JP2005273850A - ベルト式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ベルト式無段変速機の変速制御装置に関し、変速性能を確保しながら、変速比の急変に伴うベルトスリップを効果的に防止できるようにする。
【解決手段】 プライマリプーリ21と、セカンダリプーリ22と、前記両プーリに巻回された無端ベルト23とを備えるとともに、変速比を制御する変速比制御手段31と、該変速比の単位時間あたりの変化量を変速速度として検出する変速速度検出手段38と、該変速速度が予め設定された所定値以上になったときに、変速比制御手段31による変速比制御の進行を抑制することにより、該変速速度を抑制する変速速度抑制手段40とを備え、変速速度抑制手段40は、該変速速度に応じて該変速比制御の進行を抑制する抑制量を設定することで、該変速速度を抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、急変速によるベルトスリップを防止したベルト式無段変速機の変速制御装置に関する。
近年、無段変速機が変速比を連続的に制御することで変速ショックを回避できる点や優れた燃料消費効率を実現できる点に着目されており、特に、無段変速機をそなえた車両の開発が盛んに行なわれている。現在実用化されている無段変速機としては、ベルト式無段変速機とトロイダル型無段変速機とがあり、一般に比較的出力の小さいエンジンにはベルト式無段変速機が用いられ、大出力エンジンにはトロイダル型無段変速機が用いられている。
ベルト式無段変速は、エンジンの出力軸に連結されるプライマリプーリと、駆動輪につながるセカンダリプーリと、両プーリに巻回されるベルトとから構成され、エンジンで発生した動力は、ベルトを介してプライマリプーリからセカンダリプーリへ伝達され、そして駆動輪に伝達されるようになっている。この際、通常は、セカンダリプーリには伝達トルクなどの基本特性に合わせて設定された油圧(セカンダリ圧)を作用させてベルトへのクランプ力を与えておき、プライマリプーリ側に作用させる油圧(プライマリ圧)を調整することで変速比(プライマリプーリとセカンダリプーリとの各有効半径比)を制御して変速を行う。
一般に、このような変速制御では、車速やスロットル開度に基づいて、プライマリプーリの目標回転速度を設定して、プライマリプーリの実回転速度がこの目標回転速度になるように、プライマリ圧を制御するようになっている。つまり、プライマリ圧の制御量は、プライマリプーリの実回転速度と目標回転速度との偏差によって決定され、実回転速度と目標回転速度との偏差が大きくなれば、プライマリ圧の制御量が大きくなって変速速度(変速比の変化速度)も速くなる。
したがって、アクセルオフで惰性運転しているようなときに急にアクセルペダルを踏み込むと、目標回転速度がスロットル開度に応じた高い値に設定されるので、実回転速度と目標回転速度との偏差が急激に大きくなり、変速速度は極めて速くなる。このとき、変速速度が速い方がきびきびとした加速が可能となり、変速性能上望ましいが、変速速度があまりにも速すぎると、変速比の急変によりベルトがスリップを起こしてしまい、最悪の場合にはプーリとベルトとが損傷してしまうおそれがある。
このようなベルトのスリップを防止するために、例えば、特許文献1に記載の技術では、ベルト式無段変速機の変速制御装置において、変速速度が予め設定された所定値以上になったときに、変速比制御の進行を抑制することによって変速速度を抑制する変速速度抑制手段を備えた構成が記載されている。
具体的には、プライマリ圧の大きさをフィードバック制御によって補正しながら制御を行う変速制御装置において、変速速度がベルトスリップの発生しない上限変速速度に近い閾値V0を超えたときに、フィードバック補正量のうち、プライマリプーリの機械的な応答遅れ等によって、プライマリ圧の変化に対して実回転速度の上昇にタイムラグが生じた場合の油圧制御の補正量(例えば、積分補正量や比例補正量や微分補正量)をゼロにリセットする。このような構成により、変速速度が閾値V0以下のときには、フィードバック制御の補正によって変速性能を向上させることができ、変速速度が閾値V0を超えたときには、フィードバック制御の補正量を減少させて、変速速度の上昇を抑制することができるようになっている。
特開2001−304389号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では変速速度を抑制しきれない場合がある。例えば、上述のように、応答遅れ等によってプライマリプーリの実回転速度が目標回転速度よりも若干低い状態において急激に目標回転速度が増大した場合には、フィードバック補正量を減少させることによって油圧制御量も減少させることができ、変速速度の上昇を抑制することができるが、逆に、プライマリプーリの実回転速度が目標回転速度よりも若干高い状態において急激に目標回転速度が増大した場合には、フィードバック補正量がマイナスの値で与えられることがあるため、フィードバック補正量を減少させたとしても、変速速度の上昇を抑制する効果を得ることができないことがある。
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、変速性能を確保しながら、変速比の急変に伴うベルトスリップを効果的に防止できるようにした、ベルト式無段変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
上記目標を達成するため、本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項1)は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、前記両プーリに巻回された無端ベルトとを備えるとともに、該プライマリプーリと該セカンダリプーリとの変速比を制御する変速比制御手段と、該変速比の単位時間あたりの変化量を変速速度として検出する変速速度検出手段と、該変速速度検出手段により検出された該変速速度が予め設定された所定値以上になったときに、該変速比制御手段による変速比制御の進行を抑制することにより、該変速速度を抑制する変速速度抑制手段とを備え、該変速速度抑制手段は、該変速速度に応じて該変速比制御の進行を抑制する抑制量を設定することで、該変速速度を抑制することを特徴としている。
また、該変速速度抑制手段は、該予め設定された所定値以上の範囲において、該抑制量を該変速速度の関数として設定することが好ましく(請求項2)、または、該変速速度に応じて、該抑制量を段階的に設定することが好ましく(請求項3)、さらに、該変速速度が大きいほど、該抑制量を大きく設定することが好ましい(請求項4)。
