JP4282870B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機に関し、更に詳しくは、特別演出遊技における入賞の結果により、遊技者に特定導入遊技に移行させ、かつその入賞を報知するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、遊技として、通常遊技や、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技、例えばビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」という。)を設けている。そして、遊技者が遊技状態を、通常遊技から特別遊技へ移行させるためには、入賞抽選手段の抽選により特別遊技に移行することができることに入賞し、且つ当該入賞図柄を有効入賞ライン上に停止させることが必要となる。その際、入賞抽選手段の抽選により、特別遊技へ移行することができることに入賞したことを、特別のランプの点灯や、特別な停止図柄の組合せからなる、いわゆるリーチ目等により、遊技者に向かって報知していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のBBゲーム等の特別遊技の移行することができることの決定の告知は、遊技に付随したランプの点灯等による単純且つ短時間の演出であって、特別遊技の入賞の期待感を著しく高めることができないといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
【0004】
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定導入遊技への移行の期待感を著しく高めることができ、また、特定導入遊技への移行のための遊技内容に変化を付けることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技者の興味を、特別演出遊技における入賞の結果に引きつけることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技者に適度な緊張感を持たせて、遊技が単調となることを回避することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、入賞回数が所定の入賞回数に近づけば近づく程、特定導入遊技の移行の期待度を高めることができて、特定導入遊技への移行の期待感を著しく高めることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0008】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、現在の遊技状態が、通常遊技の状態であるのか、特別演出遊技の状態であるのかを、容易に判断することができる遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、遊技者に、特別演出遊技における入賞の回数の合計を、遊技中に知らせることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0011】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0012】
すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記回転リール(40)の回転を制御すると共に、一定確率で入賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えている。
そして、遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技と特別演出遊技とを少なくとも設けている。
またここで、前記通常遊技は通常遊技制御手段(70)によって制御されている。
また、前記特別遊技は、前記通常遊技中の抽選または後述する特定導入遊技中の抽選に入賞し、特定の図柄が有効入賞ラインに揃ったときに移行する特定遊技と、前記通常遊技中の抽選に入賞し、特定の図柄が有効入賞ラインに揃ったときに移行する特定導入遊技とを有し、各々特定遊技制御手段(101)及び特定導入遊技制御手段(91)によって制御されている。
【0013】
そして、前記制御装置(20)は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段(110)を備えている。
そして、前記制御装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果、前記特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合、前記特別演出遊技に移行しないとされた時には、前記特定導入遊技の入賞が成立している状態の前記通常遊技が行われるように形成し、前記特別演出遊技へ移行することができた時には、当該特別演出遊技における所定回数の入賞により、前記特定導入遊技へ移行決定し、かつ、その旨を報知すると共に、前記特別演出遊技において所定回数の入賞が得られなかったと共に、所定回数の前記特別演出遊技を行った時であり、かつその後、前記特別演出遊技に移行しないとされた時には、前記特定導入遊技の入賞が成立している状態の前記通常遊技が行われるように形成したことを特徴とする。
【0014】
また、ここで、「回転リール(40)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。さらに、この「回転リール(40)」の数は、複数であれば良いものであって、特定の個数に限定されるものではなく、二個、三個、四個或いはそれ以上の個数であっても良いものである。
【0015】
また、ここで、「入賞抽選手段(110)の抽選の結果、前記特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合」とは、入賞抽選手段(110)の抽選の結果、特定導入遊技移行することができることに入賞し、未だ入賞は確定していない状態、いわゆる特定導入遊技の入賞フラグだけが成立している状態を含むものである。
【0016】
また、ここで、「特別演出遊技における所定回数の入賞の結果」とは、特別演出遊技における所定の入賞により予め定めた所定の条件を満足した結果を意味し、具体的には、例えば、特別演出遊技の所定の入賞図柄の入賞が所定の回数に達した場合等を含むものである。
【0017】
また、ここで、「特別演出遊技における所定回数の入賞により、前記特定導入遊技への移行決定し、かつ、その旨を報知する」とは、特別演出遊技における所定の入賞結果に達すると、特定導入遊技への移行が決定していることを意味するものであることを、予め遊技内容の説明表示欄等に記載しておき、特別演出遊技における入賞の結果により、遊技者が特定導入遊技の移行が確定したことを知ることができるものを含むものである。さらに、「特別演出遊技における所定回数の入賞により、前記特定導入遊技への移行決定し、かつ、その旨を報知する」とは、特別演出遊技における所定回数の入賞結果に達した場合に、別途設けた特定導入遊技の入賞成立報知装置等からの報知により、遊技者が特定導入遊技への移行が確定したことを知ることができるものを含むものである。
【0018】
また、ここで、「特別遊技」は、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能なものであれば良いものであって、具体的には、BBゲームを指す。
また、ここで、「特別演出遊技」は、入賞抽選手段(110)の抽選の結果、入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に当該入賞図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより入賞が確定するような遊技や、特定図柄の停止制御を行わずに、所定の入賞図柄を所定の有効入賞ラインに揃えることにより入賞が確定するような遊技のいずれも含むものである。
