JP2003098330A - 光照射装置および表示装置 - Google Patents

光照射装置および表示装置

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JP2003098330A
JP2003098330A JP2001286427A JP2001286427A JP2003098330A JP 2003098330 A JP2003098330 A JP 2003098330A JP 2001286427 A JP2001286427 A JP 2001286427A JP 2001286427 A JP2001286427 A JP 2001286427A JP 2003098330 A JP2003098330 A JP 2003098330A
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light
color filter
rotary
color filters
color
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JP2001286427A
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English (en)
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Kenji Kameyama
健司 亀山
Ikuo Kato
幾雄 加藤
Keishin Aisaka
敬信 逢坂
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Yasuyuki Takiguchi
康之 滝口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の帯域の光を照射することにより照明に
使用することができ、少なくとも1つの帯域については
色調を調整可能な光照射装置と表示装置を得る。 【解決手段】 白色光を使用してこれをフィルタで分光
し、これによって順次表示を行うことでカラー表示を実
現する。単位時間に特定の帯域の光を照射する光照射装
置であって、複数の帯域の光を時系列で照射する機能を
もち、少なくとも1つの帯域の光について照射する波長
域を調整する機能をもつ。複数のカラーフィルタ片10
1、102,103、104,105を有してなる回転
カラーフィルタ107、108が複数枚重ね合わせられ
て配置され、この重ね合わせ部分の各回転カラーフィル
タ107、108の重なりを調整することにより透過光
の色調を調整可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、各種照明
装置、液晶プロジェクターなどに適用可能な光照射装置
および液晶プロジェクターのような投射型の表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクターなど投射型の表示装
置は、一般に白色の光源を使用し、これをダイクロイッ
クミラー、プリズム等を用いて分光し、各色に対応した
ライトバルブ(以下「LV」という)に各色に対応した画
像を表示し、各LVに表示された画像を上記光源で照明
するとともに、照明された各LVの画像を重ねてスクリ
ーンに投射することにより、カラー画像をスクリーン上
に表示することができるようになっている。
【0003】一方、1枚または2枚のLVを使用して、
光源光を時間分光し、それぞれ対応する画像をLVに表
示し、これらの表示画像を合成することで、カラー画像
を得る方法がある。この方法は一般にフィールドシーケ
ンシャル方式と呼ばれている。
【0004】このようなフィールドシーケンシャル方式
の表示装置に使用する光源は、赤緑青(以下「RGB」
という)の各波長がフラットな分光特性を有しているこ
とが望ましい。各波長が比較的フラットな特性を持つ光
源として、キセノンランプがある。しかし、キセノンラ
ンプは、供給される電力の変換効率が低いため、電力消
費が極端に高くなるという問題点がある。そのため、一
部の画質優先の大型機で採用されているに過ぎない。一
般に広く使用されている超高圧水銀灯は、赤の帯域での
光強度が低く、また緑と赤の帯域間に、オレンジに帰属
されるスペクトルが存在する。
【0005】このようなRGBの強度が片寄っている光
源を用いてもカラーバランスのよい画像を表示すること
ができるように、各種の工夫がなされている。特開平2
000−347324公報では、R、G、Bの少なくと
も一色の選択時間を、他の色の選択時間と異ならせるこ
とで、RGBの強度差を抑えるようにしたことを特徴と
する画像表示装置が提案されている。
【0006】また、特開平2000−227782公報
では、RGBの各フィルタ面積をそれぞれ所望の面積比
として作り込み、一方、画像信号は、諧調の重み付けに
応じて対応するカラーサブフレーム期間に選択的に色画
像を生成させることにより、良好な諧調表示を可能にし
たカラー画像生成装置が提案されている。上記各公報記
