JP2005266324A - 投射光学装置および投射型画像表示装置 - Google Patents

投射光学装置および投射型画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 第一のカラーホイールと第二のカラーホイールと、カラーホイールの位相を制御する同期装置を備え、スクリーン上の画質を明るさ重視から色再現性重視に切替え可能な投射型画像表示装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 この発明に係る投射型画像表示装置において、回転によって光源からの光を透過特性に応じて着色光に分光する第一のカラーホイールと、回転によって第一のカラーホイールからの着色光を分光する第二のカラーホイールと、第二のカラーホイールを透過した着色光を変調又はスイッチングして映像光を反射する反射表示デバイスと、映像信号入力部からの映像信号に同期するカラーホイールの回転を制御し、画質切替えによりカラーホイールの位相を変化させる同期装置と、反射表示デバイスの駆動を制御する反射駆動制御部とを備える。
【選択図】 図1



Description

本発明は、ランプ光源が発した白色光を、時分割で赤、緑、青に分光するカラーホイールに関し、そのカラーホイールから透過した着色光を反射表示デバイス上に照射し、形成された映像光を投射レンズを介してスクリーン上に拡大投射する投射光学装置及びこれを備えた投射型画像表示装置に関するものである。
従来の投射光学装置の光学系は、白色の集光光を出射するランプ装置と、ランプ装置からの集光光を入射し時分割で着色光に分光するカラーホイールと、カラーホイールを透過した着色光を入射し断面照度分布が均一な光束として出射面から出射する光ミキシング素子と、光ミキシング素子から出射された着色光を屈折させるリレーレンズと、リレーレンズを透過した着色光を入射し映像信号に応じて光を変調又はスイッチングして映像光を反射するデジタルマイクロミラーデバイス(以下、DMDと称す)と、この映像光をスクリーンに拡大投射する投射レンズと、により構成されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、光ミキシング素子の出射面とDMDとは光学的な共役関係になるように設計される。この従来例に用いられるカラーホイールは、透過光の色透過特性が異なる扇状のフィルタセグメントを3色(赤色、緑色、青色の三原色)若しくは4色(白色を追加)備え、これらのフィルタセグメントを相互に接着したディスク形状の構成となっている。ここで、カラーホイールのフィルタセグメントに少なくとも三原色を備える理由は、光の性質上、カラーホイール上の任意の点を円周方向に一周させた場合に、その色情報に偏りが無く、一周の積分値が白色光になる、ということがカラーホイールの色構成を考えるときの条件だからである。また、さらに白色のフィルタセグメントを加える理由は、三原色のフィルタセグメントからの透過光と比べて3倍の光量を持つことから、白い文字の視認性向上や明るい場所でのスクリーン投射に適するからである。
従来の投射型画像表示装置においては、上述の投射光学装置と、外部より入力された映像信号のフレームレートと同期するようにカラーホイールの回転を制御する制御回路と、カラーホイールの回転に同期して基準信号を出力するセンサと、センサからの基準信号を入力してDMDの光変調又はスイッチング処理を制御するDMD制御回路と、DMD制御回路からの制御信号に応じてDMDに入射される着色光の色に対応するカラーデータをDMDに伝送するメモリと、により構成されている(例えば、特許文献2参照)。
このように構成された投射型画像表示装置を用いて外部から入力された映像信号をスクリーンに投射する方法としては、入力された映像信号のフレームレートを制御回路が検出すると、このフレームレートと同期するようにカラーホイールの回転速度を制御する。ランプ装置より出射された白色の集光光が、回転するカラーホイールの3色又は4色の各フィルタセグメントに照射されると、カラーホイールを透過した集光光は各フィルタセグメントの配分に応じて時分割された赤色(以下、Rと称す)、緑色(以下、Gと称す)、青色(以下、Bと称す)、白色(以下、Wと称す)の着色光となる。この時分割された着色光は、断面照度分布が均一の光束となった状態で光ミキシング素子より出射され、リレーレンズで屈折された後、DMDに順番に照射する。このとき、センサよりカラーホイールの回転に同期して基準信号が発信されると、DMD制御回路は基準信号に基づきDMDに照光されているR、G、B、Wの光の色に対応する映像信号のカラーデータをメモリから順番に読み取ると同時に、DMDに対して光変調又はスイッチング処理の制御信号を発信する。DMDは、DMD制御回路からの制御信号により超高速に着色光を変調又はスイッチングして映像信号に応じたR、G、B、Wの映像光を投射レンズに反射する。投射レンズがDMDより入射したR、G、B、Wの映像光を順番にスクリーンに拡大投射する。ここで、色の交代周期が十分に早ければ、これらの色は観測者の脳で合成され、フルカラーの映像として認識される。これにより、目の残像効果を利用して、拡大された映像がスクリーン上に映し出される。このように投射型画像表示装置は目の残像効果を利用したものであるため、時分割でR、G、Bに分光する際、その分割回数が多ければ多いほど、すなわち、分割されたひとつの時間が短ければ短いほど、そのカラー表示は優れたものとなることが経験的に言える。
特開2002−122805号公報(図1) 特開平09−054267号公報(図2)
しかしながら、従来例の投射光学装置及びこれを備えた投射型画像表示装置では、以上のように一枚のカラーホイールを回転させて時分割に着色光を得る構成としているため、例えば三原色のフィルタセグメントを備えたカラーホイールを用いた場合、各フィルタセグメントが所望の色のみを透過し、残りの波長の光を反射してしまう結果として、ランプ光源で発生した光はカラーホイールでその強度を3分の1に減らしてしまう。これにより、反射表示デバイスでは、時間順次とは言え、常に三原色のいずれかの光しか利用することができず、ランプ光源全体の光に対する光利用効率はランプ装置の白色光を再現する場合、最高でも3分の1にしかならない。従い、三原色のフィルタセグメントを備えた一枚のカラーホイールを用いた投射型画像表示装置では、ランプ光源から出射した光を有効に使えず、スクリーンに表示される映像が暗くなってしまうという問題があった。
この問題を解消するため、上述のように三原色にさらに白色を加え4色のフィルタセグメントを備えた一枚のカラーホイールを投射型画像表示装置に搭載する方法が従来採用されていた。この場合、白色のフィルタセグメントからの透過光はR、G、Bの光を全て透過するため、三原色のフィルタセグメントを備えたカラーホイールからの透過光と比較すると3倍の光量を持つWの光となる。このWの光がDMDに入射し、スクリーンにR、G、B、Wの各色の映像が順番に映し出されることで、スクリーン上に表示される映像が明るくなる。また、同様の原理によってR、G、Bの三原色全ての混色により作られる色を表示する場合にも、カラーホイールからのWの透過光を加算することで映像の明るさを稼ぐ方法も従来採用されている。
しかしながら、このような4色のフィルタセグメントを備えた一枚のカラーホイールを搭載した従来例の投射型画像表示装置の場合、R、G、Bの混合比が異なる色、例えばGとBの混合比が少ない赤みの強いWの映像を得ようとする場合には、Wのフィルタセグメントを透過したWの光がさらに加算されると、スクリーン上に表示される映像は結果的に赤みの弱いWとなってしまい、投射型映像表示装置に入力される映像信号とスクリーン上に表示される映像とでは、その再現される色が異なってしまうという問題があった。
