JP2008121516A - 燃料ポンプユニット、燃料ポンプモジュール及び燃料供給装置並びにこれらのいずれかを備えた燃料タンクユニット - Google Patents

燃料ポンプユニット、燃料ポンプモジュール及び燃料供給装置並びにこれらのいずれかを備えた燃料タンクユニット Download PDF

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Abstract

【課題】燃料タンク内の燃料が少なくなったときでも燃料を供給することができ、かつ、燃料タンクへの搭載性を向上する。
【解決手段】本発明の燃料供給装置は、燃料を貯留するリザーバカップ40と、リザーバカップ40内の燃料を吸引して吐出する燃料ポンプ32と、燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、燃料ポンプ32から吐出される燃料の一部を利用して燃料吸入配管からリザーバカップ40内に燃料タンク内の燃料を吸入するジェットポンプを備えている。燃料ポンプ32はリザーバカップ40の外側に配置され、燃料ポンプ32に対するリザーバカップ40の組付け姿勢が変更可能となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
従来の燃料供給装置としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の燃料供給装置は、燃料を貯留する有底容器と、その有底容器内に設置された燃料ポンプを備えている。有底容器の外周には副容器が形成され、副容器の内部にも燃料が貯留される。副容器内の燃料は、有底容器内に設けられたジェットポンプにより有底容器内に吸引される。有底容器内に吸引された燃料は、燃料ポンプによって吸引されて有底容器外(燃料タンク外)に吐出される。この燃料供給装置では、燃料タンク内の燃料が少なくなった状態で燃料タンクが傾いた場合でも、副容器内に燃料が確保されるため、燃料供給装置から内燃機関に燃料を供給することができるとされている。
実開平3−73656号公報
自動二輪車に搭載される燃料タンクのように燃料タンクの容積が小さい場合や燃料タンクの形状が特異形状(例えば、鞍型形状)の場合、燃料供給装置の燃料タンクへの搭載性が大きな問題となる。特許文献1の燃料供給装置は、燃料ポンプを収容する主容器と、この主容器の外周に形成された副容器を備えている。このため、燃料供給装置が大型化し易く、燃料タンクの形状によっては燃料タンク内に設置することができない場合がある。
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料タンク内の燃料が少なくなったときでも内燃機関へ燃料を供給することができ、かつ、燃料タンクへの搭載性を向上することができる技術を提供することである。
本発明の燃料ポンプユニットは、燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する。この燃料ポンプユニットは、燃料を貯留するリザーバカップと、そのリザーバカップに接続され、リザーバカップ内の燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、その燃料ポンプに接続され、燃料ポンプから吐出される燃料の一部が流れるリターン配管と、燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、リターン配管と燃料吸入配管とリザーバカップに接続され、リターン配管から供給されるリターン燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入し、供給されたリターン燃料と吸入した燃料をリザーバカップに吐出するジェットポンプと、を備えている。そして、燃料ポンプはリザーバカップの外側に配置されており、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が変更可能なように燃料ポンプの吸入側とリザーバカップの吐出側とが組み付けられている。
この燃料ポンプユニットでは、燃料タンク内の燃料を燃料吸入配管を介してリザーバカップ内に吸入し、リザーバカップ内に吸入された燃料を燃料ポンプによって燃料タンク外に吐出する。ジェットポンプと燃料吸入配管を用いるため、燃料タンク内の燃料が少なくなったときでもリザーバカップ内に燃料を強制的に貯留することができ、内燃機関に燃料を供給することができる。
また、燃料ポンプをリザーバカップの外側に配置したことから、リザーバカップの容積を小さく抑えることができる。さらに、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が変更可能となっていることから、燃料タンクの形状に応じてリザーバカップの組み付け姿勢を調整することができる。これらによって、燃料タンクへの搭載性を向上することができる。
上記の燃料ポンプユニットでは、リザーバカップの吐出口が燃料ポンプの吸入口に対して回転可能に組み付けられていることが好ましい。このような構成によると、燃料ポンプの吸入口に対しリザーバカップの吐出口を回転させるだけで、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢を変更することができる。
上記の燃料ポンプユニットでは、リザーバカップは、その内部に燃料を貯留する貯留空間が形成されるケーシングと、その貯留空間内に配置され、貯留空間を燃料吸入側と燃料吐出側に区画するフィルタ部材と、を備えていることが好ましい。ケーシング(リザーバカップ)内にフィルタ部材が配置されるため、リザーバカップとフィルタ部材が一体化され、燃料ポンプユニットをより小型化することができる。