また、該変速比制御手段は、該プライマリプーリの回転速度相当値が運転状態に応じた目標値となるように該目標値と該回転速度相当値との偏差に基づき、該プライマリプーリの油圧制御系をフィードバック制御するフィードバック制御手段として構成され、該変速速度抑制手段は、該変速速度に応じて、該フィードバック制御手段で用いられるフィードバック補正量が減少するように該抑制量を変化させることが好ましい(請求項5)。
また、変速基準値(すなわち、プライマリプーリの目標値としてのデューティ制御量)が初期状態(変速機が初めて使用されてから間もない状態等)において低デューティ側へずれている変速機では、変速基準値の学習が収束するまでの間において、該変速速度抑制手段の制御が実施されることが好ましい。例えば、該プライマリプーリの該目標値としてのデューティ制御量と実際のプライマリ圧に対応するデューティ制御量との差分を学習し補正する学習値補正手段を備え、該プライマリプーリの該目標値としてのデューティ制御量が実際のプライマリ圧に対応するデューティ制御量よりも小さく設定される(低デューティ傾向を持つように設定される)ことが好ましい。
本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項1)によれば、変速速度に応じて変速比制御の進行を抑制する抑制量を設定するため、変速速度が予め設定された所定値から超過した度合に応じて変速速度を抑制することができ、自動変速機の変速性能を確保しながら、変速比の急変によるベルトスリップを効果的に防止することができる。
また、本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項2)によれば、変速速度と変速比制御の進行を抑制する抑制量との対応関係が明確となり、正確な制御を実現できる。
また、本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項3)によれば、構成が簡素となり、変速比制御を容易なものとすることができる。
また、本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項4)によれば、変速比の急変の度合に応じて大きな抑制量が設定されるため、ベルトスリップを確実に防止することができる。
また、本発明のベルト式無段変速機の変速制御装置(請求項5)によれば、変速速度に応じて、変速比制御の進行を抑制する抑制量としてのフィードバック補正量を減少させるため、例えば、アクセルオフで惰性運転しているときに急激にアクセルペダルを踏み込んだ場合や、プーリの機械的な応答遅れに対して、効果的に変速速度を抑制することができ、自動変速機の変速性能を確保しながら、変速比の急変によるベルトスリップを効果的に防止することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図8は本発明の一実施形態としてのベルト式無段変速機の変速制御装置を示すもので、図1は本装置を備えた車両の動力伝達系及び制御系を説明するための模式的構成図、図2は本装置における変速比制御の機能を説明するための機能ブロック図、図3は本装置にかかる変速比制御の制御マップを示す図、図4,図5は本装置による制御内容を説明するための制御フロー図、図6は本装置による制御の効果を示すグラフであり(a)は変速制御用ソレノイドへ出力される実変速デューティDの変動を示すグラフ、(b)はプライマリプーリとセカンダリプーリとの変速比の変動を示すグラフ、(c)はその変速速度の変動を示すグラフ、図7は本装置における変速基準デューティ算出部における構成を示す機能ブロック図、図8は本発明の変形例としてのベルト式無段変速機の変速制御装置の機能ブロック図である。
まず、本実施形態にかかる車両の動力伝達機構について説明すると、図1に示すように、本実施形態にかかる車両は前輪駆動型車両であり、エンジン1から出力された回転は無段変速機2により変速されて前輪3,3に伝達されるようになっている。
無段変速機2は、トルクコンバータ(トルコン)4,正転反転切換機構5,ベルト式無段変速機構6,減速機構7及び差動機構(フロントデフ)8から構成されている。トルコン4はエンジン1の出力軸1aに連結され、エンジン1の回転はトルコン4を介して正転反転切換機構5に伝達され、さらに正転反転切換機構5を介してベルト式無段変速機構6に伝達されるようになっている。そして、ベルト式無段変速機構6において適宜変速された後、減速機構7を介して差動機構8に伝達され、左右の前輪3,3へ分配されるようになっている。なお、トルコン4,正転反転切換機構5,減速機構7及び差動機構8は一般的な構成であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
ベルト式無段変速機構6は、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22とベルト23とから構成され、正転反転切換機構5からプライマリシャフト24に入力された回転は、プライマリシャフト24と同軸一体のプライマリプーリ21からベルト23を介してセカンダリプーリ22へ入力されるようになっている。プライマリプーリ21,セカンダリプーリ22はそれぞれ一体に回転する2つのシーブ21a,21b,22a,22bから構成されている。それぞれ一方のシーブ21a,22aは軸方向に固定された固定シーブであり、他方のシーブ21b,22bは油圧ピストン21c,22cによって軸方向に可動する可動シーブになっている。
上記の油圧ピストン21c,22cには、オイルタンク41内の作動油をオイルポンプ42で加圧して得られる制御油圧が供給されるようになっている。具体的には、セカンダリプーリ22の油圧ピストン22cには、調圧弁(ライン圧調整弁)43により調圧されたライン圧PLが加えられ、プライマリプーリ21の油圧ピストン21cには、調圧弁43により調圧された上で流量制御弁(変速比調整弁)44により流量調整された作動油が供給されるようになっている。そして、セカンダリプーリ22に供給された作動油はベルト23のクランプ用の油圧(セカンダリ圧)として作用し、プライマリプーリ21に供給された作動油は変速比調整用油圧(プライマリ圧)PPとして作用するようになっている。なお、オイルポンプ42はエンジン1の出力軸1aから取り出された回転により駆動されている。
次に、本実施形態にかかる車両の制御系について説明すると、上述した動力伝達機構はECU(電子制御コントロールユニット)30により統合制御されるようになっている。
本実施形態では、車両の運転状態に関する各種情報を検出する検出手段として、プライマリプーリ21の回転速度(プライマリ回転速度)NPを検出するプライマリ回転センサ51,セカンダリプーリ22の回転速度(セカンダリ回転速度)NSを検出するセカンダリ回転センサ52,ライン圧PLを検出するライン圧センサ53,プライマリ圧PPを検出するプライマリ圧センサ54,スロットル13のスロットル開度θSを検出するスロットル開度センサ55等がそなえられている。なお、エンジン回転速度(エンジン1の出力軸の回転速度)は、プライマリ回転センサ51で検出されるプライマリ回転速度NPから算出することができる。また、車速(車両の走行速度)は、セカンダリ回転センサ52で検出されるセカンダリ回転速度NSから算出することができる。
