JP2009085977A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ホワイトバランスが改善された鮮明な画像を投射可能であり、かつ、ランプ装置の寿命を延ばすことができ、更にランプ装置を駆動制御する回路を簡素化することができる色順次表示式プロジェクタを提供する。
【解決手段】光源と、カラーフィルタを有する複数のカラーセグメントに分割されたカラーホイールを備え、時分割色光取出手段と、光変調手段と、投射手段と、を備えた色順次表示式プロジェクタであって、各カラーセグメント6a〜6fが、カラーホイール6の回転中心に対して所定の中心角をなすように配置され、隣り合う2以上のカラーセグメント6a、6bから構成される色領域1の中心角が、他のカラーセグメント6dまたは他の隣り合う2以上のカラーセグメントから構成される色領域2の中心角と等しく、色領域1または色領域2が、カラーホイール6へ入射した光の光路を横切る間、光源から出力する光束を高めるプロジェクタ2を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像を投射するプロジェクタ、特に、時分割で複数の色の光を取り出して画像の投射を行なう色順次表示式プロジェクタに関する。
近年、カラーフィルタを用いて時分割で複数の色の光を取り出して画像の投射を行なう色順次表示式プロジェクタが、広く用いられるようになっている。この色順次表示式プロジェクタの一例として、ランプ装置と、青、緑、赤といった複数の色のカラーフィルタが貼られたカラーホイールと、DMD(Digital Micro−mirror Device)のような光変調素子と、画像を拡大して投射する投射レンズとを備えたプロジェクタを挙げることができる。
このような構成のプロジェクタでは、ランプ装置から出力された白色光を一定速で回転するカラーホイールに入射させて、カラーホイールから時分割で複数の色(例えば、青、緑、赤の3原色)の光を取り出す。そして、画像データに基づいて、時分割で取り出された複数の色の光をDMD素子で順次変調することにより、時分割で所定の画像をカラー表示することができる。更に、この変調された光を投射レンズで拡大して、画像データに基づく時分割カラー画像をスクリーン等へ投射することができる。ここで、時分割するレートを、1秒で60フレーム以上表示するようにした場合には、人の目には、順次表示される青、緑、赤等の画像が残像として残り、カラー画像として知覚することができる。
ここで、ランプ装置として広く用いられている超高圧水銀ランプにおいては、その出力光に、画像データが想定している特性と異なる強度の強い波長の光及び強度の弱い波長の光が含まれ、長波長の光は相対的に強度が弱い。
従って、カラーホイールで取り出された各色の光をそのまま変調すると、画像データの色を忠実に再現することができず、所謂ホワイトバランスの崩れた画像が投射される問題が生じる。この問題に対処するため、例えば、カラーホイールから取り出された色に応じて、光源の強度を変化させるプロジェクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−102030号
特許文献1に記載された発明では、カラーホイールで取り出された色に応じて、ランプの強度を変更することにより、ホワイトバランスの改善された画像を表示することができる。しかし、この場合、取り出された各色の光(例えば、青、緑、赤の3原色)に応じて光源の出力を変化させるため、カラーホイールが1回転する間に、光源の出力を複数回数(例えば、3回以上)、複数の出力値(例えば、3つ以上の出力値)に変更する必要がある。このため、ランプ装置の寿命が短くなる恐れがあり、また、ランプ装置の制御処理が複雑になって、ランプ装置を駆動制御する回路も複雑なものになる。
従って、本発明の目的は、上記の問題を解決して、ホワイトバランスが改善された鮮明な画像を投射可能であり、かつ、ランプ装置の寿命を延ばすことができ、更にランプ装置を駆動制御する回路を簡素化することができる色順次表示式プロジェクタを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタの1つの実施態様は、光源と、カラーフィルタを有する複数のカラーセグメントに分割されたカラーホイールを備え、前記光源から出力された光を一定速度で回転する前記カラーホイールに入射させ、前記カラーホイールから時分割で複数の色の光を取り出す時分割色光取出手段と、画像データに基づいて、前記時分割色光取出手段から取り出された複数の色の光を順次変調して色順次表示画像を形成する光変調手段と、前記光変調手段により形成された前記色順次表示画像を拡大して投射する投射手段と、を備えた色順次表示式プロジェクタであって、前記各カラーセグメントが、前記カラーホイールの回転中心に対して所定の中心角をなすように配置され、隣り合う2以上の前記カラーセグメントから構成される第1色領域の中心角が、他の前記カラーセグメントまたは他の隣り合う2以上の前記カラーセグメントから構成される第2色領域の中心角と等しく、前記第1色領域または前記第2色領域が、前記カラーホイールへ入射した光の光路を横切る間、前記光源から出力する光束を高めることを特徴とする。
ここで、「光源」は、ランプ装置及びランプ装置を駆動制御する回路を含む。ランプ装置としては、例えば、超高圧水銀ランプを用いることができ、その他、ハロゲンランプ、メタルハライドランプを始めとするその他のあらゆるランプを用いることもできる。
また、「光束」とは、光源から出力された光の明るさを表す心理的な物理量であり、国際単位系ではルーメン(lm)で表す。従って、「光源から出力する光束を高める」ことは、「光源から出力する光の輝度を増す」または「光源から出力する光の強度を増す」と表現される場合もあり、具体的には、ランプ装置の駆動制御回路からランプ装置へ供給する電力を高めることによって、ランプ装置から出力する光の光束を高めることができる。