上記の燃料ポンプユニットでは、リザーバカップとジェットポンプが一体化されており、リザーバカップのケーシング内にジェットポンプが形成されていることが好ましい。リザーバカップとジェットポンプが一体化されるため、燃料ポンプユニットをより小型化することができる。
上記の燃料ポンプユニットでは、リザーバカップは、ケーシング表面に配設されたダンパー部材を備えており、ケーシングがダンパー部材を介して燃料タンク内面に設置されていることが好ましい。このような構成によると、燃料タンクの振動がリザーバカップに伝達されることが防止され、燃料タンク内の燃料を安定して供給することができる。
また、本発明は、上記課題を解決することができる新規な燃料ポンプモジュールを提供する。すなわち、本発明の燃料ポンプモジュールは、燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する。この燃料ポンプモジュールは、少なくとも一つの燃料吸入配管と、燃料吸入配管を介して燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入部と、燃料吸入部に吸入された燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、燃料タンクに取付けられ、燃料ポンプから吐出される燃料が流れる配管を備えるプレート部材と、プレート部材の配管内を流れる燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータと、を備えている。そして、燃料吸入配管は、フレキシブルに燃料タンク内に配置可能とされている。
この燃料ポンプモジュールでも、ジェットポンプと燃料吸入配管を用いて強制的に燃料タンク内の燃料を燃料吸入部に吸入するため、燃料タンク内の燃料が少なくなっても、内燃機関に燃料を供給することができる。また、燃料吸入配管はフレキシブルに燃料タンク内に配置することができるため、燃料タンクの各部から効率的に燃料を吸入することができ、また、燃料タンクへの搭載性も向上することができる。
上記の燃料ポンプモジュールでは、燃料吸入配管は、可撓性の材料で形成された配管部と、配管部の所定の位置に設けられた燃料吸入口部を備えていることが好ましい。配管部を可撓性の材料で形成することで、燃料吸入配管のフレキシブル性を容易に実現することができる。
上記の燃料ポンプモジュールは、下端部に少なくとも一つの凹部を有している燃料タンク内に設置することができる。この場合、燃料吸入配管は、燃料吸入部に接続される合流管と、その合流管から複数に分岐した分岐管と、各分岐管に設けられた燃料吸入口部を備えることができる。そして、少なくとも一つの分岐管の燃料吸入口部が燃料タンクの凹部内に配置されるようになっていることが好ましい。このような構成によると、燃料タンク下端部の凹部内の燃料を燃料吸入配管によって吸入することができ、吸入した燃料を内燃機関に供給することができる。
なお、上記の燃料ポンプモジュールでは、燃料吸入部は、プレッシャレギュレータから排出される余剰燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入するジェットポンプを備えることができる。このような構成によると、プレッシャレギュレータの余剰燃料を利用することで、効率的に燃料タンク内の燃料を吸入することができる。
また、本発明は、上記課題を解決することができる新規な燃料供給装置を提供する。すなわち、本発明の燃料供給装置は、燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する。この燃料供給装置は、燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプの吸入口に取付けられるサクションフィルタと、燃料タンクに取付けられ、燃料ポンプから吐出される燃料が流れる配管を備えるプレート部材と、プレート部材の配管内を流れる燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータと、プレッシャレギュレータから排出される余剰燃料が流れるリターン配管と、燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、リターン配管と燃料吸入配管に接続され、リターン配管から供給されるリターン燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入し、供給されたリターン燃料と吸入した燃料を吐出するジェットポンプと、を備えている。そして、ジェットポンプの吐出口がサクションフィルタの近傍に配置されている。
この燃料供給装置では、ジェットポンプと燃料吸入配管によって、燃料タンク内の燃料がサクションフィルタ近傍に集められる。このため、燃料タンク内の燃料が少なくなっても、燃料ポンプはサクションフィルタ近傍に集められた燃料を吸入して内燃機関に供給することができる。また、リザーバカップを用いていないため、その分だけ燃料供給装置を小型化でき、燃料タンクへの搭載性を向上することができる。
