JP2005277878A - 欠陥画素修正方法、プログラム及びその方法を実施する欠陥画素修正システム - Google Patents

欠陥画素修正方法、プログラム及びその方法を実施する欠陥画素修正システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動的な行われた欠陥画素修正の後に場合によって要求されるマニュアルでの要修正画素の決定作業を簡単化する技術を提供する。
【解決手段】第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って作成された第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行い、第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って作成された第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行い、修正された画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成し、この追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正技術に関する。
写真フィルムには、その表面に傷、埃、汚れ等の欠陥が存在する場合がある。そこで、そのような欠陥が存在する写真フィルムから画像を読み取って印画紙に記録し、或いはディスプレイに表示する等により出力する場合に、そのような欠陥部を輝度調整処理や補間処理等の画像処理により修正する技術が知られている。
このような技術として、例えば、赤外光は、可視光と異なり、写真フィルムを透過した場合にそこに写っている画像の影響をほとんど受けず、傷や埃等による影響のみを受けるという特性を利用して、輝度調整処理により修正を行う技術が知られている。これは、具体的には、写真フィルムに赤外光及び可視光を透過させ、赤外光による画像データの画素値が一定の閾値以下である部分を欠陥部と認識し、当該欠陥部の各色成分(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の画素値に対して、正常部に対する欠陥部の赤外光の減衰量分を上乗せして輝度を高めることにより、欠陥部の各色成分の画素値を正常部に合せて輝度調整する技術である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような輝度調整処理は、欠陥部において各色成分の画素値が互いに同じ量だけ減衰していることを前提としているため、写真フィルムの乳剤面に傷が付いている場合のように、色成分毎の画素値の減衰の量が異なる場合には、適切に欠陥部を修正することができない。
そのような場合には、周囲の正常画素の画素値を用いて欠陥部の修正を行う補間処理の技術が用いられるが、単純に隣接する正常画素の画素値を欠陥部に適用するだけでは、欠陥部に模様や境界等が存在する場合に適切に修正することができない。そこで、例えば、画像の境界の方向を検出し、その境界の方向に沿って存在する正常画素の画素値を欠陥部に適用することにより、模様や境界等を反映した修正を行う技術が知られている。これは、具体的には、欠陥部から互いに異なる複数の方向に沿って、正常画素の画素値の差や正常画素間の距離等の画像特徴量を演算し、更に前記複数の方向に存在する正常画素の画素値から各方向毎の補間値を求め、前記画像特徴量を重みとして各方向毎の補間値の重み付き平均を演算することによって最終修正値を求めて補間する技術である(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−98370号公報(第15−16頁、図4) 特開2001−78038号公報(第7−8頁、第4−5図、図8)
従って、写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う場合には、まず輝度調整法を用いて欠陥画素修正を行い、次いで補間処理法を用いて欠陥画素修正を行うことが、一般的となっている。しかしながら、輝度調整法と補間処理法のいずれにしても、まず所定の欠陥判定基準でもって修正すべき対象となる欠陥画素を自動的に決定してから修正処理を行うが、実際に写真フィルムに生じている欠陥によってはこの欠陥判定基準にかからず、修正されなかったり、不自然な修正がされたりするといった問題が生じている。このため、必要の場合、自動的に修正された画像データをモニタに表示して、オペレータがさらなる修正が必要とされる画素を見つけ出して再度修正処理を行うことになるが、このさらなる修正が必要とされる画素を見つけ出す作業はオペレータに熟練と忍耐を要求するものである。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、自動的な行われた欠陥画素修正の後に場合によって要求されるマニュアルでの要修正画素の決定作業を簡単化する技術を提供することである。
写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正方法において、上記課題を解決するため、本発明による1つの方法は、第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成するステップと、前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行うステップと、前記輝度調整処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示するステップと、前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成するステップと、前記追加修正画素マップを用いて補間処理による追加修正画素の修正を行うステップとからなる。
この構成では、輝度調整処理(一般にベース傷と呼ばれているフィルムベース面に生じている傷やフィルム面に付着したほこりに起因する欠陥画素の修正に適している)によって自動修正された画像データに基づく画像が、欠陥画素かどうかが疑わしい疑似欠陥画素の領域を示す指標、例えば、その領域の輪郭線やその領域を区画する色付けなどとともにモニタに表示され、オペレータがその指標を頼りに追加的に補間処理(一般に乳剤面に生じている傷に起因する欠陥画素の修正に適している)で修正したほうがよいと思われる追加修正画素をマニュアルで選択設定すると、その設定された追加修正画素の座標位置等を規定する追加修正画素マップが作成され、この追加修正画素マップを用いて補間処理が追加的に行われる。乳剤傷に起因する欠陥画素を自動的に正確に見つけ出すことはかなり困難であること及び乳剤傷に起因する欠陥画素がベース傷に起因する欠陥画素より少ないことに鑑み、乳剤傷に起因する欠陥画素の疑いがある疑似欠陥画素の領域を示してオペレータの判断を仰いで、マニュアルで行うのである。
