JP6972279B1 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアー噛みの発生を抑制することができ、低コストで製造可能な燃料供給装置を提供する。【解決手段】燃料供給装置100は、プレッシャレギュレータ支持部92bのサクションフィルタ6側が開口しているため、プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料が、急加速時、急減速時、または急コーナー時の加速度により第二のケース92の開口孔92dから漏れ出る前に、サクションフィルタ6に還流され易い。従って、燃料タンク1内に残った燃料が少ない場合にも、サクションフィルタ6に燃料を安定して供給することが可能となり、エアー噛みの発生を抑制することができる。また、サクションフィルタ収納部92fを広くとることができるため、サクションフィルタ6の先端部6aを折り曲げて収納する作業が不要となり、製造コストを抑制することができる。【選択図】図3
Description
本願は、燃料供給装置に関するものである。
自動二輪車等の車両は、燃料タンク内の燃料をエンジンへ圧送する燃料供給装置を備えている。特許文献1に開示された燃料供給装置は、燃料ポンプ、燃料ポンプの吸込み側と吐出側にそれぞれ配設されたサクションフィルタと燃料フィルタ、及びプレッシャレギュレータを備え、燃料ポンプ及び燃料フィルタは第一のケースに収納され、プレッシャレギュレータ及びサクションフィルタは第二のケースに収納されている。
燃料ポンプは、燃料タンク内の燃料をサクションフィルタでろ過しながら吸込み、燃料フィルタによって異物が除去された燃料を吐出する。プレッシャレギュレータは、燃料フィルタから吐出される燃料の圧力を調整する。燃料フィルタから吐出された燃料の圧力が所定値よりも高い場合、プレッシャレギュレータは余剰燃料を第二のケースに戻すことで圧力を所定値に保持する。
第二のケース内に溜まった余剰燃料は、サクションフィルタに吸込まれ還流されるが、プレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料には気泡が含まれており、サクションフィルタが気泡を過度に吸込んだ場合、気泡を含んだ燃料がエンジンに供給されエンジン不調の原因となる。
このため、特許文献1では、気泡抑制部材として、プレッシャレギュレータの吐出部に筒状の支持体を配設している。これにより、プレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料は、筒状の支持体内に流入して気泡が減少された後、支持体の上部空間から第二のケース内に流入する。このような構成によれば、気泡が含まれた余剰燃料がプレッシャレギュレータに隣接するサクションフィルタに直接ふりかからないため、サクションフィルタによる気泡の吸込みを抑制することができる。
一方、燃料タンク内に残った燃料が少なくなった際には、第二のケース内に溜まった燃料をサクションフィルタが吸込むことでエアー噛みの発生を抑制している。しかしながら、上記特許文献1では、プレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料は、筒状の支持体の上部空間から第二のケース内に流入するように構成されており、サクションフィルタに直接還流されにくい。
このため、第二のケース内に溜まった余剰燃料は、急加速時、急減速時、または急コーナー時の加速度により第二のケースの最下面に設けられた開口孔から漏れ出し、サクションフィルタに還流される余剰燃料の量が少なくなる。その結果、エアー噛みが発生し、燃料の圧力を所定値に保持できないという課題がある。
さらに、上記特許文献1では、第二のケースのプレッシャレギュレータ収納部に筒状の支持体が配設されることにより、プレッシャレギュレータ収納部に隣接するサクションフィルタ収納部が狭くなる。このため、サクションフィルタの先端部を折り曲げて収納する作業が必要となり、製造コストが上昇する要因となる。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、プレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料がサクションフィルタに還流され易く、エアー噛みの発生を抑制することができ、低コストで製造可能な燃料供給装置を提供することを目的とする。
