JP2003167297A - 時分割色分離装置およびカラー画像表示装置 - Google Patents

時分割色分離装置およびカラー画像表示装置

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wheel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーホイールの色比率を最適なものに自動
的に切り替えることのできる時分割色分離装置を提供す
る。 【解決手段】 光源からの白色光を時分割に色分離する
時分割色分離装置において、色比率の異なる2つのカラ
ーリング2a、2bを備えるカラーホイール2と、RG
B入力信号とビデオ入力信号のいずれが入力されたかを
判別する入力信号判別回路10と、カラーホイール2を
上記白色光の光路を横切る方向に移動するスライドバー
3と、スライドバー3によるカラーホイール2の移動を
制御するカラーホイール移動制御回路7とを有する。カ
ラーホイール移動制御回路7は、入力信号がRGB入力
信号である場合は、カラーリング2aを上記光路に挿入
させ、入力信号がビデオ入力信号である場合は、カラー
リング2bを上記光路に挿入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分光特性(分光透
過特性または分光反射特性)の異なる色分解フィルタ
ー、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の光をそれぞ
れ透過するフィルターを光路中で切り替えることで白色
光を時分割に色分離する装置に関する。さらには、本発
明は、そのような時分割色分離により得られた各色の光
を用いて画像を表示するカラー画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時分割色分離装置として、赤
(R)、緑(G)、青(B)の光をそれぞれ透過する3
つのフィルターが周方向に順次配置されたカラーホイー
ルを、そのホイールの一部が光路中に挿入されるように
配して、所定の速度で回転させることで白色光を時分割
に色分離するものが知られている。図12は、従来の時
分割色分離装置に用いられているカラーホイールの模式
図である。
【0003】図12に示すカラーホイールは、赤(R)
の光を透過するR透過フィルター101、緑(G)の光
を透過するG透過フィルター102、青(B)の光を透
過するB透過フィルター103、および白色光をそのま
ま透過するW透過フィルター104の4つのフィルター
がホイール周方向に均等に配置されている。各フィルタ
ーの周方向における大きさの割合(または、各フィルタ
ーを分割する角度の割合)は同じである。
【0004】上記のカラーホイールを、フィルターの入
射面が光路(白色光)105に対して略垂直になるよう
に配置し、ホイール中心部を軸に時計方向に回転させる
と、入射スポット106がフィルター面上を反時計方向
に移動し(入射スポットの軌跡106a)、光路105
中で、R透過フィルター101、G透過フィルター10
2、B透過フィルター103、W透過フィルター104
の順でフィルターが切り替わる。その結果、白色光がR
光、G光、B光、W(白色)光の順で時分割に色分離さ
れる。
【0005】上述のようなカラーホイールを用いた時分
割色分離装置を備える表示装置として、例えば特開平9-
163391号公報に記載されたようなデジタル画像ディスプ
レイシステムがある。図13に、その概略構成を示す。
【0006】図13に示すデジタル画像ディスプレイシ
ステムは、光源116からの光束がレンズ117aおよ
び117b、積分器117cを順次介してSLM(空間
光変調器)114へ照射され、該SLM114からの反
射光によりスクリーン上で映像が表示されるようになっ
ている。レンズ117aおよび117bの間において、
R、G、Bの透過フィルターが周方向に均等に配置され
たカラーホイール115が光路に挿入されるようになっ
ており、挿入時には、レンズ117aによってカラーホ
イール115のフィルター面上に所定の大きさのスポッ
トが形成される。
【0007】カラーホイール115は、ホイール中心部
がモータ115aの回転シャフト115bの一端に支持
されており、モータ115aにより所定の方向に回転さ
れる。これらカラーホイール115、モータ115aお
よび回転シャフト115bを含むカラーホイールアセン
ブリ全体が、光路に垂直な方向に移動する。
【0008】SLM14は、例えば、それぞれが傾斜角
度の制御が可能な数十万個のマイクロミラーからなるデ
ジタルマクロミラーデバイス(DMD)である。このD
MDは、各マイクロミラーがそれぞれスクリーン上の表
示画像の各画素に対応しており、各マイクロミラーの傾
斜角度を制御することで任意の画像を表示することがで
きる。具体的には、あるマイクロミラーについては、そ
の反射光がスクリーンから外れように角度制御を行い、
またあるマイクロミラーについては、その反射光がスク
リーン上の対応する画素位置に導かれるように角度制御
を行うことで所望の画像を得る。
【0009】DMDの各マイクロミラーの角度制御は、
ディスプレイメモリ113に格納された画像データに基
づいて選択的に行われる。ディスプレイメモリ113に
は、プロセッサ112がインタフェース111を介して
外部から供給された信号に種々の処理(例えば、R・G
・Bデータへの変換、インターレース処理されたフィー
ルドを修復する処理など)を施すことによって生成され
た画像データが格納される。ここで、外部からの入力信
号とは、ビデオ機器からのビデオ再生信号(動画)、パ
ーソナルコンピュータ(PC)からのRGB再生信号な
どがある。
【0010】モータ115aの駆動、カラーホイールア
センブリの移動、SLM114の傾斜角度制御は、それ
ぞれタイミングユニット118からのタイミング信号に
基づいて同期がとられる。
【0011】上記のように構成されたデジタル画像ディ
スプレイシステムでは、カラーホイール115が回転す
ることで、光路中でR、G、Bの透過フィルターが順次
切り替わり、これにより光源116からの白色光がR、
G、Bの各色に時分割に色分離される。この時分割に色
分離された光束は、レンズ117bを介して積分器11
7cに入射する。積分器117cでは、入射した光束
の、光軸に垂直な平面における輝度の分布が均一化され
る。
【0012】時分割に色分離され、輝度が均一化された
光束はSLM114に照射される。SLM114では、
R光、G光、B光の順で照射され、それぞれの照射タイ
ミングに応じてディスプレイメモリ113から各色に対
応する画像データが読み出されて各マイクロミラーの傾
斜角度が制御される。これにより、SLM114からの
反射光は、R画像光、G画像光、B画像光(これらは1
つの画像フレームを構成する)に時分割されたものとな
り、これらR、G、Bの画像光が順次、スクリーン上へ
拡大投射される。
【0013】スクリーン上では、SLM114からの
R、G、Bの画像光が順次拡大投射されて表示される
が、人間の目には、残像現象により、それらR、G、B
の画像光により表示された各色の画像が合成され、カラ
ー画像として認識される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】カラーホイールは、そ
の色比率、すなわち、図12に示したカラーホイールの
場合であれば、R、G、B、Wの各フィルターを分割す
る角度の割合(図12の例では、それぞれのフィルタが
90度の角度で均等に区分されている。)を変えること
によって表示画像の色合いを変えることができる。しか
しながら、上述した従来の時分割色分離装置は、カラー
ホイールの色比率が固定であったため、表示画像の色合
いを変えることができなかった。このため、表示画像の
色合いを変えることのできる時分割色分離装置を提供す
ることが重要な課題の1つになっていた。
【0015】また、一般に、ビデオ再生(動画)の場合
は色再現を最優先とし、RGB再生(PC(パーソナル
コンピュータ)出力)の場合は明るさを最優先とする傾
向にあり、それぞれの場合に応じてカラーホイールの色
比率を変えることが望ましい。例えば、明るさを最優先
とする場合は、R、G、B、Wの各フィルターのうちの
Wフィルターの割合を多くすることが望ましい。しかし
ながら、上述したとおり、従来の時分割色分離装置はカ