このように、白色のフィルタセグメントを備えたカラーホイールを用い、この白色のフィルタセグメントの面積を大きくすればするほど、カラーホイールからの透過光に占めるWの光の割合が増えるため、より一層スクリーンに表示される映像を明るくすることが出来るが、その反面、Wの光の混合比が増える結果として、W以外の色について、投射型画像表示装置に入力された映像信号とスクリーン上に表示される映像との色の差が更に大きくなってしまう。以上より、従来の投射型画像表示装置の構成では、色の明るさ又はその色の再現性のいずれか一方のみを備えた映像がスクリーンに表示されるため、例えば操作者のニーズとして、色の明るさが要求されるデータプロジェクタとして用いる場合、色の再現性が確保されたとしても色の明るさが実現されなければ、スクリーン上のデータを的確に視認することが出来ず、使い勝手が悪くなる。また、色の再現性が要求される屋内でのビデオプロジェクタとして用いる場合、色の明るさが確保されたとしても、相対的にR、G、B領域の面積が減少することにより色の再現性も損なわれてしまう。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、投射光学装置及びこれを備えた投射型画像表示装置において、外部環境や操作者の使用用途等に応じて、スクリーンに表示される映像を明るさ重視から色再現性重視に可逆的に画質切替えすることが可能な投射光学装置及びこれを備えた投射型画像表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係る投射型画像表示装置において、白色の集光光を出射するランプ装置と、色透過特性が異なるフィルタセグメントによりディスク状に構成され、ランプ装置からの白色光を着色光に分光する第一のカラーホイールと、同じく透過特性が異なるフィルタセグメントによりディスク状に構成され、第一のカラーホイールからの着色光を同色または異色の着色光に分光する第二のカラーホイールと、第二のカラーホイールからの着色光を変調又はスイッチングして映像光を形成する反射表示デバイスとを備えた投射光学装置と、外部からの映像信号を入力する映像信号入力部と、第一のカラーホイールと第二のカラーホイールとが所定の位相において同期回転を行うように制御する同期装置と、反射表示デバイスの駆動を制御する反射制御駆動部と、記憶した映像信号を反射表示デバイスに送り出すメモリと、同期装置に対して画質切替えのための信号を発する画質切替入力と、を設ける。
この発明に係る投射型画像表示装置によれば、第一のカラーホイールと第二のカラーホイールと、この第一のカラーホイールと第二のカラーホイールの同期回転を制御する同期装置を備え、画質切替入力からの入力信号により同期装置が、これら二枚のカラーホイールの位相を予め設定された所定値となるよう変化させることで、カラーホイールの色透過特性におけるWの領域を増減可能とする構成としたため、反射表示デバイスに入射される着色光の時分割パターンを変更でき、これによりスクリーンに表示される映像を明るさ重視から色再現性重視に可逆的に変えることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る投射光学装置及び投射型画像表示装置の構成を概略的に示す図である。
図2は、図1に示される第一のカラーホイールの起動状態における正面図である。
図3は、図1に示される第二のカラーホイールの起動状態における正面図である。
図4は、図2及び図3に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図5は、図1に示される光ミキシング素子の構成を示す斜視図である。
図6は、図1に示される同期装置の制御系を示すブロック図である。
図7は、図6に示された同期装置の起動後の制御動作を説明するフローチャートである。
図8は、図1及び図5に示される光ミキシング素子の機能を説明するための図である。
図9は、図6に示された同期装置の画質切替入力後の制御動作を説明するフローチャートである。
図10は、図2に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図11は、図3に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図12は、図10及び図11に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図1において、1は、投射光学装置である。この実施の形態1に係る投射光学装置1において、焦点Pに集光する白色の光L2を出射するランプ装置2と、集光光L2を時分割で着色光L3に分光するディスク状の第一のカラーホイール31と、着色光L3をさらに時分割で着色光L4に分光するディスク状の第二のカラーホイール32と、第一のカラーホイール31の中心位置を回転中心として時計方向に回転駆動する駆動手段41と、第二のカラーホイール32の中心位置を回転中心として第一のカラーホイール31と同じ時計方向に回転駆動する駆動手段42と、第二のカラーホイール32を透過し焦点Pに集光された着色光L4を入射面より入射し断面照度分布を均一化した光束L5として出射面より出射する光ミキシング素子5と、この光ミキシング素子5からの光束L5を入射して全体を屈折する集光光学系6と、入力された映像信号に応じて集光光学系6からの光L6を変調もしくはスイッチングする反射表示デバイス7と、反射表示デバイス7において形成された映像光L7をスクリーン(図示せず)上に拡大投射する投射レンズ8、とにより構成される。
ランプ装置2は、光L1を発するランプ光源2aと、光軸AXを中心とした回転楕円面形状の光反射面で、ランプ光源2aからの光L1を反射して集光光L2にするランプリフレクタ2bとから構成される。この実施の形態1におけるランプ光源2aとしては、高圧水銀ランプを用いる。
第一のカラーホイール31は、図2に示すように、その周方向(回転方向)に色透過特性が異なる扇状の赤色光フィルタセグメント31a、緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31c、及び白色光フィルタセグメント31dにより構成されている。この実施の形態1における各フィルタセグメントの配分は、カラーホイール31の中心角度360度の内、180度が白色光フィルタセグメント31dであり、残り180度が赤色光フィルタセグメント31a、緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31cにより各々60度の角度で分割されている。また、第二のカラーホイール32は、図3に示すように、この実施の形態1では第一のカラーホイール31と同じく周方向(回転方向)に色透過特性が異なる扇状の赤色光フィルタセグメント32a、緑色光フィルタセグメント32b、青色光フィルタセグメント32c、及び白色光フィルタセグメント32dにより構成されている。また、各フィルタセグメントの配分は第一のカラーホイール31と同一である。以上より、この実施の形態1において、第一のカラーホイール31における白色光フィルタセグメント31dの領域と第二のカラーホイール32における赤色光フィルタセグメント32aと緑色光フィルタセグメント32bと青色光フィルタセグメント32cを合わせた領域は、カラーホイールの径の大小に拘らず相似関係にある。第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32とは、互いの中心位置を結ぶ線が光軸AXに平行し、各々のホイール面が光軸AXと直交する位置に備えられる。また、図2の31eはランプ装置1から送り込まれる集光光L2が照射するスポットであり、図3の32eは第一のカラーホイール31からの着色光L3が照射するスポットである。図2の31fは第一のカラーホイール31の時計方向の回転駆動によりランプ装置1からの集光光L2が照射するスポット31eの軌跡であり、図3の32fは第二のカラーホイール32の時計方向の回転駆動により着色光L3が照射するスポット32eの軌跡である。また、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32には、それぞれ白色光フィルタセグメントと赤色光フィルタセグメントとの境界に基準線31g及び基準線32gが備えられている。投射光学装置1の起動状態において、この基準線31gと基準線32gとは、一致している関係(以下、基準位置という)にあるものとする。