載の発明は、いずれも一度作り込まれたカラーフィルタ
の透過波長帯域は固定である。
【0007】ホワイトバランス等の色調を調整すること
は、ライトバルブ駆動時に階調表示機能の一部を使用
し、透過率を調整することで行う。この方法は、アナロ
グ階調表示が可能なLVの場合、データの変換を行う際
に、バイアスを印加することで調整可能である。
【0008】先に述べたフィールドシーケンシャル方式
は、LVが1個でフルカラー表示を実現することができ
ることより、低コスト化が可能な方法として注目されて
いる。このフィールドシーケンシャルには、高速でRG
Bに対応する表示を行うため、DMD(デジタル・ミラ
ー・デバイス:すなわち小片のミラーを静電力等で傾け
て反射光軸を傾けることでオン・オフを行う)、強誘電
性液晶等の2値駆動を行う表示機能がLVとして用いら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら二値駆動を行う
LVでは、階調表示は基本的にパルス幅変調によって行
う。この場合、階調数が増加するに従い、単位あたりの
駆動時間は短くなり、また、分割数が増加するため、光
の利用効率は低下する。高階調を実現し、かつ色調を変
調するために、さらに分割数を増加すると、オン・オフ
のスイッチング回数が増加し、この部分は表示に利用で
きないことから光利用効率が低下してしまう。従来技術
ではこの点についてなんら対策を行っていない。
【0010】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、第1の目的は、複数の
帯域の光を照射することにより照明に使用することがで
きる光照射装置であって、少なくとも1つの帯域につい
ては色調を調整可能な光照射装置を実現することにあ
る。
【0011】本発明の第2の目的は、少なくともカラー
フィルタの1枚は、所定の吸収または反射特性を有する
部分と可視光域を透過する部分の二種類のカラーフィル
タからなるものを使用し、もって、他方のカラーフィル
タで変調する帯域を容易に選択することができる光照射
装置を実現することにある。
【0012】本発明の第3の目的は、複数の回転カラー
フィルタの回転を個別に制御することで、カラーフィル
タの重なり部分を変更し、色調を調整可能にした光照射
装置を実現することにある。
【0013】本発明の第4の目的は、複数使用する回転
カラーフィルタの回転軸を一致させることで、光軸方向
から見た投影面積を小さくし、光投射装置の小型化を実
現することにある。
【0014】本発明の第5の目的は、複数の回転カラー
フィルタを近接させて実装することを実現し、各フィル
タを透過する光の状態をほぼ同じ状態にするとともに、
光投射装置の小型化を実現することにある。
【0015】本発明の第6の目的は、回転カラーフィル
タとその駆動機構の実装に関し、一つの回転カラーフィ
ルタと他の回転カラーフィルタとを互いに逆向きにし、
回転カラーフィルタを向き合わせて実装することで、光
投射装置の小型化を実現することにある。
【0016】本発明の第7の目的は、光束を絞ることに
より、光の利用効率を高めた光投射装置を実現すること
にある。
【0017】本発明の第8の目的は、上記光投射装置を
使用した表示装置であって、画像情報を表示する素子と
してライトバルブを使用し、ライトバルブでの階調表示
特性、光利用効率を低下させることなく色調を調整可能
な表示装置を実現することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、白色光を使用
してこれをフィルタで分光し、これによって順次表示を
行うことでカラー表示を実現する。すなわち、単位時間
に特定の帯域の光を照射する光照射装置であって、複数
の帯域の光を時系列で照射する機能をもち、少なくとも
1つの帯域の光について照射する波長域を調整する機能
をもっていることを特徴とする。
【0019】複数のカラーフィルタ片を有してなる回転
カラーフィルタが複数枚重ね合わせられて配置され、こ
の重ね合わせ部分の各回転カラーフィルタの重なりを調
整することにより透過光の色調を調整可能に構成されて
いてもよい。
【0020】上記回転カラーフィルタの少なくとも1枚
は2種類のカラーフィルタ片からなり、2種類のカラー
フィルタ片の一方は所定の吸収または反射特性を有し、
もう一方は可視光域を透過するものであってもよい。そ
の他の本発明の特徴は、以下に述べる発明の実施の形態
を参照することによって理解することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる光照射装置、作像装置および表示装置の実施の
形態について説明する。
【0022】実施例1 実施例1に使用する回転カラーフィルタの例を図1に示
す。図1において、回転カラーフィルタは、RGBの各
色の帯域のみを透過するカラーフィルタ片101、10
2,103を中心角120°毎で組み合わせた第1回転
カラーフィルタ107(図1(a)参照)と、黄色の帯
域のみを透過しない特性すなわち黄色カット特性を持つ
カラーフィルタ片105を中心角120°の範囲に、残
