JP2007321368A - 開口部装置 - Google Patents

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JP2007321368A JP2006150550A JP2006150550A JP2007321368A JP 2007321368 A JP2007321368 A JP 2007321368A JP 2006150550 A JP2006150550 A JP 2006150550A JP 2006150550 A JP2006150550 A JP 2006150550A JP 2007321368 A JP2007321368 A JP 2007321368A
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Abstract

【課題】製造コストを低減できるとともに、優れた止水効果を有する開口部装置を提供する。
【解決手段】下枠13が、室外側に位置する室外側部材21と、室内側に位置する室内側部材2と、これらの室外側部材21と室内側部材22との間にかしめ加工により固定された合成樹脂からなる断熱ブリッジ23とを備え、縦枠13の内面には、下枠13の断熱ブリッジ23の端面が当接する部分に、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなるシート状の止水材50が貼り付けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、断熱構造を有する開口部装置に関する。
建物の外壁に形成された開口部装置の一例として、結露等を防止できる断熱構造を備えた開口部装置が知られている。
この断熱構造を備えた開口部装置としては、例えば図6に示すように、下枠60が、室外側に位置する室外側部材61と、室内側に位置する室内側部材62と、これらの室外側部材61と室内側部材62との間にかしめ加工により固定された合成樹脂からなる断熱ブリッジ63,63を備えたものが知られている。この下枠60の両端にはそれぞれ、左右の縦枠が突き当てられて取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
このような開口部装置においては、合成樹脂からなる断熱ブリッジ63,63が所定の温度を越えると熱収縮し、そのため縦枠の内面と断熱ブリッジ63,63の端面との間に隙間が生じ、この隙間から漏水する虞があるので、従来、図6に示すように、下枠60の上面の両端部にそれぞれに、下面にブチルゴム等からなるシール材66の付いた合成樹脂製の止水ピース67を取り付けて、止水している。この止水ピース67は、断熱ブリッジ63,63の端部の上側およびその近傍を覆うために、室外側部材61のレール64と室内側部材62のレール65との間のレール溝の端部の底面をほぼ覆うように設けられている。
特開平6−336881号公報
しかしながら、このような合成樹脂製の止水ピース67は、通常、射出成形により形成されるが、レール溝の幅程度の大きさが必要でかつ溝の形状等に合わせる必要もあるので、金型費がかかるうえに成形コストが高く、また下枠60にビス等で取り付ける必要があるので、そのための加工コストおよび組立コストがかかり、したがって製造コストが高くなるという問題がある。また、縦枠の内面とシール材66との接触部の厚さ(上下方向の寸法)が薄いので、止水ピース67の取付方が悪いと充分な止水効果が得られない虞がある。さらに、止水ピース67が下枠60の上面に露出しているので、美観を損ねる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、製造コストを低減できるとともに、優れた止水効果を有する開口部装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の開口部装置は、上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に設けられた障子とを備え、
前記下枠は、室外側に位置する室外側部材と、室内側に位置する室内側部材と、これらの室外側部材と室内側部材との間にかしめ加工により固定された合成樹脂からなる断熱ブリッジとを備え、
前記縦枠の内面には、前記下枠の前記断熱ブリッジの端面が当接する部分に、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなるシート状の止水材が貼り付けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の開口部装置によれば、縦枠に前記シート状の止水材を貼り付けるだけでよいので、ビス穴などの加工費がかからず、また取付作業の作業性がよくて生産性が良い。また、断熱ブリッジの端面が当接する部分にシート状の止水材を貼り付ければよいので、止水材の使用量を節減でき、部品コストを軽減することができる。したがって、開口部装置の製造コストを低減することができる。
また、縦枠の内面(内側の見付け面)と断熱ブリッジの端面との間にシート状の止水材を設けるので、接触部の厚さ(上下方向の寸法)を厚くできるため、優れた止水効果を発揮させることができる。さらには、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなる止水材を用いているので、合成樹脂からなる断熱ブリッジが所定の温度を越えて熱収縮し、この断熱ブリッジの端面と縦枠の内面との間に隙間が生じても、断熱ブリッジの熱収縮に追従して止水材が膨らみ(復元し)前記隙間を埋めるため、優れた止水効果を発揮する。
また、縦枠の内面と断熱ブリッジの端面との間にシート状の止水材を介在させるので、目につき難いため、美観を損ねることがない。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る開口部装置を示す縦断面図、図2は同横断面図である。
これらの図に示すように、開口部装置10は、引き違いサッシであって、上枠12、下枠13および左右の縦枠14,15からなる枠体16と、この枠体16の内側の開口を開閉する外障子(障子)18および内障子(障子)19とを備えている。上枠12および下枠13はそれぞれ、両端面が縦枠14,15の内面(内側の見込み面)に当接するように組み付けられる。外障子18および内障子19の下端部には戸車18a,19aが、上端部にはスライダ18b,19bが取り付けられている。スライダ18b,19bは上枠12に形成されたレール12a,12bに沿って摺動するようになっている。なお、外障子18より外側には、網戸20が設けられている(図1では図示を省略している。)。
前記下枠13は、図3に示すように、室外側に位置する室外側部材21と、室内側に位置する室内側部材22と、これらの間に介在された断熱ブリッジ23とを備えている。
