JP2005286060A - レーザ素子駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーザ素子を安全に駆動するためのレーザ素子駆動装置の提供。
【解決手段】 レーザ素子駆動装置1は、流れる電流に応じて光強度が変わるレーザ素子LDと、レーザ素子LDの光強度をモニタして電気信号に変換する光検出素子PDと、レーザ素子LDに流れる電流を制御する発光制御スイッチ11と、光検出素子PDの電気信号をフィードバックして発光制御スイッチ11を制御するフィードバック増幅器12と、レーザ素子LDの発光開始時にレーザ素子LDに流れる電流を徐々に増加させるよう発光制御スイッチ11を制御する又は/及びレーザ素子LDの発光開始からレーザ素子LDに所定時間続いて電流が流れると異常と判断して発光制御スイッチ11をオフする発光制御スイッチ制御回路16と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ素子の発光(点灯)制御を行うレーザ素子駆動装置、詳しくは、人間の目に対する安全性を考慮したレーザ素子の発光(点灯)制御を行うレーザ素子駆動装置に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオ等は、夜間の被写体に焦点を合わせるためのバックライトとしてレーザ素子を用いている。このようなレーザ素子を点灯制御するレーザ素子駆動装置は、レーザ素子と、その光強度をモニタして電気信号に変換する光検出素子と、を備え、光検出素子の電気信号をフィードバックしてレーザ素子への供給電流を制御するものが一般的である(例えば特許文献1)。そして、レーザ素子駆動装置は、レーザ素子への電流供給を間欠的に行い、それに応じてレーザ素子を非連続に発光させる。
図2は、従来のレーザ素子駆動装置である。このレーザ素子駆動装置101は、流れる電流に応じて光強度が変わるレーザ素子LDと、レーザ素子LDが発する光を受けて光強度に応じた電流を生成する光検出素子PDと、光検出素子PDの電流を電圧に変換する電圧変換抵抗130と、その電圧を非反転入力端子に受け、レーザ素子LDの発光強度を設定する発光強度設定電圧発生器124の出力電圧を反転入力端子に入力して後述の発光制御スイッチ111を制御するフィードバック増幅器112と、フィードバック増幅器112の出力電圧をゲートに入力し、レーザ素子LDにドレインが接続され、レーザ素子LDに流れる電流を制御するPMOSトランジスタである発光制御スイッチ111と、電源Vddにコレクタが、所定の電源電圧を供給する内部電源VddINにエミッタが接続され、ローレベルとハイレベルよりなる間欠制御信号SIGに応じて開閉する(非導通・導通となる)NPNトランジスタである電源スイッチ125と、を備える。内部電源VddINには、発光制御スイッチ111のソース及びフィードバック増幅器112の電源端が接続される。
次に、レーザ素子駆動装置101の動作説明を行う。電源スイッチ125に間欠制御信号SIGのローレベルが入力されている場合、電源スイッチ125は非導通となって発光制御スイッチ111等には電源供給されず、従ってレーザ素子LDには電流は流れず、レーザ素子LDは発光しない。また、電源スイッチ125に間欠制御信号SIGのハイレベルが入力されると、電源スイッチ125が導通して内部電源VddINが所定の電源電圧を供給する。電源スイッチ125が導通した直後は、光検出素子PDに電流は生成されないのでフィードバック増幅器112の非反転入力端子の入力電圧は接地レベルであり、フィードバック増幅器112の出力電圧も接地レベルである。従って、発光制御スイッチ111はオンし、レーザ素子LDに電流が流れてレーザ素子LDは発光する。そして、フィードバックループにより、電圧変換抵抗130の電圧と発光強度設定電圧発生器124の出力電圧が一致するところで、レーザ素子LDには安定して所定の電流が流れる。この動作が間欠制御信号SIGに応じて繰り返される。
特開平6−326396
このように、デジタルカメラやデジタルビデオ等使用されるレーザ素子LDは、レーザ素子駆動装置101により非連続に(間欠的に)発光する。これは、被写体が人間である場合にその目への悪影響を防ぐためである。
ここで、本願発明者は、間欠制御信号SIG等に不具合が生じた場合にはレーザ素子が連続点灯状態となり得るのではないかと着目し、このような場合に対しても連続点灯状態にならない対策を講じるのが望ましいとした。また、前述のように、電源スイッチ125が導通した直後は、フィードバック増幅器112の出力電圧は接地レベルであるため、発光制御スイッチ111は最大電流を流すようにフルオンし、その結果、レーザ素子に突入電流が流れて発光強度の大きい発光があり得るのではないかと着目し、このような場合に対しても発光強度の大きい発光にならない対策を講じるのが望ましいとした。
