JP2005256509A - プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造 - Google Patents

プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造 Download PDF

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建二 広沢
Noriyuki Kuroda
訓行 黒田
Chie Sonoda
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Abstract

【課題】乾式でありながら、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができる、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造を提供する。
【解決手段】外壁縦目地4内に弾力性を有する乾式目地止水材8が設置され、該目地止水材8には長手方向を向く貫通の切込み10が入れられ、該切込み10を通じてプレート等の貫通材3が乾式目地止水材8を貫通し、乾式止目地水材8で貫通材3の周囲が止水状態にされている。乾式目地止水材8の屋外側に隣接して貫通材3の外周部に乾式の補強止水材11が設けられ、補強止水材11で乾式目地止水材8の切込み10の部分と貫通材3との間が補強的に止水されているのもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造に関する。
建物の外壁に、例えば、バルコニーの腰壁を取り付けたり、物干し金物を取り付ける等の目的で、柱などの建物構造部分に固着したプレートを外壁面材間の縦目地を通じて屋外側に突出させることがあり、外壁縦目地とプレートの貫通部分の止水を乾式で行う場合に、いかなる態様で行うかが問題となる。
本発明は、上記のような問題に鑑み、乾式でありながら、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができる、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、外壁目地内に弾力性を有する乾式目地止水材が設置されると共に、該目地止水材に長手方向を向く貫通の切込みが入れられ、該切込みを通じてプレート等の貫通材が前記乾式目地止水材を貫通し、該乾式止目地水材で貫通材の周囲が止水状態にされていることを特徴とする、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造(第1発明)によって解決される。
この構造では、貫通材が、外壁目地を止水する乾式目地止水材に入れられた切込みを通じて通されることで、貫通材の周囲が乾式止目地水材で止水されるようになされているので、貫通材を挟む両側の外壁目地部分を、連続した一本の乾式目地止水材で止水することができると共に、この乾式目地止水材を貫通材の全周にわたって存在させて貫通材周囲の止水に効果的に役立たせることができ、これらによって、乾式でありながら、貫通材が貫通する外壁目地を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができる。
前記乾式目地止水材の屋外側に隣接して貫通材の外周部に乾式の補強止水材が設けられ、該補強止水材で前記乾式目地止水材の切込み部分と貫通材との間が補強的に止水されているのもよい(第2発明)。この場合は、乾式補強止水材を設置するだけの簡素な構造で、外壁目地止水材の切込み周囲と貫通材の外周部との間をより一層しっかりとした止水状態にすることができると共に、補強止水材の設置も貫通材の外周部分をうまい具合に利用して容易に行うことができる。
また、上記の第1又は第2発明において、乾式目地止水材が二次止水材からなり、貫通材を挟んで延びる両側の目地部にそれぞれ屋外側に面する乾式一次目地止水材が設置され、
前記貫通材は、屋外側から部材を取り付けるための下地材からなり、部材には貫通材を差し込む開口部が備えられると共に、部材の開口部側の端面部には、弾力性を備えた乾式のジョイント止水材が該開口部を囲む全周にわたるように備えられ、
部材の開口部を通じて貫通材が差し込まれ、部材と貫通材とが結合された状態で、前記ジョイント止水材が外壁目地部に弾力的な押し当て状態となって、両乾式一次止水材間を止水状態にしているのもよい(第3発明)。
この場合は、乾式一次目地止水材が貫通材の貫通部で分断されるが、その部分は乾式ジョイント止水材で止水され、しかも、該ジョイント止水材は、貫通材に取り付けられる部材を利用し、該部材の端面と外壁目地部との間に挟み込まれて一次止水材間を止水するようになされているので、外部から視認されにくくて目立たずスッキリとした仕上がりにおいて、簡素な構造で、しっかりとした止水状態を形成することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、乾式でありながら、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す実施形態の乾式止水構造において、1は建物の柱、2,2は外壁パネル、3は貫通材としてのプレートであり、プレート3は、柱1に溶接などで取り付けられ、外壁パネル2,2間の縦目地4を通じて屋外側に突出している。なお、外壁パネル2において、5は窯業系などからなる外装材、6はパネルフレーム、7は下地である。
上記のプレート3が貫通する縦目地4を止水するため、本実施形態では、次のような乾式止水構造が採られている。即ち、8は乾式の二次目地止水材であり、9,9は乾式の一次目地止水材である。
二次目地止水材8は、発泡EPDM等の弾力性を有するものからなっていて、長さ方向の中間部には、長手方向を向く貫通の切込み10が入れられ、弾力性を利用して該切込み10を通じてプレート3を貫通させることができるようになされている。切込み10は、プレート3を通した状態で、二次目地止水材8が該プレート3の外周全周にわたり密着状態となるような寸法のものからなっているのが好ましい。
上記の二次目地止水材8は、図3(イ)(ロ)に示すように、屋外側から、切込み10にプレート3を通し、そして、縦目地4内の奥方に二次目地止水材8の有する弾力性を利用して押し込んでいくことで設置される。この設置状態では、プレート3を挟む上下の縦目地部分4a,4bはそれぞれ、二次目地止水材8の切込み10を挟む上下の部分で止水状態になり、また、プレート3の貫通する部分は、二次目地止水材8の切込み10の周囲部分がプレート3の外周全周に沿うことによって止水状態になる。特に、プレート3の貫通する部分では、図2(イ)に示すように、目地空間部4を挟む両側面部とプレート3との間にも二次目地止水材8の肉部分が弾力的に挟み込まれることでしっかりとした止水状態が形成される。
このように、乾式の二次目地止水材8に入れられた切込み10にプレート3を通す止水構造とすることで、プレート3を挟む上下の縦目地部分4a,4bを、連続した一本の乾式二次目地止水材8で止水することができ、しかも、この乾式目地止水材8でプレート3の周囲部分も止水状態にすることができて、プレート3の貫通する外壁縦目地4を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができる。
そして、本実施形態では更に、乾式の補強止水材11が、縦目地4内において、二次目地止水材8の屋外側に隣接して、プレート3の外周部を全周にわたって囲むように設置され、該補強止水材11によって、二次目地止水材8の切込み10の部分とプレート3との間が補強的に止水され、プレート3の貫通する部分の止水状態がよりしっかりしたものにされている。補強止水材11は、ブチル等からなっていて、例えば、屋外側からプレート3の外周部に巻き付け、縦目地4内に押し込むことなどによって容易に設置することができる。
一方、乾式の一次目地止水材9,9は、いわゆるガスケットからなっていて、プレート3の貫通する部分を境に、上下2つに分断されており、図3(ロ)及び図4(ハ)に示すように、一方の一次目地止水材9がプレート3を挟む上側の縦目地部分4aに屋外に面するように設置され、もう一方の一次目地止水材9がプレート3を挟む下側の縦目地部分4bに同じく屋外に面するように設置され、それぞれの縦目地部分4a,4bが、これら一次目地止水材9,9で止水状態にされている。
そして、一次目地止水材9,9間のプレート3の貫通する部分を止水するため、次のような構造が採用されている。即ち、図1及び図2に示すように、プレート3を下地として取り付けられるブラケット等の部材12が備えられており、該部材12には、プレート3を差し込むスリット孔13が設けられると共に、スリット孔13の開口部14側の端部には、外方に突出する環状のつば部12aが備えられ、該つば部12aの端面部に、弾力性を備えた環状の乾式ジョイント止水材15が、開口部14の周囲を全周にわたって延びるように予め備えられている。
この部材12は、図4(ハ)(ニ)に示すように、開口部14をプレート3の側に向け、開口部14を通じてプレート3をスリット孔13内に差し込み、部材12をプレート3の側に寄せていって取付け孔16,16同士を芯合わせ状態にし、そして、側方から図2に示すようにボルト17を取付け孔16,16に通して締め付けることでプレート3に結合されるが、部材12をプレート3の側に寄せていくことで、ジョイント止水材15は、部材12と外壁との間に挟み込まれて、縦目地部部分4に対して弾力的な押し当て状態となり、それによって、プレート3の貫通する上下の一次目地止水材9,9間が止水状態にされている。
この構造によれば、ジョイント止水材15の使用によって、一次目地止水材9,9間を、簡素な構造で、しっかりとした止水状態にすることができると共に、ジョイント止水材15は、部材12と外壁との間に挟み込まれて外部から視認されにくく、屋外側に面する一次目地止水材9,9間を、目立ちにくいスッキリとした仕上がりで、止水状態にすることができる。また、本実施形態では、ジョイント止水材15が部材12の側に予め取り付けられているので、上下の一次目地止水材9,9間を施工容易にかつきれいに止水状態にすることができるが、ジョイント止水材15は部材12の側に予め取り付けられていてもいなくてもよい。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明では、目地止水材8に設けられる切込み10は、プレート3を通した状態で、目地止水材8が該プレート3の外周と部分的に密着状態となるような長め寸法に設定されていてもよく、その場合であっても、補強止水材11を使用することによってしっかりとした止水状態を形成することができる。また、上記の実施形態では、プレート3が外壁縦目地4を貫通する場合を示しているが、プレート3の貫通する外壁目地の方向に制限はない。また、上記の実施形態では、貫通材がプレート3である場合を示しているが、貫通材の形態に制限はない。
図(イ)は実施形態の止水構造を示す断面平面図、図(ロ)は同断面側面図である。 同止水構造の分解斜視図である。 図(イ)及び図(ロ)は、図4(ハ)(ニ)と共に、止水の施工方法を順次に示す断面側面図である。 図(ハ)及び図(ニ)は、図3(イ)(ロ)と共に、止水の施工方法を順次に示す断面側面図である。
符号の説明
3…プレート(貫通材)
4…外壁縦目地
8…乾式二次目地止水材(乾式目地止水材)
9…乾式一次目地止水材
10…切込み
11…乾式補強止水材
12…部材
14…開口部
15…乾式ジョイント止水材

