JP2005212457A - 画像形成システム及び画像形成支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮率に応じてプロセス速度を変更できる画像形成システム及び画像形成支援装置を提供する。
【解決手段】圧縮率算出器550では、圧縮されたイメージデータの圧縮率を印刷ジョブ毎に算出する。BEP装置600の伸張速度算出器660Aは、受信したイメージデータの圧縮率に基づいて印刷ジョブ毎に伸張速度を算出する。プロセス速度算出部620Aは、印刷ジョブ毎に算出された伸張速度に基づいてプロセス速度を算出する。算出されたプロセス速度情報はIOTコア部20に出力され、IOTコア部20では自装置のプロセス速度を変更すると共に、プロセス速度に応じて画質パラメータのセットアップを行う。その後、BEP装置600は、送信したプロセス速度の印刷ジョブのイメージデータを上記算出した伸張速度で伸張して出力する。IOTコア部20は、受信した伸張済イメージデータを、上記変更したプロセス速度で印刷処理する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成支援装置に係り、特に、印刷ジョブを処理して生成されたイメージデータの転送時の圧縮率に応じて画像形成装置のプロセス速度を変更することができる画像形成システム及び画像形成支援装置に関する。
従来の印刷(例えばオフセット印刷)では、写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版(刷版)等の中間成果物を生成し、これら中間成果物を元に印刷や製本等を行っていた。近年、DTP(DeskTop Publishing /Prepress)の普及によって、DTPデータから直接印刷する「ダイレクト印刷」または「オンデマンド印刷」が知られている。DTPでは、ページレイアウトをコンピュータ上で処理して得た印刷データを印画紙や製版フィルム等に形成し、これに基づいて刷版を作成して印刷する処理が普及している。また、中間成果物を生成せずに電子データにより直接刷版を形成するCTP(Computer To Plate)も注目されている。このような印刷処理に用いることが可能なものとして、プリンタ装置や複写装置等の印刷機能を備えた画像形成装置が知られている。近年の画像形成装置は、画質向上が高まると共にカラー化され、例えば、電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラープリンタ装置は、高品質かつ高速な画像形成が可能である。この画像形成装置では、印刷データを受け取り刷版等を生成せずに印刷物を出力することができる。
図7は、従来の画像形成システムの概略図である。図7(A)に全体構成図を示すように、画像形成システムは、例えばカラー複写機、ファクシミリ、またはプリンタ等、所謂印刷機能を備えた画像形成装置11と、画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE(Digital Front End Processor)装置とから構成されている。また、図7(B)にはデータの流れを示した。なお、画像形成装置11とは、カラー複写機、ファクシミリ、またはプリンタ等、所定の記録媒体に画像を形成する所謂印刷機能を備えた装置である。
DFE装置は、描画機能とプリンタコントローラ(印刷制御装置)機能とを備えており、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された印刷データをクライアント端末から順次受け取り、この印刷データをラスターイメージに変換(RIP処理;Raster Image Process)し、さらにRIP処理済みのイメージデータ及び印刷枚数や用紙サイズ等の印刷制御情報(ジョブチケット)を画像形成装置11に送り、画像形成装置11のプリントエンジンや用紙搬送系を制御して、画像形成装置11に印刷処理を実行させる。すなわち、画像形成装置11の印刷動作は、DFE装置によるプリンタコントローラによって制御される。印刷データは、カラー印刷用の基本色の、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色と、ブラック(K)とを合わせた4色(YMCK)分が画像形成装置11に送られる。
画像形成装置11は、電子写真プロセスを利用して画像を印刷用紙に記録するもので、IOT(Image Output Terminal)モジュール12、IOTモジュール12に連結されたフィードモジュール(FM;Feeder Module;給紙モジュール)15、出力モジュール17、タッチパネル等を含んで各種データの入力支援をするためのユーザインターフェース装置18、を備えている。IOTモジュール12は、YMCK分のトナーカートリッジ24が搭載されたトナー供給部22と、IOTコア部20とを有する。IOTコア部20は、光走査装置や感光体ドラム等を有するプリントエンジン(印字ユニット)30を色毎でかつベルト回転方向に一列に配置した所謂タンデム構成になっており、プリントエンジン30を制御する電気回路等を収容する電気系制御収納部39を備えている。IOTコア部20では、各感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト43に順次転写(1次転写)する。これにより、YMCKの各色トナー像が中間転写ベルト43に多重転写される。中間転写ベルト43上に転写された画像(トナー像)は、所定のタイミングでフィードモジュール15から搬送されてきた印刷用紙上に転写(2次転写)され、定着器(Fuser)70によりトナー像が用紙上に溶融定着される。その後、排紙処理装置72を経由して機外へ排出される。また、両面印刷時には、片面に印刷済みの用紙が排紙トレイ(スタッカ)74に一時的に保持され、排紙トレイ74から引き出され、反転搬送路49を介して反転されて再度IOTコア部20に渡される。