り240°の範囲は可視光域104で、90%以上を透
過するもので構成した第2回転カラーフィルタ108
(図1(b)参照)をそれぞれ試作した。カラーフィル
タ片101は赤の帯域を透過するもので、580nm以
上の波長の透過率は90%以上に設定した。カラーフィ
ルタ片102は緑の帯域を透過するもので、490〜5
90nmの波長の透過率は90%以上に設定した。カラ
ーフィルタ片103は青の帯域を透過するもので、49
0nm以下の波長の透過率は90%以上に設定した。
【0023】第2回転カラーフィルタ108のカラーフ
ィルタ片105は、565〜590nmの波長域をカッ
トし、565〜590nmの波長域以外の光を90%以
上透過させ、第2の回転カラーフィルタ108の、他方
のカラーフィルタ片104は、可視域を90%以上透過
するように設定した。
【0024】図1(c)に示すように、上記第1回転カ
ラーフィルタ107と第2回転カラーフィルタ108を
光軸方向に重ね合わせ、白色の照明光106が2枚の回
転カラーフィルタ107、108を透過するように配置
した。2枚の回転カラーフィルタ107、108の相対
的な回転位置の違いによって、照明光106が透過する
カラーフィルタの組み合わせが異なり、双方を合わせた
フィルタ特性が変化する。図2、図3、図4に双方のフ
ィルタの組み合わせによる透過特性の変化を簡易的に示
す。図2、図3、図4において、(a)は第1回転フィ
ルタ107の各フィルタ片の透過率特性を、(b)は第
2回転フィルタ108の黄色カットフィルタ片105の
透過率特性を、(c)はこれら2枚の回転フィルタを組
み合わせた透過率特性を示す
【0025】図2は、第1回転カラーフィルタ107の
青を透過するフィルタ片103と第2回転カラーフィル
タ108の黄色カットフィルタ片105を重ね合わせた
場合を示しており、図2(c)に示すように、双方のフ
ィルタ107、108を合わせた透過率特性に差異は生
じない。
【0026】図3は、第1回転カラーフィルタ107の
緑を透過するフィルタ片102と第2回転カラーフィル
タ108の黄色カットフィルタ片105を重ね合わせた
場合を示しており、図3(c)に示すように、565〜
590nmの黄色を示す波長がカットされている。
【0027】図4は、第1回転カラーフィルタ107の
赤を透過するフィルタ片101と第2回転カラーフィル
タ108の黄色カットフィルタ片105を重ね合わせた
場合を示しており、図4(c)に示すように、565〜
590nmの黄色を示す波長がカットされている。
【0028】もちろん、第1回転カラーフィルタ107
の緑を透過するフィルタ片102、赤を透過するフィル
タ片101ともに、第2カラーフィルタ108の可視領
域を90%以上透過する部分104と重ね合わせること
で、第1回転カラーフィルタ107の上記各フィルタ片
102,101を透過する波長領域を透過させることが
できる。
【0029】以上説明した第1、第2回転フィルタ10
7、108の各フィルタ片同士の組み合わせと、そのと
きの透過特性をまとめて表1に示す。 表1 回転カラーフィルタ1、回転カラーフィルタ2の
組み合わせと透過光色 表1に示すように、実施例1では、第1回転カラーフィ
ルタ107の赤、緑各色について、第2回転カラーフィ
ルタ108の黄色カットフィルタ片105の有無で、色
純度調整が可能であることがわかる。
【0030】このように、上記実施例は、回転カラーフ
ィルタを用いることによって、単位時間に特定の帯域の
光を照射する光照射装置であって、複数の帯域の光を時
系列で照射する機能を持っている。そして、第1回転カ
ラーフィルタ107と第2回転カラーフィルタ108と
の相対回転位置を調整して双方のカラーフィルタの、フ
ィルタ片の重なりを調整することにより、少なくとも一
つの帯域の光について照射する波長域を調整する機能を
持っている。
【0031】実施例2 実施例2は、実施例1に手を加え、第1、第2回転フィ
ルタ107、108に、個別に回転機構を設けたもので
ある。こうすることによって、色調を可変することがで
きる。その具体的な構造を図5(a)(b)(c)に示
す。いずれも、回転カラーフィルタに個別の回転駆動機
構を設けたもので、回転駆動機構として(a)ダイレク
ト駆動の回転モータを、(b)はローラによる駆動機構
を、(c)は回転ベルトによる駆動機構を使用した例を
示す。以下、これらの構成を具体的に説明する。
【0032】図5(a)において、駆動源としてのモー
タ202は回転軸203を有し、この回転軸203は回
転カラーフィルタ201の回転中心に圧入等によって一
体に結合され、モータ202の回転駆動によって回転カ
ラーフィルタ201がダイレクトに回転駆動されるよう
になっている。回転カラーフィルタ201の回転中心か
ら外れた位置に照明光が照射されてフィルタ片を透過す
るとともに、回転カラーフィルタ201の回転によりそ
のフィルタ片が順次切り替えられる。回転カラーフィル
タ201は、前述の第1、第2回転カラーフィルタのい
ずれにも適用可能である。
【0033】図5(b)に示す駆動機構は、ローラ20
7によって駆動するようにしたものである。駆動源とし
