JP4200913B2 - 画像形成支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、像形成システムに係り、例えばスキャナ装置、複写機等、原稿の画像を読み取って処理する画像処理装置で読み取られた画像形成を支援するための画像形成支援システムに関する。
従来の印刷(例えばオフセット印刷)では、写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版(刷版)等の中間成果物を生成し、これら中間成果物を元に印刷や製本等を行っていた。近年、DTP(DeskTop Publishing /Prepress)の普及によって、DTPデータから直接印刷する「ダイレクト印刷」または「オンデマンド印刷」が知られている。DTPでは、ページレイアウトをコンピュータ上で処理して得た印刷データを印画紙や製版フィルム等に形成し、これに基づいて刷版を作成して印刷する処理が普及している。また、中間成果物を生成せずに電子データにより直接刷版を形成するCTP(Computer To Plate)も注目されている。このような印刷処理に用いることが可能なものとして、プリンタ装置や複写装置等の印刷機能を備えた画像形成装置が知られている。近年の画像形成装置は、画質向上が高まると共にカラー化され、例えば、電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラープリンタ装置は、高品質かつ高速な画像形成が可能である。この画像形成装置では、印刷データを受け取り刷版等を生成せずに印刷物を出力することができる。
図5は、従来の画像形成システムの概略図である。図5(A)に全体構成図を示すように、画像形成システムは、画像形成装置11と、画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE(Digital Front End Processor)装置とから構成されている。また、図5(B)にはデータの流れを示した。
DFE装置は、描画機能とプリンタコントローラ(印刷制御装置)機能とを備えており、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された印刷データをクライアント端末から順次受け取り、この印刷データをラスターイメージに変換(RIP処理;Raster Image Process)し、さらにRIP処理済みの画像データ及び印刷枚数や用紙サイズ等の印刷制御情報(ジョブチケット)を画像形成装置11に送り、画像形成装置11のプリントエンジンや用紙搬送系を制御して、画像形成装置11に印刷処理を実行させる。すなわち、画像形成装置11の印刷動作は、DFE装置によるプリンタコントローラによって制御される。印刷データは、カラー印刷用の基本色の、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色と、ブラック(K)とを合わせた4色(YMCK)分が画像形成装置11に送られる。
画像形成装置11は、電子写真プロセスを利用して画像を印刷用紙に記録するもので、IOT(Image Output Terminal)モジュール12、IOTモジュール12に連結されたフィードモジュール(FM;Feeder Module;給紙モジュール)15、出力モジュール17、タッチパネル等を含んで各種データの入力支援をするためのユーザインターフェース装置18、を備えている。IOTモジュール12は、YMCK分のトナーカートリッジ24が搭載されたトナー供給部22と、IOTコア部20とを有する。IOTコア部20は、光走査装置や感光体ドラム等を有するプリントエンジン(印字ユニット)30を色毎でかつベルト回転方向に一列に配置した所謂タンデム構成になっており、プリントエンジン30を制御する電気回路等を収容する電気系制御収納部39を備えている。IOTコア部20では、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト43に転写(1次転写)した後、トナー像を印刷用紙に転写(2次転写)することにより、YMCKの各色トナー像が多重転写される。中間転写ベルト43上に転写された画像(トナー像)は、所定のタイミングでフィードモジュール15から搬送されてきた印刷用紙上に転写され、定着器(Fuser)70によりトナー像が用紙上に溶融定着される。その後、排紙処理装置72を経由して機外へ排出される。また、両面印刷時には、片面に印刷済みの用紙が排紙トレイ(スタッカ)74に一時的に保持され、排紙トレイ74から引き出され、反転搬送路49を介して反転されて再度IOTコア部20に渡される。
このシステムを用いた場合、画像形成処理(プリント処理)の高性能化や高速化の要求(例えば、100枚〜200枚/分以上のカラー印刷)を実現するためには、画像形成装置の対応のみならず、RIP処理や出力側の画像記録部に対する印刷制御部分であるプリンタコントローラ(DFE装置)も高速・高性能化が必要である。
ところが、DFE装置は、クライアント端末からのPDLデータに対するRIP処理だけでなく、印刷ジョブに従ったページ再配置(昇順/降順の並び替え、両面印刷時の処理ページ順決定、フィニッシャ対応の位置づらし等)や、プリントエンジンや定着器等の出力側の処理特性に応じたデータ変換(例えばグレイバランスや色ズレ校正等)等の、付加処理も実行するようになっている。付加処理を実行するためには画像形成装置の特性に合わせた高度な処理が必要となるが、該処理を実行しつつ高速・高性能化を実現するために、従来はDFE装置と画像形成装置11との間を専用の通信プロトコルで接続した専用かつ独立の装置構成を採用していた。