この実施の形態1において、駆動手段41及び42にはモーターを用いる。
光ミキシング素子5は、図1及び図5に示すように、入射面5a及び出射面5bを開口部とし、入射面5aと出射面5bとを繋ぐ側壁5cの内側を反射面にした四角筒状構造の光学素子である。尚、集光光L2の焦点Pは、光ミキシング素子5の入射面5a上にあるものとする。
この実施の形態1における反射表示デバイス7には、例えば個別のマイクロ機械素子アレイを有する空間光変調器であるDMDが利用できる。この反射表示デバイス7と前述の光ミキシング素子5の出射面5bとは、光学的な共役関係にあるものとする。
尚、本発明の実施の形態1における上記の各構成部品は、全て公知のものを用いる。
図1において、9は投射型画像表示装置であり、前記投射光学装置1と、外部からの映像信号を入力する映像信号入力部10と、映像信号入力部10に入力された映像信号に応じて第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32とが所定の位相において同期回転を行うよう制御する同期装置11と、同期装置11における制御に同期して反射表示デバイス7の駆動を制御する反射制御駆動部12と、映像信号入力部10からの映像信号を記憶し、反射制御駆動部12からの駆動指令に応じて記憶した映像信号を反射表示デバイス7に送り出すメモリ13と、スクリーンに表示した画質を切替えるよう入力信号を同期装置11に発信する画質切替入力14と、を備えている。
同期装置11は、さらに図6に示すように、入力された映像信号が1秒間にどれだけの静止画で構成されているのかフレームレートを検出するフレームレート検出部111と、フレームレート検出部111からのフレーム信号に応じて駆動手段であるモーター41及び42の回転速度及び位相を制御するモーター制御部112と、前記画質切替入力14からの入力信号に応じて第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32との位相を変化させるようモーター制御部112に対して位相指令を発する位相指令部113と、第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32との同期回転を検出する同期検出部114とを備える。この同期検出部114は、所定の監視地点において第一のカラーホイール31の基準線31gを読み取ると基準信号を発するように備えられた第一のホトセンサ114aと、同じく所定の監視地点において第二のカラーホイール32gの基準線32gを読み取ると基準信号を発するように備えられた第二のホトセンサ114bを備える。また、入力される映像信号が代表的な60ヘルツのNTSC信号の場合、すなわち1秒間の静止画が60フレームという前提にて、以下説明する。
次に動作について説明する。
投射型画像表示装置9の電源(図示せず)をオンにして、ランプ光源2aを照射開始する。外部より映像信号が映像信号入力部10に入力されると、図1、図6及び図7に示すように、映像信号入力部10は同期装置11のフレームレート検出部111及びメモリ13に対して映像信号を出力する(ST1)。フレームレート検出部111は映像信号のフレームレートを検出する(ST2)。このフレームレート検出部111においてフレームレートが60と検出されると、モーター制御部112は、この検出されたフレームレートに基づいて第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32が毎秒60回転にて同期回転するよう駆動手段41及び42の回転速度を算出し、駆動手段41及び42に対して制御信号を発信する(ST3)。駆動手段41及び42はモーター制御部112からの制御信号に応じて回転駆動を始める。これにより、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32は入力された映像信号のフレームレートと同期する速度まで回転を行う。第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32の回転動作により基準線31g、基準線32gが所定の監視地点を通過する度にホトセンサ114a、ホトセンサ114bは基準信号を発信する(ST4)。同期検出部114は、ホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミングを検出して所定の回転速度で回転しているかどうかを判断する(ST5)。ホトセンサ114a及びホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミングが回転速度に対応する所定のタイミングでない場合、第一のカラーホイール31又は第二のカラーホイール32の回転速度が適切でないとして、同期検出部114はモーター制御部112に対して異常信号を出力する(ST6)。これにより、モーター制御部112は、異常信号に応じて駆動手段41又は駆動手段42の回転速度を変化させ、所定のタイミングを満たすように駆動手段41又は駆動手段42に対して制御信号を出力する(ST3)。次に、予め設定されたタイミング差条件、例えば実施の形態1の起動時においてはホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発信タイミングが同じであること、を満たすかどうかを判断する(ST7)。基準信号の発生タイミングが同じでない場合、第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32との位相が適切でないとして、同期検出部114はモーター制御部112に対して再度異常信号を出力する(ST6)。モーター制御部112は、同期検出部114からの異常信号に応じて駆動手段41又は駆動手段42の回転速度を変化させ、所定のタイミング条件を満たすように駆動手段41又は駆動手段42に対して制御信号を出力する(ST3)。これにより、基準信号の発信タイミングが同じになると、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32は映像信号と同期回転しており、かつ位相も適切であると判断されるため、同期検出部114において、正常な検出信号が出力される。この同期検出部114からの検出信号は、反射制御駆動部12に入力される(ST8)。
ランプ装置2からの白色の集光光L2が、例えば図2に示すカラーホイール31の青色光フィルタセグメント31c上においてスポット31eに照射した場合、Bの光L3がカラーホイール31を透過する。この透過したBの光L3はカラーホイール32に送り込まれるが、起動状態では基準位置において同期回転しているため、カラーホイール32においてBの光L3が照射するスポット32eは、同じ色の青色光フィルタセグメント32c上にある。このため、カラーホイール32から透過する光L4はBのままである。同様に、スポット31eがカラーホイール31の赤色光フィルタセグメント31aにある場合には、カラーホイール32に送り込まれるRの光L3が照射するスポット32eはカラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32aにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はRのままである。スポット31eが緑色光フィルタセグメント31bにある場合や白色光フィルタセグメント31dにある場合も上記と同様に、カラーホイール32から透過する光L4はG又はWのままである。このように、カラーホイール31のフィルタセグメントを透過した色の光L3はカラーホイール32において同じ色のフィルタセグメントに対して照射され、同じ色の光L4が焦点Pに集光する。
