JP2005250384A - プロジェクタ - Google Patents

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淳 宮澤
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Abstract

【課題】 滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造を有し、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときにおいても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを提供する。
【解決手段】 光源装置110と、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、重畳レンズ150と、液晶表示装置400R,400G,400Bと、投写光学系600と、光シャッタとしての回転板20と、この回転板20を回転させるための駆動モータ10及びこの駆動モータ10を駆動制御する駆動モータ制御装置12からなる回転制御装置14とを備えたプロジェクタ1000Aであって、回転制御装置14は、回転板20を、光源装置110から照明光束が光透過領域22を通過する状態で静止させる機能を有することを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1

Description

本発明はプロジェクタに関する。
図12は、従来のプロジェクタを説明するために示す図である。図12(a)は従来のプロジェクタの光学系を示す図であり、図12(b)及び図12(c)はこのような従来のプロジェクタの問題点を説明するために示す図である。
このプロジェクタ900Aにおいては、電気光学変調装置として用いる液晶表示装置400R,400G,400Bが、図12(b)に示すような輝度特性を有するホールド型の表示装置であるため、図12(c)に示すような輝度特性を有するインパルス型の表示装置であるCRTの場合とは異なり、いわゆる尾引き現象のために滑らかな動画表示が得られないという問題がある(この尾引き現象については、例えば、非特許文献1参照。)。
図13は、従来の他のプロジェクタを説明するために示す図である。図13(a)は従来の他のプロジェクタの光学系を示す図であり、図13(b)及び図13(c)はこのような従来の他のプロジェクタに用いられる光シャッタを示す図である。
このプロジェクタ900Bにおいては、図13(a)に示すように、液晶表示装置400R,400G,400Bの光入射側に光シャッタ420R,420G,420Bを配置し、これらの光シャッタにより間欠的に光を遮断するようにして、上記した問題を解決している。すなわち、いわゆる尾引き現象を緩和して滑らかで良質な動画表示が得られるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
「ホールド型ディスプレイにおける動画表示の画質」(電子情報通信学会技報 EID99−10 第55〜60頁(1999−06)) 特開2002−148712号公報(図1〜図7)
しかしながら、このような従来の他のプロジェクタにおいては、液晶表示装置の直前に光シャッタが配置されているため、大きい光シャッタが必要であり、プロジェクタの小型化が容易ではないという問題があった。また、このようなプロジェクタにおいては、光シャッタにより間欠的に光を遮断するようにしているため、滑らかで良質な動画表示が得られるようにしたときはもちろん、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときにおいても、常に光利用効率が大幅に低下するという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタを提供することを第1の目的とする。また、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときにおいても、光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタを提供することを第2の目的とする。
(1)本発明のプロジェクタは、被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、この光源装置からの照明光束が集束する位置よりも前記光源装置から遠い側に配置され、前記光源装置からの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化凸レンズと、この平行化凸レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイと、複数の小レンズを有する第2レンズアレイと、この第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズと、この重畳レンズによって重畳された照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系と、前記光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、この回転軸の回転方向に沿って交互に配置された光透過領域及び光非透過領域を有し、その回転によって、前記電気光学変調装置に照射される照明光束が前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材と、この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置とを備えたプロジェクタであって、前記回転制御装置は、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置に照射される照明光束が電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材を備えているため、電気光学変調装置の画像形成領域においては光照射が所定のタイミングで間欠的に行われるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとなる。
また、本発明のプロジェクタによれば、このような効果を奏する回転部材を光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に配置することとしているため、回転部材の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、本発明のプロジェクタは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなり、本発明の第1の目的が達成される。
また、本発明のプロジェクタによれば、回転制御装置は、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させる機能を有するものであるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより、電気光学変調装置には連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなり、本発明の第2の目的が達成される。
このため、本発明のプロジェクタによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転部材を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
(2)上記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記回転部材の回転位置を検出するための回転位置検出装置をさらに備え、前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転部材を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになる。このため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
