JP4757534B2 - カラーリング切り替え機構を有する画像表示装置とカラーホイール制御方法 - Google Patents

カラーリング切り替え機構を有する画像表示装置とカラーホイール制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、映像信号の解析に基づいて2つ以上の特性を持つカラーリングを切り替えることにより、明るさ重視の画像再生と色再現性重視の画像再生とを自動的に切り替えることが可能なカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置とカラーホイールの制御方法に関する。
従来から液晶表示装置を用いた画像表示装置が広く用いられてきたが、近年装置の小型化の要請にこたえることもあって、格子状反射型画像形成素子(デジタル・マイクロミラー・デバイス、以後DMDと略称する)を用いたデジタル・ライトプロセッシング(DLP)方式の画像表示装置が増加している。画像表示装置の使用の目的も従来のプレゼンテーション用から家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置、さらにDLP方式のプロジェクタが高画質、高輝度であることから映画館における表示装置としてまで注目されている。
このような用途の拡大に伴って、対象となる映像も、パーソナルコンピュータによるプレゼンテーションや表計算のように白色成分が多く存在する映像から、普通のビデオ信号やグラフィック映像などのように、色再現性が重視される映像までその範囲が広がっている。
そのため、光源からの白色光を時分割で色分離するカラーホイールのカラーリングを色比率の異なる内側と外側とに分け、その一つを白フィルタを有して明るさを優先するRGB再生用とし、他を白フィルタがなくて色純度を向上させ色再現性を重視したビデオ信号やグラフィック映像の再生用とし、カラーリングの位置を移動させることで両方の用途に対応させられるカラーホイールアッセンブリーを有するデジタル画像ディスプレイシステムが開示されている(特許文献1)。しかし、特許文献1のデジタル画像ディスプレイシステムでは、カラーリングの位置の移動はユーザがその都度選択設定する必要があった。
その装置の操作性を簡単にするために、入力信号の種類を判別して自動的にカラーリングの選択を行なう時分割色分離装置とカラー画像表示装置が開示されている(特許文献2)。
また、特許文献1と同様に内側と外側のカラーリングを設けてカラーリングの位置を移動させたり、あるいは赤、緑、青、白色のそれぞれが略均一な大きさで配列されたカラーリングを有するカラーホイールと白色領域が小さく構成されたカラーホイールとを光軸方向に並べ、いずれかのカラーホイールが回転するときには他のカラーホイールの白色領域を白色光が通過するように固定することによって明るさの重視と鮮明度の重視とを使い分けたりする画像表示装置が開示されている(特許文献3)。
特開平9−163391号公報 特開2003−167297号公報 特開2005−43884号公報
特許文献3に記載の画像表示装置において2個のカラーホイールを用いる場合には構造が複雑になるという問題があり、さらにカラーリングの移動やカラーホイールの切り替えの判断や方法が開示されていないという問題がある。
特許文献2に記載の時分割色分離装置においては、特許文献1ではユーザがその都度選択設定する必要があったカラーリングの位置の移動を、RGB入力信号とビデオ入力信号とを判別して自動的に行なうようになっている。一般に白フィルタを有するカラーリングは、パーソナルコンピュータによるプレゼンテーションや表計算の映像のように、白色成分が多く存在する時に画像全体の明るさをアップさせる効果があり、一方、普通のビデオ信号やグラフィック映像などの場合は、白フィルタ部分の光は使われずに暗くなったり、あるいは色純度が低下したりするという問題があるので、このような白色部分がほとんどない信号の場合には、白フィルタのないカラーリングを用いて色純度を向上させ色再現性を重視した画像再生をすることが望ましいことから、カラーリングの位置の移動をRGB入力信号とビデオ入力信号とを判別して自動的に行っている。しかし、実際の画像においてはプレゼンテーションや表計算の映像でも白成分の少ない場合や、ビデオ信号やグラフィック映像でも白成分の多い場合があり、その場合には白成分の多少に対応してカラーリングを選択することが望ましい。
本発明の目的は、実際の映像の白色成分の多寡により白フィルタを有するカラーリングと白フィルタを有しないカラーリングとを切り替えて使用することのできるカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置とカラーホイール制御方法を提供することにある。
本発明のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置は、光源装置と、その光源装置から出射された白色光を時分割で色分離する時分割色分離手段と、その時分割色分離手段により分離された各色光を映像信号に基づいて空間的に光変調して画像光を形成する格子状反射型画像形成素子とを有する画像表示装置である。