上記の燃料供給装置は、下端部に少なくとも一つの凹部を有している燃料タンク内に設置することができる。この場合、燃料吸入配管は、ジェットポンプに接続される合流管と、その合流管から複数に分岐した分岐管と、各分岐管に設けられた燃料吸入口部を備えることができる。そして、少なくとも一つの分岐管の燃料吸入口部が燃料タンクの凹部内に配置されるようになっていることが好ましい。このような構成によると、燃料タンク下端部の凹部内の燃料を燃料吸入配管によって吸入することができ、吸入した燃料を内燃機関に供給することができる。
下記の実施例に記載の技術の主要な特徴について列記する。
(形態1) 燃料供給装置は、プレートと、燃料ポンプと、リザーバカップと、プレッシャレギュレータと、燃料吸入配管を備えている。
(形態2) プレートは、燃料タンクの開口に取付けられ、燃料タンクの開口を閉じている。プレートには燃料ポンプが取付けられている。
(形態3) リザーバカップはケーシングを備えている。ケーシング内には、燃料を吸引するための吸引空間と、燃料を貯留するための貯留空間が形成されている。吸引空間の燃料吐出側は、貯留空間の燃料吸入側に連通している。貯留空間の燃料吐出側は、燃料ポンプの燃料吸入口に連通している。
(形態4) ケーシングの吸引空間にはジェットポンプが配設される。ジェットポンプは、プレッシャレギュレータからのリターン燃料を利用して、燃料吸入配管を介して燃料タンク内の燃料を吸引する。ジェットポンプから吐出される燃料は、ケーシングの第2空間に供給される。
(形態5) ケーシングの貯留空間は、フィルタ部材によって燃料吸入側と燃料吐出側に区画される。燃料吸入側には貯留空間とケーシング外とを連通する開口が設けられている。開口はケーシングの下端面に形成されている。この開口には逆止弁が設けられている。逆止弁は、ケーシング外からケーシング内への燃料の流入を許容する一方で、ケーシング内からケーシング外への燃料の流出を禁止する。
(形態6) リザーバカップの吐出口には燃料ポンプの吸入口が取付けられている。燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢は、燃料タンクの形状に応じて調整されている。
本発明を具体化した燃料供給装置の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例の燃料供給装置は、自動二輪車の燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料をエンジンに供給するために用いられる。まず、燃料供給装置が設置される燃料タンクについて簡単に説明しておく。図1は燃料タンクの側面を模式的に示す図であり、図2は燃料タンクを図1の左側方から見たときの断面形状を模式的に示す図である。
図1,2に示すように、燃料タンク10は鞍型形状(断面逆U字型)の燃料タンクである。燃料タンク10の上面16と底面14はともに傾斜しており、その一方の端部(図1の左側の端部)が他方の端部(図1の右側の端部)に対して高くなっている。上面16の一方の端部には給油口16aが形成されている。底面14の他方の端部には開口14aが形成されている。開口14aには、後述する燃料供給装置のセットプレート(請求項でいうプレート部材)が取付けられる。
また、燃料タンク10には、底面14の左右両側に凹部(窪み部)12a,12bが形成されている(図2参照)。図から明らかなように、凹部12a,12bが燃料タンク10の最下部となっている。
次に、燃料タンク10内に設置される燃料供給装置について説明する。図3は燃料供給装置の概略構成を示す図である。図3に示すように燃料供給装置は、燃料ポンプ本体20と、プレッシャレギュレータ80と、配管70,82,84によって構成されている。
燃料ポンプ本体20は、燃料タンク10の開口14aに取付けられている。燃料ポンプ本体20には、燃料吸入配管70と燃料配管82と燃料リターン配管84が接続されている。燃料ポンプ本体20は、燃料吸入配管70を介して燃料タンク10内の燃料を吸入し、吸入した燃料を昇圧し、昇圧した燃料を燃料タンク外(図示しないエンジン)に吐出する。燃料ポンプ本体20の詳細な構造については後述する。
プレッシャレギュレータ80は燃料タンク10内に配置される。プレッシャレギュレータ80には、燃料配管82と燃料リターン配管84が接続されている。プレッシャレギュレータ80は、燃料ポンプ本体20から燃料タンク外に吐出される燃料の燃料圧力を調整する。すなわち、プレッシャレギュレータ80は、燃料ポンプ本体20から吐出される燃料の一部を燃料リターン配管84に排出することで、燃料ポンプ本体20から燃料タンク外に吐出される燃料の圧力を調整する。燃料リターン配管84を流れる燃料は、燃料ポンプ本体20に戻される。
燃料吸入配管70は、燃料タンク10内の燃料を燃料ポンプ本体20に吸入するための配管である。図10に詳しく示されるように、燃料吸入配管70は、合流管72と、合流管72の一端(合流部76)から分岐する分岐管74a,74bと、分岐管74a,74bの先端にそれぞれ設けられた燃料吸入口78a,78bを備えている。合流管72と分岐管74a,74bは、可撓性の材料(例えば、ナイロン,ゴム等)で形成されており、燃料タンク10内に曲がった状態(フレキシブルな状態)で配置することができる。合流管72の接続口80は燃料ポンプ本体20に接続されている。
図1,2に示すように、分岐管74aの燃料吸入口78aは燃料タンク10の凹部12aの最下部に配置され、分岐管74bの燃料吸入口78bは燃料タンク10の凹部12bの最下部に配置されている。このため、分岐管74aは凹部12a内の燃料を吸入することができ、分岐管74bは凹部12b内の燃料を吸入することができる。