すると、光ミキシング素子5の入射面5aから取り込まれた焦点Pに集光した光L4は、図8に示すように側壁5cで反射を繰り返すことにより、様々な角度の光線が混同しながら進むため、もう一方の端面の出射面5bにおいては断面の照度が均一な光束L5となる。これにより、集光光学系6を通して反射表示デバイス7に照光される光L6の色は、カラーホイール31を透過した光L3の色と、同じ色となる。
このカラーホイール31とカラーホイール32との基準位置における色透過特性を合わせると、図4に示すように、カラーホイール31及びカラーホイール32と等しくなる。
反射制御駆動部12が、同期検出部114からの正常な検出信号に基づき、基準位置においてカラーホイール31及びカラーホイール32の照光されているフィルタセグメントに同期化されて、反射表示デバイス7に照射される光L6の色フレームを識別する。ここで反射制御駆動部12は、表示される画像データの連続フレームについてメモリ13から反射表示デバイス7へ画像データを書き込むシーケンス開始を起動させる。この結果、反射制御駆動部12は反射表示デバイス7に照光されている色に対応する赤、緑もしくは青データに関連するデータをメモリ13から読み取る。これにより、メモリ13がカラーデータを反射表示デバイス7に伝送することで、同期装置11の制御に基づき、カラーホイールの回転と反射表示デバイス7の画像の取り込みとが同期して動作する構成となっている。すなわち、表示デイバス7の1フィールド期間と、カラーホイールの各色のフィルタセグメントが順次光路内に配置される期間とが一致するように制御される構成となる。このように、1フィールド期間を周期として各色のフィルタセグメントが順次光路内に配置されるようにすることによって、反射表示デバイス7は入射された光L6がR、G、B、Wかに応じて投射レンズ8へ反射する光L7を変調することで、瞬時に時間分割された各光線の色に対応した画像フレームを表示する。変調された各色光線L7は、投射レンズ8を通じてスクリーンに拡大投射される。スクリーンに投射された表示は、60分の1秒の間にR、G、B、Wの各色の映像が順次表示されるため、目ではこれらは残像として見え、フルカラーの映像が認識される。このように三原色に白色が加わるため、明るさ重視のスクリーン表示が可能となる。
次に、この状態において、操作者が画質切替入力14によりスクリーンの画質切替えを行い、図9示すように画質切替入力14が同期装置11の位相指令部113に対して入力信号を出力する(ST1)。位相指令部113は、カラーホイール31及びカラーホイール32のフィルタセグメントの配分に応じて予め設定された基準位置からの位相に応じて、位相指令をモーター制御部112に出力する(ST2)。この実施の形態1における位相は、180度とする。モーター制御部112は、位相指令を基に、基準位置からの位相が180度となるようモーター41、42の回転速度を制御する(ST3)。同期検出部114は、ホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミングを基に(ST4)、位相が180度になっているか否かを検出する(ST5)。この位相の適合性を検出する方法としては、例えば、カラーホイール31及び32が毎秒60回転している場合の1回転の所要時間は60分の1秒であることより、位相を180度としたときの基準信号の発生タイミングが前信号の発生から120分の1秒後であることを検出する方法がある。ここで、ホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミング差が120分の1秒の間隔でない場合には、同期検出部114は、モーター制御部112に対して、位相が不適合であることを伝える異常信号を出力する(ST6)。モーター制御部112は、同期検出部114からの異常信号に応じて駆動手段42又は駆動手段41の回転速度を変化させ、上述のタイミング差条件を満たすように、再度、駆動手段42又は駆動手段41に対して制御信号を出力する(ST3)。これにより、タイミング差条件が満たされると(ST5)、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32は映像信号と同期回転しており、かつ基準位置からの位相が180度であると判断されるため、同期検出部114より正常な検出信号が出力される(ST7)。この同期検出部114からの検出信号は、反射制御駆動部12に入力される。
この時点において、カラーホイール31とカラーホイール32とは、基準線31gと基準線32gとが180度の位相を維持しながら同期回転を行う。この場合のカラーホイール31の正面図を図10とすると、カラーホイール32の正面図は図11のような位相になる。ここで、ランプ装置2からの集光光L2が、例えばカラーホイール31の青色光フィルタセグメント31c上においてスポット31eに照射した場合、このカラーホイール31からはBの光L3がカラーホイール32に送り込まれるが、基準線31gと基準線32gとが180度の位相関係にあるため、カラーホイール32においてBの光L3が照射するスポット32eは、異なる色の白色光フィルタセグメント32d上にある。このため、白色光フィルタセグメント32dはBの光L4をそのまま透過する。同様に、スポット31eがカラーホイール31の赤色光フィルタセグメント31aにある場合、カラーホイール32に送り込まれるRの光L3が照射するスポット32eはカラーホイール32の白色光フィルタセグメント32dにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はRのままである。スポット31eが緑色光フィルタセグメント31bにある場合も上記と同様に、カラーホイール32から透過する光L4はGのままである。
一方、スポット31eがカラーホイール31の白色光フィルタセグメント31dにある場合にあっては、カラーホイール32にWの光L3が送り込まれるが、このWの光L3が照射するスポット32eは、カラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32a、緑色光フィルタセグメント32b、又は青色光フィルタセグメント32cのいずれかにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はWではなく、R、G、Bの何れかの色となる。これにより、光ミキシング素子により断面照度分布が均一な光束にされ、集光光学系6を通して反射表示デバイス7に照射される光L6の色は、カラーホイール31を透過した光L3の色がR、G、Bの場合には同じ色となり、カラーホイール31を透過した光L3の色がWの場合には、カラーホイール32のフィルタセグメント32a、32b、32cの配分に応じてR、G、Bの何れか色となる。
反射制御駆動部12は、同期検出部114からの正常な検出信号に基づき、180度の位相においてカラーホイール31及びカラーホイール32の照光されているフィルタセグメントに同期化されて、反射表示デバイス7に照射される光L6の色フレームを識別する。
このカラーホイール31とカラーホイール32との180度の位相における色透過特性を合わると、実施の形態1において、第一のカラーホイール31における白色光フィルタセグメント31dの領域と第二のカラーホイール32における赤色光フィルタセグメント32aと緑色光フィルタセグメント32bと青色光フィルタセグメント32cを合わせた領域が相似関係にあるため、図12に示すように、片側半分にカラーホイール31の赤色光フィルタセグメント31a、緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31cを備え、残り半分にカラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32a、緑色光フィルタセグメント32b、青色光フィルタセグメント32cを備えたカラーホイールと等しくなる。