本発明の態様では、時分割色分離手段は、白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングおよび白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが円周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングを備えたカラーホイールと、カラーホイールの複数のカラーリングのうち1のカラーリングが白色光の光軸上に移動するようにカラーホイールを移動させるカラーリング切り替え部と、入力する映像信号における画像1フレーム内の白の画素を判定して白色の画素数をカウントする白色判定部、および白色判定部でカウント白色の画素数とあらかじめ決められた第1のしきい値とを比較して、白色の画素数が第1のしきい値よりも多いときにカラーホイールの複数のカラーリングのうち1の白フィルタを含むカラーリングを選択し、白色の画素数が第1のしきい値よりも少ないときにカラーホイールの複数のカラーリングのうち1の白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択されたカラーリングに切り換えるようにカラーリング切り替え部を制御するカラーリング切り替え判定部を備えたカラーホイール移動制御回路とを有することを特徴とする。
カラーリングはカラーホイールの回転軸を中心として半径方向にそれぞれ円周方向の帯状に配置され、カラーリングの切り替えはカラーホイールの半径方向の移動によって行なわれてもよく、カラーホイールは、白フィルタを含む1個のカラーリングと白フィルタを含まない1個のカラーリングとを備えていてもよく、白フィルタを含む1個のカラーリングは、白フィルタと、赤フィルタと、緑フィルタと青フィルタとを有し、白フィルタを含まない1個のカラーリングは、赤フィルタと、緑フィルタと青フィルタとを有していてもよい。
白色判定部は、入力するデジタル化された映像信号の各画素毎の色差信号(R−Y)のレベルと色差信号(B−Y)のレベルとの絶対値を求めて加算し、加算された値が0であるときは白と判定してもよい。
白色判定部は、入力するデジタル化された映像信号の各画素毎のR信号のレベルとG信号のレベルとB信号のレベルとを比較し、3色のレベルが同じであるときは白と判定してもよい。
本発明のカラーホイール制御方法は、画像表示装置の格子状反射型画像形成素子に入光する各色光を、光源から出射された白色光から時分割分離する時分割色分離手段において、白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングと白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングとを備えたカラーホイールから、使用するカラーリングを選択するためのカラーホイール制御方法である。
本発明の態様では、入力する映像信号における画像1フレーム内の白の画素を判定して白色の画素数をカウントするステップと、カウントされた白色の画素数とあらかじめ決められた第1のしきい値とを比較して、白色の画素数が第1のしきい値よりも多いときにカラーホイールの複数のカラーリングのうち1の白フィルタを含むカラーリングを選択し、白色の画素数が第1のしきい値よりも少ないときにカラーホイールの複数のカラーリングのうち1の白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択されたカラーリングに切り替えるステップとを含むことを特徴とする。
の画素数カウントするステップは、入力するデジタル化された映像信号の画素毎の色差信号(R−Y)のレベルの絶対値と色差信号(B−Y)のレベルの絶対値との加算値が0であるときは白と判定してもよい。
の画素数カウントするステップは、入力するデジタル化された映像信号の画素毎のR信号のレベルとG信号のレベルとB信号のレベルとを比較するステップと、3色のレベルが同じであるときはその画素は白と判定するステップと、を含んでもよい。
本発明のカラーリング切り替え機構やカラーホイール制御方法では、表示する画像の白色成分の量を判断して、カラーホイールを切り替えることにより、画像の白色成分の量に適応して適切な画質モードに切り替えることが可能である。
本発明は、表示する画像の白色成分の量を判断して、白フィルタを有するカラーリングと白フィルタを有しないカラーリングを切り替えて使用するので、プロジェクタの表示する画像に適した画質を選択することが可能となるという効果がある。
本発明は、カラーリング切り替え機構を有する画像表示装置とカラーホイール制御方法において、2つ以上の特性を持つカラーリングを映像信号に含まれる色の内容に応じて切り替えることにより、明るさ重視の画像再生と色再現性重視の画像再生とに自動的に切り替えることを特徴とする。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置の模式的ブロック構成図であり、図2はカラーホイールの模式図であり、図3はカラーリング切り替え部の一例の模式図であり、図4はカラーリング切り替え部の他の例の模式図である。
図1において、画像表示装置1の光学系2は、発光体で構成される光源11、光源11が第1の焦点に配置されている楕円面反射鏡12、光源11の楕円面反射鏡12からの反射光を光軸13上に集光する集光レンズ14、選択されたカラーリングが集光レンズ14の集光点に位置して回転するように配置され、楕円面反射鏡12からの白色光を複数の色に時分割する時分割色分離部40の複特性カラーホイール41、複特性カラーホイール41を透過した光を入射端面で受け、輝度分布が均一化された光を出射する四角柱のロッドインテグレータ15、複数のマイクロミラーの回転制御によって反射位置の制御を行なうDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)表示部20、ロッドインテグレータ15からの出射光をDMD表示部20に集光するための第1のコンデンサレンズ16、第2のコンデンサレンズ17、光軸の方向を所定の角度でDMD表示部20に変換する反射ミラー18、第3のコンデンサレンズ19、DMD表示部20によって反射された画像をスクリーン50に投写するための投写レンズ30を有する。DMD表示部20はカラーホイール14で選択された色に同期した画像信号に基づいて空間的に光変調して画像光を形成する。ここでは2個以上のカラーリングを備えたカラーホイールを1個のカラーリングのみを有するカラーホイールと区別するために複特性カラーホイールと称する。
