JP3801490B2 - 投写型画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カラー映像をスクリーン等に投写する投写型画像表示装置であって、特に、光源から出射される白色光をカラーホイールを用いて時間的に赤、緑及び青の3原色光に分割し、その分割した赤、緑及び青の光を液晶パネルやDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等の空間的光変調器によって赤、緑及び青の映像光に変調してスクリーン等に投写するようにした投写型画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
投写型画像表示装置は、光変調器で生成した映像光をスクリーン等に投写することにより画像光に対応した画像を表示する装置であって、光変調器の形態によって液晶パネルなどを用いた透過型とDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)などを用いた反射型とに区分される。一般的にDMD等の鏡面反射型光変調器を使用した単板式の投写型画像表示装置においては、時分割色分離合成方式を採用しており、例えば特開2000−347130号公報に示されるような光学系が実用化されている。
【0003】
図5は上記公報に開示された投写型画像表示装置で、照明系と結像系とにより構成されている。照明系は、光を生成する交流点灯ランプ1と、ランプ1がその第1の焦点に位置するように設けられ、ランプ1からの光をその第2の焦点に集光させる楕円鏡2と、ランプ1と楕円鏡2とからなる光源から入射された光に対して時分割色分離を行うカラーホイール3と、鏡面反射型光変調器8に照射する光の分布を均一にするためのロッドレンズ4と、ロッドレンズ4から出射される光を効率良く鏡面反射型光変調器8に伝えるためのリレーレンズ5及び6とを備えている。また結像系は、凹面反射鏡7からの反射光を入射して画像光を反射する鏡面反射型光変調器8と、鏡面反射型光変調器8で生成された画像光を投写画面上に投写するための投写レンズ9と、リレーレンズ6からの出射光を鏡面反射型光変調器8に向け、投写レンズ9の入射瞳に効率よく光を集光させるように反射する凹面反射鏡7とを備えている。
【0004】
カラーホイール3は、図6に示すように、略円板状の保持部材の周囲に、それぞれ赤、緑及び青のそれぞれの波長を透過させるように構成された、各々略扇形の色フィルタ30、31及び32を固定したものである。良好なホワイトバランスを得るためには、色フィルタ30、31及び32のセグメント角はそれぞれ120°前後とするのが望ましい。
【0005】
カラーホイールの他の例は、図7に示すもので、可視光をすべて透過させる白色フィルタ33を加えて、4枚のフィルタを配置した構成とすることで、輝度を向上させるようにしたものである。この構成には、ホワイトバランスが多少劣化する傾向がある。従って、ホワイトバランスを重視するプロジェクションテレビ等には図6に示すように、3枚の色フィルタから成る構成の方が好ましい。
【0006】
カラーホイール3は通常、色フィルタ境界が、光源からの光ビームの光路を通過するのに要する時間(通過開始から通過終了までの時間)を最小にし、もって鏡面反射型光変調器8に当たる光の量を最大にするため、光ビームが細くなった点に置かれる。色フィルタ境界が光路を通過しているときは、光ビームの一部は一つの色フィルタを透過し、他の部分は別の色の色フィルタを透過するので、2つの色の光が混ざったものが光変調器8に入射することになる。そのような混合光により映像光を発生するのを避けるため、フィルタ境界が光路を通過しているときは、光変調器8を動作させないようにするためブランキング期間を設けている。しかし、このようにすると、ブランキング期間中は光源からの光束を捨てることになり、その結果スクリーンの明るさが低下する。
【0007】
ここで、カラーホイール3の回転は、映像データの垂直同期信号Vsyncに位相ロックされる。カラーホイール3を透過した赤、緑及び青の3原色光は、鏡面反射型光変調器8に投写され、連続したカラー映像を観察者の目の中で一体化できるように高速で切換えながら画面上に映し出すことによりフルカラー映像が生成されるが、カラーホイール回転速度が遅いと観察者には赤、緑及び青の3原色に色割れした映像として認識される。そのため、通常カラーホイール回転速度は、映像データの垂直同期信号Vsyncの2倍以上としている。