次に、燃料ポンプ本体20について詳述する。図4は燃料ポンプ本体20の全体構成を示す断面図である。図4に示すように燃料ポンプ本体20は、セットプレート22と燃料ポンプ32とリザーバカップ40を備えている。
セットプレート22は、燃料タンク10の開口14aに取付けられる。セットプレート22が開口14aに取付けられると、開口14aがセットプレート22によって閉じられる。セットプレート22には、燃料ポンプ32から吐出される燃料が流れる燃料流路25が形成されている。燃料流路25の一端には吐出ポート24が設けられ、燃料流路25の他端には吐出ポート28が設けられている。吐出ポート24には燃料供給管(図示省略)の一端が接続され、燃料供給管の他端はエンジンに接続されている。吐出ポート28には、上述した燃料配管82の一端が接続されている。したがって、吐出ポート28から吐出される燃料は、燃料配管82を通ってプレッシャレギュレータ80に供給される。
なお、本実施例では、セットプレート22とプレッシャレギュレータ80を別体で構成したが、セットプレートにプレッシャレギュレータを組付けて一体化するようにしてもよい。これによって、燃料タンクへの組付作業をより容易化することができる。
燃料ポンプ32はハウジング38内に収容されている。ハウジング38は、セットプレート22に対して傾斜した状態で取付けられている。このため、セットプレート22が燃料タンク10に取付けられた状態では、燃料ポンプ32が燃料タンク10の壁面に沿って配置される(図1参照)。燃料ポンプ32は、吸入口36から燃料を吸引して昇圧し、昇圧した燃料を吐出口34から吐出する。燃料ポンプ32には、公知のウエスコ型の燃料ポンプを用いることができる。燃料ポンプ32の吐出口34には接続管30の一端が接続され、接続管30の他端は燃料流路25に連通している。このため、燃料ポンプ32から吐出された燃料は、接続管30内を通って燃料流路25に流れるようになっている。燃料ポンプ32の吸入口36には、リザーバカップ40が接続されている。
リザーバカップ40について、図5〜7を参照して詳細に説明する。図5はリザーバカップ40の正面図であり、図6はリザーバカップ40の平面図であり、図7はリザーバカップ40の断面図である。図5〜7に示すようにリザーバカップ40は、メインケーシング52と、メインケーシング52の上端開口を閉じる上ケーシング42と、メインケーシング52の下端開口を閉じる下ケーシング56を備えている。
図7に示されるように、メインケーシング52内には、燃料を吸引するための吸引空間52dと、燃料を貯留するための貯留空間(52a,52b)が形成されている。吸引空間52dと貯留空間(52a,52b)は、左右に並んで形成されている。吸引空間52dの下端と貯留空間(52a,52b)の下端は空間52cによって連通している。
吸引空間52dは、メインケーシング52に形成された吸入口54により外部と連通している。吸入口54には、燃料吸入配管70の接続口80が連結される。このため、燃料吸入配管70内の燃料は、吸入口54を通って吸引空間52c内に流れることができる。
貯留空間(52a,52b)は、フィルタ部材60によって燃料吸入側(下側の空間)52bと燃料吐出側(上側の空間)52aに区画されている。フィルタ部材60は、燃料吸入側の空間52bから燃料吐出側の空間52aに流れる燃料中に含まれる異物を除去する。フィルタ部材60には、公知の濾布(例えば、ナイロンメッシュ,不織布等)を用いることができる。フィルタ部材60は、メインケーシング52と下ケーシング56によって挟持される。すなわち、メインケーシング52に下ケーシング56が取付けられると、フィルタ部材60の全周がメインケーシング52と下ケーシング56によって挟持され、これによって、フィルタ部材60が貯留空間(52a,52b)内で保持されるようになっている。
上ケーシング42は、メインケーシング52の上端面にボルト48とナット50によって取付けられる。上ケーシング42には、下方に突出するノズル部42aと、上方に突出する吐出口部44が形成されている。メインケーシング52に上ケーシング42が取付けられた状態では、ノズル部42aが吸引空間52d内に挿し込まれ、吐出口部44は貯留空間(52a,52b)の上方に位置している。なお、本実施例では、上ケーシング42とメインケーシング52をボルト48とナット50で締結したが、上ケーシングとメインケーシングの固定は、上記の実施例以外にも種々の方法(例えば、溶着等)で行うことができる。
上ケーシング42のノズル部42aには、上方に開口する凹部42bが形成されている。凹部42bには吸入口部材46が挿し込まれる。図8によく示されるように、吸入口部材46には貫通孔46cと接続口46aが形成されている。貫通孔46cは、上ケーシング42の貫通孔42cに位置合わせがされ、その状態でボルト48cが挿し込まれ、そのボルト48cにナット50cが螺合している。これによって、上ケーシング42の所定の位置に吸入口部材46が取付けられ、かつ、上ケーシング42から吸入口部材46が外れることが防止される。
接続口46aには、燃料リターン配管84が接続される。このため、プレッシャレギュレータ80からのリターン燃料がノズル部42aに供給される。ノズル部42aにリターン燃料が供給されると、燃料吸入配管70内の燃料が吸入口54を通って吸引空間52c内に吸引される。ノズル部42aに供給されたリターン燃料と燃料吸入配管70から吸引された燃料は、吸引空間52cから吸入側の貯留空間52aに流れる。したがって、吸入口部材46、ノズル部42a、吸引空間52d及び吸入口54によって、燃料タンク10内の燃料を吸引するジェットポンプが形成されている。