しかしながら、専用の装置を個別に用意する必要があり、システム全体がコスト高になるとともに、汎用性にかけていた。
そこで、近年、出力側に依存した制御をするプリンタコントローラ機能を備えた画像形成支援装置(バックエンドプロセッサ)をDFE装置(フロントエンドプロセッサ)及び画像形成装置の間に設け、該画像形成支援装置がフロントエンドプロセッサから送られた画像データを受け取ると、出力側の処理特性に応じて順次画像データを画像形成装置へ送るとともに、画像形成装置を制御して印刷処理をさせるシステムも提案されている。これにより、クライアントからの要求に基づく出力形態に適合した処理やリカバリ処理などをする際には、フロントエンドプロセッサと無関係に、対応することができる。
ところで、近年、上記画像形成装置11のようなプリンタや、画像の処理を行う機器等、多種多様な出力機器が製品化されている。また、スキャナのような画像読取装置にこのような多種多様な出力機器が接続されたシステムも広く採用されている。このようなシステムにおいて、画像を読み取り、出力機器に対応する画像データを生成して画像を形成することができるシステムが求められている。そこで、スキャナ部が読み取った1つの画像情報に対して異なる複数種類のカラー表現方法に対する画像処理を同時に施して複数の画像情報を生成して大容量画像メモリ部に同時出力し、大容量画像メモリ部がスキャナ部より同時出力された複数の画像情報を同時入力してメモリに格納し、複数の出力機器の各々が、大容量画像メモリ部に記憶されたいずれかの画像情報を選択して取得する画像取得システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−057639号公報
しかしながら、従来の画像取得システムでは、スキャナ部単体で多くの画像処理を施すこととなるため、処理が重くなり装置負荷が増大する、という問題が発生する。また、それら画像処理を施した多くの種類の画像情報を保持するため、膨大なメモリ容量が必要となる。加えて、スキャナ部の画像処理部がすべての出力機器に対応しきれるわけではなく、特に、予想外の出力機器に接続されていた場合には、該機器のカラー表現方法に対応する画像処理を施すことができず色の再現も不十分になってしまう、という問題もある。
また、従来の画像形成支援装置に、従来の画像取得システムの手法を採用したとしても、同様の問題は発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、読み取った画像の画像データに対して、読み取った画像を形成する画像形成装置の処理特性に応じた画像処理を施すことができ、無駄な画像処理を削減すると共に必要なメモリ容量を削減することができる画像形成支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成支援システムは、画像を読取って画像データを出力する読取手段と、画像を形成するように予め指定された画像形成装置の処理特性の情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された処理特性の情報に基づいて、前記読取手段から出力された画像データを前記指定された画像形成装置の処理特性に応じた画像データに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された画像データに基づいて前記指定された画像形成装置で画像が形成されるように、前記変換手段により変換された画像データを送信する送信手段と、を備えた画像処理装置と、クライアント装置からページ記述言語で記述された電子データを取得し、該取得した電子データをラスタデータに変換して送信する変換装置であって、前記指定された画像形成装置の画像形成を支援する機能を有しない変換装置と、前記指定された画像形成装置による画像形成を支援する画像形成支援装置であって、前記指定された画像形成装置から前記処理特性の情報を受信し、該受信した処理特性を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置から前記変換された画像データを受信し、前記変換装置から前記ラスタデータを受信し、該受信したラスタデータと前記画像処理装置から受信した画像データとを合成した画像データを生成し、該生成した画像データを前記指定された画像形成装置に送信する画像形成支援装置と、を備えている。
すなわち、画像処理装置の読取手段は、画像を読み取って画像データを出力する。取得手段は、画像を形成するように予め指定された画像形成装置の処理特性の情報を取得する。画像形成装置は、画像データに基づいて画像を形成するものであれば特に限定されず、例えば複写機であってもよいし、プリンタであってもよい。また、画像形成装置の処理特性の情報は、画像形成装置で再現される色味の情報(階調特性)や、出力形式(例えば、ゼログラフィ形式或いはインクジェット形式等)の情報等を含むことができる。また、画像形成装置の指定は、例えば、画像処理装置に指定手段(例えばGUI等)が設けられていれば、該画像処理装置の指定手段を介してユーザが指定してもよいし、ネットワーク上の他の装置から指定可能であれば、該他の装置からユーザが指定するようにしてもよい。
また、取得手段は、前記指定された画像形成装置から処理特性の情報を取得するようにしてもよいし、指定された画像形成装置から処理特性の情報を受信することができる装置から、処理特性の情報を取得するようにしてもよい。