本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、人間の目に悪影響を及ぼすレーザ素子の長時間発光(連続点灯)、あるいは発光強度の大きい発光を防ぎ、人間の目に対する安全性が高められるレーザ素子駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に係るレーザ素子駆動装置は、流れる電流に応じて光強度が変わるレーザ素子と、レーザ素子の光強度をモニタして電気信号に変換する光検出素子と、レーザ素子に流れる電流を制御する発光制御スイッチと、光検出素子の電気信号をフィードバックして発光制御スイッチを制御するフィードバック増幅器と、レーザ素子の発光開始時にレーザ素子に流れる電流を徐々に増加させるよう発光制御スイッチを制御する又は/及びレーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断して発光制御スイッチをオフする発光制御スイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係るレーザ素子駆動装置は、請求項1に記載のレーザ素子駆動装置において、 発光制御スイッチ制御回路は、コンデンサと発光停止スイッチとを備え、レーザ素子の発光開始時に、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチを強制的にオフすると共に前記コンデンサを充電し、所定時間経過後発光停止スイッチをオフして前記コンデンサを放電することにより発光制御スイッチを制御してレーザ素子に流れる電流を徐々に増加させることを特徴とする。
請求項3に係るレーザ素子駆動装置は、請求項2に記載のレーザ素子駆動装置において、 発光制御スイッチ制御回路は、レーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断し、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチをオフすることを特徴とする。
請求項4に係るレーザ素子駆動装置は、請求項1に記載のレーザ素子駆動装置において、 発光制御スイッチ制御回路は、発光停止スイッチを備え、レーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断し、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチをオフすることを特徴とする。
請求項5に係るレーザ素子駆動装置は、請求項3又は4に記載のレーザ素子駆動装置において、レーザ素子の発光開始から異常と判断されるまでの所定時間をカウントするための基準クロックを出力する発振器を備え、この発振器は異常と判断されると発振動作が停止させられることを特徴とする。
本発明のレーザ素子駆動装置は、レーザ素子の発光開始時にレーザ素子に流れる電流を徐々に増加させるようにしたので、発光強度の大きい発光による人間の目への悪影響を防いで人間の目に対する安全性を高めることができ、また、レーザ素子へのストレスを抑制して長寿命化を図ることができる。また、間欠制御信号等の不具合によりレーザ素子が所定時間以上発光し続けた場合、発光制御スイッチをオフしてレーザ素子LDの発光を停止するようにしたので、異常な連続点灯による人間の目への悪影響を防いで人間の目に対する安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態であるレーザ素子駆動装置を図1に基づいて説明する。このレーザ素子駆動装置1は、背景技術におけるレーザ素子駆動装置101と同様に、流れる電流に応じて光強度が変わるレーザ素子LDと、レーザ素子LDが発する光を受け光強度に応じた電流を生成する(すなわちレーザ素子の光強度をモニタして電気信号に変換する)光検出素子PDと、光検出素子PDの電流を電圧に変換する電圧変換抵抗30と、その電圧を非反転入力端子に受け(すなわち光検出素子の電気信号をフィードバックし)、レーザ素子LDの発光強度を設定する発光強度設定電圧発生器24の出力電圧を反転入力端子に入力して後述の発光制御スイッチ11を制御するフィードバック増幅器12と、フィードバック増幅器12の出力電圧をゲートに入力し、レーザ素子LDにドレインが接続され、レーザ素子LDに流れる電流を制御するPMOSトランジスタである発光制御スイッチ11と、電源Vddにコレクタが、所定の電源電圧を供給する内部電源VddINにエミッタが接続され、ローレベルとハイレベルよりなる間欠制御信号SIG(例えば、50Hz程度でデューティ50%の矩形波)に応じて開閉する(非導通・導通となる)NPNトランジスタである電源スイッチ25と、を備える。内部電源VddINには、発光制御スイッチ11のソース及びフィードバック増幅器12の電源端が接続される。