ラーホイールの色比率が固定であったため、そのような
カラーホイールの色比率の切り替えを行うことはできな
かった。
【0016】なお、カラーホイールの色比率の切り替え
が可能なものとして、特開平9-163391号公報には、色比
率の異なる複数のカラーリングを備えるカラーホイール
が開示されている。図14に、そのカラーホイールの模
式図を示す。
【0017】図14に示すカラーホイールは、透過フィ
ルターR1、G1、B1の3つのフィルターが周方向に
所定の割合で配置されたカラーリング(外周側ホイー
ル)121と、透過フィルターR2、G2、B2の3つ
のフィルターが周方向に順次配置されたカラーリング
(内周側ホイール)120とからなる。カラーリング1
20、121は、それぞれのホイール中心位置は同じで
あるが、色比率が異なる。この例では、カラーリング1
21は、カラーリング120と比べてB透過フィルター
の比率が大きくなっている。
【0018】上記のカラーホールの場合、光源からの白
色光の光路中にカラーリング120を挿入してホイール
を回転させて時分割に色分離を行う第1の状態と、光路
中にカラーリング121を挿入してホイールを回転させ
て時分割に色分離を行う第2の状態との間で切り替えを
行う。第2の状態で得られる表示画像は、第1の状態で
得られる表示画像に比べて青色成分の強い画像となる。
【0019】しかしながら、上述の色比率の異なる複数
のカラーリングを備えるカラーホイールを用いたものに
おいては、カラーホイールの色比率を切り替えることが
できるものの、カラーリング120、121の切り替え
(第1および第2の状態の切り替え)を自動的に行うよ
うにはなっていない。このため、ユーザが、その都度、
カラーリング120またはカラーリング121を選択し
設定する必要がある。これは、装置の操作性を簡単化す
る上で不利なものとなる。
【0020】さらに加えて、カラーリング120を用い
た場合の各フィルタR2、G2、B2の切り替わるタイ
ミングと、カラーリング121を用いた場合の各フィル
タR1、G1、B1の切り替わるタイミングとが異な
る。このため、例えば図13に示した表示装置におい
て、SLM114の傾斜角度制御を、カラーリング12
0を用いた場合とカラーリング121を用いた場合のそ
れぞれにおいて、フィルターの切り替わるタイミングと
同期させる必要があり、タイミング信号を少なくとも2
種類用意する必要がある。これは、制御が複雑になると
いう問題を引き起こす。
【0021】本発明の主目的は、表示画像の色合いを変
えることのできる時分割色分離装置およびこれを用いた
カラー画像表示装置を提供することにある。
【0022】より具体的には、本発明の目的は、カラー
ホイールの色比率を最適なものに自動的に切り替えるこ
とのできる時分割色分離装置およびこれを用いたカラー
画像表示装置を提供することにある。さらには、本発明
の目的は、タイミング信号を複数用意する必要のない時
分割色分離装置およびこれを用いたカラー画像表示装置
を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の時分割色分離装置は、光源からの白色光を
時分割に色分離する時分割色分離装置において、分光特
性の異なる複数のフィルターが周方向に所定の割合で配
置された第1のカラーリングと、該第1のカラーリング
とは前記複数のフィルターの周方向における割合が異な
る第2のカラーリングとを少なくとも備えるカラーホイ
ールと、前記第1のカラーリングによる色分離が最適と
される第1の状態と前記第2のカラーリングによる色分
離が最適とされる第2の状態を検知する検知手段と、前
記カラーホイールを前記白色光の光路を横切る方向に移
動するカラーホイール移動手段と、前記カラーホイール
移動手段による前記カラーホイールの移動を制御するカ
ラーホイール移動制御手段とを有し、前記カラーホイー
ル移動制御手段は、前記検知手段にて前記第1の状態が
検知された場合は、前記第1のカラーリングを前記光路
に挿入させ、前記検知手段にて前記第2の状態が検知さ
れた場合には、前記第2のカラーリングを前記光路に挿
入させることを特徴とする。
【0024】上記の発明によれば、第1の状態、例えば
RGB再生や周囲が明るい状態の場合には、それに最適
な第1のカラーリング(明るさ優先のカラーリング)に
よる色分離が行われ、第2の状態、例えばビデオ再生や
周囲が暗い状態の場合には、それに最適な第2のカラー
リング(色合い優先のカラーリング)による色分離が行
われる。このように、最適なカラーリングが自動的に選
択される。
【0025】また、本発明の時分割色分離装置は、光源
からの白色光を時分割に色分離する時分割色分離装置に
おいて、前記白色光を収束する第1のレンズと、前記第
1のレンズを通った光束を平行光束にする第2のレンズ
と、分光特性の異なる複数のフィルターが周方向に所定
の割合で配置されたカラーホイールとを有し、前記カラ
ーホイールは、そのフィルター面が前記第1のレンズで
収束された収束光束の光路中に挿入されるとともに、該
光路に沿って移動するように構成されていることを特徴
とする。
【0026】上記の発明においては、フィルターの分光
特性がフィルター温度の上昇に伴って短波長側へシフト
すること、第1のレンズの集光作用によってカラーホイ
ールのフィルター温度を上昇することとが利用される。
カラーホイールは第1のレンズからの収束光束の光路に
沿って移動するように構成されているため、カラーホイ
ールが第1のレンズに近い位置に移動した場合はフィル
ター面上に収束される入射スポットの径は大きくなっ
て、フィルターの温度はさほど上昇しないが、カラーホ
イールが第1のレンズから遠い位置に移動した場合に
は、フィルター面上に収束される入射スポットの径は小
さくなってフィルター温度が上昇する。フィルターの分
光特性はフィルター温度の上昇に伴って短波長側へシフ
トすることから、カラーホイールを第1のレンズから遠
い位置に移動することで、フィルターの分光特性が変化
(短波長側へシフト)することになる。
【0027】さらに、本発明の時分割色分離装置は、分
光特性の異なる複数のフィルターが周方向に所定の割合
で配置されたカラーホイールを備え、光源からの白色光
を前記カラーホイールにより時分割に色分離する時分割
色分離装置において、前記カラーホイールのフィルター
面を加熱する加熱手段と、前記加熱手段による前記カラ
ーホイールの加熱を制御する加熱制御手段とを有し、前
記加熱制御手段は、第1の温度と、該第1の温度より高
く、前記分光特性が短波長側へシフトする第2の温度と
の間で前記カラーホイールのフィルター面における温度
を制御することを特徴とする。
【0028】上記の発明においても、フィルターの分光
特性がフィルター温度の上昇に伴って短波長側へシフト
することを利用する。カラーホイールのフィルター温度
は第1の温度とそれより高い第2の温度の間で制御され
る。第1の温度から第2の温度に上昇すると、フィルタ
ーの分光特性が短波長側へシフトする。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0030】(実施形態1)図1は、本発明の第1の実
施形態である時分割色分離装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0031】本実施形態の時分割色分離装置は、ビデオ
機器(VTR(ビデオテープレコーダ)やビデオカメ
ラ)からのビデオ信号(動画)およびパーソナルコンピ
ュータ(PC)からのRGB信号の再生が可能なカラー
画像表示装置に用いられるものであって、RGB再生の
場合は、表示画像の明るさを優先するような色比率のカ
ラーリングを使用し、ビデオ(動画)再生の場合は、表
示画像の色再現を優先するような色比率のカラーリング
を使用する、といった動作を自動的に行うように構成さ
れている。
【0032】具体的には、本実施形態の時分割色分離装
置は、カラーホイール2と、カラーホイール2を所定の
方向に回転するためのモータ1と、カラーホイール2を
所定の方向に移動するためのスライドバー3と、RGB
入力信号およびビデオ入力信号のうちいずれの信号が供
給されたかを判別する入力信号判別回路10と、使用者
による任意の入力操作によりRGB入力信号またはビデ
オ入力信号のいずれかに入力設定が行われる調整回路8
と、使用者による入力操作により自動切替モードとマニ