もちろん、ベース傷に起因する欠陥画素と乳剤傷に起因する欠陥画素をそれぞれ輝度調整処理と補間処理で両方自動で行うことも可能であり、本発明による他の方法は、第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成するステップと、前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行うステップと、第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成するステップと、前記第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行うステップと、前記輝度調整処理と前記補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示するステップと、前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成するステップと、前記追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行うステップとからなる。
この構成では、輝度調整処理(一般にベース傷と呼ばれているフィルムベース面に生じている傷やフィルム面に付着したほこりに起因する欠陥画素の修正に適している)と補間処理(一般に乳剤面に生じている傷に起因する欠陥画素の修正に適している)によって自動修正された画像データに基づく画像が、欠陥画素かどうかが疑わしい疑似欠陥画素の領域を示す指標、例えば、その領域の輪郭線やその領域を区画する色付けなどとともにモニタに表示され、オペレータがその指標を頼りに追加的に修正したほうがよいと思われる追加修正画素をマニュアルで選択設定すると、その設定された追加修正画素の座標位置等を規定する追加修正画素マップが作成され、この追加修正画素マップを用いて補間処理が追加的に行われる。欠陥画素を自動的に正確に見つけ出すことはかなり困難であり、正常な画素を修正するような不都合をさけるためには、欠陥判定条件を厳しくすることになり、そのため欠陥画素が修正されずに残ってしまうので、欠陥画素の疑いがある疑似欠陥画素を示してオペレータの判断を仰ぐことは、最終的な画像品質の向上と、そのためのオペレータの負担の低減に関して効果的となる。
特に、補間処理による修正に適していると見なされている乳剤傷等に起因する欠陥画素を見つけ出すことはベース傷に起因する欠陥画素を見つけ出すことより難しく、しかも正常画素を補間処理によって修正すると非常に不自然な画像となってしまうことから、前記第1判定基準は前記第2判定基準より緩く設定されることが多い。言い換えると、第2判定基準による欠陥領域は第1判定基準による欠陥領域を含む関係となっている。このため、そのような補間処理に適した疑似欠陥画素は第1判定基準に基づく欠陥画素の領域ないしはそれよりわずかに拡大した領域に存在している確率が高い。従って、前記疑似欠陥画素領域を示す指標を前記第1判定基準に基づく欠陥画素の領域を拡張した輪郭線又はその拡張領域の色づけとすることは好都合である。
前記第1判定基準と前記第2判定基準は独立して定められている場合、言い換えると第2判定基準による欠陥領域と第1判定基準による欠陥領域とが独立して存在する場合には、前記疑似欠陥画素領域を示す指標を前記第1判定基準及び前記第2判定基準より緩い判定基準を用いて判定された疑似欠陥画素領域の輪郭線又はその拡張領域の色づけとすることが好都合である。
さらに、本発明による好適な実施形態では、前記追加修正設定画面には前記第1判定基準に基づく欠陥画素の領域と前記第2判定基準に基づく欠陥画素の領域を示す指標も含まれている。つまり、疑似欠陥画素から構成される領域は既に修正された欠陥画素領域を含むことになるので、この修正された領域をも輪郭線や色づけなどで示すことにより、オペレータが追加的に修正すべき画素を見つけ出す作業を容易にするのである。
本発明では、上述した欠陥画素修正方法をコンピュータに実行させるプログラムやそのプログラムを記録した媒体も権利の対象とするものである。
本発明では、さらに、上述した欠陥画素修正方法を実施する欠陥画素修正システムも権利の対象としており、そのような欠陥画素修正システムは、第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成する第1欠陥画素マップ作成部と、前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行う輝度調整処理部と、第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成する第2欠陥画素マップ作成部と、前記第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行う補間処理部と、前記輝度調整処理と前記補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示する追加修正設定画面生成部と、前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成する追加修正画素マップ作成部と、前記追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行う追加修正実行部とから構成されている。当然ながら、このような画像処理装置も上述した画像処理方法で述べたすべての実施態様を備えるとともに、それらの作用効果を得ることができる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1は本発明による欠陥画素修正技術に基づく欠陥画素修正システムを採用した画像プリントシステムを示す外観図であり、この写真プリントシステムは、ここでは図示されていないフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム1(以下、単にフィルムと称する)の撮影画像コマをデジタル画像データとして読み取る画像読取装置3や取得された画像データに画像処理を施してプリント情報を作成するコントローラ4などを備えた操作ステーションOSと、操作ステーションOSからのプリント情報に基づいて印画紙2に対して露光処理と現像処理とを行って写真プリント2aを作成するプリントステーションPSとから構成されている。コントローラ5は、基本的には汎用パソコンから構成されており、本発明による欠陥画素修正システムを実装している。このパソコンには、この写真プリントシステムの操作画面を表示するモニタ4a、デジタルカメラ等のメモリカード等から画像を読み込むメディアリーダ4b、オペレータによる操作入力に用いられるキーボード4c等が組み込まれている。