本願に開示される燃料供給装置は、燃料を貯蔵する燃料タンクの底壁に形成された開口部に取り付けられ、燃料吐出パイプが配設された蓋部材と、燃料タンク内の燃料を吸込み燃料吐出パイプから燃料タンク外に吐出させる燃料ポンプと、燃料ポンプの吸込み側に配設され燃料ポンプに吸込まれる燃料をろ過するサクションフィルタと、燃料ポンプの吐出側に配設され燃料ポンプから吐出された燃料中の異物を除去する燃料フィルタと、燃料フィルタから吐出された燃料の圧力を所定の圧力に調整すると共に燃料の余剰燃料を吐出するプレッシャレギュレータと、燃料ポンプ、サクションフィルタ、燃料フィルタ、及びプレッシャレギュレータを収納すると共にプレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料を溜めるケースと、蓋部材に配設されケースを支持する支持部材とを備えている。ケースは、燃料ポンプ及び燃料フィルタを収納する第一のケースと、プレッシャレギュレータ及びサクションフィルタを収納する第二のケースとを含み、第二のケースは、燃料タンクの内部と連通する開口孔と、プレッシャレギュレータを支持するプレッシャレギュレータ支持部とを有している。プレッシャレギュレータ支持部は、プレッシャレギュレータの軸方向の移動を規制する壁状の部材であり、サクションフィルタの側が開口しているものである。
本願に開示される燃料供給装置によれば、プレッシャレギュレータ支持部のサクションフィルタの側が開口しているため、プレッシャレギュレータから吐出された余剰燃料が第二のケースの開口孔から漏れ出る前にサクションフィルタに還流され易くなる。このため、燃料タンク内に残った燃料が少なくなった場合にも、サクションフィルタに安定して燃料を供給することが可能となり、エアー噛みの発生を抑制することができる。また、サクションフィルタ収納部を広くとることができるため、サクションフィルタの先端部を折り曲げて収納する作業が不要となり、製造コストを抑制することができる。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1による燃料供給装置について、図面に基づいて説明する。図1及び図2は、実施の形態1による燃料供給装置を示す外観斜視図及び分解斜視図、図3は、図1のA−A線における断面図、図4は、図1のB−B線における断面図である。また、図5は、実施の形態1による燃料供給装置のプレッシャレギュレータ支持部を説明する上面図である。図中、同一、相当部分には同一符号を付している。
以下に、実施の形態1による燃料供給装置について、図面に基づいて説明する。図1及び図2は、実施の形態1による燃料供給装置を示す外観斜視図及び分解斜視図、図3は、図1のA−A線における断面図、図4は、図1のB−B線における断面図である。また、図5は、実施の形態1による燃料供給装置のプレッシャレギュレータ支持部を説明する上面図である。図中、同一、相当部分には同一符号を付している。
実施の形態1による燃料供給装置100は、図3及び図4に示すように、車両である例えば自動二輪車の燃料タンク1の底壁1aに設けられた開口部1bに、例えばゴム板からなるパッキン2を介して、ボルト(図示省略)によって取り付けられる。開口部1bの蓋をする蓋部材であるフランジ4は、例えば鉄板により円盤状に形成されている。
フランジ4には、図2に示すように、燃料吐出パイプ4a、電気コネクタ4b、及び支持部材4cが一体に形成されている。燃料吐出パイプ4aは、燃料ポンプ5から吐出された燃料を燃料タンク1の外部に設置されたエンジンに送出する。電気コネクタ4bは、燃料ポンプ5のリード線5a及び液面計3のリード線3aにより、燃料ポンプ5及び液面計3と電気的に接続される。
また、燃料供給装置100は、フランジ4の他、燃料タンク1内の燃料を吸込み燃料吐出パイプ4aから燃料タンク1外に吐出させる燃料ポンプ5、燃料ポンプ5の吸込み側に配設されたサクションフィルタ6、燃料ポンプ5の吐出側に配設された燃料フィルタ7、燃料フィルタ7から吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整するプレッシャレギュレータ8、及びこれらを収納するケース9を備えている。
ケース9は、燃料ポンプ5及び燃料フィルタ7を収納する第一のケース91と、プレッシャレギュレータ8及びサクションフィルタ6を収納する第二のケース92とを含む。さらに、第一のケース91は、ケースカバー91bとケース本体91cとを含む。第一のケース91及び第二のケース92は、例えばナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂等の熱可塑性樹脂で形成される。
第二のケース92の係合凸部92aは、ケース本体91cの係合凹部91aに、係止手段であるスナップフィットにより係止される。また、第二のケース92は、図3に示すように、燃料タンク1の内部と連通する開口孔92dを有している。