ここで、DFE装置からRIP処理済みのイメージデータを画像形成装置11に転送する場合、その転送速度の短縮化のために、データ圧縮の技術が用いられる。すなわち、送信側でイメージデータを圧縮(符号化)して送信する。受信側にはイメージデータを伸張(復号化)する伸張手段が設けられ、イメージデータが受信されると伸張手段で該イメージデータが伸張され、IOTコア部20に送出されて印刷処理される。
従来、画像形成装置11はその性能を最大限に活かすことができるプロセス速度で印刷できるように設定され、上記イメージデータは、該プロセス速度に合った速度でデータ転送される。このとき、イメージデータの圧縮率が低くファイルサイズが大きいと、画像形成装置のプロセス速度によっては、画像形成装置の印刷処理にデータ転送が間に合わずに白抜けが生じてしまう。そこで、従来は圧縮率を一定以上高くすることで白抜けを防止していた。しかし、画像によっては、高圧縮により画質が劣化し、高品質な印刷結果が得られない、という問題がある。
従って、画像に応じた圧縮率でイメージデータを圧縮し、圧縮率に応じた速度で伸張されると共に、圧縮率に応じたプロセス速度で印刷処理されることが要求されている。
なお、従来より符号化データの圧縮率に応じて復号化速度を最適化する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−218255号公報
従来の圧縮率に応じて復号化速度(伸張速度)を最適化する技術を適用すれば、圧縮率に応じて伸張速度を変更することができる。しかしながら、該従来の技術では、プロセス速度の変更については何ら考慮されていないため、プロセス速度が一定のまま印刷処理され、上記と同様の問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧縮率に応じて画像形成装置のプロセス速度を変更することができる画像形成システム及び画像形成支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成システムは、印刷ジョブを処理してイメージデータを生成する生成手段、前記生成したイメージデータを圧縮する圧縮手段、及び前記圧縮したイメージデータの圧縮率を印刷ジョブ毎に算出する圧縮率算出手段を有する処理装置と、前記処理装置で算出された圧縮率に基づいて、前記処理装置から入力した圧縮されたイメージデータの印刷ジョブ毎の伸張速度及び印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出する算出手段、及び前記算出された伸張速度で前記入力したイメージデータを伸張する伸張手段を有する画像形成支援装置と、前記画像形成支援装置で伸張されたイメージデータに基づいて、前記画像形成支援装置で算出されたプロセス速度で画像を形成する画像形成装置と、を備えている。
この画像形成システムによれば、まず処理装置は、印刷ジョブを処理してイメージデータを生成し、該生成したイメージデータを圧縮して、圧縮したイメージデータの圧縮率を印刷ジョブ毎に算出する。
画像形成支援装置は、処理装置で算出された圧縮率に基づいて、処理装置から入力した圧縮されたイメージデータの印刷ジョブ毎の伸張速度及び印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出する。なお、プロセス速度は、画像形成装置の印刷スピード(用紙搬送速度)をいう。このプロセス速度は、圧縮率に基づいて直接算出してもよいし、圧縮率に基づいて算出された伸張速度から算出してもよい。更に、画像形成支援装置は、算出した伸張速度で、圧縮されたイメージデータを伸張する。
画像形成装置は、画像形成支援装置で伸張されたイメージデータに基づいて、画像形成支援装置で算出されたプロセス速度で画像を形成する。すなわち、画像形成装置はプロセス速度の変更が可能であり、画像形成支援装置で算出されたプロセス速度で画像を形成することができる。
従って、本発明によれば、圧縮率に応じて画像形成装置のプロセス速度を変更することができるため、画質の劣化を抑え、良好な出力結果を得ることができる。
また、本発明の画像形成支援装置は、圧縮されたイメージデータを入力し、所定のプロセス速度で画像を形成する画像形成装置に出力する画像形成支援装置であって、入力したイメージデータの圧縮率に基づいて、該イメージデータの印刷ジョブ毎の伸張速度を算出する伸張速度算出手段と、前記圧縮率または前記算出された伸張速度に基づいて、前記画像形成装置が画像を形成するときの印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出するプロセス速度算出手段と、前記算出された伸張速度で前記入力したイメージデータを伸張する伸張手段と、を備えている。
この画像形成支援装置によれば、圧縮されたイメージデータを入力し、入力したイメージデータの圧縮率に基づいて、印刷ジョブ毎の伸張速度を算出する。更に、圧縮率または該算出した伸張速度に基づいて、画像形成装置が画像を形成するときの印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出する。更に、画像形成支援装置は、算出した伸張速度で、入力した(圧縮された)イメージデータを伸張して、画像形成装置に出力する。