プリントステーションPSは、図2に示されているように、2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙2を引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙2に対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙2の裏面に印字するとともに、露光プリント部14で印画紙2の表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙2を複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙2、つまり写真プリント2aは、このソータ17の複数のトレイ17aにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
上述した印画紙2に対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙2を搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関して露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
露光プリント部14には、副走査方向に搬送される印画紙2に対して、主走査方向に沿って操作ステーションOSからのプリントデータなどのプリント情報に基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
画像読取装置3は傷補正のための構成部材を備えたフィルムスキャナであり、主な構成要素として、照明光学系31、撮像光学系としてのズームレンズ32、入射してきた光を可視光と赤外光に分けるダイクロイックミラー33、可視光用センサユニット34、赤外光用センサユニット35を備えている。照明光学系31は、光源としてのハロゲンランプ又は発光ダイオードと、その光源からの光を調光するミラートンネルや拡散板などから構成されている。可視光用センサユニット34は、フィルム1の3つの基本色成分(例えばR、G、B)からなる可視光画像を検出するためにそれぞれ適合するカラーフィルタを装着した3つのCCDアレイ34aと、これらのCCDアレイ34aによって検出された可視光信号を処理して基本色成分で構成されたR・G・B画像データを生成してコントローラ5へ転送する可視光用信号処理回路34bを備えている。これに対して、赤外光用センサユニット35は、フィルム1に付いている傷の状態を赤外光画像として検出するためにダイクロイックミラー33から分岐された赤外光のみを受けるように配置されたCCDアレイ35aと、このCCDアレイ35aによって検出された赤外光信号を処理して赤外光画像データを生成してコントローラ4へ転送する赤外光用信号処理回路35bを備えている。
このように構成された画像読取装置3では、フィルム1の撮影画像コマが所定の読取位置に位置決めされると、撮影画像コマの読取処理が開始されるが、その際撮影画像コマの投影光像は、フィルム搬送機構36によるフィルム1の副走査方向への送り操作により、複数のスリット画像に分割された形で順次可視光用センサユニット34及び赤外光用センサユニット35によって読み取られ、R、G、Bの色成分の画像信号並びに赤外成分の画像信号に光電変換され、生のデジタル画像データとしてコントローラ5に送られる。このような、照明光学系31、撮像光学系32、可視光用センサユニット34及び赤外光用センサユニット35の各制御はコントローラ5からの動作指令によって行われている。
コントローラ5は、CPUを中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実装されているが、本発明に特に関係する機能部として、図3に示されているように、可視光用センサユニット34によって取得されメモリ91に転換されているフィルム1からの可視光画像データと同様に赤外光用センサユニット35によって取得されメモリ91に展開されているフィルム1からの赤外光画像データを用いて後で詳しく説明するフィルム1の傷やほこりに起因する欠陥画素の修正を行う欠陥修正処理手段6、メモリ91に展開されている画像データ(可視光画像データ)に対して色調補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)やトリミングなどの各種画像処理を施す画像処理部92、画像データやその他の表示アイテムをビデオメモリに取り込むとともにこのビデオメモリに展開されたイメージをビデオコントローラによってビデオ信号に変換してモニタ4aに送るビデオ制御部93、画像処理部92で処理された最終的な画像データ等をプリントデータに変換してプリントステーションPSの露光プリント部14に転送するプリントデータ生成部94、GUIを用いて作り出された操作画面の下でキーボード4c等を通じて入力された操作指令や予めプログラム化された操作指令に基づいて各機能部を制御するプリント管理部95が挙げられる。
欠陥修正処理手段6は、輝度調整処理に基づいて欠陥画素を修正(修復)する機能と補間処理に基づいて欠陥画素を修正(修復)する機能との2つの欠陥修正機能を有する。輝度調整処理とは、赤外光画像データに含まれる全ての正常画素の画素値の平均値と各欠陥画素の画素値との差分を各欠陥画素の傷による画素値の減衰量とし、可視光画像データに含まれる各欠陥画素の色成分(RGB)毎の画素値にそれぞれ加算することにより、可視光画像データに含まれる全ての欠陥画素の輝度を調整する処理であり、そのアルゴリズムは種々のものが知られているが(例えば特開2000−115464号、第5頁、図3や、特開2001−078038号公報、第16−17頁、図10を参照のこと)、ここでは、図4で模式的に示されているように、赤外データにおける欠陥部とみなされた画素の画素値と周囲の正常画素の画素値との差に基づいて赤外欠陥深度Dfm,nを演算するとともに、R光、G光、及びB光のそれぞれの可視光データにおける対応する画素の画素値と周囲の正常画素の画素値との差に基づいて可視光欠陥深度Rfm,n、Gfm,n、Bfm,nを演算し、これらに基づいて可視光と赤外光との波長或いは屈折率の相違に起因する、可視光データが欠陥により受ける影響と非可視データが欠陥により受ける影響とのずれを補正する補正係数を演算し、この補正係数と各欠陥画素の赤外欠陥深度Dfm,nとに基づいて各欠陥画素の輝度調整による修正を行うアルゴリズムが採用されている。