上ケーシング42の吐出口部44には、挿込み部44bと、挿込み部44bの左右両側に配された取付部44aが形成されている。図9によく示されるように、挿込み部44bは、メインケーシング52の吐出側の貯留空間52aに連通している。挿込み部44bには、燃料ポンプ32の吸入口36が挿し込まれる。燃料ポンプ32の吸入口36は、挿込み部44bに対して回転可能な状態で取付けられている。
取付部44aには、ネジ65によってフランジ部材64が固定されている。フランジ部材64は、燃料ポンプ32を収容するハウジング38の一端に取付けられている。具体的には、フランジ部材64は、ハウジング38の外周を覆うように形成された側壁部64bを備えている。側壁部64bの基端には開口穴64aが形成されている。開口穴64aは複数形成されており、これら開口穴64aは周方向に均等の間隔で配置されている。ハウジング38の先端には、開口穴64aと同数の係止爪38a(開口穴64aに係合する)が形成されており、これら係止爪38aも周方向に均等の間隔で配置されている。そして、フランジ部材64の開口穴64aにハウジング38の係止爪38aを係止させることで、ハウジング38に対してフランジ部材64が取付けられている。
なお、燃料ポンプ32の吸入口36が挿込み部44bに対して回転可能な状態で取付けられており、また、開口穴64aと係止爪38aが同数で、かつ、周方向に均等の間隔で配置されていることから、ハウジング38に対するフランジ部材64の周方向の位置を変更することができる。ハウジング38に対するフランジ部材64の周方向の位置を変更すると、燃料ポンプ32に対する上ケーシング42(すなわち、リザーバカップ40)の組付け姿勢が変更される。本実施例では、リザーバカップ40の下ケーシング56側が燃料タンク10の壁面に沿うように、燃料ポンプ32に対してリザーバカップ40が組付けられている。
下ケーシング56は、メインケーシング52の下端面にボルト48とナット50によって取付けられている。下ケーシング56には、上面から下面に向かって貫通する貫通孔56aと、貫通孔56aを取囲むように上方に突出する壁56bが形成されている。メインケーシング52に下ケーシング56が取付けられた状態では、貫通孔56aによってメインケーシング52の吸入側の貯留空間52bとケーシング外とが連通し、また、下ケーシング56の壁56bが貯留空間52bの内側に嵌合し、壁56bとメインケーシング52によってフィルタ部材60が挟持されている。
下ケーシング56の貫通孔56aには逆止弁62が配設されている。逆止弁62は、ケーシング外から貯留空間52bへの燃料の流入を許容する一方で、貯留空間52bからケーシング外への燃料の流出を禁止している。
また、下ケーシング56の下面には、複数の突出片56cが形成されている。各突出片56cには、ダンパー部材58が取付けられている。ダンパー部材58は、弾力性を有する材料(例えば、ゴム等)によって形成されている。燃料ポンプ本体20が燃料タンク10に取り付けられた状態では、ダンパー部材58が燃料タンク10の内壁面に接触するようになっている。
次に、上述した燃料供給装置の動作について説明する。外部電源から燃料ポンプ32に電力が供給されると、燃料ポンプ32の作動が開始される。燃料ポンプ32が作動を開始すると、リザーバカップ40内の燃料が吸入口36より燃料ポンプ32内に吸引される。このとき、リザーバカップ40内の貯留空間(52a,52b)の燃料圧力がリザーバカップ40外の燃料圧力より低くなると、逆止弁62が開き、リザーバカップ40外より貫通孔56aを通ってリザーバカップ40(貯留空間52b)内に燃料が流入する。
燃料ポンプ32内に吸引された燃料は、燃料ポンプ32内で昇圧され、吐出口34より吐出される。燃料ポンプ32より吐出された燃料の一部は、セットプレート22の燃料流路25を通って燃料タンク外のエンジンに供給され、残りは燃料配管82を通ってプレッシャレギュレータ80に供給される。プレッシャレギュレータ80は、エンジンに供給される燃料の燃料圧力を調整するために、燃料ポンプ32より吐出される燃料の一部を燃料リターン配管84に排出する。燃料リターン配管84に排出されたリターン燃料は、リザーバカップ40のノズル部42aに供給される。これによって、燃料タンク10内の燃料が燃料吸入配管70を介してリザーバカップ40の吸入空間52c内に吸引される。燃料吸入配管70の燃料吸引口78a,78bは、燃料タンク10の凹部12a,12b内に配置されているため、燃料タンク10の凹部12a,12b内の燃料がリザーバカップ40に吸引される。リザーバカップ40内に強制的に燃料が吸入されて貯留されるため、燃料ポンプ32よりエンジンに安定して燃料を供給することができる。
なお、プレッシャレギュレータ80のリターン燃料を用いて燃料タンク10内の燃料をリザーバカップ40内に吸引すると、貯留空間(52a,52b)の燃料圧力がリザーバカップ40外の燃料圧力より高くなる。かかる場合は、逆止弁62によって貫通孔56aが閉じられるため、リザーバカップ40内よりリザーバカップ40外に燃料が流出することが防止される。
上述したことから明らかなように、本実施例の燃料供給装置は、燃料タンク10内の燃料を燃料吸入配管70を介してリザーバカップ40内に強制的に吸入し、リザーバカップ40内に吸入した燃料を燃料ポンプ32によって燃料タンク10外に吐出する。また、燃料吸入配管70は可撓性の材料で形成され、その燃料吸入口78a,78bが燃料タンク10内の最下部である凹部12a,12bに配置されている。これらのため、燃料タンク10内の燃料が少なくなった状態で坂道等を走行する場合であっても、燃料タンク10内の燃料をエンジンに安定して供給することができる。
