JP4274004B2 - 画像形成装置及び画像形成支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成支援装置に係り、例えばカラー複写機、ファクシミリ、またはプリンタ等、記録媒体上に画像を形成する所謂印刷機能を有する画像形成装置、及び画像形成装置の画像形成を支援する画像形成支援装置に関する。
従来の印刷(例えばオフセット印刷)では、写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版(刷版)等の中間成果物を生成し、これら中間成果物を元に印刷や製本等を行っていた。近年、DTP(DeskTop Publishing /Prepress)の普及によって、DTPデータから直接印刷する「ダイレクト印刷」または「オンデマンド印刷」が知られている。DTPでは、ページレイアウトをコンピュータ上で処理して得た印刷データを印画紙や製版フィルム等に形成し、これに基づいて刷版を作成して印刷する処理が普及している。また、中間成果物を生成せずに電子データにより直接刷版を形成するCTP(Computer To Plate)も注目されている。このような印刷処理に用いることが可能なものとして、プリンタ装置や複写装置等の印刷機能を備えた画像形成装置が知られている。近年の画像形成装置は、画質向上が高まると共にカラー化され、例えば、電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラープリンタ装置は、高品質かつ高速な画像形成が可能である。この画像形成装置では、印刷データを受け取り刷版等を生成せずに印刷物を出力することができる。
図8は、従来の画像形成システムの概略図である。図8(A)に全体構成図を示すように、画像形成システムは、画像形成装置11と、画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE(Digital Front End Processor)装置とから構成されている。また、図8(B)にはデータの流れを示した。
DFE装置は、描画機能とプリンタコントローラ(印刷制御装置)機能とを備えており、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された印刷データをクライアント端末から順次受け取り、この印刷データをラスターイメージに変換(RIP処理;Raster Image Process)し、さらにRIP処理済みのイメージデータ及び印刷枚数や用紙サイズ等の印刷制御情報(ジョブチケット)を画像形成装置11に送り、画像形成装置11のプリントエンジンや用紙搬送系を制御して、画像形成装置11に印刷処理を実行させる。すなわち、画像形成装置11の印刷動作は、DFE装置によるプリンタコントローラによって制御される。印刷データは、カラー印刷用の基本色の、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色と、ブラック(K)とを合わせた4色(YMCK)分が画像形成装置11に送られる。
画像形成装置11は、電子写真プロセスを利用して画像を印刷用紙に記録するもので、IOT(Image Output Terminal)モジュール12、IOTモジュール12に連結されたフィードモジュール(FM;Feeder Module;給紙モジュール)15、出力モジュール17、タッチパネル等を含んで各種データの入力支援をするためのユーザインターフェース装置18、を備えている。IOTモジュール12は、YMCK分のトナーカートリッジ24が搭載されたトナー供給部22と、IOTコア部20とを有する。IOTコア部20は、光走査装置や感光体ドラム等を有するプリントエンジン(印字ユニット)30を色毎でかつベルト回転方向に一列に配置した所謂タンデム構成になっており、プリントエンジン30を制御する電気回路等を収容する電気系制御収納部39を備えている。IOTコア部20では、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルト43に転写(1次転写)した後、トナー像を印刷用紙に転写(2次転写)することにより、YMCKの各色トナー像が多重転写される。中間転写ベルト43上に転写された画像(トナー像)は、所定のタイミングでフィードモジュール15から搬送されてきた印刷用紙上に転写され、定着器(Fuser)70によりトナー像が用紙上に溶融定着される。その後、排紙処理装置72を経由して機外へ排出される。また、両面印刷時には、片面に印刷済みの用紙が排紙トレイ(スタッカ)74に一時的に保持され、排紙トレイ74から引き出され、反転搬送路49を介して反転されて再度IOTコア部20に渡される。
このシステムを用いた場合、画像形成処理(プリント処理)の高性能化や高速化の要求(例えば、100枚〜200枚/分以上のカラー印刷)を実現するためには、画像形成装置の対応のみならず、RIP処理や出力側の画像記録部に対する印刷制御部分であるプリンタコントローラ(DFE装置)も高速・高性能化が必要である。
ところが、DFE装置は、クライアント端末からのPDLデータに対するRIP処理だけでなく、印刷ジョブに従ったページ再配置(昇順/降順の並び替え、両面印刷時の処理ページ順決定、フィニッシャ対応の位置づらし等)や、プリントエンジンや定着器等の出力側の処理特性に応じたデータ変換(例えばグレイバランスや色ズレ校正等)等の、付加処理も実行するようになっている。付加処理を実行するためには画像形成装置の特性に合わせた高度な処理が必要となるが、該処理を実行しつつ高速・高性能化を実現するために、従来はDFE装置と画像形成装置11との間を専用の通信プロトコルで接続した専用かつ独立の装置構成を採用していた。
