JP2004015711A - 画像読取方法および装置ならびに補正情報出力方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度変動を生じた変動画素から得られる変動画像信号を補正し、画質の劣化を防止すること。
【解決手段】信号読取部11が基準画像情報SIを記録した固体検出器20から基準画像信号SSを取得する。そして、変動検出部13が、取得した基準画像信号SSと、正常基準画像信号NSrefとを比較する。基準画像信号SSの信号値が正常基準画像信号NSrefの信号値と異なるものである場合、変動検出部13は、比較した基準画像信号SSを変動基準画像信号FSrefと判断する。すると、補正条件設定部14が、変動基準画像信号FSrefと正常基準画像信号NSrefに基づいて補正条件RCを算出し、補正条件RCと変動画素FPの位置情報PIを出力する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報を静電潜像として記録した固体検出器から画像情報を読み取って画像信号を取得し、この画像信号を補正する画像読取方法および装置ならびに固体検出器から取得された画像信号を補正するための補正情報を出力する補正情報出力方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、医療用放射線撮像装置などにおいては、被験者の受ける被爆線量の減少、診断性能の向上などのために、X線などの放射線に感応するセレン板などの光導電層を有する放射線固体検出器を固体検出器として用い、放射線固体検出器に放射線を照射し、照射された放射線の線量に応じた量の電荷を放射線固体検出器内の蓄電部に潜像電荷として蓄積させることにより、放射線画像情報を蓄電部に静電潜像として記録するとともに、ビーム状あるいはライン状の読取光で放射線画像情報が記録された放射線固体検出器を走査することにより、固体検出器から放射線画像情報を読み取る画像読取装置が知られている(特開平6−217322号公報、米国特許第4857723号明細書等)。
【0003】
また、特開2000−284056号公報において、読取りの高速応答性と効率的な信号電荷の取出しとの両立可能な放射線固体検出器が提案されている。上述した放射線線固体検出器は、記録用の放射線または放射線の励起により発せられる光に対して透過性を有する第1の電極層、記録用の放射線または前記光の照射を受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、照射された放射線の線量に応じた量の電荷を潜像電荷として蓄積する蓄電部、読取用の電磁波の照射を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、読取用の電磁波が照射される第2の電極層とをこの順に有してなり、第2の電極層が、読取用の電磁波を透過する多数の線状電極からなる第1ストライプ電極と、読取用の電磁波を遮光する第2ストライプ電極とを有し、第1ストライプ電極と第2ストライプ電極とが交互に略平行に配列されたものである。
【0004】
上述した線状電極を有する固体検出器を用いた画像読取装置においては、多数の線状電極からなる第2の電極層が、固体検出器に記録された画像情報を読み取り画像信号として取得する信号取得部と電気的に接続されている。そして、信号取得部が、第2の電極層を用いて画像情報を取得する。
【0005】
一方、読取用電極として薄膜トランジスタ(以下「TFT」という)を用いて、放射線を検出し電気信号に変換する固体検出器が提案されている。TFTを用いた場合、各TFTの平面電極が1画素を形成し、TFT上に積層された光導電層で電磁波を電荷に変換して画像情報を電気信号として取得する。上述した平面電極を有する固体検出器を用いた画像読取装置においても、信号取得部と平面電極が電気的に接続されており、信号取得部が、平面電極を用いて画像情報を取得する。
【0006】
ここで、1本の線状電極によって1画素の大きさが画定された固体検出器、つまり、1本の線状電極上に1画素が存在し、かつその線状電極の長手方向に向かって複数の画素が形成された固定検出器がある。上述した固定検出器において、線状電極が途中で切断されると、信号取得部と電気的に絶縁された画素が存在することになり、この画素から画像信号は取得できない。同様に、TFTの平面電極と信号取得部を電気的に接続する信号線が切断された場合にも、その画素から画像信号を取得することができない。このような、画像信号を取得できない欠陥画素の画像信号は、たとえば画素間演算や、画像間演算を用いて欠陥補正により取得される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、複数の線状電極によって、1画素の大きさが画定されている場合、すなわち1画素に複数本の線状電極が存在し、かつその線状電極の長手方向に複数の画素が並んで位置している固体検出器がある。このような固定検出器においては、たとえば一本の線状電極が途中で切断され、信号取得部と電気的に絶縁された線状電極を有する画素からも、他の切断されていない線状電極を介して、画像信号が出力される。
【0008】
すなわち、1画素の画像情報を副数本の線状電極を介して読み取る場合には、そのうちの一部の線状電極が途中で切断されても、切断箇所より先方の画素については一部にのみ電気的欠陥(画素内の切断されている線状電極に対応する部分のみが電気的欠陥部分であり、他の切断されていない線状電極に対応する部分は電気的欠陥を有しない正常部分)が存在し、残りの正常部分からは画像情報を読み取ることができる。
【0009】
あるいは、TFTを用いて画像情報を読み取る場合、TFTの平面電極の一部に不純物の混入等によって電気的欠陥が生じ、もしくは上述した読取用光導電層にダストが混入する等により、画素の一部に電気的欠陥が生じる場合がある。その場合においても、その電気的欠陥が1画素中の一部分である限り、その欠陥部分からは画像情報を読み取ることはできないが、残りの正常部分からは画像情報を読み取ることができる。
【0010】