変換手段は、取得手段により取得された処理特性の情報に基づいて、読取手段から出力された画像データを、該指定された画像形成装置の処理特性に応じた画像データに変換する。例えば、画像データにフィルタ処理や階調補正処理等の画像処理を施したり、画像データを画像形成装置で用いられる色材の再現色の色空間(例えばYMCK色空間)に変換したりすることにより、画像データを、画像処理装置の処理特性に応じた画像データに変換することができる。
なお、必要な変換処理(画像処理)を変換手段が全て行うようにすることが好ましい。これにより、指定された画像形成装置、または画像処理装置と指定された画像形成装置との間に介在する装置は、画像形成装置の処理特性の情報に基づく変換処理(画像処理)を行わずに済むため処理が効率化する。
送信手段は、変換手段により変換された画像データに基づいて、前記指定された画像形成装置で画像が形成されるように、変換手段により変換された画像データを送信する。これにより、画像形成装置は、変換手段で変換された画像データに基づいて画像を形成することができる。
このように、本発明の画像処理装置は、指定された画像形成装置の処理特性の情報を取得して、読み込まれた画像の画像データを該処理特性の情報に基づいて変換し、該変換して得られた画像データの画像を、指定された画像形成装置で画像が形成されるように送信するようにしたため、画像処理装置側では指定された画像形成装置に応じた変換処理(画像処理)だけ行えばよく、多くの画像処理を施すことがなくなり、画像処理装置側の負荷が軽減する。これにより、必要なメモリの容量も少なくてすむ。
また、本発明の画像形成支援システムは、上述した画像処理装置に加え、変換装置及び画像形成支援装置を含んで構成されている。変換装置は、クライアント装置からページ記述言語で記述された電子データを取得し、該取得した電子データをラスタデータに変換して送信する。なお、この変換装置は、上記指定された画像形成装置の画像形成を支援する機能を有しない装置である。画像形成支援装置は、指定された画像形成装置から、該画像形成装置の処理特性の情報を受信して、画像処理装置に送信する。これにより、画像処理装置の取得手段は、指定された画像形成装置の処理特性の情報を取得することができる。更に、画像形成支援装置は、画像処理装置から、画像処理装置の変換手段により変換された画像データを受信する。更に、変換装置からラスタデータを受信し、該受信したラスタデータと画像処理装置から受信した画像データとを合成した画像データを生成して、前記指定された画像形成装置に送信する。これにより、画像形成装置は、画像形成支援装置から受信した画像データに基づいて画像を形成することができる。また、画像形成装置で受信される画像データは、既に画像形成装置の処理特性に応じた画像データに変換されているため、迅速に画像を形成することができる
また、変換装置は、クライアント装置から受信した電子データをYMCK色空間のラスタデータに変換することができ、画像処理装置の前記変換手段は、前記読取手段から出力された画像データを前記指定された画像形成装置の処理特性に応じたYMCK色空間の画像データに変換することができる。例えば、プリンタ等の印刷処理を行う画像形成装置が画像形成するために用いる画像データは、YMCK色空間の画像データであることが一般的である。このYMCK色空間の画像データは、様々な装置で生成可能であるため、画像処理装置においても画像データをYMCK色空間の画像データに変換することによって、画像形成支援装置が画像処理装置から受信したYMCK色空間の画像データを、変換装置から入力したYMCK色空間のラスタデータと合成することが容易となる。また、同一の形式の画像データを送受信することによりインタフェースや画像処理を行う画像処理部も装置間で共通化できる。
以上のように、本発明によれば、読み取った画像の画像データに対して、読み取った画像を形成するべく指定された画像形成装置の処理特性に応じた画像処理を施すことができ、無駄な画像処理を削減すると共に必要なメモリ容量を削減することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成システム〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの全体概略構成を示す図である。画像形成システムは、汎用の通信プロトコルによる高速LAN(Local Area Network)を備えており、高速LANには例えばページ記述言語(PDL)で記述された電子データ(印刷データ)を入力するためのクライアント端末400,402が接続されている。クライアント端末400,402は、異なるオペレーティングシステム(OS)下で各種アプリケーションプログラムを実行可能なコンピュータである。この高速LANには、原稿の画像を読み取りその画像データを出力する、本発明の画像処理装置としてのスキャナ装置410も接続されている。また、高速LANには、DFE装置500,502,504,506,508、BEP(Back End Processor:バックエンドプロセッサ)装置600,602,604、電子データで直接刷版を作成するCTP装置702が接続されている。
CTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710において印刷がなされる。また、このCTP装置702に並列的に(高速LANに)BEP装置600が接続される。このBEP装置600には画像形成装置11と同様の高速プリンタ746が接続される。
