JP2005280373A - 車両のシート装置 - Google Patents

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天笠  義則
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Abstract

【課題】 セカンドシート、サードシートへの乗り込みを確実、且つ容易化することのできる、より使い勝手の良い車両のシート装置を提供する。
【解決手段】 シート装置1に、前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるシートスライドモータ11と、スライドドア5を後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動させるドアアクチュエータ6と、予め設定された要求信号に基づいてドアアクチュエータ6を駆動制御するドアユニット7と、ドアユニット7がスライドドア5を後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動する場合には、前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動するようにシートスライドモータ11を駆動制御するシートスライドユニット12とを備えるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両のシート装置に関するものであり、さらに詳しくは、フロントシートと、このフロントシート後方に配置されるセカンドシートやサードシート等の後列シートとを有する車両のシート装置に関するものである。
従来、多人数の乗員が乗り込めるようにフロントシート、セカンドシート及びサードシートからなる3列シートを有するワンボックスやミニバンなどの多人数乗り車両(以下、車両という)にあっては、通常、セカンドシートの側方にリヤサイドドアが配置されている。そのため、リヤサイドドア側のセカンドシート(セカンドシートサイドのこと。以下同様)は、サードシートに容易に乗り込むことができるように、そのシートバックが車体前方に向かって可倒されると共に、車体前方に向かってスライド移動可能に構成されている。ところで、セカンドシートは重量があるために、手動でシートバックを倒したり、スライド移動させるには大変不便である。
そこで、このような問題を解決するために、例えば、特許文献1には、リヤサイドドアが開状態になった状態でセカンドシートに乗員が着座していなければ、セカンドシートを自動的に車体前方に向かってスライド移動させるシート装置が提案されている。
しかしながら、このような従来のシート装置にあっては、リヤサイドドアを開状態にすると、セカンドシートは、シートバックが倒されたのちスライド移動して着座不可能状態になってしまう。このため、セカンドシートに乗り込もうとしたり荷物を置きたい場合には、セカンドシートを元の状態(着座可能状態)に戻さなければならず、大変使い勝手が悪いという問題があった。
特開平05−69765号公報
そこで、この発明は、上記した従来の車両のシート装置が有している問題点を解決するためになされたものであって、セカンドシート、サードシートへの乗り込みを確実、且つ容易化することのできる、より使い勝手の良い車両のシート装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、車体前後方向に平行配置された前側シート及び後側シートと、前記前側シートの側方に配置されたスライドドアとを有する車両のシート装置において、
前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるシート駆動手段と、
前記スライドドアを前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動させるスライドドア駆動手段と、
予め設定された要求信号に基づいて前記スライドドア駆動手段を駆動制御するスライドドア制御手段と、
前記スライドドア制御手段が前記スライドドアを前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動させる場合には、前記前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動するように前記シート駆動手段を駆動制御するシート制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記目的を達成するために、車体前後方向に平行配置された前側シート及び後側シートと、前記前側シートの側方に配置されたスライドドアとを有する車両のシート装置において、
前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるシート駆動手段と、
前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動したことを検出するスライドドア開閉検出手段と、
前記スライドドア開閉検出手段が、前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動したことを検出すると、前記前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動するように前記シート駆動手段を駆動制御するシート制御手段とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記スライドドア制御手段は、前記要求信号に基づいて、前記前側シートに乗員が乗り込めるように前記スライドドアをスライド移動させる第1スライド状態に制御するか、前記後側シートに乗員が乗り込めるように前記スライドドアをスライド移動させる第2スライド状態に制御するかを判断し、前記第2スライド状態に前記スライドドアをスライド移動させる場合は、前記シート制御手段は、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるように前記シート駆動手段を駆動制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1乃至3の何れか1つに記載の発明の構成に加えて、前記前側シートは、乗員の着座状態を検知すると共に検知結果を前記シート制御手段に出力する前側シート乗員検知手段を有し、前記前側シート乗員検知手段が乗員の着座状態を検知した場合は、前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を禁止することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記前側シートは、前記前側シートの乗員着座状態に関わらず前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるシート移動選択手段を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1又は3に記載の発明の構成に加えて、前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前記前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いは前記スライドドア制御手段が前記要求信号を再度検知すると、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を中止することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前記前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いは前記スライドドア開閉検出手段が閉状態を検出すると、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を中止することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1乃至7の何れか1つに記載の発明の構成に加えて、前記シート制御手段は、前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動する状態にあっては、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるか否かを選択できるモード選択手段を有していることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1乃至8の何れか1つに記載の発明の構成に加えて、前記シート制御手段は、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させることを乗員に報知する報知手段を有していることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記シート駆動手段は、前記前側シートの車体前方へのスライド、前記前側シートのシートバックの車体前方への可倒、前記前側シートの車体内側方へのスライドのうちの少なくとも1つを有していることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記シート制御手段は、前記スライドドアを第1スライド状態に制御する時、前記前側シートを後方に移動させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スライドドア制御手段が、後側シートに乗員が乗り込めるように自動的にスライドドアをスライド移動させる場合には、シート制御手段は、前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって自動的に移動するようにシート駆動手段を駆動制御する。これにより、スライドドアが後側シートに乗員が乗り込めるように自動的にスライド移動し、且つ前側シートが自動的に車体前方および/または車体内側方に移動すると、前側シートと後側シートとの間には、充分に大きな開口部が形成される。従って、乗員が後側シートに乗り込む際の労力が軽減されるので、後側シートへの乗り込みを確実、且つ容易化することができる。また、スライドドアが後側シートに乗員が乗り込めない状態、すなわち、スライドドアが前側シートの側方までしか駆動制御されない状態においては、前側シートは自動的に移動しないので、後側シートに乗員が乗り込まない状態における前側シートの乗り込み易さを確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、後側シートに乗員が乗り込めるようにスライドドアをスライド移動させると、シート制御手段は、前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって自動的に移動するようにシート駆動手段を駆動制御する。これにより、前側シートと後側シートとの間には、充分に大きな開口部が形成される。従って、乗員が後側シートに乗り込む際の労力が軽減されるので、後側シートへの乗り込みを確実、且つ容易化することができる。また、スライドドアが後側シートに乗員が乗り込めない状態、すなわち、スライドドアが前側シートの側方までしか移動されない状態においては、前側シートは自動的に移動しないので、後側シートに乗員が乗り込まない状態における前側シートの乗り込み易さを確保できる。
請求項3に記載の発明によれば、スライドドア制御手段は、要求信号に基づいて、前側シートに乗員が乗り込めるようにスライドドアをスライド移動させる第1スライド状態に制御するか、後側シートに乗員が乗り込めるようにスライドドアをスライド移動させる第2スライド状態に制御するかを判断する。そして、第2スライド状態にスライドドアをスライド移動させる場合は、シート制御手段は、前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるようにシート駆動手段を駆動制御する。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、前側シート、或いは後側シートに乗り込むのに適した大きさの開口部が形成されるようにスライドドアが自動的にスライド移動する。従って、前側シート、或いは後側シートに乗り込む乗員の労力を一層軽減することができ、各シートへの乗り込みをより確実、且つ容易化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前側シートに乗員が着座していることを前側シート乗員検知手段が検知すると、シート制御手段は、前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動することを禁止する。