これにより、画像形成装置は、画像形成支援装置で伸張されたイメージデータに基づいて、画像形成支援装置で算出されたプロセス速度で画像を形成することができる。
従って、圧縮率に応じて画像形成装置のプロセス速度を変更することができるため、画質の劣化を抑え、良好な出力結果を得ることができる。
なお、画像形成装置は、プロセス速度の変更に応じて画質パラメータのセットアップが必要となるが、本発明の上記画像形成システムにおける画像形成支援装置、及び本発明の上記画像形成支援装置に、前記算出したプロセス速度が同一の印刷ジョブが連続して処理されるように管理する管理手段を更に設けることにより、画像形成装置で、同一のプロセス速度の印刷ジョブを連続して印刷処理できるたため、プロセス速度の変更、及びプロセス速度の変更に伴うセットアップを頻繁に行う必要がなくなり、効率的に印刷できる。
以上のように、本発明によれば、圧縮率に応じて画像形成装置のプロセス速度を変更するようにしたため、画質の劣化を抑え良好な出力結果を得ることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成システム〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの全体概略構成を示す図である。画像形成システムは、汎用の通信プロトコルによる高速LAN(Local Area Network)を備えており、高速LANには例えばページ記述言語(PDL)で記述された電子データ(印刷データ)を入力するためのクライアント端末400,402が接続されている。クライアント端末400,402は、異なるオペレーティングシステム(OS)下で各種アプリケーションプログラムを実行可能なコンピュータである。この高速LANには、原稿の画像を読み取りその画像データを出力するスキャナ装置410も接続されている。また、高速LANには、DFE装置500,502,504,506,508、詳細を後述するBEP(Back End Processor:バックエンドプロセッサ)装置600,602,604、電子データで直接刷版を作成するCTP装置702が接続されている。
CTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710において印刷がなされる。また、このCTP装置702に並列的に(高速LANに)BEP装置600が接続される。このBEP装置600には画像形成装置11と同様の高速プリンタ746が接続される。
また、高速LANに接続されたBEP装置604の出力側には、出力機730、同様の構成の高速プリンター740,742、CTP装置700が接続されている。出力機730、高速プリンター740、742からはプリント出力がなされ、CTP装置700では刷版が作成される。また、DFE装置502は、BEP装置602を介して同様の構成のプリンタプルーファ720,722に接続されている。プリンタプルーファ720,722は印刷のための出力確認用のものであり、画像形成装置として機能する場合がある。
また、DFE装置504は画像形成装置11と同様の高速プリンター744に接続され、DFE装置504と高速プリンター744とはオンデマンド印刷処理を担当する部門を担っている。DFE装置506は出力機732に接続され、DFE装置508は大型出力機750に接続されている。DFE装置506と出力機732からなる構成及びDFE装置508と大型出力機750からなる構成は、従来の画像形成装置の構成と同様である。
本実施の形態の画像形成システムでは、CTPと、POD(プリントオンデマンド)の機能を有する装置を同一のシステム内に混在可能な構成である。これは、本実施の形態にかかるBEP装置が、クライアントからの印刷データがラスタデータに変換(RIP処理)された後のデータを、各種処理する機能を備えているためである。
〔構成例〕
上記構成による画像形成システムにおいて、本発明の実施形態について説明を簡単にするために、刷版を作成して印刷する構成と、刷版作成なしに印刷する構成との代表例を、一実施形態として説明する。すなわち、クライアント端末400、DFE装置500、CTP装置702、及びプレス装置710の装置を利用して画像を形成する場合の構成A、クライアント端末400、DFE装置500、BEP装置600、及び高速プリンタ746(画像形成装置11)の装置を利用して画像を形成する場合の構成B、について説明する。
なお、DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えるが、本実施の形態では、高速プリンタ746(画像形成装置11)に依存した印刷制御機能を果たすプリンタコントローラ機能を要求しない。すなわち、DFE装置500は、主にRIP処理の機能のみを有する構成でよい。
図2は、本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示す図である。すなわち、クライアント端末400で印刷指示した画像をDFE装置500でRIP処理して、CTP装置702で刷版を作成した後にプレス装置710で印刷する構成Aと、RIPされた画像をBEP装置600を介して高速プリンタ746(画像形成装置11)で印刷する構成Bとを本発明に係る画像形成システムの一実施形態として説明する。図2(A)は本実施形態で構成Aと構成Bからなるシステム構成の概略を示し、図2(B)は、構成Bによる接続例を示している。
〔構成A〕
構成Aは、刷版を作成するCTP装置702と、このCTP装置702に印刷データを出力し刷版作成の指示をするDFE装置500と、CTP装置702で作成された刷版を用いて印刷するプレス装置710と、からシステムを構成する。
