JP2005277479A - 画像形成装置、画像形成支援装置、画像形成支援方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 低濃度領域の再現性を向上させることができる画像形成装置、画像形成支援装置、画像形成支援方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】 属性データが付加された2値画像データを、該2値画像データによって形成される画像の複数のエリアの各々に含まれるように複数個に分割し、該分割したエリアの画像データを該エリアの濃度及び属性データに基づいて編集するか否かを判断する。該エリアが文字線画のエリアであれば、画像データを編集しないと判断する。また、該エリアが中間調のエリアであって高濃度のエリアであれば、画像データを編集しないと判断し、該エリアが中間調のエリアであって低濃度のエリアであれば、画像データを編集すると判断する。画像データを編集すると判断されたエリアについては、該エリアに含まれる黒ドットが密に配置されるように画像データを編集する。編集された2値画像データを画像形成装置に出力する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成支援装置、画像形成支援方法、及びプログラムに係り、例えばカラー複写機、ファクシミリ、またはプリンタ等、記録媒体上に画像データに基づいて画像を形成する所謂印刷機能を有する画像形成装置、画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援装置、画像形成支援方法、及びプログラムに関する。
従来の印刷(例えばオフセット印刷)では、写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版(刷版)等の中間成果物を生成し、これら中間成果物を元に印刷や製本等を行っていた。近年、DTP(DeskTop Publishing /Prepress)の普及によって、DTPデータから直接印刷する「ダイレクト印刷」または「オンデマンド印刷」が知られている。DTPでは、ページレイアウトをコンピュータ上で処理して得た印刷データを印画紙や製版フィルム等に形成し、これに基づいて刷版を作成して印刷する処理が普及している。また、中間成果物を生成せずに電子データにより直接刷版を形成するCTP(Computer To Plate)も注目されている。このような印刷処理に用いることが可能なものとして、プリンタ装置や複写装置等の印刷機能を備えた画像形成装置が知られている。近年の画像形成装置は、画質向上が高まると共にカラー化され、例えば、電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラープリンタ装置は、高品質かつ高速な画像形成が可能である。この画像形成装置では、印刷データを受け取り刷版等を生成せずに印刷物を出力することができる。
図10は、従来の画像形成システムの概略図である。図10(A)に全体構成図を示すように、画像形成システムは、画像形成装置11と、画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE(Digital Front End Processor)装置とから構成されている。また、図10(B)にはデータの流れを示した。
DFE装置は、描画機能とプリンタコントローラ(印刷制御装置)機能とを備えており、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された印刷データをクライアント端末から順次受け取り、この印刷データをラスターイメージに変換(RIP処理;Raster Image Process)し、さらにRIP処理済みのイメージデータ及び印刷枚数や用紙サイズ等の印刷制御情報(ジョブチケット)を画像形成装置11に送り、画像形成装置11のプリントエンジンや用紙搬送系を制御して、画像形成装置11に印刷処理を実行させる。すなわち、画像形成装置11の印刷動作は、DFE装置によるプリンタコントローラによって制御される。印刷データは、カラー印刷用の基本色の、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色と、ブラック(K)とを合わせた4色(YMCK)分が画像形成装置11に送られる。
画像形成装置11は、電子写真プロセスを利用して画像を印刷用紙に記録するもので、IOT(Image Output Terminal)モジュール12、IOTモジュール12に連結されたフィードモジュール(FM;Feeder Module;給紙モジュール)15、出力モジュール17、タッチパネル等を含んで各種データの入力支援をするためのユーザインターフェース装置18、を備えている。IOTモジュール12は、YMCK分のトナーカートリッジ24が搭載されたトナー供給部22と、IOTコア部20とを有する。IOTコア部20は、光走査装置や感光体ドラム等を有するプリントエンジン(印字ユニット)30を色毎でかつベルト回転方向に一列に配置した所謂タンデム構成になっており、プリントエンジン30を制御する電気回路等を収容する電気系制御収納部39を備えている。IOTコア部20では、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト43に転写(1次転写)した後、トナー像を印刷用紙に転写(2次転写)することにより、YMCKの各色トナー像が多重転写される。中間転写ベルト43上に転写された画像(トナー像)は、所定のタイミングでフィードモジュール15から搬送されてきた印刷用紙上に転写され、定着器(Fuser)70によりトナー像が用紙上に溶融定着される。その後、排紙処理装置72を経由して機外へ排出される。また、両面印刷時には、片面に印刷済みの用紙が排紙トレイ(スタッカ)74に一時的に保持され、排紙トレイ74から引き出され、反転搬送路49を介して反転されて再度IOTコア部20に渡される。
このシステムを用いた場合、画像形成処理(プリント処理)の高性能化や高速化の要求(例えば、100枚〜200枚/分以上のカラー印刷)を実現するためには、画像形成装置の対応のみならず、RIP処理や出力側の画像記録部に対する印刷制御部分であるプリンタコントローラ(DFE装置)も高速・高性能化が必要である。
ところが、DFE装置は、クライアント端末からのPDLデータに対するRIP処理だけでなく、印刷ジョブに従ったページ再配置(昇順/降順の並び替え、両面印刷時の処理ページ順決定、フィニッシャ対応の位置づらし等)や、プリントエンジンや定着器等の出力側の処理特性に応じたデータ変換(例えばグレイバランスや色ズレ校正等)等の、付加処理も実行するようになっている。付加処理を実行するためには画像形成装置の特性に合わせた高度な処理が必要となるが、該処理を実行しつつ高速・高性能化を実現するために、従来はDFE装置と画像形成装置11との間を専用の通信プロトコルで接続した専用かつ独立の装置構成を採用していた。
しかしながら、専用の装置を個別に用意する必要があり、システム全体がコスト高になるとともに、汎用性にかけていた。
そこで、近年、出力側に依存した制御をするプリンタコントローラ機能を備えた画像形成支援装置(バックエンドプロセッサ)をDFE装置(フロントエンドプロセッサ)及び画像形成装置の間に設け、該画像形成支援装置がフロントエンドプロセッサから送られたイメージデータを受け取ると、出力側の処理特性に応じて順次イメージデータを画像形成装置へ送るとともに、画像形成装置を制御して印刷処理をさせるシステムも提案されている。これにより、クライアントからの要求に基づく出力形態に適合した処理やリカバリ処理などをする際には、フロントエンドプロセッサと無関係に、対応することができる。