ECU30にはこれらの各種センサ51〜55からの検出信号が入力されるようになっており、ECU30では、これらの検出信号及び選択信号に基づいてエンジン1と無段変速機2とを制御する。特に、無段変速機2の制御においては、各プーリ21,22への油圧供給系にそなえられた調圧弁43や流量制御弁44を制御する。なお、調圧弁43はライン圧制御用ソレノイド43Aを電気信号によりデューティ制御することにより、また、流量制御弁44は変速制御用ソレノイド44Aを電気信号によりデューティ制御することによって制御される。
具体的には、ECU30には、上述の流量制御弁44の制御(変速比制御)を行う変速比制御部(変速比制御手段)31と、調圧弁43の制御(ライン圧制御)を行うライン圧制御部32とが設けられている。なお本実施形態においては、変速比制御部31が、プライマリプーリ21の油圧制御系である流量制御弁44をフィードバック制御するフィードバック制御手段として構成されている。
図2に示すように、変速比制御部31は、目標プライマリ回転設定部33,減算器34,PID制御部35,変速基準デューティ算出部36,加算器37,変速速度演算部38及び変速速度抑制判定部39及び変速速度抑制部40から構成されている。
各機能要素について説明すると、目標プライマリ回転設定部33は、車両の車速に対応したパラメータ〔ここでは、車速に対応するセカンダリプーリ22の回転速度(セカンダリ回転速度)NS〕とエンジン1の負荷(ここでは、スロットル開度θS)とからプライマリプーリ21の目標回転速度NPOを設定する手段である。ここでは、図3に示す制御マップM1から目標プライマリ回転速度NPOを決定している。
制御マップM1中において、目標プライマリ回転速度NPOはスロットル開度θSが大きいほど高くなるように設定されており、全負荷相当状態(スロットル開度θSが100%)のときに最大になる。また、制御マップM1中に示すFL線は変速比が最大(すなわち、フル・ロー)のときの変速線であり、OD線は変速比が最小(すなわち、オーバー・ドライブ)のときの変速線である。目標プライマリ回転速度NPOは、このFL線とOD線とで挟まれる領域内で設定されることになる。
アクセルペダルを戻してスロットル開度θSを全閉状態にしたときには、目標プライマリ回転速度NPOはOD線上で設定される。そして、車速(すなわち、セカンダリ回転速度NS)の低下とともに目標プライマリ回転速度NPOもOD線に沿って減少設定される。ただし、セカンダリ回転速度NSが所定値NS1以下のときには、目標プライマリ回転速度NPOはOD線から外れて所定値NP1に維持される。
減算器34は、プライマリ回転センサ51で検出されたプライマリプーリ21の実際の回転速度(実プライマリ回転速度)NPと目標プライマリ回転速度NPOとの偏差ΔNP(=NPO−NP)を算出する算出手段である。算出した偏差ΔNPはPID制御部35に出力される。
PID制御部35は、減算器34で算出された偏差ΔNPにPID制御による補正を施す手段である。具体的には、PID制御部35は、比例制御(P制御)によるフィードバック補正量を算出する比例補正量算出部60,積分制御(I制御)によるフィードバック補正量を算出する積分補正量算出部61,微分制御(D制御)によるフィードバック補正量を算出する微分補正量算出部62,各フィードバック補正量を加算する加算器63をそなえている。
比例補正量算出部60では、偏差ΔNPに所定の比例制御ゲインKPを乗算することにより比例補正量(比例制御によるフィードバック補正量)DFP(=KP×ΔNP)を算出している。積分補正量算出部61では、偏差ΔNPに所定の積分制御ゲインKIを乗算したものを積分することにより積分補正量(積分制御によるフィードバック補正量)DFI〔=∫(KI×ΔNP)dt〕を算出している。また、微分補正量算出部62では、偏差ΔNPに所定の微分制御ゲインKDを乗算したものを微分することにより微分補正量(微分制御によるフィードバック補正量)DFD〔=d(KD×ΔNP)/dt〕を算出している。なお、各ゲインKP,KI,KDはプライマリ回転速度NP,セカンダリ回転速度NS及び油温等をパラメータとして設定される。そして、各補正量算出部60〜62で算出された各補正量DFP,DFI,DFDは加算器63で加算され、フィードバック補正量DF(=DFP+DFI+DFD)として加算器37に出力される。
加算器37には、上記フィードバック補正量DFに加え、変速基準デューティ算出部36から変速基準デューティDBASEが入力されるようになっている。変速基準デューティDBASEは、現在の変速比を保持するのに必要な油圧(プライマリ圧)を供給するためのデューティである。変速基準デューティ算出部36では、後述の通り、ライン圧センサ53で検出されたライン圧PLを予め記憶されたマップを用いてデューティに変換し、さらに油温,変速比(NP/NS),入力トルク及びエンジン回転速度NEに応じた補正を施すことによって変速基準デューティDBASEを算出している。この加算器37では、この変速基準デューティDBASEに上記フィードバック補正量DFが加算され、変速デューティDD(=DBASE+DF)として変速速度抑制部40に出力される。
変速基準デューティ算出部36は、図7に示すように、ライン圧センサ53で検出されたライン圧PLをデューティに変換する変換器71と、そのデューティを補正するための油温補正部76,学習値補正部77,回転補正部78及び外乱補正部79を備えて構成されている。これらの補正部76〜79は、各々、油温,プライマリ圧PP,エンジン回転速度NE,入力トルクと変速比NP/NSを入力されて、それぞれのパラメータに応じたデューティの補正値を演算するようになっている。具体的には、各パラメータに対するデューティの補正値を対応させたマップを、実験等に基づいて予め作成し、このマップを用いて各補正値を算出するようにしてもよい。そして、各補正値は、変換器71から出力されたデューティに対して加算器72〜75において加算されるようになっている。
なお、学習値補正部77は、車両の停止状態(ただし、変速レバーがDレンジに操作されている状態)において、変速基準デューティ算出部36自身が算出した変速基準デューティDBASE(すなわち、プライマリプーリの目標値としてのデューティ制御量)と、車両の変速比をフル・ロー状態(変速比最大)に維持している実際のプライマリ圧に対応するデューティ(すなわち、実際のプライマリ圧に対応するデューティ制御量)との差分を学習値として記憶し、その学習値に応じた補正を行うようになっている(なお、この学習値に応じた補正についても、予め設定された、学習値と補正値との対応マップを用いて行われるようにしてもよい)。