ュアルモードのいずれかのモードが設定されるモード設
定部4と、自動切替モードが設定された場合は、入力信
号判別回路10の出力信号(RGB/ビデオ判別信号)
を優先し、マニュアルモードが設定された場合には、調
整回路8の出力信号(RGB/ビデオ切替信号)を優先
する切替回路9と、この切替回路9にて優先された出力
信号に基づいてスライドバー3によるカラーホイール2
の移動を制御するカラーホイール移動制御回路7と、所
定のタイミング信号に同期してモータ1の回転を制御す
るカラーホイール回転制御回路6とを有する。
【0033】入力信号判別回路10は、ビデオ機器から
のビデオ入力信号(動画)とパーソナルコンピュータ
(PC)からのRGB入力信号との2系統の入力を有
し、ビデオ入力信号が無信号の場合は、RGB入力信号
が供給されている旨を示すRGB/ビデオ判別信号を出
力し、RGB入力信号が無信号の場合は、ビデオ入力信
号が供給されている旨を示すRGB/ビデオ判別信号を
出力する。通常、RGB入力信号およびビデオ入力信号
はそれぞれ同期信号(垂直同期信号および水平同期信
号)を含んでおり、無信号であるかどうかの判断は、そ
の同期信号の有無を検出することにより行う。この入力
信号判別回路10から出力されたRGB/ビデオ判別信
号は切替回路9に供給される。
【0034】調整回路8は、RGB入力信号とビデオ入
力信号のいずれが供給されているかを使用者による入力
操作によって設定することができ、RGB入力信号が設
定された場合は、RGB入力信号が供給されている旨を
示すRGB/ビデオ切替信号を出力し、ビデオ入力信号
が設定された場合には、ビデオ入力信号が供給されてい
る旨を示すRGB/ビデオ切替信号を出力する。この調
整回路8から出力されたRGB/ビデオ切替信号は切替
回路9に供給される。
【0035】カラーホイール2は、色比率の異なる2つ
のカラーリング2a、2bを備える。カラーリング2a
は外周側ホイールを構成するもので、赤(R)光を透過
する透過フィルターR1、緑(G)光を透過する透過フ
ィルターG1、および青(B)光を透過する透過フィル
ターB1および白色光をそのまま透過する透過フィルタ
ーWの4つのフィルターが周方向に所定の割合(周方向
における大きさの割合、または、各フィルターを分割す
る角度の割合であり、以下、単に割合と記す。)で配置
されている。カラーリング2bは内周側ホイールを構成
するもので、赤(R)光を透過する透過フィルターR
2、緑(G)光を透過する透過フィルターG2、青
(B)光を透過する透過フィルターB2の3つのフィル
ターが周方向に所定の割合で配置されている。
【0036】カラーリング2aの各透過フィルターR
1、G1、B1、Wは、当該カラーリング2aによって
時分割に色分離された光を用いて生成されるカラー画像
において明るさが優先されるように、例えば以下のよう
な割合になっている。
【0037】 R1:118° G1:105° B1:85° W:52° (計360° ) これに対してカラーリング2bの各透過フィルターR
2、G2、B2は、当該カラーリング2bによって時分
割に色分離された光を用いて生成されるカラー画像にお
いて色再現が優先されるように、例えば以下のような割
合になっている。
【0038】 R2:138° G2:123° B2:99° (計360°) スライドバー3は、ガイドバー3aと、カラーホイール
支持部材3bとからなる。カラーホイール支持部材3b
の一端は、ガイドバー3aに摺動可能に取り付けられて
おり、他端にはモータ1が取り付けられている。
【0039】図2は、モータ1の取り付け部分を説明す
るための図で、(a)はカラーホイール2を透過光が出
射する面側から見た図、(b)は側面図である。カラー
ホイール2は、ホイール中心部がモータ1の出力軸に固
定されており、モータ1が駆動されることで所定の方向
に回転する。モータ1の、カラーホイール2が取り付け
られた側とは反対の側の部位が、カラーホイール支持部
材3aの他端に固定されている。カラーホイール支持部
材3aがガイドバー3b上をスライドすることで、モー
タ1およびカラーホイール2の全体がガイドバー3bに
沿って移動する。
【0040】上記のガイドバー3bに沿ったカラーホイ
ール2の移動は、不図示の光源からの白色光の光路を横
切る方向への移動であり、その移動量を制御すること
で、カラーリング2aが光路中に挿入される第1の状態
と、カラーリング2bが光路中に挿入される第2の状態
との間の切り替えが可能である。カラーホイール制御回
路7は、ビデオ再生(ビデオ入力信号)の場合は、第1
の状態となるようにカラーホイール2の移動を制御し、
RGB(PC)再生(RGB入力信号)の場合は、第2
の状態となるようにカラーホイール2の移動を制御す
る。カラーホイール回転制御回路6は、モータ1の回転
を制御する。カラーホイール2によるカラーホイール2
の移動制御およびカラーホイール回転制御回路6による
カラーホイール2の回転制御は、詳しくは後述するが、
タイミングユニット(図13参照)から与えられた所定
のタイミング信号に基づいて画像表示に同期して行われ
る。
【0041】次に、上述した時分割色分離装置の動作に
ついて説明する。
【0042】(自動切替モード/RGB再生)まず、モ
ード設定部4にて自動切替モードが設定され、RGB入
力信号が供給され、ビデオ入力信号が無信号である場合
の動作について説明する。この場合は、入力信号判別回
路10は、RGB入力信号が供給されていることを示す
RGB/ビデオ判別信号を切替回路9へ出力する。切替
回路9は、自動切替モードに設定されているため、入力
信号判別回路10の出力を優先し、入力信号判別回路1
0から出力されたRGB/ビデオ判別信号をカラーホイ
ール移動制御回路7へ供給する。
【0043】カラーホイール移動制御回路7は、入力信
号判別回路10から出力された、RGB入力信号が供給
されていることを示すRGB/ビデオ判別信号を受ける
と、カラーリング2aが光路中に挿入されるように、ガ
イドバー3bに沿ったカラーホイール2の移動を制御す
る。カラーリング2aが光路中に挿入されると、カラー
ホイール回転制御回路6が、所定のタイミング信号に同
期してモータ1によるカラーホイール2の回転を制御す
る。
【0044】(自動切替モード/ビデオ再生)次に、モ
ード設定部4にて自動切替モードが設定され、ビデオ入
力信号が供給され、RGB入力信号が無信号である場合
の動作について説明する。この場合は、入力信号判別回
路10は、ビデオ入力信号が供給されていることを示す
RGB/ビデオ判別信号を切替回路9へ出力する。切替
回路9は、自動切替モードに設定されているため、入力
信号判別回路10の出力を優先し、入力信号判別回路1
0から出力されたRGB/ビデオ判別信号をカラーホイ
ール移動制御回路7へ供給する。
【0045】カラーホイール移動制御回路7は、入力信
号判別回路10から出力された、ビデオ入力信号が供給
されていることを示すRGB/ビデオ判別信号を受ける
と、カラーリング2bが光路中に挿入されるように、ガ
イドバー3bに沿ったカラーホイール2の移動を制御す
る。カラーリング2bが光路中に挿入されると、カラー
ホイール回転制御回路6が、所定のタイミング信号に同
期してモータ1によるカラーホイール2の回転を制御す
る。
【0046】(マニュアルモード/RGB再生)次に、
モード設定部4にてマニュアルモードが設定され、RG
B入力信号が供給され、ビデオ入力信号が無信号である
場合の動作について説明する。この場合は、調整回路8
において、使用者による操作入力により、入力信号とし
てRGB入力信号が設定され、調整回路8が、RGB入
力信号が供給されている旨を示すRGB/ビデオ切替信
号を切替回路9に出力する。切替回路9は、マニュアル
モードに設定されているため、調整回路8の出力を優先
し、調整回路8から出力されたRGB/ビデオ切替信号
をカラーホイール移動制御回路7へ供給する。
【0047】カラーホイール移動制御回路7は、調整回
路8から出力された、RGB入力信号が供給されている
ことを示すRGB/ビデオ切替信号を受けると、カラー
リング2aが光路中に挿入されるように、ガイドバー3
bに沿ったカラーホイール2の移動を制御する。カラー
リング2aが光路中に挿入されると、カラーホイール回
転制御回路6が、所定のタイミング信号に同期してモー
タ1によるカラーホイール2の回転を制御する。