【0019】
また、ここで、「特定導入遊技の入賞が成立している状態の前記通常遊技が行われる」とは、具体的には、特定導入遊技の入賞が成立している状態(特別入賞フラグ成立状態)の通常遊技が行われて、予め定められた所定の特別入賞図柄(例えば、有効入賞ライン上に「7」が3個揃うもの)が揃うことで入賞が確定し、前記特定導入遊技に移行するように形成されているものである。
【0020】
(作用)
本発明によれば、制御装置(20)は、入賞抽選手段(110)の抽選の結果、特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合、特別演出遊技へ移行することができて、当該特別演出遊技における所定回数の入賞の結果、例えば所定の図柄の組合せが特定の有効ラインに揃ったことにより、遊技者に特定導入遊技への移行を報知している。このため、遊技者は、通常遊技とは遊技内容が異なる特別演出遊技に移行することにより、特定導入遊技への移行の期待感を持つことができる。そして、特別演出遊技中、所定の入賞に近づけば近づく程、特定導入遊技への移行の期待度を高めることができ、結果として、特定導入遊技への移行の期待感を著しく高めることができる。
【0021】
そして、本発明は、特別演出遊技の遊技の結果が、所定回数の入賞結果になったときには特定導入遊技の移行決定し、かつその旨遊技者に報知され、特別演出遊技の遊技の結果が所定回数の入賞結果にならなかったときには、遊技者に特定導入遊技の移行が報知されない。このため、遊技者側から見ると、特別演出遊技の遊技の結果が、自己の努力により、所定回数の入賞結果になったことで、特別遊技へ移行することが確定されたような感覚を得ることができる。
【0022】
そして、特別遊技の移行に至る経緯を、通常遊技の場合とは異なるものにすることができ、遊技内容に変化を付けることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
ただし、特別演出遊技における入賞が得られなかったときには、特定導入遊技の入賞が成立している状態の通常遊技が行われる。
従って、入賞抽選手段(110)の抽選の結果、特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合、特別演出遊技へ移行することができて、当該特別演出遊技において所定の図柄の組合せが特定の有効ラインに所定回数揃ったことにより、遊技者に特定導入遊技への移行を報知する。ただし、特別演出遊技において所定回数の入賞が得られなかったと共に、所定回数の遊技を行った時であり、かつ前記特別演出遊技に移行しないとされた時には、特定導入遊技の入賞が成立している状態の通常遊技が行われるように形成したものである。
その結果、入賞抽選手段(110)の抽選の結果、特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合、特別演出遊技による移行と、特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合の通常遊技制御手段による通常遊技からの移行とが存在することとなる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0023】
すなわち、前記制御装置(20)は、前記入賞抽選手段(110)の抽選の結果、前記特定導入遊技へ移行することができることに決定していない場合にも、前記特別演出遊技へ移行することができるものの、前記特定導入遊技への移行をさせず、遊技者に前記特定導入遊技への移行の決定を報知しないことを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、特定導入遊技へ移行することができることに決定していない場合、特別演出遊技へ移行することができるものの、遊技者に特定導入遊技の移行決定を報知しない。このため、特定導入遊技へ移行することができることに決定していない場合であっても、特別演出遊技へ移行することができることになり、特別演出遊技へ移行しても、必ずしも特定導入遊技へ移行することに決定されているとは限らなくなる。これにより、特別演出遊技へ移行した場合、常に特定導入遊技へ移行することに決定しているようなものと比較して、遊技者の興味を、特別演出遊技における入賞の結果に引きつけることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0024】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記特別演出遊技は、その遊技回数が予め定められており、当該特別演出遊技における遊技回数が、予め定めた回数に達したことを条件として終了することを特徴とする。
【0025】
(作用)
本発明によれば、特別演出遊技は、その遊技回数が予め定めた回数に達したことを条件として終了する。このため、特別演出遊技の終了条件となる遊技回数を、適当な値に設定することにより、遊技者に適度な緊張感を持たせることができ、遊技が単調となることを回避することができる。
【0026】
また、特別演出遊技が、所定の入賞の結果になるまで、当該特別演出遊技を繰り返すように設定した場合と比較して、所定の入賞の結果になかなか到達しないような場合に次の通常遊技へ長い間、移行することができないような状態を回避することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0027】
すなわち、前記制御装置(20)は、当該特別演出遊技で所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数が予め定められており、当該特別演出遊技において所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数の合計が、予め定めた回数に達したことにより、前記特定導入遊技への移行を報知することを特徴とする。
(作用)
本発明は、制御装置(20)が、特別演出遊技における予め定めた入賞の回数の合計が一定回数に達したことにより、遊技者に特定導入遊技への移行を報知している。このため、遊技者は、特別演出遊技中、入賞回数が予め定めた回数に達するように、所定の入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に揃えようと、努力し、入賞回数を1回ずつ、積み上げていく。そして、入賞回数が予め定めた入賞回数に近づけば近づく程、特定導入遊技への移行の期待度を高めることができ、結果として、特定導入遊技への移行の期待感を著しく高めることができる。
【0028】
また、特別演出遊技中の遊技の結果、所定の入賞図柄が予め定めた回数に達すると、特定導入遊技への移行が報知される。これにより、遊技者が、特別演出遊技における自己の努力により、特定導入遊技の移行を導くことができたかのような感覚を与えることができる。
【0029】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0030】
すなわち、前記遊技機(10)は、前記特別演出遊技へ移行した場合、遊技状態が前記特別演出遊技中であることを遊技者に向かって報知するための特別演出移行表示装置(181)を備えていることを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、前記遊技機(10)は、特別演出遊技へ移行した場合、遊技状態が特別演出遊技中であることを遊技者に向かって報知するための特別特別演出移行表示装置(181)を備えている。このため、遊技者は、特別演出移行表示装置(181)を介して、現在の遊技状態が、通常遊技の状態であるのか、特別演出遊技の状態であるのかを、容易に判断することができる。