てのモータ205の回転軸にはゴムなどからなるローラ
207が一体に取り付けられ、このローラ207は回転
カラーフィルタ204の外周面に押し付けられている。
モータ205の駆動によってローラ207が回転する
と、この回転力が回転カラーフィルタ204に伝達さ
れ、回転カラーフィルタ204が回転軸206を中心に
回転駆動される。これによってフィルタ片が順次切り替
えられる。この回転カラーフィルタ204も、前述の第
1、第2回転カラーフィルタのいずれにも適用可能であ
る。回転軸206の回転抵抗を小さくするために、回転
軸206を、ベアリングを介して支持するとよい。
【0034】図5(c)に示す駆動機構は、ベルト21
1とプーリ212,213を用いたものである。駆動源
としてのモータ209の回転軸にはプーリ212が一体
に取り付けられ、回転カラーフィルタ208の回転軸2
10にもプーリ213が一体に取り付けられ、これらの
プーリ212,213に跨ってベルト211が掛けられ
ている。モータ209の回転駆動力は、プーリ212、
ベルト211、プーリ213を介して回転軸210に伝
達され、回転カラーフィルタ208が回転駆動され、フ
ィルタが順次駆動される。この回転カラーフィルタ20
8も、前述の第1、第2回転カラーフィルタのいずれに
も適用可能である。
【0035】なお、比較例として、2枚のカラーフィル
タを1個のモータで直接回転駆動する構成のものを試作
した。
【0036】本発明による上記回転カラーフィルタ駆動
方法を、図5(a)(b)(c)に示す各構造にしたが
って、直接駆動を(a)、ローラ駆動を(b)、ベルト
駆動を(c)として回転の安定度を比較すると、安定度
は(a)>(c)>(b)となり、直接駆動が最も安定
した回転が得られた。
【0037】本発明では、カラー特性を調整可能にする
ために、第1、第2の回転カラーフィルタの回転を個別
に調整可能にして、回転カラーフィルタ相互間の位相を
調整可能にする必要がある。そのために、それぞれの回
転カラーフィルタには回転位置検出手段を設け、必要に
応じて双方の位相差を検出することができるようにす
る。回転位置検出手段としては、光学的なもの、磁気的
なもの、機械的なものなど各種ある。図6は、光学的な
ものの例を示す。
【0038】図6において、回転カラーフィルタ215
の外周面には、例えばアルミニウム片などからなる光の
反射体216が貼り付けられている。回転カラーフィル
タ215の外側には、回転カラーフィルタ215の外周
面に向かって光を照射するLEDなどからなる発光部2
13と、上記反射体216からの反射光を受光するフォ
トダイオードなどからなる受光部214が配置されてい
る。回転カラーフィルタ215は、透過させる光の帯域
が異なる複数のカラーフィルタ片を有しているが、図示
は省略されている。回転カラーフィルタ215が所定の
回転位置になると、反射体216からの反射光を受光部
214が受光し、受光部214は光量変化によって反射
体の通過タイミングを検出することができる。反射体2
16が通過してから次に通過するまでの時間および回転
機構の回転速度から、詳細な各カラーフィルタ片の位置
を検出することができる。
【0039】前述のように、モータによる回転カラーフ
ィルタ直接駆動が最も安定した回転が得られ、上記のよ
うな位置検出手段を用いることによって、複数枚の回転
カラーフィルタ間の相対位置関係を検出することができ
ることから、複数枚のカラーフィルタを駆動するモータ
間の位相調整をおこなうことで、互いのカラーフィルタ
の相対位置を調整することができる。その点、従来例で
は、あらかじめ組立時に決定したカラーフィルタ位置で
しか駆動することはできない。
【0040】実施例3 実施例3として、図7に回転カラーフィルタの回転軸を
一致させた例を示す。図7において、2枚の回転カラ−
フィルタ501、502を使用し、各回転カラーフィル
タ501,502の回転軸には、それぞれ独立して回転
制御が可能な回転機構として、モータ503、504を
実装した。回転機構を構成するモータ503、504の
出力軸に各回転カラーフィルタ501,502がそれぞ
れ直結され、各回転カラーフィルタ501,502が直
接回転駆動されるようになっている。各回転カラーフィ
ルタ501,502の回転軸は一つの軸線上に一致して
いる。図7に示した矢印は、照明光の光軸を示す。
【0041】この実施例によれば、回転カラーフィルタ
の回転軸を一致させることで、光軸側から見た回転カラ
ーフィルタの投影寸法が小さくなる。そのため、スポッ
トライト等の照明装置に適用し、これを劇場等に多数設
置する用途に最適な構造を得ることができる。
【0042】実施例4 実施例4として、回転カラーフィルタを2枚使用する場
合を図8に示す。図8(a)(b)において、符号60
1、602、605、606はカラーフィルタ、60
3、604、607、608はそれぞれのフィルタを回
転させる駆動機構を示す。図8(a)に示す例は、二つ
の回転カラーフィルタ601,602が、それぞれ駆動
機構としてのモータ603,604によって直接回転駆
動されるようになっている。二つの回転カラーフィルタ