補間処理とは、基本的には、予め赤外光画像データに含まれる全画素の画素値の平均値に基づいて設定された閾値を超える画素値を有する赤外光画像データの画素に対応する可視光画像データの画素を欠陥画素と判定して、この欠陥画素の周囲の複数の正常画素との距離を求めてその距離に応じて正常画素の画素値の重み平均を演算して欠陥画素の修正値を求めることで欠陥画素を修正する処理であり、ここでは後で詳しく説明されるが、ここでは、画像の境界をできるだけ正確に反映した適切な補間処理を行うために、各欠陥画素について複数方向の方向線に沿って存在する正常画素の画素値に基づく補間値を求めるとともに各方向線に沿って存在する正常画素の画素値に基づいて各方向の重み係数を求め、それを用いた重み付き平均値を演算して欠陥画素を修正するアルゴリズムが採用されている。
上述したことから、欠陥修正処理手段6は、第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成する第1欠陥画素マップ作成部61と、第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行う輝度調整処理部62と、第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成する第2欠陥画素マップ作成部63と、第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行う補間処理部64と、輝度調整処理と補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す輪郭線とを含む追加修正設定画面をモニタ4aに表示するために生成する追加修正設定画面生成部65と、追加修正設定画面を通じてオペレータによってマニュアルで選択設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成する追加修正画素マップ作成部66と、追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行う追加修正実行部67とを備えている。なお、補間処理部64と追加修正実行部67は、処理対象とする欠陥画素の情報を第1欠陥画素マップから得るか追加修正画素マップから得るかという違いはあるが、実質的には同じである。
ごく概略的には、図5で示されるように、前述した第1判定基準は、赤外光画像データに含まれる全画素の画素値の平均値に基づいて設定された第1閾値TH1を超える画素値を有する画素を輝度調整処理される欠陥画素とする欠陥判定基準であり、第2判定基準は第1閾値TH1より厳しい第2閾値TH2を超える画素値を有する画素を輝度調整処理される欠陥画素とする欠陥判定基準であると考えることができる。つまり第2判定基準が第1判定基準に従属しているので、第2判定基準に基づいて判定された欠陥画素は、必ず、第1判定基準に基づいて判定された欠陥画素ということになるが、第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理で修正された画素のうち第2欠陥画素マップに属する欠陥画素はその画素値がさらに補間処理による修正画素値で書き換えられることになる。もちろん、第1判定基準と第2判定基準を領域別で異ならせるような手法で、互いに独立した形態で設定することも可能である。
この実施形態における追加修正設定画面生成部65は、図6による模式的説明図から明らかなように、第1判定基準に基づいて欠陥と判定され輝度調整処理によって修正された欠陥画素の領域を示す輝度調整処理欠陥輪郭線と第2判定基準に基づいて欠陥と判定され補間処理によって修正された欠陥画素の領域を示す補間処理欠陥輪郭線と疑似欠陥輪郭線が、輝度調整処理と補間処理とによって修正された画像とともに表示される追加修正設定画面を生成するように構成されている。この実施形態における疑似欠陥輪郭線は、第1判定基準に基づいて欠陥と判定された画素領域、つまり輝度調整処理された欠陥画素の輪郭線を画像サイズや画像解像度に応じて設定される画素分だけ拡張した領域の輪郭線とすることができる。しかしながら、第1判定基準と第2判定基準とが互いに独立的に設定されたものである場合、第1判定基準に基づいて欠陥と判定された画素領域から所定画素分だけ拡張された領域の輪郭線と、第2判定基準に基づいて欠陥と判定された画素領域から所定画素分だけ拡張された領域の輪郭線の組み合わせによって疑似欠陥輪郭線を作成するとよい。もちろん、各輪郭線に変えて、該当領域を色づけによって視覚的に区別する方法を採用してもよい。
このように構成された欠陥修正処理手段6における、フィルム1から可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正の処理手順を図7を用いて以下に説明する。
まず、画像読取装置3の可視光用センサユニット34及び赤外光用センサユニット35によって取得された可視光画像データ及び赤外光画像データをメモリ91に取り込む(#101)。そして、第1欠陥画素マップ作成部61が第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って正常画素及び欠陥画素の各座標を登録した第1欠陥画素マップを作成する(#102)。次に、輝度調整処理部62が、第1欠陥画素マップを用いて欠陥画素を設定しながらその欠陥画素の各色成分(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の画素値に対して、正常画素に対する欠陥画素の赤外光の減衰量分を上乗せして輝度を高めていく上述した輝度調整処理で欠陥画素の修正を行う(#103)。同様に、第2欠陥画素マップ作成部63が第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って正常画素及び欠陥画素の各座標を登録した第2欠陥画素マップを作成し(#104)、この第2欠陥画素マップから順次処理対象となる欠陥画素を設定しながら補間処理部64が後で詳しく説明する補間アルゴリズムを用いてその欠陥画素を修正する(#105)。
