JP2018080550A - 断熱枠部材及び建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱された場合であっても、室内枠材と室外枠材とを連結する部材が溶融し難い断熱枠部材及び建具を提供する。【解決手段】室内側に配置される室内枠材と室外側に配置される室外枠材とが断熱材により連結された枠本体と、前記枠本体に設けられ前記断熱材を覆うカバー部材と、加熱されたときに前記枠本体と前記カバー部材との間に発泡する加熱発泡材と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、室内枠材と室外枠材とが断熱材により連結されている断熱枠部材及び建具に関する。
室内枠材と室外枠材とが断熱材により連結されている断熱枠部材及び建具としては、例えば、上枠、下枠、および左右の縦枠を四周枠組みした断熱窓枠、及び、この断熱窓枠に支持されたれた室内外一対の障子を備えた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この建具の断熱窓枠は、上枠及び下枠は、それぞれアルミ形材製の室内部材と室外部材とが樹脂製の断熱部材により連結されている。また、室内部材と室外部材とが連結された、例えば、下枠は、室内外の障子をそれぞれ案内する室内側レールおよび室外側レールが設けられており、室内側レールよりも室内側の室内部材の上面を覆う樹脂製の室内側カバー部材と、室内側レールと室外側レールとの間隔部分の上面を覆う樹脂製の中間カバー部材とが設けられている。
特開2008−127903号公報
上記断熱窓枠は、アルミ形材製の室内部材と室外部材とを連結する断熱部材が樹脂製なので、火炎等に晒された場合には、断熱部材が溶融してしまう虞がある。また、室内側レールよりも室内側の室内部材の上面及び室内側レールと室外側レールとの間隔部分の上面を覆う室内側カバー部材及び中間カバー部材も樹脂製なので、火炎等に晒された場合に、断熱部材が溶融されることを防止することはできない、という課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱された場合であっても、室内枠材と室外枠材とを連結する部材が溶融し難い断熱枠部材及び建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の断熱枠部材は、室内側に配置される室内枠材と室外側に配置される室外枠材とが断熱材により連結された枠本体と、前記枠本体に設けられ前記断熱材を覆うカバー部材と、加熱されたときに前記枠本体と前記カバー部材との間に発泡する加熱発泡材と、を有することを特徴とする断熱枠部材である。
このような断熱枠部材によれば、室内枠材と室外枠材を連結する断熱材を覆うカバー部材と枠本体との間に発泡する加熱発泡材が設けられているので、火災等により加熱されたとしても、断熱材は発泡した加熱発泡材により覆われることにより、断熱材が溶融されることを防止することが可能である。このため、加熱された場合であっても、室内枠材と室外枠材とを連結する断熱材が溶融し難い断熱枠部材を提供することが可能である。
かかる断熱枠部材であって、前記カバー部材は、前記加熱発泡材が係合されることにより保持される保持部を有し、前記保持部は、前記枠本体と前記カバー部材との間に形成される空間側が開放されていることが望ましい。
このような断熱枠部材によれば、カバー部材に設けられた保持部に加熱発泡材を係合させるだけで、加熱発泡材を備えることが可能である。このため、例えば、接着する、或いは、加熱発泡材を備える為の部材を別途用いることなく容易に、かつ安価に加熱発泡材を備えることが可能である。また、保持部は枠本体とカバー部材との間に形成される空間側が開放されているので、加熱発泡材を保持部に備えるだけで、加熱された際には加熱発泡材を枠本体とカバー部材との間に発泡させることが可能である。
かかる断熱枠部材であって、前記加熱発泡材は、前記断熱材と対向する位置に設けられていることが望ましい。
このような断熱枠部材によれば、加熱発泡材と断熱材とが対向しているので、加熱されたときには、加熱発泡材にて断熱材をより確実に覆って断熱材の溶融を防止することが可能である。
かかる断熱枠部材であって、前記室内枠材、前記室外枠材、及び、前記断熱材は、室内側から室外側に水が排出される排水面を形成しており、前記加熱発泡材は、前記排水面と間隔を空けて設けられていることが望ましい。
このような断熱枠部材によれば、加熱発泡材は、室内枠材、室外枠材、及び、断熱材が形成する排水面と間隔を空けて設けられているので、加熱発泡材により室内側から室外側に排出される水の排水経路を遮ることなく加熱発泡材を設けることが可能である。
また、上記断熱枠部材と、前記断熱枠部材に支持される障子と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、加熱された場合であっても、室内枠材と室外枠材とを連結する断熱材が溶融し難い断熱枠部材を備えた建具を提供することにある。