Claims (3)

  1. 外壁目地内に弾力性を有する乾式目地止水材が設置されると共に、該目地止水材に長手方向を向く貫通の切込みが入れられ、該切込みを通じてプレート等の貫通材が前記乾式目地止水材を貫通し、該乾式止目地水材で貫通材の周囲が止水状態にされていることを特徴とする、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造。
  2. 前記乾式目地止水材の屋外側に隣接して貫通材の外周部に乾式の補強止水材が設けられ、該補強止水材で前記乾式目地止水材の切込み部分と貫通材との間が補強的に止水されている請求項1に記載の、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造。
  3. 前記乾式目地止水材が二次止水材からなり、貫通材を挟んで延びる両側の目地部にそれぞれ屋外側に面する乾式一次目地止水材が設置され、
    前記貫通材は、屋外側から部材を取り付けるための下地材からなり、部材には貫通材を差し込む開口部が備えられると共に、部材の開口部側の端面部には、弾力性を備えた乾式のジョイント止水材が該開口部を囲む全周にわたるように備えられ、
    部材の開口部を通じて貫通材が差し込まれ、部材と貫通材とが結合された状態で、前記ジョイント止水材が外壁目地部に弾力的な押し当て状態となって、両乾式一次止水材間を止水状態にしている請求項1又は2に記載の、プレート等の貫通材が貫通する外壁目地の乾式止水構造。
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