楕円面反射鏡12の第2の焦点の位置にカラーホイール14を配置できれば集光レンズ13はなくてもよく、ロッドインテグレータ15はミラーを4枚組み合わせたライトトンネルであってもよい。またコンデンサレンズ16、17、19と反射ミラー18の構成はこれに限定されるものではなく、ロッドインテグレータ15からの出射光を効率よくDMD表示部20の全面に所定の角度で投射できる構成であればよい。この光学系2は1例であり、カラーホイールを透過した光がDMD表示部で反射されて投射レンズを経由してスクリーンに投射される構成であればよく、表示部もDMDに限定されるものではなく液晶表示部であっても応用できる。
時分割色分離部40は、図3に示すように、半径方向に2段に配置された円周方向帯状の内側の第1のカラーリング42および外側の第2のカラーリング43を有する複特性カラーホイール41と、回転軸に固定された複特性カラーホイール41を回転駆動する駆動モータ44と、駆動モータ44を保持するカラーホイール支持部材45と、カラーホイール支持部材45を介して複特性カラーホイール41を所定の位置の間で移動させるカラーリング切り替え部46とを有する。
図2に示すように、複特性カラーホイール41は内側の第1のカラーリング42と外側の第2のカラーリング43とを備え、内側の第1のカラーリング42は赤フィルタ42a、緑フィルタ42b、青フィルタ42cで構成され、外側の第2のカラーリング43は赤フィルタ43a、緑フィルタ43b、青フィルタ43c、白フィルタ43dで構成されている。それぞれの色の透過時間はそれぞれのフィルタの面積の比率はに比例するので、それぞれのフィルタの面積の比率は求められる画像の特性によって定められている。カラーリング切り替え部46の動作によって、光源11からの光線の集光点の位置が内側の第1のカラーリング42および外側の第2のカラーリング43の間で切り替わるように、複特性カラーホイール41が半径方向に移動する。
第1のカラーリング42を構成する赤フィルタ42a、緑フィルタ42b、青フィルタ42cは一般にビデオ機器からのビデオ信号(動画)に適した色合いを重視した画像を実現し、第2のカラーリング42を構成する赤フィルタ43a、緑フィルタ43b、青フィルタ43c、白フィルタ43dは一般にパーソナルコンピュータからのRGB信号の再生に適した明るさを重視した画像を実現する。
ここでは説明を簡略にするために複特性カラーホイール41は、白フィルタ43dを含む1個の第2のカラーリング43と白フィルタを含まない1個の第1のカラーリング42とを備えた形態で説明するがこれに限定されるものではなく、フィルタの比率や色の異なる複数のカラーリングが設けられてもよく、カラーリング切り替え部46は光源11からの光線の集光点の位置が複数のカラーリングに対応するように複特性カラーホイール41を移動させればよい。それによって入力する映像に一層適合した画像を表示することができる。
図3はカラーリング切り替え部の一例の模式図であり、複特性カラーホイール41にその軸が固定されてカラーホイール回転制御回路48により回転が制御される駆動モータ44はカラーホイール支持部材45に保持されて、カラーホイール移動制御回路60の制御によるカラーリング切り替え部46上のカラーホイール支持部材45の往復動作によって往復運動を行い、その運動により第1のカラーリング42と第2のカラーリング43とが集光点の光軸13上を移動する。
図4はカラーリング切り替え部の他の例の模式図であり、複特性カラーホイール41にその軸が固定されてカラーホイール回転制御回路48により回転が制御される駆動モータ44はカラーホイール支持部材45に保持されて、カラーホイール移動制御回路60の制御によるカラーリング切り替え部47上のカラーホイール支持部材45の回転動作によって往復運動を行い、その運動により第1のカラーリング42と第2のカラーリング43とが集光点の光軸13上を移動する。カラーリング切り替え部の構成はこれらに限定されるものではなく、複数のカラーリングがカラーホイール移動制御回路60の制御により集光点の光軸13上を移動する構成であればよい。
本発明で特徴的なのは、複特性カラーホイール41を使用していることと、複特性カラーホイール41に光を当てる位置をずらすためのカラーリング切り替え部46、47を有することと、表示する画像の白色成分の量を判断して、白フィルタを有するカラーリングと白フィルタを有しないカラーリングの切り替えを行なうカラーホイール移動制御回路60を有することである。カラーホイール移動制御回路60によってカラーリング切り替え部46を動作させることにより、複特性カラーホイール41はカラーホイールスライド方向49の方向にスライドして、光軸13の位置が複特性カラーホイール41の複数のカラーリング上を移動する。