しかしながら、専用の装置を個別に用意する必要があり、システム全体がコスト高になるとともに、汎用性にかけていた。
そこで、近年、出力側に依存した制御をするプリンタコントローラ機能を備えた画像形成支援装置(バックエンドプロセッサ)をDFE装置(フロントエンドプロセッサ)及び画像形成装置の間に設け、該画像形成支援装置がフロントエンドプロセッサから送られたイメージデータを受け取ると、出力側の処理特性に応じて順次イメージデータを画像形成装置へ送るとともに、画像形成装置を制御して印刷処理をさせるシステムも提案されている。これにより、クライアントからの要求に基づく出力形態に適合した処理やリカバリ処理などをする際には、フロントエンドプロセッサと無関係に、対応することができる。
ところで、上記従来の電子写真方式の画像形成装置では、低濃度部においては、黒ドットが現像できずに飛び気味になり、ハイライト部(低濃度部)の再現性が悪化する、という問題を抱えている。
このような問題を解決するために、濃淡2種類のトナーを用意し、低濃度部分には淡トナーを用いて画像を形成することにより低濃度の再現性を向上させる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−231279号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、濃淡2種類のトナーを用意しなければならず、それによりマシンサイズも巨大化し、コスト高となってしまう等の問題が生じる。また、従来の画像形成支援装置を用いたシステムにおいても、同様の問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低濃度領域の再現性を向上させることができる画像形成装置及び画像形成支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、2値化データによって表された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、前記領域内に含まれる画像データによって形成される画像の濃度が所定値以下の低濃度になるか否かを、濃度判断の対象となる領域内に含まれる画像データ、及び該濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを用いて判断する判断手段と、前記判断手段によって濃度が前記低濃度になると判断された低濃度領域に含まれる画像データの黒データが、該低濃度領域内で1箇所に集中して配置されるように、該低濃度領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、前記編集手段で編集された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、を含んで構成されている。
すなわち、本発明の画像形成装置は、2値化データによって表された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する。ここで、分割処理の対象となる画像データは、2値化データによって表される画像データであれば特に限定されず、白黒画像の画像データであってもよいし、カラー画像のCMYK色毎の画像データであってもよい。
分割処理後は、判断手段により各領域内に含まれる画像データによって形成される画像の濃度が所定値以下の低濃度になるか否かが、濃度判断の対象となる領域内に含まれる画像データ、及び該濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを用いて判断される。
ここで、該所定値は、上記本発明の画像形成装置においては、装置の処理特性(低濃度領域の再現能力)に応じた値を予め設定しておいてもよい。例えば、黒データが孤立して配置された通常の階調パターンで印刷したときに現像されずに画像が飛んでしまう濃度を所定値として予め設定しておくことができる。
濃度が低濃度になると判断された低濃度領域の各々については、再現可能な状態になるように(画像が飛ばないように)該低濃度領域に含まれる画像データが編集される。具体的には、該低濃度領域に含まれる画像データの黒データが、該低濃度領域内で1箇所に集中して配置されるように、該低濃度領域に含まれる画像データが編集される。このとき、黒データの数は変更されないため、階調性は維持される。