この構成Aは、従来の印刷処理と同様のため、詳細な説明を省略するが、DFE装置500は、フロントエンドプロセッサ(FEP:Front End Processor)部や、フロントエンジンによるROP(Raster OPeration)処理によりクライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備える。そして、DFE装置500では、刷版を作成するために、主にRIP処理のみを実行する。このRIP処理されたラスタ画像(圧縮画像)のラスタデータにより、CTP装置702で刷版が作成される。このCTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710で印刷媒体に画像がプレスされ、印刷がなされる。
なお、上記構成Aでは、高速LANに、CTP装置702を接続し、DFE装置500からの印刷データで刷版を作成する場合を説明したが、CTP装置702をBEP装置600を介して接続してもよい(図1のBEP装置604と、CTP装置700の構成)。この場合には、以下の構成Bで説明するように、DFE装置500からの印刷データによりBEP装置600において画像形成装置11などの下流側装置に依存する処理を行ってデータ出力する。この下流側装置として、CTP装置700を採用したときに、BEP装置600は、そのCTP装置700に依存する処理を行ってデータ出力する。
〔構成B〕
次に、構成Bは、画像形成装置11(高速プリンタ746)と、この画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE装置500と、画像形成装置11とDFE装置500との間に設けられるBEP装置600からシステムを構成する。本実施形態においては、DFE装置500が本発明の画像処理装置、BEP装置600が本発明の情報処理装置に対応する。
画像形成装置11は、本発明の画像形成手段に対応するIOTモジュール(IOT本体)12と、フィード(給紙)モジュール(FM:Feeder Module)15と、出力モジュール17と、パソコン(PC)等のユーザインターフェース装置18とを備える。なお、フィードモジュール15は、多段構成としてもよい。また、必要に応じて、各モジュール間を連結する連結モジュールを設けてもよい。また、出力モジュール17の後段に、フィニッシャ(Finisher:後処理装置)モジュールを接続してもよい。フィニッシャモジュールとしては、例えば、用紙をスタック処理し、1個所以上を綴じるステープラを備えたもの、またはパンチ孔を穿設するパンチング機構を備えたもの等がある。
DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えて、主にRIP処理をする。このデータは、BEP装置600により処理されて画像形成装置11へ出力される。
BEP装置600は、画像形成装置11に依存した処理の制御機能を有するが、この制御機能は、ユーザインターフェース装置18により指示してもよく、予め定めておいてもよい。ユーザインターフェース装置18により指示する場合、ユーザインターフェース装置18は、キーボード等の入力デバイスやユーザに画像を提示しつつ指示入力を受け付けるGUI(Graphic User Interface)機能を有し、画像形成装置11に依存した処理を指示するように構成すればよい。
BEP装置600は、DFE装置に保持しておいたRIP処理済みのデータを利用することで、効率的な高速出力を可能としている。すなわち、BEP装置600は、DFE装置500から受け取った印刷制御情報に基づいてコマンドコード(Command Code)を生成し、画像形成装置11内の各部の処理タイミングをエンジン特性に応じて制御する。また、BEP装置600は、IOTモジュール12やフィードモジュール15または出力モジュール17等のエンジン特性に適合するようにスプール(Spool)処理を完結させてからIOTモジュール12に画像データを渡す。
例えば、DFE装置500からBEP装置600には、RIP処理が施されたラスタベース画像を含むデータが送られる。このデータとしては、TIFF(Tagged Image File Format)フォーマット等の圧縮されたラスタベースの画像ファイルデータの他、印刷部数、両面/片面、カラー/白黒、合成印刷、ソートの有無、ステープラの有無等印刷制御情報等が含まれる。以下、印刷制御情報として上記印刷処理に係る各種の制御コマンドが記述されたデータのことを、ジョブチケットと称す。
なお、回転(Rotation)、1枚の用紙内へのページ割付(N−UP)、リピート処理、用紙サイズ合わせ、デバイス差を補正するCMS(Color Management System ; カラー管理システム)、解像度変換、コントラスト調整、圧縮率指定(低/中/高)等のRIP処理と関わりのある処理は、DFE装置500にて処理し、その制御コマンドをBEP装置600へは通知しない(非通知)。
また、コレーション(帳合い)、両面印刷、スタンプ・パンチ・ステープラ等のフィニッシャ装置または用紙トレーと関わりのある位置合わせ処理、排出面(上下)合わせ、グレーバランスや色ズレ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理等、画像形成装置11の処理特性と関わりの強いもの(IOT依存の処理)に関しては、その制御コマンドをDFE装置500がスルーすることで、BEP装置600にて処理する。