このように、図12に示すカラーホイールの各色のフィルタセグメントが1フィールド期間を周期として順次光路内に配置されるような色透過特性を有するため、スクリーンに投射された表示は、60分の1秒間にR、G、B、R、G、Bの各色の映像が等時間隔で順次表示されることとなる。この場合にあっては、Wの光L6が反射表示デバイス7に入射されないため、色再現性を重視した映像表示が可能となる。
このように構成した投射型画像表示装置においては、第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32と、この第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32の同期回転を制御する同期装置11を備え、画質切替入力からの入力信号により同期装置11が、これら二枚のカラーホイールの位相を予め設定された所定値となるよう変化させることで、カラーホイールの色透過特性におけるWの領域を増減可能とする構成としたため、反射表示デバイスに入射される着色光の時分割パターンを変更でき、これにより、スクリーンに表示される映像を明るさ重視から色再現性重視に可逆的に変えることができる。
以上の説明では、操作者が画質切替入力14に対してマニュアル操作により画質切替の入力信号を発信する構成について説明したが、外部から入力される映像信号の出力ソースに応じて自動的に画質の選択切替えを行う構成としてもよい。例えば、映像信号の出力ソースがPCである場合、画質切替入力14は明るさ重視の画質を選択し、二枚のカラーホイールを基準位置の状態において同期回転させるよう同期装置11に対して入力信号を自動的に発し、また、映像信号の出力ソースがVTRである場合には、画質切替入力14が色再現性重視の画質を選択し、二枚のカラーホイールの位相を変化させた状態において同期回転させるよう同期装置11に対して入力信号を自動的に発するようにする。これとは別に、画質切替入力14に外部の明るさを感知するセンサを備え、センサからの信号に応じて明るさ重視か色再現性重視かを画質切替入力14が自動的に判断する構成としてもよい。これにより、操作者が見やすい画質を逐次識別する必要なく、使用条件等に適したスクリーン表示を得ることができる。
また、この実施の形態では、三原色のフィルタセグメントを時計方向に対してR、G、Bの順番で配置したカラーホイールを用いて説明したが、この順番を入れ替えても本発明の目的を達成することが可能であるため、当然入れ替えても良い。
上記、実施の形態1では、三原色の各フィルタセグメントが60度の場合の構成について説明したが、三原色のフィルタセグメントの総和が180度で、かつ、第一のカラーホイールの各三原色のフィルタセグメントと第二のカラーホイールの同色のフィルタセグメントとが相似関係にあれば、同様の効果を奏することが可能であるため、60度に限定するものではない。
また、ランプ光源2aとして高圧水銀ランプを用いて説明したが、白色光を発するものであれば良く、例えば白色LEDやキセノンアークランプ、メタルハライドランプといった光源を用いても同様の効果を奏することができる。
さらに、以上の説明では、フレームレートに合わせてカラーホイールを60分の1秒に1回転する実施形態について説明したが、カラーホイールの回転速度を倍にして、毎秒120回転する構成としても良い。これにより、時分割で分光されるR、G、B、Wの分割回数が倍になると、分割されるひとつの時間が短くなるため、目の残像効果によりカラー表示がより優れたものにすることが可能である。
実施の形態2.
図13は、図1に示される第一のカラーホイールの実施の形態2における起動状態の正面図である。
図14は、図1に示される第二のカラーホイールの実施の形態2における起動状態の正面図である。
図15は、図13及び図14に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図16は、図13に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図17は、図14に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図18は、図16及び図17に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図19は、高圧水銀ランプの発光特性、赤色光フィルタセグメント及び緑色光フィルタセグメントの色透過特性を示すグラフである。
図13において、この実施の形態2における第一のカラーホイール31は、実施の形態1と同様に周方向に色透過特性がそれぞれ異なる扇状の赤色光フィルタセグメント31a、緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31c、及び白色光フィルタセグメント31dにより構成されているが、各フィルタセグメントの配分が実施の形態1とは異なる。この実施の形態2においては、各フィルタセグメントの配分は、それぞれ中心角度が90度である。また、この実施の形態2における第二のカラーホイール32は、図14に示すように、第一のカラーホイール31と異なり赤色光フィルタセグメント32aと白色光フィルタセグメント32dの2色のフィルタセグメントにより構成されており、赤色光フィルタセグメント32aの配分を第一のカラーホイール31の白色光フィルタセグメント31dと同じ90度とし、白色光フィルタセグメント32dを残り270度の配分とする。この第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32以外の構成については、実施の形態1と同じである。以上より、この実施の形態2において、第一のカラーホイール31における白色光フィルタセグメント31dの領域と第二のカラーホイール32における赤色光フィルタセグメント32aの領域は、カラーホイールの径の大小に拘らず相似関係にある。
次に、実施の形態2における実施の形態1と異なる動作について、以下説明する。
投射型画像表示装置9の電源(図示せず)をオンにしてランプ光源2aを照射開始させ、図7に示すように映像信号を映像信号入力部10より出力すると(ST1)、同期装置11は実施の形態1と同様の処理を行い、基準信号の発生タイミングが所定の回転速度に適合しているかを判断し(ST5)、基準位置においてホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発信タイミングが同じであることを判断すると(ST7)、同期検出部114において、正常な検出信号を反射制御駆動部12に出力する(ST8)。
ここで、ランプ装置2からの集光光L2が、例えば図13に示すカラーホイール31の緑色光フィルタセグメント31b上においてスポット31eに照射した場合、このカラーホイール31からはGの光L3が透過する。この透過したGの光L3は、カラーホイール32に送り込まれるが、基準位置において同期回転しているため、Gの光L3が照射するスポット32eは、図14に示すように白色光フィルタセグメント32d上ある。このため、カラーホイール32から透過する光L4はGのままである。同様に、スポット31eがカラーホイール31の青色光フィルタセグメント31cにある場合、カラーホイール32に送り込まれるBの光L3が照射するスポット32eはカラーホイール32の白色光フィルタセグメント32dにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はBのままである。また、スポット31eがカラーホイール31の白色光フィルタセグメント31dにある場合、カラーホイール32に送り込まれるWの光L3が照射するスポット32eはカラーホイール32の白色光フィルタセグメント32dにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はWのままである。
一方、スポット31eが赤色光フィルタセグメント31aにある場合、カラーホイール32に送り込まれるRの光L3が照射するスポット32eは赤色光フィルタセグメント32aにあるため、カラーホイール32から透過する光L4はRのままである。