【0031】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記遊技機(10)は、前記特別演出遊技において所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数の合計を遊技者に向かって報知するための入賞回数表示装置(182)を備えていることを特徴とする。
【0032】
(作用)
本発明によれば、遊技機(10)は、特別演出遊技における入賞の回数の合計を遊技者に向かって報知するための入賞回数表示装置(182)を備えている。このため、遊技者は、入賞回数表示装置(182)を介して、特別演出遊技における入賞の回数の合計を、遊技中に知ることができ、自分で暗算し、記憶する必要がない。これにより、遊技者は、遊技に集中することができ、遊技を容易なものにすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の入賞抽選手段のブロック図、図3は遊技機の外観正面図、図4乃至図11は遊技機の動作の概略のフロー及び図12は特別演出遊技における入賞図柄をそれぞれ示すものである。
【0034】
(遊技機10)
図3中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図3に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
【0035】
そして、図3に示すように、上部の表示窓12の向かって左側には、特別演出遊技に移行した場合、現在の遊技状態が、特別演出遊技中であることを遊技者に向かって報知するための特別演出移行表示装置181が配置されている。そして、この特別演出移行表示装置181の向かって右側には、特別演出遊技における入賞の回数の合計を遊技者に向かって報知するための入賞回数表示装置182が配置されている。
【0036】
上記回転リール40は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図3の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成されている。
【0037】
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
【0038】
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしても良い。
【0039】
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(4)の手段として機能する。
【0040】
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)特別演出遊技制御手段85
(4)入賞抽選手段110
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものであり、前記特別演出遊技制御手段85は、特別演出遊技を行わせるために特別演出遊技に関する制御を行うものである。
【0041】
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)〜(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するためのものである。そして、この演出制御装置22は、次の(1)乃至(3)の手段として機能する。
【0042】
(1)特別演出移行表示制御手段151
(2)特別演出計算手段152
(3)特別演出入賞回数表示制御手段153
また、演出制御装置22としては、上記した(1)〜(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
【0043】
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
【0044】
(出力段)
上記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(ランプ及びスピーカ)
(4)特別演出移行表示装置181
(5)入賞回数表示装置182
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
【0045】
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図3に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
【0046】
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0047】
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
【0048】
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0049】
(ホッパーユニット65)
上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(表示装置66)
上記表示装置66は、スピーカや表示ランプ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。具体的には、演出制御装置22の制御により、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。
(特別演出移行表示装置181)
上記特別演出移行表示装置181は、図3に示すように、特別演出遊技へ移行した場合、現在の遊技状態が特別演出遊技中であることを遊技者に向かって文字表示により表示するためのものであって、LED(発光ダイオード)からなるものである。もちろん、この特別演出移行表示装置181は、LEDに限定されるものではなく、液晶や、ランプ等によるものでも良いものである。
【0050】
なお、特別演出移行表示装置181の報知形態は、上記特別演出遊技中である旨の文字を表示するものであるが、特にこれに限定されるものではなく、液晶を使用することにより、「特別演出遊技中!!」を表示するプラカードを持ったキャラクターが出現したり、特別演出遊技の文字パネルの下に配置したランプが点灯するもの等をその旨を遊技者が認識できるようなものであれば他の報知形態のものでも良いものである。
(入賞回数表示装置182)
上記入賞回数表示装置182は、図3に示すように、特別演出遊技における入賞の回数の合計を数字を用いて遊技者に向かって報知するためのものであって、LED(発光ダイオード)からなるものである。もちろん、この入賞回数表示装置182は、LEDに限定されるものではなく、液晶や、ランプ等によるものでも良いものである。
【0051】
なお、入賞回数表示装置182の報知形態は、特別演出遊技中における入賞の回数の合計回数からなる数値を表示するものであるが、特にこれに限定されるものではなく、液晶を使用することにより、かかる合計回数からなる数値を表示するプラカードを持ったキャラクターが出現したり、かかる合計回数からなる数値に相当する数のランプが点灯するものや、目盛りを有する棒グラフ状のものが表示されるもの等、上記合計回数からなる数値を遊技者が認識できるようなものであれば他の報知形態のものでも良いものである。
【0052】
(通常遊技制御手段70)
上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0053】
入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0054】
また、いずれかの入賞フラグが成立中に、対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができない。
【0055】
(特別遊技制御手段80)
上記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定入賞遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0056】