図2中、矢印Cで示すように、第一のケース91のケース本体91cの右側には、燃料ポンプ5が下側から挿通される。燃料ポンプ5は、図3に示すように、Oリング10を介して第一のケース91に固定される。燃料ポンプ5は、燃料タンク1内の燃料を吸込む吸込口5cを有し、この吸込口5cには、燃料ポンプ5に吸込まれる燃料タンク1内の燃料をろ過するサクションフィルタ6が固着されている。
また、ケース本体91cの左側には、燃料フィルタ7が上側から挿通される。燃料フィルタ7は、ケース本体91cに嵌挿された後、例えば周知の熱板溶着によってケース本体91cに固着される。燃料フィルタ7は、例えば不織布等のろ紙で形成されたフィルタエレメント7aを有し、燃料ポンプ5から吐出された燃料中の異物を除去する。
図2中、矢印Dで示すように、ケース本体91cに形成された第二の吐出室91eには、プレッシャレギュレータ8が下側から挿着される。プレッシャレギュレータ8は、図4に示すように、Oリング10aを介して第二の吐出室91eに固定されると共に、第二のケース92内に設けられたプレッシャレギュレータ支持部92bによって支持される。
また、図2中、矢印Eで示すように、ケース本体91cに形成された第一の吐出室91dには、フランジ4に配設された燃料吐出パイプ4aが下側から装着される。燃料吐出パイプ4aは、図4に示すように、Oリング11を介して第一の吐出室91dに嵌挿される。さらに、ケース本体91cの嵌挿部91fに、フランジ4に設けられた支持部材4cが嵌挿される。その後、燃料ポンプ5のアース線5b、液面計3のアース線3bが締付部材12により固着される。
実施の形態1による燃料供給装置100の動作について、図3及び図4を用いて説明する。燃料ポンプ5が駆動されると、燃料ポンプ5内のモータ(図示省略)と共に回転する回転部材であるインペラ(図示省略)の回転により、燃料タンク1内の燃料は、第二のケース92の最下面に設けられた開口孔92dからサクションフィルタ6を介して燃料ポンプ5内に吸込まれる。
図4に示すように、燃料ポンプ5から吐出され燃料フィルタ7によって異物が除去された燃料は、第一のケース91の第一の吐出室91dに流入し、燃料吐出パイプ4aから燃料タンク1外に吐出され、例えばエンジンのインジェクタへ供給される。
また、燃料フィルタ7から吐出された燃料の一部は、第一のケース91の第二の吐出室91eに流入し、プレッシャレギュレータ8によって第二のケース92内に吐出される。燃料フィルタ7から吐出された燃料の圧力が所定値より高い場合、プレッシャレギュレータ8は、余剰燃料を吐出して第二のケース92内に戻すことで、エンジンに供給される燃料の圧力を所定値に保持する。
このように、プレッシャレギュレータ8は、燃料フィルタ7から吐出される燃料の圧力を所定の圧力に調整すると共に余剰燃料を吐出する。プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料は、サクションフィルタ6に直接または第二のケース92内に溜まった後還流されるが、燃料タンク1内に残った燃料が少ない場合には、急加速時、急減速時、または急コーナー時の加速度により、第二のケース92の最下面に設けられた開口孔92dから漏れ出る。
第二のケース92は、プレッシャレギュレータ8を支持するプレッシャレギュレータ支持部92bを有している。プレッシャレギュレータ支持部92bは、プレッシャレギュレータ8の軸方向の移動を規制する壁状の部材であり、サクションフィルタ6の側が開口している。プレッシャレギュレータ8は、図4に示すように、第一のケース91の第二の吐出室91eにOリング10aを介して固定されており、この固定が外れないようにプレッシャレギュレータ支持部92bで挟み込んでいる。
プレッシャレギュレータ支持部92bの具体的な構造について、図5の上面図を用いて説明する。図5(a)から図5(c)に示すように、第二のケース92内の左側はプレッシャレギュレータ収納部92e、右側はサクションフィルタ収納部92fである。プレッシャレギュレータ支持部92bは、プレッシャレギュレータ収納部92eの主に左側に設けられ、サクションフィルタ収納部92fの側は開口部13となっている。これにより、サクションフィルタ収納部92fを広くとることができる。
図5(a)及び図5(b)に示す例では、プレッシャレギュレータ支持部92bは、第二のケース92の底部92cから垂直方向に突出している。プレッシャレギュレータ支持部92bの第二のケース92の底部92cと平行な断面形状は、図5(a)ではC形状であり、図5(b)では半円状である。
また、図5(c)に示すプレッシャレギュレータ支持部92bは、第二のケース92の側面に設けられており、第二のケース92の底部92cと平行な断面形状が略C形状である。これらのプレッシャレギュレータ支持部92bは、第二のケース92と一体に形成されている。