また、初期状態(変速機が初めて使用されてから間もない状態等)においては、変速基準デューティ算出部36において算出される変速基準ディーティDBASEは、低デューティ傾向を持つように設定されるとともに、学習値補正部77が学習によって変速基準ディーティDBASEを加算補正するようになっている。つまり、実際のプライマリ圧に対応するデューティと比較して、変速基準デューティDBASEはやや小さい値として算出され、その差分を学習値として記憶し蓄積するようになっている。これにより、変速機の個体差によって生じる変速基準デューティDBASEの算出結果のばらつきを吸収できるようになっている。
変速速度抑制部(変速速度抑制手段)40では、加算器37から入力された変速デューティDDに所定の係数を乗じて実変速デューティDを算出し、変速制御用ソレノイド44Aへ出力する。ここで、変速速度抑制部40は、実変速デューティDを算出するための所定の係数を、変速速度に応じて(具体的には、変速デューティ抑制信号に応じて)設定することができるようになっており、これについては後述する。なお、所定の係数とは、変速比制御部31において算出された変速デューティDDと実際に変速制御用ソレノイド44Aの制御に用いる実変速デューティDとの比率を示すものであり、変速デューティDDにこの所定の係数を乗じることによって変速デューティDDを減少させて実変速デューティDを算出している。つまりここでは、実際に変速制御用ソレノイド44Aを制御するためのデューティの大きさを、それが変速制御用ソレノイド44Aへ出力される直前において、一括して減少させることができるようになっている。
そして、変速制御用ソレノイド44Aが変速速度抑制部40から入力された変速デューティDに応じて流量制御弁44を駆動することにより、プライマリプーリ21の実プライマリ回転速度NPが目標プライマリ回転速度NPOに近づくように、プライマリ圧が調整される。
次に、変速速度演算部(変速速度検出手段)38及び変速速度抑制判定部39について説明する。
これらの機能部は、変速速度、すなわち変速比の変化速度があまりにも速い場合に、変速速度を抑制することによってベルトスリップを防止するために機能する。このため、まず、変速速度演算部38ではプライマリ回転センサ51で検出されるプライマリ回転速度NP及びセカンダリ回転センサ52で検出されるセカンダリ回転速度NSから変速速度を演算している。すなわち、ここではプライマリ回転センサ51及びセカンダリ回転センサ52は変速速度演算部38とともに変速速度を検出する変速速度検出手段を構成している。
なお、ベルトスリップの防止の判断基準に変速速度を使用するのは次の理由による。すなわち、ベルトスリップは、ベルト23の半径方向の移動速度と関係しており、この移動速度が所定速度を超えると、ベルトスリップが発生する。
このベルト23の移動速度は上記の変速速度と1対1で対応している。したがって、変速速度を判断基準として用いることによりベルトスリップを精度良く判断することができるのである。これに対し、例えばエンジン加速度を用いた場合には、エンジン加速度はベルト23の半径方向の移動速度と直接関係していないため、同じエンジン加速度でも車速によってはベルト23の半径方向移動速度は変わってしまう。したがって、エンジン加速度ではベルトスリップの防止の判断基準としては不適切である。
具体的には、まず、変速速度演算部38は、所定の計算周期毎にプライマリ回転速度NPとセカンダリ回転速度NSとの比、すなわち変速比Ratio(=NP/NS)を算出している。そして、前回周期で算出した変速比RatioOLDとの偏差ΔRatio(=Ratio−RatioOLD)を算出し、この偏差を計算周期Δtで割算することにより変速速度Vratio(=ΔRatio/Δt)を算出している。
変速速度抑制判定部39では、変速速度演算部38で検出された変速速度Vratioに応じて、変速比制御の進行を抑制する抑制量を変化させるように設定することで、変速速度Vratioを抑制する。本実施形態においては、変速速度演算部38で算出された変速速度Vratioが予め設定された所定の複数の閾値以上の大きさか否かが段階的に判定され、その判定結果に基づいて、PID制御部35及び変速速度抑制部40において変速速度の抑制制御が実施されるようになっている。
まず、変速速度抑制判定部39は、変速速度Vratioが第1閾値(予め設定された所定値)RATlimit1以上であるか否かが判定される。この第1閾値RATlimit1は、ベルトがスリップする限界の変速速度(変速速度の許容値)よりも十分小さな値として設定されており、例えば特許文献1に記載の技術では、ベルトスリップが発生しない上限変速速度に近い値として閾値V0が実験等から求められて設定されるようになっているが、本実施形態においては、複数の閾値が設定されており、まず第1閾値RATlimit1は上記の閾値V0よりも小さい値として設定されている。
ここで、変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1未満であると判定された場合には、PID制御部35及び変速速度抑制部40へ何も信号を出力しないが、変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1以上であると判定されると、変速速度抑制判定部39は、PID制御部35及び変速速度抑制部40へ第1変速デューティ抑制信号を出力するようになっている。つまり、変速速度が第1閾値未満である場合にはベルトがスリップするおそれがないものとして、通常通りの変速制御を実施し、変速速度が第1閾値以上である場合に、変速速度を抑制する制御を実施する。
さらに、変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1よりも大きく変速速度の許容値よりも小さい値として設定されている第2閾値RATlimit2以上であるか否かが判定される。変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2未満であると判定された場合には、その時点での変速速度Vratioは第1閾値RATlimit1から第2閾値RATlimit2の範囲に収まっていることになるため、前述の変速速度Vratioと第1閾値RATlimit1との比較判定を繰り返し行う。一方、変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2以上であると判定された場合には、変速速度抑制判定部39は、PID制御部35及び変速速度抑制部40へ第2変速デューティ抑制信号を出力する。そしてさらに、変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2よりも大きく変速速度の許容値よりも小さい値として設定されている第3閾値RATlimit3以上であるか否かを判定する。この場合、変速速度Vratioが第3閾値RATlimit3未満であれば、変速速度Vratioと第2閾値RATlimit2との比較判定を繰り返し行い、変速速度Vratioが第3閾値RATlimit3以上であれば、PID制御部35及び変速速度抑制部40へ第3変速デューティ抑制信号を出力する。
