JP2004360334A - 目地構造 - Google Patents

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Yoshimi Kawamoto
芳美 川本
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Abstract

【課 題】一次及び二次の二重防水を行って、万一水が一次防水をくゞり抜けても二次防水で食い止めて漏水を防ぐことができるようにした建物外壁の目地構造において、目地の施工バラツキにより目地幅が変化しても、止水性が低下することがないように、しかも足場を設けないで施工可能とする。
【解決手段】パネル11は、下実12aを有する枠体12と外装材13からなり、下実下に凹溝14が形成される。枠体12間の目地15aにカバー17が被さり、目地15aより突出するネジ棒19に止め具21を差込み、ナット22を捩込むことにより水密材18が枠体12に密着し、目地15aをシールする。カバー17に一体に連結されるガスケット24が外装材間の目地15bに装着されシールする。施工は目地上方よりガスケット24、水密材18を備えたカバー17、ネジ棒19を目地15b、凹溝14、目地15aに挿入して行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、建物外壁の目地構造に関する。
【0002】
【従来技術】
図1は、従来のこの種目地構造の一例を示すもので、外装材1間の目地2に挿入される、樹脂や合成ゴム等の成形品或いはシリコーンスポンジ、グラスウール、ロックウール等の耐火物よりなる二次ガスケット3と、目地2に被さる意匠性を持たせた一次ガスケット4とよりなっている。
【0003】
図2は、下記特許文献1に開示されるような従来の目地構造の別の例を示すもので、両側片を外方に向けて拡開し、外装材1間の目地2に外側から被さるカバー6と、カバー裏面の両側に貼着される合成ゴム又は樹脂製の水密材7と、カバー裏面中央に長手方向に適当間隔で突設されるネジ棒8と、目地2に内側から当てられるワッシャー状の止め具9と、該止め具9から突出するネジ棒8に捩込んで締結されるナット10とからなっている。
【0004】
【特許文献1】実公昭63−29764号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図1に示すタイプのものは、目地の施工バラツキにより目地幅が大きくなると、止水性が低下するようになる。これに対し、図2に示すジョイナータイプのものは、目地幅の変化に対応することができ、また目地に上方から挿入することにより、足場を設けないで施工することができるが、一次防水だけで二次防水の設定がないため、万一水が外装材1と水密材7との間を通って侵入すると、建物内部に漏水するようになる。
【0006】
本発明は、一次及び二次の二重防水を行って、万一水が一次防水を通り抜けて侵入するようなことがあっても、二次防水で食い止めて建物内部への漏水を防ぐことができるようにした建物外壁の目地構造において、目地の施工バラツキにより目地幅が変化しても、止水性が低下することがないようにし、しかも足場を設けないでも施工することができるようにしたものである。
【0007】
【課題の解決手段】
請求項1に係わる発明は、枠体と、該枠体外側の外装材よりなり、側端面には枠体と外装材間に凹溝が形成されるパネルより構成される建物外壁の上記パネル間に形成される目地に組付けられ、一次止水手段及び二次止水手段を備えた目地構造であって、二次止水手段が枠体間の目地に外側より被せられるカバーと、該カバーの裏面両側に取着され、枠体に密着してシールする水密材と、上記カバーの裏面中央より長手方向に適当間隔をおいて突設されるネジ棒と、枠体間の目地に内側より当てられる止め具と、該止め具を通して突出するネジ棒の突出部分に捩込まれるナットよりなり、一次止水手段が上記二次止水手段のカバーと一体化されるか、或いは一体に連結され、外装材間の目地に装着されることを特徴とし、
請求項2に係わる発明は、枠体と、該枠体外側の外装材よりなり、側端面には枠体と外装材間に凹溝が形成されるパネルより構成される建物外壁の上記パネル間に形成される目地に組付けられ、一次止水手段及び二次止水手段を備えた目地構造であって、二次止水手段が枠体間の目地に外側より被せられるカバーと、該カバーの裏面に取着され、枠体に密着してシールする水密材と、上記カバーの裏面中央より長手方向に適当間隔をおいて突設されるネジ棒と、枠体間の目地に内側より当てられ、上記ネジ棒に捩込まれるネジ孔を形成した止め具よりなり、上記一次止水手段が上記二次止水手段のカバー17と一体化されるか、或いは一体に連結され、外装材13間の目地15bに装着されることを特徴とする。
【0008】
上記各発明によると、一次及び二次の止水手段によって二重防水機能を果たすようになり、万一水が一次止水手段を通って侵入するようなことがあっても二次止水手段で食い止められ、建物内への漏水を防ぐことができると共に、施工のバラツキにより目地幅が変動しても、下地材に対する水密材の接触位置或いは接触面積が変化するだけで、二次止水手段が下地材間の目地をシールし、止水性を確保することができる。また、一次及び二次止水手段は一体をなし、共に目地上方より差込むことができるから、足場を設けないで、目地構造を施工することができる。
