御するためのものであり、具体的には、筐体11に備えられたランプ32やスピーカ33等の演出装置26を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置として形成することができる。このように、遊技全般の処理を行う制御装置と、演出を行う制御装置を別個に形成することで、演出制御に割り当てられるメモリを大幅に増やすことができ、かつ、演出のみを変更することも可能である。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ18
(5)ストップスイッチ19
(6)再抽選スイッチ27
なお、入力段としては、上記した(1)から(6)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図3に示すように、スロットマシン10の内部であって、かつ、前記メダル投入口14の下方に設けられたスイッチであり、メダルセレクタにより、ホッパーユニット35へ向かう第1通路へ誘導された遊技メダルを検知するためのものである。すなわち、この投入スイッチ15は、メダルセレクタが作動状態のときに投入された正規の遊技メダルを検知するためのものである。
具体的には、この投入スイッチ15は、第1通路中におけるメダルセレクタの下流側の所定箇所に設けられ、この第1通路経路を挟むように配置された発光素子、及び、受光素子から構成されるフォトセンサーとなっている。すなわち、この投入スイッチ15は、発光素子が発する光線を受光素子が受光するか否かにより、遊技メダルを検知し、所定の投入信号を出力するものとなっている。なお、この投入スイッチ15は、遊技メダルを検知することができるものであれば、特に限定されるものではなく、たとえば、接触センサー、磁気センサーなどを用いることもできる。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図3に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央左部に設けられたスイッチであって、貯留メダル数を減じて遊技メダルのベットに代えるためのものである。具体的には、このベットスイッチ16が操作されると所定のベット信号が出力され、このベット信号に基づき、貯留メダルを遊技メダルのベットに代える処理が行われることとなる。
ここで、スロットマシン10は、投入メダルを、最大クレジット数である50枚まで、あらかじめ遊技機内部にクレジットしておくことができ、現在、クレジットされている遊技メダルの枚数(現クレジット枚数)は、後述する数値表示部31に表示されるようになっている。そして、この数値表示部31に現クレジット枚数が表示されている場合には、メダル投入口14に遊技メダルを投入する代わりに、ベットスイッチ16を操作することにより遊技メダルのベットをすることができる。すなわち、後述するスタートスイッチ18を操作可能状態にすることができ、遊技を開始させることができる。そして、ベットスイッチ16を操作すると、数値表示部31の表示が「3」減算され、遊技メダルを3枚ベットしたものとして扱われる。なお、ベットスイッチ16としては、遊技メダル1枚ベット用スイッチ、遊技メダル2枚ベット用スイッチを設けることもできる。
なお、遊技メダルのベットは、上述のように、メダル投入口14への投入、又は、ベットスイッチ16の操作により行うことができるが、メダル投入口14への投入及びベットスイッチ16の操作を併用して行うこともできる。具体的には、たとえば、メダル投入口14へ1枚の遊技メダルを投入した後、ベットスイッチ16を操作することで、遊技メダル3枚ベットの状態とすることができる。また、メダル投入口14へ2枚の遊技メダルを投入した後、ベットスイッチ16を操作することで、遊技メダル3枚ベットの状態とすることができる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図3に示すように、前記ベットスイッチ16の左方に設けられたスイッチであって、クレジットされている遊技メダルを払い出すために用いられる。具体的には、この精算スイッチ17が操作されると所定の精算信号が出力され、この精算信号が制御装置20に入力されることにより、制御装置20がホッパーユニット35を作動させて現クレジット枚数分の遊技メダルが払い出されることとなる。
(スタートスイッチ18)
スタートスイッチ18は、図3に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に設けられたレバーである。このスタートスイッチ18は、遊技メダルの投入、若しくは、ベットスイッチ16の操作により行われる遊技メダルのベットを条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット30の駆動を開始させるためのものである。具体的には、スタートスイッチ18が操作されると所定のスタート信号が出力され、このスタート信号が制御装置20に入力されることにより、制御装置20がリールユニット30の駆動を開始させるとともに、後述する当選抽選手段80が当選役の抽選を行う。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、後述する当選抽選手段80の抽選により、「再遊技(Replay)役」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が、入賞となるための所定の位置である入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たにベットすることなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ19)
ストップスイッチ19は、図3に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央部に設けられているスイッチであって、リールユニット30の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ19は、図3に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ19の操作を行なうことにより、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。より具体的には、ストップスイッチ19が操作されると所定のストップ信号が出力され、このストップ信号が制御装置20に入力されることにより、制御装置20が対応する回転リール40を停止させる。
なお、ストップスイッチ19は、回転リール40が回転を開始してから、その回転速度が一定速度に達した状態である定常回転状態になると操作可能となるように形成されている。
(再抽選スイッチ27)
再抽選スイッチ27は、図3に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央左端部に設けられているスイッチであって、所定の場合に、後述する当選抽選手段80に再度の抽選を行わせるためのものである。
具体的には、スタートスイッチ18が操作されてから最終停止に係る回転リール40(すなわち、一番最後に停止する回転リール40)に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間において前記再抽選スイッチ27が操作された際、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定枚数以上の遊技メダルがクレジットされている場合に、この再抽選スイッチ27の操作が有効なものとされ、所定の再抽選信号が出力される。そして、そして、この再抽選信号が制御装置20に入力されることにより、これに基づき、後述する自動ベット手段203により所定枚数の遊技メダルが新たにベットされた後、当選抽選手段80が再度の抽選を行うこととなっている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット30
(2)ホッパーユニット35
(3)数値表示部31
(4)演出装置26(ランプ32、スピーカ33及び画像表示部34)
なお、出力段としては、上記した(1)から(4)までのパーツに限定されるものではない。
(リールユニット30)
リールユニット30は、特に図示していないが、枠体に固定、又は、支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、特に図示していないが、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(たとえば、21個)の図柄46が表示されている。
そして、回転リール40の一部に、特に図示していないが、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定する。その後、前記ストップスイッチ19が操作されることにより出力されるストップ信号に基づき、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われる。
(ホッパーユニット35)
ホッパーユニット35は、筐体11の内部下方に設けられ、遊技の結果(当選役の入賞等)や精算スイッチ17の操作等に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(数値表示部31)
数値表示部31は、前記図柄表示窓13の下方に設けられた7セグメントのLEDからなる表示装置であって、現在、クレジットされている遊技メダルの枚数である、現クレジット枚数を表示するためのものである。具体的には、このクレジット表示部31には、0から50までの数値を表示可能となっている。
なお、この数値表示部31は、現クレジット枚数を表示するのみならず、その他の遊技に関する数字などを表示するように形成することもできる。