上記のように、線状電極あるいはTFTのいずれかを用いる場合においても、1画素内の一部に電気的欠陥が存在するときは、画像情報の読取りが可能ではあるものの、欠陥部分以外の正常部分からしか正常な画像情報を読み取ることができない。よって、出力された画像信号は、電気的欠陥の領域があることにより感度が低下した状態となり、正常な画像信号を得ることができず、画質の劣化を引き起こしているという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、一部に電気的欠陥が存在する感度変動を生じた変動画素から得られる変動画像信号を補正し、画質の劣化を防止する画像読取方法および装置ならびに補正情報出力方法および装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読取方法は、記録用の電磁波の照射により、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として固体検出器の蓄電部に記録された画像情報を、1画素の大きさを画定する読取用電極から画素毎に読み取り、画像信号を取得する画像読取方法において、前記固体検出器の各画素から取得した画像信号のうち、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じている変動画素から取得された変動画像信号を検出し、正常画素に基準画像情報を記録したときに取得した正常基準画像信号と、前記変動画素に前記基準画像情報を記録したときに取得した変動基準画像信号とが略同一となる補正条件を用いて、検出された前記変動画像信号を補正することを特徴とする。
【0013】
本発明の画像読取装置は、記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力する電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器と、該固体検出器から前記画像情報を画素毎に読み取り、画像信号を出力する信号読取部とを有する画像読取装置において、正常画素に基準画像情報を記録したときに取得される正常基準画像信号と、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じている変動画素に前記基準画像情報を記録したときに取得される変動基準画像信号とが略同一となるような、前記変動画素から取得される変動画像信号を補正するための補正条件と、前記変動画素の位置情報とを記憶した記憶部と、前記固体検出器の各画素から取得した画像信号の中から、前記変動画像信号を、前記記憶部に記憶された前記位置情報を用いて検出し、検出された前記変動画像信号を前記補正条件を用いて補正する信号補正部とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の補正情報出力方法は、記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力する電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器から、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じた変動画素の位置情報と、該変動画素から読み取った前記画像信号を補正するための補正条件とを有する補正情報を出力する補正情報出力方法であって、前記固体検出器に基準画像情報を記録した場合に各画素から取得される基準画像信号の中から、信号値の大きさに基づいて、前記変動画素から取得される変動基準画像信号を検出するとともに、検出された該変動基準画像信号が取得された変動画素の位置情報を検出し、検出された前記変動基準画像信号に基づいて、該変動基準画像信号が、正常画素から取得される正常基準画像信号と略同一になるような補正条件を決定し、前記変動画素の位置情報と、決定した前記補正条件とを前記補正情報として出力することを特徴とする。
【0015】
本発明の補正情報出力装置は、記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力するための電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器における、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じた変動画素の位置情報と、該変動画素から読み取った前記画像信号を補正するための前記補正条件とを有する補正情報を出力する補正情報出力装置であって、前記固体検出器に基準画像情報を記録した場合に各画素から取得される基準画像信号の中から、信号値の大きさに基づいて前記変動画素から取得される変動基準画像信号を検出するとともに、検出された該変動基準画像信号が取得された変動画素の位置情報を検出する変動検出部と、該変動検出部によって検出された前記変動基準画像信号に基づいて、前記変動基準画像信号が、正常画素から取得される正常基準画像信号と略同一となるような補正条件を決定する補正条件設定部と、該補正条件設定部で決定された前記補正条件と、前記変動検出部で検出された前記位置情報とを、前記補正情報として出力する補正情報出力部とを有することを特徴とする。
【0016】
ここで、「記録用の電磁波」とは、画像情報を有する光または放射線を意味し、この画像情報は被写体の画像情報でもよいし、基準画像情報のような変動検出のための画像情報でもよい。
【0017】
「読取用電極」とは、1画素の大きさを画定し、蓄電部の画像情報を画素毎に出力するものであって、たとえば複数の線状電極や薄膜トランジスタ等からなっている。
【0018】
「基準画像情報」とは、固体検出器の全面に渡って同一の情報を備えた画像情報を意味し、たとえば一様な所定線量の放射線によるベタ画像のようなものである。
【0019】
「正常画素」とは、画素内に電気的欠陥のない画素であって、蓄電部に記録された静電潜像の状態を略正確に示す画像信号を出力する画素を意味する。一方、「変動画素」とは、固体検出器に記録された画像情報を画像信号として出力することはできるが、画素内の一部の電気的欠陥により蓄電部の画像情報を略正確に示す画像信号を出力することができない画素を意味する。
【0020】
よって、「正常画素」と「変動画素」を含んだ固体検出器において、固体検出器の各画素に記録された基準画像情報を取得し、基準画像信号として出力したとき、基準画像信号には、正常画素から取得される正常基準画像信号と、変動画素から取得される変動基準画像信号とが含まれたものとなる。
【0021】
同様に、正常画素と変動画素を含んだ固体検出器を用いて、被写体の画像情報を記録した固体検出器の各画素から画像情報を取得した場合、各画素の画像信号は、正常画素から取得される正常画像信号と、変動画素から取得される変動画像信号とを有することになる。
【0022】