ところで、上記従来の電子写真方式の画像形成装置では、低濃度部においては、黒ドットが現像できずに飛び気味になり、ハイライト部(低濃度部)の再現性が悪化する、という問題を抱えている。
このような問題を解決するために、濃淡2種類のトナーを用意し、低濃度部分には淡トナーを用いて画像を形成することにより低濃度の再現性を向上させる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−231279号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、濃淡2種類のトナーを用意しなければならず、それによりマシンサイズも巨大化し、コスト高となってしまう等の問題が生じる。また、従来の画像形成支援装置を用いたシステムにおいても、同様の問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低濃度領域の再現性を向上させることができる画像形成装置及び画像形成支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ2値化データの各々に属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、前記編集手段で編集された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、を含んで構成されている。
すなわち、本発明では、分割手段により、白データ及び黒データの2値化データによって表され、該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する。ここで、分割処理の対象となる画像データは、2値化データによって表される画像データであれば特に限定されず、白黒画像の画像データであってもよいし、カラー画像のCMYK色毎の画像データであってもよい。
また、ここで、2値化データの各々に付加される属性情報は、文字線画であるか中間調であるかを示す情報、及びスクリーン線数を示す情報の少なくとも一方を含むことができる。なお、属性情報は、2値化データの各々に対応して1対1で付加されていてもよいし、同一の属性情報の2値化データが連続している場合には、属性情報の値が切り替わる部分の2値化データにのみ属性情報を付加するようにしてもよい。
分割処理後は、判断手段により、領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び該領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、該領域内に含まれた画像データを編集するか否かが判断される。
ここで、前記判断手段が前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断することができる。
すなわち、濃度が所定値以下の低濃度の場合には、再現性が低くなるため、編集すると判断され、濃度が所定値を越える場合には、再現性が高いため、編集しないと判断される。
また、前記判断手段が前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断することができる。
すなわち、属性が文字線画の場合には、中間調の場合と異なり、低濃度となるパターンは発生しにくい。従って、領域内の2値化データの属性が文字線画の場合には、編集しないと判断することができる。また、属性が中間調の場合には、濃度により判断し、濃度が所定値以下の低濃度の場合には、編集すると判断し、濃度が所定値を越える場合には、編集しないと判断することができる。
ここで、該所定値は、装置の処理特性(低濃度領域の再現能力)に応じた値を予め設定しておいてもよい。例えば、黒データが孤立して配置された通常の階調パターンで印刷したときに現像されずに画像が飛んでしまう濃度を所定値として予め設定しておくことができる。
編集手段は、判断手段によって画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する。例えば、属性情報が文字線画である場合には、密の度合いを高くして各黒データを配置し、属性情報が中間調である場合には、密の度合いを低くして各黒データを配置するようにしてもよい。
また、編集手段は、判断手段によって画像の濃度及び各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する。
画像形成手段は、このように編集された画像データに基づいて画像を形成する。
従って、本発明によれば、低濃度領域の黒データが、各低濃度領域内において密に配置されるように画像データが編集されるため、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
上記画像形成装置において、前記編集手段は、更に、前記判断手段により編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集することができる。例えば、黒データを密に配置することにより粒状性が悪化するような場合には、階調特性を変更することによって、再現性を向上させることができる。
また、本発明の画像形成支援装置は、画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援装置であって、白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、前記編集手段で編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力手段と、を含んで構成されている。
本発明の画像形成支援装置も、上記本発明の画像形成装置と同様に作用するため、低濃度領域の黒データが、各低濃度領域内において密に配置されるように画像データが編集されるため、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
なお、上記画像形成支援装置において、前記画像形成装置の処理特性を取得する取得手段を更に含み、前記編集手段は、前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが、前記取得手段により取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが、該各2値化データの属性情報及び前記取得手段により取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集することができる。
また、上記画像形成支援装置において、前記編集手段は、更に、前記取得手段により取得された処理特性に応じて、前記判断手段により編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集することができる。
更にまた、上記画像形成支援装置において、前記判断手段が前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断することができる。
また、前記判断手段が前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断することができる。