このカラーホイール31とカラーホイール32との基準位置における色透過特性を合わると、図15に示すように、実施の形態2における図13のカラーホイール31と等しくなる。
反射制御駆動部12が、同期検出部114からの正常な検出信号に基づき、実施の形態1と同様にして、基準位置におけるカラーホイール31及びカラーホイール32の照光されているフィルタセグメントに同期化し、反射表示デバイス7に照射される光の色フレームを識別する処理を行うことで、スクリーンの投射された表示は60分の1秒の間にR、G、B、Wの各色の映像が等時間隔で順次表示される。
次に、画質切替入力14においてスクリーンの画質切替えを行い、図9に示すように画質切替入力14が同期装置11の位相指令部113に対して入力信号を出力すると(ST1)、この実施の形態2において、位相指令部113は位相を90度とする位相指令をモーター制御部112に出力する(ST2)。モーター制御部112は、位相指令を基に、基準位置からの位相が90度となるようモーター41、42の回転速度を制御する(ST3)。同期検出部114は、ホトセンサ114aとホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミング差を基に(ST4)、位相が90度になっているか否かを検出する(ST5)。この位相の適合性は、実施の形態1と同様の方法を用い、位相を90度としたときのホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミングがホトセンサ114aから基準信号の発生から80分の1秒後であることを検出することにより行う。ホトセンサ114bからの基準信号とホトセンサ114aからの基準信号とが80分の1秒間隔でない場合、同期検出部114は、モーター制御部112に対して、位相が不適合であることを伝える異常信号を出力する(ST6)。モーター制御部112は、同期検出部114からの異常信号に応じて駆動手段42又は駆動手段41の回転速度を変化させ、上述のタイミング条件を満たすように、再度、駆動手段42又は駆動手段41に対して制御信号を出力する(ST3)。これにより、タイミング条件が満たされると(ST5)、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32は映像信号と同期回転しており、かつ基準位置からの位相が90度であると判断されるため、同期検出部114より正常な検出信号が出力される(ST7)。この同期検出部114からの検出信号は、反射制御駆動部12に入力される。
この時点において、カラーホイール31とカラーホイール32とは、基準線31gと基準線32gとが90度の位相を維持しながら同期回転を行う。この場合のカラーホイール31の正面図を図16とすると、カラーホイール32の正面図は図17のような位相になる。
ここで、ランプ装置2からの集光光L2が、例えば図16のカラーホイール31の緑色光フィルタセグメント31b上においてスポット31eに照射した場合、90度の位相にあるため、カラーホイール32においてGの光L3が照射するスポット32eは、図17の白色光フィルタセグメント32d上にあり、Gの光L4をそのまま透過する。同様に、スポット31eが青色光フィルタセグメント31cにある場合、スポット32eは白色光フィルタセグメント32d上にあるため、Bの光L4をそのまま透過する。
一方、スポット31eが白色光フィルタセグメント31dにある場合には、Wの光L3が照射するスポット32eはカラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32aにあるため、カラーホイール32を透過する光L4はRとなる。また、スポット31eが赤色光フィルタセグメント31aにある場合には、スポット32eは白色光フィルタセグメント32dにあるため、Rの光L4をそのまま透過する。
このカラーホイール31とカラーホイール32との90度の位相における色透過特性を合わると、実施の形態2において、第一のカラーホイール31における白色光フィルタセグメント31dの領域と第二のカラーホイール32における赤色光フィルタセグメント32aの領域は、カラーホイールの径の大小に拘らず相似関係にあるため、図18に示すように、カラーホイール31の赤色光フィルタセグメント31a及び緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31cと、残りにカラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32aを備えたカラーホイールと等しくなる。
このように、実施の形態2においては、図18に示すカラーホイールの各色のフィルタセグメントが1フィールド期間を周期として順次光路内に配置されるような色透過特性を有するため、スクリーンに投射された表示は60分の1秒の間にR、G、B、Rの各色の映像が等時間隔に順次表示されることとなる。このため、画質切替えをした後においては、Wの光が反射表示デバイス7に入射されなくなる。
このように構成した投射型画像表示装置においては、第一のカラーホイール31に赤、緑、青、白の四色のフィルタセグメントを備え、第二のカラーホイール32には白色光フィルタセグメントと三原色のうちの一のフィルタセグメント、この実施の形態2においては赤色光フィルタセグメント32aを備え、第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32の位相を予め設定された所定値となるよう同期装置11が変化させることで、カラーホイールの色透過特性におけるWの領域を増減可能とする構成としたため、反射表示デバイスに入射される着色光の時分割パターンを変更でき、これにより、スクリーンに表示される映像を明るさ重視から色再現性重視に可逆的に変えることができるのに加え、三原色のうちRの光の出射時間を他の原色よりも長く確保することができる。ここで、ランプ光源2aとして使用される高圧水銀ランプの一般的な発光特性は、図19に示すような曲線2Aを描く。これによると、高圧水銀ランプの発光特性は、色波長550nm付近の緑や色波長410nm付近の青に比べ、色波長610nm付近の赤が、その発光強度が弱いことが判明している。従って、Rの光の出射時間を他の原色よりも長く構成することにより、Rの発光強度を補うことができ、高圧水銀ランプをランプ光源2aとして使用した場合のスクリーンに投射される映像の色再現性を更に向上させることが可能となる。
以上では、第二のカラーホイール32の位相を90度ずらす実施例について説明したが、位相を90度以下の任意の角度とし、スポット31eが白色光フィルタセグメント31dにある場合に、Wの光L3が照射するスポット32eが白色光フィルタセグメント32dにもあるようにすれば、位相後のカラーホイールの色透過特性はWの領域を含むこととなり、位相角度に反比例してスクリーンに表示されるWの映像光を調整することができる。このため、使用条件等に応じて、明るさを重視しながらも、少し色再現性を良くすることや、逆に色再現性と重視しながらも、少し明るくすることも変更可能な投写型画像表示装置を得ることができる。
上記、実施の形態2では、第一のカラーホイールの各フィルタセグメントが90度の場合の構成について説明したが、第一のカラーホイールの赤色光フィルタセグメント31aと、第二のカラーホイールの赤色光フィルタセグメント32a及び白色光フィルタセグメント32dとが相似関係であれば、同様の効果を奏することが可能であるため、90度に限定するものではない。
また、この実施の形態では、時計方向に対してR、G、B、Wの順番でフィルタセグメントを配置した第一のカラーホイール31を用いて説明したが、この順番を入れ替えたとしても、第二のカラーホイール32との位相角度を変更して、位相後に第一のカラーホイール31の白色光フィルタセグメント31dを透過した着色光L3が第二のカラーホイール32の赤色光フィルタセグメント32aに照射するようにすれば、Rの発光強度を補うことで本発明の目的を達成することが可能であるため、順番を入れ替えても良い。
実施の形態3.