ここで、「画素内の一部の電気的欠陥」とは、たとえば読取用電極が線状電極からなり、1画素が複数の線状電極により画定される場合、複数の線状電極の一部が切断し電気的に絶縁された状態を意味する。なお、画素内に切断部位がなくても、画素内の線状電極が電気的に絶縁された状態であれば、その画素は「変動画素」である。
【0023】
さらに、読取用電極が薄膜トランジスタからなり、1つの薄膜トランジスタの平面電極の大きさが1画素を画定する場合、たとえば平面電極内にダスト等の混入により不導体領域が存在している場合や、平面電極の面積が正常なものとは異なる場合を意味する。
【0024】
また、「画素内の一部の電気的欠陥」とは、読取用電極の電気的欠陥や、線状電極または薄膜トランジスタに積層された光導電層にたとえば不純物等が混入することにより、1画素内に正常に画像情報を読み出すことができない領域が存在することを意味する。
【0025】
また、読取用電極の電気的欠陥には、画素内の線状電極が信号読取部と電気的に絶縁された場合、画素内の平面電極の一部に電気的に絶縁された部分がある場合、線状電極または平面電極の大きさが、所定の大きさより小さくもしくは大きく形成された場合が含まれる。
【0026】
「感度変動」とは、画素内の一部の電気的欠陥によって、正常画素から得られる信号値と異なる信号値を出力する状態を意味する。
【0027】
上記補正情報出力方法および装置において、変動基準画像信号を検出するとき、たとえば基準画像情報から取得した基準画像信号の信号値と、正常画素から取得される正常基準画像信号の信号値とが比較される。そして、正常基準画像信号の信号値と異なる信号値の基準画像信号が、変動基準画像信号と判断される。この比較するときに用いられる正常基準画像信号は、基準画像情報を読み取ったときに取得される画像信号の中から、正常画素で取得されたものを選択してもよいし、予め正常画素から読み取った正常基準画像信号を用意したものを用いてもよい。
【0028】
「補正条件」とは、変動基準画像信号が正常標準画像信号と略同一になるような補正条件であればよく、たとえば変動画像信号に積算するゲインやオフセット補正の加算条件である。また、補正条件は、それぞれ設定してもよいし、変動画素を複数の変動画素毎にグループ分けし、グループ毎に設定してもよい。あるいは、補正条件が、すべての変動画素について、すべて同じ条件を設定したものであってもよい。
【0029】
「位置情報」は、変動画素の位置を示す情報であり、たとえば固体検出器の各画素のアドレスを意味する。
【0030】
上記画像読取方法および装置において、記憶部に記憶された「補正情報」は、上記補正情報出力方法および装置によって出力された補正情報であってもよいし、他の方法で検出あるいは設定された補正情報であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の画像読取方法および装置によれば、記憶部の位置情報を用いて変動画素を位置情報から検出して、変動画素から取得した変動画像信号を検出し、検出した変動画像信号を記憶部の補正条件を用いて補正するというような、変動画素から得られる変動画像信号を用いて補正を行うものであるため、画素間演算や画像間演算による変動画素から得られる変動画像信号を使用しない補正に比べて、画像情報を忠実に復元しながら、画質の劣化を防止することができる。
【0032】
本発明の画像読取方法および装置で用いる補正情報を出力する一例である本発明の補正情報出力方法および装置によれば、基準画像情報を記録し、その読み取った基準画像信号の信号値の大きさに基づいて変動画素の位置情報を検出するため、変動画素の位置を正確に検出できるとともに、得られた変動基準画像信号に基づいて補正条件を設定するため、各変動画素の感度に対応した補正条件を正確に設定することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の画像読取装置および補正情報出力装置の好ましい実施の形態を示す構成図である。まず、図1を参照して補正情報出力装置10について説明する。
【0034】
補正情報出力装置10は、固体検出器20の中で感度変動を生じた変動画素と各画素についての補正情報RIを求めて出力するものであって、信号読取部11、画像メモリ12、変動検出部13、補正条件設定部14、画像情報出力部15等を有している。
【0035】
信号読取部11は、固体検出器20に記録された基準画像情報SIを取得し、基準画像信号SSとして出力するものであり、たとえば信号取得部11aと読取光照射部11bを有している。信号取得部11aは、変動検出対象である固体検出器20の読取用電極21と記録用電極25に電気的に接続される。そして、信号取得部11aは、読取用電極21と記録用電極25の間の電流変化を検出することで、固体検出器20に記録された基準画像情報SIを取得し基準画像信号SSを出力する。
【0036】
読取光照射部11bは、固体検出器20にライン状の読取光L1を照射しながら矢印X方向に走査するものである。よって、信号取得部11aは、読取光L1を照射されている画素の基準画像情報SIを、固体検出器20から基準画像信号SSとして取得する。
【0037】
画像メモリ12は、信号取得部11aと電気的に接続されており、信号取得部11aから出力される基準画像信号SSを記憶するものである。
【0038】
変動検出部13は、画像メモリ12に記憶された基準画像信号SSの中から、正常画素NPから取得した正常基準画像信号NSref、変動画素FPから取得した変動基準画像信号FSref、および変動基準画像信号FSrefの位置情報PIを検出する機能を有している。そして、変動検出部13は、検出した正常基準画像信号NSref、変動基準画像信号FSrefおよびその位置情報PIを補正条件設定部14に出力する機能を有する。
【0039】
具体的には、変動検出部13は、たとえば画像メモリ12に記憶された複数の基準画像信号SSのヒストグラムを作成し、画素数(画像信号数)の最も多い信号値を、正常画素NPから取得された正常基準画像信号NSrefの信号値として検出する。そして、変動検出部13は、画像メモリ12に記憶されたすべての基準画像信号SSの信号値を、正常基準画像信号NSrefの信号値と比較する。変動検出部13は、基準画像信号SSの中から、正常基準画像信号NSrefと異なる信号値を有する基準画像信号SSを変動基準画像信号FSrefとして認識する。そして、変動検出部13は、変動基準画像信号FSrefの位置情報PIを検出し、補正情報出力部15に出力する。
【0040】