【0008】
また、ランプ1としてメタルハライドランプやUHP(高圧水銀)ランプのような交流点灯ランプを用いる場合、駆動電流の極性が切り替わる時には、ランプ1の光出力に変動が生じる。鏡面反射型光変調器8はPWM(パルス幅変調)駆動により階調を表現するため、ランプ1の出力変動は、仮に出力変動が映像データの垂直同期信号Vsyncに同期していないとすれば、垂直方向に非同期の画面の明るさの変動(明るさが周囲と異なる水平に延びた帯状の部分が垂直に移動する)が生じる。上記の問題を回避する方法として、ランプ1の駆動電流の周波数とカラーホイールの回転速度を同期させ、カラーホイール3の色フィルタ相互の境界が光路を通過するタイミング、即ちブランキング期間にランプ1の極性が切り替わるように、ランプ1の駆動電流の周波数及び位相を調整するのが一般的である。ランプ1の駆動電流の周波数としては、70〜135Hz対応のものが良く知られている。
【0009】
例えば、ランプ1の駆動電流の周波数が120Hzとすると、カラーホイール3の回転速度も120Hzとしている。この場合、カラーホイール3が1回転、即ち360°回転する間に、交流点灯ランプ1には極性が切り替わるタイミングが0°と180°の位置の2回あり、その瞬間にランプ1の光出力に変動が生じる。前述のように、色フィルタ相互間の境界にこのランプ1の極性の切り替わりのタイミングが来るようにするのが一般的であるので、カラーホイール3には少なくとも0°と180°の位置に色フィルタ相互間の境界が必要になる。
【0010】
また、良好なホワイトバランスを得るためには、前述のようにカラーホイール3は白色フィルタを備えず、赤、緑及び青それぞれの波長を透過する3種類の色フィルタで構成するようにし、さらにそれぞれの色フィルタが占める角度範囲を120°前後とするのが望ましい。そのため、従来はこの2つの要求を同時に満足するために、図8に示すように、例えば赤の色フィルタ30を2つのセグメントに分割したカラーホイールを用いたり、図9に示すように赤、緑及び青の光を透過させる3色の色フィルタを全て2つのセグメントに分割したカラーホイールを用いることにより、0°と180°の位置に色フィルタセグメント境界を設け、ブランキング期間にランプ1の極性切り替わりのタイミングが来るようにしている。
【0011】
図10に、カラーホイールとして、図8に示すものを用いた場合の、カラーホイールの回転、交流点灯ランプの駆動電流、及びブンラキング期間を示すタイミングチャートを示す。映像信号の垂直同期信号VsyncとしてはNTSCの60Hzを想定し、カラーホイール回転速度をその2倍の120Hzとしている。ランプの駆動電流の周波数は、カラーホイールの回転速度と同じ120Hzに設定される。このように装置を構成した場合、ブランキング期間はカラーホイール1回転あたり4回となり、これによる明るさの低下を招いている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、赤、緑及び青それぞれの波長を透過させる3色の色フィルタを備えたカラーホイールを用いる場合、カラーホイールの色フィルタ境界が光路を通過する時点の前後にわたるブランキング期間を設けることにより、色階調等の劣化が発生しないように制御を行うが、ブランキング期間中は光源からの光束が捨てられるので、これにより、スクリーンの明るさが低下する。3色の色フィルタを備えたカラーホイールを用いる場合、交流点灯ランプの駆動電流の周波数をカラーホイールの回転速度と等しくする従来の例では、ブランキング期間にランプの極性切り替わりのタイミングが来るようにするためには、カラーホイールの色フィルタ(セグメント)境界を4つ以上設けなければならず、それに伴うブランキング期間もカラーホイール1回転あたり4回以上となる。色フィルタを分割しない場合、赤、緑及び青の光を透過させる3色の色フィルタでカラーホイールを構成する場合、最低必要となる色フィルタ境界は3つであり、それより多くの色フィルタ(セグメント)境界を設けるとブランキング期間の発生回数が多くなり、これにより明るさが低下する。また、フリッカーフリータイプのランプ電源回路の場合、ランプ駆動電流の極性の切り替わり時に電流ピークがあり、この部分をブランキングによりマスクすることとすれば、電流ピークのないランプを用いた場合に比べてブランキング期間が長くなることになり、結果としてスクリーンの明るさが低下する。