図20は、図1に示される第一のカラーホイールの実施の形態3における起動状態の正面図である。
図21は、図1に示される第二のカラーホイールの実施の形態3における起動状態の正面図である。
図22は、図20及び図21に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図23は、図20に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図24は、図21に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。
図25は、図23及び図24に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
図20において、この実施の形態3における第一のカラーホイール31は、周方向に扇状の赤色光フィルタセグメント31a、緑色光フィルタセグメント31b、青色光フィルタセグメント31cにより構成されており、各フィルタセグメントの配分はそれぞれ中心角度が120度とする。また、この実施の形態3における第二のカラーホイール32は、図21に示すように、第一のカラーホイール31と同じである。この第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32以外の構成については、実施の形態1と同じである。以上より、この実施の形態3において、第一のカラーホイール31におけるフィルタセグメントの領域と、これと同色の第二のカラーホイール32におけるフィルタセグメントの領域は、カラーホイールの径の大小に拘らず相似関係にある。
実施の形態3において、起動後、画質切替え前における同期装置11の制御系の動作は実施の形態1と同じである。
ここで、起動後において、ランプ装置2からの集光光L2が、例えば図20に示すカラーホイール31の緑色光フィルタセグメント31b上においてスポット31eに照射した場合、基準位置において同期回転しており、且つカラーホイール31とカラーホイール32の各フィルタセグメントの構成は同一であるので、このカラーホイール31からのGの光L3が照射するスポット32eは、図21に示すように同じ緑色光フィルタセグメント32b上にある。このため、カラーホイール32から透過する光L4の色はGのままである。R、Bについても同様である。
この基準位置における色透過特性を合わせると、図22に示すように、実施の形態3における図20のカラーホイール31と等しくなる。
このカラーホイールの色透過特性に同期化して、反射制御駆動部12が反射表示デバイス7に照射される光L6の色フレームを識別する処理を行うことで、スクリーンの投射された表示は60分の1秒間にR、G、Bの各色の映像が等時間隔で順次表示される。
次に、画質切替入力14においてスクリーンの画質切替えを行い、同期装置11の位相指令部113に対して入力信号を出力すると(ST1)、この実施の形態3において位相指令部113は、位相を30度とする位相指令をモーター制御部112に出力する(ST2)。モーター制御部112は、位相指令を基に、基準位置からの位相が30度となるようモーター41、42の回転速度を制御する(ST3)。同期検出部114は、ホトセンサ114a、114bからの基準信号の発生タイミングを基に(ST4)、位相が30度になっているか否かを検出する(ST5)。この位相の適合性は、実施の形態1と同様の方法を用い、位相を30度としたときのホトセンサ114bからの基準信号の発生タイミングがホトセンサ114aから基準信号の発生から720分の11秒後であることを検出することにより行う。ホトセンサ114bからの基準信号とホトセンサ114aからの基準信号とが720分の11秒間隔でない場合、同期検出部114は、モーター制御部112に対して、位相が不適合であることを伝える異常信号を出力する(ST6)。モーター制御部112は、同期検出部114からの異常信号に応じて駆動手段42又は駆動手段41の回転速度を変化させ、上述のタイミング条件を満たすように再度駆動手段42又は駆動手段41に対して制御信号を出力する(ST3)。これにより、タイミング条件が満たされると(ST5)、第一のカラーホイール31及び第二のカラーホイール32は映像信号と同期回転しており、かつ基準位置からの位相が30度であると判断されるため、同期検出部114より正常な検出信号が出力される(ST7)。この同期検出部114からの検出信号は、反射制御駆動部12に入力される。
この時点において、カラーホイール31とカラーホイール32とは、基準線31gと基準線32gとが30度の位相を維持しながら同期回転を行う。この場合のカラーホイール31の正面図を図23とすると、カラーホイール32の正面図は図24のような位相になる。
ここで、ランプ装置2からの集光光L2が、カラーホイール31の緑色光フィルタセグメント31bの中央付近においてスポット31eに照射した場合、カラーホイール32においてGの光L3が照射するスポット32eは、同じ緑色光フィルタセグメント32b上にあり、Gの光L4をそのまま透過する。スポット31eが青色光フィルタセグメント31cの中央付近にある場合には、スポット32eは青色光フィルタセグメント32c上にあり、Bの光L3をそのまま透過する。また、スポット31eが赤色光フィルタセグメント31aの中央付近にある場合、スポット32eは赤色光フィルタセグメント32a上にあり、Rの光L4をそのまま透過する。
一方、図23に示すようにスポット31eが赤色光フィルタセグメント31a上において緑色光フィルタセグメント31bとの近辺にある場合、カラーホイール32においてRの光L3が照射するスポット32eは、図24に示すように緑色光フィルタセグメント32b上にある。この場合、カラーホイール32を透過する光L4は、黄色(以下、Yと称す)となる。これは、図19に示すように、赤色光フィルタセグメントの透過特性曲線31Aと緑色光フィルタセグメントの透過特性曲線31Bが重なる色波長570nmから600nmの領域はYの波長に相当するからである。同様の原理で、スポット31eが緑色光フィルタセグメント31b上において青色光フィルタセグメント31cとの近辺にある場合には、Gの光L3が照射するスポット32eは青色光フィルタセグメント32c上にあり、この場合、カラーホイール32を透過する光L4はシアン色(以下、Cと称す)となる。同じく、スポット31eが青色光フィルタセグメント31c上において赤色光フィルタセグメント31aとの近辺にある場合には、Bの光L3が照射するスポット32eは赤色光フィルタセグメント32a上にあり、この場合、カラーホイール32を透過する光L4はマゼンダ色(以下、Mと称す)となる。
この実施の形態3におけるカラーホイール31とカラーホイール32との30度の位相における色透過特性を合わると、実施の形態3において、第一のカラーホイール31におけるフィルタセグメントの領域と、これと同色の第二のカラーホイール32におけるフィルタセグメントの領域は、カラーホイールの径の大小に拘らず相似関係にあるため、図25に示すように、赤色光フィルタセグメント、緑色光フィルタセグメント、青色光フィルタセグメントに加え、黄色光フィルタセグメントとシアン色フィルタセグメントとマゼンダ色光フィルタセグメントとを備えたカラーホイールと等しくなる。
このように、実施の形態3においては、図25に示すカラーホイールの各色のフィルタセグメントが1フィールド期間を周期として順次光路内に配置されるような色透過特性を有するため、スクリーンに投射された表示は、60分の1秒間のうちにR、Y、G、C、B、Mの各色の映像が順次表示されることとなる。