これにより、請求項1乃至3の何れか1つに記載の発明の作用効果に加えて、前側シートに着座している乗員の安全性、快適性を充分に確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前側シートは、前側シートの乗員着座状態に関わらず前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるシート移動選択手段を有している。これにより、請求項4に記載の発明の作用効果に加えて、ユーザが所望すれば、前側シートの乗員着座状態に関わらず前側シートを車体前方に移動させることができるので、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、シート制御手段は、前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いはスライドドア制御手段が要求信号を再度検知すると、前側シートの車体前方への移動を中止する。これにより、請求項1又は3に記載の発明の作用効果に加えて、前側シートが自動的にスライド移動する場合の車内安全性を、車室内、車外両側から充分に確保することができる。
請求項7に記載の発明によれば、シート制御手段は、前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いはスライドドア開閉検出手段が閉状態を検出すると、前側シートの車体前方への移動を中止する。これにより、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、前側シートが自動的にスライド移動する場合の車内安全性を、車室内、車外両側から充分に確保することができる。
請求項8に記載の発明によれば、シート制御手段は、スライドドアが後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動する状態にあっては、前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるか否かを選択できるモード選択手段を有している。これにより、請求項1乃至7の何れか1つに記載の発明の作用効果に加えて、乗員が前側シートを車体前方に移動させるか否かを選択できるので、乗員の使い勝手を向上させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、シート制御手段は、前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させることを乗員に報知する報知手段を有している。これにより、請求項1乃至8の何れか1つに記載の発明の作用効果に加えて、前側シートが車体前方に移動することが報知手段により乗員に報知されるので、乗員の注意力を喚起することができて不測の事態を回避することができる。
請求項10に記載の発明によれば、シート駆動手段は、前側シートの車体前方へのスライド、前側シートのシートバックの車体前方への可倒、前側シートの車体内側方へのスライドのうちの少なくとも1つを有しているので、後側シートへの乗り込み易さを確保できる。
請求項11に記載の発明によれば、シート駆動手段は、スライドドアを第1スライド状態に制御する時、前側シートを後方に移動させるので、前側シートへの乗り込み易さがさらに向上する。
これらの結果、セカンドシート、サードシートへの乗り込みを確実、且つ容易化することのできる、より使い勝手の良い車両のシート装置を提供することができる。
後側シートに乗員が乗り込めるようにスライドドアをスライド移動させた場合に前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させることによって、使い勝手の良い車両のシート装置を実現した。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係るシート装置の全体構成を示したブロック図、図2は、同例におけるシートスライド制御の一例を示したフローチャート、図3(a)〜(c)は、同例におけるスライドドアの動作状態を示す側面図である。
まず、本シート装置の構成を説明する。図1,3に示されるように、本シート装置1は、前側シート及び後側シートを備えたワンボックスやミニバン等の車両に適用されるものであり、乗員が着座するフロントシート2、セカンドシート3、サードシート4からなる3列シートと、セカンドシート3側方に配置されたスライドドア5(図3中にあっては、斜線で示された部分)とを備えて構成されている。
スライドドア5には、自動的に開閉することができるように、スライドドア駆動手段としてのドアアクチュエータ6が取り付けられている。ドアアクチュエータ6は、スライドドア制御手段としてのドアユニット7からの駆動信号により駆動制御される電磁式、或いはバキューム式のものであって、ドアユニット7からの予め設定された所定の駆動信号に応じて、スライドドア5をセカンドシート3、或いはサードシート4に乗員が乗り込めるように、セカンドシート3側方からサードシート4後方側に向かって自動的にスライド移動させる。なお、スライドドア5は、少なくとも運転席側か助手席側の何れか一方に備えられている。
ドアユニット7には、オートスライドドアに対応した電波式、赤外線式等のリモコンキー(インテリジェントキーを含む)8からのスライドドア開用の要求信号を受信したキーレスユニット9からの制御信号が入力されると共に、車室内に配設されたオートスライド開閉スイッチ10からのスライドドア開用の要求信号(制御信号)が入力されるように構成されている。なお、このドアユニット7は、イグニションキースイッチのオン・オフに関わらず、常時、バッテリから給電されている。
これらリモコンキー8とオートスライド開閉スイッチ10とは、例えば、セカンドシート3に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる場合(第1スライド状態のこと)には、短い時間ボタン操作(短押し)すると共に、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる場合には(第2スライド状態のこと)、相対的に長い時間ボタン操作(長押し)するように予め設定されている。