メモリ91に展開され、輝度調整処理と補間処理によってフィルム1の傷やほこりに起因する欠陥画素の自動修正を施された可視光画像データは、各画像コマの画像チェックのために、プレジャッジ画面と呼ばれている操作入力画面40の撮影画像表示枠41に順次表示される(#106)。図8では、6コマ表示画面が選択されている。各撮影画像表示枠41の下側には色濃度補正設定エリア42とプリント枚数設定エリア43が配置されている。色濃度補正設定エリア42には「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」、「濃度」の設定枠が設けられており、補正量の「N」はニュートラルを表し補正なしを意味している。プリント枚数設定エリア43にはプリント枚数入力枠が設けられており、「パス」はプリントを行わないことを意味している。プレジャッジ画面40の下方にはプリント条件表示欄44が配置されており、この写真プリント出力に適用されたプリントチャンネル名称の表示や、このプリントチャンネルに含まれているプリントサイズやインデックスプリントの要否やメディア出力の要否などが示されている。プリントサイズは仕上がり写真プリントPの大きさを示すものであり、この実施形態では印画紙幅と送り長さでプリントサイズが決定される。このプレジャッジ画面40において各撮影コマ画像に対する各種補正設定やプリント枚数設定が完了すると、対応する撮影画像データはプリントデータ生成部94に送られ、プリントデータに変換される。
モニタ4aに表示されている多数コマ中から前述した自動欠陥修正が不十分と見なされるか、付加的にマニュアルによる欠陥修正をする必要のある画像コマが存在していた場合(#107:YES)、該当するコマを選択してダブルクリックすることで、図9に例示するような追加修正設定画面50が生成され、モニタ4aに表示される(#108)。追加修正設定画面50の中央には拡大画像表示エリア51が配置されており、右端には、撮影コマ画像の内で拡大画像表示エリア51で表示されている部分を枠線で示す表示確認エリア52及び追加修正ボタン53などの各種補正ボタンが配置されている。この拡大画像表示エリア51には、図6で模式的に示されたような画像コマに輝度調整処理済み欠陥輪郭線と補間処理済み欠陥輪郭線と疑似欠陥輪郭線が付加された画像が表示されている。表示確認エリア52の枠線をマウス25を用いて移動させることにより拡大画像表示エリア51に表示される部分を変更することができ、表示サイズエリア52aの拡大率を変更することにより拡大画像表示エリア51に表示される画像を拡大・縮小することができる。この追加修正設定画面50においてマウス4cを用いながら追加修正画素を選択すると(#109:YES)、選択された追加修正画素の座標位置などを規定した追加修正画素マップが作成される(#110)。次いで、追加修正実行部67が、補間処理部64に動作指令を与えて追加修正画素マップから順次処理対象となる画素を設定しながらその追加修正画素を修正させる(#111)。この追加修正が完了すると、再度その追加修正された画像データに基づいて追加修正設定画面50を再度作成してモニタ4aに表示し(#108)、それ以上の追加修正の要否を問い、追加修正がない場合(#109:NO)、このルーチンを終了する。
次に、この実施形態の補間処理部64で採用さている補間アルゴリズムを図10〜図12を用いて説明する。
まず、この補間処理が図7におけるステップ#105での処理か、ステップ#111での処理であるかがチェックされ(#01)、ステップ#105での処理(補間処理)である場合第2欠陥画素マップが読み込まれ(#02a)、ステップ#111での処理(追加修正処理)である場合追加修正画素マップが読み込まれる(#02b)。さらに、画像データに含まれる画素数や画像解像度に応じて、正常画素Pを検出する際の方向線Lに沿った探索間隔を決定するとともに(#03)、画像データに含まれる画素数や画像解像度に応じて、正常画素を検出する際の隣接する方向線L間の角度間隔を決定する(#04)。
次に、読み込まれた画素マップを用いて欠陥画素(以後追加修正画素も欠陥画素として扱う)と判定された画素の中から順次注目画素Oを選択する(#05)。決定された方向線L間の角度間隔に従って、注目画素Oを通る複数方向の方向線Lを設定し、その中の1つの方向の方向線Lに沿って注目画素Oを挟んだ両側にそれぞれ正常画素Pを検出する(#06)。この正常画素Pを検出する際の方向線Lに沿った探索間隔は、#03の処理において決定された探索間隔である。図11に、注目画素Oを通る複数方向の方向線Lに沿って正常画素Pを検出する際の一例を示す。この図では、#04の処理において決定された探索間隔は「2」であり、#04の処理において決定された方向線L間の角度間隔は「15°」である場合を示している。ここで、方向線Lは、注目画素を中心とする放射状の複数方向のうち、注目画素Oを挟んで直線上に存在する反対向きの2方向が1つの方向線である。
方向線Lに沿って正常画素Pを検出する際において、隣接する方向線L間の角度間隔が90°又は45°以外の場合には、方向線Lがすべての画素の中央を通るとは限らないことから、その場合には、方向線Lが通過する位置に対して中心位置が最も近い画素を方向線L上の画素とみなす。そして、正常画素Pの探索に際しては、そのようにみなされた画素を含む方向線L上の画素を対象として上記所定の探索間隔で探索を行う。図11においては、探索間隔は「2」であるので、注目画素Oから方向線Lに沿って外側に向かってそれぞれ1画素置きに欠陥画素か正常画素かを判断し、その中で注目画素Oから最も近い位置にある正常画素が、その方向線Lに沿って注目画素Oを挟んだ両側にそれぞれ位置する正常画素Pとして検出される。ここでは、方向線Lに沿って注目画素Oを挟んだ両側にそれぞれ1個ずつの正常画素Pを検出し、それらの正常画素Pの値を用いて後の注目画素Oの補間値Hや重み係数Wの演算を行う構成としているが、注目画素Oを挟んだ両側にそれぞれ2個以上ずつの正常画素Pを検出し、これら2個以上の正常画素Pの平均値等を用いて後の注目画素Oの補間値Hや重み係数Wの演算を行う構成とすることも可能である。また、正常画素Pの探索は上記のような方向線L上に限定されるものではなく、方向線Lの近傍に位置する正常画素Pをも含めて探索することも可能である。
そして、上記1つの方向線Lに沿って正常画素Pを探索した結果、注目画素Oを挟んだ両側共に所定距離内に正常画素Pが検出されたか否かについて判断する(#07)。これは、注目画素Oから遠く離れた位置にある正常画素Pの値は、注目画素Oの修正に用いるのに適しないことから、予め設定された所定距離内に正常画素が存在しない場合には、その方向の方向線Lについての正常画素Pの値を注目画素Oの補間値Hや重み係数Wの演算に用いないようにするためである。したがって、注目画素Oを挟んだ両側のうちのいずれか一方でも所定距離内に正常画素が存在しなかった場合には(#07:NO)、処理は#06へ戻り、次の1つの方向線Lに沿って正常画素Pを検出する処理が行われる。ここで、前記所定距離としては、例えば、「25」画素等のように単純に距離(画素数)により表される一定値としてもよいし、「25×(探索間隔)」画素のように処理対象の画像データに含まれる画素数に応じて変化する値としてもよい。