通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
具体的には、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0057】
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
【0058】
したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
【0059】
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段101)
上記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
【0060】
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
【0061】
(特別演出遊技制御手段85)
上記特別演出遊技制御手段85は、特別遊技へ移行するか否かを報知するための特別演出遊技を行わせるためのものである。具体的には、特別演出遊技制御手段85は、入賞抽選手段110の抽選の結果、BBゲームへ移行することができることに決定した場合、すなわち、BBゲームの入賞フラグが成立している場合であって、さらに、特別演出抽選手段130の抽選により特別演出遊技へ移行することができることに入賞している場合に、遊技状態をBBゲームの入賞フラグが成立している通常遊技から特別演出遊技に移行するものである。そして、特別演出遊技制御手段85は、特別演出遊技における所定の入賞の回数の合計が一定回数に達したことにより、遊技者にBBゲームの入賞確定を決定し、特別演出移行表示装置181を介して報知するものである。
【0062】
上記特別演出遊技制御手段85による特別演出遊技の内容について説明する。
特別演出遊技では、通常遊技で使用する図柄と同一の図柄を用いて、各図柄に異なる意味づけを行い、通常遊技とは全く異なる遊技が行われるものである。特別演出遊技に使用する図柄として、図12に示すように、左側回転リール43に、所定のキャラクターがビーム銃を持って右方向に狙いをつけているような態様のキャラクター図柄62が配置されている。そして、図12に示すように、中央回転リール44に前記ビーム銃から発射されたビームを表すビーム図柄63が配置されている。そして、図12に示すように、右側回転リール45に怪獣が叫んでいる怪獣図柄64が配置されている。そして、特に図示しないが、この右側回転リール45には、他の複数の種類の怪獣を表す怪獣図柄が配置されている。そして、左側回転リール43のキャラクター図柄62と、中央回転リール44のビーム図柄63は、特別演出遊技中は、略100%に近い高確率で、上下三段の横方向のラインのうち、中央に位置する有効入賞ラインに引き込んで停止するように設定されている。そして、当該特別演出遊技中は、回転リール40の停止操作の順序は、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の順にストップスイッチ50の停止操作が行われる場合、いわゆる順押しの場合のみ有効となるように設定されている。そして、かかる順番で停止操作を行った場合、図12に示すように、キャラクター図柄62、ビーム図柄63及び怪獣図柄64が、中央の有効入賞ライン上に停止すると、キャラクターのビーム銃から発泡されたビームが怪獣に命中して、怪獣を1匹倒したことになり、所定の効果音の発生後、特別演出遊技における1回の入賞となる。なお、特別演出遊技中における倒した怪獣の数、すなわち入賞の数は、入賞回数表示装置182により遊技者に向かって表示されるものである。そして、特別演出遊技において、遊技回数の上限に、例えば5回の制限を設けておき、特別演出遊技における遊技回数が5回に達すると、当該特別演出遊技は終了するように設定されている。そして、特別演出遊技における5回の遊技内で、3匹の怪獣を倒すことができると、すなわち3回、入賞すると、BBゲームの入賞確定が決定され、特別演出移行表示装置181にBBゲームの移行決定し、その旨が報知されるものである。なお、通常遊技中、これらのキャラクター図柄62、ビーム図柄63及び怪獣図柄64は、他の入賞図柄として使用されるものである。例えば、ビーム図柄63は、再遊技(Replay)の入賞図柄として、使用するものである。
【0063】
なお、ここで、特別演出遊技において、右側回転リール45の怪獣図柄64を所定の位置に停止させることにより、怪獣を1匹倒し、それが1回の入賞にカウントされて、3回入賞することによりBBゲームへの移行決定し、かつその旨が報知されるようにしているが、特別演出遊技の遊技内容は特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、右側回転リール45の各怪獣図柄64の怪獣毎に異なる得点を予め設定しておき、怪獣図柄64を所定の停止位置に停止させて、怪獣を倒す毎に、かかる怪獣図柄64に対応する得点が加算されるように設定され、その合計得点が一定値以上に達することにより、BBゲームの移行決定し、かつその旨を報知するようにしても良いものである。その際、特別演出遊技における合計得点を遊技者に向かって報知するための入賞特定表示装置をLED等によって形成することにより、かかる合計得点を表示することができる。
【0064】
また、特別演出遊技は、上述したようなものに限定されずに、通常遊技に使用した小役入賞図柄或いは異なる入賞図柄の組合せからなる小役入賞を行うようにしても良いものである。そして、特別演出遊技における小役入賞によりメダルを払い出すように設定し、所定の遊技回数の範囲内(例えば5回)のうちに、払い出されたメダルの枚数の合計が一定枚数以上に達したことにより、BBゲームの移行決定し、かつその旨遊技者に報知するようにしても良いものである。その際、特別演出遊技における払い出されたメダルの枚数の合計を遊技者に向かって報知するための払い出し枚数表示装置をLED等によって形成することにより、かかるメダルの払い出し枚数を表示することができる。
【0065】
また、ここで、特別演出遊技は、通常遊技とは、全く異なる遊技にするために、回転リール40の回転方向を逆回転にしても良いものである。また、回転リール40の回転を、断続的に回転速度が変動したり、停止したり、逆回転する等を種々組み合わせて、通常遊技と全く異なるように設定しても良いものである。
なお、上述した実施の形態において、特別演出遊技における所定の入賞の結果により、BBゲームの入賞確定を報知しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、特別演出遊技における所定の入賞の結果により、RBゲーム等の他の入賞確定を報知するようにしても良いものである。
【0066】
(入賞抽選手段110)
上記入賞抽選手段110は、通常遊技中の入賞か否かの抽選や、特別演出遊技中の入賞か否かの抽選や、特別演出遊技に移行することができるか否かの抽選を行うものである。
上記入賞抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0067】
(1)通常抽選手段120
(2)特別演出抽選手段130
(3)移行抽選手段140
(通常抽選手段120)
上記通常抽選手段120は、予め定めた抽選確率に基づいて通常遊技中の入賞か否かの抽選を行うものである。
【0068】
上記通常抽選手段120は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)通常乱数発生手段121
(2)通常乱数抽出手段122
(3)通常入賞判定テーブル123
(4)通常判定手段124
なお、通常抽選手段120としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
【0069】
(通常乱数発生手段121)