このように構成されたプレッシャレギュレータ支持部92bを用いることにより、プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料の一部は、図3中、矢印Fで示すように、サクションフィルタ6に直接ふりかかり、第二のケース92の開口孔92dから外に漏れ出る前にサクションフィルタ6に吸込まれる。
また、プレッシャレギュレータ支持部92bは、プレッシャレギュレータ8の下面8aと第二のケース92との間に空間14を有するようにプレッシャレギュレータ8を支持している。サクションフィルタ6の先端部6aは、プレッシャレギュレータ支持部92bの開口部13を通って、プレッシャレギュレータ8の下面8aと第二のケース92との間の空間14に配設されている。
なお、図3及び図4に示す例では、プレッシャレギュレータ収納部92eに該当する第二のケース92の底部92cは円錐形状となっているが、これに限定されるものではなく、平面であってもよい。また、プレッシャレギュレータ支持部92bは、プレッシャレギュレータ8の軸方向の移動を規制することができ、サクションフィルタ6側が開口している構造であればよく、その断面形状はC形状あるいは半円状に限定されるものではない。
実施の形態1による燃料供給装置100の比較例として、従来の燃料供給装置200を図7に示す。この比較例では、筒状支持体92hによってプレッシャレギュレータ8を支持している。このように構成された燃料供給装置200においては、プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料は、筒状支持体92hの上部空間15から第二のケース92内に流入するため、サクションフィルタ6に直接還流されず、第二のケース92内に溜まる。
燃料タンク1内に残った燃料が少ない場合、第二のケース92内に溜まった余剰燃料は、急加速時、急減速時、または急コーナー時の加速度により第二のケース92の最下面に設けられた開口孔92dから漏れ出す。このため、サクションフィルタ6に還流される余剰燃料の量が少なくなりエアー噛みが発生し易くなる。
また、比較例による燃料供給装置200は、第二のケース92と一体に形成された筒状支持体92hにより、サクションフィルタ収納部が狭くなっている。このため、サクションフィルタ6の先端部6aを折り曲げて収納する作業が必要となり、製造コストが上昇する要因となる。
実施の形態1によれば、サクションフィルタ6側が開口しているプレッシャレギュレータ支持部92bを用いることにより、プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料が第二のケース92の開口孔92dから漏れ出る前にサクションフィルタ6に還流され易くなる。よって、サクションフィルタ6側が開口していない従来の筒状支持体92hを用いた場合よりも、サクションフィルタ6に還流される余剰燃焼の量が増加する。
従って、燃料タンク1内に残った燃料が少ない場合にも、サクションフィルタ6に燃料を安定して供給することが可能となり、エアー噛みの発生を抑制することができる。また、プレッシャレギュレータ支持部92bは、第二のケース92と同じ材料で一体に形成されるため、製造工程が煩雑化することなく容易に製造することができる。
さらに、プレッシャレギュレータ支持部92bのサクションフィルタ6側が開口しているため、サクションフィルタ収納部92fを広くとることができ、プレッシャレギュレータ8の下面8aと第二のケース92との間の空間14に、サクションフィルタ6の先端部6aを配設することができる。これにより、サクションフィルタ6の先端部6aを折り曲げて収納する作業が不要となり、製造コストを抑制することができる。
以上のことから、実施の形態1によれば、プレッシャレギュレータ8から吐出された余剰燃料がサクションフィルタ6に還流され易く、エアー噛みの発生を抑制することができ、低コストで製造可能な燃料供給装置100を提供することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2による燃料供給装置を示す断面図である。なお、実施の形態2による燃料供給装置の外観斜視図及び分解斜視図は、上記実施の形態1と同様であるため、図1及び図2を流用する。
図6は、実施の形態2による燃料供給装置を示す断面図である。なお、実施の形態2による燃料供給装置の外観斜視図及び分解斜視図は、上記実施の形態1と同様であるため、図1及び図2を流用する。