具体的には、この数値表示部31は、遊技メダルの投入又は入賞による遊技メダルの払い出しがあると、最大クレジット数である「50」を上限として加算表示され、ベットスイッチ16を操作することにより減算表示されるようになっている。また、精算スイッチ17を操作すると、表示されている枚数の遊技メダルが払い戻されて表示はゼロとなる。
(演出装置26)
演出装置26は、演出制御装置22から出力された信号の入力を契機として、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出装置26は、前記図柄表示窓13の周囲に形成されたランプ32、図柄表示窓13の上方に設けられた窓部である画像表示部34を備えている。
画像表示部34は、液晶表示装置やCRT、ドットマトリクスなどを用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部34としては、上記のものに限られず、たとえば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
また、ランプ32及びスピーカ33は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
具体的には、たとえば、所定の遊技状態(たとえば、BBゲーム等)に移行したり、所定の当選役に当選したりすると、遊技制御装置21がBBゲーム開始信号や当選信号を演出制御装置22に出力する。そして、演出制御装置22は、前記信号の入力を契機として、所定の演出データを選択し、この演出データに基づく制御信号を演出装置26に出力する。そして、演出装置26は、演出制御装置22から出力された信号の入力を契機として、前記演出データに基づく演出を実行する。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、当選役の抽選、並びに、スタートスイッチ18及びストップスイッチ19の操作による、回転リール40の回転及び停止の制御等を行うためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図1に示すように、次の(1)から(9)までの手段として機能する。
(1)ベットカウンタ51
(2)クレジットカウンタ52
(3)通常遊技制御手段60
(4)特別遊技制御手段70
(5)当選抽選手段80
(6)再抽選制御手段90
(7)持ち越し手段100
(8)停止制御手段160
(9)入賞判定手段190
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)から(9)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(ベットカウンタ51)
ベットカウンタ51は、ベットされている遊技メダルの枚数を記憶するためのものである。また、ベットカウンタ51に記憶されている値は、ベットされている遊技メダルの枚数を示すものである。
すなわち、ベットカウンタ51の値が正数である場合(すなわち、「1」以上である場合)には、遊技メダルがベットされていることとなる。また、ベットカウンタ51の値が「0」の場合には、遊技メダルがベットされていないこととなる。
また、上述の如く、スロットマシン10では、最大ベット数である3枚まで遊技メダルをベットできるため、ベットカウンタ51の上限値は最大ベット数である「3」となっている。換言すれば、ベットカウンタ51の上限値が、スロットマシン10における最大ベット数を示すものとなっている。
また、ベットカウンタ51の値は、メダル投入口14から投入された遊技メダルが投入スイッチ15により1枚検知されるごとに、所定の加算手段により1加算される。
また、ベットカウンタ51の値は、ベットスイッチ16の操作に基づき1ベット信号が出力されるごとに、所定の加算手段により1加算される。なお、ベットスイッチ16は、後述するクレジットカウンタ52の値が「1」以上のときに操作可能となる。そして、本実施の形態では、ベットスイッチ16が操作されると、クレジットカウンタ52に記憶されている値を上限として、1ベット信号が最大で3回出力されるように形成されているため、ベットカウンタ51の値は、所定の加算手段により最大3加算されることとなる。また、ベットカウンタ51の値が最大ベット数である「3」となっている状態において出力される1ベット信号は無効となるように形成されている。
そして、上述の加算により、ベットカウンタ51の値が最小ベット数である「1」に達すると、スタートスイッチ18が操作可能、すなわち、遊技が開始可能となる。
また、ベットカウンタ51の値は、再抽選スイッチ27が操作されることに基づき、後述する自動ベット手段203により1ベット信号が出力されるごとに、所定の加算手段により1加算される。また、本実施の形態では、後述する自動ベット手段203により、スタートスイッチ18操作時においてベットされた遊技メダルの枚数と同数の1ベット信号が出力されるように形成されている。すなわち、自動ベット手段203により、スタートスイッチ18操作時においてベットされた遊技メダルの枚数と同枚数の遊技メダルがベットされることとなる。
そして、上述の加算が行われると、再抽選スイッチ27の操作に基づく当選抽選手段80による再度の抽選が行われることとなる。
また、スタートスイッチ18が操作されることを契機として、又は、再抽選スイッチ27の操作に基づく当選抽選手段80による再度の抽選が行われることを契機として、ベットカウンタ51の値は、所定のリセット手段によりゼロクリアされるように形成されている。
(クレジットカウンタ52)
クレジットカウンタ52は、クレジットされている遊技メダルの枚数を記憶するためのものである。また、クレジットカウンタ52に記憶されている値は、現在、クレジットされている遊技メダルの枚数(すなわち、現クレジット枚数)を示すものである。
すなわち、クレジットカウンタ52の値が正数である場合(すなわち、「1」以上である場合)には、遊技メダルがクレジットされていることとなる。また、クレジットカウンタ52の値が「0」の場合には、遊技メダルがクレジットされていないこととなる。
また、上述の如く、スロットマシン10では、最大クレジット数である50枚まで遊技メダルをクレジットすることができるため、クレジットカウンタ52の上限値は最大クレジット数である「50」となっている。換言すれば、クレジットカウンタ203の上限値が、スロットマシン10における最大クレジット数を示すものとなっている。
また、クレジットカウンタ52の値は、ベットスイッチ16の操作に基づき1ベット信号が出力されるごとに、所定の減算手段により1減算される。
また、クレジットカウンタ52の値は、再抽選スイッチ27が操作されることに基づき、後述する自動ベット手段203により1ベット信号が出力されるごとに、所定の減算手段により1減算される。
(通常遊技制御手段60)
通常遊技制御手段60は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下により行われる遊技メダルのベットを条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ18を操作すると、後述する当選抽選手段80による当選役の抽選が行われるとともに、リールユニット30が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、所定のストップスイッチ19を1つ操作すると、このストップスイッチ19に対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ19を3個総て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が総て停止する。このとき、表示窓12の所定の入賞ライン上に、予め設定された当選図柄が停止すると、ホッパーユニット35を介して所定枚数の遊技メダルが払い出される。なお、遊技メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選、遊技メダルの払い出しは無いが遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技役当選、所定回数の遊技期間において通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技を実行可能な特別遊技役当選などを備えている。また、前記小役には、5枚役、10枚役、15枚役など、払い出しメダルの枚数が異なる複数の当選役が設けられている。
そして、当選判定の抽選結果が小役当選、再遊技役当選又は特別遊技役当選のいずれかの当選役に当選となった場合には、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、所定の当選フラグの成立中に、すべての回転リール40の停止時に、当選に係る図柄46の組み合わせが所定の入賞ライン上に揃うことを条件に入賞し、遊技メダルの払い出しや、遊技者に有利な特別遊技が行われるように形成されている。
また、本実施の形態における通常遊技では、スタートスイッチ18が操作されてから、任意の順番でストップスイッチ19が操作され最後のストップスイッチ19が操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に再抽選スイッチ27が操作されると、後述する自動ベット手段203により新たに遊技メダルがベットされることを条件に、当選抽選手段80により再度の抽選が行われるものとなっている。
(特別遊技制御手段70)