一方、注目画素Oを挟んだ両側共に所定距離内に正常画素Pが検出された場合には(#07:YES)、次に、補間値演算部において、#06で検出された正常画素Pの画素値を用いて、当該正常画素Pを検出した方向線Lについての注目画素Oの補間値Hを演算する(#08)。この注目画素Oの補間値Hの演算方法としては、注目画素Oに欠陥がない場合にその値であったと予想される画素値を推定的に求める方法が用いられ、例えば、線形補間を適用することができる。具体的には、図11に示す1つの方向線L1に沿って注目画素Oを挟んだ両側に位置する正常画素をそれぞれP1、P2とし、これらの正常画素P1、P2の画素値を用いて注目画素Oの補間値H1を演算する際には、R、G、Bの各成分のそれぞれについて、図12に示すように、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値とを直線で結び、注目画素Oから正常画素P1又はP2までの距離の比に応じた前記直線上の値を線形補間により演算し、注目画素Oの補間値H1r、H1g、H1bとする。ここで、図12のグラフの縦軸は各画素の画素値であり、横軸は方向線L1に沿って位置する各画素の位置関係を表す。本実施形態に係る注目画素Oの補間値Hの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのRを例として具体的に示すと、以下の式(1)のようになる。
Figure 2005277878
ここで、Rdat1は注目画素Oを挟んで位置する一方の正常画素P1のR成分の画素値を対数変換した値、Rdat2は他方の正常画素P2のR成分の画素値を対数変換した値、rad1は注目画素Oから正常画素P1までの距離の絶対値、rad2は注目画素Oから正常画素P2までの距離の絶対値、(m,n)は注目画素Oの座標、aglは注目画素Oを通る複数の方向線Lの角度であって#04の処理において決定された方向線L間の角度間隔毎の値をとる。そして、Hragl,m,nは方向線Lについての注目画素OのR成分の補間値である。正常画素P1及びP2のR成分の画素値を対数変換する際の対数の底は、ここでは「e」として自然対数をとするが、常用対数を用いてもよい。なお、ここでは正常画素P1及びP2の画素値を対数変換した値を用いているが、これらの画素値をそのまま用いて以降の演算を行うことも可能である。
G成分及びB成分についても、同様の方法により、補間値H1g及びH1bをそれぞれ演算することができる。なお、注目画素Oの補間値Hの演算方法は、線形補間に限定されるものではなく、注目画素Oに欠陥がない場合にその値であったと予想される画素値を推定して求めることができる補間方法であれば用いることが可能である。
次に、#06で検出された正常画素Pの画素値を用いて、当該正常画素Pを検出した方向線Lについての重み係数Wを演算する(#09)。1つの方向線L1についての重み係数W1は、#08の処理において1つの方向線L1について演算された注目画素Oの補間値H1を、後述するように他の方向の方向線Lについて演算された注目画素Oの補間値Hとの関係で、どの程度の割合(重み)で最終修正値(重み付き平均値A)に対して用いるか、すなわち各方向線Lについての注目画素Oの補間値Hがどの程度適正な値であるかという信頼性を定める係数である。
一般的に、ある1つの方向線Lに沿って注目画素Oを挟んだ両側に位置する正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値との値が離れている場合には、正常画素P1と正常画素P2との間に画像の境界、すなわち画像中の色彩の変わり目が存在する可能性が高く、逆に、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値との値が近い場合には正常画素P1と正常画素P2との間に画像の境界が存在しない可能性が高い。このような場合において、画像の境界を跨ぐ方向に補間した欠陥画素の補間値Hよりも、画像の境界に沿う方向に補間した欠陥画素の補間値Hの方が適正な値である可能性が高いと考えられる。これは、画素値の変化が大きい方向に沿って正常画素の間に存在する注目画素O(欠陥画素)の画素値を線形補間等によって適正に推定することが困難であるのに対して、画素値の変化が少ない方向に沿った補間では注目画素Oの適正な補間値を容易に推定することが可能であることによる。
そこで、ここでは、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値のいずれか大きい方の値を分母とし、小さい方の値を分子とする比をR、G、Bの各成分のそれぞれについて演算し、重み係数Wr、Wg、Wbとする。これにより、重み係数Wは、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値とが近いほど重みが重くなるような係数としてそれぞれ演算される。本実施形態に係る重み係数Wの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのRを例として具体的に示すと、以下の式(2)のようになる。
Figure 2005277878
ここで、max(Rdat1,Rdat2)は上記Rdat1又はRdat2のいずれか大きい方の値、min(Rdat1,Rdat2)は上記Rdat1又はRdat2のいずれか小さい方の値、Wragl,m,nは方向線Lについての重み係数である。なお、Rdat1及びRdat2の両方の値が「0」である場合には、計算が不可能になることを避けるため、Wragl,m,nは「1」とする処理を行う。G成分及びB成分についても、同様の方法により、補間値Wg及びWbをそれぞれ演算することができる。
また、方向線Lについての重み係数Wの演算方法は、上記の方法に限定されるものではなく、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値との差分の絶対値の所定値αに対する補数を所定値αで除した値をR、G、Bの各成分のそれぞれについて演算し、重み係数Wr、Wg、Wbとすることも可能である。このような重み係数Wの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのRを例として具体的に示すと、以下の式(3)のようになる。
Figure 2005277878