【0013】
本発明の目的は、投写型画像表示装置の明るさを向上させ、しかもフリッカーを抑制することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の投写型画像表示装置は、
所定の光路に沿って進む白色光を出射する交流点灯ランプ(1)を備えた光源(10)と、
上記交流点灯ランプを所定の周波数の交流電流で駆動する電源回路(21)と、
それぞれ、赤、緑及び青を透過させる赤、緑及び青の色フィルタを有し、上記色フィルタ及びそれら相互間の境界が順に上記光路を通過するように回転可能であって、該光源(10)からの白色光に含まれる赤、緑及び青の光を順に選択して透過させるカラーホイール(3)と、
上記カラーホイールを回転させる回転駆動回路(22)と、
該カラーホイールからの赤、緑及び青の光を、駆動信号に応じて空間的に変調する光変調器(7)と、
映像信号に応じて上記光変調器(7)を駆動するための、赤、緑及び青の駆動信号を順次発生する変調器駆動回路(23)と、
該光変調器(7)で変調された光を投写する投写レンズ(9)と
を備えた投写型画像表示装置において、
上記変調器駆動回路は、上記赤、緑及び青の駆動信号を発生するそれぞれの期間相互間に、上記変調器を動作させないブランキング期間を有し、
上記カラーホイール(3)は、フィルタの各々が占める領域が単一の連続したものであって、上記カラーホイールの回転中心に対し略120°をなすものであり、
上記回転駆動回路は上記カラーホイール(3)の回転速度を上記映像信号の垂直同期周波数Finの略n倍(nは2以上の整数)に制御し、かつ上記各色の駆動信号が上記光変調器に供給されているときに同じ色の色フィルタが上記光路を通過するように上記カラーホイールの回転位相を制御し、
上記ランプ電源回路(21)による上記ランプ(1)の駆動電流の周波数が上記カラーホイールの回転速度の略3/4倍であり、
上記変調器駆動回路は、少なくとも、上記映像信号の垂直同期信号の周波数Finが所定の閾値Fth以上の場合に、上記ブランキング期間として第1の長さのものと、上記第1の長さよりも短い第2の長さのものとを交互に発生し、
上記ランプ電源回路(21)は、上記第1の長さのブランキング期間中に上記駆動電流の極性を切り替える
ことを特徴とする。
【0015】
上記変調器駆動回路が、上記映像信号の垂直同期信号の周波数Finが上記閾値Fthより低い場合には、上記ブランキング期間を上記第2の長さに固定するものであっても良い。
【0016】
上記変調器駆動回路が、上記ブランキング期間の各々のうち、上記カラーホイールの色フィルタ境界が上記光路の中心を通過するタイミングよりも前の部分と後の部分の長さが略同じであるようにするものであっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の投写型画像表示装置を示す図である。同図で、図5と同じ符号は同一乃至相当する部材を示す。この画像表示装置は、図5に示す従来例と同様、光源10と、カラーホイール3と、ロッドレンズ4と、リレーレンズ5及び6とから成る照明系と、凹面反射鏡7と、鏡面反射型光変調器8と、投写レンズ9とから成る結像系とを備えている。
【0018】
光源10は、光を生成する交流点灯ランプ1と、ランプ1がその第1の焦点に位置するように設けられ、ランプ1からの光をその第2の焦点に集光させる楕円鏡2とから成り、所定の光路11に沿って進む白色光を出射する。
【0019】
カラーホイール3は、光源10から入射された光に対して時分割色分離を行う。即ち、カラーホイール3は、図2に示すようにそれぞれ、赤、緑及び青の光を透過させる赤、緑及び青の色フィルタ30、31及び32を有し、色フィルタ30、31及び32、並びにそれら相互間の境界34、35及び36が順に光路11を通過するように回転可能であって、回転により、光源10からの白色光に含まれる赤、緑及び青の3原色を順に選択して透過させる。
【0020】
