JP2005291164A - 車両用エンジンの燃料フィルタ及びその取付構造並びに取付方法 - Google Patents

車両用エンジンの燃料フィルタ及びその取付構造並びに取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃料フィルタを燃料ポンプとともに燃料タンク内の適正な位置に安定して確実に固定保持可能な車両用エンジンの燃料フィルタ及びその取付構造並びに取付方法を提供する。
【解決手段】 燃料タンク1内に設けられ、可撓性燃料ホース10を介して燃料ポンプ2の吸込み側に連結される車両用エンジンの燃料フィルタ12であって、フィルタ12は、自らを燃料タンク内壁面に固定するための固定手段を備えた。例えば、前記固定手段はフィルタから突出する雄ネジ13からなり、この雄ネジ13にナット16が螺着してフィルタが固定される。この雄ネジ13は、索体26(組立時にフィルタを燃料タンク内に引き込むための取付け作業用ワイヤ)の係止部を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用エンジンの燃料タンク内に収容される燃料フィルタ及びその取付構造並びに取付方法に関する。
燃料タンク内に燃料ポンプ及びその吸込側に連結された燃料フィルタを備えた内燃機関用燃料供給装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載された燃料供給装置においては、フィルタは燃料ポンプ端部の吸込側に一体的に固定され、このフィルタを宙吊り状態で支持する燃料ポンプを燃料タンクの開口部を覆う蓋部材の内面側に固定したものである。
しかしながら、特許文献1の燃料供給装置では、フィルタが燃料ポンプと堅固に一体化されているため、燃料タンク内での設置場所の制約が大きくなる。特に自動二輪車の中央メインフレームを跨ぐ鞍型の燃料タンクでは、左右に分かれた燃料タンク底部が狭いため、フィルタを燃料ポンプとともにタンク底部の適正な位置に設けることが困難な場合が多い。この場合、燃料ポンプとフィルタとを可撓性のホースで連結してそれぞれ適正な位置に設けることが考えられるが、フィルタがフリーになるため、車体の振動等で連結部が外れたり損傷するおそれがある。
特開2003−74436号公報
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、燃料フィルタを燃料ポンプとともに燃料タンク内の適正な位置に安定して確実に固定保持可能な車両用エンジンの燃料フィルタ及びその取付構造並びに取付方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、燃料タンク内に設けられ、可撓性燃料ホースを介して燃料ポンプの吸込み側に連結される車両用エンジンの燃料フィルタであって、フィルタは、自らを燃料タンク内壁面に固定するための固定手段を備えたことを特徴とする車両用エンジンの燃料フィルタを提供する。
請求項2の発明では、前記固定手段はフィルタから突出する雄ネジからなることを特徴としている。
請求項3の発明では、前記固定手段は索体の係止部を有することを特徴としている。
請求項4の発明では、前記雄ネジは燃料タンク壁に設けられた取付孔を貫通し、該雄ネジに燃料タンク外部から雌ネジを螺着させてフィルタを燃料タンク内壁面に固定したことを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ取付構造を提供する。
請求項5の発明では、前記係止部は、前記雄ネジの先端に形成した雌ネジからなることを特徴としている。
請求項6の発明では、前記フィルタの雄ネジの先端に形成した雌ネジに、前記索体の先端に設けた雄ネジを螺合させてフィルタと索体とを連結し、該索体を前記取付孔を通してタンク外部から引っ張ることにより前記フィルタの雄ネジを該取付孔からタンク外部に露出させ、該露出したフィルタの雄ネジにフィルタ固定用雌ネジを螺着させてフィルタを燃料タンク内壁面に固定することを特徴とする請求項5に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ取付け方法を提供する。
請求項1の発明によれば、フィルタは、自らを燃料タンク内壁面に固定するための固定手段を有するため、可撓性ホース等により燃料ポンプとフィルタとを接続し、フィルタを燃料タンク底部の適正な位置に固定することができる。これにより、特に自動二輪車の鞍型燃料タンク内で燃料ポンプ及び燃料フィルタをそれぞれ適正な位置に安定して確実に固定することができる。固定手段としては、ネジあるいはマグネットを用いることができる。