また、本発明の画像形成支援装置は、2値化データによって表された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置の画像形成を支援することができる画像形成支援装置であって、前記画像形成装置によって再現不可能な濃度のうちの最大濃度を取得すると共に、前記画像形成装置によって前記再現不可能な濃度の画像を再現可能な状態にするために黒データを1箇所に集中して配置させて画像を形成するときの黒データの集中度のうちの最低集中度を前記再現不可能な各濃度毎に取得する取得手段と、2値化データによって表された画像データを複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、前記領域内に含まれる画像データによって形成される画像の濃度が前記取得手段により取得された前記最大濃度以下の低濃度になるか否かを、濃度判断の対象となる領域内に含まれる画像データ、及び該濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを用いて判断する判断手段と、前記判断手段によって濃度が前記低濃度になると判断された低濃度領域に含まれる画像データの黒データが、前記取得手段により取得された前記低濃度の画像の濃度に対応する集中度に応じて該低濃度領域内で1箇所に集中して配置されるように、該低濃度領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、前記編集手段で編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力手段と、を含んで構成されている。
このように編集された画像データに基づいて、画像が形成される。
従って、本発明によれば、低濃度領域の黒データが、各低濃度領域内において1箇所に集中して配置されるように画像データが編集されるため、低濃度領域の再現性を向上させることができる。
なお、領域の再現性は、領域の周辺部分の濃度にも影響を受けることがあるため、濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを含めて低濃度か否かを判断することにより、確実性高く再現性の低い領域を判断して各領域の画像データを編集することができる。
また、上記本発明の画像形成装置において、前記所定値は、前記画像形成手段によって再現不可能な濃度のうちの最大濃度であって、前記判断手段は、前記濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データの重み付けを、前記最大濃度の値に応じて変化させ、前記濃度が低濃度になるか否かを判断することができる
なお、上記本発明の画像形成支援装置においては、前記判断手段は、前記濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データの重み付けを、前記取得手段により取得された前記最大濃度の値に応じて変化させ、前記濃度が低濃度になるか否かを判断することができる
以上のように、本発明によれば、低濃度領域については、黒データが密に配置されるように画像データを編集するようにしたため、低濃度領域の再現性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔画像形成システム〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの全体概略構成を示す図である。画像形成システムは、汎用の通信プロトコルによる高速LAN(Local Area Network)を備えており、高速LANには例えばページ記述言語(PDL)で記述された電子データ(印刷データ)を入力するためのクライアント端末400,402が接続されている。クライアント端末400,402は、異なるオペレーティングシステム(OS)下で各種アプリケーションプログラムを実行可能なコンピュータである。この高速LANには、原稿の画像を読み取りその画像データを出力するスキャナ装置410も接続されている。また、高速LANには、DFE装置500,502,504,506,508、詳細を後述する本発明の画像形成支援装置としてのBEP(Back End Processor:バックエンドプロセッサ)装置600,602,604、電子データで直接刷版を作成するCTP装置702が接続されている。
CTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710において印刷がなされる。また、このCTP装置702に並列的に(高速LANに)BEP装置600が接続される。このBEP装置600には画像形成装置11と同様の高速プリンタ746が接続される。
また、高速LANに接続されたBEP装置604の出力側には、出力機730、同様の構成の高速プリンター740,742、CTP装置700が接続されている。出力機730、高速プリンター740、742からはプリント出力がなされ、CTP装置700では刷版が作成される。また、DFE装置502は、BEP装置602を介して同様の構成のプリンタプルーファ720,722に接続されている。プリンタプルーファ720,722は印刷のための出力確認用のものであり、画像形成装置として機能する場合がある。
また、DFE装置504は高速プリンター744に接続され、DFE装置504と高速プリンター744とはオンデマンド印刷処理を担当する部門を担っている。DFE装置506は出力機732に接続され、DFE装置508は大型出力機750に接続されている。DFE装置506と出力機732からなる構成及びDFE装置508と大型出力機750からなる構成は、従来の画像形成装置の構成と同様である。
本実施の形態の画像形成システムでは、CTPと、POD(プリントオンデマンド)の機能を有する装置を同一のシステム内に混在可能な構成である。これは、本実施の形態にかかるBEP装置が、クライアントからの印刷データがラスタデータに変換(RIP処理)された後のデータを、各種処理する機能を備えているためである。
〔構成例〕