「時分割色取出手段」は、カラーホイール、カラーホイールを一定速で回転させる駆動モータ、及び駆動モータを駆動、制御するための駆動制御回路を含む。
「カラーホイール」は、カラーフィルタを有する複数のカラーセグメントに分割された円板状の部材である。また、「カラーセグメント」は、カラーホイールを異なる色で分割するときの分割された各エリアを意味し、カラーフィルタによって、エリアごとに異なる色の光を取り出すようになっている。なお、カラーセグメントが有する色には、白(全ての色の光を透過)及び黒(全ての色の光を遮断)も含まれる。
また、隣り合うカラーセグメントは異なる色を有するが、隣り合わないカラーセグメントが同じ色を有することも考えられる。例えば、カラーホイールが赤、青、赤、緑の4つカラーセグメントで分割されている場合も、本実施態様に含まれる。
「色領域の中心角」とは、色領域が1つのカラーセグメントで構成される場合には、そのカラーセグメントの中心角と一致し、隣り合う2以上のカラーセグメントで構成される場合には、構成するカラーセグメントの中心角の合計となる。また、第2色領域が2つ以上ある場合、つまり中心角が等しい色領域が3つ以上ある場合も、本実施態様に含まれる。なお、第1色領域と、構成するカラーセグメントが1つでも異なれば第2色領域となる。また、第1色領域及び第2色領域の位置関係は、第1色領域と第2色領域とが隣り合う配置も考えられるし、第1色領域と第2色領域との間に他のカラーセグメントが存在する配置も考えられる。
更に、第1色領域と第2色領域とが、同じカラーセグメントを共有する配置も含まれる。例えば、カラーホイールが赤、青、緑、白、の4つカラーセグメントで分割されている場合に、第1色領域が赤と青のカラーセグメントから構成され、第2色領域が青と緑のカラーセグメントから構成される場合も、本実施態様に含まれる。なお、第2色領域を1つだけ有する場合も、複数有する場合も含まれる。
「光変調手段」は、時分割色取出手段により時分割で取り出された各色の光を順次変調する光変調素子と、この光変調素子を駆動、制御する回路を含む。光変調素子としては、例えば、DMD(Digital Micro−mirror Device)素子を用いていることができるが、これに限られるものではない。
また、「投射手段」は、主に投射レンズから構成され、光変調手段によって変調された光を拡大投射して、画像データに基づいた時分割で表示されるカラー画像を、スクリーン等へ投射することができる。
本実施態様においては、色領域を隣り合う2以上のカラーセグメントで構成するので、光源から出力される光の光束を高めて再び元に戻す制御処理の発生頻度を抑えることができ、好ましくは、カラーホイールが1回転する間に1回だけにすることができるので、光源のランプ寿命の延ばすことができる。
また、第1色領域の中心角と第2色領域の中心角とが等しく、カラーホイールが一定回転しているので、光束を高める色領域を変更した場合であっても、光源から出力する光束を高める時間を一定にすることができ、光源のランプ寿命を延ばすことができる。
更に、光の光束を高める場合と、その他の場合の2段階の出力制御で光源の制御を実現できるので、光源を稼動させるための制御処理を容易にし、光源の駆動制御装置を簡素化することができる。
本発明に係るプロジェクタのその他の実施態様は、画像の投射モードに応じて、前記第1色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高める設定と、前記第2色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高める設定と、に切り替え可能であることを特徴とする。
本実施態様では、画像の投射モードに応じて、光の光束を高めるカラーセグメントを切り替えることができるので、目的に応じた最適な投射画像を得ることができる。また、上記と同様に、画像の投射モードを変更しても、光源から出力する光束を高める時間を一定にすることができるので、光源のランプ寿命を伸ばし、光源の駆動制御装置を簡素化することができる。
本発明に係るプロジェクタのその他の実施態様は、前記光源への供給する電力を高めて前記光源から出力される光の光束を高める場合に、前記画像の投射モードが変更されても、前記カラーホイール1回転当たりの前記光源へ供給する電力量が一定であることを特徴とする。
光源から出力する光の光束を高めるには、上記のように、光源へ供給する電力を高める必要があるが、この場合、投射モードを変更して、光束を高める色領域を変更しても、色領域の中心角が同一であり、カラーホイールが一定回転しているので、供給する電力を高める時間が一定になる。従って、電力を高める比率を一定にしておけば、投射モードに関わらず、カラーホイール1回転当たりの光源へ供給電力量を一定にすることができる。
従って、画像の投射モードを変更しても、常に、最も高い効率で光源へ電力を供給することができる。
本発明に係るプロジェクタのその他の実施態様は、前記画像の投射モードに輝度重視モードと色重視モードとが含まれ、前記第1色領域及び前記第2色領域のうち、一方が比視感度が高い色で構成され、もう一方が比視感度が低く、強度が弱い色で構成されている場合に、前記輝度重視モードでは、前記比視感度が高い色で構成された色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高くし、前記色重視モードでは、前記比視感度が低く、強度が弱い色で構成された色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高くすることを特徴とする。
