JP2008006846A - シート駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数列のシートを備えた車両に於ける乗降性を改善し、しかもドア側に座っている乗員に不快感を生じさせないような車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 シート上に乗員が着座している場合、或いはドアが全開である場合には、シートの移動速度を低速とし、動作もマニュアル動作とし、シート上に乗員が着座しておらず、しかもドアが全開ではない場合には、シートの移動速度を高速とし、動作もオート動作とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両用シート装置、特に複数列のシートを備えた車両用シート駆動装置に関する。
近年、ワンボックスカーの人気が高いが、その理由の1つは、通常3列のシートを備えることにより、多人数の乗員を収容できることにある。しかるに、車体には、強度上の要請などにより、乗降用の開口を設けることに制約があることから、ドアは1列目及び2列目のシートの側部にそれぞれ設けられ、3列目の乗員は、そのままでは乗降が不自由であるので、2列目のシートを前進させたり、背もたれを前傾させることにより、2列目のシートの側部に設けられたドアにより乗降するようにしている。
そのような場合に、利便性を向上させるために、2列目のシートをモータにより駆動して前後方向に移動可能とすることも行われる。しかしながら、2列目のシートに乗員が座っている場合には、シートを駆動すると、乗員が不快に感ずる心配があることから、特許文献1及び特許文献2には、セカンドシートの乗員の有無を着座センサで検出して、セカンドシートに乗員が座っていない場合のみにセカンドシートを前方に移動させる技術が開示されている。これによれば、セカンドシートの乗員の有無によってドア開放時のセカンドシートのスライド動作を自動で行うようにできるが、セカンドシートに乗員がいる場合にはサードシートの乗降性が改善されない。
特開平5−69765号公報 特開2005−280373号公報
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、複数列のシートを備えた車両に於ける乗降性を改善し、しかもドア側に座っている乗員に不快感を生じさせないような車両用シート駆動装置を提供することにある。
このような目的は、本発明によれば、車両前後方向に複数列のシートを備えた車両のシート駆動装置であって、前側のシートを後側のシートから相対的に近接離反可能な駆動機構と、前記駆動機構を駆動する駆動信号を発生する操作部と、前記操作部からの指令信号を受けて前記駆動機構を制御する制御手段と、前記前側シート上の物体の有無を検出する物体検出手段とを備え、前記制御手段が、前記操作部からの指令信号を受けたとき、前記前側シート上に物体を検出した場合には、第1の動作モードで前記前側シートを駆動し、前記前側シート上に物体を検出しない場合には、第2の動作モードで前記前側シートを駆動することを特徴とするシート駆動装置を提供することにより達成される。
これにより、複数列のシートを備えた車両に於ける乗降性を改善し、しかもドア側に座っている乗員に不快感を生じさせないような動作モードを設定することが可能となる。具体的には、第1のモードは、低速動作及び又はマニュアル動作であって良く、第2の動作モードは、高速動作及び又はオート動作であってよい。マニュアル動作とは、スイッチを押している間は動作するが、スイッチから手を離すと動作が停止するような動作であって、オート動作とは、スイッチを瞬間的に操作しても、動作が最終状態まで継続して実行されるような動作を指す。
好適実施例によれば、少なくとも前記前側シートの側面に乗降用ドアが設けられ、前記乗降用ドアの開放状態を判別するためのドア開検出手段を備え、前記制御手段が、前記操作部からの指令信号を受けたとき、前記前側シート上に物体を検出しない場合でも、前記乗降用ドアが全開でないときには前記第1の動作モードで前記前側シートを駆動し、前記乗降用ドアが全開のときにのみ前記第2の動作モードで前記前側シートを駆動するようにされている。
これにより、乗降時でないときに、シートが不必要に高速或いは大きな距離をもって移動することを回避し、シート駆動装置の使い勝手を向上させることができる。本発明は、特に、シートが車両前後方向に3列に構成されており、前記前側シートが2列目のシートであるような場合に好適に適用できる。
更に、前記操作部は、前側のシート付近に設けられた第1操作部と、前記第1の操作部から離れて設けられた第2操作部とからなり、第1操作部は前側のシートの着座位置を調整するための調整を行う操作部により構成されるようにすれば、シート位置調整用のスイッチを、シートを乗降のために移動する目的に兼用させることができ、構造を単純化し、そのコストを低減することが可能となる。