【0009】
本発明で用いる一次止水手段としては、例えば図3に示すように、柱部上端から両側へ突出するリップを有し、表面が意匠性を備えていて、目地に装着したとき、リップが外装材端面により弾性変形してシールする、樹脂や合成ゴム等の成形品よりなるガスケットを例示することができる。
【0010】
二次止水手段の水密材にも一次止水手段と同様の材質のものを用いることができるが、好ましくはその発泡体とされる。
止め具としては、長尺で、長手方向に適当間隔でネジ棒が通される孔又はネジ棒に捩込まれるネジ孔をあけた帯金や、ワッシャー状のピース部材等を例示することができる。なお、ネジ孔が形成される止め具には、とくにナットを設ける必要はないが、止め具の弛み止めのため、ナットを用いてもよい。
【0011】
カバーは、ナット又は止め具をネジ棒に捩込んで締結したときの強度に耐えられるようなものであればよく、とくに制限はないが、好ましくは耐熱性のある金属、より好ましくは比較的強度があって、防錆性のある安価な鋼製のものが望ましい。
したがって請求項3に係わる発明は、請求項1又は2に係わる発明において、カバーが鋼製であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明に係わる目地構造を示すもので、パネル11は、下実12aを有する枠体12と、その外側の外装材13とからなり、側端面には枠体12の下実12aと外装材13との間に凹溝14が形成されている。
この凹溝14には、該凹溝14を形成する枠体12や外装材13への吸水防止対策として、断面コ字形をなす、好ましくは樹脂又は鋼製の保護材を取付けてもよい。
【0013】
外壁を構成するパネル11間の目地15a、15bに組付けられる目地構造は、凹溝14と枠体12間の目地15aに装着される二次止水手段と、該二次止水手段と一体に連結され、外装材13間の目地15bに装着される一次止水手段とからなっており、以下、各止水手段について順に説明する。
【0014】
二次止水手段は、凹溝内に挿入され、目地15aに被さる長尺な鋼製のカバー17と、図4に示すようにカバー17の裏面両側に貼着される帯状の合成ゴム又は樹脂製の発泡体よりなる水密材18と、カバー裏面中央に長手方向に定間隔で突設されるネジ棒19と、目地15aより突出するネジ棒19に通される止め具21と、止め具21から突出するネジ棒19の突出部分に捩込まれるナット22からなり、止め具21は詳細を図示していないが、ネジ棒19が通される孔をネジ棒19の間隔と等間隔で形成した帯金より構成されるか、或いはワッシャー状のピース部材で構成される。
【0015】
一次止水手段は、断面工形のガスケット24よりなり、このガスケット24は、下側部がカバー17に既知の方法、例えばカバー17より突出される突片でかしめ付けしたり、嵌合部に嵌合する方法により、或いはカバー17をインサート成形することにより、更にはまた接着剤や両面接着テープ等により接着して一体に連結されている。
【0016】
次に図3に示す目地構造の施工例について説明する。
建物躯体にパネル11を組付後、パネル上方より目地15a、15b内に図4に示す目地材26を、ガスケット24が目地15b内に、水密材18を取着したカバー17が凹溝14内に、またネジ棒19が目地15a内に入るようにして押し込む。次に目地15aより突出するネジ棒19に止め具21を差し込んで目地15aに被せたのち、止め具21より突出するネジ棒19にナット22を捩込み、締結する。締結に伴い、ネジ棒19が図3の矢印方向に押し動かされ、これによりガスケット24が谷状に屈曲しながら外装材間の目地15bに押し込まれる。こうして図3に示す目地構造が施工される。
【0017】
図5に示す目地構造は、図3に示す目地材26において、ガスケット24に代えて、該ガスケット24より硬度が大で、カバー17より突出する部分が断面T形をなす丈の長いガスケット28を設け、該ガスケット28を外装材間の目地15bに被さるようにしたものである。
【0018】
【発明の効果】
請求項1及び2に係わる発明によると、一次及び二次止水手段によって二重防水機能が果たされるため、万が一、水が一次止水手段を通って侵入するようなことがあっても、二次止水手段で食い止められ、建物内への漏水を防ぐことができること、二次止水手段のカバーが枠体間の目地に被さって止水しているため、施工上のバラツキにより目地幅が変化することがあっても、枠体間の目地がシールされ、止水性を確保することができること、一次及び二次止水手段は一体をなし、共に目地に上方より差し込んで装着することができるから、足場を設けないで目地構造を施工することができること等の効果を奏する。
【0019】
請求項3に係わる発明によると、カバーを鋼製とすることにより、目地構造に耐火性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の目地構造の断面図。
【図2】従来の目地構造の別の例の断面図。
【図3】本発明に係わる目地構造の断面図。
【図4】図3に示す目地構造で用いる目地材の斜視図。
【図5】図3に示す目地構造の変形態様を示す断面図。
【符号の説明】
11・・パネル
12・・枠体
13・・外装材
14・・凹溝
15a、15b・・目地
17・・カバー
18・・水密材
19・・ネジ棒
21・・止め具
22・・ナット
24、28・・ガスケット
26・・目地材