なお、正常画素NPから取得される正常基準画像信号NSrefであっても、基準となる正常基準画像信号NSrefの信号値と僅かにずれている場合がある。したがって、選択された正常基準画像信号NSrefの信号値に対して所定量だけずれている基準画像信号SSは、正常基準画像信号NSrefとして判断するようにしてもよい。
【0041】
また、変動検出部13は、予め基準画像情報SIを読み取ったときの正常基準画像信号NSrefを有し、この正常基準画像信号NSrefを用いて変動基準画像信号FSrefを検出してもよい。また、変動検出部13は、たとえば位置情報PIとして、変動基準画像信号FSrefの中に信号取得部で挿入されたアドレスを検出する。
【0042】
さらに、変動検出部13は、電極の断線による変動は副走査方向(矢印X方向)に連続するので、複数画素が連続する場合には副走査方向にまとめて補正条件RCを設定してもよい。
【0043】
また、変動検出部13が補正条件RCを設定する際、濃度の異なる複数の基準画像情報SIを用いることにより、オフセットとゲインを算出して補正条件RCを設定してもよい。
【0044】
補正条件設定部14は、変動検出部13から出力された正常基準画像信号NSrefと変動基準画像信号FSrefを用い、変動基準画像信号FSrefが正常基準画像信号NSrefと略同一になるような補正条件RCを決定する機能を有している。たとえば、補正条件RCがゲインである場合、補正条件設定部14は、変動基準画像信号FSrefにどの程度ゲインを積算すれば、正常基準画像信号NSrefとなるのかを算出する。そして、補正条件設定部14は、算出されたゲインを補正条件RCとして補正情報出力部15に出力する。なお、補正条件設定部14が、予め基準画像情報SIを読み取ったときの正常基準画像信号NSrefを有し、この正常基準画像信号NSrefを用いて補正条件RCを設定してもよい。
【0045】
補正情報出力部15は、変動検出部13から出力される位置情報PIと補正条件設定部14から出力される補正条件RCとを補正情報RIとして出力するものである。ここで、補正情報出力部15は、変動画素FPの位置情報PIと補正条件RCを関連付け(リンク)した状態で出力する。これにより、各変動画素FPの感度変動の度合いによって、それぞれ異なる補正条件RCを指定することで、各変動画素FPに対応した補正を行うことができ、補正の精度を高めることができる。
【0046】
なお、補正情報出力部15は、同一の補正条件RC毎に変動画素FPの位置情報をグループ分けした状態で出力するようにしてもよい。これは、読取用電極21が後述する線状電極21a、21bで構成されている場合、変動画素FPは、図4と図5に示すように、ライン状に形成されるため、変動画素FPのライン毎に補正条件RCを設定するものである。これにより、同一の補正条件RCの情報を補正情報RIに含める必要がなくなり、補正情報RIの容量を小さくすることができるとともに、後述する画像読取装置30における補正処理を効率よく行うことができるようになる。
【0047】
図2は図1における固体検出器20の一例を示す模式図、図3は固体検出器20における読取用電極21の構造を示す平面図であり、図2と図3を参照して変動画素の検出対象物である固体検出器20について説明する。
【0048】
図1の固体検出器20は、読取用電極21,読取用光導電層22、電荷輸送層23、記録用光導電層24、記録用電極25等を積層した構造を有している。読取用電極21は、図3に示すように走査方向である走査方向(矢印X方向)に向かって交互に略平行に形成された第1線状電極21aと第2線状電極21bを有する。第1線状電極21aと第2線状電極21bは電気的に絶縁した状態になっている。
【0049】
第1線状電極21aは、たとえばネサ皮膜やITO膜等からなる光透過性の導電層であり、第2線状電極21bは、たとえばAl、Cr等の金属でコーティングされた光を遮光する性質を有する導電層である。
【0050】
第1線状電極21aと第2線状電極21bは、その電極幅および各第1線状電極21a間の電気的接続および各第2電極21b間の電気的接続によって、画像情報の1画素を画定するものである。すなわち、1画素を構成する複数本の第1線状電極21aは、互いに電気的に接続された状態にある。同様に、第2線状電極21bは、少なくとも、1画素を構成する複数本の第1線状電極21aは、互いに電気的に接続された状態にある。
【0051】
具体的には、図3に示すように、たとえば4本の第1線状電極21aと、各第1線状電極21aをそれぞれ挟む5本の第2線状電極21bが1画素を形成している。各第1線状電極21aおよび第2線状電極21bは、読取光L1の走査方向である矢印X方向に並んで配列される複数の画素の構成の一部となっている。
【0052】
そして、読取光照射部11bから読取光L1が固体検出器20に照射された画素毎に、第1線状電極21aから画像情報が出力される。よって、読取光L1が矢印X方向に走査されると、第1線状電極21aから順次画像情報が出力されることになる。なお、固体検出器20における矢印Y方向の走査は、たとえば信号取得部11aのスイッチング動作によって行われる。
【0053】
読取用電極21上には読取光L1の照射により導電性を呈し電荷対を発生する読取用光導電層22が積層されている。ここで、第1線状電極21aは光透過性を有し、第2線状電極21bは遮光性を有しているので、読取用光導電層22に読取光L1が照射されると、第1線状電極21a上に当たる領域で電荷対が発生する。
【0054】
読取用光導電層22の上には電荷輸送層23が積層されている。電荷輸送層23は、たとえば負電荷に対して略絶縁体として作用し、正電荷に対して略導電体として作用する機能を有する。
【0055】
記録用光導電層24は、記録用の電磁波(光または放射線)の照射によって導電性を呈し電荷対を発生するものであって、電荷輸送層23に積層されている。ここで、電荷輸送層23と記録用光導電層24の界面には蓄電部29が形成される。記録用光導電層24内で発生した電子が、読取用電極21と記録用電極25の間で形成される電界により、読取用電極21側へ移動しようとしたときに、電荷輸送層23によってその移動が制限される。よって蓄電部29に、記録用の電磁波の照射量に応じた電荷が静電潜像として蓄積され、画像情報が記録される。
【0056】
記録用光導電層24の上には、たとえばITO膜等の照射される記録用の電磁波を透過する材料からなる記録用電極25が積層される。記録用電極25は、信号取得部11aと電気的に接続されている。
【0057】