以下に添付の図1、図2、図3を参照して本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に基づいて構成された車両のシート駆動装置を備えた自動車を模式的に示す側面図である。車体1により形成された車室内にはファーストシート2、セカンドシート3、サードシート4からなる3列のシートが配置されている。各列のシートは、2人或いは3人乗員が座れるような、個別のシート或いはベンチシートからなるものであって良い。ファーストシート2の側方にはフロントドア5、セカンドシート3の側方にはリヤドア6が設けられている。本実施例の場合、フロントドア5は通常のドアからなり、リヤドア6はパワースライドドアからなる。しかしながら、両ドアがいずれも通常のドア或いはスライドドアからなる場合でも、本発明を等しく適用することができる。
前側シートとなるセカンドシート3には、それ自体公知の図示しない駆動源(電動モータ)によって駆動されるパワーシート調整装置7が内蔵され、パワーシート調整装置7を操作するための第1の操作スイッチ8が、シートクッションに取り付けられている。図示されていないが、後側シートとなるサードシート4の乗員による操作を容易にするために、同様の操作スイッチ8を背もたれの適所に設けることもできる。更に、少なくともリヤドア6の全開状態を検知するためのドアスイッチ9が車体の適所に設けられている。
シートクッションには、乗員の有無を検出するための着座センサ10が設けられている。車室前方のダッシュボード12にも、セカンドシート3を移動させるための第2の操作スイッチ11が設けられている。第1の操作スイッチ8、ドアスイッチ9及び着座センサ10は、制御ユニット14の入力に接続され、制御ユニット14の出力はパワーシート調整装置7に接続されている。
次に、本実施例の作動の要領を説明する。
システムの作動中に、いずれかの操作スイッチ8、11が押されると(ST1:Yes)、制御ユニット14は、着座センサ10の出力を参照し、乗員の着座が確認されなければ(ST2:No)、パワーシート調整装置7が高速で駆動され、しかも、しかも操作スイッチ8、11が一回押されると、パワーシート調整装置7は最も移動した最終位置までオート駆動される(ST3)。このとき、セカンドシート3を高速駆動する場合には、図3の特性マップに示すように、モータの回転数を上げることでモータトルクが小とされて駆動制御される。これにより、セカンドシート3に乗員が存在しないとシート自体の重量増加はないことから、シート上に乗員が存在するときに比べてモータトルクを小さくすることができる。
一方、ST2に於いて乗員の着座が確認された場合(ST2:Yes)、パワーシート調整装置7は低速で駆動され、しかも操作スイッチ8、11が押されている間のみパワーシート調整装置7が駆動される(ST4)。これは、乗員がセカンドシート3に座っていた場合でも、セカンドシート3を移動可能とすることにより、サードシート4の乗員の乗降の利便性を向上させ、しかもシートの移動速度を低速とし、乗員の不快感を回避することができるようにするものである。その場合のシートの移動速度は、通常のシートの調整時の移動速度と同等であってよい。このとき、セカンドシート3を低速駆動する場合には、図3の特性マップに示すように、モータの回転数を下げることでモータトルクが大とされて駆動制御される。これにより、セカンドシート3に乗員が存在することによってシート自体の重量も増していても、シートを円滑に動作させることができる。
なお、ST1において操作スイッチ8,11の操作が検出されない場合(ST1:No)、本ルーチンを終了するが、必要に応じて本ルーチンのST1の判断を繰り返す。
上記実施例では、操作スイッチとしては、シートに設けられた第1の操作スイッチ8と、ダッシュボード12に設けられた第2の操作スイッチ11とが含まれるが、第1の操作スイッチ8は、シート位置調整用に設けられたスイッチを兼用することができる。特に、本発明では、シートに乗員が着座していなかったときにのみシート3が高速で移動するようにしたことから、このようにスイッチを兼用しても問題が生じない。更に、ダッシュボード12に設けられた第2の操作スイッチ11に加えて、リモートドアコントロール13に、第2の操作スイッチを設けることもできる。
このようにして、本実施例によれば、複数列のシートを備えた車両に於ける乗降性を改善し、しかもドア側に座っている乗員に不快感を生じさせないような動作モードを設定することが可能となる。
次に本発明の第2の実施の形態について、図4を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分についてはその説明は省略する。
システムの作動中に、いずれかの操作スイッチ8、11が押され(ST1:Yes)たとき、制御ユニット14は、着座センサ10の出力を参照し、乗員の着座が確認されなければ(ST2:No)、ドアスイッチ9の出力を参照する(ST3)。乗員の着座が検出された場合(ST2:Yes)、或いは乗員の着座が確認されないが、ドア6の全開が検出されない場合(ST3:No)、パワーシート調整装置7は低速で駆動され、しかも操作スイッチ8、11が押されている間のみパワーシート駆動装置7が駆動される(ST4)。