【0048】(マニュアルモード/ビデオ再生)次に、
モード設定部4にてマニュアルモードが設定され、ビデ
オ入力信号が供給され、RGB入力信号が無信号である
場合の動作について説明する。この場合は、調整回路8
において、使用者による操作入力により、入力信号とし
てビデオ入力信号が設定され、調整回路8が、ビデオ入
力信号が供給されている旨を示すRGB/ビデオ切替信
号を切替回路9に出力する。切替回路9は、マニュアル
モードに設定されているため、調整回路8の出力を優先
し、調整回路8から出力されたRGB/ビデオ切替信号
をカラーホイール移動制御回路7へ供給する。
【0049】カラーホイール移動制御回路7は、調整回
路8から出力された、ビデオ入力信号が供給されている
ことを示すRGB/ビデオ切替信号を受けると、カラー
リング2bが光路中に挿入されるように、ガイドバー3
bに沿ったカラーホイール2の移動を制御する。カラー
リング2bが光路中に挿入されると、カラーホイール回
転制御回路6が、所定のタイミング信号に同期してモー
タ1によるカラーホイール2の回転を制御する。
【0050】以上のように、本実施形態の時分割色分離
装置によれば、自動切替モードに設定することで、RG
B再生、ビデオ再生のそれぞれにおいて自動的に最適な
カラーリングが選択されて色分離が行われる。
【0051】次に、上述した本実施形態の時分割色分離
装置が用いられたカラー画像表示装置について説明す
る。
【0052】図3は、図1に示した時分割色分離装置を
備えるカラー画像表示装置の一例を示す概略構成図であ
る。このカラー表示装置は、光源14と、光源14から
の光で照明されるDMDよりなる鏡面反射型光変調器1
1と、鏡面反射型光変調器11により光変調された画像
光をスクリーン13上に拡大投射する投射レンズ12と
を有し、光源14と鏡面反射型光変調器11の間に図1
に示した時分割色分離装置のカラーホイール2が配置さ
れるように構成されている。
【0053】カラーホイール2は、ガイドバー3bに沿
って光源14からの白色光の光路5を横切る方向に移動
するが、このカラーホイール2の移動は上述のとおり、
カラーホイール移動制御回路7によって制御される。カ
ラーホイール移動制御回路7は、RGB入力信号が供給
された場合には、カラーリング2aが光路中に挿入され
るように移動制御を行い、ビデオ入力信号が供給された
場合には、カラーリング2bが光路中に挿入されるよう
に移動制御を行う。
【0054】鏡面反射型光変調器11は、図13に示し
たSLMの1つであり、例えばDMDである。図3には
示していないが、鏡面反射型光変調器11の駆動を制御
するための回路として、図13に示したようなディスプ
レイメモリ、プロセッサ、インタフェース、タイミング
ユニットなどを備えおり、タイミングユニットから出力
されたタイミング信号に基づいてディスプレイメモリか
ら画像データが読み出されて鏡面反射型光変調器11に
おける各ミラーの角度制御が行われるとともに、そのタ
イミング信号に基づいて上記のカラーホイール回転制御
回路6によるモータ1の駆動制御やカラーホイール移動
制御回路7によるカラーホイール2の移動制御が行われ
る。
【0055】上述したカラー画像表示装置では、RGB
再生およびビデオ再生が可能で、時分割色分離装置のモ
ード設定部4において自動切替モードを設定すること
で、それぞれの再生時に最適なカラーリングが以下のよ
うにして自動的に選択される。
【0056】RGB再生の場合は、カラーホイール移動
制御回路7によるカラーホイール2の移動制御により、
カラーリング2aが光路5中に挿入される。そして、鏡
面反射型光変調器11における各ミラーの角度制御が行
われるとともに、この制御に同期してカラーホイール回
転制御回路6によるカラーホイール2の回転制御が行わ
れる。
【0057】図4は、カラーリング2aが光路5中に挿
入された状態を示す模式図である。カラーリング2a
は、その入射面が光路(白色光)5に対して略垂直にな
るように挿入される。カラーホイール2を時計方向に回
転させると、入射スポット5aがカラーリング2aのフ
ィルター面上を反時計方向に移動し(入射スポットの軌
跡5b)、光路5中では、透過フィルターR1、G1、
B1、Wが順に切り替わる。この結果、白色光がR光、
G光、B光、W(白色)光の順で時分割に色分離され
る。
【0058】上記のようにして時分割に色分離されたR
光、G光、B光、W(白色)光が鏡面反射型光変調器1
1に順次照射され、各色の光の照射タイミングで鏡面反
射型光変調器11の各ミラーの角度制御が行われてR画
像光、G画像光、B画像光、W画像光が順次生成され
る。この生成されたR画像光、G画像光、B画像光、W
画像光がそれぞれ投射レンズ12によってスクリーン1
3上に順次拡大投射されることでカラー画像が表示され
る。このようにして表示されたカラー画像は、単にR画
像光、G画像光、B画像光の3つの画像光により合成さ
れたカラー画像に比べてW画像光を含んでいる分、明る
いものとなる。
【0059】ビデオ再生の場合は、カラーホイール移動
制御回路7によるカラーホイール2の移動制御により、
カラーリング2bが光路5中に挿入される。そして、鏡
面反射型光変調器11における各ミラーの角度制御が行
われるとともに、この制御に同期してカラーホイール回
転制御回路6によるカラーホイール2の回転制御が行わ
れる。
【0060】図5は、カラーリング2bが光路5中に挿
入された状態を示す模式図である。カラーリング2b
は、その入射面が光路(白色光)5に対して略垂直にな
るように挿入される。カラーホイール2を時計方向に回
転させると、入射スポット5a’がカラーリング2bの
フィルター面上を反時計方向に移動し(入射スポットの
軌跡5b’)、光路5中では、透過フィルターR2、G
2、B2が順に切り替わる。この結果、白色光がR光、
G光、B光の順で時分割に色分離される。
【0061】上記のようにして時分割に色分離されたR
光、G光、B光が鏡面反射型光変調器11に順次照射さ
れ、各色の光の照明タイミングで鏡面反射型光変調器1
1の各ミラーの角度制御が行われると、R画像光、G画
像光、B画像光が順次生成される。この生成されたR画
像光、G画像光、B画像光がそれぞれ投射レンズ12に
よってスクリーン13上に順次拡大投射されることでカ
ラー画像が表示される。このようにして表示されたカラ
ー画像は、上記のカラーリング2aを用いた場合と比べ
て、W画像光が含まれない分だけ、R画像光、G画像
光、B画像光の表示される時間が長くなり、色合いに優
れたものとなる。
【0062】(実施形態2)図6は、本発明の第2の実
施形態である時分割色分離装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0063】本実施形態の時分割色分離装置は、図1に
示した装置において、入力信号判別回路10に代えて変
換回路15および受光素子16が設けられた以外は、上
述した第1の実施形態のものとほぼ同様のものである。
図6中、図1で示したものと同じものには、図1で使用
した符号と同じ符号を用いている。
【0064】受光素子16は、周知の光センサであり、
周囲の明るさを検知するためのもので、例えば、表示部
(スクリーン)近傍に配置される。この受光素子16の
出力は変換回路15に供給されている。
【0065】変換回路15は、受光素子16の出力が所
定のレベル(閾値)以上である場合は、周囲が明るいこ
とを示す明るい/暗い判別信号を出力し、受光素子16
の出力が所定のレベル(閾値)を下回った場合は、周囲
が暗いことを示す明るい/暗い判別信号を出力する。こ
の変換回路15から出力された明るい/暗い判別信号
は、切替回路9に供給される。なお、受光素子16は複
数配置してもよく、その場合は、変換回路15は各受光
素子16の出力の平均が所定のレベル(閾値)以上であ
るか否かの判断に基づいて明るい/暗い判別信号を出力
する。
【0066】本実施形態の時分割色分離装置では、モー
ド設定部4にて自動切替モードが設定されることで、周
囲の明るさに応じて、明るい場合は、表示画像における
明るさを優先したカラーリング2aによる色分離が行わ
れ、暗い場合には、表示画像における明るさがカラーリ
ング2aを用いた場合のそれよりも暗いカラーリング2
bによる色分離が行われる。以下に、その具体的な動作
を説明する。
【0067】(明るい場合)受光素子16の出力が所定
のレベル(閾値)以上であるので、変換回路15は、周