上記通常乱数発生手段121は、通常遊技中の入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(通常乱数抽出手段122)
上記通常乱数抽出手段122は、通常乱数発生手段121が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0070】
(通常入賞判定テーブル123)
上記通常入賞判定テーブル123は、通常乱数発生手段121がとる乱数の全領域中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。
(通常判定手段124)
上記通常判定手段124は、通常乱数抽出手段122が抽出した抽出乱数データと、通常入賞判定テーブル123の抽選確率データを基に、通常乱数発生手段121がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0071】
(特別演出抽選手段130)
上記特別演出抽選手段130は、予め定めた抽選確率に基づいて特別演出遊技における入賞か否かの抽選を行うものである。
上記特別演出抽選手段130は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0072】
(1)特別乱数発生手段131
(2)特別乱数抽出手段132
(3)特別入賞判定テーブル133
(4)特別判定手段134
なお、特別抽選手段130としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
【0073】
(特別乱数発生手段131)
上記特別乱数発生手段131は、特別遊技中の入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(特別乱数抽出手段132)
上記特別乱数抽出手段132は、特別乱数発生手段131が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0074】
(特別入賞判定テーブル133)
上記特別入賞判定テーブル133は、特別乱数発生手段131がとる乱数の全領域中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。
(特別判定手段134)
上記特別判定手段134は、特別乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データと、特別入賞判定テーブル133の抽選確率データを基に、特別乱数発生手段131がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0075】
(移行抽選手段140)
上記移行抽選手段140は、予め定めた抽選確率に基づいて特別演出遊技に移行することができるか否の抽選を行うものである。そして、移行抽選手段140による抽選結果が入賞である場合に通常遊技から特別演出遊技に移行することができるように設定されている。
上記入賞抽選手段110は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0076】
(1)移行乱数発生手段141
(2)移行乱数抽出手段142
(3)移行入賞判定テーブル143
(4)移行判定手段144
なお、移行抽選手段140としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
【0077】
(移行乱数発生手段141)
上記移行乱数発生手段141は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(移行乱数抽出手段142)
上記移行乱数抽出手段142は、移行乱数発生手段141が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0078】
(移行入賞判定テーブル143)
上記移行入賞判定テーブル143は、移行乱数発生手段141がとる乱数の全領域中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。
(移行判定手段144)
上記移行判定手段144は、移行乱数抽出手段142が抽出した抽出乱数データと、移行入賞判定テーブル143の抽選確率データを基に、移行乱数発生手段141がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0079】
(特別演出移行表示制御手段151)
上記特別演出移行表示制御手段151は、移行抽選手段140の抽選の結果、特別演出遊技に移行することができると決定している場合、特別演出移行表示装置181に出力信号を送出して、特別演出遊技に移行することができる旨の表示をさせるためのものである。
(特別演出計算手段152)
上記特別演出計算手段152は、特別演出遊技中の入賞回数をカウントして、当該特別演出遊技中の入賞回数の合計を求めるためのものである。そして、計算した後は、その計算結果からなる信号を特別演出入賞回数表示制御手段153に送出するものである。
【0080】
なお、ここで、特別演出遊技中の遊技回数をカウントして、当該特別演出遊技中の現在までの遊技回数の合計を求めて、かかる特別演出遊技中の遊技回数を、特に図示していないが、表示窓12にLED等を用いて表示させるようにしても良いものである。
(特別演出入賞回数表示制御手段153)
上記特別演出入賞回数表示制御手段153は、特別演出計算手段152から送出された信号に基づいて、入賞回数表示装置182に特別演出遊技中の入賞回数の合計回数を表示させるためのものである。
【0081】
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の動作の概略について、図4乃至図10に示したフローを用いて説明する。
先ず、図4に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
【0082】
ステップ101において、BBゲーム中か否かが判定される。そして、BBゲーム中でないと判定された場合、次のステップ102に進む。
ステップ102において、通常抽選手段120により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、移行抽選手段140により特別演出遊技に移行することができるか否かの抽選処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
【0083】
ステップ104において、ステップ102の通常抽選手段120の抽選結果、BBゲームに入賞して、BBゲームの入賞フラグが成立したか否かが判定される。そして、BBゲームの入賞フラグが成立したと判定された場合、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ステップ103の移行抽選手段140の抽選結果、特別演出遊技へ移行することができることに決定しているか否かが判定される。そして、特別演出遊技へ移行することができることに決定していると判定された場合、次のステップ106に進む。
【0084】
ステップ106において、特別演出移行表示装置181により、特別演出遊技へ移行する旨が遊技者に向かって表示される。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、特別演出遊技が開始される。そして、次のステップ108に進む。
【0085】
ステップ108において、特別演出抽選手段130により、特別演出遊技における入賞か否かの抽選が行われる。そして、次のステップ109に進む。
ステップ109において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。なお、特別演出遊技中のストップスイッチ50の停止操作は、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の順番でのみ有効となり、いわゆる順押しのみが有効となるように設定されている。そして、次のステップ111に進む。