また、高速LANに接続されたBEP装置604の出力側には、出力機730、同様の構成の高速プリンター740,742、CTP装置700が接続されている。出力機730、高速プリンター740、742からはプリント出力がなされ、CTP装置700では刷版が作成される。また、DFE装置502は、BEP装置602を介して同様の構成のプリンタプルーファ720,722に接続されている。プリンタプルーファ720,722は印刷のための出力確認用のものであり、画像形成装置として機能する場合がある。
また、DFE装置504は高速プリンター744に接続され、DFE装置504と高速プリンター744とはオンデマンド印刷処理を担当する部門を担っている。DFE装置506は出力機732に接続され、DFE装置508は大型出力機750に接続されている。DFE装置506と出力機732からなる構成及びDFE装置508と大型出力機750からなる構成は、従来の画像形成装置の構成と同様である。
本実施の形態の画像形成システムでは、CTPと、POD(プリントオンデマンド)の機能を有する装置を同一のシステム内に混在可能な構成である。これは、本実施の形態にかかるBEP装置が、クライアントからの印刷データがラスタデータに変換(RIP処理)された後のデータを、各種処理する機能を備えているためである。
〔構成例〕
上記構成による画像形成システムにおいて、クライアント端末400、スキャナ装置410、DFE装置500、BEP装置600、及び高速プリンタ746(画像形成装置11)の装置を利用して画像を形成する場合について説明する。
なお、DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えるが、本実施の形態では、画像形成装置11に依存した印刷制御機能を果たすプリンタコントローラ機能を要求しない。すなわち、DFE装置500は、主にRIP処理の機能のみを有する構成でよい。
図2は、本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示すブロック図である。図では、DFE装置500及びスキャナ装置410と画像形成装置11との間にBEP装置600を介在させたときのデータの流れが示されている。以下では、クライアント端末400で印刷指示した画像をDFE装置500でRIPした画像、及び、別途、印刷原稿をスキャナ装置410で読み取って得られた画像をBEP装置600で合成して高速プリンタ746(画像形成装置11)で印刷する例を本発明に係る画像形成システムの一実施形態として説明する。
画像形成装置11は、従来技術として図5に示されるように、IOTコア部20を含むIOTモジュール(IOT本体)12と、フィード(給紙)モジュール(FM;Feeder Module)15と、出力モジュール17と、パソコン(PC)等のユーザインターフェース装置18とを備える。なお、フィードモジュール15は、多段構成としてもよい。また、必要に応じて、各モジュール間を連結する連結モジュールを設けてもよい。また、出力モジュール17の後段に、フィニッシャ(Finisher:後処理装置)モジュールを接続してもよい。フィニッシャモジュールとしては、例えば、用紙をスタック処理し、1個所以上を綴じるステープラを備えたもの、またはパンチ孔を穿設するパンチング機構を備えたもの等がある。
DFE装置500は、クライアント端末400からPDLで記述された印刷データ(以下PDLデータという)を受け取り、そのPDLデータを一旦順次格納するデータ格納部501と、データ格納部501からPDLデータを読み出して解釈しページ単位の画像データ(ラスタデータ)を生成(ラスタライズ)するRIP処理部510と、このRIP処理部510にて生成された画像データを所定のフォーマットにしたがって圧縮する圧縮処理部530とを備える。この圧縮処理部530の後段には、インターフェース部542が設けられている。RIP処理部510では、PDLデータを展開して画像データを生成するため、RIP処理部510には、PDL解釈部およびイメージャとして機能するデコンポーザ、所謂RIPエンジンが組み込まれている。圧縮処理部530は、RIP510からの画像データを圧縮し、圧縮済の画像データをBEP装置600へ即時に転送する。なお、DFE装置500には、RIP処理部510で生成された画像データを文字・線画等のテキスト部の画像データと、写真などの中間調部(イメージ部)の画像データとに分離するテキスト・イメージ分離部と、各々の画像データをYMCK色空間に変換するためのYMCK変換部も設けられているが、ここでは図示を省略する。
なお、DFE装置500からBEP装置600に送られるデータには、例えば、TIFF(Tagged Image File Format)フォーマット等の圧縮されたラスタベースの画像ファイルデータの他、印刷部数、両面/片面、カラー/白黒、合成印刷、ソートの有無、ステープラの有無等印刷制御情報(ジョブチケット)等が含まれる。
BEP装置600は、画像形成装置11に依存した処理の制御機能を有する。この制御機能は、ユーザインターフェース装置により指示してもよく、予め定めておいてもよい。ユーザインターフェース装置により指示する場合、キーボード等の入力デバイスやユーザに画像を提示しつつ指示入力を受け付けるGUI(Graphic User Interface)80を設け、画像形成装置11に依存した処理を指示するように構成すればよい。