ここで、所定値αは、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値との差分の絶対値がとり得る最大値に設定すると好適である。これにより、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値が近いほど重み係数Wが重くなるようにできる。なお、所定値αの値はこれに限定されるものではなく、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値との差分の絶対値がとり得る最大値以下の値に設定することも可能である。ただし、その場合には、前記補数が負の値になる場合が生じ得るので、前記補数が「0」以下となる場合には、重み係数Wを「0」とする等の条件が必要となる。また、ここでは、重み係数Wが「0」以上「1」以下の値となるようにするため、前記補数を所定値αにより除算することとしているが、前記補数を所定値αにより除算することなく、重み係数Wとすることも可能である。
次に、#04の処理において決定された方向線L間の角度間隔に従って設定された、注目画素Oを通る複数方向の方向線Lの全てについて、#06〜#09の処理を終了したか否かについて判断する(#10)。そして、上記複数方向の方向線Lの全てについての#06〜#09の処理が終了していない場合(#10:NO)には、処理は#06へ戻り、既に処理が終了している方向線L以外の方向線Lを選択し、#06〜#09の処理を繰り返し行う。
一方、上記複数方向の方向線Lの全てについての#06〜#09の処理が終了した場合(#10:YES)には、#05の処理において選択した1つの注目画素Oについての重み付き平均値Aを演算する(#11)。すなわち#03〜#09の処理において演算された各方向線Lについての注目画素Oの補間値Hと重み係数Wとを用いて、選択した1つの注目画素Oの補間値Hの重み付き平均値Aを演算する。具体的には、R、G、Bの各成分のそれぞれについて、各方向線Lについての補間値Hに当該方向線Lについての重み係数Wのn乗を乗算した乗算値を、当該注目画素Oを通る複数の方向線Lの全てについて総和し、この総和を前記乗算値の演算に用いた全ての重み係数Wのn乗の総和で除算することにより行う。この重み付き平均値Aの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのRを例として具体的に示すと、以下の式(4)のようになる。
Figure 2005277878
ここでは、注目画素Oを通る方向線Lは、15°間隔で12本設定されており、そのそれぞれについてR、G、Bの各成分毎に、補間値Hr、Hg、Hbと重み係数Wr、Wg、Wbが演算されているので、重み付き平均値Aは、これら12個の補間値Hと重み係数Wのn乗の乗算値の和を、12個の重み係数Wのn乗の和で除算することにより演算される。
ここで、重み係数Wは「0」以上「1」以下の値となるので、重み係数Wをn乗することにより、重み係数Wの値を強調することができる。これにより、注目画素Oの周囲の画像の境界の存在する方向に沿って演算された注目画素Oの補間値Hが上記重み付き平均値Aに与える影響を大きくすることができ、画像の境界の方向を反映した適切な欠陥画素の修正を行うことが可能となる。ここで、nの値は、修正すべき画像の状態によって適切な値が異なることから、各種の画像データの統計等から実験的に求めた値とするのが好適であるが、一般的には、このnの値が小さすぎれば、修正後の画像は、像の境界がぼやけた状態となり、このnの値が大きすぎれば、修正後の画像は、像の境界がはっきりしすぎた状態となる。具体的には、通常の写真であれば、nの値は10〜30程度が適している場合が多く、更には、肌色と黒色との境界が適切に修正されるようなnの値としては20程度が適している場合が多い。
次に、#11の処理により演算された注目画素Oの重み付き平均値Aを用いて注目画素Oの修正を行う(#12)。具体的には、R、G、Bの各成分のそれぞれについて演算された注目画素Oの重み付き平均値Ar、Ag、Abを、逆対数変換し、その値を当該注目画素Oの最終修正値Fr、Fg、Fbとし、これらを注目画素OのR、G、Bの各成分の画素値に置き換えることにより行う。この最終修正値Fの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのRを例として具体的に示すと、以下の式(5)のようになる。
Figure 2005277878
このように最終修正値Fの演算に際して、注目画素Oの重み付き平均値Aを逆対数変換するのは、上記#08の処理において、注目画素Oの補間値Hを演算する際に、正常画素P1及びP2のR成分の画素値を対数変換していることによるものである。したがって、ここでは自然対数の底「e」により逆対数変換を行う。なお、上記の式(1)において、正常画素P1及びP2の画素値を対数変換せずにそのまま用いた場合には、この逆対数変換の処理は行わないので、注目画素Oの重み付き平均値Ar、Ag、Abがそのまま最終修正値となる。
次に、該当する欠陥画素マップに欠陥画素として登録された全ての欠陥画素について、注目画素Oとして選択して#05〜#12の処理を既に終了したか否かについて判断する(#13)。ここで、全ての欠陥画素を注目画素Oとして選択済みでない場合には(#13:NO)、処理は#05へ戻り、既に処理が終了している注目画素O以外の注目画素Oを選択し、#05〜#12の処理を繰り返し行う。そして、全ての欠陥画素を注目画素Oとして選択し、#05〜#12の処理を既に終了した場合には(#13:YES)、この補間処理を終了する。
上述した実施形態の説明では、ベース傷に起因する欠陥画素と乳剤傷に起因する欠陥画素をそれぞれ輝度調整処理と補間処理で両方自動で行った後、追加修正設定画面を通じてオペレータがマニュアルでさらに補間処理で修正したい画素を選択して画素修正するやり方であったが、自動ではベース傷に起因する欠陥画素を修正すべく輝度調整処理だけを行い、乳剤傷に起因する欠陥画素の修正は追加修正設定画面を通じてオペレータがマニュアルで選択した画素に対して行うようなやり方も可能であり、本発明の枠内に含まれるものである。このやり方は、上述した実施形態から、第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って作成された第2欠陥画素マップを用いて自動的に補間処理による欠陥画素の修正を行う処理を省略したものと実質的に同じである。