Claims (3)

  1. 枠体12と、該枠体外側の外装材13よりなり、側端面には枠体12と外装材13間に凹溝14が形成されるパネル11より構成される建物外壁の上記パネル11間に形成される目地に組付けられ、一次止水手段及び二次止水手段を備えた目地構造であって、二次止水手段が枠体12間の目地15aに外側より被せられるカバー17と、該カバー17の裏面に取着され、枠体12に密着してシールする水密材18と、上記カバー17の裏面中央より長手方向に適当間隔をおいて突設されるネジ棒19と、枠体12間の目地15aに内側より当てられる止め具21と、該止め具21を通して突出するネジ棒19の突出部分に捩込まれるナット22よりなり、一次止水手段が上記二次止水手段のカバー17と一体化されるか、或いは一体に連結され、外装材13間の目地15bに装着されることを特徴とする目地構造。
  2. 枠体12と、該枠体外側の外装材13よりなり、側端面には枠体12と外装材13間に凹溝14が形成されるパネル11より構成される建物外壁の上記パネル11間に形成される目地に組付けられ、一次止水手段及び二次止水手段を備えた目地構造であって、二次止水手段が枠体12間の目地15aに外側より被せられるカバー17と、該カバー17の裏面に取着され、枠体12に密着してシールする水密材18と、上記カバー17の裏面中央より長手方向に適当間隔をおいて突設されるネジ棒19と、枠体12間の目地15aに内側より当てられ、上記ネジ棒19に捩込まれるネジ孔を形成した止め具21よりなり、上記一次止水手段が上記二次止水手段のカバー17と一体化されるか、或いは一体に連結され、外装材13間の目地15bに装着されることを特徴とする目地構造。
  3. カバー17が鋼製であることを特徴とする請求項1又は2記載の目地構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101077736B1 (ko) 2011-06-03 2011-10-27 주식회사 한국미디어테크 돔 스크린
JP2016014300A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 旭化成ホームズ株式会社 ガスケット
CN106968352A (zh) * 2017-06-06 2017-07-21 中建八局第四建设有限公司 墙体施工缝施工方法
CN116163539A (zh) * 2023-04-23 2023-05-26 中铁城建集团第一工程有限公司 一种预制构件接缝防水处理连续施工装置

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