また、本発明の画像形成支援方法は、画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援方法であって、白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割ステップと、前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断ステップによって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集ステップと、前記編集ステップで編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力ステップと、を含んで構成されている。
本発明の画像形成支援方法も、上記本発明の画像形成支援装置と同様に作用するため、低濃度領域の黒データが、各低濃度領域内において密に配置されるように画像データが編集されるため、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
更に、本発明のプログラムは、画像形成装置の画像形成を支援するためのプログラムであって、コンピュータに、白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割ステップと、前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断ステップによって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集ステップと、前記編集ステップで編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力ステップと、を実行させる。
本発明のプログラムも、上記本発明の画像形成支援装置と同様に作用するため、低濃度領域の黒データが、各低濃度領域内において密に配置されるように画像データが編集されるため、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
なお、上記プログラムを記録する記録媒体は、ROM、CD−ROMやDVDディスク、光磁気ディスクやICカード、あるいはハードディスク等であってもよいし、電気通信回線上の搬送波のような伝送媒体であってもよく、特に限定されない。
以上のように、本発明によれば、容易かつ効率的に低濃度領域の再現性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成システム〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの全体概略構成を示す図である。画像形成システムは、汎用の通信プロトコルによる高速LAN(Local Area Network)を備えており、高速LANには例えばページ記述言語(PDL)で記述された電子データ(印刷データ)を入力するためのクライアント端末400,402が接続されている。クライアント端末400,402は、異なるオペレーティングシステム(OS)下で各種アプリケーションプログラムを実行可能なコンピュータである。この高速LANには、原稿の画像を読み取りその画像データを出力するスキャナ装置410も接続されている。また、高速LANには、DFE装置500,502,504,506,508、詳細を後述する本発明の画像形成支援装置としてのBEP(Back End Processor:バックエンドプロセッサ)装置600,602,604、電子データで直接刷版を作成するCTP装置702が接続されている。
CTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710において印刷がなされる。また、このCTP装置702に並列的に(高速LANに)BEP装置600が接続される。このBEP装置600には画像形成装置11と同様の高速プリンタ746が接続される。
また、高速LANに接続されたBEP装置604の出力側には、出力機730、同様の構成の高速プリンター740,742、CTP装置700が接続されている。出力機730、高速プリンター740、742からはプリント出力がなされ、CTP装置700では刷版が作成される。また、DFE装置502は、BEP装置602を介して同様の構成のプリンタプルーファ720,722に接続されている。プリンタプルーファ720,722は印刷のための出力確認用のものであり、画像形成装置として機能する場合がある。
また、DFE装置504は高速プリンター744に接続され、DFE装置504と高速プリンター744とはオンデマンド印刷処理を担当する部門を担っている。DFE装置506は出力機732に接続され、DFE装置508は大型出力機750に接続されている。DFE装置506と出力機732からなる構成及びDFE装置508と大型出力機750からなる構成は、従来の画像形成装置の構成と同様である。
本実施の形態の画像形成システムでは、CTPと、POD(プリントオンデマンド)の機能を有する装置を同一のシステム内に混在可能な構成である。これは、本実施の形態にかかるBEP装置が、クライアントからの印刷データがラスタデータに変換(RIP処理)された後のデータを、各種処理する機能を備えているためである。
〔構成例〕
上記構成による画像形成システムにおいて、本発明の実施形態について説明を簡単にするために、刷版を作成して印刷する構成と、刷版作成なしに印刷する構成との代表例を、一実施形態として説明する。すなわち、クライアント端末400、DFE装置500、CTP装置700、及びプレス装置710の装置を利用して画像を形成する場合の構成A、クライアント端末400、DFE装置500、BEP装置600、及び高速プリンタ746(画像形成装置11)の装置を利用して画像を形成する場合の構成B、について説明する。
なお、DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えるが、本実施の形態では、画像形成装置11に依存した印刷制御機能を果たすプリンタコントローラ機能を要求しない。すなわち、DFE装置500は、主にRIP処理の機能のみを有する構成でよい。
図2は、本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示す図である。すなわち、クライアント端末400で印刷指示した画像をDFE装置500でRIPして、CTP装置702で刷版を作成した後にプレス装置710で印刷する構成Aと、RIPされた画像をBEP装置600を介して高速プリンタ746(画像形成装置11)で印刷する構成Bとを本発明に係る画像形成システムの一実施形態として説明する。図2(A)は本実施形態で構成Aと構成Bからなるシステム構成の概略を示し、図2(B)は、構成Bによる接続例を示している。
〔構成A〕
構成Aは、刷版を作成するCTP装置702と、このCTP装置702に印刷データを出力し刷版作成の指示をするDFE装置500と、CTP装置702で作成された刷版を用いて印刷するプレス装置710と、からシステムを構成する。
この構成Aは、従来の印刷処理と同様のため、詳細な説明を省略するが、DFE装置500は、フロントエンドプロセッサ(FEP:Front End Processor)部や、フロントエンジンによるROP(Raster OPeration)処理によりクライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備える。そして、DFE装置500では、刷版を作成するために、主にRIP処理のみを実行する。このRIP処理されたラスタ画像(圧縮)のラスタデータにより、CTP装置702で刷版が作成される。このCTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710で印刷媒体に画像がプレスされ、印刷がなされる。