ここで、「輝度重視モード」とは、投射画像を明るく映し出すことを重視したモードであり、明暗、白黒の差をはっきり付けることができるので、遠くからでも投射画像をはっきり視認することができるモードである。一方、「色重視モード」は、画像データの色に忠実に色が再現されることを重視したモードである。
「比視感度が高い色」とは、光源から出力された光を構成する各色の光のうち、緑を含む光束の高い光の色を意味し、例えば、緑、白、シアン、黄色が考えられる。「比視感度が低い色」とは、光源から出力された光を構成する各色の光のうち、光束の低い光の色のことを意味し、例えば、赤、青が考えられる。
本実施態様においては、輝度重視モードでは、比視感度が強い色の光の光束を更に高めることによって、時分割色光取出手段から取り出す光の全体的な光束を効果的に高めることができるので、投射画像の明るさを増すことができる。一方、色重視モードでは、比視感度が低く、相対的に強度が弱い色の光の光束を高めることができるので、時分割色光取出手段から取り出す各色の光の光束のバランスを改善することができるので、画像データの色に忠実な投射画像を得ることができる。
本発明に係るプロジェクタのその他の実施態様は、前記カラーホイールが、5色以上の異なる色の前記カラーセクションで分割されていることを特徴とする。
ここで、「5色以上の異なる色」には、上記と同様に、隣り合わないカラーセグメントが同じ色を有する場合も含まれる。
本発明に係るプロジェクタのその他の実施態様は、前記第1色領域または前記第2色領域において、原色の前記カラーセグメントと中間色の前記カラーセグメントが隣り合うように配置されていることを特徴とする。
「原色」とは、光の3原色:青(Blue)、緑(Green)、赤(Red)を意味し、中間色とは、光の原色の混色で得られる色を意味する。中間色としては、例えば、緑と赤との混合で得られる黄色(Yellow)、青と緑の混合で得られるシアン(Cyan)、赤と青の混合で得られるマゼンタ(Magenta)等が考えられる。なお、黄色、シアン、マゼンタは、色の3原色と呼ばれる。
ここで、中間色が、それと隣り合った原色と他の色との混色で得られる場合には、この中間色は原色の波長成分を有するといえる。従って、本実施態様においては、第1色領域の中で、段階的に時分割色光取出手段から取り出す光の色を変化させていくことができ、美しく発色された投射画像を得ることができる。また、中間色を原色に隣接させることによって、セグメントの切り替割り時における投射画像の明るさを増すこともできる。
なお、原色の混色から得られる、波長成分を有するという観点から、白も中間色として考えることができる。
また、原色のカラーセグメントと中間色のカラーセグメントが隣り合うように配置された具体的な実施態様としては、前記第1色領域及び前記第2色領域におけるカラーセグメントの構成が、
(1)前記第1色領域が緑及び白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
(2)前記第1色領域が白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
(3)前記第1色領域が緑及び白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤のカラーセグメントから構成される場合、及び
(4)前記第1色領域が緑、白、及びシアンのカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
の何れかであることが考えられる。
更に、緑+白+黄色と、赤+シアンとの組み合わせも考えられる。
以上のように、本発明に係るプロジェクタでは、色領域を隣り合う2以上のカラーセグメントで構成することにより、光源から出力される光束を高めて元に戻す制御処理の発生頻度を抑えることができるので、光源のランプ寿命の延ばすことができる。
また、第1色領域の中心角と第2色領域の中心角とが等しく、カラーホイールが一定回転しているので、光束を高める色領域を変更した場合であっても、光源から出力する光束を高める時間を一定にすることができ、ランプ寿命を延ばすことができる。
また、光の光束を高める場合と、その他の場合との2段階の出力制御で光源の制御が実現可能なので、光源を稼動させるための制御処理を容易にし、光源の駆動制御装置を簡素化することができる。
更に、画像の投射モードを変更しても、カラーホイール1回転当たりの光源への供給電力が一定である場合には、常に、最も高い効率で光源へ電力を供給することができる。
本発明に係るプロジェクタの実施形態について、以下に図面を用いながら詳細に説明する。
(本発明に係るプロジェクタの1つの実施形態の説明)
<プロジェクタの全体構成の説明>
始めに、図1を参照しながら、本発明に係るプロジェクタの1つの実施形態の全体構成について説明を行う。ここで、図1(a)は、本実施形態のプロジェクタ2の全体構成を模式的に示す斜視図である。また、図1(b)は、図1(a)の矢印Aから見た断面図であって、プロジェクタ2を構成するランプ装置4の構造を模式的に示している。本実施形態のプロジェクタ2は、主に、白色光を出力するランプ装置4と、カラーフィルタを有する複数のカラーセグメント6a、6b・・に分割され、駆動モータ12により一定回転して、ランプ装置4から入力した光に基づき時分割で複数の色の光を取り出すカラーホイール6と、カラーホイール6により時分割で取り出された複数の色の光を順次変調する光変調素子8と、光変調素子8により変調されて形成された画像データに基づく色順次表示画像を、拡大してスクリーン18等へ投射する投射レンズ10とから構成される。