そして、これらのリモコンキー8やオートスライド開閉スイッチ10のボタン操作に応じて、ドアユニット7は、セカンドシート3に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる第1スライド状態に駆動制御するか、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる第2スライド状態に制御するかを判断する。そして、リモコンキー8等のボタンが短押しされると、ドアユニット7は、セカンドシート3の側方がほぼ開口するようにドアアクチュエータ6を駆動制御して、セカンドシート3に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる(図3(b)参照)。また、リモコンキー8等のボタンが長押しされると、ドアユニット7は、サードシート4の側方がほぼ開口するようにドアアクチュエータ6を駆動制御して、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる(図3(c)参照)。
フロントシート2及びセカンドシート3には、シート駆動手段としてのシートスライドモータ11がそれぞれ取り付けられている。シートスライドモータ11は、シート制御手段としてのシートスライドユニット12からの駆動信号により駆動制御されるように構成されている。なお、このシートスライドモータ11には、各シート2,3のスライド移動の終了を検知するセンサが備えられている。
シートスライドユニット12は、ドアユニット7を介してキーレスユニット9やオートスライド開閉スイッチ10からの要求信号、或いはドアアクチュエータ6用の駆動信号が入力されるように構成されている。そして、シートスライドユニット12は、ドアユニット12から入力された要求信号、例えば、リモコンキー8等のボタンが長押しされた場合の要求信号に基づいて、フロントシート2及びセカンドシート3が車体前方に向かって自動的にスライド移動するようそれぞれのシートスライドモータ11を駆動制御する。
さらに、シートスライドユニット12は、リモコンキー8等のボタンが短押しされた場合の要求信号に基づいて、フロントシート2が車体前方に向かって自動的にスライド移動するようにフロントシート2のシートスライドモータ11のみを駆動制御する。さらに、シートスライドユニット12は、フロントシート2やセカンドシート3をスライド移動させる状態にあっては、それぞれのシートバック2a,3aを前方に向かって自動的に倒すように構成されている。なお、このシートスライドユニット12は、イグニションキースイッチのオン・オフに関わらず、常時、バッテリから給電されている。
さらに、シートスライドユニット12には、乗員検知手段としての乗員検知システム13からの情報信号、モード選択手段としてのモード選択スイッチ14からの制御信号、及び、シート移動選択手段としてのシートマニュアルスイッチ15からの制御信号が入力されるように構成されている。
乗員検知システム13は、各シート2〜4に内蔵された着座センサ16からの検出値に基づいて各シート2〜4に乗員が着座しているか否かを検知するシステムであって、図示しないエアバッグシステムやシートベルト未着警報システム等と相互リンクするように構成されている。そして、この乗員検知システム13からの検知結果に基づいて、シートスライドユニット12は、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座しているか否かを判断する。
そして、シートスライドユニット12は、ドアユニット7からの要求信号と乗員検知システム13からの情報信号とに基づいて、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる場合に、乗員が着座していないフロントシート2及びセカンドシート3のシートスライドモータ11を駆動制御して、これらフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるように構成されている。
また、シートスライドユニット12は、セカンドシート3に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる場合に、乗員が着座していないフロントシート2のシートスライドモータ11を駆動制御して、フロントシート2を車体前方に移動させるように構成されている。
さらに、シートスライドユニット12は、乗員検知システム13によって車体前方に向かって移動中のフロントシート2やセカンドシート3に乗員が着座したことを検知するか、或いはドアユニット7が要求信号を再度検知すると、各シート2,3の移動を直ちに中止するように構成されている。これにより、シートスライドさせている車室内の安全性が損なわれないようになっている。
モード選択スイッチ14及びシートマニュアルスイッチ15は、車室内に配設されるものである。モード選択スイッチ14は、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる状態にあっては、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるか否かをスイッチ操作により選択することができるように設定されている。一方、シートマニュアルスイッチ15は、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座しているか否かに関わらずフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向けてスライド移動させることができるように設定されている。
さらに、シートスライドユニット12には、フロントシート2、或いはセカンドシート3が車体前方に向けてスライド移動中であることを乗員に報知する報知手段としての警告灯及び音声発生装置17を有している。