カラーホイール3はセグメント角度が全て120°である。即ち、色フィルタ30、31及び32の各々が占める円周方向の角度範囲は120゜であり、各色フィルタが光路11を通過する時間は互いに等しい。図示の例では、色フィルタ相互間の境界34、35及び36がカラーホイール3の回転中心3aから半径方向に延びた直線に沿うものであり、隣合う境界によって挟まれる角が120゜である。
【0021】
ロッドレンズ4は、鏡面反射型光変調器8に照射する光の分布を均一にする。リレーレンズ5及び6は、ロッドレンズ4から出射される光を効率良く鏡面反射型光変調器8に伝えるためのものである。
【0022】
鏡面反射型光変調器8は、凹面反射鏡7からの反射光を入射して画像光を反射する。即ち、カラーホイール3を透過した赤、緑及び青の光を、後述の駆動信号Sdに応じて空間的に変調する。
【0023】
投写レンズ9は、鏡面反射型光変調器8で生成された画像光を図示しないスクリーン上に投写する。凹面反射鏡7は、リレーレンズ6からの出射光を鏡面反射型光変調器8に向け、投写レンズ9の入射瞳に効率よく光を集光させるように反射する。
【0024】
図1の装置はさらに、交流点灯ランプ1を所定の周波数の交流電流で駆動するランプ電源回路21と、カラーホイール3を回転させる回転駆動回路22と、外部から供給される映像信号Svに応じて光変調器8を駆動する駆動信号Sdを発生する変調器駆動回路23とを備えている。
【0025】
図3は本実施の形態1におけるカラーホイール3の回転、フリッカーフリータイプの交流点灯ランプ1の駆動電流の極性の切り替わり、及び駆動信号Sdのブランキング期間の相互関係を示すタイミングチャートである。
【0026】
変調器駆動回路23からの駆動信号Sdは、映像信号Svを赤、緑及び青の映像信号に分解して、それらを面順次に発生する。図示の例では、図3(a)に示すように、映像信号Svの1垂直期間に等しい長さの期間(映像信号Svの1垂直期間と同じタイミングとは限らず幾分遅れるのが普通である)Tfを6つの小期間Tsに分け、各小期間中に各色の映像信号に対応したPWM駆動信号Sd(r)、Sd(g)及びSd(b)を順に、従って期間Tf中にそれぞれ1回ずつ、発生する。本明細書では、それぞれの色の駆動信号Sd(r)、Sd(g)及びSd(b)を総称するとき(或いは任意のものを指すとき)は符号Sdを用いる。また、各色の駆動信号を供給する期間と次の色の駆動信号を供給する期間との間に図3(d)に示すタイミングで、光変調器8を動作させないブランキング期間Lw、Lnを設ける。光変調器8は、「動作しない」状態においては、光を投写レンズ9の方向には反射しない。ブランキング期間には長いもの(第1の長さのもの:Lw)と、短いもの(第1の長さによりも短い第2の長さのもの:Ln)とがあり、これらが交互に現れる。また図示の例では、ブランキング期間の中心は、上記の小期間Ts相互の境界、各垂直期間Tfを6等分する点と一致している。
【0027】
変調器駆動回路23はさらに、映像信号Sv中の垂直同期信号Vsyncに基づいて、上記の期間Tfに同期した同期信号Scを発生し、これをランプ電源回路21及び回転駆動回路22に供給する。
【0028】
回転駆動回路22は、同期信号Scに基づいて、カラーホイール3の回転の速度及び位相を制御する。具体的には、各色の駆動信号Sdが変調器8に供給されているときに同じ色の色フィルタが光路11を通過するように、カラーホイール3の回転の速度及び位相を制御する。本例では、カラーホイール3の回転速度が映像信号の垂直同期周波数Finの2倍となるように制御する。また、変調器駆動回路23からの駆動信号Sdのブランキング期間Lw、Ln中に、カラーホイール3の色フィルタ相互間の境界34、35及び36が光路11を通過するように、カラーホイール3の回転の位相を制御する。
【0029】
ランプ電源回路21は、同期振動Scに基づいて、ランプ1の駆動電流の極性の切り替わりの周波数及びタイミングを制御する。具体的には、ランプ1の駆動電流の周波数Fpがカラーホイール3の回転速度Vrの3/4倍、従って、映像信号の垂直同期信号Vsyncの周波数の3/2倍となるように制御する。また、長い(第1の長さの)ブランキング期間Lw中に、駆動電流の極性を切り替える。
【0030】