本発明によれば、加熱された場合であっても、室内枠材と室外枠材とを連結する部材が溶融し難い断熱枠部材及び建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図1におけるB部の拡大図である。 下枠の排水経路を示す縦断面図である。 変形例を示す縦断面図である。 縦枠に加熱発泡材を設ける場合の一例を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る断熱枠部材及び建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、例えば図1に示すように、矩形状に枠組みされた断熱枠部材としての枠体2と、枠体2に案内されて移動する引違い障子をなす内障子3及び外障子4と、外障子4より室外側に設けられている網戸5と、を備えている。
以下の説明においては、建物に取り付けられている建具1を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1をなす各部材が単体の状態であっても、取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
枠体2は、上枠21及び下枠22と左右配置される縦枠(不図示)とが接合されて矩形状をなしている。上枠21及び下枠22には、各々長手方向に沿って設けられ、互いに対向する方向に突出されて、内障子3、外障子4、及び網戸5が案内されるレール21a、21b、21c、22a、22b、22cが設けられている。
上枠21は、矩形状に接合される上枠本体210と上カバー部材6とを有し、下枠22は、矩形状に接合される下枠本体220と下カバー部材9とを有している。
上枠本体210及び下枠本体220は、いずれもアルミニウム製の押出成形材でなり、室内側に配置される室内枠材211、221と室外側に配置される室外枠材212、222とを有しており、室内枠材211、221と室外枠材212、222とは合成樹脂製の断熱材24により連結されている。連結された室内枠材211、221と室外枠材212、222とは、見込み方向に間隔が空いており、室内枠材211、221と室外枠材212、222との間からは断熱材24が上方及び下方に露出する。
図2に示すように、上枠本体210の室内枠材(以下、上室内枠材という)211は、室外側の端に断熱材24が設けられる上内連結部211aと、上内連結部211aから垂設された室内側上レール21aと、上内連結部211aから延出されて室内側に設けられ躯体に固定される上内本体部211bと、を有している。
上枠本体210の室外枠材(以下、上室外枠材という)212は、室内側の端に断熱材24が設けられる上外連結部212aと、上外連結部212aから上方に延出されて躯体に固定される上外固定部212bと、見込み方向において上外連結部212aの室外側に間隔を空けて垂設され室内側上レール21aと平行をなす室外側上レール21bと、見込み方向において室外側上レール21bの室外側に間隔を空けて垂設され室外側上レール21bと平行をなす上網戸レール21cと、上外連結部212a、室外側上レール21b、及び、上網戸レール21cの上端部を連結する連結上面部212cと、を有している。
上外連結部212aの下端部と室外側上レール21bの上端部側には、連結上面部212cの下方に間隔を空けた位置に、互いに対向する側に突出する上突起212dが各々設けられている。上突起212dには、室内側上レール21aと室外側上レール21bとの間を下方から覆う上カバー部材6が係合される。上カバー部材6は、内障子3及び外障子4を閉じたときに、左右方向における中央にて召合せ框(不図示)上の空間を塞ぐ風止め部材(不図示)を挟んで、外障子4が位置する側に少なくとも設けられている。また、上カバー部材6は、風止め部材の両側の全領域にわたってそれぞれ設けられていても良い。
上カバー部材6は、アルミニウム製または合成樹脂製の押出成形材であり、上突起212dより下方にて、下面が平面をなす上カバー板部6aと、上カバー板部6aの上面に設けられ上突起212dに係合される上内係合部6b及び上外係合部6cと、上カバー板部6aの、上内係合部6b及び上外係合部6cより室内側に設けられ加熱発泡材8を保持する上加熱発泡材保持部6dと、を有している。
上カバー板部6aは、室内側上レール21aと室外側上レール21bとの間を覆う板状の部位である。上内係合部6bは、上カバー板部6aの上面から上方に延出された上内壁部6eと、上内壁部6eの上端部が室内側に延出されて上外連結部212a側の上突起212dと係合する上内延出片6fと、を有している。上外係合部6cは、上カバー板部6aの上面から上方に延出された上外壁部6gと、上外壁部6gの上端部が室内側に延出されて上外連結部212a側の上突起212dと係合する上外延出片6hと、を有している。