請求項2の発明によれば、フィルタのケーシングに雄ネジを突出させて設けることにより、この雄ネジを用いてフィルタを燃料タンクに容易に確実に固定することができる。
請求項3の発明によれば、燃料タンク内にフィルタを組込む場合に、フィルタの索体係止部に索体(ロープ、ワイヤ、紐など)を固定して、この索体を引っ張ることにより、フィルタをタンク内の所定の位置に配置することができる。
請求項4の発明によれば、燃料タンクに設けた取付孔を通して燃料タンク内部のフィルタの雄ネジをタンク外に出し、この雄ネジにタンク外部から雌ネジを締結させることによりフィルタをタンク内壁面に確実に固定できる。
請求項5の発明によれば、索体の接続に際して、索体の先端に設けた雄ネジを螺合させるだけでよいので、接続や分離が容易にできる。
請求項6の発明によれば、フィルタの固定手段となる雄ネジの先端部に雌ネジを形成し、この雌ネジに前記索体先端に設けた雄ネジを螺合させてフィルタと索体とを連結し、この索体を燃料タンクに開口する取付孔を通してタンク外部から引っ張ることにより前記フィルタの雄ネジを該取付孔からタンク外部に露出させ、該露出したフィルタの雄ネジに雌ネジ(例えばナット)を螺着させてフィルタを燃料タンク内壁面に容易に配置して固定することができる。
図1は、本発明に係る燃料フィルタを収容した燃料タンクの左右方向の縦断面図である。
この燃料タンク1は、自動二輪車のシート前側のメインフレーム(不図示)を跨ぐ鞍型の燃料タンクである。燃料タンク1の内部の燃料収用部は、中央タンク部1aとその左右両側の側方タンク部1b,1cからなる。中央タンク部1aの底面上に燃料ポンプ2が設置される。燃料ポンプ2は、フランジカバー5を一体に有し、このフランジカバー5で燃料タンク1の中央タンク部1aの底板3に形成した開口4を覆い、その外側から取付板6で周縁を覆われて6本のボルト7で袋ナット17に締結して固定保持される。8はOリング等のシール材である。
燃料ポンプ2の吸込側端部にカプラ9を介して可撓性の燃料ホース10の一端が接続される。燃料ホース10の他端はカプラ11を介して燃料フィルタ12に接続される。
燃料フィルタ12の下面に雄ネジ13(請求項1でいう固定手段)が突出して固着されている。すなわち、フィルタ12は、自らを燃料タンク内壁面に固定するための雄ネジ13を有する。この雄ネジ13がワッシャ14を介して燃料タンク1の側方タンク部1cの底板3に設けた取付孔15(図4参照)を通してタンク外部に突出する。この雄ネジ13の突出部にタンク外部から雌ネジ(ナット)16が螺着して締結され、燃料フィルタ12がタンク底面に固定保持される。
図2及び図3はそれぞれ図1の燃料タンクの側面図及び底面図である。
図2に示すように、燃料ポンプ2を固定する取付板6は長円形であり、その周縁の6本のボルト7でタンクの底板3に固定される。燃料ポンプ2の吐出側には燃料供給ホース(不図示)が接続される燃料吐出口18が備わり、エンジン(不図示)に燃料が供給される。19は電源コネクタである。
燃料タンク1の後端部には取付ブラケット20が備わり、グロメット挿通孔20aを通してボルトなどにより車体フレームに固定される。燃料タンク1の左右側面の下部にはそれぞれ2つの車体カバー取付け用のグロメット挿通孔21が設けられ、不図示の車体カバーが固定される。
燃料タンク1の左右の側方タンク部1b,1cの内側の側壁にタンク支持部材22が備わる。この支持部材22は、車体メインフレーム(不図示)に固定されたブラケットを把持してこの燃料タンク1をメインフレーム上に支持するためのものである。
燃料フィルタ12の前側に、液面計23がボルト24により燃料ポンプ2と同様にタンク底板3に固定される。この液面計23は、例えば液面レベルが規定の高さに達しているかどうかを検出するON/OFF式のものである。このようなON/OFF式の液面計に代えて、フロート式の液面計を用いることもできる。フロート式の場合、フロートを側方タンク部1b又は1c内に配置し、液面計本体を燃料ポンプ2の前側の中央タンク部1aの底板3上に設けることができる。
図4は、燃料フィルタ取付部の分解説明図である。
燃料フィルタ12の下面に突出する雄ネジ13の先端部に同軸的に雌ネジ(不図示)が形成される。この雌ネジに螺合する雄ネジ25が取付作業用ワイヤ(請求項でいう索体)26の先端にカシメ材27により固定される。ワイヤ26の反対側端部は、円形に曲げられカシメ材28により引張り用の撮みとなるリング29が形成される。