更に詳細に述べれば、ランプ装置4のランプ4aから出力された光を集光して、カラーホイールのカラーフィルタへ入射させるリフレクタ4b(図1(b)参照)と、カラーホイール6により時分割で取り出された複数の色の光を均一な強度とするライトパイプ14と、ライトパイプ14からの出射光を拡大して、光変調素子8の変調領域に入射させるためのレンズ16とが備えられている。また、プロジェクタ2に備えられた各機器の制御を行なうための制御装置20と、ランプ装置4を駆動、制御するためのランプ駆動制御回路22と、カラーホイール6を回転させる駆動モータ10を駆動、制御するためのモータ駆動制御回路24と、光変調素子8を駆動、制御するための光変調素子駆動制御回路26とが備えられている。
ここで、ランプ装置4及びランプ駆動制御回路22を総じて、「光源」と称することができ、カラーホイール6、駆動モータ12及びモータ駆動制御回路24を総じて、「時分割色取出手段」と称することができ、光変調素子8及び光変調素子駆動制御回路24を総じて、「光変調手段」と称することができる。また、投射レンズ10は、1つのレンズで構成することも、複数のレンズ群から構成することが可能であって、レンズの付帯機器を含めて「投射手段」と称することができる。
次に、プロジェクタ2を構成する主要構成要素について、更に詳細な説明を行う。
<光源の説明>
光源は、ランプ装置4及びランプ駆動制御回路22により構成され、本実施形態では、ランプ装置4として超高圧水銀ランプが用いられている。ただし、これに限られるものではなく、ランプ装置4として、例えば、ハロゲンランプ、メタルハライドランプを始めとするその他のあらゆるランプを用いることができる。
また、ランプ駆動制御回路22は、バラストとも呼ばれ、電源装置(図示せず)から供給された直流電流に基づき、超高圧水銀ランプを発光させるための高圧パルス電流を安定した状態で供給することができる。また、制御装置20から受信した制御信号に基づいて、ランプ駆動制御回路22は、ランプ装置4に制御信号に応じた電力を供給し、ランプ装置4から制御信号に応じた光束を有する光を出力することができる。
<時分割色光取出手段の説明>
時分割色光取出手段は、カラーホイール6、駆動モータ12及びモータ駆動制御回路24により構成され、カラーホイール6は、カラーフィルタを有する複数の色(例えば、青、緑、赤等)のカラーセグメント6a、6b・・に分割された円板状の部材である。このカラーホイール6は駆動モータ10の出力軸に接続されており、モータ駆動制御回路24によって駆動モータ12は一定回転させることにより、接続されたカラーホール6も一定回転する。
制御装置20から受信した制御信号に基づいて、モータ駆動制御回路24は、この制御信号に応じた回転数で駆動モータ12を一定回転させる。なお、本実施形態では、駆動モータ12として、DCブラシレスモータを用いているが、これに限られるものではなく、回転速度、回転精度等が適合するものであればその他の任意のモータを用いることができる。
更に、カラーホイール6が1回転するごとにパルス信号を発するセンサ(図示せず)が備えられており、モータ駆動制御回路24は、カラーホイール6の回転位置に関する情報信号を制御装置20に送信することができる。この回転位置に関する情報信号に基づいて、制御装置20は、カラーホイール6によって時分割で取り出される各色の光に応じて、ランプ装置4の出力を制御するための制御信号をランプ駆動制御回路22へ送信することができる。
また、制御装置20は、モータ駆動制御回路24から受信した回転位置に関する情報信号に基づいて、光変調素子8へ入射する色の情報及び画像データを光変調素子駆動制御回路24へ送信し、光変調素子駆動制御回路24は、これに基づいて光変調素子8を駆動制御することができる。
また、カラーセグメント6a、6b・・は、カラーホイール6を異なる色で分割する各エリアを意味し、カラーフィルタによって、エリアごとに異なる色の光を取り出すようになっている。また、隣り合うカラーセグメントは異なる色を有するが、隣り合わないカラーセグメントが同じ色を有することもあり得る。1つのカラーホイール6に備えられるカラーセグメントの数としては、3セグメント(例えば、青、緑、赤)以上であれば、任意の数のセグメントを備えることができるが、後述するように、5セグメント以上に分割するのが好ましい。なお、カラーホイール6のカラーセグメント6a、6b・・の配置に関する詳細な説明は後述する。
<光変調手段の説明>
光変調手段は、光変調素子8及び光変調素子駆動制御回路24から構成され、本実施形態では、光変調素子8として、DMD(Digital Micro−mirror Device)素子を用いている。DMD素子は、各画素に相当する微細なミラーがマトリックス状に配列され、各ミラーの傾きを変えてオン/オフ切り替えを行なうことができる。つまり、入射した光が投射レンズ10へ反射するようにミラーを傾けた場合がオンの状態であり、入射した光が投射レンズ10へ反射しないようにミラーを傾けた場合がオフの状態である。
また、オンにしている時間とオフにしている時間の比率によって、投射レンズ10へ入射する光の階調を変化させることができるので、画像データに基づいた階調表示が可能になる。
DMD素子は、マイクロ秒単位でオン/オフの切り替えが可能であり、例えば、カラーホイール6が6つのカラーセグメント(ここでは、6等分されていると仮定する)に分割され、秒60フレームの画像を投射する場合を考えると、1フレームあたりの投射時間は、1/60秒であり、これを6つのカラーセグメントで分割すると、1/360(=1/60×6)秒となる。更に、1つのカラーセグメントについて、256階調の明るさを再生する場合には、1/92160(=1/60×6×256)秒、つまり、10.85マイクロ秒ごとにオン/オフ切り替える必要がある。なお、カラーホイールは、1フレームで1回転するので、この場合、カラーホイールは、1/60秒で1回転することになる。