上内係合部6bの上内壁部6eと上外係合部6cの上外壁部6gとは、見込み方向に間隔を空けて対向しており、上内壁部6eと上外壁部6gとの間の上カバー板部6aには、弾性部材7が設けられている。弾性部材7は、上内延出片6f及び上外延出片6hより上方に突出させて設けられている。
上加熱発泡材保持部6dは、室内側上レール21aに近接させて配置される上カバー板部6aの室内側に設けられている。上加熱発泡材保持部6dは、上カバー板部6aの室内側の縁と、室内側の縁から室外側に間隔を空けた位置にそれぞれ設けられ、上方に突出された2つの上方突出部6iと、2つの上方突出部6iの上端部から互いに対向する方向に延出された上延出係合片6jと、を有している。
2つの上方突出部6iの見込み方向における間隔は、保持する加熱発泡材8の幅より僅かに広く設けられ、上カバー板部6aと上延出係合片6jとの上下方向の間隔は保持する加熱発泡材8の厚みより僅かに広く設けられている。
加熱発泡材8は、上カバー部材6の側方から上加熱発泡材保持部6dに長手方向に沿って挿入して装着する。互いに対向する上延出係合片6j間は間隔が空いており、上加熱発泡材保持部6dは、上枠本体210と上カバー部材6との間の空間側が開放されている。このため、上加熱発泡材保持部6dに係合されて装着された加熱発泡材8は、上枠本体210側に露出している。
加熱発泡材8が装着された上カバー部材6は、上内延出片6f及び上外延出片6hが上突起212dの上に位置する状態に係合されて取り付けられる。このとき、上カバー板部6a上に設けられた弾性部材7が、上カバー板部6aと連結上面部212cとの間にて圧縮されることにより、上内延出片6f及び上外延出片6hが上突起212dに押圧されて保持される。
上カバー部材6が、上枠本体210に取り付けられたときに、上カバー部材6に設けられた加熱発泡材8が、上枠21の断熱材24と対向するように配置される。このため、上枠21が加熱されると、加熱発泡材8は、上枠本体210と上カバー部材6との間に発泡し断熱材24の下面を覆う。
図3に示すように、下枠本体220の室内枠材(以下、下室内枠材という)221は、室外側の端に断熱材24が設けられる下内連結部221aと、下内連結部221aから立設された室内側下レール22aと、下内連結部221aから延出されて室内側に設けられ躯体に固定される下内本体部221bと、を有している。
下枠本体220の室外枠材(以下、下室外枠材という)222は、室内側の端に断熱材24が設けられる下外連結部222aと、下外連結部222aから下方に延出されて躯体に固定される下外固定部222bと、見込み方向において下外連結部222aの室外側に間隔を空けて立設され室内側下レール22aと平行をなす室外側下レール22bと、見込み方向において室外側下レール22bの室外側に間隔を空けて立設され室外側下レール22bと平行をなす下網戸レール22cと、下外連結部222a、室外側下レール22b、及び、下網戸レール22cの下端部を連結する下連結上面部222cと、下連結上面部222cの室外側下レール22bと下網戸レール22cとの間から垂設された下外壁部222dと、下外固定部222bと下外壁部222dとを、下連結上面部222cと上下方向に間隔を空けた位置にて連結する下連結下面部222eと、を有している。
下外固定部222bと、下連結上面部222cと、下外壁部222dと、下連結下面部222eとは、左右方向に貫通する中空部222fを形成している。また、図4に示すように、下連結上面部222cには、中空部222fと上下に連通する上面水抜き孔222gが、下外壁部222dには、左右方向における一部が中空部222fと見込み方向に連通する外側水抜き孔222hが、それぞれ穿孔されている。
外側水抜き孔222hには、中空部222fから水を排出可能とし、外からの風の進入を防止する水抜き部材11が設けられている。また、室内側下レール22aの下端部には、室内側下レール22aの室内側と室外側とを連通するレール水抜き孔222iが設けられている。このため、室内側下レール22aの室内側に生じた、例えば結露水などは、レール水抜き孔222iから上面水抜き孔222gを通って中空部222fに進入し、外側水抜き孔222hの水抜き部材11を通って外部に排出される。すなわち、室内側下レール22aの室内側から室内側下レール22aと室外側下レール22bとの間に至る排水面が、下内連結部221aの上面221c、下内本体部221bの上面221d、断熱材24の上面24a、下外連結部222aの上面222j、及び、下連結上面部222cの上面222kにより形成されており、排水面から中空部222fを通って水抜き部材11から外部に水が排出される排水経路が設けられている。