囲が明るいことを示す明るい/暗い判別信号を切替回路
9に出力する。切替回路9は、モード設定部4にて自動
切替モードが設定されているため、変換回路15の出力
を優先し、変換回路15から出力された明るい/暗い判
別信号をカラーホイール移動制御回路7に供給する。
【0068】カラーホイール移動制御回路7は、変換回
路15から出力された、周囲が明るいことを示す明るい
/暗い判別信号を受けると、カラーリング2aが光路中
に挿入されるように、ガイドバー3bに沿ったカラーホ
イール2の移動を制御する。カラーリング2aが光路中
に挿入されると、カラーホイール回転制御回路6が、所
定のタイミング信号に同期してカラーホイール2の回転
を制御する。
【0069】(暗い場合)受光素子16の出力が所定の
レベル(閾値)を下回っているので、変換回路15は、
周囲が暗いことを示す明るい/暗い判別信号を切替回路
9に出力する。切替回路9は、モード設定部4にて自動
切替モードが設定されているため、変換回路15の出力
を優先し、変換回路15から出力された明るい/暗い判
別信号をカラーホイール移動制御回路7に供給する。
【0070】カラーホイール移動制御回路7は、変換回
路15から出力された、周囲が暗いことを示す明るい/
暗い判別信号を受けると、カラーリング2bが光路中に
挿入されるように、ガイドバー3bに沿ったカラーホイ
ール2の移動を制御する。カラーリング2bが光路中に
挿入されると、カラーホイール回転制御回路6が、所定
のタイミング信号に同期してカラーホイール2の回転を
制御する。
【0071】図6に示した例では、調整回路8は、前述
の第1の実施形態の場合と同様に、RGB/ビデオ切替
信号を切替回路9に出力するようになっており、モード
設定部4にてマニュアルモードが設定された場合には、
切替回路9にて、調整回路8の出力が優先され、前述の
第1の実施形態で説明した「マニュアルモード/RGB
再生」および「マニュアルモード/ビデオ再生」が行わ
れる。
【0072】なお、調整回路8は、使用者により入力設
定された明るい/暗い切替信号を出力するように構成し
てもよい。この場合は、使用者は、周囲が暗いか、明る
いかを自分で判断し、調整回路8における明るい/暗い
に関する設定を行う。モード設定部4にてマニュアルモ
ードが設定されていれば、切替回路9にて調整回路8の
出力が優先される。カラーホイール移動制御回路7は、
調整回路8から周囲が明るいことを示す明るい/暗い判
別信号を受けると、カラーリング2aが光路中に挿入さ
れるように、ガイドバー3bに沿ったカラーホイール2
の移動を制御し、調整回路8から周囲が暗いことを示す
明るい/暗い判別信号を受けると、カラーリング2bが
光路中に挿入されるように、ガイドバー3bに沿ったカ
ラーホイール2の移動を制御する。
【0073】次に、上述した本実施形態の時分割色分離
装置が用いられたカラー画像表示装置について説明す
る。本カラー画像表示装置は、基本的には図3に示した
構成と同じであるため、その構成についての詳細な説明
は省略する。
【0074】周囲が明るい場合は、カラーホイール移動
制御回路7によるカラーホイール2の移動制御により、
カラーリング2aが光路5中に挿入される。そして、鏡
面反射型光変調器11における各ミラーの角度制御が行
われるとともに、この制御に同期してカラーホイール回
転制御回路6によるカラーホイール2の回転制御が行わ
れる。
【0075】カラーリング2aは、その入射面が光路
(白色光)5に対して略垂直になるように挿入される。
カラーホイール2を時計方向に回転させると、光路5中
では、透過フィルターR1、G1、B1、Wの順でフィ
ルターが切り替わる。この結果、白色光がR光、G光、
B光、W光の順で時分割に色分離される。
【0076】上記のようにして時分割に色分離されたR
光、G光、B光、W光が鏡面反射型光変調器11に順次
照射され、各色の光の照明タイミングで鏡面反射型光変
調器11の各ミラーの角度制御が行われると、R画像
光、G画像光、B画像光、W画像光が順次生成される。
この生成されたR画像光、G画像光、B画像光、W画像
光がそれぞれ投射レンズ12によってスクリーン13上
に順次拡大投射されることでカラー画像が表示される。
このようにして表示されたカラー画像は、単にR画像
光、G画像光、B画像光の3つの画像光により合成され
たカラー画像に比べてW画像光を含んでいる分、明るい
ものとなる。
【0077】周囲が暗い場合は、カラーホイール移動制
御回路7によるカラーホイール2の移動制御により、カ
ラーリング2bが光路5中に挿入される。そして、鏡面
反射型光変調器11における各ミラーの角度制御が行わ
れるとともに、この制御に同期してカラーホイール回転
制御回路6によるカラーホイール2の回転制御が行われ
る。
【0078】カラーリング2bは、その入射面が光路
(白色光)5に対して略垂直になるように挿入される。
カラーホイール2を時計方向に回転させると、光路5中
では、透過フィルターR2、G2、B2の順でフィルタ
ーが切り替わる。この結果、白色光がR光、G光、B光
の順で時分割に色分離される。
【0079】上記のようにして時分割に色分離されたR
光、G光、B光が鏡面反射型光変調器11に順次照射さ
れ、各色の光の照明タイミングで鏡面反射型光変調器1
1の各ミラーの角度制御が行われると、R画像光、G画
像光、B画像光が順次生成される。この生成されたR画
像光、G画像光、B画像光がそれぞれ投射レンズ12に
よってスクリーン13上に順次拡大投射されることでカ
ラー画像が表示される。このようにして表示されたカラ
ー画像は、上記のカラーリング2aを用いた場合と比べ
て、W画像光が含まれていない分だけ暗くなる。
【0080】以上の動作により、周囲が明るい場合は、
その明るさに見合った明るさの画像が表示され、周囲が
暗い場合には、その暗さに見合った明るさの画像が表示
される。例えば、周囲が暗い場合に明るい画像が表示さ
れた場合には、使用者の目に対する負担が大きくなる
が、上記の動作により、そのような負担を軽減すること
ができる。
【0081】以上説明した第1、第2の実施形態におい
て、色比率の異なる2つのカラーリングを備えるカラー
ホイールを用いた例を示したが、本発明は、これに限定
されるものではなく、カラーリングは3つ以上であって
もよい。色比率の異なるカラーリングを3つ以上とする
ことで、カラー画像の色合いをより細かに調整すること
が可能になる。
【0082】また、第1および第2の実施形態を組み合
わせてもよい。例えば、ビデオ再生に適した色比率を持
つカラーリングとして、周囲が明るい場合に最適な色比
率の第1のカラーリングおよび周囲が暗い場合に最適な
色比率の第2のカラーリングを有し、さらに、RGB再
生に適した色比率を持つカラーリングとして、周囲が明
るい場合に最適な色比率の第3のカラーリングおよび周
囲が暗い場合に最適な色比率の第4のカラーリングを有
する、カラーホイールを用いて以下のような手順で最適
なカラーリングを選択する。
【0083】まず、第1の実施形態で説明した手法でビ
デオ再生か、RGB再生かを判断し、ビデオ再生であれ
ば第1、第2のカラーリングを候補とし、RGB再生で
あれば、第3、第4のカラーリングを候補とする。次い
で、第2の実施形態で説明した手法で周囲が明るいか、
暗いかを判断する。ビデオ再生の場合で、明るければ第
1のカラーリングを選択し、暗ければ第3のカラーリン
グを選択する。RGB再生の場合で、明るければ第2の
カラーリングを選択し、暗ければ第4のカラーリングを
選択する。このように、まずビデオ再生か、RGB再生
かである程度カラーリングの候補を絞った上で、周囲が
明るいか、暗いかで最適なカラーリングを選択するよう
にしてもよい。これにより、より最適なカラーリングの
選択が可能になる。
【0084】(実施形態3)上述した第1および第2の
実施形態の時分割色分離装置は、いずれも色比率の異な
る複数のカラーリングを備えるカラーホイールを用いた
ものであったが、色比率が固定のカラーホイールを用い
ても、表示画像の色合いを変えることができる。
【0085】図7は、本発明の第3の実施形態である時
分割色分離装置の概略構成を説明するための模式図であ
る。
【0086】不図示の光源からの平行光束(白色光)の
進行方向にレンズ20a、20bが順次配置され、これ
らレンズ20a、20b間に色比率が固定のカラーホイ