次に、カラーリング切り替え部46、47を制御するカラーホイール移動制御回路60の構成と動作について説明する。図5は入力信号がR信号、G信号、B信号である場合のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。
アナログで入力された、R信号6a、G信号6b、B信号6cはそれぞれ、第1のA/Dコンバータ61、第2のA/Dコンバータ62、第3のA/Dコンバータ63に入力されてデジタルに変換され、画像処理部64を経由し、DMD信号発生部65にてDMD駆動用信号を発生し、発生した信号はDMD表示部20へ入力されてミラーの制御が行なわれる。
一方、第1のA/Dコンバータ61、第2のA/Dコンバータ62、第3のA/Dコンバータ63でデジタル変換されたR信号6a、G信号6b、B信号6cは、マトリックス回路によってR信号6a、G信号6b、B信号6cを輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)に変換するマトリックス変換部66へ入力される。生成した色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)は、白色判定部67に入力されて、映像フレーム内の白色の画素数がカウントされてその結果が白色度としてカラーリング切り替え判定部68に入力され、カラーリング切り替え判定部68では連続するフレーム内でカウントされた白色の画素数の比率から所定の基準で白色度の判定を行い、その判定結果により、DMD信号発生部65およびカラーリング切り替え部46へ複特性カラーホイール41の移動情報と移動指示とを与える。白色判定部67については詳細な動作が後述される。
また、図5では映像信号は3原色の各色の映像信号として入力することとしているが、他に映像信号が輝度信号(Y)・色差信号(R−Y)・色差信号(B−Y)として入力される場合がある。図6は入力信号が、輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)である場合のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。基本的な概念は、図5と同様である。入力された輝度信号(Y)7a、色差信号(R−Y)7b、色差信号(B−Y)7cはそれぞれ、第1のA/Dコンバータ71、第2のA/Dコンバータ72、第3のA/Dコンバータ73に入力されてデジタルに変換され、画像処理部74を経由し、DMD信号発生部75にてDMD駆動用信号を発生し、発生した信号はDMD表示部20へ入力されてミラーの制御が行なわれる。
一方、第2のA/Dコンバータ72、第3のA/Dコンバータ73でデジタル変換された信号は、白色判定部77に入力されて、映像フレーム内の白色の画素数がカウントされてその結果が白色度としてカラーリング切り替え判定部78に入力され、カラーリング切り替え判定部78では連続するフレーム内でカウントされた白色の画素数の比率から所定の基準で白色度の判定を行い、その判定結果により、DMD信号発生部75およびカラーリング切り替え部46へ複特性カラーホイール41の移動情報と移動指示とを与える。
この場合には、画像処理部74にて、輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)をR・G・Bの信号に変換するためのカラースペースコンバート回路等が入ることとなる。また、入力された信号が、輝度信号(Y)および色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)のため、白色判定部77の前段ではマトリックス変換部は必要ない。白色判定部77以降の構成は図5の構成と同様である。
図7は白色判定部67、77の模式的ブロック図である。色差信号のレベルが0あるいは0に近い場合はその画素の色は白色と見なされるので色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)を処理してフレーム内の白の画素をカウントして白色度を判断する。絶対値回路81a、81bでマトリクス変換部66(図5)、あるいはA/Dコンバータ72、73(図6)の出力である色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)のそれぞれの絶対値を求めて加算回路82で加算した後に、比較回路83でしきい値設定部84で設定されたしきい値と比較する。白色判定部67、77は色差信号(R−YおよびB−Y)の信号レベルが小さい、またはゼロであるときにその画素は白色部であると判断する。例えば1フレーム間に色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)のそれぞれの絶対値の加算値がしきい値以下となる回数を画素単位でカウンタ85によってカウントし、ある割合以上となった場合に白色部分が多いと判断する。各フレームの白色と判定された画素のカウント数はカラーリング切り替え判定部68、78に出力される。
各フレームの白色と判定された画素のカウント数が入力されたカラーリング切り替え判定部68、78では、上述のように連続するフレーム内でカウントされた白色の画素数から所定の基準で白色度の判定を行い、その判定結果により、DMD信号発生部65、75およびカラーリング切り替え部46へ複特性カラーホイール41の移動情報と移動指示とを与える。カラーリング切り替え部46では指示に対応してカラーリングの切り替えを行なう。このとき、1フレームのみの値で白色部分の多寡を判断してもよいし、数フレーム連続の値で判断してもよい。