(3)本発明者は、光均一化光学系としてインテグレータロッドを用い、このインテグレータロッドの光入射面近傍に、上記のような回転部材を配置した場合であっても、上記した第1の目的及び第2の目的がともに達成できることを見出した。
すなわち、本発明のプロジェクタは、被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、この光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置からの照明光束をより均一な強度分布を有する照明光束に変換するインテグレータロッドと、このインテグレータロッドからの照明光束を被照明領域に導くリレー光学系と、このリレー光学系からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系と、前記インテグレータロッドの光入射面近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、この回転軸の回転方向に沿って交互に配置された光透過領域及び光非透過領域を有し、その回転によって、前記電気光学変調装置に照射される照明光束が前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材と、この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置と、前記回転部材の回転位置を検出するための回転位置検出装置とを備えたプロジェクタであって、前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置に照射される照明光束が電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材を備えているため、電気光学変調装置の画像形成領域においては光照射が所定のタイミングで間欠的に行われるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとなる。
また、本発明のプロジェクタによれば、このような効果を奏する回転部材を比較的小さな面積となるインテグレータロッドの光入射面近傍に配置することとしているため、回転部材の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、本発明のプロジェクタは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなり、本発明の第1の目的が達成される。
また、本発明のプロジェクタによれば、回転制御装置は、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させる機能を有するものであるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより、電気光学変調装置には連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなり、本発明の第2の目的が達成される。
このため、本発明のプロジェクタによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転部材を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
また、本発明のプロジェクタによれば、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転部材を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになる。このため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
(4)本発明者は、光均一化光学系としてインテグレータロッドを用い、このインテグレータロッドの光射出面近傍に、渦巻き状に形成された光透過領域と光非透過領域とを有する回転部材を配置した場合であっても、上記した第1の目的及び第2の目的がともに達成できることを見出した。
すなわち、本発明のプロジェクタは、被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、この光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置からの照明光束をより均一な強度分布を有する照明光束に変換するインテグレータロッドと、このインテグレータロッドからの照明光束を被照明領域に導くリレー光学系と、このリレー光学系からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系と、前記インテグレータロッドの光射出面近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、その回転によって、前記電気光学変調装置上で光照射領域と光非照射領域とが前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して順次交互にスクロールされるように、渦巻き状に形成された光透過領域と光非透過領域とを有する回転部材と、この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置と、前記回転部材の回転位置を検出する回転位置検出装置とを備えたプロジェクタであって、前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して、光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるように、渦巻き状に形成された光透過領域及び光非透過領域を有する回転部材を備えているため、電気光学変調装置の画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとなる。
また、本発明のプロジェクタによれば、このような効果を奏する回転部材を比較的小さな面積となるインテグレータロッドの光射出面近傍に配置することとしているため、回転部材の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、本発明のプロジェクタは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなり、本発明の第1の目的が達成される。
また、本発明のプロジェクタによれば、回転制御装置は、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させる機能を有するものであるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより、電気光学変調装置には連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなり、本発明の第2の目的が達成される。
このため、本発明のプロジェクタによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転部材を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
また、本発明のプロジェクタによれば、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転部材を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになる。このため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記回転部材の光透過領域には減反射膜が形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、回転部材の光透過領域における光透過率が向上して光利用効率の低下を最小限のものとすることができるとともに、迷光レベルが低減してコントラストを高めることができる。