ここで、シートスライドユニット12におけるシートスライド制御の一例を、図2,3を用いて説明する。まず、図3(a)は初期状態を示したものであり、シートスライドユニット12は、ステップ10においてリモコンキー8からの要求信号、また、ステップ11においてオートスライド開閉スイッチ10からの要求信号がドアユニット7に入力されたか否かを判断する。ここで、いずれからも要求信号が入力されていない場合には、ステップ12に移行して、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作されたか否かを判断する。ここで、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作されていない場合には、ステップ10にリターンする。
また、ステップ12において、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作された場合には、ステップ13に移行して、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向かってスライド移動させると共に、警告灯を点灯、点滅させ、且つ警告音声を発生させる。そして、ステップ14に移行して、各シート2,3のスライド移動が終了したならば、ステップ10にリターンする。
一方、ステップ10又は11において、リモコンキー8、或いはオートスライド開閉スイッチ10がボタン操作されて要求信号がドアユニット7に入力された場合には、ステップ15に移行する。ステップ15では、第2スライド状態に制御するものか否かを判断する。ここで、ボタン操作が短押しによるものであり、第1スライド状態に制御するものであるならば、ステップ16に移行する。
そして、ステップ16では、乗員がセカンドシート3に乗り込めるようにスライドドア5のスライド移動を開始する。そして、ステップ17に移行して、ドアユニット要求信号を再検知したか否か、或いは、フロントシート2に乗員が着座しているか否かを判断する。ここで、少なくとも何れか1つ検知した場合には、ステップ18に移行して、フロントシート2のスライド移動を直ちに中止すると共に、ステップ10にリターンする。
これに対し、ステップ17において何れも検知しなかった場合には、ステップ19に移行して、フロントシート2のシートバック2aを前方に倒すと共に、フロントシート2を車体前方に向かってスライド移動させる。このとき、シートスライドユニット12は、警告灯を点灯、点滅させると共に警告音声を発生させる。次のステップ20では、フロントシート2のスライド移動が終了したか否かを判断する。フロントシート2がスライド移動している状態にあっては、ステップ17にリターンして、いつでもスライド移動を中止することができるように、ステップ17,19,20を繰り返す。そして、図3(b)に示されるように、フロントシート2のシートスライドが終了すると、ステップ10にリターンする。
また、ステップ15においてボタン操作が長押しによるものであり、第2スライド状態に制御するものであるならばステップ21に移行する。そして、ステップ21では、乗員がサードシート4に乗り込めるようにスライドドア5のスライド移動を開始する。そして、ステップ22に移行すると、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作されたか否かを判断する。シートマニュアルスイッチ15が押圧操作された場合には、ステップ13に移行して、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向けてスライド移動させると共に、警告灯を点灯、点滅させ、且つ警告音声を発生させる。そして、ステップ14において、各シート2,3のスライド移動が終了したら、ステップ10にリターンする。
また、ステップ22において、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作されていなければ、ステップ23に移行して、モード選択スイッチ14が自動モードを選択しているか否かを判断する。ここで、自動モードが選択されていなければ、ステップ10にリターンする。また、自動モードが選択されていると、ステップ24に移行する。
ステップ24では、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座しているか否かを判断する。ここで、乗員検知システム13の検知結果に基づいて乗員が着座していると判断すると、フロントシート2及びセカンドシート3をスライド移動させることなく、ステップ10にリターンする。これに対し、乗員が着座していないと判断すると、ステップ17に移行する。
そして、ステップ17では、ドアユニット7が要求信号を再検知したか否か、或いは、フロントシート2に乗員が着座しているか否かを判断する。ここで、少なくとも何れか1つ検知した場合には、ステップ18に移行して、各シート2,3のスライド移動を直ちに中止すると共に、ステップ10にリターンする。
これに対し、ステップ17において何れも検知しなかった場合には、ステップ19に移行して、フロントシート2及びセカンドシート3のシートバック2a,3aを前方に倒すと共に、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向かってスライド移動させる。このとき、シートスライドユニット12は、警告灯を点灯、点滅させると共に警告音声を発生させる。
次のステップ20では、フロントシート2及びセカンドシート3のスライド移動が終了したか否かを判断する。フロントシート2及びセカンドシート3がスライド移動している状態にあっては、ステップ17にリターンして、いつでもスライド移動を中止することができるように、ステップ17,19,20を繰り返す。そして、図3(c)に示されるように、フロントシート2及びセカンドシート3のスライド移動が終了すると、ステップ10にリターンする。