この実施の形態では色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)を用いて白色部分の多寡を判断しているが、デジタル化された3原色のR信号、G信号、B信号から直接比較回路によって白色部分の多寡を判断することもできる。カラーホイール移動制御回路は図5のカラーホイール移動制御回路60からマトリックス変換部66を除いた構成となり、デジタルに変換されたR信号6a、G信号6b、B信号6cが直接白色判定部に入力する。白色判定部ではR信号6a、G信号6b、B信号6cのレベルを比較し3色のレベルがほぼ同じであればその画素を白色部分と判断し、図5を参照して説明したと同様に各フレームの白色と判定された画素のカウント数はカラーリング切り替え判定部68、78に出力される。
各フレームの白色と判定された画素のカウント数が入力されたカラーリング切り替え判定部68、では、上述のように連続するフレーム内でカウントされた白色の画素数から所定の基準で白色度の判定を行い、その判定結果により、DMD信号発生部65およびカラーリング切り替え部46へ複特性カラーホイール41の移動情報と移動指示とを与える。カラーリング切り替え部46では指示に対応してカラーリングの切り替えを行なう。
なお、本実施の形態では、図2における複特性カラーホイール41の構成は、内側の第1のカラーリング42が3セグメント、外側の第2のカラーリング43が4セグメントとなっているが、特に、セグメント数は規定せず、他の複数のセグメントに対応することも可能である。
次に、第1の実施の形態の本発明の時分割色分離部40の動作について図面を参照して説明する。図2に、時分割色分離部40の複特性カラーホイール41が示されているが、この複特性カラーホイール41にはカラーリングが2種類設けられており、光線が透過するカラーリングを変換することによって、白フィルタ43dのセグメントを有する第2のカラーリング43では明るさ重視の特性を持たせ、3原色のフィルタのセグメントのみで構成される第1のカラーリング42では色合い重視の特性を持たせ、両特性を両立させることを目的としたものである。
図5を参照すると、R信号6a、G信号6b、B信号6cはそれぞれ、第1のA/Dコンバータ61、第2のA/Dコンバータ62、第3のA/Dコンバータ63に入力されてデジタルに変換され、画像処理部64へ入力される。画像処理部64は、DMD表示部20が固定画素デバイスであるため、画像のサイズをDMD表示部20に合わせることを主目的としている。画像処理部64にて処理された信号は、DMD信号発生部65に入力され、DMD表示部20にて画像を構成するために必要な、PWM信号などのDMD表示部20を駆動するためのDMD駆動用信号を発生し、発生した信号はDMD表示部20へ入力される。
一方、白色成分を判定するために、マトリックス変換部66にて、マトリックスを用いて3色の信号を輝度信号(Y)および色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)に変換する動作を行なう。白色判定部67では、色差信号によって画像の白色の度合いを判定する。判定手段としては、色差信号に成分がなければ、その画素は白色と判断することが可能である。具体的には図7を参照して説明したように、白色判定部67では、絶対値回路81a、81bでマトリクス変換部66の出力である色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)のそれぞれの絶対値を求めた後に加算回路82で加算し、比較回路83においてしきい値設定部84で設定されたしきい値と比較する。白色判定部67は色差信号(R−YおよびB−Y)の信号レベルが小さい、またはゼロであるときにその画素は白色部であると判断する。例えば、カウンタ85で1フレーム間に色差信号の絶対値を加算した値がしきい値以下となる回数を画素単位でカウントし、カラーリング切り替え判定部68で、1フレーム内でしきい値以下となる画素の回数がある割合以上となった場合に白色部分が多いと判断する。
カラーリング切り替え判定部68では、白色判定部67により得られたフレームごとのカウント情報により、あらかじめ決められたフレームの白色成分のしきい値と比較して、白色度の判定を行い、連続するフレームの白色度の判定の結果から所定の基準でカラーリングの切り替えの判定を行い、所定の基準より多い場合は白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43を選択し、所定の基準より少ない場合は3原色から構成される第1のカラーリング42を選択する。この判定により、カラーリング切り替え部46を動作させ、図3、図4におけるカラーホイールスライド方向49の方向に複特性カラーホイール41を動かすことにより、複特性カラーホイール41の内側にある第1のカラーリング41に光を当てるか、外側にある第2のカラーリング42に光を当てるかを制御する。3個以上のカラーリングを有する場合にはそれぞれの特性に対応した基準を設けることでカラーリングを選択する。
また、カラーリングの切り替えにより複特性カラーホイール41の特性が変わると、DMD信号発生部65にて生成するDMD制御信号も変える必要がある。1特性のカラーホイールの場合の制御信号の生成方法は確立されているため、2特性の場合は2つの特性をDMD信号発生部24に備えて、カラーリング切り替え判定部68からの切り替え信号により切り替えることにより対応させる。複特性カラーホイール41が3種類以上の特性をもつカラーリングを有する場合は、当然、DMD信号発生部65に3種類以上の信号を発生させる対応が必要である。