また、このように構成することにより、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を静止させた場合であっても、光透過領域における光吸収による発熱が抑制され、回転部材が割れたり変形したりすることを効果的に抑制することができるようになる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記回転部材の光非透過領域には反射膜が形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、回転部材の光非透過領域で反射された光は光源装置に向かい、光源装置によって再び集束光束として被照明領域側に射出され、光の再利用が図られる。
(7)上記(6)に記載のプロジェクタにおいては、前記反射膜は前記光非透過領域の光入射面側に形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、光非透過領域においては光源装置からの照明光束は、光入射面に形成された反射膜によって反射されるため、回転部材中を通過することがなくなる。このため、光非透過領域における光吸収による発熱が抑制され、回転部材が割れたり変形したりすることを効果的に抑制することができるようになる。
(8)上記(2)〜(7)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記駆動モータの回転部分又は前記回転部材には前記回転部材の回転位置を検出するための検出マークが配置され、前記回転位置検出装置は、前記検出マークを光学的に検知して前記回転部材の回転位置を検出することが好ましい。
このように構成することにより、下記(9)で後述する光透過領域及び光非透過領域からなるパターンを検知する場合と比較して、回転位置の検出を精度よく容易に行うことができるように、検出マークのパターンや位置を設定することができるため、回転位置の検出を精度よく容易に行うことができるようになる。
反射型の検出マークを配置する場合には、回転位置検出装置は、検出マークからの反射光を検知するフォトリフレクタを用いるのが好ましい。この場合、フォトリフレクタは後述のフォトインタラプタと比較して小型であることから、駆動モータの回転部分又は回転部材に検出マークを配置するときの自由度が高まるという利益もある。
また、透過型の検出マークを配置する場合には、回転位置検出装置は、検出マークからの透過光を検知するフォトインタラプタを用いるのが好ましい。この場合、フォトインタラプタはフォトリフレクタと比較して検出精度が高いことから、駆動モータの回転部分又は回転部材における検出マークの検出精度が高まるという利益もある。
(9)上記(2)〜(7)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記回転位置検出装置は、前記回転部材における光透過領域及び光非透過領域からなるパターンを光学的に検知して前記回転部材の回転位置を検出することも好ましい。
このように構成することにより、上記(8)で前述した検出マークを検知する場合と比較して、わざわざ検出マークを配置しなくても回転部材の回転位置を検出することができる。
この場合、回転位置検出装置による光透過領域及び光非透過領域からなるパターンの検知は、光非透過領域からの反射光を検知するフォトリフレクタを用いることもできるし、光透過領域からの透過光を検知するフォトインタラプタを用いることもできる。
(10)上記(1)〜(9)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記駆動モータはパルスモータであることが好ましい。
パルスモータは、入力されたパルス信号に応じて回転するため、ある時点における回転部材の回転位置を知得すれば、その後は、パルス信号に基づいて回転部材の回転位置を正確に知得することができるようになる。このため、回転位置検出装置によって回転部材の回転位置を適宜検出するようにすれば、パルス信号に基づいて回転部材の回転位置を常時正確に検出することができるようになる。また、その結果回転部材を正確な回転位置で静止させることもできる。
(11)上記(10)に記載のプロジェクタにおいては、前記駆動モータ制御装置は、前記駆動モータの回転速度を加速又は減速する際に用いる加減速テーブルを有することが好ましい。
パルスモータは、ある回転状態において許容される所定以上の周波数を有するパルス信号が入力された場合には正常な回転状態を維持することができなくなる。このため、正常な回転状態を維持しながら加減速を行うことができる条件が記録された加減速テーブルを参照することによって、パルスモータにおける正常な加速及び減速が可能になる。
(12)上記(1)〜(9)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記駆動モータはDCモータであることも好ましい。
DCモータは、パルスモータの場合よりも高速回転が容易であるため、光の遮断を高速度で行うことが容易になり、その結果滑らかで良質な動画表示を行うことも容易になる。また、DCモータは、パルスモータの場合よりも低騒音であるため、例えば映画を視聴する際などにおいて、回転部材を高速で回転させる際に発生する騒音レベルを低いものとすることができる。
(13)上記(12)に記載のプロジェクタにおいては、前記駆動モータの回転部分又は前記回転部材には、その回転方向に沿って、前記回転部材の回転位置を検出するための複数の位置検出マークが配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、駆動モータとしてDCモータを用いた場合でも、回転方向に沿って配置された複数の位置検出マークを順次検知することにより、回転部材の回転位置を正確に検出することができるようになる。このため、光源装置からの照明光束が光透過領域を通過する状態で回転部材を確実に静止させることが容易にできるようになる。
以下、本発明のプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタを説明するために示す図である。図1(a)は平面図であり、図1(b)は側面図である。図1(c)は、図1(a)及び図1(b)の回転板を説明するために示す図である。図1(d)は、被照明領域である電気光学変調装置としての液晶表示装置上における照明状態を示す図である。図2は、光シャッタ装置を説明するために示すブロック図である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz方向(図1(a)における照明光軸方向)、x方向(図1(a)における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aは、図1(a)及び図1(b)に示すように、照明装置100Aと、照明装置100Aからの光束を赤、青、緑の3つの色光に対応する光束に分割する色分離光学系200Aと、色分離光学系200Aによって分離された3つの色光に対応する光束のそれぞれを画像情報に応じて変調する3つの液晶表示装置400R,400G,400Bと、これら3つの液晶表示装置400R,400G,400Bによって変調された光束を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、このクロスダイクロイックプリズム500によって合成された光束をスクリーンSCRなどの投写面上に投写する投写光学系600とを備えている。液晶表示装置400R,400G,400Bとしては、縦寸法:横寸法=9:16の長方形の平面形状を有するワイドビジョン用の液晶表示装置を用いている。
照明装置100Aは、被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置110、光源装置110からの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化凸レンズ118、平行化凸レンズ118からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ120、複数の小レンズを有する第2レンズアレイ130、照明光束を偏光光に変換するための偏光変換素子140及びこの偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有している。光源装置110と後述する回転板20との間には赤外線ミラー115が配置されており、回転板20への熱的負荷が低減されている。