なお、上記構成Aでは、高速LANに、CTP装置702を接続し、DFE装置500からの印刷データで刷版を作成する場合を説明したが、CTP装置702をBEP装置600を介して接続してもよい(図1のBEP装置604と、CTP装置700の構成)。この場合には、以下の構成Bで説明するように、DFE装置500からの印刷データによりBEP装置600において画像形成装置11などの下流側装置に依存する処理を行ってデータ出力する。この下流側装置として、CTP装置700を採用したときに、BEP装置600は、そのCTP装置700に依存する処理を行ってデータ出力する。
〔構成B〕
次に、構成Bは、画像形成装置11と、この画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE装置500と、画像形成装置11とDFE装置500との間に設けられるBEP装置600からシステムを構成する。
画像形成装置11は、IOTモジュール(IOT本体)12と、フィード(給紙)モジュール(FM;Feeder Module)15と、出力モジュール17と、パソコン(PC)等のユーザインターフェース装置18とを備える。なお、フィードモジュール15は、多段構成としてもよい。また、必要に応じて、各モジュール間を連結する連結モジュールを設けてもよい。また、出力モジュール17の後段に、フィニッシャ(Finisher:後処理装置)モジュールを接続してもよい。フィニッシャモジュールとしては、例えば、用紙をスタック処理し、1個所以上を綴じるステープラを備えたもの、またはパンチ孔を穿設するパンチング機構を備えたもの等がある。
DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えて、主にRIP処理をする。このデータは、BEP装置600により処理されて画像形成装置11へ出力される。
BEP装置600は、画像形成装置11に依存した処理の制御機能を有するが、この制御機能は、ユーザインターフェース装置18により指示してもよく、予め定めておいてもよい。ユーザインターフェース装置18により指示する場合、ユーザインターフェース装置18は、キーボード等の入力デバイスやユーザに画像を提示しつつ指示入力を受け付けるGUI(Graphic User Interface)機能を有し、画像形成装置11に依存した処理を指示するように構成すればよい。
BEP装置600は、DFE装置に保持しておいたRIP処理済みのデータを利用することで、効率的な高速出力を可能としている。すなわち、BEP装置600は、DFE装置500から受け取った印刷制御情報に基づいてコマンドコード(Command Code)を生成し、画像形成装置11内の各部の処理タイミングをエンジン特性に応じて制御する。また、BEP装置600は、IOTモジュール12やフィードモジュール15または出力モジュール17等のエンジン特性に適合するようにスプール(Spool)処理を完結させてからIOTモジュール12に画像データを渡す。
例えば、DFE装置500からBEP装置600には、RIP処理が施されたラスタベース画像を含むデータが送られる。このデータとしては、TIFF(Tagged Image File Format)フォーマット等の圧縮されたラスタベースの画像ファイルデータの他、印刷部数、両面/片面、カラー/白黒、合成印刷、ソートの有無、ステープラの有無等印刷制御情報等が含まれる。
なお、回転(Rotation)、1枚の用紙内へのページ割付(N−UP)、リピート処理、用紙サイズ合わせ、デバイス差を補正するCMS(Colour Management System ; カラー管理システム)、解像度変換、コントラスト調整、圧縮率指定(低/中/高)等のRIP処理と関わりのある処理は、DFE装置500にて処理し、その制御コマンドをBEP装置600へは通知しない(非通知)。
また、コレーション(帳合い)、両面印刷、スタンプ・パンチ・ステープラ等のフィニッシャ装置または用紙トレーと関わりのある位置合わせ処理、排出面(上下)合わせ、グレーバランスや色ズレ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理等、画像形成装置11の処理特性と関わりの強いもの(IOT依存の処理)に関しては、その制御コマンドをDFE装置500がスルーすることで、BEP装置600にて処理する。
このように、本実施形態のDFE装置側は1つのジョブ(JOB)をエンジン特性に依存せずRIP処理した順にBEP装置側へ一方的に転送し、BEP装置側で印刷用にページ再配置をする。
図3は、DFE装置500と画像形成装置11との間にBEP装置600を介在させたときのデータの流れに着目した概念ブロック図である。
DFE装置500は、クライアント端末400から印刷すべき原稿の画像がPDLで記述された印刷データ(以下PDLデータという)を受け取り、2値画像データ作成部510で、該PDLデータを解釈しページ単位の画像データ(ラスタデータ)を生成(ラスタライズ)する。更に生成した画像データを所定のフォーマットにしたがって圧縮し、図示しないインターフェース部を介してBEP装置600に送出する。なお、ここでは、カラー印刷のためのCMYK各色毎に画像データを生成する。2値画像データ作成部510により生成される画像データは、白データ(0)と黒データ(1)の2値化データにより構成される画像データ(以下2値画像データと呼称)であり、該2値画像データに含まれる黒データにより、網点の黒ドットが形成される。
また、DFE装置500の属性データ作成部520は、2値画像データ作成部510で生成された2値画像データを構成する2値化データ(白データ及び黒データ)の各々の属性データを作成して、該2値画像データに付加する。ここで生成される属性データは、2値画像データを構成する2値化データが文字線画領域のデータであるか中間調領域のデータであるかを識別するための識別情報である。本実施の形態では、属性データを2値化し、属性データの値が「0」であれば、対応する2値化データは文字線画領域のデータであると識別され、属性データの値が「1」であれば、対応する2値化データは絵や写真等の中間調領域のデータであると識別される。生成された属性データの各ビットは、2値画像データを構成する2値化データの各ビットと、1対1で対応するように各2値画像データに付加される。
一方、BEP装置600は、エリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、出力装置特性取得部618、及び送受信部620を備える。なお、送受信部620とエリア分割部610との間には、図示しない伸張部が設けられている。伸張部は、DFE装置500から受信した圧縮された画像データを伸張して、エリア分割部610に送出する。
エリア分割部610は、DFE装置500にて印刷ジョブやプリントエンジン30の処理特性に無関係に処理された(例えばプリントエンジン30の処理速度に非同期で処理された)2値化された画像データを、複数エリアに分割する。網点面積率計算部612は、エリア分割部610により分割されたエリアの各々に含まれる画像データにより形成される各画像の網点面積率(濃度)を計算する。補正有無判断部614は、網点面積率計算部612により計算された濃度及び各エリアの2値画像データに付加されてた属性データに基づいて、各エリアに含まれる画像データを補正(編集)する必要があるか否かを判断する。画像編集部616は、補正有無判断部614によって補正する必要があると判断されたエリアの画像データを補正(編集)する。ここで、エリア内で黒データが密に配置されるように画像データが編集されるが、該処理についての詳細は後述する。