次に、本発明の第2の実施の形態のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置について説明する。第2の実施の形態ではカラーホイール移動制御回路の構成以外は第1の実施の形態と同じなので共通の部分については説明を省略する。
第1の実施の形態では、入力するR・G・Bの映像信号、あるいは輝度・色差信号から映像の白色度を判定していたが、第2の実施の形態では周囲の明るさで白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43を選択するか、3原色から構成される第1のカラーリング42を選択するかを選択し、さらに白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43を選択した場合に周囲の明るさによってホワイトピーキング量を決定することもできる。一般に周囲が明るい場合は白色を強調した方が視覚に適合し、周囲が暗い場合は白色を抑えたほうが視覚に適合する。
図8は第2の実施の形態のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。入力された、アナログのR信号6a、G信号6b、B信号6cはそれぞれ、第1のA/Dコンバータ91、第2のA/Dコンバータ92、第3のA/Dコンバータ93に入力されてデジタルに変換され、画像処理部94を経由し、DMD信号発生部95にてDMD駆動用信号を発生し、発生した信号はDMD表示部20へ入力される。この動作は第1の実施の形態と同じである。
一方、所定の場所に設置された周囲光検出部96は周囲の明るさを検知して、カラーリング切り替え判定部98に明度を出力する。カラーリング切り替え判定部98では周囲の明るさが所定のしきい値を超えると白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43を選択し、しきい値以下であれば3原色から構成される第1のカラーリング42を選択して選択結果をカラーリング切り替え部46に出力し、カラーリング切り替え部46は複特性カラーホイール41のカラーリングの切り替えを行なう。同時にカラーリング切り替え判定部98は選択結果をDMD信号発生部95に出力する。
さらに、白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43が選択された場合は、カラーリング切り替え判定部98では、同時に数値化された周囲の明るさを予め設定された複数のしきい値と比較してその結果をDMD信号発生部95に出力し、DMD信号発生部95は周囲の明るさに対応して白色に対応するDMDのミラーがONとなる時間を制御する。
図2における、複特性カラーホイール41において、外側の1つのセグメントは白色を想定しているが、白色セグメントを白色光の光軸が通過するときに、DMDのミラーの動作を制御して表示時間を変化させ、どれだけの白色成分を出力するかを制御することが可能である。この本機能はホワイトピーキング機能と呼ばれるが、他の色には一切影響を与えず、白色階調のある一定値以上の色に対し、複数段階の強調を行なうことができ、投射環境の周囲が明るいときに、白地の文書や図版を見やすくすることができる。このように周囲光の明るさに対応して、白フィルタ43dを有する第2のカラーリング43を選択し、あわせてホワイトピーキング機能により出力画像の明るさを制御することも可能である。
図9は周囲光の明るさとカラーリングの選択、白フイルタの光線透過時間の関係を示す模式図である。周囲光がしきい値より暗い場合は3原色フィルタを選択し、周囲光がしきい値より明るい場合は3原色+白フィルタを選択し、この場合白フィルタの光線透過時間を明るいほど大きくする。周囲光の明るさによりカラーリングの選択を行なう場合必ずしもホワイトピーキング機能を持たせなくてもよい。
なお、本発明では映像信号の白色部分の量や周囲の明度に対応してカラーホイールを切り替える方法について説明したが、その他映像信号の平均輝度(APL)やプロジェクタの天板または側面・後方に照度センサーを設け、プロジェクタの周囲の明るさに応じて切り替えることも可能である。また白色検出とこれらを組み合わせることも可能である。
本発明の第1の実施の形態のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置の模式的ブロック構成図である。 カラーホイールの模式図である。 カラーリング切り替え部の一例の模式図である。 カラーリング切り替え部の他の例の模式図である。 入力信号がR信号、G信号、B信号である場合のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。 入力信号が、輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)、色差信号(B−Y)である場合のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。 白色判定部の模式的ブロック図である。 第2の実施の形態のカラーホイール移動制御回路の模式的ブロック図である。 周囲光の明るさとカラーリングの選択、白フイルタの光線透過時間の関係を示す模式図である。
符号の説明
1 画像表示装置
2 光学系
6a R信号
6b G信号
6c B信号
7a 輝度信号(Y)
7b 色差信号(R−Y)
7c 色差信号(B−Y)
11 光源
12 楕円面反射鏡