以下、本実施の形態において、装置各部の動作の周波数やタイミングを制御することの意義、並びに各部の動作の詳細を説明する。
【0031】
前述のように、カラーホイール3の回転速度Vrが映像信号の垂直同期信号Vsyncの周波数Finの2倍(又はそれ以上)とされるのは、色割れしたカラー映像となることを避けるためである。図3に示す例では、映像信号の垂直同期信号VsyncとしてNTSCの60Hzを想定し、カラーホイール回転速度Vrをその2倍の120Hzとしている。
【0032】
また、ランプ1の駆動電流の周波数Fpはカラーホイール3回転速度Vrの3/4倍、従って垂直同期信号Vsyncの周波数Fin=60Hzの3/2倍、即ち90Hzに設定している。このランプ駆動電流周波数Fpの値は、一般に良く知られている対応周波数70〜135Hzの範囲内である。
【0033】
上記のように、ブランキング期間として長いものと短いものを交互に出現させ、長いブランキング期間中にランプ1の駆動電流の極性が切り替えられるので、極性の切り替わりの際の光出力の変動によるフリッカーを抑制することができる。例えば、図3(c)に示すようにフリッカーフリータイプの交流点灯ランプ1ではランプ駆動電流の極性の切り替わりPs時に電流ピークがあり、この電流ピークが生じるときは電流の変化、従ってランプから発生される光の強さの変動が著しく、上記電流ピーク時に変調器8が動作するとピーク部分の輝度レベルが他の期間とは異なるため、フリッカー及び階調の不連続が発生する。従って、このような電流ピークが発生する時は、変調器8を動作させないのが望ましい。そこで、ブランキング期間を長くして、このような極性の切り替わりの際のピークの発生のタイミングをもカバーするようにする。これにより、光出力の変動によるフリッカー及び階調の不連続を抑制することができ、また階調表現における不連続性も発生しない。
【0034】
一方、電流の極性の切り替わりを伴わないブランキング期間は、従来のランプの場合と同様に短くすることで、明るさの低下を抑制することができる。
【0035】
また、ブランキング期間は、カラーホイール3を赤、緑及び青の光を透過させる3枚の色フィルタ30、31及び32で構成する結果必要となる最小回数である、1回転当たり3回とすることができる。この結果、ブランキング期間をカラーホイール3の1回当たり4回以上とした場合のように、ブランキング期間の増加による明るさの減少を避けることができる。
【0036】
さらにまた、図3(d)に示すように、長いブランキング期間Lwと短いブランキング期間Lnが交互に現れる構成であるために、ブランキング期間のうち、カラーホイール3のフィルタ境界が光路11の中心を通過するタイミングtw、tnよりも前の部分の長さLwf、Lnfと後の部分の長さLwr、Lnrが互いに同じでないとすれば、各色の駆動信号の発生のための期間のうちブランキング期間以外の部分の長さが同じでなくなるため、出力画像にフリッカが発生する。そこで、図3(d)に示すように、ブランキング期間Lw、Lnのうちの、カラーホイール3のフィルタ境界34、35及び36が光路11の中心を通過するタイミングtw、tnよりも前の部分Lwf、Lnfと後の部分Lwr、Lnrが同じ長さとなるように制御する。このようにすれば、フリッカを抑制することができる。
【0037】
図3の場合、長いブランキング期間Lwは回転角に換算すると、28.3°で、フィルタ境界に対して前後それぞれLwf=Lwr=14.15°、短いブランキング期間はLn=13°でフィルタ境界に対して前後それぞれLnf=Lnr=6.5°としている。
【0038】
なお、図3は映像信号の垂直同期信号VsyncとしてNTSCの60Hzを想定したが、映像信号の垂直同期信号VsyncとしてPALの50Hzを想定した場合、カラーホイール3の回転速度をその2倍の100Hz、ランプの駆動電流の周波数Fpをカラーホイール3の回転速度の3/4倍、即ち75Hzに設定すれば、同様の効果が得られる。この場合も、ランプ駆動電流周波数Fpの値は、一般に良く知られている対応周波数70〜135Hzの範囲内にある。
【0039】
上記の例では、カラーホイール3の回転速度が映像信号の垂直同期周波数Finの2倍であるが、3以上の整数倍(n倍)であっても良い。この場合、期間Tf中の小期間の数も(3×n)となる。
【0040】
実施の形態2.