601,602の回転軸は互いにずれた位置にあって互
いに平行になっていて、軸方向から見て二つの回転カラ
ーフィルタ601,602の一部が重なり合い、この重
なり合った部分を照明光が透過するようになっている。
【0043】図8(b)に示す例も、二つの回転カラー
フィルタ605,606と、モータ607,608によ
って同様に構成されている。図8(b)から明らかなよ
うに、一つの回転カラーフィルタ605とモータ607
のユニットの向きと、もう一つの回転カラーフィルタ6
06とモータ608のユニットの向きは同じ向きであ
り、二つの回転カラーフィルタ605,606は光軸方
向に近接させて配置されている。この例によれば、二つ
の回転カラーフィルタ605,606が照明光の光軸を
中心として外側に広がる難点はあるが、光軸方向の寸法
を短くしたいという要求に応えることができる。また、
二つの回転カラーフィルタ605,606を光軸方向に
近接させることで、透過させる光の条件(光源からのス
ポット径)をそれぞれのフィルタの位置で揃えることが
できる。
【0044】図9は、3枚の回転カラーフィルタ60
9,610,611と、3個の駆動源としてのモータ6
12,613,614とによって、回転カラーフィルタ
とモータとの3個のユニットを形成した例を示してい
る。各ユニットの向きは同じである。2枚の回転カラー
フィルタ610,611は回転軸が一つの軸線上に一致
し、もう1枚の回転カラーフィルタ609の回転軸は、
上記回転軸から外れた位置に、しかし、上記回転軸と平
行に設置されている。また、回転カラーフィルタ609
は軸方向において2枚の回転カラーフィルタ610,6
11の間に配置され、各回転カラーフィルタ609,6
10,611は軸方向から見て一部が重なり合い、この
重なり合った部分を照明光が透過するように構成されて
いる。同様の構成によって、4個以上のユニットを配置
することも不可能ではない。
【0045】図9に示す例によれば、2枚のカラーフィ
ルタ610,611間にモータ613が存在するため、
2枚のカラーフィルタ610,611の間隔が広い。し
たがって、各フィルタの位置において透過させる光の条
件、例えば照明光のスポット径などの条件を揃えること
ができず、光利用効率が低下する可能性がある。その対
策としてはフィルタ形状を大型化する等が考えられる
が、装置全体が大型化する可能性がある。
【0046】ただし、図9に示す例では、2枚のカラー
フィルタ610、611の間にカラーフィルタ609を
設置している。いま、仮に3枚のカラーフィルタがとも
に回転軸を一致させて構成されている場合を想定する
と、3枚のカラーフィルタ間に二つのモータが配置され
ることになり、光軸方向の寸法がかなり長くなる。光軸
方向での投影面積を小さく抑える必要がある場合にはそ
れでも有効であるが、他の機器への組み込み等を考える
と、カラーフィルタの回転軸をずらして光軸方向の寸法
を短くすることが好ましい場合もある。特に光軸方向の
長さが機器の大きさに制限される用途(例えば、機器に
組み込まれる照明系)には、図9に示すような例でも、
小型化の実現に寄与することができる。
【0047】実施例5 図10は、回転カラーフィルタを2枚使用した場合の別
の実施例を示す。図10(a)は、回転カラーフィルタ
701とこれを直接回転駆動するモータ703のユニッ
トと、回転カラーフィルタ702とこれを直接回転駆動
するモータ704のユニットからなり、この二つのユニ
ットは互いに向きを逆にして、回転カラーフィルタ70
1、702同士を向き合わせ、かつ、回転軸をずらして
配置した例を示す。回転カラーフィルタ701、702
の一部は軸方向から見て重なり合い、この重なり合った
部分を照明光が透過するようになっている。
【0048】図10(b)は、回転カラーフィルタ70
5とこれを直接回転駆動するモータ707のユニット
と、回転カラーフィルタ703とこれを直接回転駆動す
るモータ708のユニットからなり、この二つのユニッ
トは互いに向きを逆にして、回転カラーフィルタ70
5、706同士を向き合わせ、かつ、回転軸を一つの軸
線上に一致させて配置した例を示す。
【0049】図10(a)(b)に示す例のように、2
枚の回転カラーフィルタを互いに向き合わせて配置する
ことで、2枚の回転カラーフィルタを近接させることが
できる。そのため、カラーフィルタ表面における光源か
らの投射像を、二枚のカラーフィルタの間でほぼ同じ状
態に維持することが可能となった。上記「投射像」と
は、照明光の横断面において最も明るい部分から80%
以内の照度を持つ部分までの照明光の像のことで、光源
スポット径という。
【0050】光源スポット径が大きいと、カラーフィル
タの色が変化する部分、すなわち一つの色と別の色との
境界部分を光源スポット径が通過する時間が長くなる。
カラーフィルタの互いに異なる色の境界を光源スポット
が通過しているときは、カラーフィルタを透過した光が
混色されるため、表示に使用することができない。した
がって、光源スポット径が小さいほど、光利用効率は高
くなる。
【0051】本発明、特に図10に示す実施例では、カ