光源装置110は、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112とを有している。発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設けられている。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、図1(a)及び図1(b)に示すように、光源装置110からの照明光束が集束する位置近傍には光シャッタ装置700Aが配置されている。光シャッタ装置700Aは、図2に示すように、光シャッタとしての回転板20と、この回転板20を回転させるための駆動モータ10及びこの駆動モータ10を駆動制御する駆動モータ制御装置12からなる回転制御装置14と、回転板20の回転位置を検出するための回転位置検出装置16とを有している。
回転板20は、照明光軸100Aaxに平行な回転軸を有し、図1(c)に示すように、回転方向に沿って光透過領域22と光非透過領域24とが交互に配置されている。そして、液晶表示装置400R,400G,400Bに照射される照明光束が液晶表示装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う機能を有している。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、画面書込みは、液晶表示装置400R,400G,400Bに同一画面を2度繰り返し書き込む倍速駆動を行っている。そして、1回目の書込み時は光を遮断し、2回目の書込み時に光を通過させることで、液晶表示装置400R,400G,400Bが十分に応答する前の画面に基づいて光変調を行うことがなくなり、液晶表示装置400R,400G,400Bの応答速度に左右されない高画質の動画表示を行うことが可能となっている。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上記のような回転板20が設けられている。このため、回転板20を所定の速度で回転させることにより、液晶表示装置400R,400G,400Bの画像形成領域において光照射を所定のタイミングで間欠的に行うことが容易にできるようになる。その結果、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるようになる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上記のような効果を奏する回転板20は、光源装置110からの照明光束が集束する位置近傍に配置されている。その結果、回転板20の大きさを極力小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる。このため、実施形態1に係るプロジェクタは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、回転制御装置14は、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転部材としての回転板20を静止させる機能を有している。このため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させることにより、液晶表示装置400R,400G,400Bには連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなる。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転板20を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上記したように、回転部材20の回転位置を検出するための回転位置検出装置16を備えている。そして、回転制御装置14は、回転位置検出装置16による検出結果に基づいて、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させる機能を有している。
このため、回転制御装置14は、回転位置検出装置16による検出結果に基づいて、回転板20を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を正しく静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
図3は、回転板の構造を説明するために示す図である。図3(a)は図1(c)のA−A断面図である。図3(b)は、図3(a)のB部分を拡大して示す断面図である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、回転板20は、図3に示すように、透明基材25に光非透過部材としての金属膜26を所定パターンに成膜することにより形成されている。このため、光非透過領域24における光透過率を極めて低いものにするとともに耐光性の高いものにすることができる。なお、光非透過部材としては、金属膜26に代えて誘電体多層膜を用いることもできる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上述したように、回転板20の光非透過領域24には反射膜としての金属膜26が形成されている。このため、この金属膜26で反射された光は、楕円面リフレクタ114を介して発光管112に向かう。この光はさらに発光管112を通過して補助ミラー116によって反射され、再び楕円面リフレクタ114に向かい、光の再利用が図られる。また、この光が発光管112の発光部中心近傍に存在するプラズマに吸収される場合には、プラズマの温度が上昇し、その結果、発光強度が高まる。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aによれば、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても光利用効率が大幅に低下しないプロジェクタとなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、図3(b)に示すように、金属膜26は光非透過領域24の光入射面側に形成されている。このため、光非透過領域24においては光源装置110からの照明光束は、光入射面に形成された金属膜26によって反射されるため、回転板20中を通過することがなくなる。このため、光非透過領域24における光吸収による発熱が抑制され、回転板20が割れたり変形したりすることが効果的に抑制されることとなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、回転板20の光透過領域22及び光非透過領域24には、誘電体多層膜からなる減反射膜27が形成されている。このため、回転板20の光透過領域22における光透過率が向上して光利用効率の低下を最小限のものにすることができる。また、迷光レベルが低減しコントラストを高めることができる。また、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させた場合であっても、光透過領域22における光吸収による発熱が抑制され、回転板20が割れたり変形したりすることを効果的に抑制することができるようになる。
なお、回転板としては、不透明基材に所定パターンのスリットを設けることにより形成した回転板を用いることもできる。この場合には、回転板の光透過領域が空気層となるため、光透過率が向上して光利用効率の低下を最小限のものにすることができ、迷光レベルが低減しコントラストを高めることができる。