本実施形態では、光変調装置8の構成素子として、DMD素子を用いているが、これに限られるものではなく、用途に応じて、その他任意の光変調素子を用いることができる。
<投射手段の説明>
投射手段は、主に投射レンズ10から構成され、本実施形態では、投射レンズ10としてズームレンズが用いられているが、これに限られるものではなく、例えば、固定焦点レンズを用いることもできる。
(画像を投射する工程の概要の説明)
次に、以上のような構成を有するプロジェクタ2を用いて、実際に画像を投射する各工程の概要を、光の進行に沿って説明する。
まず、制御装置20から送信された制御信号に基づいて、ランプ駆動制御回路22が、所定の電力をランプ装置4に供給することにより、ランプ装置4は供給された電力に対応した光束を有する白色光を出力する。本実施形態では、モータ駆動制御手段24から送信されるカラーホイール6の回転位置の情報信号に基づいて、ランプ駆動制御手段22は、所定の色の光が取り出されるタイミングに、ランプ装置4へ供給する電力を高め、これによりランプ装置4から出力される光の光束を高めることができる。なお、後述するように、本実施形態では、ランプ駆動制御回路22からランプ装置4へ、通常時の電力と、それよりも高い特別時の電力の2段階の電力を供給できるように構成されており、これによって、ランプ装置4から、通常時の光束及びそれより高い特別時の光束を有する2段回の光が出力されるようになっている。
次に、ランプ装置4から出力された光は、レンズ14で集光され、駆動モータ12により一定速度で回転するカラーホイール6のカラーセグメント6a、6b・・に入射される。そして、カラーホイール6からカラーセグメントに対応した複数の色の光が時分割で取り出され、この時分割で取り出された複数の色の光が、レンズ18で拡大されて、DMD素子8の変調領域(反射領域)に入射される。DMD素子駆動制御手段24は、画像データに基づいて、DMD素子8を駆動、制御して、時分割で取り出された光を順次変調し、これによって、色順次表示画像を形成することができる。つまり、時分割で画像をカラー表示することができる。なお、制御装置20から送信された、DMD素子8に入射する色の情報及び画像データに基づいて、DMD素子駆動制御手段24は、DMD素子8を駆動して順次光の変調を行なうことができる。
更に、この変調された光を投射レンズ10で拡大して、画像データに基づく色順次表示画像を、スクリーン18に投射することができる。ここで、時分割レートを、例えば、1秒で60フレーム以上の画像が表示できるようにする場合には、人の目には、順次表示される青、緑、赤等の画像が残像として残り、カラー画像として知覚することができる。
(本発明に係るカラーホイールの実施形態の説明)
次に、本発明に係るカラーホイール6の具体的な実施形態に関して、以下に説明を行なう。
本実施形態では、輝度重視モードと色重視モードの2つの投射モードが備えられている。ここで、「輝度重視モード」とは、投射画像を明るく映し出すことを重視したモードであり、明暗、白黒の差をはっきり付けることができるので、遠くからでも投射画像をはっきり視認することができるモードである。つまり、画像の最も明るい部分と最も暗い部分との明暗比であるコントラスト比を高く取ることができるので、部屋の光にも影響されにくいモードであるといえる。
ここで、例えば、ランプ装置4として超高圧水銀ランプを用いた場合、緑、白等の色は強度が強く、赤、黄等の色は強度が弱くなる傾向にある。輝度重視モードでは、この強度が強い色の光の光束を高めることによって、カラーホイールから取り出された光の全体的な光束を効果的に高めることができるので、投射画像の明るさを増すことができる。
一方、色重視モードは、画像データの色に忠実に色が再現されることを重視したモードである。上記のように、高圧水銀ランプの分光特性から、強度の強い色と強度の弱い色が存在するため、ランプ装置4からの出力を一定にして、各色を当分に時分割した場合には、画像データの色に忠実に色を再現することができず、所謂ホワイトバランスが崩れた画像が投射される恐れがある。
このため、色重視モードでは、強度が弱い色の光束を高めることによって、カラーホイール6から取り出される各色の光の光束のバランスを改善することができるので、画像データの色に忠実な投射画像を得ることができる。
以上のように、本発明に係るプロジェクタ2では、使用状況に応じて輝度重視モード及び色重視モードに変更することが可能であるが、それに対応するカラーホイール6の各カラーセグメント6a、6b・・の配置について、具体的な実施形態の説明を以下に行なう。
<カラーホイールの第1の実施形態の説明>
始めに、図2及び図3を参照ながら、本発明に係るカラーホイールの第1の実施形態の説明を行なう。本実施形態では、図2(a)に示すように、青、緑、赤の光の3原色、及び白、黄の2つの中間色の計5つの異なる色のカラーセグメント6a〜6eに分割されている。そして、図2(b)に示すように、各カラーセグメントの中心角は、緑のセグメント6aが80°、白のセグメント6bが65°、黄のセグメント6cが35°、赤のセグメント6dが110°、青のセグメント6eが70°に設定されている。
また、図3に示すように、互いに隣り合った強度が強い色のセグメントである緑のセグメント6aと白のセグメント6bとによって、色領域1が構成されており、色領域1の中心角は、145°(=80°+65°)となっている。また、色領域1は、原色のセグメント(緑のセグメント6a)と中間色のセグメント(白のセグメント6b)とにより構成されている。