BEP装置600は、DFE装置500からのRIP処理済みのデータを利用することで、効率的な高速出力を可能としている。すなわち、BEP装置600は、DFE装置500から受け取った印刷制御情報に基づいてコマンドコード(Command Code)を生成し、画像形成装置11内の各部の処理タイミングをエンジン特性に応じて制御する。また、BEP装置600は、IOTモジュール12やフィードモジュール15または出力モジュール17等のエンジン特性に適合するようにスプール(Spool)処理を完結させてからIOTモジュール12に画像データを渡す。
なお、回転(Rotation)、1枚の用紙内へのページ割付(N−UP)、リピート処理、用紙サイズ合わせ、デバイス差を補正するCMS(Colour Management System ; カラー管理システム)、解像度変換、コントラスト調整、圧縮率指定(低/中/高)等のRIP処理と関わりのある処理は、DFE装置500にて処理し、その制御コマンドをBEP装置600へは通知しない(非通知)。
また、コレーション(帳合い)、両面印刷、スタンプ・パンチ・ステープラ等のフィニッシャ装置または用紙トレーと関わりのある位置合わせ処理、排出面(上下)合わせ、グレーバランスや色ズレ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理等、画像形成装置11の処理特性と関わりの強いもの(IOT依存の処理)に関しては、その制御コマンドをDFE装置500がスルーすることで、BEP装置600にて処理する。
このように、本実施形態のDFE装置側は1つのジョブ(JOB)をエンジン特性に依存せずRIP処理した順にBEP装置側へ一方的に転送し、BEP装置側で印刷用にページ再配置をする。
なお、BEP装置600は、上記IOT依存の処理を、画像形成装置11の処理特性を示すIOT特性情報に基づいて行う。IOT特性情報は、具体的には、画像形成装置11で再現される色味の情報(階調特性)や、出力形式(例えば、ゼログラフィ形式或いはインクジェット形式等)の情報等が含まれる。IOT特性情報は、予め指定された画像形成装置11に対してIOT特性情報の送信要求を送信することにより画像形成装置11から取得する。BEP装置600は、受信したIOT特性情報に基づいて、DFE装置500から受信したRIP処理された画像データに対してIOT依存の処理を施す。また、BEP装置600は、受信したIOT特性情報をスキャナ装置410に送信する。スキャナ装置410は、BEP装置600から受信したIOT特性情報に基づいて原稿の画像を読み込んで得られた画像データを処理し、該処理した画像データをBEP装置600に送信する。
BEP装置600は、スキャナ装置410から受信した画像データと、DFE装置500から受信して処理した画像データと合成して印刷用の画像データを生成し、指定された画像形成装置11に送信する。画像形成装置11(IOTコア部20)は、受信した印刷用の画像データに基づいて、画像を形成する(印刷する)。
ここで、BEP装置600の具体的な構成を説明する。BEP装置600は、DFE装置500にて印刷ジョブやプリントエンジン30の処理特性に無関係に処理された(例えばプリントエンジン30の処理速度に非同期で処理された)圧縮済の画像データを受け取り保持する画像記憶部603と、画像記憶部603から圧縮済の画像データを読み出して、DFE装置500側の圧縮処理部530の圧縮処理に対応する伸張処理をし、この伸張処理済の画像データをIOTコア部20側に送出する伸張処理部610を備える。この伸張処理部610は、画像記憶部603から読み出し伸張処理した画像データに対して、画像回転や用紙上の画像位置の調整、または拡大もしくは縮小、複数の画像データの合成等、の画像編集機能を備えている。画像記憶部603の前段には、データ受信部601が設けられ、伸張処理部610の後段には、出力側のインターフェース部650が設けられている。
また、BEP装置600は、IOTコア部20の処理性能に依存してBEP装置600の各部やIOTコア部20を制御するプリンタコントローラとして機能する印刷制御部620を備える。印刷制御部620は、DFE装置500からのジョブチケットを解釈(デコード)、またはGUI部80を介したユーザ指示を受けて、プリントエンジン30や定着器70またはフィニッシャの処理特性に応じて出力形態(ページ内の画像位置、またはページ排出順や向き等)を特定する出力形態特定部622と、特定した出力形態で印刷物が出力されるように、プリントエンジン30や定着器70またはフィニッシャ等の各部を制御する制御部624とを備える。なお、ここでは、印刷制御部620は、CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータで構成され、制御部624及び出力形態特定部622は、ROMに記憶されたプログラムにより実現される。
従って、DFE装置500で、RIP処理部510にてページ記述言語からラスタライズされた(描画展開された)画像データは、BEP装置600側へページ順に転送される。BEP装置600は、DFE装置500から転送された画像データを、一旦バッファとして機能する画像記憶部603に蓄積する。伸張処理部610は、画像記憶部603から圧縮済の画像データを読み出して伸張処理するとともに、クライアント端末やDFE装置500から指定された印刷ジョブに従ってページデータを組み立てたり(ページデータの再配置)、指示されたプリントエンジンへの転送準備をしたりする。そして、BEP装置600では、プリントエンジン30の処理速度に同期して制御コマンドをやり取りしながら、エンジン生産性を最大限生かす速度でページデータを所定の順にIOTコア部20に送出する。