このように、変速速度抑制判定部39は、変速速度Vratioの大きさの度合を段階的に判定するとともに、その段階に応じた変速デューティ抑制信号を出力するようになっている。この変速デューティ抑制信号による変速速度Vratioの抑制制御の詳細については後述する。
なお、本実施形態においては、第1閾値RATlimit1,第2閾値RATlimit2及び第3閾値RATlimit3の3つの閾値よって変速速度Vratioの大きさの度合を段階的に判定し、3種類の変速デューティ抑制信号を出力するようになっているが、変速速度Vratioの大きさの度合を判定する段階数は任意である。例えば、変速速度の大きさの度合を連続的に判定し、判定値に応じた抑制制御を実施するようにしてもよい。
PID制御部35及び変速速度抑制部40へ上述のような変速デューティ抑制信号が入力されると、その抑制信号に応じた変速速度の抑制制御が実施される。
まず、PID制御部35においては、変速ディーティ抑制信号が入力されていない場合には、通常の制御として、上述の通り、比例補正量算出部60,積分補正量算出部61及び微分補正量算出部62の各々の制御部で算出された各補正量を加算してフィードバック補正量DFを算出するが、第1変速デューティ信号が入力されると、フィードバック補正量DFが減少するように設定されるようになっている。このとき、本実施形態においては、比例補正量算出部60,積分補正量算出部61及び微分補正量算出部62の各々の制御部で算出された各補正量を加算した値(以下、フィードバック加算値ともいう)に第1補正ゲインJ1(0<J1<1)を乗じたものをフィードバック補正量DFとして出力するようになっている。また、第2変速デューティ信号が入力された場合には、上記のフィードバック加算値に第1補正ゲインJ1より小さい値として設定された第2補正ゲインJ2を乗じたものをフィードバック補正値DFとして出力し、第3変速デューティ信号が入力された場合には、上記のフィードバック加算値に第2補正ゲインJ2よりもさらに小さい値として設定された第3補正ゲインJ3を乗じたものをフィードバック補正値DFとして出力するようになっている。このように、PID制御部35においては、変速速度に応じて算出されるフィードバック補正量が減少するように設定される。
また、変速速度抑制部40では、変速デューティ抑制信号が入力されていない場合には、変速デューティDDに所定の係数K0を乗じることによって実変速デューティDを算出する(D=K0・DD)通常の抑制制御を実施するが、第1変速デューティ抑制信号が入力されると、第1係数K1を変速デューティDDに乗じて実変速デューティDを算出する(D=K1・DD)ようになっている。また、第2変速デューティ抑制信号が入力されると、第1係数K1よりも小さい値として設定された第2係数K2を変速デューティDDに乗じて実変速デューティDを算出し(D=K2・DD)、さらに、第3変速デューティ抑制信号が入力されると、第2係数K2よりも小さい値として設定された第3係数K3を変速デューティDDに乗じて実変速デューティDを算出する(D=K3・DD)ようになっている。
このように、変速速度抑制部40においても、PID制御部35と同様に、変速速度に応じて変速比制御の進行を抑制する抑制量を設定するようになっている。つまり、変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1以上になると、変速速度Vratioが大きいほど変速デューティDDに乗じる係数が小さくなって実変速デューティDが減少するようになっている(つまり、K3<K2<K1<K0となるように設定されている)。
なお、本実施形態においては、第1係数K1,第2係数K2,第3係数K3の各々が固定値として設定されているが、流量制御弁44の特性に応じて設定されることが好ましく、また、例えば変速比Ratioやプライマリ回転速度NPをパラメータとする関数として設定されてもよい。
本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置は上述のように構成されているので、例えば図4,5に示すフローチャートに示すようにしてベルト式無段変速機の変速制御が行なわれる。
図4に示すフローにおいて、変速比制御部31は、まずステップA10で、セカンダリ回転速度NSとスロットル開度θSとに基づき制御マップから目標プライマリ回転速度NPOを決定する。
続いて、ステップA20で、プライマリ回転センサ51により検出された実際のプライマリ回転速度NPを読み込み、ステップA30で、目標プライマリ回転速度NPOと実プライマリ回転速度NPとの偏差ΔNP(=NPO−NP)基づき、比例積分微分制御によってフィードバック補正量DF(=DFP+DFI+DFD)を算出する。
次に、ステップA40で、変速比Ratio(=NP/NS)をプライマリ回転速度NPとセカンダリ回転速度NSとに基づき算出し、ステップA50で、今回算出した変速比Ratioと前回計算周期に算出した変速比RatioOLDとの偏差ΔRatio(=Ratio−RatioOLD)に基づき、変速速度Vratio(=ΔRatio/Δt)を算出する。そして、ステップA60で、変速デューティ抑制信号を読み込み、ステップA70で、変速デューティ抑制信号に応じた変速速度の抑制制御が実施される。
このフロー過程において、ステップA60で読み込まれる変速デューティ信号は、図5に示すフローによって、変速速度抑制判定部39から出力されるようになっている。つまり、変速比制御部31は、図4及び図5に示すフローを並行して所定のサイクルで繰り返し制御するとともに、互いのフロー過程における算出データや判定結果を相互にやり取りするようになっている。
図5に示すフローにおいて、変速速度抑制判定部39は、まずステップB10において、ステップA50で算出された変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1以上であるか否かを判定する。ここで、Vratio≧RATlimit1である場合には、ステップB20へ進み、変速速度抑制判定部39がPID制御部35及び変速速度抑制部40へ第1変速デューティ抑制信号を出力し、ステップB30へ進む。また、このステップでVratio<RATlimit1である場合には、変速デューティ抑制信号を出力せず、このフローを終了する。
ステップB30では、変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2以上であるか否かを判定する。ここで、Vratio≧RATlimit2である場合には、ステップB40へ進み、変速速度抑制判定部39がPID制御部35及び変速速度抑制部40へ第2変速デューティ抑制信号を出力し、ステップB50へ進む。また、このステップでVratio<RATlimit2である場合には、ステップB10へ戻る。