上記構成による画像形成システムにおいて、本発明の実施形態について説明を簡単にするために、刷版を作成して印刷する構成と、刷版作成なしに印刷する構成との代表例を、一実施形態として説明する。すなわち、クライアント端末400、DFE装置500、CTP装置700、及びプレス装置710の装置を利用して画像を形成する場合の構成A、クライアント端末400、DFE装置500、BEP装置600、及び高速プリンタ746(画像形成装置11)の装置を利用して画像を形成する場合の構成B、について説明する。
なお、DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えるが、本実施の形態では、画像形成装置11に依存した印刷制御機能を果たすプリンタコントローラ機能を要求しない。すなわち、DFE装置500は、主にRIP処理の機能のみを有する構成でよい。
図2は、本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示す図である。すなわち、クライアント端末400で印刷指示した画像をDFE装置500でRIPして、CTP装置702で刷版を作成した後にプレス装置710で印刷する構成Aと、RIPされた画像をBEP装置600を介して高速プリンタ746(画像形成装置11)で印刷する構成Bとを本発明に係る画像形成システムの一実施形態として説明する。図2(A)は本実施形態で構成Aと構成Bからなるシステム構成の概略を示し、図2(B)は、構成Bによる接続例を示している。
〔構成A〕
構成Aは、刷版を作成するCTP装置702と、このCTP装置702に印刷データを出力し刷版作成の指示をするDFE装置500と、CTP装置702で作成された刷版を用いて印刷するプレス装置710と、からシステムを構成する。
この構成Aは、従来の印刷処理と同様のため、詳細な説明を省略するが、DFE装置500は、フロントエンドプロセッサ(FEP:Front End Processor)部や、フロントエンジンによるROP(Raster OPeration)処理によりクライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備える。そして、DFE装置500では、刷版を作成するために、主にRIP処理のみを実行する。このRIP処理されたラスタ画像(圧縮)のラスタデータにより、CTP装置702で刷版が作成される。このCTP装置702で作成された刷版を用いてプレス装置710で印刷媒体に画像がプレスされ、印刷がなされる。
なお、上記構成Aでは、高速LANに、CTP装置702を接続し、DFE装置500からの印刷データで刷版を作成する場合を説明したが、CTP装置702をBEP装置600を介して接続してもよい(図1のBEP装置604と、CTP装置700の構成)。この場合には、以下の構成Bで説明するように、DFE装置500からの印刷データによりBEP装置600において画像形成装置11などの下流側装置に依存する処理を行ってデータ出力する。この下流側装置として、CTP装置700を採用したときに、BEP装置600は、そのCTP装置700に依存する処理を行ってデータ出力する。
〔構成B〕
次に、構成Bは、画像形成装置11と、この画像形成装置11に印刷データを渡し印刷指示をするDFE装置500と、画像形成装置11とDFE装置500との間に設けられるBEP装置600からシステムを構成する。
画像形成装置11は、IOTモジュール(IOT本体)12と、フィード(給紙)モジュール(FM;Feeder Module)15と、出力モジュール17と、パソコン(PC)等のユーザインターフェース装置18とを備える。なお、フィードモジュール15は、多段構成としてもよい。また、必要に応じて、各モジュール間を連結する連結モジュールを設けてもよい。また、出力モジュール17の後段に、フィニッシャ(Finisher:後処理装置)モジュールを接続してもよい。フィニッシャモジュールとしては、例えば、用紙をスタック処理し、1個所以上を綴じるステープラを備えたもの、またはパンチ孔を穿設するパンチング機構を備えたもの等がある。
DFE装置500は、クライアント端末400からのデータをラスタデータに変換(RIP処理)し、その変換後のラスタ画像を圧縮処理する機能を備えて、主にRIP処理をする。このデータは、BEP装置600により処理されて画像形成装置11へ出力される。
BEP装置600は、画像形成装置11に依存した処理の制御機能を有するが、この制御機能は、ユーザインターフェース装置18により指示してもよく、予め定めておいてもよい。ユーザインターフェース装置18により指示する場合、ユーザインターフェース装置18は、キーボード等の入力デバイスやユーザに画像を提示しつつ指示入力を受け付けるGUI(Graphic User Interface)機能を有し、画像形成装置11に依存した処理を指示するように構成すればよい。
BEP装置600は、DFE装置に保持しておいたRIP処理済みのデータを利用することで、効率的な高速出力を可能としている。すなわち、BEP装置600は、DFE装置500から受け取った印刷制御情報に基づいてコマンドコード(Command Code)を生成し、画像形成装置11内の各部の処理タイミングをエンジン特性に応じて制御する。また、BEP装置600は、IOTモジュール12やフィードモジュール15または出力モジュール17等のエンジン特性に適合するようにスプール(Spool)処理を完結させてからIOTモジュール12に画像データを渡す。