ラーフィルタを近接させることができるため、光スポッ
ト径を2枚の異なるカラーフィルタでほぼ同じ径とする
ことができ、光利用効率の低下を防ぐことができる。
【0052】図11は、回転カラーフィルタを3枚使用
した場合の試作例を示す。この構成では2枚のカラーフ
ィルタ709、710の間に、別の1枚のカラーフィル
タ711を設置している。カラーフィルタ709とこれ
を直接回転駆動するモータ712からなるユニットと、
カラーフィルタ710とそれを直接回転駆動するモータ
713からなるユニットは、回転中心軸線方向の向きが
互いに逆になっていて、2枚のカラーフィルタ709、
710が近接して対向し、その回転軸は一つの軸線上に
一致している。別の1枚のカラーフィルタ711とこれ
を直接回転駆動するモータ714によって別の一つのユ
ニットが構成されている。このユニットの上記カラーフ
ィルタ711は、上記2枚のカラーフィルタ709、7
10間に位置して、カラーフィルタ711の一部と2枚
のカラーフィルタ709、710の位置部とが重なり合
っている。この重なり合った部分を照明光が透過するよ
うに構成されている。
【0053】回転カラーフィルタを2枚使用する構成で
は、装置サイズ、光利用効率の点からは、実施例5のよ
うな、回転カラーフィルタが向き合う形式が望ましい。
また、回転カラーフィルタを3枚使用する構成では、装
置サイズを小さくしたい場合は実施例3、光利用効率の
点からは、実施例5の図11示すような構造が望まし
い。
【0054】実施例6 光利用効率を高めるためには、各カラーフィルタに入射
する光を、光学部品を使用して略平行にするとよい。そ
の試作例を図12に示す。この例では、光源として超高
圧水銀灯を使用し、回転楕円体面をもつリフレクタの第
一焦点位置にアーク位置を一致させて実装した。第二焦
点位置付近にコリメートレンズを配置し、放射光を略平
行にした。図12(b)はほぼ平行光をなす照明光80
3が2枚の回転カラーフィルタ801,802を透過し
ていく様子を示している。上記コリメートレンズは、3
枚のレンズ群(凸+凹+凸各レンズを使用)で構成し
た。カラーフィルタ801、802上の光源スポット径
(最も明るい部分から80%以内の照度を持つ部分)の
最大値は、約3mmΦであった。
【0055】比較のために、上記レンズを使用しない光
学系を試作した。この比較例において照明光が2枚の回
転カラーフィルタ801,802を透過していく様子を
図12(a)に示す。この比較例では、各カラーフィル
タ801,802の面での光源スポット径の最大値は5
mmΦとなった。
【0056】図12(b)に示す試作例と、図12
(a)に示す試作例の、光の利用効率を比較した。その
結果を表2に示す。結果は、本発明による方式を100
%とした相対比較で記載している。 表2 光利用効率比較結果 本発明による光利用効率に対して、比較例では、95%
となった。本発明方式を採用することにより、光利用効
率を向上させることができた。
【0057】実施例7 この実施例は、複数枚使用する回転カラーフィルタ間に
光学部品を使用して、各回転カラーフィルタに入射する
光のスポット径を絞り、光利用効率を向上させるもので
ある。試作例を以下に示す。光源として、超高圧水銀灯
を使用し、回転楕円体面をもつリフレクタの第一焦点位
置にアーク位置を一致させて実装した。第二焦点位置付
近にレンズを配置し、放射光を略平行にした。カラーフ
ィルタ上の光源スポット径(最も明るい部分から80%
以内の照度を持つ部分)を約3mmΦとした。
【0058】比較のために、上記レンズを使用しない光
学系を試作した。比較例では、カラーフィルタ面での最
大光源スポット径は10mmΦとなった。図13(b)
は上記試作例を、図13(a)は比較例を示す。第1回
転カラーフィルタ901、第2回転カラーフィルタ90
2、第3回転カラーフィルタ903を同じ条件で配置
し、本発明の試作例では、カラーフィルタ間にカラーフ
ィルタ上で光を搾る光学部品904,905を設置し
た。より具体的には、第1回転カラーフィルタ901よ
り前の光学系で、照明光が第1回転カラーフィルタ90
1の位置で絞られ、上記光学部品904によって第2回
転カラーフィルタ902の位置で再び絞られ、上記光学
部品905によって第3回転カラーフィルタ903の位
置で三たび絞られるように構成されている。
【0059】図13(a)に示す比較例では、3枚の回
転カラーフィルタ901,902,903が上記本発明
の試作例と同じ条件で配置されているものの、上に述べ
たような光学部品904,905は用いられていない。
ただし、3枚のカラーフィルタ901,902,903
上での光源スポット径をできるだけ小さくして、中央の
カラーフィルタ902上に照明光が搾り込まれるよう
に、3枚のカラーフィルタ901,902,903に至
る前の光学系を配置した。
【0060】この比較例と、上記試作例における光の利
用効率を比較した。その結果を表3に示す。結果は、本
発明による方式を100%とした相対比較で記載している。 表3 光利用効率比較結果 本発明による光利用効率に対して、比較例では、90.