このレーザ素子駆動装置1は、更に、基準クロック(例えば40KHz)を出力する発振器(OSC)17と、内部電源VddINと基準クロックとを入力し、異常な連続点灯を防止するためのフェイルセーフ回路13と、間欠制御信号SIGと基準クロックとを入力し、レーザ素子LDに過度の大電流が流れるのを防ぐためのソフトスタート回路14と、フェイルセーフ回路13からの信号とソフトスタート回路14からの信号を受け、それらの信号に基づき発光制御スイッチ11を制御する発光制御スイッチ制御回路16と、を備える。
フェイルセーフ回路13は、内部電源検出回路18と、カウンタ(counter)19と、フリップフロップ回路20と、から構成される。内部電源検出回路18は、微分回路を形成するコンデンサ31及び抵抗33と、その出力電圧をクランプするダイオード32と、から構成される。コンデンサ31の一端は内部電源VddINを信号として入力する。コンデンサ31の他端は抵抗33の一端とダイオード32のカソードに接続されている。抵抗31の他端とダイオード32のアノードは接地されている。そして、微分回路を形成するコンデンサ31及び抵抗33は、内部電源VddINの立ち上がりを検出し、それに同期したワンショットパルスを生成してカウンタ19とフリップフロップ回路20のリセット入力端子Rに出力する。ダイオード32は、内部電源VddINの立ち下がりに同期して生じる負方向の出力電圧を接地電位よりショットキーバリア電圧(VF)分下がったところでクランプするようにして、出力電圧を受ける回路に過度の負荷がかからないようにするためのものである。
フェイルセーフ回路13のカウンタ19は、内部電源検出回路18のワンショットパルスをカウントスタート信号として入力し、発振器17の基準クロックの数をカウントする。そして、所定のカウント数(例えば4000カウント程度)になると以下に説明するフリップフロップ回路20のセット入力端子Sに出力する。フリップフロップ回路20は、入力端子としてリセット入力端子Rとセット入力端子Sとを有し、出力端子として非反転出力端子Qと反転出力端子QNを有する。リセット入力端子Rにパルスが入力されると非反転出力端子Qからローレベルを、反転出力端子QNからハイレベルを出力する。セット入力端子Sにパルスが入力されると非反転出力端子Qからハイレベルを、反転出力端子QNからローレベルを出力する。非反転出力端子Qの信号は、後述する発光制御スイッチ制御回路16のNOR回路28の一の入力端子に入力される。反転出力端子QNの信号は発振器17に入力され、発振器17はその信号がハイレベルならば発振を行い、ローレベルならば発振を止める。
次に、ソフトスタート回路14の回路構成を説明する。ソフトスタート回路14は、間欠制御信号検出回路21と、カウンタ(counter)22と、フリップフロップ回路23と、から構成される。間欠制御信号検出回路21は、内部電源検出回路18と同様の回路構成になっている。すなわち、間欠制御信号検出回路21は、微分回路を形成するコンデンサ34及び抵抗36と、その出力電圧をクランプするダイオード35と、から構成される。そして、微分回路を形成するコンデンサ34及び抵抗35は、間欠制御信号SIGの立ち上がりを検出し、それに同期したワンショットパルスを生成してカウンタ22とフリップフロップ回路23のリセット入力端子Rに出力する。
ソフトスタート回路14のカウンタ22は、間欠制御信号検出回路21のワンショットパルスをカウントスタート信号として入力し、発振器17の基準クロックの数をカウントする。そして、所定のカウント数(例えば4カウント程度)までカウントすると以下に説明するフリップフロップ回路23のセット入力端子Sに出力する。フリップフロップ回路23は、前述のフェイルセーフ回路13のフリップフロップ回路20と同様の機能を行う回路である。反転出力端子QNの信号は発光制御スイッチ制御回路16のNOR回路28の他の入力端子に入力され、非反転出力端子Qの信号はいずれにも入力されない。
次に、発光制御スイッチ制御回路16の回路構成を説明する。発光制御スイッチ制御回路16は、前述のように、フェイルセーフ回路13のフリップフロップ回路20の信号とソフトスタート回路14のフリップフロップ回路23の信号が入力されるNOR回路28と、その出力にゲートが、内部電源VddINにソースが、フィードバック増幅器12の出力にドレインが接続される発光停止スイッチ29と、そのドレインに一端が接続され、他端が接地されたソフトスタート用コンデンサ38と、から構成される。ここで、発光停止スイッチ29の電流駆動能力は、フィードバック増幅器12の接地側(すなわちシンク電流)の電流駆動能力よりも十分に高いものとしている。この構成により、NOR回路28に入力する2つの信号の何れかがハイレベル信号であれば、発光停止スイッチ29がオンし、フィードバック増幅器12の出力に係わらず、発光制御スイッチ11のゲートを強制的に電源電圧レベルにする。その結果、レーザ素子LDに電流は流れなくなると共にソフトスタート用コンデンサ38が電源電圧レベルに充電される。NOR回路28に入力する2つの信号の何れもローレベルであれば発光停止スイッチ29はオフするので、発光制御スイッチ11のゲート電圧はフィードバック増幅器12とソフトスタート用コンデンサ38の状態によって決まることになる。この詳細は後述する。