例えば、DFE装置500からBEP装置600には、RIP処理が施されたラスタベース画像を含むデータが送られる。このデータとしては、TIFF(Tagged Image File Format)フォーマット等の圧縮されたラスタベースの画像ファイルデータの他、印刷部数、両面/片面、カラー/白黒、合成印刷、ソートの有無、ステープラの有無等印刷制御情報等が含まれる。
なお、回転(Rotation)、1枚の用紙内へのページ割付(N−UP)、リピート処理、用紙サイズ合わせ、デバイス差を補正するCMS(Colour Management System ; カラー管理システム)、解像度変換、コントラスト調整、圧縮率指定(低/中/高)等のRIP処理と関わりのある処理は、DFE装置500にて処理し、その制御コマンドをBEP装置600へは通知しない(非通知)。
また、コレーション(帳合い)、両面印刷、スタンプ・パンチ・ステープラ等のフィニッシャ装置または用紙トレーと関わりのある位置合わせ処理、排出面(上下)合わせ、グレーバランスや色ズレ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理等、画像形成装置11の処理特性と関わりの強いもの(IOT依存の処理)に関しては、その制御コマンドをDFE装置500がスルーすることで、BEP装置600にて処理する。
このように、本実施形態のDFE装置側は1つのジョブ(JOB)をエンジン特性に依存せずRIP処理した順にBEP装置側へ一方的に転送し、BEP装置側で印刷用にページ再配置をする。
図3は、DFE装置500と画像形成装置11との間にBEP装置600を介在させたときのデータの流れに着目した概念ブロック図である。
DFE装置500は、クライアント端末400から印刷すべき原稿の画像がPDLで記述された印刷データ(以下PDLデータという)を受け取り、2値画像データ作成部510で、該PDLデータを解釈しページ単位の画像データ(ラスタデータ)を生成(ラスタライズ)する。更に生成した画像データを所定のフォーマットにしたがって圧縮し、図示しないインターフェース部を介してBEP装置600に送出する。なお、ここでは、カラー印刷のためのCMYK各色毎に画像データを生成する。2値画像データ作成部510により生成される画像データは、白データ(0)と黒データ(1)の2値化データにより構成される2値画像データであり、該2値画像データに含まれる黒データにより、網点の黒ドットが形成される。
一方、BEP装置600は、エリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、出力装置特性取得部618、及び送受信部620を備える。なお、送受信部620とエリア分割部610との間には、図示しない伸張部が設けられている。伸張部は、DFE装置500から受信した圧縮された画像データを伸張して、エリア分割部610に送出する。
エリア分割部610は、DFE装置500にて印刷ジョブやプリントエンジン30の処理特性に無関係に処理された(例えばプリントエンジン30の処理速度に非同期で処理された)2値化された画像データを、複数エリアに分割する。網点面積率計算部612は、エリア分割部610により分割されたエリアの各々に含まれる画像データにより形成される各画像の網点面積率(濃度)を計算する。補正有無判断部614は、網点面積率計算部612により計算された濃度に基づいて、各エリアに含まれる画像データを補正(編集)する必要があるか否かを判断する。画像編集部616は、補正有無判断部614によって補正する必要があると判断されたエリアの画像データを補正(編集)する。ここで、エリア内で黒データが密に配置されるように画像データが編集されるが、該処理についての詳細は後述する。
送受信部620は、LAN上の各装置と通信するためのインタフェースであり、DFE装置500や画像形成装置11と通信を行う。具体的には、画像編集部616により編集された画像データを画像形成装置11に送信したり、画像形成装置11から後述する濃度データを受信したり、DFE装置500から送信された2値画像データを受信したりする。
出力装置特性取得部618は、送受信部620を介して画像形成装置11の出力に関する処理特性に関する情報を取得し、該処理特性を補正有無判断部614及び画像編集部616に供給する。
上述のBEP装置600のエリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、出力装置特性取得部618は、画像形成装置11(IOTコア部20)の処理性能に依存してBEP装置600の他の構成部やIOTコア部20を制御するプリンタコントローラの機能の一部として構成される。ここでは、プリンタコントローラは、マイクロコンピュータで構成され、それぞれの機能(処理)を実行するための処理ルーチンのプログラムは、該マイクロコンピュータ内の図示しないROMに記録されている。
なお、エリア分割部610、網点面積率計算部612、補正有無判断部614、画像編集部616、及び出力装置特性取得部61を、それぞれの機能を有するハードウェアで構成してもよい。
〔動作〕
ここで、以上のように構成された画像形成システムの各構成部の動作を説明する。