ここで、図1と図2を参照して固体検出器20の動作例について説明する。
【0058】
まず、信号取得部11aから読取用電極21と記録用電極25に高電圧が印加される。すると、読取用電極21には負電荷が帯電し、記録用電極25には正電荷が帯電する。次に、記録用電極25側から記録用の電磁波が照射される。すると、記録用の電磁波の照射量に応じて、記録用光導電層24において正負の電荷対が発生する。そのうち、電荷対の正孔は記録用電極25側に移動し、記録用電極25の負電荷と結合し消滅する。一方、電荷対の電子は、読取用電極21側に移動するが、電荷輸送層23によってその移動が制限される。すると、蓄電部29に静電潜像として画像情報が記録される。
【0059】
次に、蓄電部29に記録された画像情報を読み取る過程について説明する。
【0060】
まず、第1線状電極21aと第2線状電極21bが、電気的に接続され同電位になる。この状態で、読取光照射部11bから読取光L1が、読取用電極21側から走査しながら照射される。すると、読取光L1の照射量に応じた電荷対が読取用光導電層22で発生する。具体的には、読取用光導電層22のうち、第1線状電極21aに当たる領域で電荷対が発生する。発生した電荷対の正孔は、電荷輸送層23を透過して蓄電部29に蓄積された負電荷と結合し消滅する。一方、電荷対の電子は読取用電極21側へ移動し、第1線状電極21aの正電荷と結合する。
【0061】
ここで、第1線状電極21aにおいて、電子と正電荷が結合する際、第1線状電極21aの中心付近から順次結合していく。同様に、蓄電部29においても、第1線状電極21aの中心付近に当たる領域で読取用光導電層22の正孔と負電荷が結合していく。このとき、第1線状電極21aにおいて、電荷対の電子と帯電した正電荷が結合したとき、第1線状電極21aと接続された第2線状電極21bに蓄積された正電荷が、第1線状電極21a側へ移動する。
【0062】
一方、蓄電部29に蓄積された1画素毎の負電荷は、読み取りが進むにつれて、読取用光導電層22で発生した正孔と結合する領域、すなわち第1線状電極21a側へと移動していく。このように、蓄電部29に蓄積された負電荷を順次第1線状電極21a側へ移動させていくことで、読取りの高速応答性と効率的な信号電荷の読取りを行うことができる。そして、第1線状電極21aにおいて、正孔と負電荷が結合したときに、信号取得部11aに電流が流れる。この電流変化を検出することで画像信号を得る。
【0063】
ここで、上述したように、上記実施の形態の固体検出器20における1つの画素は、図3のような、たとえば4本の第1線状電極21aと、第1線状電極21aにそれぞれ挟まれた5本の第2線状電極21bからなっている。ここで、たとえば1本の第1線状電極21aが切断されている場合、第1線状電極21aの電気的に絶縁された領域は、信号取得部11aとは電気的に絶縁された状態になる。よって、記録時において、電気的に絶縁された第1線状電極21aに正電荷が蓄積されることがなく、読取用光導電層22で発生した負電荷を移動させる電界が発生しない。よって、第1線状電極21aの切断部位を含んだ画素は、画像情報を電荷として取得することができない変動画素FPとなる。
【0064】
また、画素内に切断部位がないものであっても、電気的に絶縁状態にある1本の第1線状電極21aを含む画素であれば、その第1線状電極21aからは画像情報は取得されない。したがって、第1線状電極21aの中で、電気的導通が取れていない第1線状電極21aを含む画素は、変動画素FPとなる。
【0065】
このとき、変動画素FPから得られる変動基準画像信号FSref(変動画像信号FS)は、4本の第1線状電極21aから得られるべき信号が3本の第1線状電極21aからしか得られないので、正常画像信号NSrefに比べて略3/4の信号値となる。同様に、1画素を画定する4本の第1線状電極21aのうち、2本の第1線状電極21aが切断された場合、この変動画素FPから得られる変動基準画像信号FSref(変動画像信号FS)は、正常画像信号NSrefに比べて略1/2の信号値となり、3本の第1線状電極21aが切断された場合には略1/4の信号値となる。
【0066】
さらに、第2線状電極21bが電気的欠陥を有している場合、画像情報は第1線状電極21aから取得されるため、画像情報が出力されないことはない。しかし、固体検出器20から画像情報を読み取るとき、第1線状電極21aとこれを挟む第2線状電極21bの双方に蓄積された正電荷に基づいて、蓄電部29に蓄積された静電潜像を読み取っていく。よって、第2線状電極21bに電気的欠陥があると、正電荷の量が少なくなり、得られる画像情報の信号量が少なくなってしまう。したがって、電気的欠陥を有する第2線状電極21bを一部に含む画素は変動画素FPとなる。
【0067】
なお、第1線状電極21aの一部に、たとえば塵や埃等の不純物が混入することで、その部位について電荷を取得することができない場合がある。第1線状電極21aにこのような電気的欠陥があると、蓄電部29に蓄積された画像情報を取得できない。よって、第1線状電極21aにおけるこのような電気的欠陥を生じた部位を含む画素も変動画素FPとなる。
【0068】
また、1画素の領域に当たる読取用光導電層22、電荷輸送層23および記録用光導電層24内にたとえば塵や埃等の不純物の混入によって電荷の移動が妨げられ、不純物のある部位において、画像情報を正確に記録もしくは読み取りを行うことができない。このような電気的欠陥がある画素も変動画素FPと位置づけることもできる。
【0069】
ここで、1画素がそれぞれ複数の線状電極21a、21bから構成された固体検出器20においては、画素内の一部に電気的欠陥を有している変動画素FPであっても、信号取得部11aと電気的に接続されている第1線状電極21aからは画像情報を取得し画像信号ISを出力することができる。しかし、信号取得部11aと切断された第1線状電極21aから画像情報が出力されないため、変動画素FPから取得される画像情報は、電気的欠陥のない正常画素NPから取得される画像情報に比べ、電荷量が少なくなる。よって、変動画素FPから得られる変動画像信号FSは、正常画素NPから得られる正常画像信号NSとは異なったものになる。
【0070】
また、上述したように、第1線状電極21aもしくは第2線状電極21bが切断した場合に発生する変動画素FPは、走査方向に向かって線状に形成されることになる。したがって、図4に示すように、切断された部位から走査方向に向かって変動画素FPが存在するようになる。よって、変動画素FPを含む固体検出器20で読み取った画像を表示させたとき、図5に示すたとえば濃度の薄い線状の画像劣化領域が発生する。なお、図5において、画像信号の信号値が多いほど、画像が黒くなるように設定されている。