実施の形態2の投写型表示装置の構成は、実施の形態1と同様、図1によって示されるものである。実施の形態1との違いは、ブランキング期間を制御する変調器駆動回路23の制御動作にある。即ち、この実施の形態では、変調器駆動回路23は、映像信号の垂直同期信号の周波数Finを所定の閾値Fthと比較し、その結果前者が後者以上のときは、実施の形態1と同様、第1の長さの(長い)ブランキング期間Lwと第2の長さの(短い)ブランキング期間Lnを交互に発生させる一方、映像信号の垂直同期信号の周波数Finが閾値Fthより低い場合には、ブランキング期間を第1の長さ(Lw)に固定する。なお、所定の閾値Fthとは、フリッカの発生が視認限界以下となる周波数を意味する。
【0041】
図4は実施の形態2におけるカラーホイール3の回転、フリッカーフリータイプの交流点灯ランプ1の駆動電流、及びブランキング期間の相互の関係を示すタイミングチャートである。図4において、図3と同様に、入力映像信号の垂直周波数Finとして、カラーホイール回転速度Vrをその2倍の2×Finとしている。ランプ1の駆動電流の周波数Vpはカラーホイール回転速度の3/4倍、即ちVr×3/4、従ってFin×3/2に設定している。
【0042】
実施の形態1では、図3に示すように長いブランキング期間と短いブランキング期間とを交互に発生し、ランプ駆動電流の極性の切り替わりPsが長いブランキング期間中に起こるように制御を行なっていた。
【0043】
上記のような制御を行なった場合、映像信号の垂直周波数が高いときは問題はないが、映像信号の垂直周波数が低いときは、ブランキング期間が一定ではないためにフリッカ等の症状が視認される。例えば、PAL信号の様に入力映像信号の垂直周波数が50Hz程度の信号の場合はブランキング期間が一定でないために発生するフリッカが目立つ。
【0044】
そこで、実施の形態2では、映像信号Svの垂直周波数Finを所定の閾値Fthと比較し、
Fin≧Fth
のときは、実施の形態1と同様に、図4(c)に示すように、ブランキング期間として長いものLwと短いものLnとを交互に発生させ、長いブランキング期間Lw中にランプ駆動電流の極性を切り替えるようにする一方、
Fin<Fth
の場合は図4(d)に示すようにブランキング期間の長さを一定にする(Ln=Lw)。具体的にはブランキング期間をすべて第1の長さLwにする。
【0045】
上記のような制御を行うことにより、映像信号の垂直周波数Finが高い場合は、フリッカが目立ちにくいため、明るさの低下を防ぐためランプ駆動電流の極性の切り替わりを伴わないブランキング期間を短くすることで明るさの低下を抑制する一方、映像信号の垂直周波数が低い場合はフリッカの抑制のため(明るさはを犠牲にして)、すべてのブランキング期間を同じ長さ、具体的には、ランプ駆動電流の極性の切り替わりを伴う場合に必要な長さにする。
【0046】
例えば、Fthを55Hzに設定した場合は、入力映像信号がNTSC信号の様に垂直周波数が60Hzの場合はFin≧Fthであるため図4(c)に示すようにランプ駆動電流の極性の切り替わり時のみブランキング期間が長くなるように制御される。一方PAL信号の様に50Hzの信号に対しては、Fin<Fthであるため図4(d)に示すようにすべてのブランキング期間を一定にする。以上のような制御を行うことにより、入力映像信号の垂直周波数が高く、フリッカが目立たない場合は明るさが低下せず、入力映像信号の垂直周波数が低くフリッカが目立ちやすい場合は、明るさは低下するがフリッカの発生を抑えることができる。
【0047】
また、出力画像のフリッカをなくすために、実施の形態1と場合と同様、図4(c)及び(d)に示すように、ブランキング期間のうち、カラーホイールのフィルタ境界が光路11の中心を通過するタイミングtw、tnよりも前の部分Lwf、Lnfと後の部分Lwr、Lnrの長さが互いに等しくなるように制御する。図4の場合、長いブランキング期間は28.3°でフィルタ境界の前後それぞれ14.15°とし、短いブランキング期間は13°で、フィルタ境界の前後それぞれ6.5°としている。
【0048】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0049】
請求項1の発明によれば、第1の長さの(比較的長い)ブランキング期間中にランプの極性を切り替えるので、切り替えに伴いランプが出射する光の強度が変動しても、その変動がブランキング期間中に起こることになるので、該光強度の変動によるフリッカ及び階調の不連続を抑制することができる。また、ランプの極性の切り替わりを伴わないブランキング期間は短くすることにより、明るさの低下を抑制することができ、階調表現の不連続性も発生しない。しかも、ブランキング期間の発生回数は、カラーホイールの1回転当たり3回で済むので、この点からも明るさの低下を最小限に抑えることができる。
【0050】