送受信部620は、LAN上の各装置と通信するためのインタフェースであり、DFE装置500や画像形成装置11と通信を行う。具体的には、画像編集部616により編集された画像データを画像形成装置11に送信したり、画像形成装置11から後述する濃度データを受信したり、DFE装置500からの属性データが付加された2値画像データを受信したりする。
出力装置特性取得部618は、送受信部620を介して画像形成装置11の出力に関する処理特性に関する情報を取得し、該処理特性を補正有無判断部614及び画像編集部616に供給する。
上述のBEP装置600のエリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、出力装置特性取得部618は、画像形成装置11(IOTコア部20)の処理性能に依存してBEP装置600の他の構成部やIOTコア部20を制御するプリンタコントローラの機能の一部として構成される。ここでは、プリンタコントローラは、マイクロコンピュータで構成され、それぞれの機能(処理)を実行するための処理ルーチンのプログラムは、該マイクロコンピュータ内の図示しないROMに記録されている。
なお、エリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、及び出力装置特性取得部61を、それぞれの機能を有するハードウェアで構成してもよい。
〔動作〕
ここで、以上のように構成された画像形成システムの各構成部の動作を説明する。
まず、BEP装置600の出力装置特性取得部618は、印刷処理を行う画像形成装置11の処理特性を取得する。処理特性を取得するタイミングは画像形成装置11に送信するべき画像データを編集する前の段階であれば特に限定されない。また、取得方法としては、例えば、クライアント端末400から印刷を行うように指定された画像形成装置11について、指定がある度に該画像形成装置11から取得するようにしてもよいし、LAN上で接続可能な複数種類の画像形成装置11についてその処理特性を予め取得して不図示の記憶手段に記憶しておき、クライアント端末400から指定がある度に、該記憶手段から該当の画像形成装置11の処理特性を読み出すようにしてもよい。ここでは、後者の場合を例に挙げて説明する。
図4(A)は、BEP装置600の出力装置特性取得部618により実行される、画像形成装置11の処理特性を取得する処理ルーチンを示すフローチャートである。図4(B)は、図4(A)の処理ルーチンに応じて画像形成装置11で実行される、濃度データ送信処理ルーチンを示すフローチャートである。
まずBEP装置600において、ステップ800で、最低濃度の第1階調パターンの2値画像データを生成し、ステップ802で、該生成した階調パターンを送信する。
画像形成装置11では、ステップ820で、BEP装置600から送信された階調パターンを受信したか否かを判断する。受信した場合には、ステップ822で、階調パターンを印字して、ステップ824で、スキャナ等の読取り装置(不図示)により、印字した階調パターンを読取り、該読み取った階調パターンの濃度を読み取る。ステップ826では、該読み取った濃度のデータをBEP装置600に送信する。
BEP装置600では、ステップ804で画像形成装置11から濃度データを受信したか否かを判断する。受信した場合には、ステップ806で、もとの階調パターン(この時点では、ステップ800で生成した第1階調パターン)と、受信した濃度データとを比較して、再現状態を判断する。ステップ808では、再現されない領域が存在するか否かを判断する。再現されない領域(白飛びしている領域)があると判断した場合には、ステップ810で、第1の階調パターンより1ランク濃度をアップした次の階調パターンの2値画像データを生成する。生成後は、ステップ802に戻り、上記と同様に、画像形成装置11に生成した階調パターンを送信する。
画像形成装置11では、次の階調パターンについてステップ820からステップ826まで上記と同様の処理を実行する。続いて、BEP装置600側は、上述と同様に、画像形成装置11から受信した濃度データと、もとの階調パターン(上記ステップ810で生成された階調パターン)とを比較して、再現されない領域があるか否かを判断し、再現されない領域があれば、更に1ランク濃度をアップした次の階調パターンの2値画像データを生成して、上記と同様の処理を繰り返す(ステップ802〜810)。
一方、ステップ808で、再現されない領域が存在しないと判断した場合には、ステップ810で、このときの階調パターンの濃度より1ランク下の濃度を再現不可能な低濃度の閾値として不図示の記憶手段に保存する。
以上説明した処理により、BEP装置600は、画像形成装置11が、どの程度の低濃度まで白飛びせずに再現可能であるかを把握することができる。
なお、上記で処理特性を把握するために生成された階調パターンは、図5の(B)に示されるように黒データ(黒ドット)が孤立した状態に配置された階調パターンであるが、上記閾値以下の低濃度であっても、図5(C)に示されるように該黒ドットが通常より密に配置されるように画像データを変更することにより、再現不可能な状態から再現可能な状態にすることができる。この再現可能となる密の度合いも、画像形成装置11の種類によって異なるため、出力装置特性取得部618は、上記図4に示した処理ルーチンと同様の流れで、各濃度毎に密の度合いが異なる階調パターンを繰り返し生成し、再現可能となるか否かの判断を繰り返して、再現可能と判断されたときの密の度合いを、上記記憶手段に記憶しておく。
このようにして、出力装置特性取得部618は、画像形成装置11の処理特性を取得して記憶する。
次に、図6を参照しながら、BEP装置600で行われる、再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンについて説明する。本処理ルーチンは、クライアント端末400から印刷処理を行う画像形成装置11が指定されたときに起動する。なお、図示は省略するが、画像形成装置11が指定されたときに、上記記憶手段から該画像形成装置11の処理特性(再現不可能な濃度の閾値等)が読み出され設定される。
ステップ900では、DFE装置500から属性情報が付加された2値画像データを受信したか否かを判断する。受信した場合には、該受信した2値画像データを上記マイクロコンピュータのRAM上に展開する。ステップ902では、エリア分割部610の機能により2値画像データのエリア分割を行う。図5(A)は、2値画像データにより形成される画像が複数のエリアに分割された状態を示しており、複数のエリアの各々に含まれるように2値画像データが複数個に分割される。
ステップ904では、補正有無判断部614の機能により、上記分割したエリアが中間調領域であるか否かを判断する。この時点では、RAM上の画像データに対するポインタは、先頭エリアの画像データのアドレスを指し示している。従って、先頭エリアに含まれる2値化データの属性データが参照され、判断される。エリア内の各2値化データの属性データの値が「0」であれば、該エリアは文字線画領域であると判断され、エリア内の各2値化データの属性データの値が「1」であれば、該エリアは中間調領域であると判断される。
ステップ904で、エリアが中間調領域であると判断されると、ステップ906に移行し、網点面積率計算部612の機能により、上記分割したエリアのうち、ポインタが指し示しているエリアについて網点面積率(濃度)を計算する。ステップ908では、補正有無判断部614の機能により、上記算出した網点面積率(濃度)が、所定値以下であるか否かを判断する。この所定値は、画像形成装置11が指定されたときに設定された閾値である。網点面積率が所定値以下であれば、再現不可能な低濃度のエリアであるため画像データの編集が必要であると判断でき、ステップ910で、画像編集部616の機能により、該エリアが再現可能な階調パターンになるように、該エリアに含まれる画像データを編集する。具体的には、図5(B)に示されるように各黒ドットが孤立した階調パターンが、図5(C)に示されるように各黒ドットが密に配置されるような階調パターンとなるように画像データを編集する。