3%となった。このことから、本発明方式を採用するこ
とにより、光利用効率の向上を図ることができる。
【0061】実施例8 本発明の光照射装置を使用して強誘電性液晶をライトバ
ルブ(LV)として使用した作像装置を試作した。図1
4にその構成例を示す。光源として超高圧水銀灯100
1を、リフレクタとして回転楕円体面鏡を使用した。3
枚のレンズ群からなるコリメートレンズ1002で、光
源からの光を略平行に調整した。本発明にかかる光照射
光学系1003を配置し、プリズムアレイと波長板を組
み合わせた偏光変換器1004で偏光を調整した。偏光
変換器1004で調整した光を偏光ビームスプリッタ
(PBS)1005でライトバルブ1006へ照射し
た。ライトバルブ1006は、画像信号に応じて各画素
をオン・オフして、照射される光を変調する。オンのと
きは偏光を90°回転し、オフの場合は偏光をそのまま
反射するする。ライトバルブ1006で変調された光
は、オンの場合のみPBS1005を透過し、こうする
ことで作像することができる。
【0062】上記の構成により、ライトバルブ1006
での光利用効率を低下させることなく、色調を調整する
ことができる。
【0063】比較のために、従来の1枚構成の回転カラ
ーフィルタを使用した作像系を試作した。この作像系で
は、高圧水銀灯が黄色帯域にスペクトルをもつため、白
表示時に黄色みが強い表示となった。ライトバルブの階
調表示を使用して色調を調整したところ、同じ光利用効
率では、階調表示数が256階調から128階調へ減少
した。一方、同じ階調表示特性を維持した場合は、光利
用効率が80%となった。本発明による色調調整では、
階調表示特性の低下や光利用効率の低下はおこらなかっ
た。
【0064】ライトバルブとして、画像情報を画面一面
で更新するものを使用することで、細かい色調調整を実
現することができる。ライトバルブは一斉に画像情報を
更新するため、1画面情報を表示する時間は一定の画像
を表示し続ける。第1、第2回転カラーフィルタの重ね
合わせの開始と終了を、画像を表示している期間で調整
しても、同じ画像を表示しているため、画面上では一様
に色調を調整することができる。
【0065】薄膜トランジスタ(TFT)とメモリセル
を1画素に持つことで、メモリセルに書き込んだ画像情
報を一斉に更新することができる液晶パネルをライトバ
ルブとして使用した作像系を試作した。このライトバル
ブにおいて画像を更新して表示している期間に応じ、第
1カラーフィルタと第2カラーフィルタを重ね合わせる
時間を可変したところ、画面全体で色むらは発生するこ
となく、色調を調整することができた。
【0066】実施例9 本発明にかかる光照射装置と、LVを用いた作像装置を
使用して、投射型表示装置を構成することができる。図
15は、その概要を示す。図15において、光源に超高
圧水銀灯1101を使用し、リフレクタに回転楕円体面
鏡を使用した。3枚のレンズ群からなるコリメートレン
ズ1102で、光源からの光が略平行になるように調整
した。本発明にかかる光照射学系1103を配置し、プ
リズムアレイと波長板を組み合わせた偏光変換器110
4で偏光を調整した。偏光変換器1104で調整した光
をPBS(偏光ビームスプリッタ)1105の介在のも
とLV1106に照射した。LV1106は、画像信号
に基づき画素ごとにオン・オフ制御され、オンのときは
90°偏光を回転しオフのときは偏光をそのまま反射し
て光を変調し、画像信号に応じた画像を作像する。LV
1106で変調された光は、オンのみPBS1105を
透過し、投射レンズ1107を通して図11に矢印で示
す方向に投射される。投射方向前方にはスクリーンがあ
り、スクリーンに画像が投射表示される。
【0067】上記表示装置に使用されている本発明にか
かる光照射学系により、LVでの光利用効率を低下させ
ることなく、色調を調整することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
単位時間あたりに照射する光の少なくとも1帯域を、光
源で調整できることから、特に白バランスを調整可能な
光照射を実現することができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、回転カラー
フィルタの少なくとも1枚は、所定の吸収または反射特
性を有する部分と可視光域を透過する部分の二種類のカ
ラーフィルタからなるものを使用することで、他方のカ
ラーフィルタで変調する帯域を容易に選択することを実
現することができる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、複数の回転
カラーフィルタは、個別に回転を制御することで、カラ
ーフィルタの重なり部分を変更することができ、これに
よって色調の変更を実現することができる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、複数使用す
る回転カラーフィルタの回転軸を一致させることで、光
軸方向から見た投影面積を小型化することができ、光学
投射装置の小型化を実現することができる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、複数枚の回
転カラーフィルタを近接させて実装することで、各カラ
ーフィルタを透過する光はほぼ同じ状態を実現すること
ができ、スポット径のバラツキを抑えることで、光利用
効率低下を防ぐことができる。また、装置の小型化を実
現することができる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、少なくとも
一つのカラーフィルタと駆動機構は、他のカラーフィル
タ駆動機構とは逆向きにし、これらのカラーフィルタを
向き合わせに実装することで、カラーフィルタを近接し
て実装することができ、装置の小型化を実現することが
できる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、本発明にか
かる光照射装置と、ライトバルブを使用した作像装置と