ール22が配置される。レンズ20aは凸レンズであっ
て、入射した平行光束を焦点に収束する。レンズ20b
はコリメータであって、レンズ20aにて収束された光
束を平行光束に戻す。レンズ20a、20bは互いの焦
点が一致するように配置されており、その焦点位置とレ
ンズ20aとの間にカラーホイール22が配置される。
【0087】カラーホイール22は、フィルターの入射
面がレンズ20a、20bの光学系の光軸Xに対して略
垂直となるように配置されており、光軸Xに沿って位置
A、B間を移動する。カラーホイール22は、位置Aに
移動した状態でレンズ20aに最も近づき、位置Bに移
動した状態でレンズ20aから最も遠く離れる。
【0088】図8は、本発明の第3の実施形態である時
分割色分離装置に用いられるカラーホイール移動ユニッ
トを示す図で、(a)はカラーホイールの出射面側から
見た正面図、(b)は側面図である。
【0089】図8において、カラーホイール移動ユニッ
トは、カラーホイール22のホイール中心部を軸に回転
するモータ21と、これらカラーホイール22およびモ
ータ21を所定の方向に移動するためのスライドバー3
とを備える。この例では、カラーホイール22は、透過
フィルターR、G、Bの3つのフィルターが周方向に所
定の割合で配置された構造になっている。
【0090】スライドバー23は、ガイドバー23a
と、カラーホイール支持部材23bとからなる。カラー
ホイール支持部材23bの一端は、ガイドバー23aに
摺動可能に取り付けられており、他端にはモータ21が
取り付けられている。カラーホイール22は、ホイール
中心部がモータ21の出力軸に固定されており、モータ
21が駆動されることで所定の方向に回転する。モータ
21の、カラーホイール22が取り付けられた側とは反
対の側の部位が、カラーホイール支持部材23aの他端
に固定されている。カラーホイール支持部材23aがガ
イドバー3bに沿ってスライドすることで、モータ21
およびカラーホイール22の全体がガイドバー23bに
沿って移動する。
【0091】図7に示した系において、上記のカラーホ
イール移動ユニットのガイドバー3bが光軸Xに略平行
になるようにし、カラーホイール22のフィルターの入
射面がその光軸Xに略垂直となるように配置すること
で、上述したような位置A、B間でのカラーホイール2
2の移動を実現できる。スライドバー23によるカラー
ホイール22の光軸X方向への移動は、不図示のカラー
ホイール移動制御回路により制御され、モータ21によ
るカラーホイール23の回転は、不図示のカラーホイー
ル回転制御回路により制御される。
【0092】次に、上述したように構成された本実施形
態の時分割色分離装置における色合いを変える動作原理
を説明する。
【0093】図9は、図7に示した系におけるカラーホ
イール22の入射スポット径の変化を示す図で、(a)
は位置Aにおける入射スポットを示す模式図、(b)は
位置Bにおける入射スポットを示す模式図である。図7
に示した系では、レンズ20aからの収束光束がカラー
ホイール22に入射する。このため、カラーホイール2
2がレンズ20aに最も近い位置Aに移動したときの入
射スポット25aは、カラーホイール22がレンズ20
aから最も遠い位置Bに移動したときの入射スポット2
5bより大きくなる。
【0094】通常、光源からの光でカラーホイール22
を照射した場合、その光照射によってカラーホイール2
2自体の温度が上昇する。照射光が収束光束である場
合、カラーホイール22のフィルター面上に形成される
入射スポット径が小さいほどエネルギー密度が高くな
り、フィルター温度がより上昇する。したがって、例え
ばカラーホイール22がレンズ20aに最も近い位置A
に移動した状態(入射スポット25aによる光照射)で
は、フィルター温度はさほど上昇しないが、カラーホイ
ール22がレンズ20aから最も遠い位置Bに移動した
状態(入射スポット25bによる光照射)では、フィル
ター温度が上昇する。
【0095】カラーホイール22のフィルターの分光特
性は、フィルター温度の上昇に伴って短波長側へシフト
することが知られている。図10の(a)〜(c)は、
それぞれカラーホイール22の各フィルターR、G、B
の分光透過特性を示す特性図である。フィルター温度の
上昇すると、図10の(a)〜(c)に示すように、各
フィルターの分光透過特性は全体的に短波長側へシフト
する。本実施形態では、このフィルターの分光特性がフ
ィルター温度の上昇に伴って短波長側へシフトすること
と、上記の収束光束を用いた光照射によるフィルター温
度の上昇とを利用してカラー画像の色合いを調節する。
【0096】具体的には、カラー画像の色合いは次のよ
うにして調節する。まず、カラーホイール22を位置A
に移動し、この状態でカラーホイール22を回転させて
色分離動作を行う。カラー画像の色合いを変える場合に
は、カラーホイール22を位置Bに移動し、この状態で
カラーホイール22を回転させて色分離動作を行う。上
記の通り、位置Bにおける入射スポット25bの径は、
位置Aにおける入射スポット25aの径より小さいた
め、フィルター温度が上昇する。その結果、カラーホイ
ール22の各フィルターR、G、Bの分光透過特性が全
体的に短波長側へシフトすることとなり、カラー画像の
色合いは、位置Aでの色分離動作におけるカラー画像の
色合いに比べて青味を帯びたものとなる。
【0097】なお、カラーホイール22が位置Bから位
置Aへ移動した場合は、カラー画像の色合いは青味が少
なくなる方向へ調節されることとなる。
【0098】次に、上述した本実施形態の時分割色分離
装置が用いられたカラー画像表示装置について説明す
る。本カラー画像表示装置は、図3に示した構成におい
て、カラーホイール22を照射する光源からの光束が収
束光束であり、カラーホイール22がその収束光束の光
路に沿って移動する。その他の構成は、図3に示したも
のと同様である。
【0099】通常時は、カラーホイール移動制御回路が
カラーホイール22を位置Aに移動し、この状態で、カ
ラーホイール回転制御回路によってカラーホイールの回
転制御が行われて、光源からの白色光がR光、G光、B
光に時分割に色分離される。そして、この時分割に色分
離されたR光、G光、B光で鏡面反射型光変調器11が
順次照射されるとともに、それぞれの照射タイミングで
ミラー角度制御が行われる。この結果、鏡面反射型光変
調器11にてR画像光、G画像光、B画像光が順次生成
され、それぞれ投射レンズによってスクリーン上に順次
拡大投射される。
【0100】スクリーン上に表示されたカラー画像の色
合いを変える場合は、カラーホイール移動制御回路がカ
ラーホイール22を位置Bに移動させ、この状態で、カ
ラーホイール回転制御回路によってカラーホイールの回
転制御が行われて、光源からの白色光がR光、G光、B
光に時分割に色分離される。そして、この時分割に色分
離されたR光、G光、B光で鏡面反射型光変調器11が
順次照射されるとともに、それぞれの照射タイミングで
ミラー角度制御が行われる。この結果、鏡面反射型光変
調器11にてR画像光、G画像光、B画像光が順次生成
され、それぞれ投射レンズによってスクリーン上に順次
拡大投射される。このようにして得られたカラー画像
は、上記カラーホイール22を位置Aに移動した場合に
おけるカラー画像に比べて青味を帯びたものとなる。
【0101】(実施形態4)上述の第3の実施形態で
は、カラーホイールを照射する光源からの光束を収束光
束とし、カラーホイールをその光束に沿って平行に移動
することでフィルターの温度を高い状態と、低い状態の
2つの状態で制御するように構成されていたが、これに
代えて、ヒータなどの加熱手段を用いてフィルターの温
度を制御するようにしてもよい。
【0102】図11は、本発明の第4の実施形態である
時分割色分離装置に用いられるカラーホイール移動ユニ
ットを示す図で、(a)はカラーホイールの出射面側か
ら見た正面図、(b)は側面図である。
【0103】図11において、カラーホイール移動ユニ
ットは、色比率が固定のカラーホイール22のホイール
中心部を軸に回転するモータ21と、これらカラーホイ
ール22およびモータ21を所定の方向に移動するため
のスライドバー33と、カラーホイール22のフィルタ
面を加熱するためのヒータ26とを備える。カラーホイ
ール22は、図8に示したものと同様のもので、透過フ
ィルターR、G、Bの3つのフィルターが周方向に所定