密の度合いは、上記記憶手段に保存されている密の度合いを参照し、該画像形成装置11で再現可能となるような度合いまで黒ドットの配置を密に変更する。なお、黒ドットは、エリア内の1カ所に集中するように配置されていればよく、その位置は、中心付近であってもよいし縁辺付近であってもよい。なお、ここでは、エリア内における黒ドットの配置数は変更していないため、該エリアの濃度は保存される。
一方、ステップ908で、網点面積率(濃度)が、所定値を越えていると判断した場合には、該エリアは再現可能な濃度であるため編集は必要ないと判断でき、ステップ910の編集処理は行わずに、ステップ912に移行する。
また、ステップ904で、エリアが文字線画領域であると判断された場合には、ステップ906からステップ910の処理は行わずにステップ912に移行する。すなわち、エリアが文字線画領域である場合には、中間調領域である場合と異なり、低濃度となるパターンは発生しにくい。従って、網点面積率を計算するまでもなく画像データを編集する必要はないと判断でき、ステップ906〜910の処理は行わずに、ステップ912に移行する。
ステップ912では、分割した全エリアをチェックしたか否かを判断する。全エリアをチェックしていないと判断した場合には、ステップ912で、ポインタを次のエリアの画像データのアドレスに移動する。これにより、ステップ904では、該ポインタが指し示すエリアの属性が判断される。その後は、上記と同様に、全エリアに対するチェックが終了するまでステップ904から914までの処理を繰り返す。
ステップ912で全エリアをチェックしたと判断した場合には、ステップ916で、編集した2値画像データを、画像形成装置11に送信する。2値画像データを受信した画像形成装置11では、該画像データに基づいて画像を形成する。画像形成装置11で受信された2値画像データは、低濃度のエリアでは黒ドットが密に配置されるように編集されたものであるため、ハイライト部を良好に再現することができる。
以上説明したように、低濃度のエリアに含まれる2値画像データを、該画像データの黒ドットが密に配置されるように編集するようにしたため、低濃度部の再現性を向上させることができる。また、複数のエリアに分割して、各エリア毎に画像データを編集するようにしたため、画像の粒状性の悪化を防止できる。更にまた、各エリアの黒ドットの数は増やさずに、その配置が密になるように編集するようにしたため、全体の画像濃度を変更することなく再現でき、高品質な出力結果が得られる。
更にまた、編集の要否を判断するに際し、属性データを参照することによって、分割されたエリアが文字線画領域である場合には、網点面積率を計算することなく編集不要と判断できるため、処理時間を短縮することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
例えば、上述した実施の形態では、網点面積率を計算する場合に、分割したエリア内に含まれる画像データのみを用いて計算し、該計算結果に基づいて低濃度か否かを判断する例について説明したが、エリアの周辺部分に存在する画像データを含めて、網点面積率を計算し、該計算結果に基づいて低濃度か否かを判断するようにしてもよい。
図7に、エリアの周辺部分に存在する画像データ(黒ドット)を含めて計算する方法の一例を示す。図7(A)に示されるように、入力した2値画像データを複数のエリア毎に分割する。ここでは、図7(B)に示されるように、該分割されたエリアのうち、濃度判断の対象となるエリア(注目エリアA1)の画像データと、注目エリアA1の周辺部分のエリアの一部(重ね合わせエリアA2)に含まれる画像データとを用いて、注目エリアA1の網点面積率を算出し、低濃度か否かを判断する。また、重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドットの重み付けを、注目エリアA1に含まれる黒ドットの重み付けと異ならせて網点面積率を計算する。
具体的には、重ね合わせエリアA2の黒ドット数をYとし、画像形成装置11の低濃度部に対する再現能力に応じた重み付け係数をNとして、以下の式によって、注目エリアA1に含めるべき黒ドット数Xを求める。
X=Y/N (Xは小数点以下切り捨て)
これにより求められた黒ドット数Xを、注目エリアA1の黒ドット数に加算して、網点面積率を計算する。
例えば、重み付け係数を3とすると、図7(B)に示される例では、重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドット数は3であるから、注目エリアA1に含めるべき黒ドット数Xは、1となる。従って、注目エリアA1に含まれる黒ドット数7に1を加算した8を用いて、網点面積率を計算する。
ここで計算された網点面積率により注目エリアA1が低濃度であるか否かが判断され、低濃度であると判断された場合には、図7(C)に示されるように、注目エリアA1の画像データが編集される。
なお、重み付け係数Nは、画像形成装置の低濃度部に対する再現能力に応じて決定され、例えば、上記出力装置特性取得部618により取得される低濃度の閾値が低いほど、すなわち、低濃度部に対する再現能力が高いほど、重み付け係数Nの値を小さくし、閾値が高いほど、重み付け係数Nの値を大きくする。
各エリアの再現性は、周辺のエリアの濃度にも影響するため、上記のように注目エリアA1だけでなく、周辺の重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドットを含めて網点面積率を計算することにより、より精度高く編集対象のエリアを判断することができる。
また、上記実施の形態では、編集すると判断されたエリアについては、画像データを黒ドットが密に配置されるように編集する例について説明したが、画像データを、黒ドットが密に配置されるように編集すると共に、該画像データの階調特性を変更するようにしてもよい。例えば、密の度合いを極端に高めると、粒状性が悪化する場合があるため、この場合には、ある程度黒ドットが密に配置されるように画像データを編集した段階で、再現可能な濃度となるまで階調特性を変更することによって、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
以下、階調特性を変更する場合の画像形成システムの動作例を説明する。まず、上記実施の形態の図4で示した画像形成装置11の処理特性を取得する処理において、再現可能な密の度合いを取得するための処理を実行する際、画像形成装置11からBEP装置600に送信される濃度データに、印字された階調パターンの粒状性の情報を含める。
更に、この際、図4のステップ804の後に、ステップ805として、粒状性の情報を参照し、粒状性の良否を判断する(図示省略)。ここで、粒状性は悪化していないと判断された場合には、ステップ806に移行し、再現状態を判定する。また、ステップ805で、粒状性が悪化していると判断された場合には、密の度合いが極端に高すぎると判断でき、ステップ810に移行して、前回の密の度合いで生成された階調パターンの濃度をアップしてステップ802に戻る。これ以降は、再現されない領域が無くなるまで、密の度合いではなく濃度をアップすることにより階調パターンを繰り返し生成して、再現可能と判断されたときの密の度合い及び濃度を、上記記憶手段に記憶しておく。