図4は、回転位置検出装置によって回転板の回転位置を検出する場合について説明するために示す図である。図4(a)は、駆動モータ及び回転位置検出装置の配置状態を示す斜視図である。図4(b)は、回転位置検出装置によって駆動モータの回転部分における検出マークを検知する状態を示す斜視図である。図4(c)は、検出マークが印刷されたラベルを示す平面図である。図5は、他の回転位置検出装置によって回転板の回転位置を検出する場合について説明するために示す図である。図5(a)は、回転板及び回転位置検出装置の配置状態を示す斜視図である。図5(b)は、回転位置検出装置によって回転板の光透過領域を検知する状態を示す斜視図である。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、図4(a)に示すように、駆動モータ10の外周面(この駆動モータ10においては外周面も回転するように構成されている。)には、回転板20の回転位置を検出するために用いられる検出マーク18Aが印刷されたラベル18(図4(c)に図示)が貼付されている。このため、回転板20における回転位置の検出は、検出マーク18Aを検出することにより行われる。
なお、検出マーク18Aが印刷されたラベル18は、回転板20の側面又は端面に貼付してもよい。この場合、回転板20における回転位置の検出は、回転板20に配置された検出マーク18Aを検出することにより行われる。
回転位置検出装置16には、図4(b)に示すように、検出マーク18Aに光を照射するための発光部15及び検出マーク18Aからの反射光を検知する受光部17を有するフォトリフレクタを用いている。このため、回転板20における回転位置の検出は、発光部15から照射した光が検出マーク18Aで反射され、この反射光を受光部17で受光することにより行われる。フォトリフレクタは後述するフォトインタラプタと比較して小型であることから、駆動モータ10の外周部をはじめとする駆動モータ10の回転部分や回転板20に検出マーク18Aを配置するときの自由度が高くなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、駆動モータ10の外周部に検出マーク18Aを配置し、この検出マーク18Aを検知することにより回転板20の回転位置を検出する場合について説明したが、回転板20の光透過領域22及び光非透過領域24からなるパターンを光学的に検知して回転板20の回転位置を検出するようにしてもよく、この場合には、わざわざ検出マークを配置しなくても回転板20の回転位置を検出することができるという利益がある。
この場合、図5(a)及び図5(b)に示すように、回転位置検出装置16Aとしては、回転板20に光を照射するための発光部15A及び回転板20からの透過光を検知する受光部17Aを有するフォトインタラプタを好適に用いることができる。また、回転板20における回転位置の検出は、回転板20の光非透過領域24(反射領域)からの反射光を検知するフォトリフレクタを用いることもできる。
図6は、他の回転板を示す正面図である。実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、回転板20には回転方向に沿って光透過領域22と光非透過領域24とがそれぞれ1つずつ交互に配置されてなる場合について説明したが、これには限られず、図6に示すように、例えば、回転板20Bの回転方向に沿って光透過領域22Bと光非透過領域24Bとがそれぞれ5つずつ順次交互に配置されてなる場合であってもよい。この場合、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおける回転板20と比べ、より低い速度で回転板20Bを回転させることにより、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に液晶表示装置400R,400G,400Bの画像形成領域において光照射を所定のタイミングで間欠的に行うことが容易にできるようになるため、騒音を抑制できるという利益がある。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、駆動モータ10としてはパルスモータ(ステッピングモータ)を用いている。
パルスモータは、入力されたパルス信号に応じて回転するため、ある時点における回転板20の回転位置を知得すれば、その後は、パルス信号に基づいて回転板20の回転位置を正確に知得することができるようになる。このため、回転位置検出装置16によって回転板20の回転位置を適宜検出するようにすれば、パルス信号に基づいて回転板20の回転位置を常時正確に検出することができるようになる。また、その結果、回転板20を正確な回転位置で静止させることも容易にできるようになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、駆動モータ制御装置12は、駆動モータ10の回転速度を加速又は減速する際に用いる加減速テーブルを有している。
パルスモータは、ある回転状態において許容される所定以上の周波数を有するパルス信号が入力された場合には正常な回転状態を維持することができなくなる。このため、正常な回転状態を維持しながら加減速を行うことができる条件が記録された加減速テーブルを参照することによって、パルスモータにおける正常な加速及び減速が可能になる。
なお、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、駆動モータ10としてパルスモータを用いる場合について説明したが、駆動モータとしてDCモータを用いることもできる。
DCモータは、パルスモータの場合よりも高速回転が容易であるため、光の遮断を高速度で行うことが容易になり、その結果滑らかで良質な動画表示を行うことも容易になる。また、DCモータは、パルスモータの場合よりも低騒音であるため、回転板20を高速で回転させる際に発生する騒音レベルを低いものとすることができ、例えば映画を視聴する際などにおいて有用なものとなる。
図7は、複数の検出マークが印刷された他のラベルを示す平面図である。駆動モータ10としてDCモータを用いた場合には、駆動モータ10の外周部には、図7に示すようなラベル19(すなわち、検出マーク19Aに加えて、回転方向に沿って複数の検出マーク19Bが印刷されたラベル)が貼付されていることが好ましい。これにより、駆動モータ10としてDCモータを用いた場合でも、検出マーク19A及び検出マーク19Bを順次検知することにより、回転板20の回転位置を正確に検出することができるようになる。このため、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を確実に静止させることが容易にできるようになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上記したように、リフレクタとして楕円面リフレクタ114を用いている。このため、発光管112からの光を一旦楕円面リフレクタ114によって細く絞って平行化することができるため、放物面リフレクタを用いる場合と比較して光源装置110の後段に設けられる照明装置の各光学要素(第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140、重畳レンズ150)、色分離光学系200A、液晶表示装置400R,400G,400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投写レンズ600などの光学要素の大きさを小さくすることができ、プロジェクタの小型化を図ることができる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、上記したように、発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設けられている。このため、発光管112から被照明領域側に放射される光が補助ミラー116によって楕円面リフレクタ114に向けて反射されるため、発光管112の被照明領域側端部を覆うような大きさに楕円面リフレクタ114の大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタ114のさらなる小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタのさらなる小型化を図ることができる。