なお、このステップB30の判定条件が成立しなかった場合に、このフローを終了するように構成したとしても、変速速度抑制判定部39へは第1変速デューティ抑制信号が出力されているため、ステップA60及びステップA70における変速速度の抑制制御は実施されることになる。その場合、変速デューティ信号が更新される周期が、このフローの実施周期に依存して、少なくとも、フローの実施周期よりも長い周期となってしまう。
そのため、本実施形態においては、ステップB30における判定条件が成立しなかった場合にはステップB10へ戻って、変速速度Vratioと第1閾値RATlimit1との比較判定を再度実施するようにして、高度な応答性能を実現しているのである。つまり、変速速度Vratioと閾値との比較判定の周期を可能な限り短縮して、変速速度Vratioの変化に対して応答性良く変速デューティ抑制信号を出力できるようにしているのである。
続いて、ステップB50では、変速速度Vratioが第3閾値RATlimit3以上であるか否かを判定する。ここで、Vratio≧RATlimit3である場合には、ステップB60へ進み、変速速度抑制判定部39がPID制御部35及び変速速度抑制部40へ第3変速デューティ抑制信号を出力し、ステップB50へ戻り、繰り返し変速速度Vratioと第3閾値RATlimit3と比較判定を行う。また、このステップでVratio<RATlimit2である場合には、ステップB30へ戻る。
つまり、図5に示すフローは、変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1未満の場合には、略一定の周期で実施されることになるが(その場合、変速デューティ抑制信号は出力されない)、一旦変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1以上となると、変速デューティ抑制信号が出力されて、再び変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1未満にならない限り終了しないように構成されているのである。
このように、図5に示すフローによって、第1〜第3変速デューティ抑制信号のいずれかの信号が変速速度制御判定部39から出力されて、図4に示すフローのステップA60で読み込まれると、変速デューティ抑制信号に応じた制御がPID制御部35及び変速速度抑制部40で実施される。
まず、PID制御部35は、第1変速デューティ信号が入力されると、フィードバック加算値に第1補正ゲインJ1を乗じたものをフィードバック補正量DFを加算器37へ出力する。また、第2変速デューティ信号が入力されると、フィードバック加算値に第2補正ゲインJ2を乗じたものをフィードバック補正量DFを加算器37へ出力し、第3変速デューティ信号が入力されると、フィードバック加算値に第3補正ゲインJ3を乗じたものをフィードバック補正量DFを加算器37へ出力する。
一方、変速速度抑制部40では、第1変速デューティ抑制信号が入力されると、加算器37から出力された変速デューティDDに第1係数K1を乗じて実変速デューティDを算出して変速制御用ソレノイド44Aへ出力し、流量制御弁44の制御を行う。また、第2変速デューティ抑制信号が入力されると、加算器37から出力された変速デューティDDに第2係数K2を乗じて実変速デューティDを算出して変速制御用ソレノイド44Aへ出力し、流量制御弁44の制御を行い、同様に、第3変速デューティ抑制信号が入力されると、加算器37から出力された変速デューティDDに第3係数K3を乗じて実変速デューティDを算出して変速制御用ソレノイド44Aへ出力し、流量制御弁44の制御を行う。
このように、本実施形態によれば、まず、PID制御部35において、変速速度Vratioが所定の第1閾値RATlimit1以上になった場合には、第1補正ゲインJ1を乗じたフィードバック補正量DF(=DFP+DFI+DFD)が算出されるので、加算器37に出力されるフィードバック補正量DFは、変速速度Vratioが所定の第1閾値RATlimit1未満の場合と比較して低減される。さらに、変速速度Vratioが大きい場合には、変速速度Vratioの大きさの度合に応じてフィードバック補正量DFがより小さくなる。したがって、プライマリプーリ21に供給されるプライマリ圧PPの上昇が抑制され、これにより変速比Ratio(=NP/NS)の変化速度、すなわち変速速度Vratioが抑制されるようになる。
例えば、アクセルオフで惰性運転しているときに急激にアクセルペダルを踏み込んだ場合や、プーリの機械的な応答遅れに対して、効果的に変速速度を抑制することができ、自動変速機の変速性能を確保しながら、変速比の急変によるベルトスリップを効果的に防止することができる。
また、第1閾値RATlimit1,第2閾値RATlimit2及び第3閾値RATlimit3の3つの閾値によって変速速度Vratioの大きさの度合(つまり、変速比の急変の度合)を段階的に判定し、変速速度Vratioが大きいほどフィードバック補正量DFが減少するように(すなわち、抑制量が大きくなるように)設定されているため、簡素な構成で、容易に変速比制御を実施でき、変速速度Vratioが確実に抑制される。
また、PID制御部35における変速速度Vratioの抑制制御と同時に、変速速度抑制部40において、変速速度Vratioが所定の第1閾値RATlimit1を超えた場合には、加算器37から出力された変速デューティDDに第1係数K1を乗じた実変速デューティDが算出されるため、変速制御用ソレノイド44Aに出力される実変速デューティDは、その分だけさらに低減される。したがって、プライマリプーリ21に供給されるプライマリ圧PPの上昇が抑制され、これにより変速比Ratio(=NP/NS)の変化速度、すなわち変速速度Vratioがさらに抑制されるようになる。
また、第1閾値RATlimit1,第2閾値RATlimit2及び第3閾値RATlimit3の3つの閾値によって変速速度Vratioの大きさの度合を段階的に判定し、変速速度Vratioが大きいほど変速デューティDDに乗じる係数が小さくなるように(すなわち、抑制量が大きくなるように)設定されているため、簡素な構成で、容易に変速比制御を実施でき、変速速度Vratioが確実に抑制される。
また、変速速度Vratioの大きさの度合が段階的に判定されるため、変速速度の大きさ(つまり、変速比の急変の度合)に応じた段階的な抑制が可能となり、変速速度が限界の変速速度(変速速度の許容値)を超えることがなく、変速速度の許容限界を保証することができる。