上記実施の形態1による燃料供給装置100は、第二のケース92の最下面に開口孔92dが設けられているため、プレッシャレギュレータ8から第二のケース92内に吐出された余剰燃料が第二のケース92から漏れ出し易い。このため、実施の形態2による燃料供給装置100Aは、図6に示すように、第二のケース92の開口孔92gが、サクションフィルタ6のフィルタ部の下面6bよりも上方に設けられている。
このような構成とすることにより、プレッシャレギュレータ8から第二のケース92内に吐出された余剰燃料は、第二のケース92の開口孔92gから漏れ出る前に、サクションフィルタ6に吸込まれる。
なお、実施の形態2による燃料供給装置100Aのその他の構成については、上記実施の形態1による燃料供給装置100と同様であるため、ここでは説明を省略する。実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、さらにサクションフィルタ6に還流される余剰燃料の量が多くなり、エアー噛みが発生し難くなる。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
本願は、自動二輪車等の車両に備えられ、燃料タンク内の燃料をエンジンへ圧送する燃料供給装置として利用することができる。
1 燃料タンク、1a 底壁、1b 開口部、2 パッキン、3 液面計、3a リード線、3b アース線、4 フランジ、4a 燃料吐出パイプ、4b 電気コネクタ、4c 支持部材、5 燃料ポンプ、5a リード線、5b アース線、5c 吸込口、6 サクションフィルタ、6a 先端部、6b 下面、7 燃料フィルタ、7a フィルタエレメント、8 プレッシャレギュレータ、8a 下面、9 ケース、10、10a、11 Oリング、12 締付部材、13 開口部、14 空間、15 上部空間、91 第一のケース、91a 係合凹部、91b ケースカバー、91c ケース本体、91d 第一の吐出室、91e 第二の吐出室、91f 嵌挿部、92 第二のケース、92a 係合凸部、92b プレッシャレギュレータ支持部、92c 底部、92d、92g 開口孔、92e プレッシャレギュレータ収納部、92f サクションフィルタ収納部、92h 筒状支持体、100、100A、200 燃料供給装置
Claims (5)
- 燃料を貯蔵する燃料タンクの底壁に形成された開口部に取り付けられ、燃料吐出パイプが配設された蓋部材と、
前記燃料タンク内の燃料を吸込み前記燃料吐出パイプから前記燃料タンク外に吐出させる燃料ポンプと、
前記燃料ポンプの吸込み側に配設され前記燃料ポンプに吸込まれる前記燃料をろ過するサクションフィルタと、
前記燃料ポンプの吐出側に配設され前記燃料ポンプから吐出された前記燃料中の異物を除去する燃料フィルタと、
前記燃料フィルタから吐出された前記燃料の圧力を所定の圧力に調整すると共に前記燃料の余剰燃料を吐出するプレッシャレギュレータと、
前記燃料ポンプ、前記サクションフィルタ、前記燃料フィルタ、及び前記プレッシャレギュレータを収納すると共に前記プレッシャレギュレータから吐出された前記余剰燃料を溜めるケースと、
前記蓋部材に配設され前記ケースを支持する支持部材と、を備え、
前記ケースは、前記燃料ポンプ及び前記燃料フィルタを収納する第一のケースと、前記プレッシャレギュレータ及び前記サクションフィルタを収納する第二のケースとを含み、
前記第二のケースは、前記燃料タンクの内部と連通する開口孔と、前記プレッシャレギュレータを支持するプレッシャレギュレータ支持部とを有し、
前記プレッシャレギュレータ支持部は、前記プレッシャレギュレータの軸方向の移動を規制する壁状の部材であり、前記サクションフィルタの側が開口していることを特徴とする燃料供給装置。 - 前記プレッシャレギュレータ支持部は、前記第二のケースの底部と平行な断面形状がC形状あるいは半円状であることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
- 前記プレッシャレギュレータ支持部は、前記第二のケースと一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
- 前記サクションフィルタの先端部は、前記プレッシャレギュレータ支持部の開口部を通って前記プレッシャレギュレータの下面と前記第二のケースとの間の空間に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
- 前記第二のケースの前記開口孔は、前記サクションフィルタの下面よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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