下外連結部222aの上端部と室外側下レール22bの下端部側には、下連結上面部222cとの間に下カバー部材9が係止される下突起222lが、互いに対向する側に突出させて設けられている。下カバー部材9は、内障子3及び外障子4を閉じたときに、左右方向における中央にて召合せ框(不図示)の下の空間を塞ぐ風止め部材(不図示)を挟んで、風止め部材の両側の全領域にわたってそれぞれ設けられている。
下カバー部材9は、アルミニウム製または合成樹脂製の押出成形材であり、下突起222lより上方にて、上面が平面をなす下カバー板部9aと、下カバー板部9aの下面に設けられ下突起222lに係止される下内係止部9b及び下外係止部9cと、下カバー板部9aの、下内係止部9b及び下外係止部9cより室内側に設けられ加熱発泡材8を保持する下加熱発泡材保持部9dと、を有している。
下カバー板部9aは、室内側下レール22aと室外側下レール22bとの間を覆う板状の部位である。下内係止部9bは、見込み方向において、下カバー板部9aにおける中央より室内寄りの位置から下方に延出され先端に内係止片9eが設けられており、下外係止部9cは、下カバー板部9aにおける室外側の端部から下方に延出され先端に外係止片9fが設けられている。また、図4に示すように、下内係止部9bは、左右方向における一部において下端部が切り欠かれた水抜き凹部9iが設けられている。
下加熱発泡材保持部9dは、室内側下レール22aに近接させて配置される下カバー板部9aの室内側に設けられている。下加熱発泡材保持部9dは、下カバー板部9aの室内側の縁と、室内側の縁から室外側に間隔を空けた位置にそれぞれ設けられ、下方に突出された2つの下方突出部9gと、2つの下方突出部9gの上端部から互いに対向する方向に延出された下延出係合片9hと、を有している。
2つの下方突出部9gの見込み方向における間隔は、保持する加熱発泡材8の幅より僅かに広く設けられ、下カバー板部9aと下延出係合片9hとの上下方向の間隔は保持する加熱発泡材8の厚みより僅かに広く設けられている。
加熱発泡材8は、下カバー部材9の側方から下加熱発泡材保持部9dに長手方向に沿って挿入して装着する。互いに対向する下延出係合片9h間は間隔が空いており、下加熱発泡材保持部9dは、下枠本体220と下カバー部材9との間の空間側が開放されている。このため、下加熱発泡材保持部9dに係合されて装着された加熱発泡材8は、下枠本体220側に露出している。
加熱発泡材8が装着された下カバー部材9は、内係止片9e及び外係止片9fが下突起222lに係止されて取り付けられる。
下カバー部材9が、下枠本体220に取り付けられたときに、下カバー部材9に設けられた加熱発泡材8が、下枠22の断熱材24と対向するように配置される。このとき、加熱発泡材8及び下延出係合片9hが排水経路を遮ることがないように、加熱発泡材8及び下延出係合片9hの下端と、排水面をなす下内連結部221aの上面221c、下断熱材24の上面24a、及び下外連結部222aの上面222jとは、上下方向に間隔が空けられている。
本実施形態の断熱枠部材としての枠体2を備えた建具1によれば、加熱されたときに、上室内枠材211と上室外枠材212とを連結する断熱材24を覆っている上カバー部材6と、上室内枠材211と上室外枠材212とが連結されている上枠本体210との間に発泡する加熱発泡材8が設けられているので、火災等により加熱されたとしても、断熱材24は発泡した加熱発泡材8により覆われる。このため、加熱された場合であっても、上室内枠材211と上室外枠材212とを連結する断熱材24が溶融されることを防止することが可能である。
また、加熱されたときに、下室内枠材221と下室外枠材222とを連結する断熱材24を覆っている下カバー部材9と、下室内枠材221と下室外枠材222とが連結されている下枠本体220との間に発泡する加熱発泡材8が設けられているので、火災等により加熱されたとしても、断熱材24は発泡した加熱発泡材8により覆われる。このため、加熱された場合であっても、下室内枠材221と下室外枠材222とを連結する断熱材24が溶融されることを防止することが可能である。このため、加熱された場合であっても、上室内枠材211と上室外枠材212とを、また、下室内枠材221と下室外枠材222とを、それぞれ連結する断熱材24が溶融し難い枠体2及び枠体2を備えた建具1を提供することが可能である。
また、上カバー部材6に設けられた上加熱発泡材保持部6d及び下カバー部材9に設けられた下加熱発泡材保持部9dに加熱発泡材8を係合させるだけで、加熱発泡材8を上カバー部材6及び下カバー部材9に備えることが可能である。このため、例えば、接着する、或いは、加熱発泡材8を備える為の別の部材を用いることなく容易に、かつ安価に加熱発泡材8を備えることが可能である。