つまり、図6(c)に実線で示すように、時刻t0にドライバによってアクセルペダルが踏み込まれると、変速速度Vratioが増大し始め、図6(a)に示すように、通常の抑制制御として、変速デューティDDに所定の係数K0が乗じられて実変速デューティDが算出される。その後、変速速度がさらに増大し、時刻t1に変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1以上になると、変速デューティDDに所定の係数K0よりも小さい第1係数K1が乗じられて、抑制された実変速デューティDで制御されるようになり(図6(a)に実線で示す)、時刻t2に変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2以上になると、変速デューティDDに所定の係数K1よりも小さい第2係数K2が乗じられ、さらに抑制された実変速デューティDで制御されるようになる。そして時刻t3において変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2未満になると、変速デューティDDに第1係数K1が乗じられた実変速デューティDで制御されるようになり、時刻t4において変速速度Vratioが第1閾値RATlimit1未満になると、通常の抑制制御として、変速デューティDDに所定の係数K0が乗じるようになる。
仮に、時刻t2からt3までの間(すなわち、第2変速デューティ抑制信号によって制御されている状態)において、変速速度Vratioがさらに第3閾値RATlimit3以上(すなわち、第3変速デューティ抑制信号によって制御される状態)になったとすれば、第2閾値RATlimit2によって設定された抑制量が十分ではなかったことになる。しかし本実施形態においては、その時点で第3閾値RATlimit3によって設定された、より大きな抑制量で制御されることになるため、第2閾値RATlimit2による抑制制御が、第3閾値RATlimit3による抑制制御によって保証されることになる。
また、図6に示された例では、第1変速デューティ抑制信号によって制御されている状態において、時刻t2に変速速度Vratioがさらに第2閾値RATlimit2以上(すなわち、第2変速デューティ抑制信号によって制御される状態)になったため、第1閾値RATlimit1によって設定された抑制量が十分ではなかったとされて、その時点で第2閾値RATlimit2によって設定された、より大きな抑制量で制御されているのである。つまり、第1閾値RATlimit1による抑制制御が、第2閾値RATlimit2による抑制制御によって保証されている。
このように、変速速度Vratioの大きさの度合が段階的に判定することによって、各段階毎の変速速度の抑制制御を保証することができるのである(なお、特許文献1に記載されたような従来技術による制御の場合、例えば変速速度Vratioの閾値V0として第1閾値RATlimit1が設定されたとしても、その抑制制御を保証するものがないため、図6(c)に破線(太破線)で示すように、変速速度がその許容値を超えた場合にはベルトスリップを防止することができない)。
また一方、時刻t1からの第1閾値RATlimit1による抑制制御以降に、変速速度Vratioが第2閾値RATlimit2以上にならなかった場合には、第1閾値RATlimit1によって設定された抑制量が十分であったことになる。つまり、時刻t1において、第1閾値RATlimit1によって設定された抑制量が十分でない場合を想定して予め大きな抑制量を設定しておくよりも、十分な抑制量を確保した上でより小さな抑制量によって制御を実施することができ、変速速度の増大によるベルトスリップを効果的に防止しながら、変速性能を確保することができる。結果として、ベルトスリップを効果的に防止しながら、図6(b)に実線で示すように、特許文献1に記載されたような従来技術による制御の場合(破線で示す)と同程度の変速性能を獲得することができる。
また、本実施形態においては、変速基準デューティ算出部36において算出される変速基準ディーティDBASEが低デューティ傾向を持つように設定され、変速デューティと実際のプライマリ圧に対応するデューティとの差分を学習して補正するようになっている。そのため、例えば、アクセルオフで惰性運転しているときに急にアクセルペダルが踏み込まれて、目標回転速度がスロットル開度に応じた高い値に設定され、実回転速度と目標回転速度との偏差が急激に大きくなったとしても、効果的に変速速度を抑制することができ、自動変速機の変速性能を確保しながら、変速比の急変によるベルトスリップを効果的に防止することができる。このように、変速機の初期状態における変速速度の抑制に効果的である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態は、PID制御を実施する変速比制御部31を備えたベルト式無段変速機の変速制御装置に本発明を適用したものとなっているが、図8に示すように(同機能要素に同符号を付加)、変速比制御部31がPID制御を実施しないものについても、本発明を適用することができる。
つまり、通常の変速制御においては、上述の実施形態ように、車速やスロットル開度に基づいて、プライマリプーリの目標回転速度を設定して、プライマリプーリの実回転速度がこの目標回転速度になるように、プライマリ圧をフィードバック制御するものであるが、自動変速機の動作態様として所謂スポーツモードを搭載したものにあっては、シフトアップ・シフトダウン時に素早い変速応答が求められるため、実際のプライマリ圧の制御量を流量制御弁44の機械的な上限値,下限値に設定する上下限設定部70を備え(図8参照)、変速基準デューティ算出部36で算出された変速基準デューティDBASEと上下限設定部70で設定された変速デューティの上限値又は下限値との和を実変速デューティDとして変速制御用ソレノイド44Aへ出力するものがある。
このような場合、PID制御がプライマリ圧の制御量に直接関与していないため、フィードバック補正量を減少させることで変速速度を抑制することはできないが、本実施形態によれば、加算器37から出力される変速デューティDDに変速速度の大きさに応じて設定される係数を乗じることによって実変速デューティDを低減させることができ、プライマリプーリ21に供給されるプライマリ圧PPの上昇を抑制して、これにより変速比Ratio(=NP/NS)の変化速度、すなわち変速速度Vratioを抑制することができる。
また、変速デューティDDに乗じる係数は、変速速度Vratioの大きさの度合が段階的に判定されて設定されるため、変速速度の大きさに応じた段階的な抑制が可能となり、変速速度が限界の変速速度(変速速度の許容値)を超えることがなく、変速速度の許容限界を保証することができる。