まず、BEP装置600の出力装置特性取得部618は、印刷処理を行う画像形成装置11の処理特性を取得する。処理特性を取得するタイミングは画像形成装置11に送信するべき画像データを編集する前の段階であれば特に限定されない。また、取得方法としては、例えば、クライアント端末400から印刷を行うように指定された画像形成装置11について、指定がある度に該画像形成装置11から取得するようにしてもよいし、LAN上で接続可能な複数種類の画像形成装置11についてその処理特性を予め取得して不図示の記憶手段に記憶しておき、クライアント端末400から指定がある度に、該記憶手段から該当の画像形成装置11の処理特性を読み出すようにしてもよい。ここでは、後者の場合を例に挙げて説明する。
図4(A)は、BEP装置600の出力装置特性取得部618により実行される、画像形成装置11の処理特性を取得する処理ルーチンを示すフローチャートである。図4(B)は、図4(A)の処理ルーチンに応じて画像形成装置11で実行される、濃度データ送信処理ルーチンを示すフローチャートである。
まずBEP装置600において、ステップ800で、最低濃度の第1階調パターンの2値画像データを生成し、ステップ802で、該生成した階調パターンを送信する。
画像形成装置11では、ステップ820で、BEP装置600から送信された階調パターンを受信したか否かを判断する。受信した場合には、ステップ822で、階調パターンを印字して、ステップ824で、スキャナ等の読取り装置(不図示)により、印字した階調パターンを読取り、該読み取った階調パターンの濃度を読み取る。ステップ826では、該読み取った濃度のデータをBEP装置600に送信する。
BEP装置600では、ステップ804で画像形成装置11から濃度データを受信したか否かを判断する。受信した場合には、ステップ806で、もとの階調パターン(この時点では、ステップ800で生成した第1階調パターン)と、受信した濃度データとを比較して、再現状態を判断する。ステップ808では、再現されない領域が存在するか否かを判断する。再現されない領域(白飛びしている領域)があると判断した場合には、ステップ810で、第1の階調パターンより1ランク濃度をアップした次の階調パターンの2値画像データを生成する。生成後は、ステップ802に戻り、上記と同様に、画像形成装置11に生成した階調パターンを送信する。
画像形成装置11では、次の階調パターンについてステップ820からステップ826まで上記と同様の処理を実行する。続いて、BEP装置600側は、上述と同様に、画像形成装置11から受信した濃度データと、もとの階調パターン(上記ステップ810で生成された階調パターン)とを比較して、再現されない領域があるか否かを判断し、再現されない領域があれば、更に1ランク濃度をアップした次の階調パターンの2値画像データを生成して、上記と同様の処理を繰り返す(ステップ802〜810)。
一方、ステップ808で、再現されない領域が存在しないと判断した場合には、ステップ810で、このときの階調パターンの濃度より1ランク下の濃度を再現不可能な低濃度の閾値として不図示の記憶手段に保存する。
以上説明した処理により、BEP装置600は、画像形成装置11が、どの程度の低濃度まで白飛びせずに再現可能であるかを把握することができる。
なお、上記で処理特性を把握するために生成された階調パターンは、図5の(B)に示されるように黒データ(黒ドット)が孤立した状態に配置された階調パターンであるが、上記閾値以下の低濃度であっても、図5(C)に示されるように該黒ドットが通常より密に配置されるように画像データを変更することにより、再現不可能な状態から再現可能な状態にすることができる。この再現可能となる密の度合いも、画像形成装置11の種類によって異なるため、出力装置特性取得部618は、上記図4に示した処理ルーチンと同様の流れで、各濃度毎に密の度合いが異なる階調パターンを繰り返し生成し、再現可能となるか否かの判断を繰り返して、再現可能となったときの密の度合いを、上記記憶手段に記憶しておく。
このようにして、出力装置特性取得部618は、画像形成装置11の処理特性を取得して記憶する。
次に、図6を参照しながら、BEP装置600で行われる、再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンについて説明する。本処理ルーチンは、クライアント端末400から印刷処理を行う画像形成装置11が指定されたときに起動する。なお、図示は省略するが、画像形成装置11が指定されたときに、上記記憶手段から該画像形成装置11の処理特性(再現不可能な濃度の閾値等)が読み出され設定される。
ステップ900では、DFE装置500から2値画像データを受信したか否かを判断する。受信した場合には、該受信した画像データを上記マイクロコンピュータのRAM上に展開する。ステップ902では、エリア分割部610の機能により2値画像データのエリア分割を行う。図5(A)は、2値画像データにより形成される画像が複数のエリアに分割された状態を示しており、複数のエリアの各々に含まれるように2値画像データが複数個に分割される。