上述したように、本シート装置1によれば、ドアユニット7がセカンドシート3に乗員が乗り込めるように自動的にスライドドア5をスライド移動させる場合には、シートスライドユニット12は、シートバック2aを前方に倒したフロントシート2を車体前方に向かってスライド移動させる。また、ドアユニット7がサードシート4に乗員が乗り込めるように自動的にスライドドア5をスライド移動させる場合には、シートスライドユニット12は、シートバック2a,3aを前方に倒したフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向かって自動的に移動する。これにより、セカンドシート3に乗員が乗り込む場合には、フロントシート2とセカンドシート3との間に充分な大きさの開口部が形成される。また、サードシート4に乗員が乗り込む場合には、セカンドシート3とサードシート4との間に充分な大きさの開口部が形成される。従って、乗員がセカンドシート3或いはサードシート4に乗り込む際の労力を軽減することができ、セカンドシート3、サードシート4への乗り込みを確実、且つ容易化することができる。また、スライドドア5がサードシート4に乗員が乗り込めない状態、すなわち、スライドドア5が第1スライド状態に駆動制御される場合においては、セカンドシート3は自動的に移動しないので、サードシート4に乗員が乗り込まない状態におけるセカンドシート3の乗り込み易さを確保できる。
また、フロントシート2、或いはセカンドシート3に乗員が着座していることを乗員検知システム13が検知すると、シートスライドユニット12は、フロントシート2及びセカンドシート3の車体前方へのスライド移動を禁止する。これにより、フロントシート2、或いはセカンドシート3に乗員が着座しているのに気づかずにセカンドシート3やサードシート4に乗り込もうとして不用意にスライドドア5を開けてしまっても、既にシートに着座している乗員が不測のシート移動によって驚くことはない。従って、既にシートに着座している乗員の安全性、快適性を充分に確保することができる。
さらに、本シート装置1は、フロントシート2やセカンドシート3の乗員着座状態に関わらずこれらシート2,3を車体前方に移動させるシートマニュアルスイッチ15を備えている。これにより、ユーザが所望すれば、各シート2,3の乗員着座状態に関わらずフロントシート2やセカンドシート3を車体前方にスライド移動させることができるので、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。
さらにまた、シートスライドユニット12は、フロントシート2やセカンドシート3の車体前方へのスライド移動中にこれらシート2,3に乗員が着座したことを検知するか、或いはドアユニット7が要求信号を再度検知すると、各シート2,3の車体前方へのスライド移動を直ちに中止するように構成されている。これにより、各シート2,3が自動的にスライド移動する場合の車内安全性を、車室内、車外両側から充分に確保することができる。
さらにまた、シートスライドユニット12は、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5をスライド移動させる状態にあっては、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるか否かがスイッチ操作により選択できるモード選択スイッチ14を有している。これにより、乗員がフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるか否かを選択できるので、乗員の使い勝手を向上させることができる。
さらに、シートスライドユニット12は、フロントシート2やセカンドシート3を車体前方に移動させることを乗員に報知する音声発生装置17を有している。これにより、フロントシート2やセカンドシート3が車体前方にスライド移動することが音声により乗員に報知されるので、乗員の注意力を喚起することができて不測の事態を回避することができる。
次に、本発明の第2実施例を図面を参照して説明する。図4は、本実施例に係るシート装置の全体構成を示したブロック図、図5は、同例におけるシートスライド制御の一例を示したフローチャートである。なお、第1実施例とほぼ同様な構成部材については同一の符号を付して説明する。
図4に示されるように、本シート装置20は、手動で開閉するスライドドア5を備えた車両に適用されるものであり、この車両には、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5が開状態(全開状態)になったことを検出するスライドドア開閉検出手段としてのスライドドア開閉検出部21が取り付けられている。このスライドドア開閉検出部21が検出した検出値は、シートスライドユニット22に入力される。
シートスライドユニット22は、スライドドア開閉検出部21からの検出値、乗員検知システム13からの情報信号、モード選択スイッチ14からの制御信号、シートマニュアルスイッチ15からの制御信号が入力されるように構成されている。そして、このシートスライドユニット22は、スライドドア開閉検出部21からの検出値に基づいて、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5がスライド移動すると、乗員が着座していないフロントシート2及びセカンドシート3のシートスライドモータ11を駆動制御して、これらフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるように構成されている。
さらに、シートスライドユニット22は、乗員検知システム13によって車体前方に向かって移動中のフロントシート2やセカンドシート3に乗員が着座したことを検知すると、各シート2,3の移動を直ちに中止するように構成されている。また、モード選択スイッチ14は、スライドドア5を全開させた際にフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させるか否かをスイッチ操作により選択するものである。
さらにまた、シートマニュアルスイッチ15は、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座しているか否かに関わらずフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向けてスライド移動させるものである。
さらに、シートスライドユニット22には、フロントシート2、或いはセカンドシート3が車体前方に向けてスライド移動中であることを乗員に報知する音声発生装置17を有している。