の割合で配置された構造になっている。
【0104】スライドバー33は、ガイドバー33a
と、カラーホイール支持部材33bとからなる。カラー
ホイール支持部材33bの一端は、ガイドバー23aに
摺動可能に取り付けられており、他端にはモータ21が
取り付けられている。カラーホイール22は、ホイール
中心部がモータ21の出力軸に固定されており、モータ
21が駆動されることで所定の方向に回転する。モータ
21の、カラーホイール22が取り付けられた側とは反
対の側の部位が、カラーホイール支持部材33aの他端
に固定されている。カラーホイール支持部材33aがガ
イドバー33bに沿ってスライドすることで、モータ2
1およびカラーホイール22の全体がガイドバー33b
に沿って移動する。このガイドバー33bに沿ったカラ
ーホイール22の移動により、カラーホイール22を光
源からの光束を横切る方向に移動することが可能であ
る。
【0105】ヒータ26は、その熱作用面がカラーホイ
ール22のフィルター面と対向するように配置されてい
る。ヒータ26の熱作用面とは反対の面は、一端がヒー
タ支持部材26aに固定されたヒータ支持部材26aの
他端に固定されている。このヒータ26によるカラーホ
イール22の加熱動作は、不図示のヒータ制御回路によ
り制御される。
【0106】上記のように構成されたカラーホイール移
動ユニットを備える本実施形態の時分割色分離装置で
は、カラーホイール22をスライドバー33により光源
からの白色光の光路中に移動して回転させることで時分
割に色分離を行う。カラーホイール22の移動制御およ
び回転制御はそれぞれ、不図示のカラーホイール移動制
御回路およびカラーホイール回転制御回路により制御さ
れるが、それらの制御は所定のタイミングに基づいて行
われており、同期している。
【0107】本実施形態の時分割色分離装置において
も、上述の第3の実施形態の場合と同様にカラーホイー
ル22のフィルター温度を上昇させて各フィルターの分
光透過特性を短波長側へシフトさせることでカラー画像
の色合いを変えるが、フィルター温度の上昇にはヒータ
26を用いる。具体的には、以下のようにしてカラー画
像の色合いを変える。
【0108】通常時は、ヒータ26をオフとした状態で
カラーホイール22を回転させて色分離動作を行う。カ
ラー画像の色合いを変える場合には、ヒータ26をオン
にしてカラーホイール22を回転させて所定のフィルタ
ー温度まで加熱する。この状態で色分離動作を行う。前
述の第3の実施形態でも説明した通り、フィルター温度
が上昇すると、その温度上昇に伴ってカラーホイール2
2の各フィルターR、G、Bの分光透過特性が全体的に
短波長側へシフトすることとなり、カラー画像の色合い
は、上記ヒータ26がオフの場合の色分離動作における
カラー画像の色合いに比べて青味を帯びたものとなる。
【0109】なお、ヒータ26をオンからオフとしてフ
ィルター温度を下げた場合は、カラー画像の色合いは青
味が少なくなる方向へ調節されることとなる。この調整
をより短時間に行うために、カラーホイール22の近傍
にファンなどの冷却手段を設けるとよい。また、フィル
ターの温度をより厳密に制御するために、フィルター温
度を検出するための周知の温度センサを設けて、該温度
センサの出力に基づいてフィルター温度を所望の温度に
保つようにしてもよい。
【0110】次に、上述した本実施形態の時分割色分離
装置が用いられたカラー画像表示装置について説明す
る。本カラー画像表示装置は、図3に示した構成におい
て、色比率が固定のカラーホイール22を用い、ヒータ
26によるカラーホイール22の加熱制御を可能にした
以外は、図3に示したものと同様である。
【0111】通常時は、ヒータ26をオフにし、カラー
ホイール22を光源からの白色光の光路中で回転させる
ことで、白色光がR光、G光、B光に時分割に色分離さ
れる。そして、この時分割に色分離されたR光、G光、
B光で鏡面反射型光変調器11が順次照射されるととも
に、それぞれの照射タイミングでミラー角度制御が行わ
れる。この結果、鏡面反射型光変調器11にてR画像
光、G画像光、B画像光が順次生成され、それぞれ投射
レンズによってスクリーン上に順次拡大投射される。
【0112】スクリーン上に表示されたカラー画像の色
合いを変える場合は、ヒータ制御回路によってヒータ2
6がオンとされ、この状態で、カラーホイール回転制御
回路によるカラーホイール回転制御が行われて、光源か
らの白色光がR光、G光、B光に時分割に色分離され
る。そして、この時分割に色分離されたR光、G光、B
光で鏡面反射型光変調器11が順次照射されるととも
に、それぞれの照射タイミングでミラー角度制御が行わ
れる。この結果、鏡面反射型光変調器11にてR画像
光、G画像光、B画像光が順次生成され、それぞれ投射
レンズによってスクリーン上に順次拡大投射される。こ
のようにして得られたカラー画像は、上記ヒータ26が
オフの状態におけるカラー画像に比べて青味を帯びたも
のとなる。
【0113】上述した本実施形態の色分離装置によれ
ば、カラーホイール22を光源からの光束に沿って移動
するための手段を設ける必要がなく、また、カラーホイ
ール22を照射する光源からの光束を収束光束とする必
要もない。
【0114】以上説明した第1〜4の実施形態におい
て、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその
構成に限定されるものではない。例えば、鏡面反射型光
変調素子に代えて、液晶プロジェクタで用いられている
ような液晶パネルを用いて画像光を生成するようにして
もよい。
【0115】また、カラーホイールには透過フィルター
を用いているが、これに代えてR(赤)、緑(G)、青
(B)の光をそれぞれ反射するフィルターを用いてもよ
い。この場合は、各反射フィルターR、G、Bからの反
射光が鏡面反射型光変調素子に順次照射される。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画像の色合いを調節することができるので、より見
易い画像を提供することができる。
【0117】また、本発明のうち、自動的に最適なカラ
ーリングが選択されるものにおいては、使用者による最
適なカラーリングの選択操作を省くことができるので、
より操作を簡単にすることができる。
【0118】また、本発明のうち色比率が固定のカラー
ホイールで表示画像の色合いを調節するものにおいて
は、複数の種類のタイミング信号を用意する必要がない
ので、その分、回路構成を簡単なものにすることがで
き、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である時分割色分離装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すモータの取り付け部分を説明するた
めの図で、(a)はカラーホイールを透過光が出射する
面側から見た図、(b)は側面図である。
【図3】図1に示す時分割色分離装置を備えるカラー画
像表示装置の一例を示す概略構成図である。
【図4】図3に示すカラーリング2aの入射スポットを
示す模式図である。
【図5】図3に示すカラーリング2bの入射スポットを
示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態である時分割色分離装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態である時分割色分離装
置の概略構成を説明するための模式図である。
【図8】本発明の第3の実施形態である時分割色分離装
置に用いられるカラーホイール移動ユニットを示す図
で、(a)はカラーホイールの出射面側から見た正面
図、(b)は側面図である。
【図9】図8に示すカラーホイールの各フィルターの分
光特性を示す図で、(a)は透過フィルターRの分光特
性図、(b)は透過フィルターGの分光特性図、(c)
は透過フィルターBの分光特性図である。
【図10】(a)〜(c)は、図8に示すカラーホイー
ルの各フィルターの分光透過特性の温度上昇に伴う短波
長側へのシフトを説明するための特性図である。
【図11】本発明の第4の実施形態である時分割色分離
装置に用いられるカラーホイール移動ユニットを示す図
で、(a)はカラーホイールの出射面側から見た正面
図、(b)は側面図である。
【図12】従来の時分割色分離装置に用いられているカ