13 光軸
14 集光レンズ
15 ロッドインテグレータ
16 第1のコンデンサレンズ
17 第2のコンデンサレンズ
18 反射ミラー
19 第3のコンデンサレンズ
20 DMD表示部
40 時分割色分離部
41 複特性カラーホイール
42 第1のカラーリング
42a 赤フィルタ
42b 青フィルタ
42c 緑フィルタ
43 第2のカラーリング
43a 赤フィルタ
43b 青フィルタ
43c 緑フィルタ
43d 白フィルタ
44 駆動モータ
45 カラーホイール支持部材
46、47 カラーリング切り替え部
48 カラーホイール回転制御回路
49 カラーホイールスライド方向
50 スクリーン
60、70、90 カラーホイール移動制御回路
61、71、91 第1のA/Dコンバータ
62、72、92 第2のA/Dコンバータ
63、73、93 第3のA/Dコンバータ
64、74、94 画像処理部
65、75、95 DMD信号発生部
66 マトリックス変換部
67、77 白色判定部
68、78、98 カラーホイール切り替え判定部
81a、81b 絶対値回路
82 加算回路
83 比較回路
84 しきい値回路
85 カウンタ
96 周囲光検出部

Claims (11)

  1. 光源装置と、該光源装置から出射された白色光を時分割で色分離する時分割色分離手段と、該時分割色分離手段により分離された各色光を映像信号に基づいて空間的に光変調して画像光を形成する格子状反射型画像形成素子とを有する画像表示装置において、
    前記時分割色分離手段は、
    白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングおよび白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが円周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングを備えたカラーホイールと、
    前記カラーホイールの複数の前記カラーリングのうち1のカラーリングが前記白色光の光軸上を移動するように前記カラーホイールを移動させるカラーリング切り替え部と、
    入力する映像信号における画像1フレーム内の白の画素を判定して白色の画素数をカウントする白色判定部、および前記白色判定部でカウントされた前記白色の画素数とあらかじめ決められた第1のしきい値とを比較して、前記白色の画素数が前記第1のしきい値よりも多いときに前記カラーホイールの複数の前記カラーリングのうち1の前記白フィルタを含むカラーリングを選択し、前記白色の画素数が前記第1のしきい値よりも少ないときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択された該カラーリングに切り換えるように前記カラーリング切り替え部を制御するカラーリング切り替え判定部を備えたカラーホイール移動制御回路と、を有することを特徴とするカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  2. 前記カラーリングは前記カラーホイールの回転軸を中心として半径方向にそれぞれ円周方向の帯状に配置され、前記カラーリングの切り替えは前記カラーホイールの半径方向の移動によって行なわれる、請求項1に記載のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  3. 前記カラーリング切り替え部は、前記カラーホイールを支持するカラーホイール支持部材を備え、
    前記カラーホイール支持部材は、前記カラーホイールを支持する位置とは異なる位置に回転軸を有し、
    前記カラーリングは前記カラーホイールの回転軸を中心として半径方向にそれぞれ円周方向の帯状に配置され、前記カラーリングの切り替えは前記カラーホイール支持部材の回転軸と前記カラーホイールの回転軸との間を半径とする円の円周方向の移動によって行われる、請求項1に記載のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  4. 白フィルタを含む前記カラーリングは、白フィルタと、赤フィルタと、緑フィルタと青フィルタとを有し、白フィルタを含まない前記カラーリングは、赤フィルタと、緑フィルタと青フィルタとを有する、請求項2または請求項3に記載のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  5. 前記白色判定部は、入力するデジタル化された映像信号の各画素毎の色差信号(R−Y)のレベルと色差信号(B−Y)のレベルとの絶対値を求めて加算し、前記加算された値が0であるときは白と判定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  6. 前記白色判定部は、入力するデジタル化された映像信号の各画素毎のR信号のレベルとG信号のレベルとB信号のレベルとを比較し、3色のレベルが同じであるときは白と判定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカラーリング切り替え機構を有する画像表示装置。
  7. 光源装置と、該光源装置から出射された白色光を時分割で色分離する時分割色分離手段と、該時分割色分離手段により分離された各色光を映像信号に基づいて空間的に光変調して画像光を形成する格子状反射型画像形成素子とを有する画像表示装置において、
    前記時分割色分離手段は、