ここで、シートスライドユニット22におけるシートスライド制御の一例を、図5を用いて説明する。まず、シートスライドユニット22は、ステップ30においてシートマニュアルスイッチ15が押圧操作されたか否かを判断する。ここで、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作された場合には、ステップ31に移行して、シートスライドモータ11を駆動制御して、シートバック2a,3aを前方に倒したフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向かってスライド移動させると共に音声発生装置17を作動させる。そして、次のステップ32では、各シート2,3のスライド移動が終了するとステップ30にリターンするようになっている。
また、ステップ30において、シートマニュアルスイッチ15が押圧操作されていない場合には、ステップ33に移行して、スライドドア開閉検出部21の検出値に基づいてスライドドア5が全開状態、つまりサードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5が開状態になったか否かを判断する。スライドドア5が開状態になっていないと判断すると、ステップ30にリターンする。また、スライドドア5が全開状態になったと判断すると、ステップ34に移行する。
ステップ34では、モード選択スイッチ14が自動モードを選択しているか否かを判断する。ここで、自動モードが選択されていなければ、ステップ30にリターンする。また、自動モードが選択されていると、ステップ35に移行する。
ステップ35では、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座しているか否かを判断する。ここで、乗員検知システム13の検知結果に基づいて乗員が着座していると判断すると、フロントシート2及びセカンドシート3をスライド移動させることなく、ステップ30にリターンする。これに対し、乗員が着座していないと判断すると、ステップ36に移行して、シートバック2a,3aを前方に倒したフロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に向かってスライド移動させると共に音声発生装置17を作動させる。そして、次のステップ37では、各シート2,3のスライド移動が終了したか否かを判断する。スライド移動が終了していなければ、ステップ38に移行して、スライド移動中の各シート2,3に乗員が着座したか否かを判断する。また、ステップ37において、スライド移動が終了したと判断すると、ステップ30にリターンする。
ところで、ステップ38において、乗員の着座を検出しなければ、ステップ37にリターンする。また、スライド移動中の各シート2,3に乗員が着座したことを検出すると、ステップ39に移行して、各シート2,3のスライド移動を直ちに中止する。
上述したように、本シート装置20によれば、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5を手動でスライド移動させると、シートスライドユニット22は、フロントシート2及びセカンドシート3が車体前方に向かって自動的に移動するようにシートスライドモータ11を駆動制御する。これにより、セカンドシート3とサードシート4との間には、充分に大きな開口部が形成される(図3(c)参照)。従って、乗員がサードシート4に乗り込む際の労力が軽減されるので、サードシート4への乗り込みを確実、且つ容易化することができる。また、スライドドア5がサードシート4に乗員が乗り込めない状態、すなわち、スライドドア開閉検出部21がスライドドア5の全開状態を検知しない場合においては、セカンドシート3は自動的に移動しないので、サードシート4に乗員が乗り込まない状態におけるセカンドシート3の乗り込み易さを確保できる。
なお、上述したシート装置1,20は、図3に示されたように、フロントシート2、セカンドシート3、サードシート4からなる3列シートと、セカンドシート3側方に配置されたスライドドア5とを備えた車両にのみ適用されるものではない。すなわち、図6に示されたように、3列シートと、フロントシート側方に配置されたスライドドアとを備えた車両や、図7に示されたように、フロントシート及びセカンドシートのみの2列シートと、フロントシート側方に配置されたスライドドアとを備えた車両にも適用することができる。さらには、3列以上の多列シートとスライドドアとを備えた車両にも適用することができる。
さらに、シート駆動手段は、シートの車体前方への移動やシートバックの車体前方への可倒に限定されることはなく、シートの車体内側方への移動としてもよく、この場合、サードシート4に乗員が乗り込めるようにスライドドア5が移動された場合にセカンドシート3が車体内側方へ移動し、乗員のサードシート4への乗り込みが容易になる。
さらにまた、スライドドア5を第1スライド状態に制御する時、セカンドシート3のシートスライドモータ11を駆動制御して、セカンドシート3を後方に移動させてもよく、この場合、セカンドシート3への乗り込み易さがさらに向上する。
さらにまた、上述したシート装置1,20は、スライドドア5が第2スライド状態ないし全開状態にスライドした際に、フロントシート2及びセカンドシート3に乗員が着座していなければ、フロントシート2及びセカンドシート3を車体前方に移動させているが、本発明はその形態に限定されることはなく、フロントシート2への乗員の着座有無およびフロントシート2の移動は省略してもよい。
さらにまた、第2の実施形態においては、シート乗員検知システム13が乗員着座状態を検知した場合にフロントシート2およびセカンドシート3の移動を中止しているが、本発明はその形態に限定されることはなく、上述の条件に加えてスライドドア開閉検出部21が閉状態を検出した場合、シートの移動を中止してもよい。
本実施例に係るシート装置の全体構成を示したブロック図である(実施例1)。 同例におけるシートスライド制御の一例を示したフローチャートである。 (a)〜(c)は、同例におけるスライドドアの動作状態を示す側面図である。 本実施例に係るシート装置の全体構成を示したブロック図である(実施例2)。 同例におけるシートスライド制御の一例を示したフローチャートである。 (a)〜(d)は、同例とは異なる車両に本発明を適用した場合の動作状態を示す側面図である。 (a)〜(c)は、同例とは異なる車両に本発明を適用した場合の動作状態を示す側面図である。
符号の説明
1,20 シート装置
2 フロントシート
3 セカンドシート
4 サードシート
5 スライドドア
6 ドアアクチュエータ(スライドドア駆動手段)