次に、レーザ素子駆動装置1の動作について説明する。先ず、電源スイッチ25に間欠制御信号SIGのローレベルが入力されている場合、電源スイッチ25は非導通となって発光制御スイッチ11等には電源供給されず、従ってレーザ素子LDには電流は流れず、レーザ素子LDは発光しない。
次いで、レーザ素子LDの発光開始時、すなわち電源スイッチ25に間欠制御信号SIGのハイレベルが入力されると、電源スイッチ25が導通して内部電源VddINが所定の電源電圧を供給する。そして、内部電源VddINの立ち上がりエッジは、フェイルセーフ回路13の内部電源検出回路18により検出され、その検出信号によりフリップフロップ回路20がリセットされると共にカウンタ19がカウントを開始する。
一方、ソフトスタート回路14においては、間欠制御信号SIGの立ち上がりエッジは間欠制御信号検出回路21により検出され、その検出信号によりフリップフロップ回路23がリセットされると共にカウンタ22がカウントを開始する。ソフトスタート回路14のフリップフロップ回路23がリセットされると、フリップフロップ回路23の反転出力QNからハイレベルが発光制御スイッチ制御回路16のNOR回路28に入力される。NOR回路28は、発光停止スイッチ29にローレベルを出力し、発光停止スイッチ29をオンして発光制御スイッチ11のゲートを強制的に電源電圧レベルにする。このとき、発光制御スイッチ11はオフ(非導通)となるので、レーザ素子LDには電流は流れない。また、ソフトスタート用コンデンサ38は電源電圧レベルに充電される。なお、レーザ素子LDは発光せず、光検出素子PDに電流は生成されないため、フィードバック増幅器12の非反転入力端子の入力電圧は接地レベルであり、フィードバック増幅器12は接地レベルを出力する。従って、フィードバック増幅器12のシンク電流(例えば100μA程度)はそのまま発光停止スイッチ29を流れるが、前述のように発光停止スイッチ29の電流駆動能力は十分に高いので発光制御スイッチ11のゲート電圧は電源電圧レベルに維持される。
次に、カウントを開始したカウンタ22は、間欠制御信号SIGの1周期(例えば20msec)より短い所定時間(例えば0.1msec程度)までカウント(例えば4カウント程度)すると、フリップフロップ回路23のセット入力Sにハイレベルを入力する。フリップフロップ回路23の反転出力QNからローレベルが発光制御スイッチ制御回路16のNOR回路28に入力される。また、NOR回路28の他の入力端子にはフェイルセーフ回路13のリセットされたフリップフロップ回路20の非反転出力Qからローレベルが入力されている。NOR回路28はハイレベルを出力し、発光停止スイッチ29をオフさせる。なお、カウンタ22で決まる所定時間(例えば0.1msec程度)の間に内部電源VddINが十分に立ち上がり、またソフトスタート用コンデンサ38は十分に充電されている。
そして、ソフトスタート用コンデンサ38(例えば0.01μF)に充電された電荷はフィードバック増幅器12のシンク電流(例えば100μA程度)によって徐々に放電し、発光制御スイッチ11のゲート電圧は徐々に降下する。こうして、発光制御スイッチ制御回路16は、レーザ素子LDの発光開始時にレーザ素子LDに流れる電流を徐々に増加させるよう発光制御スイッチ11を制御する。
このように、レーザ素子駆動装置1は、レーザ素子LDの発光開始時にレーザ素子LDに流れる電流を徐々に増加させるようにしてレーザ素子LDに突入電流が流れないようにすることにより、発光強度の大きい発光による人間の目への悪影響を防ぐことができる。また、突入電流によるレーザ素子へのストレスを抑制することにより、レーザ素子の長寿命化を図ることができる。
次に、発光制御スイッチ11のゲート電圧は徐々に降下するに従って、レーザ素子LDの発光強度は大きくなる。そして、光検出素子PDが生成する電流は多くなり、電圧変換抵抗30の電圧は徐々に高くなる。この電圧が発光強度設定電圧発生器24の出力電圧以上になると、フィードバック増幅器12は発光制御スイッチ11のゲート電圧を上昇させるように出力する。すなわち、フィードバックループにより、電圧変換抵抗30の電圧と発光強度設定電圧発生器24の出力電圧が一致するところで、レーザ素子LDには安定して所定の電流が流れる。
以上説明した動作が間欠制御信号SIGに応じて繰り返される。そして、人間の目への悪影響を防ぐよう安全にレーザ素子LDを非連続に(間欠的に)発光させる。