このように、本実施形態のDFE装置側は1つのジョブ(JOB)をエンジン特性に依存せずRIP処理した順にBEP装置側へ一方的に転送し、BEP装置側で印刷用にページ再配置をする。
すなわち、構成Bでは、画像形成装置11とDFE装置500との間に出力側に依存した制御をするプリンタコントローラ機能を備えたBEP装置600を介在させて、BEP装置600において、DFE装置500から送られたイメージデータを受け取ると、出力側の処理特性に応じて順次イメージデータを画像記録装置11へ送るとともに、画像記録装置を制御して印刷処理をさせるようにしたので、システムの高速化・高機能化に柔軟に対応できる。これにより、クライアントからの要求に基づく出力形態に適合した処理やリカバリ処理などをする際には、フロントエンドプロセッサと無関係に、対応することができる。すなわち、RIP処理に関わる処理はDFE装置で行うが、RIP処理のやり直しが必要な際には、DFE装置500へ再RIP処理を要求することなく(DFE装置500とは独立に)、画像記憶部605に保持しておいたデータを再利用することができる。これにより、DFE装置500にての再RIP処理が不要となる。また、プリントエンジン等出力側の処理特性に適応する性能を持ちプリントエンジン30等と接続されたBEP装置600にて、出力側の処理特性に依存する処理をすることができる。
なお、BEP装置によりプルーファを構成する場合、高速高機能の画像形成装置11によるダイレクト印刷に先立って、DTPデータから直接カラー校正用プリントの出力を例えばプリンタプルーファ720にて行うDDCP(Digital Direct Color Proofing)システムを構築することができる。このシステムで、BEP装置は、印刷ジョブとしてプルーフデータを受け取るとプルーフィングに適したデータ形式(例えば低ビデオレート等)の画像データをプルーファに出力してカラー校正用プリント出力を指令する一方、通常の印刷ジョブを受け取ると、高速高性能マシンに高ビデオレートの画像データを出力して高速高機能の印刷指示を出力する。この場合、高速高機能マシンとプルーファまたは縦連接続された機種との間の異なるカラー出力の微妙な差異(デバイス差)を補正するCMS(Color Management System;カラー管理システム)を搭載することが望ましい。
〔構成Bの機能構成〕
次に、構成Bのシステムの機能構成を説明する。図3は、構成Bのシステムにおいて、DFE装置500からBEP装置600を介して画像形成装置11にデータを送信する場合のデータの流れに着目した概念ブロック図である。
図3に示すように、DFE装置500は、クライアント端末400からPDLで記述された印刷データ(以下PDLデータという)を受け取り、そのPDLデータを一旦順次格納するデータ格納部509と、データ格納部509からPDLデータを読み出して解釈しページ単位のイメージデータ(ラスタデータ)を生成(ラスタライズ)するRIP処理部510と、このRIP処理部510にて生成されたイメージデータを所定のフォーマットにしたがって圧縮(符号化)する圧縮手段としての圧縮処理部530と、を備える。この圧縮処理部530の後段には、インターフェース部542が設けられており、圧縮処理部530により圧縮されたイメージデータはこのインタフェース部542を介して出力される。
また、RIP処理部510では、PDLデータを展開してイメージデータを生成するため、RIP処理部510には、PDL解釈部およびイメージャとして機能するデコンポーザ、所謂RIPエンジンが組み込まれている。圧縮処理部530は、RIP510からのイメージデータを圧縮し、圧縮済のイメージデータをBEP装置600へ即時に転送する。
ここで、本実施の形態においては、DFE装置500に、圧縮率算出手段として、圧縮処理部530によるイメージデータの圧縮率を算出してその結果を示す圧縮率情報をBEP装置600へ送出する圧縮率算出器550が設けられている。この圧縮率算出器550では、圧縮前のイメージデータのデータ量と、圧縮後のイメージデータのデータ量とを比較して圧縮率が算出される。ここでは、イメージデータは印刷ジョブ毎に圧縮され、圧縮率は印刷ジョブ毎に求められる。
一方、BEP装置600は、圧縮済のイメージデータを受け取り保持する画像記憶部605と、画像記憶部605から圧縮済のイメージデータを読み出して、DFE装置500側の圧縮処理部530の圧縮処理に対応する伸張処理をし、この伸張処理済のイメージデータをIOTコア部20側に送出する伸張処理部610と、IOTコア部20の処理性能に依存してBEP装置600の各部やIOTコア部20を制御するプリンタコントローラとして機能する印刷制御部620と、を備える。また、画像記憶部605の前段には、データ受信部601が設けられ、伸張処理部610の後段には、出力側のインターフェース部650が設けられている。
伸張処理部610は、本発明の伸張手段として機能するものであり、圧縮済みのイメージデータを伸張処理する伸張部610Aと、画像記憶部605からイメージデータを読み出して伸張部610Aに入力する入力部610Bと、伸張部610Aによる伸張処理済みのイメージデータを一時的に格納するFIFO形式のメモリ(以下、出力FIFO)610Cと、からなる。
DFE装置500から転送されてきた圧縮済のイメージデータは、データ受信部601で受信されて画像記憶部605に一旦格納された後、画像記憶部605から読み出されて、入力部610Bから一定速度で伸張部610Aに入力される。そして、圧縮済のイメージデータは後述するクロックジェネレータ660Bからのクロック信号に同期して、伸張部610Aにおいて伸張されて出力FIFO610Cに順次格納され、出力FIFO610から順次読み出されてインターフェース部650を介してIOTコア部20へ出力される。