また、燃料ポンプ32をリザーバカップ40の外側に配置したことから、リザーバカップ40の容積を小型化することができ、また、燃料ポンプ32に対するリザーバカップ40の組付け姿勢が燃料タンク10の形状に応じて決定されている。このため、燃料供給装置の燃料タンク10への搭載性が向上し、特異形状の燃料タンク10へも容易に搭載することができる。
また、リザーバカップ40内にフィルタ部材60を配置するとともに、リザーバカップ40内にジェットポンプが形成され、このリザーバカップ40が燃料ポンプ32を介してセットプレート22に取り付けられている。このため、燃料タンク10への燃料供給装置の組付け作業を容易に行うことができ、また、燃料供給装置を小型化することもできる。
さらに、リザーバカップ40がダンパー部材58を介して燃料タンク10の内壁面に設置されるため、エンジンの振動や車両走行時の振動がリザーバカップ40に伝達されることが抑制される。このため、燃料供給装置からエンジンに安定して燃料を供給することができる。
なお、上述した実施例では、燃料ポンプ32の吸入口36に対してリザーバカップ40の吐出口部44を回転させることで、燃料ポンプ32に対するリザーバカップ40の組付け姿勢を変更可能としたが、本発明はこのような例に限られない。例えば、リザーバカップの吐出口に可動部材を介して燃料ポンプの吸入口を接続するような形態としてもよい。この場合、リザーバカップの吐出口に対して可動部材が可動するようにしてもよいし、燃料ポンプの吸入口に対して可動部材が可動するようにしてもよいし、両者に対して可動部材が可動するようにしてもよい。さらには、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が一定の組付け姿勢となるように、燃料ポンプにリザーバカップを取付けるようにしてもよい(すなわち、組付け姿勢が変更不能となるように取付けてもよい)。この場合は、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が燃料タンクの形状に応じて決定されていることが好ましい。
また、上述した実施例では、リザーバカップ40にフィルタ部材60を収容し、リザーバカップ40内にジェットポンプを形成したが、本出願の技術はこのような形態に限られず、これらを別々に製作してもよい。これらの要素を別々に製作した実施例について、図11及び図12を参照して説明する。図11に示すように、この燃料供給装置は、燃料ポンプ112とサクションフィルタ118とセットプレート部材122とジェットポンプ120によって構成されている。
燃料ポンプ112は、燃料タンク110の凹部121に配置されている。燃料ポンプ112の吸入口にはサクションフィルタ118が取付けられている。燃料ポンプ112の吐出口には燃料配管132の一端が接続され、燃料配管132の他端はセットプレート部材122に接続されている。また、燃料ポンプ112にはハーネス134の一端が接続されており、ハーネス134の他端はセットプレート部材122に接続されている。
セットプレート部材122は、燃料タンク110の開口に取付けられる。セットプレート部材122にはプレッシャレギュレータ124が取付けられている。プレッシャレギュレータ124には燃料配管132が接続されている。プレッシャレギュレータ124は、燃料ポンプ112から吐出された燃料の圧力を調整する。プレッシャレギュレータ124で圧力が調整された燃料は、セットプレート部材122を通ってエンジンに供給される。プレッシャレギュレータ124からの余剰燃料(リターン燃料)は、リターン燃料配管130を通ってジェットポンプ120に供給される。
ジェットポンプ120には燃料吸入配管128が接続されている。燃料吸入配管128の燃料吸入口126は、燃料タンク110の開口(すなわち、セットプレート部材122が取付けられる部位)の近傍に配置されている。プレッシャレギュレータ124からのリターン燃料がジェットポンプ120に供給されると、燃料吸入配管128の燃料吸入口126より燃料が吸入される。ジェットポンプ120は、プレッシャレギュレータ124からのリターン燃料と燃料吸入管128によって吸入した燃料を吐出口より吐出する。
図から明らかなように、ジェットポンプ120はサクションフィルタ118の近傍に配置されている。このため、ジェットポンプ120から吐出された燃料は燃料タンク110の凹部121に貯留される。これによって、燃料タンク110の開口近傍の燃料を燃料ポンプ112によって吸入することができる。
また、図から明らかなように、ジェットポンプ120から噴出される燃料はサクションフィルタ118の外表面に向かって流れ、サクションフィルタ118の外表面に付着した異物を洗浄する。このため、サクションフィルタ118の目詰まりが防止され、燃料ポンプ112の吸引力の低下が防止される。
上述した実施例でも、ジェットポンプ120と燃料吸入配管128によって燃料タンク110内の燃料を強制的にサクションフィルタ118の近傍に貯留するため、燃料タンク110の燃料を最後まで良好に燃料ポンプ112に吸引することができる。
また、燃料ポンプ112とサクションフィルタ118とセットプレート部材122とジェットポンプ120を別体で製作するため、各機器をコンパクト化することができ、燃料タンク110への搭載性を向上することができる。さらに、燃料タンク110の凹部121にリザーバカップの機能を持たせることで、燃料タンク110への搭載性をより向上している。