【0071】
そこで、補正情報出力装置10が変動画素FPを検出し、変動画素FPから得られる変動画像信号FSの補正条件RCを決定することで、固体検出器20から得られる画像の画質の劣化を防止するような補正ができるようになる。
【0072】
図6は本発明の補正情報出力方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図であり、図1から図6を参照して補正情報出力方法について説明する。ここで、補正情報出力方法を行うときには、固体検出器20にたとえば全面黒色のベタ画像等の基準画像情報SIが記録された状態になっている。
【0073】
まず、固体検出器20が信号読取部11に電気的に接続される。そして、信号読取部11において、読取用電極21を介して蓄電部29の画像情報が画素毎の画像信号として取得され、画像メモリ12に記憶される(ST1)。ここで、固体検出器20には、基準画像情報SIが記録されているので、画像メモリ12には基準画像信号SSが記憶される。次に、変動検出部13において、画像メモリ12に記憶された複数の基準画像信号SSの中から一の基準画像信号SSが選択される(ST2)。
【0074】
そして、変動検出部13において、選択された基準画像信号SSが、正常基準画像信号NSrefと比較される(ST3)。基準画像信号SSが正常基準画像信号NSrefと同一の場合、選択した基準画像信号SSは、正常画素NPから取得されたものであると判断される。
【0075】
一方、選択された基準画像信号SSが正常基準画像信号NSrefと異なるものである場合、選択した基準画像信号SSは変動基準画像信号FSrefであると判断される。すると、検出した変動基準画像信号FSrefと正常基準画像信号NSrefが、変動検出部13から補正条件設定部14に出力される。同時に、変動基準画像信号FSrefの位置情報PIを補正情報出力部15に出力する。
【0076】
次に、補正条件設定部14において、変動基準画像信号FSrefと正常基準画像信号NSrefに基づいて、補正条件RCが算出される(ST4)。たとえば、変動基準画像信号FSrefがどの程度のゲインで積算されると、正常基準画像信号NSrefと同一の信号になるかが算出される。その後、決定した補正条件RCが補正条件設定部14から補正情報出力部15に出力される。そして、位置情報PIと補正条件RCがリンクした状態で補正情報出力部15から補正情報RIとして出力される。(ST5)。
【0077】
上述した変動基準画像信号FSrefの検出から補正条件RCの決定までの工程が、画像メモリ12に記憶されたすべての基準画像信号SSについて行われる(ST1〜ST6)。これにより、固体検出器20の画像を取得可能な領域の各画素について、それぞれ感度変動が生じているかを検出し、すべての変動画素FPについて補正条件RCを設定することができる。
【0078】
これにより、変動画像信号FSの補正条件RCおよび位置情報PIを用いて、後述する画像読取装置30において、変動画像信号FSを検出し、正常画素NPから得られるような画像信号に補正することができる。よって、変動画素FPの存在により、固体検出器20から得られる画像の画質の劣化を防止することができる。特に、実際に読取りを行ったときに取得される基準画像信号SSから変動画素FPを検出しているため、変動画素FPの位置情報PIを正確に求めることができる。
【0079】
また、変動画素FPの状態に対応した補正条件RCを設定することができるようになり、固体検出器20を使用する際、この補正条件RCを用いて補正すれば、画質の劣化を防止することができるようになる。たとえば、固体検出器20の画素毎に、切断された線状電極21a、21bの本数の違い等による電気的欠陥の条件が異なる。このとき、上述したような補正情報出力装置10および補正情報出力方法を用いれば、変動画素FP毎に補正条件RCを設定することができ、画質の劣化を防止することができる。
【0080】
さらに、画素間演算や画像間演算と異なり、変動画素FPから取得した変動画像信号FSを直接用いて補正をするための補正条件RCを算出するので、変動画素FPで取得すべき画像情報を忠実に復元することができるようになる。
【0081】
特に、図3に示すように、読取用電極21が複数の線状電極21a、21bからなっている場合、読取用電極21の一部が切断することで、図5のように線状に画像劣化が発生することになり、TFTに比べて線状電極21a、21bの切断による不利益が大きい。このとき、上述したように、変動画素FPから得られる変動画像信号FPの補正条件RCを画素毎に設定可能にすることで、以下に示すような、変動画素FPを含む固体検出器20を有する画像読取装置30においても、画質の劣化を防止することができる。
【0082】
次に、図7は本発明の画像読取装置の好ましい実施の形態を示す構成図であり、図7を参照して画像読取装置30について説明する。
【0083】
画像読取装置30は、信号読取部11、画像メモリ12、固体検出器20、信号補正部31、記憶部32等を備えている。なお、図7の信号読取部11、画像メモリ12、固体検出器20、図1の補正情報出力装置10のものと同一の構成を有しているため、同一の符号を付してその説明を省略する。但し、図1の補正情報出力装置10においては、信号読取部11と固体検出器20が着脱可能な構造を有しているが、図7においては、着脱可能に設けてもよいし、一体的に設けてもよい。
【0084】
信号補正部31は、画像メモリ12に記憶された画像信号ISから変動画像信号FSを検出し、補正条件RCに基づき補正するものである。具体的には、信号補正部31は、記憶部32と電気的に接続され、記憶部32に記憶された情報をアクセス可能になっている。記憶部32には、たとえば上述した補正情報出力装置10によって作成された補正条件RCと位置情報PIを有している。そして、信号補正部31は、位置情報PIを用いて変動画像信号FSを検出する。すると、信号補正部31は、検出した変動画像信号FSを、補正条件RCに基づいて補正するようになっている。たとえば補正条件RCがゲインである場合、信号補正部31は、変動画像信号FSに対して補正条件RCで指定されたゲインだけ積算(累積加算)する補正を行う。そして、信号補正部31は、画像メモリ12の元の変動画像信号FSを補正した変動画像信号FSに上書きする。