なお、ワイヤ26に代えて、ロープ、紐、その他の線材を用いてもよい。また、ワイヤ先端の雄ネジ25及びカシメ材27の外径は、タンクに設けた取付孔15の内径より小さく、また、ナット16を挿抜させるためナット16の内径よりも小さい。
燃料フィルタ12のタンク内への装着作業は以下のように行われる。
ワイヤ26に雌ネジ(ナット)16を装着し、このワイヤ26をタンク底板3の取付孔15を通す。ワイヤ26の先端の雄ネジ25をワッシャ14を通して燃料フィルタ12の雄ネジ13に形成された雌ネジに螺入して結合する。この状態で燃料フィルタ12を燃料ポンプ2とともに中央タンク部1aの底板3の開口部からタンク内に挿入する。続いて、ワイヤ26を引張って燃料フィルタ12を側方タンク部1cの底板3の取付孔15の位置まで引き込み、フィルタの雄ネジ13を取付孔15からタンク外部へ露出させる。続いて、ナット16をフィルタの雄ネジ13に螺着し締結する。その後、ワイヤ26先端の雄ネジ17をフィルタ12の雄ネジ13の先端の雌ネジから外してワイヤ26を取外す。これにより、燃料フィルタ12は、その下面側の雄ネジ13及びタンク外部からこれに締結された雌ネジ(ナット)16により底板3に固定される。
フィルタ12のメンテナンス等の際には、ナット16を取外すことによりフィルタ12の固定を解くことができる。そして、ポンプ2も取外してタンク底板3の開口4を開いて、そこからフィルタ12をタンク外に取出してメンテナンスを行うことができる。
なお、ワイヤ26と燃料フィルタ12の連結手段は、上記の例ではフィルタ12の雄ネジ13に設けた雌ネジとワイヤ先端の雄ネジ17としたが、これに限らず、例えばフィルタ側の雄ネジ13の側面を対向側から平行に研削して対向する平行2面を形成し、この平行2面間を貫通する係止孔を形成し、この係止孔にワイヤ26を通して連結してもよい。
本発明は、自動二輪車の鞍型燃料タンク内に収容される燃料フィルタに対し、特に好適に利用できる。
本発明の実施形態の縦断面図。 図1の燃料タンクの側面図。 図1の燃料タンクの底面図。 図1の燃料タンクのフィルタ取付部の分解図。
符号の説明
1:燃料タンク、1a:中央タンク部、1b,1c:側方タンク部、
2:燃料ポンプ、3:底板、4:開口、5:フランジカバー、
6:取付板、7:ボルト、8:Oリング、9:カプラ、
10:燃料ホース、11:カプラ、12:燃料フィルタ、13:雄ネジ、14:ワッシャ、15:取付孔、16:雌ネジ、17:袋ナット、
18:吐出口、19:電源コネクタ、20:取付ブラケット、
20a:グロメット挿通孔、21:グロメット挿通孔、
22:タンク支持部材、23:液面計、24:ボルト、25:雄ネジ、
26:ワイヤ(索体)、27:カシメ材、28:カシメ材、
29:リング。

Claims (6)

  1. 燃料タンク内に設けられ、可撓性燃料ホースを介して燃料ポンプの吸込み側に連結される車両用エンジンの燃料フィルタであって、
    フィルタは、自らを燃料タンク内壁面に固定するための固定手段を備えたことを特徴とする車両用エンジンの燃料フィルタ。
  2. 前記固定手段はフィルタから突出する雄ネジからなることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ。
  3. 前記固定手段は、索体の係止部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ。
  4. 前記雄ネジは燃料タンク壁に設けられた取付孔を貫通し、該雄ネジに燃料タンク外部から雌ネジを螺着させてフィルタを燃料タンク内壁面に固定したことを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ取付構造。
  5. 前記係止部は、前記雄ネジの先端に形成した雌ネジからなることを特徴とする請求項3に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ。
  6. 前記フィルタの雄ネジの先端に形成した雌ネジに、前記索体の先端に設けた雄ネジを螺合させてフィルタと索体とを連結し、該索体を前記取付孔を通してタンク外部から引っ張ることにより前記フィルタの雄ネジを該取付孔からタンク外部に露出させ、該露出したフィルタの雄ネジにフィルタ固定用雌ネジを螺着させてフィルタを燃料タンク内壁面に固定することを特徴とする請求項5に記載の車両用エンジンの燃料フィルタ取付方法。
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