本発明による位置調整方法を用いた傷補正機能付き画像読取装置を組み込んだ写真プリントシステムの外観図 写真プリントシステムの模式構成図 コントローラの機能ブロック図 輝度調整原理の模式的説明図 欠陥判定基準の1例を示す説明図 追加修正設定画面の生成を説明する説明図 欠陥画像修正処理のフローチャート プレジャッジ画面の画面図 追加修正設定画面のモニタ画面図 補間処理のフローチャート 補間処理における1つの対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って正常画素Pを検出する処理の一例を示す説明図 補間処理における注目(欠陥)画素の補間値の演算方法の一例を示すグラフ
符号の説明
3:画像読取装置
4a:モニタ
6:欠陥修正処理手段
34:可視光用センサユニット
35:赤外光用センサユニット
41:メモリ
61:第1欠陥画素マップ作成部
62:輝度調整処理部
63:第2欠陥画素マップ作成部
64:補間処理部
65:追加修正設定画面生成部
66:追加修正画素マップ作成部
67:追加修正実行部

Claims (7)

  1. 写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正方法において、
    第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成するステップと、
    前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行うステップと、
    前記輝度調整処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示するステップと、
    前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成するステップと、
    前記追加修正画素マップを用いて補間処理による追加修正画素の修正を行うステップと、
    からなることを特徴とする欠陥画素修正方法。
  2. 写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正方法において、
    第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成するステップと、
    前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行うステップと、
    第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成するステップと、
    前記第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行うステップと、
    前記輝度調整処理と前記補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示するステップと、
    前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成するステップと、
    前記追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行うステップと、
    からなることを特徴とする欠陥画素修正方法。
  3. 前記第1判定基準は前記第2判定基準より緩く設定されており、前記疑似欠陥画素領域を示す指標は前記第1判定基準に基づく欠陥画素の領域を拡張した輪郭線又はその拡張領域の色づけであることを特徴とする請求項2に記載の欠陥画素修正方法。
  4. 前記疑似欠陥画素領域を示す指標は前記第1判定基準及び前記第2判定基準より緩い判定基準を用いて判定された疑似欠陥画素領域の輪郭線又はその拡張領域の色づけであることを特徴とする請求項2に記載の欠陥画素修正方法。
  5. 前記追加修正設定画面には前記第1判定基準に基づく欠陥画素の領域と前記第2判定基準に基づく欠陥画素の領域を示す指標も含まれていることを特徴とする請求項3又は4に記載の欠陥画素修正方法。
  6. 写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行うために、
    第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成する機能と、
    前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行う機能と、
    第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成する機能と、
    前記第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行う機能と、
    前記輝度調整処理と前記補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示する機能と、
    前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成する機能と、
    前記追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行う機能と、
    をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
  7. 写真フィルムから可視光に基づいて読み取られた可視光画像データと赤外光に基づいて読み取られた赤外光画像データとを用いて判定される可視光画像データ中の欠陥画素の修正を行うための欠陥画素修正システムにおいて、
    第1判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第1欠陥画素マップを作成する第1欠陥画素マップ作成部と、
    前記第1欠陥画素マップを用いて輝度調整処理による欠陥画素の修正を行う輝度調整処理部と、
    第2判定基準に基づいて欠陥画素の判定を行って第2欠陥画素マップを作成する第2欠陥画素マップ作成部と、
    前記第2欠陥画素マップを用いて補間処理による欠陥画素の修正を行う補間処理部と、
    前記輝度調整処理と前記補間処理によって修正された可視光画像データに基づく可視光画像と疑似欠陥画素領域を示す指標とを含む追加修正設定画面を生成して表示する追加修正設定画面生成部と、
    前記追加修正設定画面を通じてマニュアル設定された追加修正画素を規定する追加修正画素マップを作成する追加修正画素マップ作成部と、
    前記追加修正画素マップを用いて前記補間処理による追加修正画素の修正を行う追加修正実行部と、
    からなることを特徴とする欠陥画素修正システム。
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