請求項2の発明によれば、映像信号の垂直同期周波数が低い場合には、ランプ駆動電流の極性の切り替わりを伴うか否かに拘わらずブランキング期間を一定の長さにするので、映像信号の垂直同期周波数が低くてフリッカが目立ちやすいときにフリッカの発生をさらに抑制することができる。一方、入力映像信号の垂直同期信号が高い場合には、明るさの低下を抑制することができる。このように、垂直同期周波数の高さに応じて最適の制御を行なうことができる。
【0051】
請求項3の発明によれば、それぞれの色の駆動信号の供給のための期間のうちブランキング期間以外の部分の長さを互いに略等しくすることができ、フリッカの発生を一層小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の投写型画像表示装置の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1で用いられるカラーホイールの構造図である。
【図3】 実施の形態1の投写型画像表示装置における、カラーホイールの回転、交流点灯ランプの駆動電流、及びブランキング期間の相互関係を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2の投写型画像表示装置における、カラーホイールの回転、交流点灯ランプの駆動電流、及びブランキング期間の相互関係を示すタイミングチャートである。
【図5】 従来例の投写型画像表示装置を示す図である。
【図6】 従来のカラーホイールの一例を示す構造図である。
【図7】 従来のカラーホイールの他の例を示す構造図である。
【図8】 従来のカラーホイールの他の例を示す構造図である。
【図9】 従来のカラーホイールの他の例を示す構造図である。
【図10】 従来の投写型画像表示装置における、カラーホイールの回転、交流点灯ランプの駆動電流、及びブランキング期間の相互関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ランプ、 2 楕円鏡、 3 カラーホイール、 4 ロッドレンズ、 5,6 リレーレンズ、 7 凹面反射鏡、 8 鏡面反射型光変調器、 9 投写レンズ、 21 ランプ電源回路、 22 回転駆動回路、 23 光変調器駆動回路、 30,31,32 色フィルタ、 33 白色フィルタ、 34,35,36 セグメント境界、 40 回転保持部材。

Claims (3)

  1. 所定の光路に沿って進む白色光を出射する交流点灯ランプ(1)を備えた光源(10)と、
    上記交流点灯ランプを所定の周波数の交流電流で駆動する電源回路(21)と、
    それぞれ、赤、緑及び青を透過させる赤、緑及び青の色フィルタを有し、上記色フィルタ及びそれら相互間の境界が順に上記光路を通過するように回転可能であって、該光源(10)からの白色光に含まれる赤、緑及び青の光を順に選択して透過させるカラーホイール(3)と、
    上記カラーホイールを回転させる回転駆動回路(22)と、
    該カラーホイールからの赤、緑及び青の光を、駆動信号に応じて空間的に変調する光変調器(7)と、
    映像信号に応じて上記光変調器(7)を駆動するための、赤、緑及び青の駆動信号を順次発生する変調器駆動回路(23)と、
    該光変調器(7)で変調された光を投写する投写レンズ(9)と
    を備えた投写型画像表示装置において、
    上記変調器駆動回路は、上記赤、緑及び青の駆動信号を発生するそれぞれの期間相互間に、上記変調器を動作させないブランキング期間を有し、
    上記カラーホイール(3)は、フィルタの各々が占める領域が単一の連続したものであって、上記カラーホイールの回転中心に対し略120°をなすものであり、
    上記回転駆動回路は上記カラーホイール(3)の回転速度を上記映像信号の垂直同期周波数Finの略n倍(nは2以上の整数)に制御し、かつ上記各色の駆動信号が上記光変調器に供給されているときに同じ色の色フィルタが上記光路を通過するように上記カラーホイールの回転位相を制御し、
    上記ランプ電源回路(21)による上記ランプ(1)の駆動電流の周波数が上記カラーホイールの回転速度の略3/4倍であり、
    上記変調器駆動回路は、少なくとも、上記映像信号の垂直同期信号の周波数Finが所定の閾値Fth以上の場合に、上記ブランキング期間として第1の長さのものと、上記第1の長さよりも短い第2の長さのものとを交互に発生し、
    上記ランプ電源回路(21)は、上記第1の長さのブランキング期間中に上記駆動電流の極性を切り替える
    ことを特徴とする投写型画像表示装置。
  2. 上記変調器駆動回路は、上記映像信号の垂直同期信号の周波数Finが上記閾値Fthより低い場合には、上記ブランキング期間を上記第2の長さに固定することを特徴とする請求項1に記載の投写型画像表示装置。
  3. 上記変調器駆動回路は、上記ブランキング期間の各々のうち、上記カラーホイールの色フィルタ境界が上記光路の中心を通過するタイミングよりも前の部分と後の部分の長さが略同じであるようにすることを特徴とする請求項1又は2に記載の投写型画像表示装置。
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