印刷制御部620は、DFE装置500からのジョブチケットを解釈(デコード)、またはGUI部80を介したユーザ指示を受けて、プリントエンジン30や定着器70またはフィニッシャの処理特性に応じて出力形態(ページ内の画像位置、またはページ排出順や向き等)を特定し、特定した出力形態で印刷物が出力されるように、伸張処理部610やプリントエンジン30や定着器70またはフィニッシャ等の各部を制御する。
印刷制御部620には、その機能の一部として、プロセス速度算出部620Aと、ジョブ管理部620Bが設けられている。
プロセス速度算出部620Aは、プロセス速度算出手段(または算出手段)として、DFE装置500から入力した圧縮率に基づいて後述する伸張速度算出器660Aで算出された印刷ジョブ毎の伸張速度に基づいて、印刷ジョブ毎にプロセス速度を算出する。ここで算出されたプロセス速度の情報が、画像形成装置11に送信されることにより、画像形成装置11のプロセス速度が、ここで算出されたプロセス速度に設定変更される。印刷制御部620は、後述する伸張速度算出器660Aで算出された印刷ジョブ毎の伸張速度を示す伸張速度情報を記憶する内部メモリ(図示省略)を備え、プロセス速度算出部620Aは、IOTコア部20の最適なプロセス速度を算出する際、該内部メモリから該当する印刷ジョブの伸張速度情報を取り出して、伸張速度情報が示す伸張速度に基づいて算出する。例えば、圧縮率が高く算出された伸張速度が低速となった場合には、算出されるプロセス速度は高速になり、圧縮率が低く算出された伸張速度が高速となった場合には、算出されるプロセス速度は低速になる。ここでは、伸張速度と該伸張速度に応じた最適なプロセス速度との関係式が予め設定されており、この関係式により最適なプロセス速度が求められる。
また、ジョブ管理部620Bは、管理手段として、プロセス速度算出部620Aで算出されたプロセス速度から、プロセス速度が同一の印刷ジョブのイメージデータが連続して伸張されて出力されるように管理する。これにより、画像形成装置11に対して、同一のプロセス速度の印刷ジョブのイメージデータが連続して送信されることとなり、IOTコア部20では、同一プロセス速度の印刷ジョブをまとめて印刷処理することができる。
また、BEP装置600には、伸張速度算出手段(または算出手段)として、DFE装置500から圧縮率情報を受け取り、該圧縮率情報で示されている圧縮率に基づいて、伸張処理部610の伸張速度を制御する伸張速度制御部660が設けられている。伸張速度制御部660は、伸張速度算出器660A、及びクロックジェネレータ660Bを備えている。伸張速度算出器660Aは、画像記憶部605から入力部610Bを介して一定速度で取り込んだイメージデータを、圧縮率に応じて伸張部610Aで伸張して出力FIFO610CからIOTコア部20へ出力するために伸張処理部610に要求される伸張速度を算出する。クロックジェネレータ660Bは、伸張速度算出器660Aで算出された伸張速度に応じた所定周波数のクロック信号を生成して、伸張処理部610に送出する。
伸張速度算出器660Aは、DFE装置500からの圧縮率情報及び算出したプロセス速度の情報を記憶する内部メモリ(図示省略)を備え、伸張処理部610でイメージデータの伸張を行う際に、該当する印刷ジョブの圧縮率情報に基づいて、イメージデータを圧縮率情報が示す圧縮率に応じて伸張してIOTコア部20へ出力するための伸張処理部610の伸張速度を求める。なお、本実施の形態では、伸張速度算出器660Aでは、伸張処理部610の伸張速度に対応する値として、クロックジェネレータ660Bで生成するクロック信号の周波数を求めるようになっている。
また、ここでは、圧縮率と圧縮率に応じた最適な伸張速度(クロック信号の周波数)との関係式が予め設定されており、この関係式により最適な伸張速度が求められる。
クロックジェネレータ660Bは、伸張速度算出器660Aで求められた周波数のクロック信号を生成して、画像記憶部605及び入力部610Bに供給する。伸張部610A及び出力FIFO610Cは、クロックジェネレータ660Bから供給されたクロック信号の周波数に応じた速度で作動する。したがって、イメージデータはクロック信号の周波数に応じた速度で伸張されて出力FIFO610Cから出力される。
前述したように圧縮率情報は印刷ジョブ毎の圧縮率を示すものであるので、印刷ジョブに応じてクロックジェネレータ660Bで生成されるクロック信号の周波数が変化する。
〔作用〕
次に、本実施の形態の作用として、クライアント端末400から入力されたPDLデータを構成Bのシステムにおいて印刷処理する場合の動作について説明する。図4〜図6に、この場合にDFE装置500、BEP装置600、画像形成装置11で行われる処理をそれぞれ示す。
クライアント端末400から入力されたPDLデータはDFE装置500に入力され、データ格納部509に一旦格納される。DFE装置500では、所定タイミングとなると、図4に示す処理を開始する。まず、ステップ100において、入力されたPDLデータをRIP処理部510でRIP処理してページ毎のイメージデータを生成する。
生成されたイメージデータは圧縮処理部530に渡され、次のステップ102では、圧縮処理部530においてイメージデータを印刷ジョブ毎に圧縮すると共に、ステップ104で、圧縮率算出器550において印刷ジョブ毎の圧縮率を算出する。そして、次のステップ106で圧縮処理部530による圧縮済のイメージデータをBEP装置600へと順次送信すると共に、ステップ108で算出した圧縮率を示す圧縮率情報もBEP装置600へ送信する。