特別遊技制御手段70は、後述する当選抽選手段80の抽選結果に基づいて、特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム、以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段70は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段71
(2)特定遊技制御手段72
(特定導入遊技制御手段71)
特定導入遊技制御手段71は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、特に図示していないが、たとえば「7」等の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット35を介して、たとえば15枚の遊技メダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚の遊技メダルのベットによって遊技が開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、たとえば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、たとえば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、たとえば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
なお、このBBゲームは、上述のような終了の条件(BBゲーム中におけるRBゲームの最大回数の終了、BBゲーム中における通常遊技の最大回数の終了)を定めることなく、BBゲーム中において払い出された遊技メダルが所定の枚数(たとえば、465枚)に達することにより、終了させることもできる。
(特定遊技制御手段72)
特定遊技制御手段72は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄46が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(JACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かのJACゲームが最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、又は、最大12回のJACゲームの終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段80)
当選抽選手段80は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段81
(2)乱数抽出手段82
(3)当選判定テーブル83
(4)判定手段84
(5)判定テーブル選択手段85
(6)当選フラグ成立手段86
なお、当選抽選手段80としては、上記した(1)から(6)までに限定されるものではない。
(乱数発生手段81)
乱数発生手段81は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(たとえば、十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段82)
乱数抽出手段82は、乱数発生手段81が発生する乱数を、所定の条件で抽出するものである。本実施の形態に係る乱数発生手段81は、スタートスイッチ18が操作されることにより、又は、再抽選スイッチ27が操作され後述する自動ベット手段203により遊技メダルのベットがされることにより、前記乱数を抽出する。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ18を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル83)
当選判定テーブル83は、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル83としては、図1に示すように、スロットマシン10の遊技仕様の設定毎に、通常遊技におけるスタートスイッチ18操作時の抽選に用いる通常遊技用テーブル83aと、特別遊技に用いる特別遊技用テーブル83b(BBゲーム用テーブル、RBゲーム用テーブル)と、通常遊技における再抽選スイッチ27操作時の抽選に用いる再抽選用テーブル83cと、が設けられている。
通常遊技用テーブル83aは、特別遊技役当選としてのBBゲーム役当選、特別遊技役当選としてのRBゲーム役当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルである。
また、特別遊技用テーブル83bのうちBBゲーム用テーブルは、RBゲーム役当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルであり、特別遊技用テーブル83bのうちRBゲーム用テーブルは、JACゲーム役当選、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルである。
また、再抽選用テーブル83cは、BBゲーム役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルである。
(判定手段84)
判定手段84は、乱数抽出手段82が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル83の抽選確率データに基づいて、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。この判定手段84の判定により、抽出乱数データが所定の当選役の当選領域に属している場合には抽選結果が「当選」となり、ハズレの領域に属している場合に抽選結果は「ハズレ」となる。
(判定テーブル選択手段85)
判定テーブル選択手段85は、遊技機におけるメダル払い出し率(ペイアウト率、すなわち、投入メダル枚数の総数に対する払い出しメダル枚数の総数の割合)の設定、遊技メダルのベット枚数、遊技状態などに対応して、当選判定の抽選に用いる当選判定テーブル83を選択決定するためのものである。たとえば、RBゲーム役の入賞となった場合には、通常遊技用テーブル83aから、特別遊技用テーブル83bのうちRBゲーム用テーブルに変更する。また、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選が行われる場合には、判定テーブル選択手段85は、再抽選用テーブル83cを選択決定する。
(当選フラグ成立手段86)
当選フラグ成立手段86は、前記判定手段84の判定結果が当選の場合に、当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置20に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別遊技役当選である場合に成立する特別遊技役当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
(再抽選制御手段90)
再抽選制御手段90は、再抽選スイッチ27の操作に基づいた当選抽選手段80による抽選に関する制御を行うためのものである。そして、再当選抽選手段90は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選フラグ成否判定手段200
(2)クレジットカウンタ判定手段201
(3)スイッチ操作有効化手段202
(4)自動ベット手段203
(5)再抽選実行手段204
なお、再抽選制御手段90としては、上記した(1)から(5)までに限定されるものではない。
(当選フラグ成否判定手段200)
当選フラグ成否判定手段200は、当選フラグが成立しているか否かを判定するためのものであり、換言すれば、いずれかの当選役に当選しているか否かを判定するためのものである。
本実施の形態では、スタートスイッチ18が操作されてから最後のストップスイッチ19が操作されるまでの間において、再抽選スイッチ27が操作されることを契機として、当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグの成否が判定される。
(クレジットカウンタ判定手段201)
クレジットカウンタ判定手段201は、クレジットカウンタ52の値が所定枚数以上であるか否かを判定するためのものであり、換言すれば、遊技メダルが所定枚数以上クレジットされているか否かを判定するためのものである。
本実施の形態では、前記当選フラグ成否判定手段200により当選フラグが成立していないと判定された場合に、クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時においてベットされていた遊技メダルの枚数以上であるか否かが判定される。
たとえば、スタートスイッチ18操作時において3枚の遊技メダルがベットされていた場合、すなわち、スタートスイッチ18操作時におけるベットカウンタ51の値が「3」であった場合であって、前記当選フラグ成否判定手段200により当選フラグが成立していないと判定されたときに、クレジットカウンタ判定手段201は、クレジットカウンタ52の値が「3」以上であるか否かを判定する。
(スイッチ操作有効化手段202)
スイッチ操作有効化手段202は、所定の条件を満たす場合に再抽選スイッチ27の操作を有効なものとして、所定の再抽選信号を出力するためのものである。
具体的には、スイッチ操作有効化手段202は、再抽選スイッチ27が操作された際、所定の条件を満たしている場合には、再抽選スイッチ27の操作を有効なものとして所定の再抽選信号を出力する一方、所定の条件を満たしていない場合には、再抽選スイッチ27の操作を無効なものとして前記再抽選信号を出力しないように形成されている。