【0086】
ステップ111において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ113に進む。
【0087】
ステップ113において、特別演出遊技で所定回数のN回(例えば3回)だけ、入賞が成立したか否かが判定される。具体的には、上述したように、キャラクター図柄62、ビーム図柄63及び怪獣図柄64が揃うことにより、入賞が1回成立するものである。そして、特別演出遊技で所定回数の入賞が成立していると判定された場合、次のステップ114に進む。
【0088】
ステップ114において、表示装置66により、BBゲームの入賞確定が報知され、メダルの払い出しが行われる。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ112において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ110に戻る。
前記ステップ113において、特別演出遊技で所定回数の入賞が成立していないと判定された場合、次のステップ115に進む。
【0089】
ステップ115において、特別演出遊技の遊技回数が所定の制限回数M回(例えば5回)に達したか否かが判定される。そして、特別演出遊技の遊技回数が所定の制限回数に達していると判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ115において、当該特別演出遊技の遊技回数が所定の制限回数に達していないと判定された場合、ステップ107に戻る。
【0090】
前記ステップ105において、特別演出遊技へ移行することができることに決定していないと判定された場合、次のステップ131に進む。
ステップ131において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ132に進む。
ステップ132において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ133に進む。
【0091】
ステップ133において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ134に進む。
ステップ134において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ135に進む。
【0092】
ステップ135において、いずれかの入賞図柄の入賞が確定しているか否かが判定される。そして、いずれかの入賞図柄の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ136に進む。
ステップ136において、かかる入賞が確定している入賞図柄に相当する枚数のメダルが払い出され、当該遊技が終了する。
【0093】
前記ステップ134において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ132に戻る。
前記ステップ135において、いずれの入賞図柄も入賞が確定していないと判定された場合、ステップ136を飛び越して当該遊技は終了する。
前記ステップ104において、BBゲームの入賞フラグが成立したものでないと判定された場合、次のステップ160に進む。
【0094】
ステップ160において、BBゲームの入賞図柄以外の他の入賞図柄の入賞フラグが成立しているか否かが判定される。そして、BBゲームの入賞図柄以外の他の入賞図柄の入賞フラグが成立していないと判定された場合、次のステップ161に進む。
ステップ161において、ステップ103の移行抽選手段140の抽選結果、特別演出遊技へ移行することができることに決定しているか否かが判定される。そして、特別演出遊技へ移行することができることに決定していると判定された場合、次のステップ162に進む。
【0095】
ステップ162において、特別演出遊技が開始される。そして、次のステップ163に進む。
ステップ163において、特別演出抽選手段130により、特別演出遊技における入賞か否かの抽選が行われる。そして、次のステップ164に進む。
ステップ164において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ165に進む。
【0096】
ステップ165において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。なお、特別演出遊技中のストップスイッチ50の停止操作は、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の順番でのみ有効となり、いわゆる順押しのみが有効となるように設定されている。そして、次のステップ166に進む。
【0097】
ステップ166において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ167に進む。
ステップ167において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ168に進む。
【0098】
ステップ168において、特別演出遊技中に、所定の制限回数(例えば5回)の遊技を行ったか否かが判定される。そして、特別演出遊技中の所定の制限回数の遊技を行っていると判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ167において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ165に戻る。
【0099】
前記ステップ168において、特別演出遊技中に所定の制限回数の遊技を行っていないと判定された場合、ステップ162に戻る。
前記ステップ161において、特別演出遊技へ移行することができることに決定していないと判定された場合、ステップ131に進む。
前記ステップ160において、BBゲームの入賞図柄以外の他の入賞図柄の入賞フラグが成立していると判定された場合、ステップ131に進む。
【0100】
前記ステップ101において、BBゲーム中であると判定された場合、次のステップ120に進む。
ステップ120において、通常抽選手段120により、BBゲーム中の抽選処理が行われる。そして、次のステップ121に進む。
ステップ121において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ122に進む。
【0101】
ステップ122において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。なお、ストップスイッチ50の操作する順番は、特別演出遊技とは異なり、自由に操作可能に設定されている。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ124に進む。
【0102】
ステップ124において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ125に進む。
ステップ125において、いずれかの入賞図柄が有効入賞ライン上に揃って入賞が確定したか否かが判定される。そして、いずれかの入賞図柄の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ126に進む。
【0103】
ステップ126において、入賞が確定した入賞図柄に相当する枚数のメダルが払い出される。そして、BBゲームの入賞図柄の入賞フラグがリセットされる。そして、次のステップ127に進む。
ステップ127において、当該BBゲーム中におけるRBゲーム及び小役遊技の遊技回数が加算され、それらの各合計回数が計算される。そして、次のステップ128に進む。
【0104】