7 ドアユニット(スライドドア制御手段)
11 シートスライドモータ(シート駆動手段)
12,22 シートスライドユニット(シート制御手段)
13 乗員検知システム(前側シート乗員検知手段)
14 モード選択スイッチ(モード選択手段)
15 シートマニュアルスイッチ(シート移動選択手段)
17 音声発生装置(報知手段)
21 スライドドア開閉検出部(スライドドア開閉検出手段)

Claims (11)

  1. 車体前後方向に平行配置された前側シート及び後側シートと、前記前側シートの側方に配置されたスライドドアとを有する車両のシート装置において、
    前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるシート駆動手段と、
    前記スライドドアを前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動させるスライドドア駆動手段と、
    予め設定された要求信号に基づいて前記スライドドア駆動手段を駆動制御するスライドドア制御手段と、
    前記スライドドア制御手段が前記スライドドアを前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動させる場合には、前記前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動するように前記シート駆動手段を駆動制御するシート制御手段とを有することを特徴とする車両のシート装置。
  2. 車体前後方向に平行配置された前側シート及び後側シートと、前記前側シートの側方に配置されたスライドドアとを有する車両のシート装置において、
    前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるシート駆動手段と、
    前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動したことを検出するスライドドア開閉検出手段と、
    前記スライドドア開閉検出手段が、前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動したことを検出すると、前記前側シートが車体前方および/または車体内側方に向かって移動するように前記シート駆動手段を駆動制御するシート制御手段とを有することを特徴とする車両のシート装置。
  3. 前記スライドドア制御手段は、前記要求信号に基づいて、前記前側シートに乗員が乗り込めるように前記スライドドアをスライド移動させる第1スライド状態に制御するか、前記後側シートに乗員が乗り込めるように前記スライドドアをスライド移動させる第2スライド状態に制御するかを判断し、前記第2スライド状態に前記スライドドアをスライド移動させる場合は、前記シート制御手段は、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に向かって移動させるように前記シート駆動手段を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の車両のシート装置。
  4. 前記前側シートは、乗員の着座状態を検知すると共に検知結果を前記シート制御手段に出力する前側シート乗員検知手段を有し、前記前側シート乗員検知手段が乗員の着座状態を検知すると、前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を禁止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の車両のシート装置。
  5. 前記前側シートは、前記前側シートの乗員着座状態に関わらず前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるシート移動選択手段を有することを特徴とする請求項4に記載の車両のシート装置。
  6. 前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前記前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いは前記スライドドア制御手段が前記要求信号を再度検知すると、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を中止することを特徴とする請求項1又は3に記載の車両のシート装置。
  7. 前記シート制御手段は、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動中に前記前側シート乗員検知手段が乗員着座状態を検知するか、或いは前記スライドドア開閉検出手段が閉状態を検出すると、前記前側シートの車体前方および/または車体内側方への移動を中止することを特徴とする請求項2に記載の車両のシート装置。
  8. 前記シート制御手段は、前記スライドドアが前記後側シートに乗員が乗り込めるようにスライド移動する状態にあっては、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させるか否かを選択できるモード選択手段を有していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の車両のシート装置。
  9. 前記シート制御手段は、前記前側シートを車体前方および/または車体内側方に移動させることを乗員に報知する報知手段を有していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1つに記載の車両のシート装置。
  10. 前記シート駆動手段は、前記前側シートの車体前方へのスライド、前記前側シートのシートバックの車体前方への可倒、前記前側シートの車体内側方へのスライドのうちの少なくとも1つを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のシート装置。
  11. 前記シート制御手段は、前記スライドドアを第1スライド状態に制御する時、前記前側シートを後方に移動させることを特徴とする請求項3に記載の車両のシート装置。
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