ステップ904では、網点面積率計算部612の機能により、上記分割したエリアの網点面積率(濃度)を計算する。この時点では、RAM上の画像データに対するポインタは、先頭エリアの画像データのアドレスを指し示している。従って、先頭エリアの網点面積率が計算される。ステップ906では、補正有無判断部614の機能により、上記算出した網点面積率(濃度)が、所定値以下であるか否かを判断する。この所定値は、画像形成装置11が指定されたときに設定された閾値である。網点面積率が所定値以下であれば、再現不可能な低濃度のエリアであると判断でき、ステップ908で、画像編集部616の機能により、該エリアが再現可能な階調パターンになるように、該エリアに含まれる画像データを編集する。具体的には、図5(B)に示されるように各黒ドットが孤立した階調パターンが、図5(C)に示されるように、各黒ドットが、密に配置されるような階調パターンとなるように画像データを編集する。
密の度合いは、上記記憶手段に保存されている密の度合いを参照し、該画像形成装置11で再現可能となるような度合いまで黒ドットの配置を密に変更する。なお、黒ドットは、エリア内の1カ所に集中するように配置されていればよく、その位置は、中心付近であってもよいし縁辺付近であってもよい。
また、ここでは、エリア内における黒ドットの配置を変更しただけであって、配置数は変更していないため、該エリアの濃度は保存される。これにより、形成される画像の色味は変更されない。
一方、ステップ906で、網点面積率(濃度)が、所定値を越えていると判断した場合には、ステップ908の編集処理は行わずに、ステップ910に移行する。
ステップ910では、分割した全エリアをチェックしたか否かを判断する。全エリアをチェックしていないと判断した場合には、ステップ912で、ポインタを次のエリアの画像データのアドレスに移動する。これにより、ステップ904では、該ポインタが指し示すエリアの網点面積率が算出される。その後は、上記と同様に、全エリアに対する濃度のチェックが終了するまでステップ904から912までの処理を繰り返す。
ステップ910で全エリアをチェックしたと判断した場合には、ステップ914で、編集した2値画像データを、画像形成装置11に送信する。2値画像データを受信した画像形成装置11では、該画像データに基づいて画像を形成する。画像形成装置11で受信された2値画像データは、低濃度のエリアでは黒ドットが密に配置されるように編集されたものであるため、ハイライト部を良好に再現することができる。
以上説明したように、低濃度のエリアに含まれる画像データを、該画像データの黒ドットが密に配置されるように編集するようにしたため、低濃度部の再現性を向上させることができる。また、複数のエリアに分割して、各エリア毎に低濃度であるか否かを判断して画像データを編集するようにしたため、画像の粒状性の悪化を防止できる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で様々な設計上の変更を行うことができる。
例えば、上述した実施の形態では、網点面積率を計算する場合に、分割したエリア内に含まれる画像データのみを用いて計算し、該計算結果に基づいて低濃度か否かを判断する例について説明したが、エリアの周辺部分に存在する画像データを含めて、網点面積率を計算し、該計算結果に基づいて低濃度か否かを判断するようにしてもよい。
図7に、エリアの周辺部分に存在する画像データ(黒ドット)を含めて計算する方法の一例を示す。図7(A)に示されるように、入力した2値画像データを複数のエリア毎に分割する。ここでは、図7(B)に示されるように、該分割されたエリアのうち、濃度判断の対象となるエリア(注目エリアA1)の画像データと、注目エリアA1の周辺部分のエリアの一部(重ね合わせエリアA2)に含まれる画像データとを用いて、注目エリアA1の網点面積率を算出し、低濃度か否かを判断する。また、重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドットの重み付けを、注目エリアA1に含まれる黒ドットの重み付けと異ならせて網点面積率を計算する。
具体的には、重ね合わせエリアA2の黒ドット数をYとし、画像形成装置11の低濃度部に対する再現能力に応じた重み付け係数をNとして、以下の式によって、注目エリアA1に含めるべき黒ドット数Xを求める。
X=Y/N (Xは小数点以下切り捨て)
これにより求められた黒ドット数Xを、注目エリアA1の黒ドット数に加算して、網点面積率を計算する。
例えば、重み付け係数を3とすると、図7(B)に示される例では、重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドット数は3であるから、注目エリアA1に含めるべき黒ドット数Xは、1となる。従って、注目エリアA1に含まれる黒ドット数7に1を加算した8を用いて、網点面積率を計算する。
ここで計算された網点面積率により注目エリアA1が低濃度であるか否かが判断され、低濃度であると判断された場合には、図7(C)に示されるように、注目エリアA1の画像データが編集される。
なお、重み付け係数Nは、画像形成装置の低濃度部に対する再現能力に応じて決定され、例えば、上記出力装置特性取得部618により取得される低濃度の閾値が低いほど、すなわち、低濃度部に対する再現能力が高いほど、重み付け係数Nの値を小さくし、閾値が高いほど、重み付け係数Nの値を大きくする。
各エリアの再現性は、周辺のエリアの濃度にも影響するため、上記のように注目エリアA1だけでなく、周辺の重ね合わせエリアA2に含まれる黒ドットを含めて網点面積率を計算することにより、より精度高く編集対象のエリアを判断することができる。