一方、互いに隣り合った強度が弱い色のセグメントである黄のセグメント6cと赤のセグメント6dとによって、色領域2が構成されており、色領域2の中心角は、145°(=35°+110°)となっている。また、原色のセグメント(赤のセグメント6d)と中間色のセグメント(黄のセグメント6c)とにより構成されている。
以上のように、2つの隣り合った比視感度が高いカラーセグメントから構成された色領域1の中心角と、2つの隣り合った比視感度が弱く、強度が弱いカラーセグメントから構成された色領域2の中心角とは同一である。
このようにカラーセグメント6a〜6eが配置されたカラーホイール6を用いて、時分割で各色の光を取り出して画像を投射する場合における、ランプ装置4に入力する電流値の入力波形を図3に示す。基本的に、直流電流を用いるランプ装置4の抵抗をR、ランプ装置4に入力する電流をI、ランプ装置4に入力する電圧をV,ランプ装置4に供給する電力をPとすれば、
P= V・I = I・R = V/R (SI単位では、J/S)である。
従って、ランプ装置4に入力する電流値Iを高めれば、供給電力が高まり(電流の2乗に比例)、それに応じて、ランプ装置4から出力する光の光束が高められる。図3に示すように、本実施形態では、通常時にランプ装置4へ入力する電流値を100%とすると、光束を高める特別時には、ランプ装置4へ入力する電流値が135%になっている。ランプ装置4から出力する光の光束も、図3に示す波形に対応して変化する。
本実施形態では、ランプ装置4へ入力する電流値を、連続的に変化させたり、3つ以上の複数のステップで変更したりせずに、2段回の入力設定を行なうように構成されている。このようにすることによって、ランプ駆動制御回路22の構成を簡素化することができ、装置の製造コストを抑制し、保守性に優れた装置を提供することができる。なお、本実施形態では、特別時における電流値が、通常時の135%になっているが、これに限られるものではなく、ランプ装置4の分光特性や、カラーセグメントの配置等に応じて、任意の値を設定することができる。例えば、120〜150%の範囲の値を設定することを例示することができる。
ここで、図3上図のA.輝度重視モードにおいては、色領域1がカラーホイール6へ入射された光の光路を横切るとき、つまり色領域1の色(緑及び白色)の光が取り出されるときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げて、ランプ装置4から出力する光の光束を高め、カラーホイール6から取り出される光の光束を高めることができる。これによって、比視感度が高い色の光の光束を高めることができ、カラーホイール6から取り出された光の全体的な光束を効果的に高めることができるので、投射画像の明るさを増すことができ、輝度重視モードの機能を発揮することができる。
一方、図3下図のB.色重視モードにおいては、色領域2が光路を横切るとき、つまり色領域2の色(赤及び黄色)の光が取り出されるときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げて、ランプ装置4から出力する光の光束を高め、カラーホイール6から取り出される光の光束を高めることができる。これによって、比視感度が低く、強度が弱い色の光の光束を高めることができ、カラーホイール6から取り出される光の各色の光束のバランスを改善することができるので、画像データの色に忠実な投射画像を得ることができ、色重視モードの機能を発揮することができる。
輝度重視モード及び色重視モードの何れの場合においても、供給する電力を高める必要があるカラーセグメントが隣り合っているので、供給する電力を高めるタイミングは、カラーホイール6が1回転する間に1回だけであり、供給する電力を高める必要がある複数のカラーセグメントが隣り合っていない場合に比べて、ランプ装置4の寿命を大幅に伸ばすことができる。
また、本実施形態では、色領域1及び色領域2において、原色のカラーセグメントと中間色のカラーセグメントとが隣り合っているので、色を段階的に変化させていくことができ、美しく発色された画像を得ることができる。また、セグメントの切り替え時における画像の明るさを増すことができる。
次に、カラーホイール6が1回転する場合の通常時の時間t1と、特別時の時間をt2を計算すると以下のようになる。ここで、カラーホイール6が1回転する時間をtとすると、
輝度重視モード及び色重視モードの何れにおいても、色領域1及び色領域2の中心角が同一(本実施形態では145°)なので、何れのモードにおいても、
t1 = 145/360 × t
t2 = (360−145)/360 × t
となり、通常時の時間t1及び特別時の時間t2は一定である。
よって、供給する電力を高める時間を常に一定にできるので、ランプ装置4の寿命を延ばすことができる。また、ランプ装置4の出力も2段階で変化させるだけであり、ランプ駆動制御回路22も簡素化することができるので、プロジェクタ2の製造コストの低減も図れる。
次に、図3を参照して、輝度重視モードの場合のカラーホイール6が1回転したときのランプ装置4へ供給する電力量と、色重視モードの場合のカラーホイール6が1回転したときのランプ装置4への供給する電力量とを比較する。ここで、ランプ装置4の抵抗をR、通常時のランプ装置4への入力電流をIとすると、カラーホイール6が1回転するときの供給電力量Wは、輝度重視モード及び色重視モードの何れにおいても、通常時の時間t1及び特別時の時間t2が同一なので、
W= I・R×t1 + (1.35I)・R×t2
となり、供給電力量Wは、常に一定である。
従って、輝度重視モード及び色重視モード何れにおいても、常に、最も高い効率でランプ装置4へ電力を供給することができる。
<カラーホイールの第2の実施形態の説明>