本実施の形態では、前記当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグが成立していないと判定されるとともに、前記クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時においてベットされていた遊技メダルの枚数以上であると判定された場合、スイッチ操作有効化手段202は、再抽選スイッチ27の操作を有効なものとして、再抽選信号を出力する。
一方、前記当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグが成立していると判定された場合、または、前記クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時においてベットされていた遊技メダルの枚数未満であると判定された場合、スイッチ操作有効化手段202は、再抽選スイッチ27の操作を無効なものとして、再抽選信号を出力しない。
(自動ベット手段203)
自動ベット手段203は、スタートスイッチ18が操作されてから最後のストップスイッチ19が操作されるまでの間において再抽選スイッチ27が操作された際、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定枚数以上の遊技メダルがクレジットされている場合に、このクレジットされている遊技メダルを前記所定枚数新たにベットするためのものであり、換言すれば、スイッチ操作有効化手段202により出力される再抽選信号に基づいて、クレジットされている遊技メダルを所定枚数新たにベットするためのものである。
本実施の形態では、自動ベット手段203は、スイッチ操作有効化手段202により再抽選信号が出力されることを契機として、スタートスイッチ18操作時のベット枚数と同数の遊技メダルを新たにベットすることとなる。具体的には、前記ベット枚数と同じ数だけ1ベット信号が出力されることで、所定の減算手段によりクレジットカウンタ52の値から前記ベット枚数と同数が減算されるとともに、所定の加算手段によりベットカウンタ51の値に前記ベット枚数と同数が加算されることとなる。
たとえば、スタートスイッチ18操作時において3枚の遊技メダルがベットされており、再抽選スイッチ27操作時に3枚以上の遊技メダルがクレジットされていた場合には、自動ベット手段203により、前記3枚の遊技メダルが新たにベットされることとなる。換言すれば、スタートスイッチ18操作時におけるベットカウンタ51の値が「3」であり、再抽選スイッチ27操作時におけるクレジットカウンタ52の値が「3」以上であった場合には、クレジットカウンタ52の値から「3」が減算されるとともに、ベットカウンタ51の値が「3」となる。
なお、上述の如く、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時においてベットされていた遊技メダルの枚数未満であった場合には、スイッチ操作有効化手段202は、再抽選信号を出力しない。すなわち、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時における遊技メダルの枚数未満であった場合には、自動ベット手段203による新たな遊技媒体のベットは行われないこととなる。
(再抽選実行手段204)
再抽選実行手段204は、当選抽選手段80に再度の抽選を行わせるためのものである。
本実施の形態では、上述の如く、スタートスイッチ18が操作されてから最後のストップスイッチ19が操作されるまでの間のおいて再抽選スイッチ27が操作されることを契機として、前記当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグが成立していないと判定されるとともに、前記クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ52の値が、スタートスイッチ18操作時においてベットされていた遊技メダルの枚数以上であると判定された場合、スイッチ操作有効化手段202が再抽選信号を出力する。そして、この再抽選信号に基づいて、前記自動ベット手段203により、スタートスイッチ18操作時におけるベット枚数と同数の遊技メダルが新たにベットされる。そして、この自動ベット手段203による新たな遊技メダルのベットを条件に、再抽選実行手段204が当選抽選手段80に再度の抽選を行わせる。
また、この再抽選スイッチ27の操作に基づく当選抽選手段80の抽選は、スタートスイッチ18操作時における当選抽選手段80の抽選と同様の流れで行われるが、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選においては、判定テーブル選択手段85により再抽選用テーブル83cが選択され、この再抽選用テーブル83cに基づいて当選判定が行われる。なお、ここで、再抽選用テーブル83cは、上述の如く、BBゲーム役の当選領域、及び、ハズレ領域のみが設定されたテーブルであるため、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選の結果は、BBゲーム役の当選、又は、ハズレのいずれかとなる。換言すれば、前記抽選では、小役、再遊技役、及び、RBゲーム役には当選しないこととなるため、当選となる確率は低いものの、当選となった場合には必ずBBゲーム役の当選となり、メリハリの効いた抽選が行われることとなる。
(持ち越し手段100)
持ち越し手段100は、抽選結果が特別遊技役当選である場合に、前記当選フラグ成立手段86により成立した特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)を、次遊技以降に持ち越すためのものである。
上述の通り、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別遊技役当選である場合に成立する特別遊技役当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
この当選フラグは、原則として、当該当選役の入賞により消滅するものである。ただし、抽選により特別遊技役当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別遊技役の当選態様(たとえば、BBゲーム役を構成する図柄46である「7」が三つ揃う)と一致していない場合には、持ち越し手段100によって、それ以後の遊技に特別遊技役当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、当選抽選手段80の当選判定結果に基づいて、ストップスイッチ19の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ19を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール40の図柄46を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄46までの範囲で回転リール40を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するものである。
具体的には、停止制御手段160は、特に図示しないが、停止制御データ記憶手段と、停止制御変更手段とを少なくとも有しており、当選フラグが成立しているときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄46が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定する。すなわち、停止させるべき図柄46を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄46が停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。一方、当選フラグが成立していない場合には、停止図柄がいかなる入賞の態様にもならないように、蹴飛ばし制御を行う。
前記停止制御データとしては、停止テーブルを設けてもよい。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄ごとにテーブル上規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄46が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
前記停止制御変更手段は、遊技ごとに、当選判定の抽選結果に基づいて所定の設定データを決定するためのものである。すなわち、当選抽選手段80の当選判定の結果がハズレの場合には、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上から蹴飛ばすように設定されたデータを選択し、当選抽選手段80の当選判定の結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に極力引き込み、当該当選図柄以外の図柄が入賞態様にならないよう蹴飛ばすように設定されたデータを選択する。
また、本実施の形態では、停止制御手段160は、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、回転中の回転リール40に対して行うように形成されている。
すなわち、いずれのストップスイッチ19も操作されていない状態、すなわち、いずれの回転リール40も停止しておらず、総ての回転リール40が回転している状態において、再抽選スイッチ27に基づいた抽選が行われた場合には、この抽選の結果に基づいて、総ての回転リール40について停止制御が行われることとなる。また、いずれかのストップスイッチ19が操作された状態、すなわち、既にいくつかの回転リール40が停止した状態において、再抽選スイッチ27に基づいた抽選が行われた場合には、この抽選の結果に基づいて、いまだ回転中の回転リール40について停止制御が行われることとなる。