なお、上述した実施の形態では、BEP装置600が、2値画像データを編集する例について説明したが、画像形成装置11自体に、エリアを分割して濃度を判断し、編集処理を行う機能を設け、BEP装置600を介さずに2値画像データを受信する構成であってもよい。このような構成によっても、上述と同様の効果が得られる。具体的には、一般的なIOTコア部20の制御部の構成に、上述の図3で示したBEP装置600の構成を加えればよい。なお、このような構成の場合には、低濃度の閾値、及び再現性を向上させる密の度合いについては、上記で説明したように予め実験等により求めておき、固定的に設定しておけばよい。また、画像形成装置11の経時的変化により再現能力が変化する場合には、例えば装置のメンテナンス毎に実験を行い、設定値を変更する等により対応することができる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成システムの一実施形態を示す図である。 DFE装置およびBEP装置の一実施形態を示すブロック図である。 図4(A)は、BEP装置の出力装置特性取得部により実行される画像形成装置11の処理特性を取得する処理ルーチンを示すフローチャートであり、図4(B)は、図4(A)の処理ルーチンに応じて画像形成装置で実行される濃度データ送信処理ルーチンを示すフローチャートである。 画像データを分割して、各画像データの黒データを密に配置する方法を示した巣説明図である。 BEP装置で行われる、再現不可能な低濃度のエリアの画像データを編集する処理ルーチンを示すフローチャートである。 エリアの周辺部分に存在する画像データ(黒ドット)を含めて計算する方法の一例を示す説明図である。 従来の画像形成システムの概略を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
400 クライアント端末
500 DFE装置
510 2値画像データ作成部
600 BEP装置
610 エリア分割部
612 網点面積率計算部
614 補正有無判断部
616 画像編集部
618 出力装置特性取得部
620 送受信部
700 CTP装置
710 プレス装置
720 プリンタプルーファ
730 出力機
740 高速プリンター
750 大型出力機

Claims (4)

  1. 2値化データによって表された画像データを、複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、
    前記領域内に含まれる画像データによって形成される画像の濃度が所定値以下の低濃度になるか否かを、濃度判断の対象となる領域内に含まれる画像データ、及び該濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを用いて判断する判断手段と、
    前記判断手段によって濃度が前記低濃度になると判断された低濃度領域に含まれる画像データの黒データが、該低濃度領域内で1箇所に集中して配置されるように、該低濃度領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、
    前記編集手段で編集された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記所定値は、前記画像形成手段によって再現不可能な濃度のうちの最大濃度であって、
    前記判断手段は、前記濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データの重み付けを、前記最大濃度の値に応じて変化させ、前記濃度が低濃度になるか否かを判断する請求項記載の画像形成装置。
  3. 2値化データによって表された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置の画像形成を支援することができる画像形成支援装置であって、
    前記画像形成装置によって再現不可能な濃度のうちの最大濃度を取得すると共に、前記画像形成装置によって前記再現不可能な濃度の画像を再現可能な状態にするために黒データを1箇所に集中して配置させて画像を形成するときの黒データの集中度のうちの最低集中度を前記再現不可能な各濃度毎に取得する取得手段と、
    2値化データによって表された画像データを複数の領域の各々に含まれるように複数個に分割する分割手段と、
    前記領域内に含まれる画像データによって形成される画像の濃度が前記取得手段により取得された前記最大濃度以下の低濃度になるか否かを、濃度判断の対象となる領域内に含まれる画像データ、及び該濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データを用いて判断する判断手段と、
    前記判断手段によって濃度が前記低濃度になると判断された低濃度領域に含まれる画像データの黒データが、前記取得手段により取得された前記低濃度の画像の濃度に対応する集中度に応じて該低濃度領域内で1箇所に集中して配置されるように、該低濃度領域に含まれる画像データを編集する編集手段と、
    前記編集手段で編集された画像データを前記画像形成装置に出力する出力手段と、
    を含む画像形成支援装置。
  4. 前記判断手段は、前記濃度判断の対象となる領域に隣接する領域の画像データの重み付けを、前記取得手段により取得された前記最大濃度の値に応じて変化させ、前記濃度が低濃度になるか否かを判断する請求項記載の画像形成支援装置。
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