室外側部材21および室内側部材22はともに、アルミニウム合金の押出形材により形成されている。これらの室外側部材21および室内側部材22にはそれぞれ、レール(外レール)24およびレール(内レール)25が一体に形成されており、これらのレール24およびレール25上をそれぞれ、戸車18aおよび戸車19aが転動するようになっている(図1参照)。
室外側部材21のレール溝の底壁部21aには、合成樹脂製の断熱カバー26が被せられている。
室内側部材22の躯体側壁部22aは、建物躯体に取り付く部分であり、該躯体側壁部22aに形成されたリブ22bに、ビスを挿通して躯体にねじ込むようになっている。この室内側部材22には立上壁部22cが形成されており、この立上壁部22cとレール溝の底壁部22dとには合成樹脂製のアングル(断熱カバー)27が被せられている。
断熱ブリッジ23は、低熱伝導性材料である合成樹脂により形成されている。この断熱ブリッジ23は、断面形状が概略横長の方形に形成され、また長尺に形成されており、図3において紙面と直交する方向(室外側部材21および室内側部材22の長手方向)に延びている。
また、図4に示すように、縦枠14の内面(内側の見込み面)には、上枠12の端面および下枠13の端面が当接する部分にそれぞれ、止水などのために、ゴム等からなるシート状のコーキング材30およびコーキング材40が貼り付けられている。さらに、図5に示すように、縦枠14の内面には、下枠14の断熱ブリッジ23の端面が当接する部分に、シート状の止水材50が貼り付けられている。
この止水材50は、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなるもので、シートの厚さは例えば3〜7mm程度に設定されている。独立気泡型のゴム発泡体としては、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、CR(クロロプレンゴム)Si(シリコン)、NBR(ニトロブタジエンラバー)、CR(クロロプレンゴム)などを用いた独立気泡型の発泡体が挙げられる。また、独立気泡型の軟質樹脂発泡体としては、例えば、独立気泡型で軟質のポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォームなどが挙げられる。作業性を向上させるために、このシート状の止水材50の片面には粘着剤が設けられ、この粘着剤の上に剥離紙(セパレーター)が設けられているのが好ましい。
この止水材50は、コーキング材40の上に重ねて貼り付けられている。止水材50は、方形に形成されており、断熱ブリッジ23の端面の大きさとほぼ同等に形成されている。止水材50は、その上端が断熱ブリッジ23の端面の上端よりも少し上側に位置するように貼り付けられている。コーキング材40には、止水材50の貼り付け基準になるように、直角の角部(貼り付け基準部)41が形成されている。一方、止水材50には、この角部41に対応するように直角の角部(貼り付け基準部)51が形成されており、コーキング材40の角部41に止水材50の角部51を合わせて貼り付けることにより、止水材50を所定の位置に貼り付けることができるようになっている。
止水材50は、縦枠14の内面と下枠13の端面との間に圧縮されて介在されている。
なお、止水材50は、断熱ブリッジ23の端面が当接する部分全体に設ける必要はなく、一部でもよいが、少なくとも室外側部材21の室内側上部と室内側部材22の室外側上部の隙間Gを塞ぐように設ける必要がある。
以上、縦枠14側について説明してきたが、縦枠15側についても同様に構成されている。
このように構成された開口部装置10にあっては、縦枠14,15にシート状の止水材50を貼り付けるだけでよいので、ビス穴などの加工費が不要で、また取付作業の作業性がよく生産性が良い。また、断熱ブリッジ23の端面が当接する部分にシート状の止水材50を貼り付ければよいので、止水材50の使用量を節減でき、部品コストを軽減することができる。したがって、開口部装置10の製造コストを低減することができる。
また、縦枠14,15の内面(内側の見付け面)と断熱ブリッジ23の端面との間にシート状の止水材50を設けるので、接触部の厚さ(上下方向の寸法)を厚くできるため、優れた止水効果を発揮することができる。加えて、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなる止水材50を用いているので、合成樹脂からなる断熱ブリッジ23が所定の温度を越えて熱収縮し、この断熱ブリッジ23の端面と縦枠14,15の内面との間に隙間が生じても、断熱ブリッジ23の熱収縮に追従して止水材50が膨らみ(復元し)前記隙間を埋めるため、優れた止水効果を発揮する。
また、縦枠14,15の内面と断熱ブリッジ23の端面との間にシート状の止水材50を介在させるので、目につき難いため、見掛けがよい。
本発明の実施の形態に係る開口部装置を示す図であって、開口部装置の縦断面図である。 同、開口部装置の横断面図である。 同、下枠の縦断面図である。 同、縦枠を内側から見た図である。 同、下枠と止水材との位置関係を示す図である。 従来の止水構造を示す図であって、下枠の端部の縦断面図である。縦断面図である。
符号の説明
10 開口部装置
12 上枠
13 下枠
14,15 縦枠
16 枠体
18 外障子(障子)
19 内障子(障子)
21 室外側部材
22 室内側部材
23 断熱ブリッジ
50 止水材

Claims (1)

  1. 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に設けられた障子とを備え、
    前記下枠は、室外側に位置する室外側部材と、室内側に位置する室内側部材と、これらの室外側部材と室内側部材との間にかしめ加工により固定された合成樹脂からなる断熱ブリッジとを備え、
    前記縦枠の内面には、前記下枠の前記断熱ブリッジの端面が当接する部分に、独立気泡型のゴム発泡体または軟質樹脂発泡体からなるシート状の止水材が貼り付けられていることを特徴とする開口部装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202082A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Toa Harbor Works Co Ltd 止水作業空間の構築方法および止水作業函
JP2018080550A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 Ykk Ap株式会社 断熱枠部材及び建具

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