このように、DFE装置500側は1つのジョブ(JOB)をエンジン特性に依存せずRIP処理した順にBEP装置600側へ一方的に転送することができる。そして、BEP装置600が、印刷用にページ再配置をする等印刷ジョブやプリントエンジン30に依存した処理を担当する。
図3は、スキャナ装置410の具体的な構成を示すブロック図である。図示されるように、CCD(電荷結合素子)420、A/D(アナログ/デジタル)変換部422、シェーディング補正部424、グレイバランス補正部426、RGB→Lab変換部428、ページメモリ430、Lab→YMCK変換部432、フィルタ部434、階調補正部436、データ圧縮部438、データ送受信部440、白黒・カラー判定部450、下地検知部452、サイズ検知部454、IOT情報取得部460、テキスト・イメージ分離部470、を備える。
CCD420は、原稿の画像を読み取ることにより画像信号を出力する。A/D変換部422は、CCD420から出力された画像信号をRGB色空間のデジタル信号(以下、単に画像データと呼称する)に変換する。シェーディング補正部424は、A/D変換部422から出力された画像データに対して、画像の読取りにおいて発生する各種の歪みを取り除くための補正を行う。グレイバランス補正部426は、入力特性に応じて階調バランスを調整する。
RGB→Lab変換部428では、RGB色空間の画像データをLab色空間の画像データに変換する。RGB色空間からLab色空間に変換された画像データについて、白黒・カラー判定部450は白黒・カラーの判定を行い、下地検知部452は下地領域を判定し、サイズ検知部454は画像データが表す画像のサイズを検知する。白黒・カラー判定部450、下地検知部452、サイズ検知部454における検知や判定は、本スキャンを行う前に行われるプレスキャン時等に行われ、白黒・カラー判定部450、下地検知部452、及びサイズ検知部454の検知結果や判定結果に基づいて、本スキャンにおいて適切に画像を読取るために各構成部が調整される。
ページメモリ430は、RGB→Lab変換部428でLab色空間に変換された画像データを保持する。
IOT情報取得部460は、予め指定された画像形成装置11のIOT特性情報をデータ送受信部440を介して取得する。
Lab→YMCK変換部432は、ページメモリ430に保持されたLab色空間の画像データを、IOT情報取得部460で取得したIOT特性情報に基づいてYMCK色空間の画像データに変換する。テキスト・イメージ分離部470は、YMCK色空間に変換された画像データを、文字・線画を含むテキスト部の画像データと、写真などのイメージ部の画像データとに分離する。
フィルタ部434は、テキスト・イメージ分離部470で分離された各々の画像データについて、IOT特性情報に基づいて各々空間フィルタ処理が施され、出力画像のボケ等を防ぐ処理が行われる。階調補正部436は、テキスト・イメージ分離部470で分離された各々の画像データについて、IOT特性情報に基づいて、指定された画像形成装置11の処理特性に応じた階調特性となるように処理する。
データ圧縮部438は、画像データを所定の圧縮形式で圧縮する。データ送受信部440は、ネットワーク(高速LAN)に接続するためのインタフェースであり、データ圧縮部438で圧縮された画像データを送信すると共に、外部からIOT特性情報を受信してIOT情報取得部460に出力する。
なお、CCD420、A/D変換部422、シェーディング補正部424、グレイバランス補正部426、及びRGB→Lab変換部428で行われる処理は、プレスキャン時及び本スキャン時の双方で行われる処理であり、Lab→YMCK変換部432、フィルタ部434、階調補正部436、及びデータ圧縮部438で行われる処理は、本スキャン時に行われる処理である。
〔動作〕
以上のように構成された画像形成システムにおいて、各構成部は次のように動作する。
図4は、スキャナ装置410、BEP装置600、DFE装置(RIP)500、画像形成装置11で実行される処理を、各装置毎に示したフローチャートである。
ユーザは、クライアント端末400からスキャナ装置410に対して画像の読取りを指示すると共に、印刷を希望する画像形成装置11を指定する。画像形成装置11の指定は、BEP装置600に送信される。なお、画像形成装置11の指定はクライアント端末400からでなくてもよく、例えばBEP装置600のGUI部80で指定してもよいし、スキャナ装置410やDFE装置500にGUI部が設けられていれば、該GUI部で指定するようにしてもよい。なお、以下で説明するスキャナ装置410で行われる処理は、本スキャン時の処理であり、プレスキャン時の処理については説明を省略する。
スキャナ装置410では、ステップ800で、印刷対象である原稿の画像を読み取る処理を行う。CCD420は、原稿の画像を読み取ることにより画像信号を出力し、出力された画像信号は、A/D変換部422によりRGB色空間のデジタル信号(画像データ)に変換する。
続いてステップ802で、画像補正を行う。画像補正は、シェーディング補正部424、グレイバランス補正部426で行われる。
ステップ804では、RGB→Lab変換部428が、画像補正された画像データをRGB色空間から、デバイスに依存しないLab色空間に変換する。Lab色空間に変換された画像データは、ページメモリ430に格納される。