なお、上述した実施例では、燃料ポンプ112やジェットポンプ120を燃料タンクの開口から燃料タンク内に挿入し、燃料タンクの所定の位置に配置しなければならない。このため、本実施例では、ワイヤを利用して燃料ポンプ112やジェットポンプ120を燃料タンク110の所定の位置に取付けている。ここでは、燃料ポンプ112を燃料タンク110に取付ける場合を例に説明する。
図11,12に示すように、燃料ポンプ112は、燃料タンク110の内壁面に当接する当接部114a,114bと、各当接部114a,114bに立設された雄ネジ部116a,116bを有している。雄ネジ部116a,116bの先端にはワイヤ119が着脱可能に取付けられている。また、燃料タンク110の所定の位置には、雄ネジ部116a,116bが挿通される孔110bが形成されている。
燃料ポンプ112を燃料タンク110の所定の位置に配置するためには、まず、雄ネジ部116a,116bの基端にシールリング117aを装着する(図12参照)。次いで、雄ネジ部116a,116bを挿通する孔110bから燃料タンク110内にワイヤを挿入し、そのワイヤの先端を燃料タンク110の開口より燃料タンク外に引き出す。引き出されたワイヤは、それぞれ所定の雄ネジ部116a,116bの先端に取付ける。次いで、燃料タンク110の開口より燃料タンク110内に燃料ポンプ112を挿入し、ワイヤを孔110b側から手繰り寄せる。これによって、燃料タンク110の孔110bから燃料ポンプ112の雄ネジ部116a,116bを燃料タンク110外に引き出す。次いで、引き出された雄ネジ部116a,116bにシールリング117bを装着し、雄ネジ部116a,116bにナット115を螺合させる。これによって、燃料ポンプ112の当接部114a,114bが燃料タンク110の壁面に押付けられ、燃料ポンプ112が燃料タンク110内の所定の位置に固定される。燃料ポンプ112が所定の位置に固定されると、雄ネジ部116a,116bからワイヤを取外す。なお、ジェットポンプ120についても、同様の方法により燃料タンク110内の所定の位置に固定することができる。
以上、本発明のいくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
燃料タンクの側面を模式的に示す図。 燃料タンクを図1の左側方から見たときの断面形状を模式的に示す図。 燃料供給装置の概略構成を示す図。 燃料ポンプ本体の全体構成を示す断面図。 リザーバカップの正面図。 リザーバカップの平面図。 リザーバカップの断面図。 リザーバカップの上ケーシングと吸入口部材との接続部分を示す断面図。 燃料ポンプとリザーバカップの接続構造を示す断面図。 燃料吸入配管の構成を示す平面図。 本発明の他の実施例に係る燃料供給装置を説明するための図。 本発明の他の実施例に係る燃料ポンプの燃料タンクへの取付け方法を説明するための図。
符号の説明
10:燃料タンク
20:燃料ポンプ本体
40:リザーバカップ
70:燃料吸入配管
80:プレッシャレギュレータ

Claims (15)

  1. 燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料ポンプユニットであって、
    燃料を貯留するリザーバカップと、
    そのリザーバカップに接続され、リザーバカップ内の燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、
    その燃料ポンプに接続され、燃料ポンプから吐出される燃料の一部が流れるリターン配管と、
    燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、
    リターン配管と燃料吸入配管とリザーバカップに接続され、リターン配管から供給されるリターン燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入し、供給されたリターン燃料と吸入した燃料をリザーバカップに吐出するジェットポンプと、を備えており、
    燃料ポンプはリザーバカップの外側に配置されており、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が変更可能なように燃料ポンプの吸入側とリザーバカップの吐出側とが組み付けられていることを特徴とする燃料ポンプユニット。
  2. リザーバカップの吐出口が燃料ポンプの吸入口に対して回転可能に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプユニット。
  3. リザーバカップは、その内部に燃料を貯留する貯留空間が形成されるケーシングと、その貯留空間内に配置され、貯留空間を燃料吸入側と燃料吐出側に区画するフィルタ部材と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプユニット。
  4. リザーバカップとジェットポンプが一体化されており、リザーバカップのケーシング内にジェットポンプが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料ポンプユニット。
  5. リザーバカップは、ケーシング表面に配設されたダンパー部材を備えており、ケーシングがダンパー部材を介して燃料タンク内面に設置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の燃料ポンプユニット。