(入賞判定手段190)
入賞判定手段190は、当選抽選手段80の抽選結果及び回転リール40の停止図柄に基づいて、入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選に係る当選図柄が所定の入賞有効ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するように形成されている。
入賞信号は、種々の手段に送出される。例えば、入賞信号に基づきホッパーユニット35は所定枚数の遊技メダルを払い出し、演出制御装置22は入賞演出を実行する。また、再遊技入賞信号に基づき通常遊技制御手段60は再遊技を、特別入賞信号に基づき特別遊技制御手段70は特別遊技を、それぞれ開始する。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図4から図8までに示したフローを用いて説明する。
まず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ18の操作が行われたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ18の操作が行われたと判定された場合、次のステップ101に進む。一方、スタートスイッチ18の操作が行われていないと判定された場合、ステップ100に戻る。
ステップ101において、スタートスイッチ18が操作されることにより、スタートスイッチ18がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段80により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、通常遊技中であるか否かが判定される。そして、通常遊技中であると判定された場合、次のステップ105に進む。一方、通常遊技中でないと判定された場合、ステップ107に進む。
ステップ105において、再抽選スイッチ27が操作されたか否かが判定される。そして、再抽選スイッチ27が操作されたと判定された場合、次のステップ106に進む。一方、再抽選スイッチ27が操作されていないと判定された場合、ステップ107に進む。
ステップ106において、再抽選制御手段90により再抽選処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、ストップスイッチ19が操作されたか否かが判定される。そして、ストップスイッチ19が操作されたと判定された場合、次のステップ108に進む。一方、ストップスイッチ19が操作されていないと判定された場合、ステップ104に進む。
ステップ108において、ストップスイッチ19が操作されることにより、ストップスイッチ19がONとなる。そして、次のステップ109に進む。
ステップ109において、停止制御手段160により回転リール40のリール回転停止処理が行われる。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、前記回転リール40のリール回転停止処理により、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたと判定された場合、次のステップ111に進む。一方、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
ステップ111において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、入賞判定手段190により入賞の処理が行われ、遊技が終了する。
次に、上述したステップ102の抽選処理につて、図5のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段80の乱数発生手段81により発生された乱数の中から乱数抽出手段82により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段82の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定テーブル選択手段85によりテーブル取得処理が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段84により、抽出された乱数と、前記判定テーブル選択手段85が取得した当選判定テーブル83の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、判定手段84により、抽出された乱数が、当選判定テーブル83のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、前記評価に基づいて当選フラグ成立手段86が所定の当選フラグを成立させる。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、前記当選フラグの成立に基づいて、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定の図柄の引き込みとが設定されて、抽選処理が終了する。
次に、上述したステップ106の再抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ300において、当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグが成立しているか否か、すなわち、いずれかの当選役に当選しているか否かが判定される。そして、当選フラグが成立していると判定された場合、ステップ305に進む。一方、当選フラグが成立していないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ52の値が所定枚数以上であるか否か、すなわち、クレジットカウンタ52の値がスタートスイッチ18操作時における遊技メダルのベット枚数以上であるか否かが判定される。そして、クレジットカウンタ52の値が所定枚数以上であると判定された場合、次のステップ302に進む。一方、クレジットカウンタ52の値が所定枚数以上でないと判定された場合、ステップ305に進む。
ステップ302において、スイッチ操作有効化手段202により、再抽選スイッチ27の操作が有効であるものとされ、再抽選信号が出力される。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、自動ベット手段203により、前記所定枚数の遊技メダルが新たにベットされる。具体的には、所定の減算手段によりクレジットカウンタ52の値から前記所定枚数の値が減算されるとともに、所定の加算手段によりベットカウンタ51の値に前記所定枚数の値が加算される。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、再抽選実行手段204が、当選抽選手段80に、上記ステップ102と同様の抽選処理が行われる。そして、再抽選処理が終了する。
ステップ305において、スイッチ操作有効化手段202により、再抽選スイッチ27の操作が無効なものであるとされる。そして、再抽選処理が終了する。
次に、上述したステップ109のリール回転停止処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ400において、所定の図柄46に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合には、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄46分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄46の数がストップスイッチ19の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目の場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合には、次のステップ404に進む。
ステップ404において、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されていると判定された場合には、次のステップ405に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄46に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合には、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合には、ステップ401に進む。
前記ステップ402において、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目でない場合には、ステップ400に戻る。
次に、上述したステップ202のテーブル取得処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ500において、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われているか否かが判定される。そして、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われていると判定された場合、次のステップ501に進む。一方、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われていないと判定された場合、ステップ503に進む。