一方、BEP装置600は、クライアント端末400から画像形成装置11の指定があると、該画像形成装置11に対してIOT特性情報の送信要求を送信する。画像形成装置11は、BEP装置600からIOT特性情報の送信要求を受信すると、ステップ860で、自装置のIOT特性情報をBEP装置600に送信する。BEP装置600では、ステップ820でIOT特性情報を受信して、印刷制御部620のマイクロコンピュータ内の図示しないメモリに記憶する。
スキャナ装置410では、ステップ804でのLab変換後、IOT情報取得部460がデータ送受信部440を介してBEP装置600にIOT特性情報の送信要求を送信し、BEP装置600では、該送信要求を受信したときに、ステップ822で、前述のRAMに記憶しておいたIOT特性情報をスキャナ装置410に送信する。スキャナ装置410は、ステップ806で、BEP装置600からIOT特性情報を受信すると、ステップ808で、Lab→YMCK変換部が、IOT特性情報に基づいてLab色空間の画像データをIOTコア部20で用いられるトナーの再現色であるYMCK色空間の画像データに変換する。更に、該画像データに対して、フィルタ部434、階調補正部436がIOT特性情報に基づいて画像処理を施す。
ここで、フィルタ部434、階調補正部436で用いられる画像処理のパラメータは、画像種別によって異なり、各画像種別に応じて異なる処理が施される。ここでは、Lab→YMCK変換部432で変換された画像データを、テキスト・イメージ分離部470により文字・線画を含むテキスト部の画像データと、写真などのイメージ部の画像データとに分離し、該分離された各々の画像データに対して、フィルタ部434、階調補正部436が異なるパラメータで画像処理を行う。
例えば、テキスト画像データは色味よりもシャープな画像再現が重要となり、写真画像データは輪郭のシャープさよりも色の再現性が重要となるので、それに応じたパラメータが設定され、処理が施される。更にこれら、パラメータは、IOT特性情報によって適宜変更される。
なお、フィルタ部434及び階調補正部436で行われる画像処理は、YMCK色空間に変換する前の画像データ(Lab色空間の画像データに対して)行われてもよい。
ステップ810では、データ圧縮部438がYMCK変換された画像データを例えばTiff形式で圧縮し、ステップ812で、データ送受信部440を介してBEP装置600に対して該圧縮した画像データを送信する。
一方、DFE装置(RIP)500では、スキャナ装置410とは別に画像形成装置11での印刷処理で出力される画像データを生成する。具体的には、ステップ840で、クライアント端末400から入力した印刷データからRIP処理部510がラスタライズして画像データを生成(編集)し、各画像データを不図示のテキスト・イメージ分離部によりテキスト部の画像データと、イメージ部の画像データとに分離した後、ステップ842で、各画像データを不図示のYMCK変換部によりYMCK色空間に変換する。なお、本実施の形態では、DFE装置500におけるYMCK色空間への変換は自動的に行われるが、他の態様として、DFE装置500側でもIOT特性情報を処理毎に受信して、該IOT特性情報に基づいてYMCK変換する構成とすることもできる。
更に、DFE装置500で、該YMCK色空間に変換された画像データを圧縮処理部530によりTiff形式等に圧縮した後、ステップ846で、インタフェース部542を介してBEP装置600に送信する。
BEP装置600は、ステップ824及び826で、スキャナ装置410及びDFE装置500からそれぞれ画像データを受信する。なお、図4では、DFE装置500から画像データを受信した後にスキャナ装置410から画像データを受信する順序でフローチャートが描かれているが、各画像データを受信する順序は特に限定されない。受信された各画像データは、画像記憶部603に記憶される。ステップ828では、制御部624により該受信したそれぞれの画像データを合成するか否かが判断される。
ここでは、DFE装置500に入力された印刷データの画像と、スキャナ装置410で読み込まれた画像とを合成することが予め指定されている場合には、合成すると判断して、ステップ830で、制御部624が伸張処理部610を制御し、画像記憶部603に記憶された各画像データを伸張して合成する処理を行う。なお、スキャナ装置410から受信した画像データ及びDFE装置500から受信した画像データは共にYMCK変換された画像データであるため、互換性があり、容易に合成できる。一方、合成することが指定されていない場合、DFE装置500から画像データを受信しなかった場合、及びBEP装置600がDFE装置500に接続されていない場合のいずれかの場合には、合成処理を行わないと判断され、ステップ830の合成処理は行われない。ステップ832では、合成された画像データを画像形成装置11に送信する。
画像形成装置11では、ステップ862で、BEP装置600から画像データを受信すると、ステップ864で、該画像データに基づいて印刷処理する。
以上説明したように、指定された画像形成装置のIOT特性情報を取得して、読み込まれた画像の画像データをIOT特性情報に基づいて変換(該変換にはフィルタ処理や階調補正等の画像処理、及びYMCK変換処理が含まれる)し、該変換して得られた画像データの画像を、指定された画像形成装置で印刷されるように送信するようにしたため、スキャナ装置側では指定された画像形成装置の処理特性のみに応じた画像処理だけ行えばよく、スキャナ装置の負荷が軽減する。また、実際に印刷処理する画像形成装置の画像データのみを保持すればよいため、必要なメモリの容量も少なくてすむ。