一方、ST3に於いて、ドア6が全開である場合には(ST3:Yes)、制御ユニット14はセカンドシート3には乗員が座っておらず、しかも、これから乗員が乗降する可能性が高いと判断し、利便性を高めるためにパワーシート調整装置7が高速で駆動され、しかも操作スイッチ8、11が一回押されると、パワーシート調整装置7は最も移動した最終位置までオート駆動される(ST5)。
上記実施例の場合でも、シートに乗員が着座しておらず、ドア6が全開のときにのみシート3が高速で移動するようにしたことから、第1の操作スイッチ8とシート位置調整用のスイッチを兼用しても問題が生じない。なお、本実施の形態においても、ST1において操作スイッチ8,11の操作が検出されない場合(ST1:No)、本ルーチンを終了するが、必要に応じて本ルーチンのST1の判断を繰り返す。
表1は、このようなシート駆動装置の動作モードを表している。
ドア
開 閉
乗員有 低速 低速
乗員無 高速 低速
上記実施例では、リヤドアからの乗降を容易にするためにシートは前後に移動するのみであったが、高速動作に代えて、或いはそれに加えて背もたれを前傾させたり、シートをティップアップさせたり、或いはシートを横方向又は斜め方向に移動させるようにすることもできる。
また、上記実施例では3列のシート配置の車両を例に説明したが、本発明は前側シートとなるファーストシートの側方にフロントドアが設けられ、後側シートとなるセカンドシートの側方には搭乗ドアのない2列からなるシート配置の車両に適用することも可能である。その場合、ファーストシートへの着座状態を検出して制御することにより、セカンドシート専用の搭乗ドアのない車両への乗員の搭乗性を改善することができる。
さらに、上記実施例では、シートの速度に応じてモータの出力をトルク制御しているが、モータからシートへの動力伝達経路中において、例えば動力伝達歯車機構のギヤ比をシート速度によって適宜可変とするようにして出力トルクを切換えるよう構成することもできる。
また、上記第2の実施例ではST3においてドア6の全開が検出されない場合にはシートの移動速度を低速とした例を説明したが、その場合の移動速度を高速とすることで、その後の乗員の乗込み性を向上させるようにしてもよい。
本発明に基づいて構成された車両のシート駆動装置を備えた自動車を模式的に示す側面図である。 本発明に基づく第1の実施の形態によるシート駆動装置の動作を示すフロー図である。 本発明に基づくシート駆動装置の駆動源(モータ)の特性マップである。 本発明に基づく第2の実施の形態によるシート駆動装置の動作を示すフロー図である。
符号の説明
1 車体 2〜4 シート
5、6 ドア 7 パワーシート調整装置
8、11 操作スイッチ 10着座センサ
14 制御ユニット

Claims (6)

  1. 車両前後方向に複数列のシートを備えた車両のシート駆動装置であって、
    前側のシートを後側のシートから相対的に近接離反可能な駆動機構と、
    前記駆動機構を駆動する駆動信号を発生する操作部と、
    前記操作部からの指令信号を受けて前記駆動機構を制御する制御手段と、
    前記前側シート上の物体の有無を検出する物体検出手段とを備え、
    前記制御手段が、前記操作部からの指令信号を受けたとき、前記前側シート上に物体を検出した場合には、第1の動作モードで前記前側シートを駆動し、前記前側シート上に物体を検出しない場合には、第2の動作モードで前記前側シートを駆動することを特徴とするシート駆動装置。
  2. 前記第1の動作モードが、低速動作であって、前記第2の動作モードが高速動作であることを特徴とする請求項1に記載のシート駆動装置。
  3. 前記第1の動作モードが、マニュアル動作であって、前記第2の動作モードがオート動作であることを特徴とする請求項1または2に記載のシート駆動装置。
  4. 少なくとも前記前側シートの側面に乗降用ドアが設けられ、前記乗降用ドアの開放状態を判別するためのドア開検出手段を備え、前記制御手段が、前記操作部からの指令信号を受けたとき、前記前側シート上に物体を検出しない場合でも、前記乗降用ドアが全開でないときには前記第1の動作モードで前記前側シートを駆動し、前記乗降用ドアが全開のときにのみ前記第2の動作モードで前記前側シートを駆動することを特徴とする請求項1に記載のシート駆動装置。
  5. 前記シートは車両前後方向に3列に構成されており、前記前側シートが2列目のシートであることを特徴とする請求項4に記載のシート駆動装置。
  6. 前記操作部は、前側のシート付近に設けられた第1操作部と、前記第1の操作部から離れて設けられた第2操作部とからなり、第1操作部は前側のシートの着座位置を調整するための調整を行う操作部により構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018034660A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 本田技研工業株式会社 シート制御装置、およびシート制御方法

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