DFE装置500は、その後、クライアント端末400から入力されたPDLデータの全印刷ジョブについて圧縮済のイメージデータ及び圧縮率情報の送信が終了するまで、次のステップ110で否定判定されてステップ102に戻り同様の処理を繰り返し実行する。全印刷ジョブについて圧縮済のイメージデータ及び圧縮率情報の送信が処理終了したら、ステップ110で肯定判定されて図4の処理は終了される。
このようにDFE装置500から送信された圧縮済のイメージデータは、BEP装置600において、図5に示すように、ステップ200で受信されて画像記憶部605に格納される。また、圧縮率情報についてはステップ202で受信されて伸張処理部660の伸張速度算出器660A内に記憶される。
ステップ204では、伸張速度制御部660の伸張速度算出器660Aにおいて、圧縮率情報で示されている圧縮率に基づいて印刷ジョブ毎にクロック信号の周波数(伸張速度)を算出する。算出された周波数は、印刷制御部620の内部メモリ及び伸張速度算出器660Aの内部メモリに格納される。更に、印刷制御部620のプロセス速度算出部620Aにおいて、該算出され格納された周波数に基づいて、印刷ジョブ毎にプロセス速度を算出する。算出したプロセス速度は印刷ジョブに対応付けられて印刷制御部620の内部メモリに格納される。
続いて、ジョブ管理部620Bにおいて、ステップ206からステップ210の処理が行われる。ステップ206で、入力したイメージデータにおいて、処理すべき印刷ジョブが複数存在するか否かを判断する。ここでは、入力したジョブチケット及びイメージデータに基づいて判断する。印刷ジョブが複数存在すると判断した場合には、ステップ208で、上記で算出され格納されたプロセス速度を読み出して、プロセス速度が同一の印刷ジョブが存在するか否かを判断する。ここで、プロセス速度が同一の印刷ジョブが存在すると判断した場合には、ステップ210で、同一のプロセス速度の印刷ジョブを束ねる。具体的には、入力部610Bのイメージデータの取り込み順を変更することにより行う。これにより、伸張して出力する印刷ジョブの順番が変更され、プロセス速度が同一の印刷ジョブが連続して伸張されて画像形成装置11に送信されることとなる。
なお、ステップ206及びステップ208で否定判断された場合には、同一のプロセス速度の印刷ジョブを束ねる処理は不要なため、ステップ212に移行する。
ステップ212では、内部メモリに格納されているプロセス速度情報を画像形成装置11に送信する。ここでは、ステップ206で否定判断された場合には、1つの印刷ジョブのみ存在するため、該印刷ジョブに対応付けられているプロセス速度情報が送信される。また、ステップ208で否定判断された場合には、印刷ジョブは複数存在するが、同一のプロセス速度のものは存在しないため、DFE装置500から入力した印刷ジョブの順序における先頭の印刷ジョブに対応付けられたプロセス速度情報が送信される。また、ステップ210で印刷ジョブの順番が変更された場合には、変更後の印刷ジョブの順序における先頭の印刷ジョブに対応付けられたプロセス速度が送信される。
そして、BEP装置600は、印刷制御部620と画像形成装置11(IOTコア部20)との各種制御信号の授受によって、BEP装置600から送信されたプロセス速度でのセットアップが完了したと判断された段階で、次のステップ214に進む。
ステップ214では、ステップ212で送信したプロセス速度の印刷ジョブについて、入力部610Bからイメージデータを順次取り込み、上記で算出した伸張速度で、伸張部610Aでイメージデータを伸張すると共に、出力FIFO610Cで該伸張したイメージデータを画像形成装置11に出力する。伸張部610A及び出力FIFO610Cによる伸張・出力は、クロックジェネレータ660Bにおいて生成するクロック信号の周波数を、該当の印刷ジョブの圧縮率に基づいて上記で算出された伸張速度(周波数)に切り替てから行われる。これにより、イメージデータが印刷ジョブ毎の圧縮率に最適な伸張速度で伸張されて出力される。プロセス速度が同一の印刷ジョブのイメージデータ全てを順次取り込んで伸張して出力した後は、ステップ216に移行する。
ステップ216では、全ての印刷ジョブが送信されたか否かを判断する。プロセス速度が異なる未送信の印刷ジョブが残っている場合には、否定判断されて、ステップ212に戻り、該当の印刷ジョブについて上述と同様の処理を繰り返し実行する。なお、ステップ212では、印刷ジョブの順序において、未送信の印刷ジョブの中の先頭の印刷ジョブに対応付けられたプロセス速度情報が送信される。
このようなイメージデータの伸張及び画像形成装置11への出力が、全ての印刷ジョブについて終了するまで、次のステップ216で否定判定されてステップ212に戻り同様の処理を繰り返し実行する。
BEP装置600では、全印刷ジョブについて伸張及び画像形成装置11への出力がなされたら、ステップ216で肯定判定して図5の処理を終了する。
画像形成装置11(IOTコア部20)では、図6に示すように、ステップ300で、BEP装置600からプロセス速度情報を受信したか否かを判断する。ここで、プロセス速度情報を受信したと判断した場合には、ステップ302で、IOTコア部20のプロセス速度を、受信したプロセス速度情報が示すプロセス速度に設定変更すると共にそれに応じた画質パラメータのセットアップを行う。ステップ300で、否定判断した場合には、ステップ304に移行し、伸張済イメージデータを受信したか否かを判断する。ここで、伸張済イメージデータを受信したと判断した場合には、ステップ306で、受信した伸張済イメージデータを設定されているプロセス速度で印刷する。プロセス速度情報が受信されない間は、IOTコア部20のプロセス速度は設定変更されない。