次に、図4及び図5を参照ながら、本発明に係るカラーホイールの第2の実施形態の説明を行なう。なお、以下の実施形態では、カラーセグメントの構成色及び配置、並びに色領域1及び色領域2を構成するカラーセメントが異なる以外は、上記のカラーホイールの第1の実施形態と同様である。従って、以下の説明においては、上記のカラーホイールの第1の実施形態と異なる点に絞って説明を行なう。
本実施形態では、図4(a)に示すように、青、緑、赤の光の3原色、及び白、黄、シアンの3つの中間色の計6つの異なる色のカラーセグメント6a〜6fに分割されている。そして、図4(b)に示すように、各カラーセグメントの中心角は、緑のセグメント6aが80°、白のセグメント6bが30°、黄のセグメント6cが35°、赤のセグメント6dが110°青のセグメント6eが70°、シアンのセグメント7fが35°に設定されている。
また、図5に示すように、互いに隣り合った強度が強い色のセグメントである緑のセグメント6aと白のセグメント6bとによって、色領域1が構成されており、色領域1の中心角は、110°(=80°+30°)となっている。色領域1は、原色のセグメント(緑のセグメント6a)と中間色のセグメント(白のセグメント6b)とにより構成されている。
一方、色領域2は、強度が弱い色のセグメントである赤のセグメント6dのみによって構成されており、色領域2の中心角は、赤のセグメント6dと同じ110°となっている。
以上のように、2つの隣り合った比視感度が高いカラーセグメントから構成された色領域1の中心角と、1つの比視感度が低く、強度が弱いカラーセグメントで構成された色領域2の中心角は同一である。
また、図5上図に示すように、A.輝度重視モードでは、色領域1が光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げ、B.色重視モードでは、色領域2が光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げている。
<カラーホイールの第3の実施形態の説明>
次に、図6を参照ながら、本発明に係るカラーホイールの第3の実施形態の説明を行なう。この実施形態では、図4に示すカラーホイール6を用いており、色領域1及び色領域2を構成するカラーセグメントが、上記のカラーホイールの第2の実施形態と異なっている。
図6に示すように、互いに隣り合った強度が強い色のセグメントであるシアンのセグメント6fと、緑のセグメント6aと、白のセグメント6bとによって、色領域1が構成されており、色領域1の中心角は、145°(=35°+80°+30°)となっている。色領域1は、原色のセグメント(緑のセグメント6a)と、その両側に配置された中間色のセグメント(シアンのセグメント6fと白のセグメント6b)とにより構成されている。
一方、互いに隣り合った強度が弱い色のセグメントである黄のセグメント6cと赤のセグメント6dとによって、色領域2が構成されており、色領域2の中心角は、145°(=35°+110°)となっている。また、原色のセグメント(赤のセグメント6d)と中間色のセグメント(黄のセグメント6c)とにより構成されている。
以上のように、3つの隣り合った比視感度が高いカラーセグメントから構成された色領域1の中心角と、2つの隣り合った比視感度が低く、強度が弱いカラーセグメントから構成された色領域2の中心角が同一である。
また、図6に示すように、A.輝度重視モードでは、色領域1が光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げ、B.色重視モードでは、色領域2が光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げている。
<カラーホイールの第4の実施形態の説明>
次に、図7及び図8を参照ながら、本発明に係るカラーホイールの第4の実施形態の説明を行なう。本実施形態では、図7(a)に示すように、青、緑、赤の光の3原色、及び白、黄、シアンの3つの中間色の計6つの異なる色のカラーセグメント6a〜6fに分割されている。そして、図7(b)に示すように、各カラーセグメントの中心角は、赤のセグメント6aが80°、黄のセグメント6bが30°、緑のセグメント6cが35°、白のセグメント6dが110°、青のセグメント6eが70°、及びシアンのセグメント7fが35°に設定されている。
次に、図8に示すように、色領域1は、強度が強い色のセグメントである白のセグメント6dのみによって構成されており、色領域1の中心角は、白のセグメント6dと同じ110°となっている。
一方、互いに隣り合った強度が弱い色のセグメントである赤のセグメント6aと黄のセグメント6bとよって、色領域2が構成されており、色領域2の中心角は、110°(=80°+30°)となっている。また、原色のセグメント(赤のセグメント6a)と中間色のセグメント(黄のセグメント6b)とにより構成されている。
以上のように、1つの比視感度が高いカラーセグメントから構成された色領域1の中心角と、2つの隣り合った比視感度が低く、強度が弱いカラーセグメントから構成された色領域2の中心角は同一である。
また、図8に示すように、A.輝度重視モードでは、色領域1が光の光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げ、B.色重視モードでは、色領域2が光の光路を横切るときに、ランプ装置4へ入力する電流値を通常時の135%に上げている。
以上のように、カラーホイール6の実施形態として4つの実施形態を示したが、これに限られるものではなく、7つ以上のカラーセグメントで分割されたカラーホイール6を始めとして、その他の任意のカラーホイールの実施形態が考えられる。
(本発明に係るプロジェクタのその他の実施形態の説明)