ここで、間欠制御信号SIG等に不具合が生じ、内部電源VddINが所定時間(例えば0.1sec程度)経過しても立ち下がらない場合、フェイルセーフ回路13のカウンタ19が所定のカウント数(例えば4000カウント程度)に達する。そうすると、フリップフロップ回路20のセット入力Sにハイレベルが入力され、非反転出力Qからハイレベルが発光制御スイッチ制御回路16のNOR回路28に入力される。そして、NOR回路28から発光停止スイッチ29のゲートにローレベルが入力され、発光停止スイッチ29はオンする。これにより発光制御スイッチ11はオフし、レーザ素子LDには電流は流れず、発光は停止する。すなわち、レーザ素子LDの発光開始からレーザ素子LDに所定時間(例えば0.1sec程度)続いて電流が流れると異常と判断して発光制御スイッチ11をオフし、レーザ素子LDの発光を停止する。
このように、レーザ素子駆動装置1は、間欠制御信号SIG等の不具合によりレーザ素子LDが所定時間以上発光し続けた場合、発光制御スイッチ11をオフしてレーザ素子LDの発光を停止することで、異常時にも人間の目への悪影響を防ぐよう安全にレーザ素子LDを駆動することができる。
また、この異常時には、フリップフロップ回路20の反転出力QNからローレベルが発振器17に入力され、その発振動作を停止する。レーザ素子LDを発光させない時は、発振器を動作させる必要がないためである。こうすることで、無駄な電力消費の削減を図ることができる。
なお、上記実施形態においては、フェイルセーフ回路13とソフトスタート回路14の両方を有するものを説明したが、間欠制御信号SIG等が別の手段により不具合防止対策がとられている場合には前者を、また別の手段によりレーザ素子LDへの突入電流防止対策とられている場合には後者を、それぞれ省略してもよい。また、場合に応じ、レーザ素子駆動装置1で用いているMOSトランジスタをバイポーラトランジスタに置き換えたり逆にバイポーラトランジスタをMOSトランジスタに置き換えたりインバータ又はNOR回路等の数を増減したりすることなどが可能なのは勿論である。
本発明の実施形態に係るレーザ素子駆動装置の回路図。 背景技術におけるレーザ素子駆動装置の回路図。
符号の説明
1 レーザ素子駆動装置
11 発光制御スイッチ
12 フィードバック増幅器
13 フェイルセーフ回路
14 ソフトスタート回路
16 発光制御スイッチ制御回路
17 発振器
18 内部電源検出回路
21 間欠制御信号検出回路
19、22 カウンタ
20、23 フリップフロップ回路
24 発光強度設定電圧発生器
25 電源スイッチ
28 NOR回路
29 発光停止スイッチ
30 電圧変換抵抗
38 ソフトスタート用コンデンサ
LD レーザ素子
PD 光検出素子
SIG 間欠制御信号

Claims (5)

  1. 流れる電流に応じて光強度が変わるレーザ素子と、
    レーザ素子の光強度をモニタして電気信号に変換する光検出素子と、
    レーザ素子に流れる電流を制御する発光制御スイッチと、
    光検出素子の電気信号をフィードバックして発光制御スイッチを制御するフィードバック増幅器と、
    レーザ素子の発光開始時にレーザ素子に流れる電流を徐々に増加させるよう発光制御スイッチを制御する又は/及びレーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断して発光制御スイッチをオフする発光制御スイッチ制御回路と、
    を備えることを特徴とするレーザ素子駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ素子駆動装置において、
    発光制御スイッチ制御回路は、コンデンサと発光停止スイッチとを備え、レーザ素子の発光開始時に、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチを強制的にオフすると共に前記コンデンサを充電し、所定時間経過後発光停止スイッチをオフして前記コンデンサを放電することにより発光制御スイッチを制御してレーザ素子に流れる電流を徐々に増加させることを特徴とするレーザ素子駆動装置。
  3. 請求項2に記載のレーザ素子駆動装置において、
    発光制御スイッチ制御回路は、レーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断し、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチをオフすることを特徴とするレーザ素子駆動装置。
  4. 請求項1に記載のレーザ素子駆動装置において、
    発光制御スイッチ制御回路は、発光停止スイッチを備え、レーザ素子の発光開始からレーザ素子に所定時間続いて電流が流れると異常と判断し、発光停止スイッチをオンして発光制御スイッチをオフすることを特徴とするレーザ素子駆動装置。
  5. 請求項3又は4に記載のレーザ素子駆動装置において、
    レーザ素子の発光開始から異常と判断されるまでの所定時間をカウントするための基準クロックを出力する発振器を備え、この発振器は異常と判断されると発振動作が停止させられることを特徴とするレーザ素子駆動装置。
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