  6. 燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料ポンプユニットであって、
    燃料を貯留するリザーバカップと、
    そのリザーバカップに接続され、リザーバカップ内の燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、
    その燃料ポンプに接続され、燃料ポンプから吐出される燃料の一部が流れるリターン配管と、
    燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、
    リターン配管と燃料吸入配管とリザーバカップに接続され、リターン配管から供給されるリターン燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入し、供給されたリターン燃料と吸入した燃料をリザーバカップに吐出するジェットポンプと、を備えており、
    燃料ポンプはリザーバカップの外側に配置されており、燃料ポンプに対するリザーバカップの組付け姿勢が燃料タンクの形状に応じて調整されていることを特徴とする燃料ポンプユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の燃料ポンプユニットと、
    その燃料ポンプユニットが内部に設置された自動二輪車用の鞍型又は特異形状の燃料タンクと、を備えることを特徴とする燃料タンクモジュール。
  8. 燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料ポンプモジュールであって、
    少なくとも一つの燃料吸入配管と、
    燃料吸入配管を介して燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入部と、
    燃料吸入部に吸入された燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、
    燃料タンクに取付けられ、燃料ポンプから吐出される燃料が流れる配管を備えるプレート部材と、
    プレート部材の配管内を流れる燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータと、を備えており、
    燃料吸入配管は、フレキシブルに燃料タンク内に配置可能であることを特徴とする燃料ポンプモジュール。
  9. 燃料吸入配管は、可撓性の材料で形成された配管部と、配管部の所定の位置に設けられた燃料吸入口部を備えていることを特徴とする請求項8に記載の燃料ポンプモジュール。
  10. 下端部に少なくとも一つの凹部を有している燃料タンク内に設置される請求項9に記載の燃料ポンプモジュールであり、
    燃料吸入配管は、燃料吸入部に接続される合流管と、その合流管から複数に分岐した分岐管と、各分岐管に設けられた燃料吸入口部を備えており、
    少なくとも一つの分岐管の燃料吸入口部が燃料タンクの凹部内に配置されるようになっていることを特徴とする燃料ポンプモジュール。
  11. 燃料吸入部は、プレッシャレギュレータから排出される余剰燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入するジェットポンプを備えていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の燃料ポンプモジュール。
  12. 請求項8〜11のいずれかに記載の燃料ポンプモジュールと、
    その燃料ポンプモジュールが内部に設置された自動二輪車用の鞍型又は特異形状の燃料タンクと、を備えることを特徴とする燃料タンクモジュール。
  13. 燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、
    燃料を吸引して吐出する燃料ポンプと、
    燃料ポンプの吸入口に取付けられるサクションフィルタと、
    燃料タンクに取付けられ、燃料ポンプから吐出される燃料が流れる配管を備えるプレート部材と、
    プレート部材の配管内を流れる燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータと、
    プレッシャレギュレータから排出される余剰燃料が流れるリターン配管と、
    燃料タンク内の燃料を吸入する燃料吸入配管と、
    リターン配管と燃料吸入配管に接続され、リターン配管から供給されるリターン燃料によって燃料吸入配管から燃料タンク内の燃料を吸入し、供給されたリターン燃料と吸入した燃料を吐出するジェットポンプと、を備えており、
    ジェットポンプの吐出口がサクションフィルタの近傍に配置されていることを特徴とする燃料供給装置。
  14. 下端部に少なくとも一つの凹部を有している燃料タンク内に設置される請求項11に記載の燃料供給装置であり、
    燃料吸入配管は、ジェットポンプに接続される合流管と、その合流管から複数に分岐した分岐管と、各分岐管に設けられた燃料吸入口部を備えており、
    少なくとも一つの分岐管の燃料吸入口部が燃料タンクの凹部内に配置されるようになっていることを特徴とする燃料供給装置。
  15. 請求項13又は14に記載の燃料供給装置と、
    その燃料供給装置が内部に設置された自動二輪車用の鞍型又は特異形状の燃料タンクと、を備えることを特徴とする燃料タンクモジュール。
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