〔実施形態2〕
図8は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタを説明するために示す図である。図8(a)は平面図であり、図8(b)は側面図である。図8(c)は、図8(a)及び図8(b)の回転板を説明するために示す図である。図8(d)は、被照明領域である液晶表示装置上における照明状態を示す図である。図8において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、図8(a)及び図8(b)に示すように、液晶表示装置として1枚の液晶表示装置400を用いている点、及びインテグレータ光学系として、インテグレータロッド160及びリレーレンズ170からなるロッドインテグレータを用いている点で、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合とは異なっている。
しかしながら、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、液晶表示装置400に照射される照明光束が液晶表示装置400の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転板20を備えているため、液晶表示装置400の画像形成領域においては光照射が所定のタイミングで間欠的に行われるようになる。その結果、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいても、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるプロジェクタとなる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいては、このような効果を奏する回転板20が、光源装置110からの照明光束が集束する、インテグレータロッド160の光入射面近傍に配置されているため、回転板20の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなる。
実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、回転制御装置(図示せず。)は、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させる機能を有している。
このため、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bによれば、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させることにより、液晶表示装置400には連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなる。
このため、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転板20を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいては、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、回転板20の回転位置を検出するための回転位置検出装置(図示せず。)をさらに備えている。そして、回転制御装置は、この回転位置検出装置による検出結果に基づいて、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させる機能を有している。
このため、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転板20を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域22を通過する状態で回転板20を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
なお、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいては、1枚の液晶表示装置400からなるいわゆる単板式のプロジェクタについて説明したが、例えば、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aで用いたような、3つの液晶表示装置400R,400G,400Bからなるいわゆる3板式のプロジェクタであっても同様の効果が得られる。
〔実施形態3〕
図9は、本発明の実施形態3に係るプロジェクタを説明するために示す図である。図9(a)は平面図であり、図9(b)は側面図である。図9(c)は、図9(a)及び図9(b)の回転ホイールを説明するために示す図である。図9(d)は、被照明領域である液晶表示装置上における照明状態を示す図である。図9において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、図9(a)及び図9(b)に示すリレーレンズ754は一部簡略化して示しており、図8(a)及び図8(b)に示すリレー光学系170と同一のものである。
実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、色分離光学系として図9(a)に示すようなダブルリレー光学系180を含む色分離光学系200Bを用いた点、及び光シャッタとして図9(c)に示すような回転ホイール30を用いた点で、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合とは異なっている。
しかしながら、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、液晶表示装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して、光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるように渦巻き状に形成された光透過領域32及び光非透過領域34を有する回転ホイール30を備えているため、図9(d)に示すように、液晶表示装置400R,400G,400Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるようになる。その結果、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、尾引き現象が緩和され、滑らかで良質な動画表示が得られるようになる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cにおいては、このような効果を奏する回転ホイール30が、比較的小さな面積となるインテグレータロッド160の光射出面近傍に配置されているため、回転ホイール30の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなる。
実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、回転制御装置(図示せず。)は、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転部材としての回転ホイール30を静止させる機能を有している。
このため、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cによれば、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることにより、液晶表示装置400R,400G,400Bには連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなる。