ステップ501において、判定テーブル選択手段85が、再抽選用テーブル83cを取得する。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、取得された当選判定テーブル83が判定手段84に提供される。そして、テーブル取得処理が終了する。
ステップ503において、通常遊技中であるか否かが判定される。そして、通常遊技中であると判定された場合、次のステップ504に進む。一方、通常遊技中でないと判定された場合、ステップ505に進む。
ステップ504において、判定テーブル選択手段85が、通常遊技用テーブル83aを取得する。そして、次のステップ502に進む。
ステップ505において、判定テーブル選択手段85が、特別遊技用テーブル83bを取得する。そして、次のステップ502に進む。
ところで、本実施の形態に係るスロットマシン10は、以上のように構成されているものであるが、このスロットマシン10は、遊技機を、複数の図柄46を変動表示又は停止表示させるための複数個の図柄表示手段、前記図柄46の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、各図柄表示手段に対応付けられるとともに、対応する図柄表示手段の変動表示を停止表示に移行させるための図柄変動停止手段、遊技に関する制御を行うための制御手段、として機能させ、制御手段を、図柄46の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段80、当選抽選手段80の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための停止制御手段160、として機能させ、所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件として図柄変動開始手段が作動可能となり、図柄変動開始手段の作動を契機として当選抽選手段80による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、図柄表示手段の停止表示が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定した遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機を、図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に作動することを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段80に抽選を行わせるための再抽選手段として、機能させ、前記停止制御手段160を、再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、変動表示中の図柄表示手段に対して行うように設定した遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することができる。
ここで、前記図柄表示手段は、回転リール40やベルト式図柄表示手段を用いたものでもよいし、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に複数の図柄46を順次表示させるようにしたものでもよい。
また、前記遊技機用プログラムを用いてスロットマシンを制御する場合には、ホッパーユニット35を介して遊技者に遊技メダルを払い出すように形成することができる。一方、遊技機用プログラムを用いて、業務用、若しくは、家庭用のテレビゲーム機を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しは行えないので、たとえば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に、獲得メダル数の枚数表示をしたり、遊技メダルの増減が分かるような絵(動画でも静止画でもよい)を表示するように形成することができる。
(総括)
本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、遊技中においていずれの当選役にも当選していない場合(すなわち、ハズレの場合)には、最終停止の回転リール40に対応するストップスイッチ19が操作されるまでの間に、再抽選スイッチ27が操作されることにより、新たに遊技メダルがベットされることを条件として、当選抽選手段80による再度の抽選が行われることとなる。
すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、1回の遊技において消費する遊技メダルの枚数を増やすことができることから、迅速に遊技メダルを消費することができることとなる。さらには、1回の遊技における当選抽選手段80による抽選の機会が増えることから、少ない回数の遊技で、所定の当選役(特に、特別遊技役)へ当選する可能性を高めることができることとなる。
これにより、たとえば、遊技者の事情等により遊技をできる限り早急に止めなければならないような場合でも、少ない遊技回数で、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態(すなわち、手持ちの遊技メダルが総て無くなった状態や、特別遊技役に当選しBBゲーム1回分の遊技メダルを獲得した状態等)とすることができることとなる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、停止制御手段160により、回転中の回転リール40に対して、前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われることとなる。
すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27に基づく抽選の結果により、当該遊技中における停止制御が変化することとなるため、回転リール40の停止パターンをバリエーションに富んだものにすることができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、スタートスイッチ18が操作されてから最後のストップスイッチ19が操作されるまでの間において再抽選スイッチ27が操作された際に、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、スタートスイッチ18操作時におけるベット枚数以上の遊技メダルがクレジットされている場合には、自動ベット手段203により、クレジットされている遊技メダルが所定枚数新たにベットされることとなる。
すなわち、再抽選スイッチ27が操作された際に、所定の条件を満たしている場合には、自動ベット手段203により自動的に遊技メダルのベットが行われることとなり、これに基づき、当選抽選手段80による抽選が行われることとなる。
したがって、再抽選スイッチ27の操作を行うにあたり、前もって遊技メダルのベットについて特段の操作をしておく等の必要が無いため、遊技者による遊技に関する操作を簡易なものとすることができることとなる。また、再抽選スイッチ27の操作後に、所定の操作を求められることも無いことから、再抽選スイッチ27の操作から当選抽選手段80による抽選までの一連の処理をスムーズなものとすることができる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80が抽選を行う場合には、再抽選用テーブル83cに基づいて当選判定が行われる。ここで、再抽選用テーブル83cは、BBゲーム役の当選領域、及び、ハズレ領域のみが設定されたテーブルであるため、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選の結果は、BBゲーム役の当選、又は、ハズレのいずれかとなる。換言すれば、前記抽選では、小役、再遊技役、及び、RBゲーム役には当選しないこととなるため、当選となる確率は低いものの、当選となった場合には必ずBBゲーム役の当選となり、メリハリの効いた抽選が行われることとなる。
すなわち、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選により当選した場合は、この当選役は総てBBゲーム役となるため、より効果的に、遊技を止めるのに相応しいキリの良い状態とすることができることとなる。
また、上記実施の形態は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機に使用してもよいものである。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、再抽選スイッチ27は1個のみ備えられ、所定条件を満たしている場合に再抽選スイッチ27が操作されることにより、当選抽選手段80による再度の抽選が行われるように形成されていたが、図9に示すように、この再抽選スイッチ27を回転リール40と同じ数(3個)だけ設け、かつ、各回転リール40ごとに一の再抽選スイッチ27を対応付けるとともに、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われた場合には、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40が停止するように形成することもできる。
すなわち、前記再抽選スイッチ27は、当選抽選手段80に抽選を行わせるのみならず、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ19としての機能を兼ねるように形成することができる。
具体的には、本実施の形態では、再抽選スイッチ27が操作されると、上記実施の形態と同様の条件を満たすことにより、当選抽選手段80による再度の抽選が行われる。そして、この抽選を契機として、停止制御手段160により、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40に対して、前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われ、前記回転リール40が停止することとなる。