これにより、画像形成装置11(IOTコア部20)では、同一プロセス速度の印刷ジョブをまとめて印刷処理することができる。
また、同一プロセス速度の印刷ジョブが存在しない場合には、その都度プロセス速度が変更され、各印刷ジョブに最適な速度で印刷処理される。
このように、圧縮率に応じて伸張速度を算出し、算出した伸張速度に応じて画像形成装置11のプロセス速度を算出し変更するようにしたため、画像形成装置11のプロセス速度に、データ転送が間に合わずに白抜けするような事態を防止できると共に、これにより画像に応じた圧縮率で圧縮できるため、一律に高圧縮する場合に比して、画質の劣化を抑え、良好な出力結果を得ることができる。
また、同一のプロセス速度の印刷ジョブが連続して処理されるようにしたため、画像形成装置11のプロセス速度の変更及び画質パラメータのセットアップは、現在設定中のプロセス速度と異なるプロセス速度の印刷ジョブの印刷処理を開始するときにのみ行えばよく、印刷ジョブ毎に行う必要がなくなる。これにより、印刷処理が大幅に効率化する。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記では、DFE装置500と画像形成装置11との間にBEP装置600が設置されたシステムに本発明を適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、図7に示したような画像形成装置11とDFE装置500とから構成されるシステムにも適用可能である。この場合、圧縮済のイメージデータを伸張する手段や伸張速度・プロセス速度を算出する手段は、画像形成装置11へ設けらればよい。すなわち本発明の画像形成支援装置は、画像形成装置と物理的に異なる装置として構成せずに、画像形成装置11上に搭載することもできる。
また、上記では、プロセス速度を、圧縮率に基づいて算出された伸張速度に基づいて算出する例について説明したが、これに限定されず、プロセス速度を圧縮率から直接算出することもできる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成システムの一実施形態を示す図である。 DFE装置およびBEP装置の一実施形態を示すブロック図である。 本実施の形態に係るDFE装置で実行される処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るBEP装置で実行される処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置で実行される処理を示すフローチャートである。 従来の画像形成システムの概略を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
12 IOTモジュール
15 フィードモジュール
17 出力モジュール
18 ユーザインターフェース装置
20 IOTコア部
400、402 クライアント端末
500、502、504、508 DFE装置
510 RIP処理部
530 圧縮処理部
542 インターフェース部
550 圧縮率算出器
600、602、604 BEP装置
601 データ受信部
605 画像記憶部
610 伸張処理部
620 印刷制御部
620A プロセス速度算出部
620B ジョブ管理部
650 インターフェース部
660 伸張速度制御部
660A 伸張速度算出器
660B クロックジェネレータ
740、742、744、746 高速プリンター

Claims (4)

  1. 印刷ジョブを処理してイメージデータを生成する生成手段、前記生成したイメージデータを圧縮する圧縮手段、及び前記圧縮したイメージデータの圧縮率を印刷ジョブ毎に算出する圧縮率算出手段を有する処理装置と、
    前記処理装置で算出された圧縮率に基づいて、前記処理装置から入力した圧縮されたイメージデータの印刷ジョブ毎の伸張速度及び印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出する算出手段、及び前記算出された伸張速度で前記入力したイメージデータを伸張する伸張手段を有する画像形成支援装置と、
    前記画像形成支援装置で伸張されたイメージデータに基づいて、前記画像形成支援装置で算出されたプロセス速度で画像を形成する画像形成装置と、
    を備えた画像形成システム。
  2. 前記画像形成支援装置に、前記算出したプロセス速度が同一の印刷ジョブが連続して処理されるように管理する管理手段を更に設けた請求項1記載の画像形成システム。
  3. 圧縮されたイメージデータを入力し、所定のプロセス速度で画像を形成する画像形成装置に出力する画像形成支援装置であって、
    入力したイメージデータの圧縮率に基づいて、該イメージデータの印刷ジョブ毎の伸張速度を算出する伸張速度算出手段と、
    前記圧縮率または前記算出された伸張速度に基づいて、前記画像形成装置が画像を形成するときの印刷ジョブ毎のプロセス速度を算出するプロセス速度算出手段と、
    前記算出された伸張速度で前記入力したイメージデータを伸張する伸張手段と、
    を備えた画像形成支援装置。
  4. 前記算出したプロセス速度が同一の印刷ジョブが連続して処理されるように管理する管理手段を更に設けた請求項3記載の画像形成支援装置。
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