このため、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転ホイール30を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cにおいては、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、回転部材としての回転ホイール30の回転位置を検出するための回転位置検出装置(図示せず。)をさらに備えている。そして、回転制御装置は、この回転位置検出装置による検出結果に基づいて、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させる機能を有している。
このため、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転ホイール30を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
〔比較例〕
図10は、実施形態3に係るプロジェクタにおける回転ホイールと比較例に係るプロジェクタにおける回転ホイールとについて説明するために示す図である。図10(a)は比較例に係るプロジェクタにおける回転ホイールの平面図である。図10(b)は、被照明領域である液晶表示装置上における照明状態を示す図である。
比較例に係るプロジェクタにおける回転ホイール30aは、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cにおける回転ホイール30に比べて渦巻きパターンの幅が狭く形成されている。このため、この回転ホイール30aを静止した場合には、光源装置110からの照明光束は、図10(a)に示すように、必ず光透過領域32a及び光非透過領域34aの両方の領域に照射されることになるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときであっても、光源装置110からの照明光束が光透過領域32aを通過する状態で回転ホイール30aを静止させることができないため、光利用効率の向上を図ることができない。
〔実施形態4〕
図11は、実施形態4に係るプロジェクタの光学系を示す図である。図11(a)は平面図であり、図11(b)は側面図である。図11において、図9と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、図11(a)及び図11(b)に示すレンズ752は一部簡略化して示しており、図8(a)及び図8(b)に示すリレー光学系170と同一のものを用いることができる。
実施形態4に係るプロジェクタ1000Dは、色分離光学系として、図11(a)に示すように、照明装置100Cから液晶表示装置400R,400G,400Bまでの光路長が等しい等光路光学系を用いた点で、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cの場合とは異なっている。
しかしながら、実施形態4に係るプロジェクタ1000Dは、その他の点では実施形態3に係るプロジェクタ1000Cと同様の構成を有しているため、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cが有する効果をそのまま有する。
すなわち、液晶表示装置400R,400G,400Bの画面書込み周波数に同期して、光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるように渦巻き状に形成された光透過領域32及び光非透過領域34を有する回転ホイール30を備えているため、液晶表示装置400R,400G,400Bの画像形成領域においては光照射領域と光非照射領域とが順次交互にスクロールされるようになる。
また、このような効果を奏する回転ホイール30が、比較的小さな面積となるインテグレータロッド160の光射出面近傍に配置されているため、回転ホイール30の大きさを比較的小さくすることができ、プロジェクタの大型化を極力抑制することができる構造となっている。
このため、実施形態4に係るプロジェクタ1000Dは、滑らかで良質な動画表示が得られるようにした場合であっても小型化が容易な構造をもったプロジェクタとなる。
また、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることにより、液晶表示装置400R,400G,400Bには連続して照明光束が照射されるようになり、光利用効率が低下することがなくなる。
このため、実施形態4に係るプロジェクタ1000Dによれば、滑らかで良質な動画表示が求められるときには、回転ホイール30を回転させることにより滑らかで良質な動画表示を得ることができ、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることにより明るい表示画面を得ることができ、使用目的に応じて最適な性能を発揮することができる。
また、回転部材としての回転ホイール30の回転位置を検出するための回転位置検出装置(図示せず。)をさらに備えており、回転制御装置は、この回転位置検出装置による検出結果に基づいて、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させる機能を有しているため、回転制御装置は、回転位置検出装置による検出結果に基づいて、回転ホイール30を任意の特定位置で正確に静止させることができるようになるため、静止画を表示するときや動画表示の滑らかさよりも画面の明るさが優先されるようなときには、光源装置110からの照明光束が光透過領域32を通過する状態で回転ホイール30を静止させることができるようになり、光利用効率を向上することができる。
以上、本発明のプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ1000A〜1000Dは透過型のプロジェクタであるが、本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶表示装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(2)上記各実施形態のプロジェクタ1000A〜1000Dは、電気光学変調装置として液晶表示装置を用いているが、本発明はこれに限られない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(3)上記各実施形態のプロジェクタ1000A〜1000Dにおいては、被照明領域における平面形状の縦横寸法比を縦寸法:横寸法=9:16とする液晶表示装置である場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、被照明領域における平面形状の縦横寸法比を縦寸法:横寸法=3:4とする液晶表示装置であっても勿論よい。
(4)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタにも適用できる。
実施形態1に係るプロジェクタを説明するために示す図。 光シャッタ装置を説明するために示すブロック図。 回転板の構造を説明するために示す図。 回転位置検出装置によって回転板の回転位置を検出する場合について説明するために示す図。 他の回転位置検出装置によって回転板の回転位置を検出する場合について説明するために示す図。 他の回転板を示す正面図。 複数の検出マークが形成された他のラベルを示す平面図。 実施形態2に係るプロジェクタを説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクタを説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクタにおける回転ホイールと比較例に係るプロジェクタにおける回転部ホイールとについて説明するために示す図。 実施形態4に係るプロジェクタの光学系を示す図。 従来のプロジェクタを説明するために示す図。 従来の他のプロジェクタを説明するために示す図。
符号の説明