上加熱発泡材保持部6dは上枠本体210と上カバー部材6との間に形成される空間側が開放されているので、加熱発泡材8を上加熱発泡材保持部6dに備えるだけで加熱された際には、加熱発泡材8を上枠本体210と上カバー部材6との間に発泡させることが可能である。また、下加熱発泡材保持部9dは下枠本体220と下カバー部材9との間に形成される空間側が開放されているので、加熱発泡材8を下加熱発泡材保持部9dに備えるだけで加熱された際には、加熱発泡材8を下枠本体220と下カバー部材9との間に発泡させることが可能である。
また、加熱発泡材8は、上加熱発泡材保持部6dに保持されて上枠本体210側に露出し、下加熱発泡材保持部9dに保持されて下枠本体220側に露出しているので、視認されない。このため、防火性と意匠性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、加熱発泡材8と断熱材24とは対向しているので、加熱されたときには、より確実に断熱材24を覆って断熱材24の溶融を防止することが可能である。
また、加熱発泡材8は、下内連結部221aの上面221c、下内本体部221bの上面221d、断熱材24の上面24a、下外連結部222aの上面222j、及び、下連結上面部222cの上面222kにより形成された排水面と間隔を空けて設けられているので、加熱発泡材8により室内側から室外側に排出される水の排水経路を遮ることなく加熱発泡材8を設けることが可能である。
上記実施形態においては、加熱発泡材8が断熱材24と対向している例について説明したが、これに限らず、加熱されて発泡したときに、上枠本体210と上カバー部材6との間及び下枠本体220と下カバー部材9との間に発泡し、断熱材24を覆うように設けられていれば構わない。
上記実施形態においては、加熱発泡材8が、上カバー部材6の上加熱発泡材保持部6d及び下カバー部材9の下加熱発泡材保持部9dにそれぞれ係合されて捧持されている例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図5に示すように、加熱発泡材8が上カバー部材6の上カバー板部6a及び下カバー部材9の下カバー板部9aに両面テープ等により貼り付けられていても良い。
上記実施形態においては、上枠及び下枠を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、図6に示すように、断熱材24により縦室内枠材231と縦室外枠材232とが連結されている縦枠本体230及び縦カバー部材12を備えた縦枠23であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 枠体、3 内障子、4 外障子、6 上カバー部材、
6d 上加熱発泡材保持部、8 加熱発泡材、9 下カバー部材、
9d 下加熱発泡材保持部、12 縦カバー部材、21 上枠、22 下枠、
23 縦枠、24 断熱材、24a 断熱材の上面、210 上枠本体、
211 上室内枠材(室内部材)、212 上室外枠材(室外部材)、
220 下枠本体、221 下室内枠材(室内部材)、221c 下内連結部の上面、
221d 下内本体部の上面、222 下室外枠材(室外部材)、
222j 下外連結部の上面、222k 下連結上面部の上面、230 縦枠本体、
231 縦室内枠材(室内部材)、232 縦室外枠材(室外部材)

Claims (5)

  1. 室内側に配置される室内枠材と室外側に配置される室外枠材とが断熱材により連結された枠本体と、
    前記枠本体に設けられ前記断熱材を覆うカバー部材と、
    加熱されたときに前記枠本体と前記カバー部材との間に発泡する加熱発泡材と、
    を有することを特徴とする断熱枠部材。
  2. 請求項1に記載の断熱枠部材であって、
    前記カバー部材は、前記加熱発泡材が係合されることにより保持される保持部を有し、
    前記保持部は、前記枠本体と前記カバー部材との間に形成される空間側が開放されていることを特徴とする断熱枠部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の断熱枠部材であって、
    前記加熱発泡材は、前記断熱材と対向する位置に設けられていることを特徴とする断熱枠部材。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の断熱枠部材であって、
    前記室内枠材、前記室外枠材、及び、前記断熱材は、室内側から室外側に水が排出される排水面を形成しており、
    前記加熱発泡材は、前記排水面と間隔を空けて設けられていることを特徴とする断熱枠部材。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の断熱枠部材と、
    前記断熱枠部材に支持される障子と、を有することを特徴とする建具。
JP2016225053A 2016-11-18 2016-11-18 断熱枠部材及び建具 Active JP6756589B2 (ja)

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