また、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われなかった場合には、前記回転リール40は回転を停止しない。換言すれば、再抽選スイッチ27が操作された際に、いずれかの当選役に当選していた場合(すなわち、当選フラグ成否判定手段200により、当選フラグが成立していると判定された場合)、又は、スタートスイッチ18操作時におけるベット枚数以上の遊技メダルがクレジットされていなかった場合(すなわち、クレジットカウンタ判定手段201により、クレジットカウンタ51の値が前記ベット枚数以上でないと判定された場合)には、停止制御手段160による停止制御が行われず、前記回転リール40は停止せずに回転したままとなる。
次に、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略について、図10に示したフローを用いて説明する。
まず、図10に示すステップ600において、スタートスイッチ18の操作が行われたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ18の操作が行われたと判定された場合、次のステップ601に進む。一方、スタートスイッチ18の操作が行われていないと判定された場合、ステップ600に戻る。
ステップ601において、スタートスイッチ18が操作されることにより、スタートスイッチ18がONとなる。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、当選抽選手段80により抽選処理が行われる。そして、次のステップ603に進む。
ステップ603において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、通常遊技中であるか否かが判定される。そして、通常遊技中であると判定された場合、次のステップ605に進む。一方、通常遊技中でないと判定された場合、ステップ612に進む。
ステップ605において、再抽選スイッチ27が操作されたか否かが判定される。そして、再抽選スイッチ27が操作されたと判定された場合、次のステップ606に進む。一方、再抽選スイッチ27が操作されていないと判定された場合、ステップ612に進む。
ステップ606において、再抽選制御手段90により再抽選処理が行われる。そして、次のステップ607に進む。
ステップ607において、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選が行われたか否かが判定される。そして、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選が行われたと判定された場合、次のステップ608に進む。一方、再抽選スイッチ27の操作に基づく抽選が行われていないと判定された場合、ステップ612に進む。
ステップ608において、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40を停止させるための停止信号が出力される。そして、次のステップ609に進む。
ステップ609において、停止制御手段160により回転リール40のリール回転停止処理が行われる。そして、次のステップ610に進む。
ステップ610において、前記回転リール40のリール回転停止処理により、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたと判定された場合、次のステップ611に進む。一方、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われていないと判定された場合、ステップ604に戻る。
ステップ611において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、入賞判定手段190により入賞の処理が行われ、遊技が終了する。
ステップ612において、ストップスイッチ19が操作されたか否かが判定される。そして、ストップスイッチ19が操作されたと判定された場合、次のステップ613に進む。一方、ストップスイッチ19が操作されていないと判定された場合、ステップ604に進む。
ステップ613において、ストップスイッチ19が操作されることにより、ストップスイッチ19がONとなる。そして、次のステップ609に進む。
(総括)
以上のようにスロットマシン10を形成した場合にも、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27が操作されることにより当選抽選手段80による抽選が行われると、操作された再抽選スイッチ27に対応する回転リール40に対して前記抽選の結果に基づいた停止制御が行われ、前記回転リール40が停止することとなる。
すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27に基づく抽選が行われる場合には、再抽選スイッチ27を操作するのみで対応する回転リール40が停止することとなるため、ストップスイッチ19を操作する必要が無く、遊技に関する操作を簡易なものとすることができる。
また、再抽選スイッチ27が操作されることにより、当選抽選手段80による抽選の結果が、回転リール40の停止制御にダイレクトに反映されることととなるため、回転リール40の停止に対する遊技者の興趣を高めることができることとなる。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、再抽選スイッチ27の操作に基づいて当選抽選手段80による抽選が行われなかった場合には、前記回転リール40は停止しない。
したがって、再抽選スイッチ27を操作したにも拘らず、対応する回転リール40の回転が停止しないことにより、遊技者はいずれかの当選役に当選していることを認識することができる。すなわち、再抽選スイッチ27の操作に基づいて回転リール40の回転が停止しないことで、遊技者に当選の報知を行うことができることとなり、再抽選スイッチ27の操作に対する遊技者の興趣を高めることができることとなる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、再抽選制御手段の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、再抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、リール回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、テーブル取得処理の概略を示すフローである。 本発明の他の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の他の実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 メダル投入口 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 スタートスイッチ 19 ストップスイッチ
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 26 演出装置
30 リールユニット 31 数値表示部
32 ランプ 33 スピーカ
34 画像表示部 35 ホッパーユニット
40 回転リール 42 リールテープ
43 左リール 44 中リール
45 右リール 46 図柄
47 メダル払い出し口
51 ベットカウンタ 52 クレジットカウンタ
60 通常遊技制御手段 70 特別遊技制御手段
71 特定導入遊技制御手段 72 特定遊技制御手段
80 当選抽選手段 81 乱数発生手段
82 乱数抽出手段 83 当選判定テーブル
83a 通常遊技用テーブル 83b 特別遊技用テーブル
83c 再抽選用テーブル 84 判定手段
85 判定テーブル選択手段 86 当選フラグ成立手段
90 再抽選制御手段 100 持ち越し手段
160 停止制御手段 190 入賞判定手段
200 当選フラグ成否判定手段
201 クレジットカウンタ判定手段
202 スイッチ操作有効化手段
203 自動ベット手段 204 再抽選実行手段

Claims (6)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した複数個の回転リールと、
    前記複数個の回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応付けられるとともに、対応する回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    遊技に関する制御を行うための制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を回転リールに対して行うための停止制御手段と、を備え、
    所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件としてスタートスイッチが操作可能となり、スタートスイッチの操作を契機として当選抽選手段による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、回転リールが停止した状態で表示される図柄が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、