また、原稿の画像を読取って得られた画像データに対して、画像形成の際、その都度画像形成を指定された画像形成装置のIOT特性情報を取得して、画像データに画像処理を施すようにしたため、確実に、実際に画像形成を行う画像形成装置の処理特性に対応した画像処理を施すことができる。また、実際にネットワーク(LAN)上に接続されている画像形成装置全てのIOT特性情報を予め取得しておき、スキャナ装置或いはBEP装置に記憶されておく手法も可能ではあるが、該手法ではIOT特性情報を記憶しておくために必要なメモリ容量が大きくなってしまうという問題があるため、この点でもIOT特性情報をその都度取得する手法は有効である。
また、上記実施の形態では、スキャナ装置側でも原稿を読み取って得られた画像データをYMCK変換するようにしたため、DFE装置でYMCK変換された画像データとの合成が容易となる。また、同一の形式の画像データを送受信することによりインタフェースや画像処理を行う画像処理部も装置間で共通化できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
例えば、上記実施の形態では、スキャナ装置とDFE装置の双方から送信された画像データをBEP装置が合成して印刷用の画像データを生成し、画像形成装置に送信する例について説明したが、BEP装置にDFE装置が接続されていない状態であって、スキャナ装置から送信された画像データのみを印刷するような構成とすることもできる。
また、上記実施の形態では、画像データをLab変換した後にIOT特性情報を取得する例について説明したが、IOT特性情報を取得するタイミングは、フィルタ部及び階調補正部、Lab→YMCK変換部が画像処理或いはYMCK変換処理する前であれは、特に限定されない。
また、上記実施の形態では、スキャナ装置と画像形成装置とがBEP装置を介して接続され、IOT特性情報をBEP装置を介して取得すると共に画像データをBEP装置を介して送信する例について説明したが、スキャナ装置と(複数の)画像形成装置がネットワークを介して直接接続されていていてもよい。すなわち、スキャナ装置が、印刷処理する画像形成装置からIOT特性情報を直接取得し、読み込んだ画像の画像データに対して画像処理を施し、画像形成装置に直接画像データを送信する構成とすることができる。このような構成によっても、上記と同様の効果が得られる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成システムの一実施形態を示すブロック図である。 スキャナ装置の一実施形態を示すブロック図である。 画像形成システムを構成する各装置の動作を説明するフローチャートである。 従来の画像形成システムの概略を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
400 クライアント端末
410 スキャナ装置
420 CCD
432 Lab→YMCK変換部
434 フィルタ部
436 階調補正部
440 データ送受信部
460 IOT情報取得部
500 DFE装置
600 BEP装置
620 印刷制御部
601 データ送受信部
650 インタフェース部

Claims (3)

  1. 画像を読取って画像データを出力する読取手段と、画像を形成するように予め指定された画像形成装置の処理特性の情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された処理特性の情報に基づいて、前記読取手段から出力された画像データを前記指定された画像形成装置の処理特性に応じた画像データに変換する変換手段と、前記変換手段により変換された画像データに基づいて前記指定された画像形成装置で画像が形成されるように、前記変換手段により変換された画像データを送信する送信手段と、を備えた画像処理装置と、
    クライアント装置からページ記述言語で記述された電子データを取得し、該取得した電子データをラスタデータに変換して送信する変換装置であって、前記指定された画像形成装置の画像形成を制御する機能を有しない変換装置と、
    前記指定された画像形成装置による画像形成を支援する画像形成支援装置であって、前記指定された画像形成装置から前記処理特性の情報を受信し、該受信した処理特性を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置から前記変換された画像データを受信し、前記変換装置から前記ラスタデータを受信し、該受信したラスタデータと前記画像処理装置から受信した画像データとを合成した画像データを生成し、該生成した画像データを前記指定された画像形成装置に送信する画像形成支援装置と、
    を含む画像形成支援システム。
  2. 前記変換装置は、前記電子データをYMCK色空間のラスタデータに変換し、
    前記画像処理装置の変換手段は、前記読取手段から出力された画像データを前記指定された画像形成装置の処理特性に応じたYMCK色空間の画像データに変換する請求項1記載の画像形成支援システム。
  3. 前記画像形成支援装置は、前記変換装置から受信したラスタデータに前記受信した処理特性に応じた画像処理を施し、該画像処理したラスタデータと前記画像処理装置から受信した画像データとを合成した画像データを生成し、該生成した画像データを前記指定された画像形成装置に送信する請求項1または請求項2に記載の画像形成支援システム。
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