本発明に係るプロジェクタの実施形態は、上記の実施形態に限られるものではなく、その他の様々な実施形態が本発明に含まれる。
本発明に係るプロジェクタの1つの実施形態の全体構成を示す模式図である。 本発明に係るカラーホイールの第1の実施形態を示す(a)模式図、及び(b)表である。 本発明に係るカラーホイールの第1の実施形態を用いた場合のランプ装置への入力電流波形を示す図である。 本発明に係るカラーホイールの第2の実施形態を示す(a)模式図、及び(b)表である。 本発明に係るカラーホイールの第2の実施形態を用いた場合のランプ装置への入力電流波形を示す図である。 本発明に係るカラーホイールの第3の実施形態を用いた場合のランプ装置への入力電流波形を示す図である。 本発明に係るカラーホイールの第4の実施形態を示す(a)模式図、及び(b)表である。 本発明に係るカラーホイールの第4の実施形態を用いた場合のランプ装置への入力電流波形を示す図である。
符号の説明
2 プロジェクタ
4 ランプ装置
4a ランプ
4b リフレクタ
6 カラーホイール
6a・・ カラーセグメント
8 光変調素子(DMD素子)
10 投射レンズ
12 駆動モータ
14 ライトパイプ
16 レンズ
18 スクリーン
20 制御装置
22 ランプ駆動制御回路
24 モータ駆動制御回路
26 光変調素子駆動制御回路

Claims (7)

  1. 光源と、
    カラーフィルタを有する複数のカラーセグメントに分割されたカラーホイールを備え、前記光源から出力された光を一定速度で回転する前記カラーホイールに入射させ、前記カラーホイールから時分割で複数の色の光を取り出す時分割色光取出手段と、
    画像データに基づいて、前記時分割色光取出手段から取り出された複数の色の光を順次変調して色順次表示画像を形成する光変調手段と、
    前記光変調手段により形成された前記色順次表示画像を拡大して投射する投射手段と、
    を備えた色順次表示式プロジェクタであって、
    前記各カラーセグメントが、前記カラーホイールの回転中心に対して所定の中心角をなすように配置され、
    隣り合う2以上の前記カラーセグメントから構成される第1色領域の中心角が、他の前記カラーセグメントまたは他の隣り合う2以上の前記カラーセグメントから構成される第2色領域の中心角と等しく、
    前記第1色領域または前記第2色領域が、前記カラーホイールへ入射した光の光路を横切る間、前記光源から出力する光束を高めることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 画像の投射モードに応じて、前記第1色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高める設定と、前記第2色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高める設定と、に切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記光源への供給する電力を高めて前記光源から出力される光の光束を高める場合に、
    前記画像の投射モードが変更されても、前記カラーホイール1回転当たりの前記光源へ供給する電力量が一定であることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記画像の投射モードに輝度重視モードと色重視モードとが含まれ、
    前記第1色領域及び前記第2色領域のうち、一方が比視感度が高い色で主に構成され、もう一方が比視感度が低く、強度が弱い色で主に構成されている場合に、
    前記輝度重視モードでは、前記比視感度が強い色で構成された色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高くし、
    前記色重視モードでは、前記比視感度が低く、強度が弱い色で構成された色領域が前記光路を通過する間に前記光源から出力する光束を高くすることを特徴とする請求項2または3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記カラーホイールが、5色以上の異なる色の前記カラーセクションで分割されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記第1色領域または前記第2色領域において、原色の前記カラーセグメントと中間色の前記カラーセグメントが隣り合うように配置されていることを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
  7. 前記第1色領域及び前記第2色領域におけるカラーセグメントの構成が、
    (1)前記第1色領域が緑及び白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
    (2)前記第1色領域が白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
    (3)前記第1色領域が緑及び白のカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤のカラーセグメントから構成される場合、及び
    (4)前記第1色領域が緑、白、及びシアンのカラーセグメントから構成され、前記第2色領域が赤及び黄のカラーセグメントから構成される場合、
    の何れかであることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタ。
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