    白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングと、白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが円周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングとを備えたカラーホイールと、
    前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1のカラーリングが前記白色光の光軸上を移動するように前記カラーホイールを移動させるカラーリング切り替え部と、
    記格子状反射型画像形成素子に制御信号を出力するDMD信号発生部と、周囲光の明度を検出する周囲光検出部とを有し、前記周囲光検出部で検出された周囲光の明度とあらかじめ決められた第2のしきい値とを比較して、前記周囲光の明度が前記第2のしきい値よりも高いときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含むカラーリングを選択し、前記周囲光の明度が前記第2のしきい値よりも低いときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択された該カラーリングに切り替えるように前記カラーリング切り替え部を制御し、前記白フィルタを含むカラーリングが選択されて切り替えられた場合、前記光源装置から出射された白色光が前記白フィルタを通過するときに前記周囲光の明度が高いと白色成分の出力量を上げ、前記周囲光の明度が低いと白色成分の出力量を下げるように前記格子状反射型画像形成素子を制御する前記DMD信号発生部を制御するカラーリング切り替え機構と、を有する画像表示装置。
  8. 画像表示装置の格子状反射型画像形成素子に入光する各色光を、光源装置から出射された白色光から時分割分離する時分割色分離手段において、白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングと白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングとを備えたカラーホイールから、使用する前記カラーリングを選択するためのカラーホイール制御方法であって、
    入力する映像信号における画像1フレーム内の白の画素を判定して白色の画素数をカウントするステップと、
    カウントされた前記白色の画素数とあらかじめ決められた第1のしきい値とを比較して、前記白色の画素数が前記第1のしきい値よりも多いときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含むカラーリングを選択し、前記白色の画素数が前記第1のしきい値よりも少ないときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択された該カラーリングに切り替えるステップとを含むことを特徴とする、カラーホイール制御方法。
  9. 前記白色の画素数をカウントするステップは、
    入力するデジタル化された映像信号の画素毎の色差信号(R−Y)のレベルの絶対値と色差信号(B−Y)のレベルの絶対値との加算値が0であるときは白と判定する、請求項に記載のカラーホイール制御方法。
  10. 前記白色の画素数をカウントするステップは、
    入力するデジタル化された映像信号の画素毎のR信号のレベルとG信号のレベルとB信号のレベルとを比較するステップと、
    3色のレベルが同じであるときはその画素は白と判定するステップと、を含む、請求項に記載のカラーホイール制御方法。
  11. 画像表示装置の格子状反射型画像形成素子に入光する各色光を、光源装置から出射された白色光から時分割分離する時分割色分離手段において、白フィルタを含む分光特性の異なる複数のフィルタが周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングと白フィルタを含まない分光特性の異なる複数のフィルタが円周方向に所定の割合で配置された1個以上のカラーリングとを備えたカラーホイールから、使用する前記カラーリングを選択するためのカラーホイール制御方法であって、
    前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1のカラーリングが前記白色光の光軸上を移動するように前記カラーホイールを移動させるステップと、
    周囲光の明度を検出する周囲光検出部で検出された周囲光の明度とあらかじめ決められた第2のしきい値とを比較して、前記周囲光の明度が前記第2のしきい値より高いときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含むカラーリングを選択し、前記周囲光の明度が前記第2のしきい値より低いときに前記カラーホイールの複数のカラーリングのうち1の前記白フィルタを含まないカラーリングを選択し、選択された該カラーリングに切り替えるように制御を行い、前記白フィルタを含むカラーリングが選択されて切り替えられた場合、前記光源装置から出射された白色光が前記白フィルタを通過するときに前記周囲光の明度が高いと白色成分の出力量を上げ、前記周囲光の明度が低いと白色成分の出力量を下げるように前記格子状反射型画像形成素子を制御するDMD信号発生部を制御するステップとを含むことを特徴とする、カラーホイール制御方法。
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