一般的に、Y、C、Mを表現する方法としては、R、G、Bの光を2色ずつスクリーン上において混色する方法が用いられているが、例えば、GにRを混色することによりYの光を表現する場合、図19に示す緑色光フィルタセグメントの透過特性曲線31Bによれば、緑色光フィルタセグメントを透過する光は、GだけでなくYとCの一部を透過する特性を有している。従い、この光をスクリーンに投射した直後にRの光を投射してスクリーン上で混色した場合には、一部透過するCによりYの色純度が劣化してしまい、スクリーンに表示される映像においてYの色再現性が悪くなるという現象が発生していた。他の補色であるC、Mについても同様である。
以上のように構成した投射型画像表示装置においては、同じ配分の三原色のフィルタセグメントにより構成された第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32を備え、同期装置が第一のカラーホイール31と第二のカラーホイール32の位相を所定値に変化させ、Y、C、Mの色透過特性を備えたカラーホイールに変更可能としたため、反射表示デバイスに入射される着色光の時分割パターンを変更できる。これにより、スクリーン上において混色することなくY、C、Mの光をそのままスクリーンに投射させることで、より色純度の高いY、C、Mを再現することができる。
また、上記、実施の形態3では、三原色の各フィルタセグメントが120度の場合の構成について説明したが、第一のカラーホイールの各色のフィルタセグメントと第二のカラーホイールの同色のフィルタセグメントとが相似関係にあれば、同様の効果を奏することが可能であるため、120度に限定するものではない。
実施の形態4.
実施の形態1から実施の形態3にかけて、二枚のカラーホイールを備えた投射光学装置、及びこの投射光学装置を備えた投射型画像表示装置について説明したが、カラーホイールの位相を変化させることにより、一のカラーホイールが有する色透過特性とは異なる色透過特性が得れるものであれば本発明と同等の効果を奏することが可能であるため、カラーホイールを三枚以上備え、同期装置11がこれらカラーホイールの同期回転及び位相を制御する構成としても良い。
この発明の実施の形態1に係る投射光学装置及び投射型画像表示装置の構成を概略的に示す図である。 図1に示される第一のカラーホイールの起動状態における正面図である。 図1に示される第二のカラーホイールの起動状態における正面図である。 図2及び図3に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。 図1に示される光ミキシング素子の構成を示す斜視図である。 図1に示される同期装置の制御系を示すブロック図である。 図6に示された同期装置の起動後の制御動作を説明するフローチャートである。 図1及び図5に示される光ミキシング素子の機能を説明するための図である。 図6に示された同期装置の画質切替入力後の制御動作を説明するフローチャートである。 図2に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図3に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図10及び図11に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。 図1に示される第一のカラーホイールの実施の形態2における起動状態の正面図である。 図1に示される第二のカラーホイールの実施の形態2における起動状態の正面図である。 図13及び図14に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。 図13に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図14に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図16及び図17に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。 高圧水銀ランプの発光特性、赤色光フィルタセグメント及び緑色光フィルタセグメントの色透過特性を示すグラフである。 図1に示される第一のカラーホイールの実施の形態3における起動状態の正面図である。 図1に示される第二のカラーホイールの実施の形態3における起動状態の正面図である。 図20及び図21に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。 図20に示される第一のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図21に示される第二のカラーホイールの画質切替え後の状態を表す正面図である。 図23及び図24に示される2枚のカラーホイールの色透過特性を合わせた図である。
符号の説明
1 投射光学装置、2 ランプ装置、2a ランプ光源、2b ランプリフレクタ、31 第一のカラーホイール、31a 赤色光フィルタセグメント、31b 緑色光フィルタセグメント、31c 青色光フィルタセグメント、31d 白色光フィルタセグメント、31e スポット、31f 軌跡、31g 基準線、32 第二のカラーホイール、32a 赤色光フィルタセグメント、32b 緑色光フィルタセグメント、32c 青色光フィルタセグメント、32d 白色光フィルタセグメント、32e スポット、32f 軌跡、32g 基準線、41 駆動手段、42 駆動手段、5 光ミキシング素子、6 集光光学系、7 反射表示デバイス、8 投射レンズ、9 投射型画像表示装置、10 映像信号入力部、11 同期装置、111 フレームレート検出部、112 モーター制御部、113 位相指令部、114 同期検出部、114a ホトセンサ、114b ホトセンサ、12 反射制御駆動部、13 メモリ、14 画質切替入力

Claims (4)

  1. 白色光を出射する光源と、回転することによって前記光源からの白色光を透過特性に応じて着色光に分光するフィルタセグメントを備えた第一のカラーホイールと、回転することによって前記第一のカラーホイールを透過した着色光を透過特性に応じて分光するフィルタセグメントを備えた第二のカラーホイールと、前記第二のカラーホイールを透過した着色光を変調又はスイッチングして映像光を反射する反射表示デバイスと、前記反射表示デバイスからの映像光を投射する投射レンズと、を備えたことを特徴とする投射光学装置。
  2. 前記第一のカラーホイールにおける白色光フィルタセグメントの領域と、前記第二のカラーホイールにおける着色光フィルタセグメント領域とが、相似関係にあることを特徴とする請求項1に記載の投射光学装置。
  3. 前記第一のカラーホイール及び前記第二のカラーホイールが三原色の着色光フィルタセグメントにより構成され、前記第一のカラーホイールのフィルタセグメントの各領域と前記第二のカラーホイールのフィルタセグメントの各領域とが、相似関係にあることを特徴とする請求項1に記載の投射光学装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の前記投射光学装置と、映像信号を入力する映像信号入力部と、前記映像信号入力部からの映像信号に同期するよう前記投射光学装置の第一のカラーホイールと第二のカラーホイールの回転を制御し、スクリーンに表示される映像の画質切替入力により前記第一のカラーホイールと前記第二のカラーホイールの位相を変化させる同期装置と、前記同期装置からの制御指令に応じて反射表示デバイスの駆動を制御する反射駆動制御部と、を備えたことを特徴とする投射型画像表示装置。
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