【0085】
このように、変動画像信号FSを補正条件RCによって補正することで、変動画素FPから取得される電荷量(信号量)の少ない変動画像信号FSを正常画素NPから取得される正常画像信号NSに復元することができる。よって、変動画像信号FSによる画質の劣化を防止することができる。さらに、一部の線状電極21a、21bが切断されている場合であっても、画質の劣化を低減した固体検出器20となるため、不良率が低減し歩留まりの向上を図ることができる。
【0086】
また、補正条件RCとしてゲインを用いることで、たとえばコントラスト、鮮鋭度、粒状性等の情報を含んだ画像信号ISのうち特定の情報だけを補正するのではなく、画像信号ISのすべてを積算するため、画像信号ISに含まれるコントラスト、鮮鋭度、粒状性等のすべての情報を補正することができる。
【0087】
図8は本発明の画像読取方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図であり、図7と図8を参照して画像読取方法について説明する。
【0088】
まず、固体検出器20の蓄電部29には、たとえば光や放射線等からなる記録用の電磁波の照射により画像情報が記録された状態になっている。この記録された画像情報が、固体検出器20から信号取得部11aにより画像信号ISとして取得される。取得された画像信号ISは、信号読取部31aにより画像メモリ12に記憶される(ST11)。
【0089】
そして、記憶部32の中から、未だ補正されていない変動画像信号FSの位置情報PIが検索される(ST12)。すなわち、固体検出器20の各画素のすべてにおいて、画素の一部に電気的欠陥のない固体検出器20である場合、位置情報PIは記憶されていない。この場合には、信号補正部31は、画像信号の補正処理を行わない(ST15)。
【0090】
一方、信号補正部31において、変動画像信号FSの補正を行っていない位置情報PIが検出されたとき、検出された位置情報PIに基づいて画像メモリ12から変動画像信号FSが取得される(ST13)。
【0091】
その後、信号補正部31において、取得した変動画像信号FSが補正条件RCにしたがい補正される。具体的には、補正条件RCがゲインである場合、取得した変動画像信号FSは、指定されたゲインで積算される。そして、画像メモリ12における元の変動画像信号FSが、信号補正部31によって、補正した変動画像信号FSに入れ替えられる(ST14)。
【0092】
上述した変動画像信号FSの補正が、すべての変動画像信号FSについて記憶部32に記憶された位置情報PIに基づいて行われる(ST12〜ST15)。
【0093】
このように、補正情報出力装置10により設定された補正条件RCと位置情報PIを用いて、被写体の基準画像信号SSを取得したときの変動画素FPから取得した変動画像信号FSを補正することで、変動画素FPの存在による画質の劣化を防止することができる。ここで、変動画像信号FSを用いて補正をするため、変動画素FPで取得される画像情報を忠実に再現することができる。また、固体検出器20の画素毎に、切断された線状電極21a、21bの本数の違い等による電気的欠陥の条件が異なる場合でも、変動画素FP毎に補正条件RCが設定されるため、画質の劣化を確実に防止することができる。
【0094】
図9は、本発明の画像読取装置の第2の実施の形態を示す構成図であり、図9を参照して画像読取装置130について説明する。なお、図9の画像読取装置130において、図7の画像読取装置30と同一の部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0095】
図9の画像読取装置130は、図1の補正情報出力装置10を内蔵しており、変動画素FPを検出する自己診断機能を有するものである。すなわち、画像読取装置130は、固体検出器20の検査モードを設け、定期的に固体検出器20の検査を行うことができる。これにより、時間経過とともに変動画素FPの状態が変化し、あるいは新たな変動画素FPが発生した場合であっても、固体検出器20の変動画素FPを確実に把握し、変動画像信号FSを補正することができる。
【0096】
本発明の実施は、上記各実施の形態に限定されない。
【0097】
たとえば、上記各実施の形態において、画像読取装置30は、補正情報出力装置10で作成された補正情報RIを用いて、変動画像信号FSの補正をしているが、これは記憶部32に記憶される補正情報RIの一例である。たとえば、各線状電極21a、21bにそれぞれ電流を流し、その電流値を検出することで切断している線状電極21a、21bを検出するような方法で、変動画素FPを検出し、その線状電極21a、21bを含む画素に一律の補正条件RCを設定したような補正情報RIを記憶部32に格納したものであってもよい。
【0098】
また、図2と図3において、読取用電極21として、複数の線状電極21a、21bから構成される場合について言及しているが、図10に示すような、ループ状の電極を読取用電極とした固体検出器20についても適用することができる。すなわち、ループ状の電極で1カ所に切断部位があるときには、電極自体は電気的に絶縁されていないため、が送信号を取り出すことができる。しかし、各電極の配線長が異なるものとなってしまうため、濃度変動が生じ変動画素FPが発生する。この場合にも、この切断された部位を含む変動画素FPから取得する変動画像信号FSを補正することもできる。
【0099】
また、図2と図3に示す固体検出器20において、第1線状電極21aと第2線状電極21bは、同一平面上に形成されているが、第1線状電極21aと第2線状電極21bの間にインシュレータを挟むような構造を有している固体検出器にも適用することができる。
【0100】
また、本発明の画像読取方法および装置と補正情報出力方法および装置は、固体検出器20の読取用電極21として、図11に示すようなTFTの平面電極から構成される画像読取装置200についても適用することができる。すなわち、1つの画素に略正方形の平面電極を有する読取用電極であって、その平面電極の一部が欠落し、あるいは電気的欠陥領域が形成されている場合であっても、画像信号ISは出力されるが信号量が少ない変動画素FPとなる。この場合であっても、上述したような変動画像信号FSの補正を行うことで、画質の劣化を防止することができる。
【0101】