を使用し、これに投射レンズを組み合わせることで、ラ
イトバルブでの光利用効率を低下させることなく、色調
調整が可能な投射型の表示装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光照射装置に用いられる回転カ
ラーフィルタの例を示すもので、(a)は第1回転から
フィルタの正面図、(b)は第2回転カラーフィルタの
正面図、(c)は、第1、第2回転カラーフィルタを組
み合わせた状態を示す斜視図である。
【図2】上記第1、第2回転カラーフィルタの組合せの
例とそのときの透過率特性を示す特性線図である。
【図3】上記第1、第2回転カラーフィルタの組合せの
別の例とそのときの透過率特性を示す特性線図である。
【図4】上記第1、第2回転カラーフィルタの組合せの
さらに別の例とそのときの透過率特性を示す特性線図で
ある。
【図5】本発明に適用可能な回転カラーフィルタの回転
駆動機構の各種例を示す側面図である。
【図6】本発明に適用可能な回転カラーフィルタの回転
位置検出手段の例を示す斜視図である。
【図7】本発明にかかる光照射装置の実施例を示す側面
図である。
【図8】本発明にかかる光照射装置の別の実施例を示す
(a)は正面図、(b)はさらに別の実施例を示す側面
図である。
【図9】本発明にかかる光照射装置のさらに別の実施例
を示す側面図である。
【図10】本発明にかかる光照射装置のさらに別の二つ
の実施例を示す側面図である。
【図11】本発明にかかる光照射装置のさらに別の実施
例を示す側面図である。
【図12】本発明にかかる光照射装置に適用可能な照明
光路の例を示すもので、(a)は比較例の光路図、
(b)は本発明に適用することによって良好な結果が得
られるものの光路図である。
【図13】本発明にかかる光照射装置に適用可能な照明
光路の例を示すもので、(a)は比較例の光路図、
(b)は本発明に適用することによって良好な結果が得
られるものの光路図である。
【図14】本発明にかかる光照射装置を用いた作像装置
の例を概略的に示す光学配置図である。
【図15】本発明にかかる表示装置の実施例の概略を示
す光学配置図である。
【符号の説明】
101 フィルタ片 102 フィルタ片 103 フィルタ片 107 第1回転カラーフィルタ 108 第2回転カラーフィルタ 501 第1回転カラーフィルタ 502 第2回転カラーフィルタ 601 第1回転カラーフィルタ 602 第2回転カラーフィルタ 901 第1回転カラーフィルタ 902 第2回転カラーフィルタ 903 第3回転カラーフィルタ 1006 ライトバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/30 H04N 9/30 (72)発明者 逢坂 敬信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮垣 一也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 滝口 康之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H048 AA01 AA12 AA18 AA24 AA26 2H088 EA15 HA12 HA28 JA17 MA05 MA06 MA13 2H091 FA02Z FA41Z HA12 LA15 LA17 MA07 5C060 BA04 BA09 BC01 DA04 DB13 HC17 JA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位時間に特定の帯域の光を照射する光
    照射装置であって、複数の帯域の光を時系列で照射する
    機能をもち、少なくとも1つの帯域の光について照射す
    る波長域を調整する機能をもっていることを特徴とする
    光照射装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光照射装置において、複
    数のカラーフィルタ片を有してなる回転カラーフィルタ
    が複数枚重ね合わせられて配置され、この重ね合わせ部
    分の各回転カラーフィルタの重なりを調整することによ
    り透過光の色調を調整可能に構成されていることを特徴
    とする光照射装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光照射装置において、回
    転カラーフィルタの少なくとも1枚は2種類のカラーフ
    ィルタ片からなり、2種類のカラーフィルタ片の一方は
    所定の吸収または反射特性を有し、もう一方は可視光域
    を透過するものであることを特徴とする光照射装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光照射装置において、複
    数枚の回転カラーフィルタは、個別に回転制御可能な回
    転機構をもっていることを特徴とする光照射装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光照射装置において、複
    数枚の回転カラーフィルタの回転軸は、一つの軸線上に
    一致していることを特徴とする光照射装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の光照射装置において、複
    数枚の回転カラーフィルタの少なくとも2枚は、それぞ
    れの回転軸が異なった軸線上にあることを特徴とする光
    照射装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から6のいずれかに記載の光照
    射装置と、この光照射装置によって照明光が照射される
    少なくとも1個のライトバルブを有し、このライトバル
    ブに表示される画像を上記光照射装置で照明して投射す
    ることを特徴とする投射型の表示装置。
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