ステップ128において、BBゲーム中のRBゲームの遊技回数及び小役遊技回数が所定の制限回数(例えば、RBゲームが3回、小役遊技が30回)を越えているか否か、すなわち、BBゲームの終了条件を満足しているか否かが判定される。そして、BBゲーム中のRBゲーム及び小役遊技の遊技回数が所定の制限回数を越えて、BBゲームの終了条件を満足していると判定された場合、次のステップ129に進む。
【0105】
ステップ129において、BBゲームが終了し、当該遊技が終了する。
前記ステップ124において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ122に戻る。
前記ステップ125において、入賞が確定していないと判定された場合、ステップ126に進む。
【0106】
前記ステップ128において、BBゲーム中のRBゲーム及び小役遊技の遊技回数が所定の制限回数を越えておらず、BBゲームの終了条件を満足していないと判定された場合、ステップ129を飛び越して、当該遊技が終了する。
上述したステップ102及びステップ120の抽選処理について、図8のフローを用いて説明する。
【0107】
ステップ200において、通常抽選手段120の通常乱数発生手段121により発生された乱数の中から通常乱数抽出手段122により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が通常乱数抽出手段122の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
【0108】
ステップ202において、通常判定手段124により、抽出された乱数と、通常入賞判定テーブル123の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、通常判定手段124により、抽出された乱数が、通常入賞判定テーブル123のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0109】
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ103の移行抽選手段140による特別演出遊技に移行することができるか否かの抽選処理について、図9のフローを用いて説明する。
ステップ300において、移行抽選手段140の移行乱数発生手段141により発生された乱数の中から移行乱数抽出手段142により乱数が抽出される。そして、次のステップ301に進む。
【0110】
ステップ301において、抽出された乱数が移行乱数抽出手段142の内部に記憶される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、移行判定手段144により、抽出された乱数と、移行入賞判定テーブル143の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ303に進む。
【0111】
ステップ303において、移行判定手段144により、抽出された乱数が、移行入賞判定テーブル143のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。具体的には、特別演出遊技に移行することができるか否かが決定されるものである。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ108及びステップ163の特別演出抽選手段130による特別演出遊技における入賞か否かの抽選処理について、図10のフローを用いて説明する。
【0112】
ステップ400において、特別演出抽選手段130の特別乱数発生手段131により発生された乱数の中から特別乱数抽出手段132により乱数が抽出される。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、抽出された乱数が特別乱数抽出手段132の内部に記憶される。そして、次のステップ402に進む。
【0113】
ステップ402において、特別判定手段134により、抽出された乱数と、特別入賞判定テーブル133の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、特別判定手段134により、抽出された乱数が、特別入賞判定テーブル133のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。具体的には、特別演出遊技において、キャラクター図柄62、ビーム図柄63及び怪獣図柄64が並んで入賞するか否かが決定されるものである。そして、抽選処理が終了する。
【0114】
上述したステップ111、ステップ123、ステップ133及びステップ166の回転リール40の回転停止処理について、図11を用いて説明する。
ステップ500において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ501に進む。
【0115】
ステップ501において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ503に進む。
【0116】
ステップ503において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ500において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ504に進む。
ステップ504において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ505に進む。
【0117】
ステップ505において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ503に進む。
前記ステップ504において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ503に進む。
【0118】
前記ステップ505において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ501に進む。
前記ステップ502において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ500に戻る。
【0119】
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ501〜ステップ505で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0120】
なお、テーブル停止制御においても、入賞フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグが成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0121】
なお、上述した実施の形態において、特別演出遊技は、通常遊技に使用する回転リール40と同一の図柄を用いて、別の遊技内容を構成しているが、同一の回転リール40を使用するのではなく、他の表示窓12に大型のLEDや、液晶パネルをはめ込んで、上述した内容の特別演出遊技を行うようにしても良いものである。かかる場合も上述したものと同様の効果を得ることができるものである。
【0122】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0123】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、特定導入遊技への移行の期待感を著しく高めることができ、また、特定導入遊技への移行のための遊技内容に変化を付けることができる遊技機を提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0124】
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技者の興味を、特別演出遊技における入賞の結果に引きつけることができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0125】