10…駆動モータ、12…駆動モータ制御装置、14…回転制御装置、15,15A…発光部、16,16A…回転位置検出装置、17,17A…受光部、18,19…ラベル、18A,19A,19B…検出マーク、20,20B…回転板、22,22B,32,32a…光透過領域、24,24B,34,34a…光非透過領域、25…透明基材、26…金属膜、27…減反射膜、30,30a…回転ホイール、100A,100B,100C…照明装置、100Aax,100Bax,100Cax…照明光軸、110…光源装置、112…発光管、114…楕円面リフレクタ、115…赤外線ミラー、116…補助ミラー、118…平行化凸レンズ、120…第1レンズアレイ、130…第2レンズアレイ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、160…インテグレータロッド、170…リレー光学系、180…ダブルリレー光学系、200A,200B,200C…色分離光学系、300…リレー光学系、400,400R,400G,400B…液晶表示装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、700A…光シャッタ装置、700C…回転ホイール装置、1000A,1000B,1000C,1000D…プロジェクタ

Claims (13)

  1. 被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、
    この光源装置からの照明光束が集束する位置よりも前記光源装置から遠い側に配置され、前記光源装置からの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化凸レンズと、
    この平行化凸レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイと、
    複数の小レンズを有する第2レンズアレイと、
    この第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズと、
    この重畳レンズによって重畳された照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系と、
    前記光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、この回転軸の回転方向に沿って交互に配置された光透過領域及び光非透過領域を有し、その回転によって、前記電気光学変調装置に照射される照明光束が前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材と、
    この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記回転制御装置は、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記回転部材の回転位置を検出するための回転位置検出装置をさらに備え、
    前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、
    この光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置からの照明光束をより均一な強度分布を有する照明光束に変換するインテグレータロッドと、
    このインテグレータロッドからの照明光束を被照明領域に導くリレー光学系と、
    このリレー光学系からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置によって、変調された照明光束を投写する投写光学系と、
    前記インテグレータロッドの光入射面近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、この回転軸の回転方向に沿って交互に配置された光透過領域及び光非透過領域を有し、その回転によって前記電気光学変調装置に照射される照明光束が前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して遮断されるよう間欠的に光の遮断を行う回転部材と、
    この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置と、
    前記回転部材の回転位置を検出するための回転位置検出装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 被照明領域側に照明光束を集束光束として射出する光源装置と、
    この光源装置からの照明光束が集束する位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置からの照明光束をより均一な強度分布を有する照明光束に変換するインテグレータロッドと、
    このインテグレータロッドからの照明光束を被照明領域に導くリレー光学系と、
    このリレー光学系からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系と、
    前記インテグレータロッドの光射出面近傍に配置され、光軸に平行な回転軸を有するとともに、その回転によって、前記電気光学変調装置上で光照射領域と光非照射領域とが前記電気光学変調装置の画面書込み周波数に同期して順次交互にスクロールされるように、渦巻き状に形成された光透過領域と光非透過領域とを有する回転部材と、
    この回転部材を回転させるための駆動モータ及びこの駆動モータを駆動制御する駆動モータ制御装置からなる回転制御装置と、
    前記回転部材の回転位置を検出するための回転位置検出装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記回転制御装置は、前記回転位置検出装置による検出結果に基づいて、前記光源装置からの照明光束が前記光透過領域を通過する状態で前記回転部材を静止させる機能を有することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記回転部材の光透過領域には減反射膜が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記回転部材の光非透過領域には反射膜が形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項6に記載のプロジェクタにおいて、
    前記反射膜は前記光非透過領域の光入射面側に形成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項2〜7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記駆動モータの回転部分又は前記回転部材には前記回転部材の回転位置を検出するための検出マークが配置され、
    前記回転位置検出装置は、前記検出マークを光学的に検知して前記回転部材の回転位置を検出することを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項2〜7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記回転位置検出装置は、前記回転部材における光透過領域と光非透過領域からなるパターンを光学的に検知して前記回転部材の回転位置を検出することを特徴とするプロジェクタ。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記駆動モータはパルスモータであることを特徴するプロジェクタ。
  11. 請求項10に記載のプロジェクタにおいて、
    前記駆動モータ制御装置は、前記駆動モータの回転速度を加速又は減速する際に用いる加減速テーブルを有することを特徴とするプロジェクタ。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記駆動モータはDCモータであることを特徴とするプロジェクタ。
  13. 請求項12に記載のプロジェクタにおいて、
    前記駆動モータの回転部分又は前記回転部材には、その回転方向に沿って、前記回転部材の回転位置を検出するための複数の位置検出マークが配置されていることを特徴とするプロジェクタ。

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