また、上記図6の画像データを編集する処理ルーチンにおいては、ステップ910で行われる画像データの編集の際、編集対象のエリアが再現可能な階調パターンになるように、上記記憶手段に記憶された再現可能となる密の度合い及び濃度を参照して、黒ドットが密に配置されるように編集すると共に、階調特性(濃度)を変更することにより、該エリアに含まれる画像データを編集する。
図8は、256階調で表される画像データの濃度(階調特性)変更を説明するための線図である。図示されるように、通常の階調特性では入力画像データの濃度と出力画像データの濃度とがリニアな関係で表される(図中の直線)が、再現性の低い低濃度の部分では、出力側の濃度がアップされるように画像データを変更する(図中の点線)。
これにより濃度が変更されることとなるが、ここでは、ある程度密に配置した状態で階調特性を変更するため、濃度変化の度合いを小さく抑えることができる。これにより、粒状性を悪化を防止しつつ、高品質に低濃度領域の再現性を向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態では、属性データを、白データ及び黒データの2値化データの各々に1体1で対応させて生成し、付加する例について説明したが、連続する2値化データのうち属性データの値が切り替わる部分の2値化データにのみ属性データを付加するようにしてもよい。例えば、連続する2値化データにおいて、同一の属性の2値化データがNビット連続し、その後に他の属性の2値化データがMビット連続する場合には、Nビットの先頭ビットの2値化データ及びMビットの先頭ビットの2値化データに属性データを付加する。これにより、各2値化データの属性を識別することができると共に、付加情報量を減少させることができる。
さらにまた、上記実施の形態では、編集の要否をエリアの濃度及び属性データに基づいて判断する例について説明したが、編集の要否をエリアの濃度のみで判断し、該編集すると判断されたエリアについては、属性データの値に応じて密の度合いを異ならせて編集するようにしてもよい。
図9は、属性データに応じて再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートと同様のステップについては同一の符号を付して説明を省略する。
ここでは、編集の要否を属性データに基づいて判断しないため、図6のステップ904は省略される。図9のフローチャートにおいて、編集の要否を、ステップ906で算出された濃度により判断し、ステップ908で編集すると判断した場合には、ステップ909で、網点面積率を計算したエリアが中間調領域であるか否かを判断する。エリアが中間調領域であると判断した場合には、ステップ910aで、ドット分散型で再現可能な階調パターンとなるように画像データを編集する。また、エリアが文字線画領域であると判断した場合には、ステップ910bで、ドット集中型で再現可能な階調パターンとなるように画像データを編集する。
ドット分散型で編集する場合には、まず黒ドットが所定の度合いまで密に配置されるように画像データを編集する。この段階で再現可能な状態にならなければ、階調特性を変更して画像データを編集する。
ドット集中型で編集する場合には、密の度合いを高めにして、黒ドットが配置されるように画像データを編集する。このとき階調特性は変更しない。
このように、属性データに応じて画像データを編集することにより、より品質の高い出力結果が得られる。
また、上記実施の形態では、属性データを、2値画像データを構成する2値化データが文字線画領域のデータであるか中間調領域のデータであるかを識別するための識別情報とする例について説明したが、属性データは、スクリーン線数であってもよい。属性データがスクリーン線数である場合も、上記と同様に編集の要否を判断して、適宜画像データを編集することにより、低濃度エリアの再現性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態では、BEP装置600が、2値画像データを複数のエリアに分割して濃度及び属性を判断し、編集処理を行う例について説明したが、画像形成装置11自体にそうした機能を設け、BEP装置600を介さずに2値画像データを受信する構成であってもよい。このような構成によっても、上述と同様の効果が得られる。具体的には、一般的なIOTコア部20の制御部の構成に、上述の図3で示したBEP装置600の構成を加えればよい。なお、このような構成の場合には、低濃度の閾値、及び再現性を向上させる密の度合いについては、上記で説明したように予め実験等により求めておき、固定的に設定しておけばよい。また、画像形成装置11の経時的変化により再現能力が変化する場合には、例えば装置のメンテナンス毎に実験を行い、設定値を変更する等により対応することができる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成システムの一実施形態を示す図である。 DFE装置およびBEP装置の一実施形態を示すブロック図である。 図4(A)は、BEP装置の出力装置特性取得部により実行される画像形成装置11の処理特性を取得する処理ルーチンを示すフローチャートであり、図4(B)は、図4(A)の処理ルーチンに応じて画像形成装置で実行される濃度データ送信処理ルーチンを示すフローチャートである。 画像データを分割して、各画像データの黒データを密に配置する方法を示した巣説明図である。 BEP装置で行われる、再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンを示すフローチャートである。 エリアの周辺部分に存在する画像データ(黒ドット)を含めて計算する方法の一例を示す説明図である。 階調特性の補正について説明する説明図である。 BEP装置で行われる、属性データに応じて再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンを示すフローチャートである。 従来の画像形成システムの概略を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
400 クライアント端末
500 DFE装置
510 2値画像データ作成部
520 属性データ作成部
600 BEP装置
610 エリア分割部
612 網点面積率計算部
614 補正有無判断部
616 画像編集部
618 出力装置特性取得部
620 送受信部
700 CTP装置
710 プレス装置
720 プリンタプルーファ
730 出力機
740 高速プリンター
750 大型出力機

Claims (23)

  1. 白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、
    前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、
    前記編集手段で編集された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記属性情報は、文字線画であるか中間調であるかを示す情報、及びスクリーン線数を示す情報の少なくとも一方を含む請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記編集手段は、更に、前記判断手段により編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段が前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記判断手段が前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援装置であって、