また、補正条件RCとしてゲイン補正について言及しているが、たとえばオフセット補正の条件を補正条件RCとして設定してもよい。さらに上記各実施の形態において、変動画素FP毎に補正条件RCを設定しているが、切断された各線状電極21a、21b毎を含む変動画素FPを一括して補正条件RCを設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補正情報出力装置の好ましい実施の形態を示す構成図
【図2】図1の補正情報出力装置で変動画素を検出する対象物である固体検出器の一例を示す模式図
【図3】図2の固体検出器における読取用電極を示す模式図
【図4】変動画素を含む固体検出器から画像情報を読み取ったとき、変動画素周辺部位を示す平面図
【図5】変動画素を含む固体検出器から画像情報を読み取ったとき、画像信号に基づいて1画面分の画像表示を行ったときの様子を示す模式図
【図6】本発明の補正情報出力方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図
【図7】本発明の画像読取装置の好ましい実施の形態を示す構成図
【図8】本発明の画像読取方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート図
【図9】本発明の画像読取装置の第2の実施の形態を示す構成図
【図10】固体検出器における読取用電極の別の構成例を示す平面図
【図11】固体検出器における読取用電極の別の構成例を示す斜視図
【符号の説明】
10  補正情報出力装置
11  信号読取部
13  変動検出部
14  補正条件設定部
20  固体検出器
21  読取用電極
29  蓄電部
30、130  画像読取装置
31  信号補正部
32  記憶部
IS  画像信号
FS  変動画像信号
FSref  変動基準画像信号
FP  変動画素
NP  正常画素
NS  正常画像信号
NSref  正常基準画像信号
PI  位置情報
RC  補正条件
SI  基準画像情報
SS  基準画像信号

Claims (4)

  1. 記録用の電磁波の照射により、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として固体検出器の蓄電部に記録された画像情報を、1画素の大きさを画定する読取用電極から画素毎に読み取り、画像信号を取得する画像読取方法において、
    前記固体検出器の各画素から取得した画像信号のうち、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じている変動画素から取得された変動画像信号を検出し、
    正常画素に基準画像情報を記録したときに取得した正常基準画像信号と、前記変動画素に前記基準画像情報を記録したときに取得した変動基準画像信号とが、略同一となる補正条件を用いて、検出された前記変動画像信号を補正する
    ことを特徴とする画像読取方法。
  2. 記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力する電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器と、該固体検出器から前記画像情報を画素毎に読み取り、画像信号を出力する信号読取部とを有する画像読取装置において、
    正常画素に基準画像情報を記録したときに取得される正常基準画像信号と、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じている変動画素に前記基準画像情報を記録したときに取得される変動基準画像信号とが略同一となるような、前記変動画素から取得される変動画像信号を補正するための補正条件と、前記変動画素の位置情報とを備える補正情報を記憶した記憶部と、
    前記固体検出器の各画素から取得した画像信号の中から、前記変動画像信号を、前記記憶部に記憶された前記位置情報を用いて検出し、検出された前記変動画像信号を前記補正条件を用いて補正する信号補正部と
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  3. 記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力する電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器から、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じた変動画素の位置情報と、該変動画素から読み取った前記画像信号を補正するための補正条件とを有する補正情報を出力する補正情報出力方法であって、
    前記固体検出器に基準画像情報を記録した場合に各画素から取得される基準画像信号の中から、信号値の大きさに基づいて、前記変動画素から取得される変動基準画像信号を検出するとともに、検出された該変動基準画像信号が取得された変動画素の位置情報を検出し、
    検出された前記変動基準画像信号に基づいて、該変動基準画像信号が、正常画素から取得される正常基準画像信号と略同一になるような補正条件を決定し、
    前記変動画素の位置情報と、決定した前記補正条件とを前記補正情報として出力する
    ことを特徴とする補正情報出力方法。
  4. 記録用の電磁波を照射すると、照射量に応じて電荷を蓄積し静電潜像として画像情報を記録する蓄電部と、該蓄電部に蓄積された画像情報を出力するための電極であって、前記画像情報を読み取るときの1画素の大きさを画定する読取用電極とを備えた固体検出器における、画素内の一部の電気的欠陥により感度変動を生じた変動画素の位置情報と、該変動画素から読み取った前記画像信号を補正するための補正条件とを有する補正情報を出力する補正情報出力装置であって、
    前記固体検出器に基準画像情報を記録した場合に各画素から取得される基準画像信号の中から、信号値の大きさに基づいて前記変動画素から取得される変動基準画像信号を検出するとともに、検出された該変動基準画像信号が取得された変動画素の位置情報を検出する変動検出部と、
    該変動検出部によって検出された前記変動基準画像信号に基づいて、前記変動基準画像信号が、正常画素から取得される正常基準画像信号と略同一となるような補正条件を決定する補正条件設定部と、
    該補正条件設定部で決定された前記補正条件と、前記変動検出部で検出された前記位置情報とを、前記補正情報として出力する補正情報出力部と
    を有することを特徴とする補正情報出力装置。
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