また、上述の実施形態においては、第1閾値RATlimit1,第2閾値RATlimit2及び第3閾値RATlimit3の3つの閾値よって変速速度Vratioの大きさの度合を段階的に判定し、3種類の変速デューティ抑制信号を出力するようになっているが、変速速度Vratioの大きさの度合を判定する段階数は任意である。つまり、変速速度Vratioの大きさの度合を判定する段階数を多くすることで、保証された抑制制御を実施できる変速速度Vratioの範囲をより広くすることができる。また、変速速度Vratioの大きさの度合を判定する段階数を多くするとともに、変速速度Vratioの大きさの度合の幅を細かく設定することによって、変速速度Vratioの大きさの度合を連続的に判定するように構成してもよい。この場合においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、変速速度Vratioの大きさの度合と抑制制御との対応付けを関数として設定し、変速速度Vratioの大きさの度合の変動に対して、連続的に抑制制御量を設定してもよい。このように構成することで、変速速度と変速比制御の進行を抑制する抑制量との対応関係が明確となり、正確な制御を実現できる。
また、上述の実施形態においては、変速基準デューティDBASEと実際のプライマリ圧に対応するデューティとの差分を学習,補正する学習値補正部77を備え、変速基準デューティ算出部36において算出される変速基準デューティDBASEが低デューティ傾向を持つように設定されるようになっているが、これらの構成は必須ではない。
なお、上述の実施形態においては、本実施形態にかかる車両として前輪駆動型車両が示されているが、車両の駆動形式は任意であり、例えば、四輪駆動,後輪駆動の車両に本発明を適用可能であることはいうまでもない。
本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置を備えた車両の動力伝達系及び制御系を説明するための模式的構成図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置における変速比制御の機能を説明するための機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置にかかる変速比制御の制御マップを示す図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置による制御内容を説明するための制御フロー図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置による制御内容を説明するための制御フロー図である。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置による制御の効果を示すグラフであり、(a)は変速制御用ソレノイドへ出力される実変速デューティDの変動を示すグラフ、(b)はプライマリプーリとセカンダリプーリとの変速比の変動を示すグラフ、(c)はその変速速度の変動を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかるベルト式無段変速機の変速制御装置における変速基準デューティ算出部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の変形例としてのベルト式無段変速機の変速制御装置の機能ブロック図である。
符号の説明
1 エンジン
1a 出力軸
2 無段変速機
3,3 前輪
4 トルクコンバータ(トルコン)
5 正転反転切換機構
6 ベルト式無段変速機構
7 減速機構
8 差動機構(フロントデフ)
21 プライマリプーリ
21a,21b プライマリプーリのシーブ
21c プライマリプーリの油圧ピストン
22 セカンダリプーリ
22a,22b セカンダリプーリのシーブ
22c セカンダリプーリの油圧ピストン
23 ベルト
24 プライマリシャフト
30 ECU(電子制御コントロールユニット)
31 変速比制御部(変速比制御手段,フィードバック制御手段)
32 ライン圧制御部
33 目標プライマリ回転設定部
34 減算器
35 PID制御部
36 変速基準デューティ算出部
37 加算器
38 変速速度演算部(変速速度検出手段)
39 変速速度抑制判定部
40 変速速度抑制部(変速速度抑制手段)
41 オイルタンク
42 オイルポンプ
43 調圧弁(ライン圧調整弁)
43A ライン圧制御用ソレノイド
44 流量制御弁(変速比調整弁)
44A 変速制御用ソレノイド
51 プライマリ回転センサ
52 セカンダリ回転センサ
53 ライン圧センサ
54 プライマリ圧センサ
55 スロットル開度センサ
60 比例補正量算出部
61 積分補正量算出部
62 微分補正量算出部
63 加算器
70 上下限設定部
71 変換器
72〜75 加算器
76 油温補正部
77 学習値補正部
78 回転補正部
79 外乱補正部

Claims (5)

  1. プライマリプーリと、セカンダリプーリと、前記両プーリに巻回された無端ベルトとを備えるとともに、
    該プライマリプーリと該セカンダリプーリとの変速比を制御する変速比制御手段と、
    該変速比の単位時間あたりの変化量を変速速度として検出する変速速度検出手段と、
    該変速速度検出手段により検出された該変速速度が予め設定された所定値以上になったときに、該変速比制御手段による変速比制御の進行を抑制することにより、該変速速度を抑制する変速速度抑制手段とを備え、
    該変速速度抑制手段は、該変速速度に応じて該変速比制御の進行を抑制する抑制量を設定することで、該変速速度を抑制する
    ことを特徴とする、ベルト式無段変速機の変速制御装置。
  2. 該変速速度抑制手段は、該変速速度が該予め設定された所定値以上の範囲において、該抑制量を該変速速度の関数として設定する
    ことを特徴とする、請求項1記載のベルト式無段変速機の変速制御装置。
  3. 該変速速度抑制手段は、該変速速度が該予め設定された所定値以上の範囲において、該変速速度に応じて、該抑制量を段階的に設定する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のベルト式無段変速機の変速制御装置。
  4. 該変速速度抑制手段は、該変速速度が該予め設定された所定値以上の範囲において、該変速速度が大きいほど、該抑制量を大きく設定する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のベルト式無段変速機の変速制御装置。
  5. 該変速比制御手段は、該プライマリプーリの回転速度相当値が運転状態に応じた目標値となるように該目標値と該回転速度相当値との偏差に基づき、該プライマリプーリの油圧制御系をフィードバック制御するフィードバック制御手段として構成され、
    該変速速度抑制手段は、該変速速度に応じて、該フィードバック制御手段で用いられるフィードバック補正量が減少するように該抑制量を設定する
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベルト式無段変速機の変速制御装置。
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