ラーホイールの模式図である。
【図13】特開平9-163391号公報に記載されたデジタル
画像ディスプレイシステムの概略構成を示すブロック図
である。
【図14】特開平9-163391号公報に記載された、色比率
の異なる複数のカラーリングを備えるカラーホイールの
模式図である。
【符号の説明】
1、21、115a モータ 2、22、115 カラーホイール 2a、2b カラーリング 3、23、33 スライドバー 3a、23a、33a ガイドバー 3b、23b、33b カラーホイール支持部材 4 モード設定部 5、105 光路 5a、5a’、25a、25b、106 入射スポット 5b、5b’、106a 入射スポットの軌跡 6 カラーホイール回転制御回路 7 カラーホイール移動制御回路 8 調整回路 9 切替回路 10 入力信号判別回路 11 鏡面反射型光変調器 12 投射レンズ 13 スクリーン 14、116 光源 15 変換回路 16 受光素子 20a、20b、117a、117b レンズ 26 ヒータ 26a ヒータ支持部材 101〜104 透過フィルター 111 インタフェース 112 プロセッサ 113 ディスプレイメモリ 114 SLM 115b 回転シャフト 117c 積分器 118 タイミングユニット 120、121 カラーリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/31 H04N 9/31 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの白色光を時分割に色分離する
    時分割色分離装置において、 分光特性の異なる複数のフィルターが周方向に所定の割
    合で配置された第1のカラーリングと、該第1のカラー
    リングとは前記複数のフィルターの周方向における割合
    が異なる第2のカラーリングとを少なくとも備えるカラ
    ーホイールと、 前記第1のカラーリングによる色分離が最適とされる第
    1の状態と前記第2のカラーリングによる色分離が最適
    とされる第2の状態を検知する検知手段と、 前記カラーホイールを前記白色光の光路を横切る方向に
    移動するカラーホイール移動手段と、 前記カラーホイール移動手段による前記カラーホイール
    の移動を制御するカラーホイール移動制御手段とを有
    し、 前記カラーホイール移動制御手段は、前記検知手段にて
    前記第1の状態が検知された場合は、前記第1のカラー
    リングを前記光路に挿入させ、前記検知手段にて前記第
    2の状態が検知された場合には、前記第2のカラーリン
    グを前記光路に挿入させることを特徴とする時分割色分
    離装置。
  2. 【請求項2】 第1の状態がRGB再生であり、第2の
    状態がビデオ再生であることを特徴とする請求項1に記
    載の時分割色分離装置。
  3. 【請求項3】 検知手段は、外部から供給された入力信
    号がRGB信号およびビデオ信号のいずれであるかを、
    前記RGB信号およびビデオ信号のそれぞれに含まれて
    いる同期信号の有無により判別する入力信号判別回路よ
    りなることを特徴とする請求項2に記載の時分割色分離
    装置。
  4. 【請求項4】 第1の状態が、カラーホイールからの光
    を用いて画像表示が行われる画面の周囲が明るい状態で
    あり、第2の状態が前記画面の周囲が暗い状態であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の時分割色分離装置。
  5. 【請求項5】 検知手段は、 画面の周囲の明るさを検知する受光手段と、 前記受光手段にて検知された明るさの値が所定の値以上
    の場合を明るい状態とし、前記所定の値を下回った場合
    を暗い状態とする判別手段とから構成されていることを
    特徴とする請求項4に記載の時分割色分離装置。
  6. 【請求項6】 第1のカラーリングは、赤色成分の光を
    透過または反射する第1のフィルター、緑色成分の光を
    透過または反射する第2のフィルター、青色成分の光を
    透過または反射する第3のフィルター、白色光を透過ま
    たは反射する第4のフィルターが周方向に所定の割合で
    配置されており、 第2のカラーリングは、赤色成分の光を透過または反射
    する第5のフィルター、緑色成分の光を透過または反射
    する第6のフィルター、青色成分の光を透過または反射
    する第7のフィルターが周方向に所定の割合で配置され
    ていることを特徴とする請求項2または4に記載の時分
    割色分離装置。
  7. 【請求項7】 第1および第2のカラーリングはそれぞ
    れ、周方向におけるフィルターの割合が異なるカラーリ
    ング群よりなり、 検知手段は、 第1の状態であるRGB再生および第2の状態であるビ
    デオ再生を検知する第1の検知手段と、 カラーホイールからの光を用いて画像表示が行われる画
    面の周囲が明るい状態と暗い状態の2つの状態を検知す
    る第2の検知手段とからなり、 カラーホイール移動制御手段は、 前記第1の検知手段にて前記RGB再生が検知された場
    合は、前記第1のカラーリングのカラーリング群を第1
    の候補として設定し、該設定後、前記第2の検知手段に
    て明るい状態が検知された場合は、前記第1の候補のカ
    ラーリング群のうちから前記画像表示における明るさが
    最も明るいカラーリングを前記光路に挿入させ、前記第
    2の検知手段にて暗い状態が検知された場合には、前記
    第1の候補のカラーリング群のうちから前記画像表示に
    おける明るさが最も暗いカラーリングを前記光路に挿入
    させ、 前記第1の検知手段にて前記ビデオ再生が検知された場
    合は、前記第2のカラーリングのカラーリング群を第2
    の候補として設定し、該設定後、前記第2の検知手段に
    て明るい状態が検知された場合は、前記第2の候補のカ
    ラーリング群のうちから前記画像表示における明るさが
    最も明るいカラーリングを前記光路に挿入させ、前記第
    2の検知手段にて暗い状態が検知された場合には、前記
    第2の候補のカラーリング群のうちから前記画像表示に
    おける明るさが最も暗いカラーリングを前記光路に挿入
    させることを特徴とする請求項1に記載の時分割色分離
    装置。
  8. 【請求項8】 光源からの白色光を時分割に色分離する
    時分割色分離装置において、 前記白色光を収束する第1のレンズと、 前記第1のレンズを通った光束を平行光束にする第2の
    レンズと、 分光特性の異なる複数のフィルターが周方向に所定の割
    合で配置されたカラーホイールとを有し、 前記カラーホイールは、そのフィルター面が前記第1の
    レンズで収束された収束光束の光路中に挿入されるとと
    もに、該光路に沿って移動するように構成されているこ
    とを特徴とする時分割色分離装置。
  9. 【請求項9】 分光特性の異なる複数のフィルターが周
    方向に所定の割合で配置されたカラーホイールを備え、
    光源からの白色光を前記カラーホイールにより時分割に
    色分離する時分割色分離装置において、 前記カラーホイールのフィルター面を加熱する加熱手段
    と、 前記加熱手段による前記カラーホイールの加熱を制御す
    る加熱制御手段とを有し、 前記加熱制御手段は、第1の温度と、該第1の温度より
    高く、前記分光特性が短波長側へシフトする第2の温度
    との間で前記カラーホイールのフィルター面における温
    度を制御することを特徴とする時分割色分離装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の時分割色分離装置と、 前記時分割色分離装置により時分割に色分離された異な
    る色成分の光が順次照射されて前記異なる色成分の画像
    光が順次生成される変調手段と、 前記変調手段により生成された前記異なる色成分の画像
    光をスクリーン上に拡大投射する投射手段とを有するこ
    とを特徴とするカラー画像表示装置。
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