    スタートスイッチが操作されてから最終停止に係る回転リールに対応するストップスイッチが操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に操作されることを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段に抽選を行わせるための再抽選スイッチを備え、
    前記停止制御手段は、
    再抽選スイッチに基づいて当選抽選手段による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、回転中の回転リールに対して行うように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、
    所定の最大クレジット数を限度として、遊技媒体を電子的に貯留可能に形成され、
    前記制御装置は、
    スタートスイッチが操作されてから最終停止に係る回転リールに対応するストップスイッチが操作されるまでの間において、いずれの当選役にも当選しておらず、かつ、所定個数以上の遊技媒体が貯留されている場合に、再抽選スイッチが操作されることを契機として、貯留されている遊技媒体を所定個数新たにベットする自動ベット手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技機は、
    回転リールと同数の再抽選スイッチを備えるとともに、各回転リールごとに、一の再抽選スイッチが対応付けられており、
    再抽選スイッチの操作に基づいて当選抽選手段による抽選が行われた場合には、操作された再抽選スイッチに対応する回転リールが停止するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記遊技機は、
    当選役として、
    入賞となることにより、一般的な遊技である通常遊技よりも遊技者に多くの利益を付与可能な特別遊技を開始可能な特別遊技役を有しており、
    前記当選抽選手段は、
    再抽選スイッチの操作に基づいて抽選を行う場合には、前記特別遊技役のみを抽選するように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための複数個の図柄表示手段、
    前記図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、
    各図柄表示手段に対応付けられるとともに、対応する図柄表示手段の変動表示を停止表示に移行させるための図柄変動停止手段、
    遊技に関する制御を行うための制御手段、として機能させ、
    制御手段を、
    図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための停止制御手段、として機能させ、
    所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件として図柄変動開始手段が作動可能となり、図柄変動開始手段の作動を契機として当選抽選手段による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、図柄表示手段の停止表示が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定した遊技機用プログラムにおいて、
    前記遊技機を、
    図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に作動することを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段に抽選を行わせるための再抽選手段として、機能させ、
    前記停止制御手段を、
    再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、変動表示中の図柄表示手段に対して行うように設定したことを特徴とする遊技機用プログラム。
  6. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための複数個の図柄表示手段、
    前記図柄の変動表示を開始させるための図柄変動開始手段、
    各図柄表示手段に対応付けられるとともに、対応する図柄表示手段の変動表示を停止表示に移行させるための図柄変動停止手段、
    遊技に関する制御を行うための制御手段、として機能させ、
    制御手段を、
    図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段に対して行うための停止制御手段、として機能させ、
    所定の最小ベット数以上の遊技媒体のベットを条件として図柄変動開始手段が作動可能となり、図柄変動開始手段の作動を契機として当選抽選手段による抽選が行われ、この抽選の結果、所定の当選役に当選し、かつ、図柄表示手段の停止表示が、前記当選役に応じて予め定められた表示態様になることにより入賞となるように設定した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記遊技機を、
    図柄変動開始手段の作動から最後に停止表示へ移行した図柄表示手段に対応する図柄変動停止手段の作動までの間において、いずれの当選役にも当選していない場合に作動することを契機として、新たに最小ベット数以上の遊技媒体のベットが行われることを条件に、当選抽選手段に抽選を行わせるための再抽選手段として、機能させ、
    前記停止制御手段を、
    再抽選手段の作動に基づいて当選抽選手段による抽選が行われた場合には、当該抽選の結果に基づいた停止制御を、変動表示中の図柄表示手段に対して行うように設定したことを特徴とする遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007240474A 2007-09-18 2007-09-18 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2009066339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007240474A JP2009066339A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007240474A JP2009066339A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009066339A true JP2009066339A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40603212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007240474A Pending JP2009066339A (ja) 2007-09-18 2007-09-18 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009066339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017099684A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 ハイライツ・エンタテインメント株式会社 遊技機
JP2017140210A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017099684A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 ハイライツ・エンタテインメント株式会社 遊技機
JP2017140210A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4863300B2 (ja) 遊技機
JP2006034536A (ja) 回胴式遊技機
JP5140385B2 (ja) 遊技機
JP2006263210A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2012020200A (ja) 遊技機
JP2009219820A (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び記録媒体
JP5208620B2 (ja) 遊技機
JP2009219820A5 (ja)
JP2009261846A (ja) 遊技機
JP2009261846A5 (ja)
JP2010051365A5 (ja)
JP2007185339A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007252558A (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び記録媒体
JP4590374B2 (ja) 遊技機
JP5140750B2 (ja) 遊技機
JP4426991B2 (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009066339A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005296210A (ja) 遊技機及び遊技機用プログラム及び記録媒体
JP4916998B2 (ja) 遊技機
JP4327860B2 (ja) 遊技機
JP4313769B2 (ja) 遊技機
JP5714759B2 (ja) 遊技機
JP5714761B2 (ja) 遊技機
JP7446625B2 (ja) 遊技機
JP2007252752A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム及び記録媒体