すなわち、請求項3記載の発明によれば、遊技者に適度な緊張感を持たせて、遊技が単調となることを回避することができる遊技機を提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0126】
すなわち、請求項4記載の発明によれば、入賞回数が所定の入賞回数に近づけば近づく程、特別導入遊技への移行決定の期待度を高めることができて、特別導入遊技への移行決定の期待感を著しく高めることができる遊技機を提供することができる。
【0127】
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0128】
すなわち、請求項5記載の発明によれば、現在の遊技状態が、通常遊技の状態であるのか、特別演出遊技の状態であるのかを、容易に判断することができる遊技機を提供することができる。
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0129】
すなわち、請求項6記載の発明によれば、遊技者に、特別演出遊技における入賞の回数の合計を、遊技中に知らせることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態であって、入賞抽選手段を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図5】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図6】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図7】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図8】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、通常抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【図9】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、移行抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【図10】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、移行抽選手段による抽選処理の概略を示すフローである。
【図11】 本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。
【図12】 本発明の実施の形態であって、特別演出遊技における入賞図柄を示す概略図である。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
30 スタートスイッチ 40 回転リール
42 リールテープ 43 左側回転リール
44 中央回転リール 45 右側回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 キャラクター図柄
63 ビーム図柄 64 怪獣図柄
65 ホッパーユニット 66 表示装置
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
85 特別演出遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手段
120 通常抽選手段 121 通常乱数発生手段
122 通常乱数抽出手段 123 通常入賞判定テーブル
124 通常判定手段 130 特別演出抽選手段
131 特別乱数発生手段 132 特別乱数抽出手段
133 特別入賞判定テーブル 134 特別判定手段
140 移行抽選手段 141 移行乱数発生手段
142 移行乱数抽出手段 143 移行入賞判定テーブル
144 移行判定手段 151 特別演出移行表示制御手段
152 特別演出計算手段 153 特別演出入賞回数表示制御手段
181 特別演出移行表示装置 182 入賞回数表示装置

Claims (6)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、
    前記回転リールの回転を制御すると共に、一定確率で入賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備えた遊技機において、
    遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技と特別演出遊技とを少なくとも設け、
    前記通常遊技は通常遊技制御手段によって制御され、
    前記特別遊技は、前記通常遊技中の抽選または後述する特定導入遊技中の抽選に入賞し、特定の図柄が有効入賞ラインに揃ったときに移行する特定遊技と、前記通常遊技中の抽選に入賞し、特定の図柄が有効入賞ラインに揃ったときに移行する特定導入遊技とを有し、各々特定遊技制御手段及び特定導入遊技制御手段によって制御され、
    前記制御装置は、入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記入賞抽選手段の抽選の結果、前記特定導入遊技へ移行することができることに決定した場合、
    前記特別演出遊技に移行しないとされた時には、前記特定導入遊技の入賞が成立している状態の前記通常遊技が行われるように形成し、
    前記特別演出遊技へ移行することができた時には、当該特別演出遊技における所定回数の入賞により、前記特定導入遊技への移行決定し、かつ、その旨を報知すると共に、
    前記特別演出遊技において所定回数の入賞が得られなかったと共に、所定回数の前記特別演出遊技を行った時であり、かつその後、前記特別演出遊技に移行しないとされた時には、前記特定導入遊技の入賞が成立している状態の前記通常遊技が行われるように形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果、前記特定導入遊技へ移行することができることに決定していない場合にも、前記特別演出遊技へ移行することができるものの、前記特定導入遊技への移行をさせず、遊技者に前記特定導入遊技への移行の決定を報知しないことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特別演出遊技は、その遊技回数が予め定められており、当該特別演出遊技における遊技回数が、予め定めた回数に達したことを条件として終了することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記制御装置は、当該特別演出遊技で所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数が予め定められており、当該特別演出遊技において所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数の合計が、予め定めた回数に達したことにより、前記特定導入遊技への移行を報知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記遊技機は、前記特別演出遊技へ移行した場合、遊技状態が前記特別演出遊技中であることを遊技者に向かって報知するための特別演出移行表示装置を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記遊技機は、前記特別演出遊技において所定の図柄の組合せが特定の有効入賞ラインに揃う回数の合計を遊技者に向かって報知するための入賞回数表示装置を備えていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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