    白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、
    前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、
    前記編集手段で編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力手段と、
    を含む画像形成支援装置。
  7. 前記属性情報は、文字線画であるか中間調であるかを示す情報、及びスクリーン線数を示す情報の少なくとも一方を含む請求項6記載の画像形成支援装置。
  8. 前記画像形成装置の処理特性を取得する取得手段を更に含み、
    前記編集手段は、前記判断手段によって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報及び前記取得手段により取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記取得手段により取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項6または請求項7記載の画像形成支援装置。
  9. 前記編集手段は、更に、前記取得手段により取得された処理特性に応じて、前記判断手段により編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項8記載の画像形成支援装置。
  10. 前記判断手段が前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載の画像形成支援装置。
  11. 前記判断手段が前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載の画像形成支援装置。
  12. 画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援方法であって、
    白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割ステップと、
    前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断ステップによって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップで編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力ステップと、
    を含む画像形成支援方法。
  13. 前記属性情報は、文字線画であるか中間調であるかを示す情報、及びスクリーン線数を示す情報の少なくとも一方を含む請求項12記載の画像形成支援方法。
  14. 前記画像データを用いて画像を形成する画像形成装置の処理特性を取得する取得ステップを更に含み、
    前記編集ステップでは、前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報及び前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項12または請求項13記載の画像形成支援方法。
  15. 前記編集ステップでは、更に、前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて、前記判断ステップにより編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項14記載の画像形成支援方法。
  16. 前記判断ステップにおいて前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項12乃至請求項15のいずれか1項記載の画像形成支援方法。
  17. 前記判断ステップにおいて前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項12乃至請求項15のいずれか1項記載の画像形成支援方法。
  18. 画像形成装置の画像形成を支援するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    白データ及び黒データの2値化データによって表され、かつ該2値化データに属性情報が付加された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割ステップと、
    前記領域内に含まれた画像データによって形成される画像の濃度、または、該画像の濃度及び前記領域内に含まれた画像データの各2値化データの属性情報に基づいて、前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断ステップによって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップで編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  19. 前記属性情報は、文字線画であるか中間調であるかを示す情報、及びスクリーン線数を示す情報の少なくとも一方を含む請求項18記載のプログラム。
  20. 前記画像データを用いて画像を形成する画像形成装置の処理特性を取得する取得ステップを更に含み、
    前記編集ステップでは、前記判断ステップによって前記画像の濃度に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記各2値化データの属性情報及び前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集すると共に、前記判断手段によって前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて編集すると判断された領域については、該領域に含まれる黒データが前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて該領域内で密に配置されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項18または請求項19記載のプログラム。
  21. 前記編集ステップでは、更に、前記取得ステップにより取得された処理特性に応じて、前記判断ステップにより編集すると判断された領域の階調特性が変更されるように該領域に含まれる画像データを編集する請求項20記載のプログラム。
  22. 前記判断ステップにおいて前記濃度に基づいて編集するか否かを判断する場合には、前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項18乃至請求項21のいずれか1項記載のプログラム。
  23. 前記判断ステップにおいて前記画像の濃度及び前記各2値化データの属性情報に基づいて前記領域内に含まれた画像データを編集するか否かを判断する場合には、前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値以下の領域については編集すると判断し、前記各2値化データの属性情報が文字線画を示す情報である領域、及び前記各2値化データの属性情報が中間調を示す情報であって前記画像の濃度が所定値を越える領域については編集しないと判断する請求項18乃至請求項21のいずれか1項記載のプログラム。
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