JP2005256152A - フラックス組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、高濃度のフラックス溶液に容易に溶解し、水蒸気爆発を抑え、亜鉛地金の損失を減少し、不めっきをなくし、酸化灰を減少させて亜鉛の有効利用率を高める等の効果を有する、改良された界面活性剤を提示し、改良されたフラックス組成物を提供することである。
【解決手段】
本発明のフラックス組成物は、塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩を基本とした公知のフラックス組成物に、ジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム及びそのエチレンオキシド付加物、又はジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムと(ポリ)グリセリンとの縮合体からなる、アルキル基の一つが2個以上複数のヒドロキシル基を有するアルキル第四級アンモニウム塩型の界面活性剤を添加・含有させることにより構成される。
【選択図】
なし。

Description

本発明は、建築材料やその他の鉄鋼材に溶融亜鉛めっきを施す際に使用されるフラックス組成物に関する。
建築材料やその他の鉄鋼材(以降、「鉄鋼材」で代表する。)の耐食性を向上させるための一つの方法として、従来から溶融亜鉛めっきが行われている。
一般に溶融亜鉛めっきは、次のような工程で実施される。
脱脂→水洗→酸洗→水洗→フラックス処理→亜鉛浴浸漬→後処理
溶融亜鉛めっきの前処理において使用されるフラックス水溶液は、通常、塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩の水溶液を基本として、必要に応じて塩化錫、アルカリ金属塩化物、アルカリ土類塩化物等を適宜添加して使用される。
又、フラックス浴における鉄鋼材表面の濡れ性等の改善のため、界面活性剤が適宜使用される。
鉄鋼材を溶融亜鉛中に浸漬するに当たって、金属表面に生成されている酸化物を除去し、鉄鋼材の表面が酸化しないように空気を遮断させる被膜を形成して、鉄鋼材の清浄な表面に亜鉛被膜が良く密着して形成されるようにするため、フラックス水溶液に浸漬して引き上げた後、鉄鋼材表面に形成されるフラックス被膜中に水分が残ったまま溶融亜鉛中に浸漬することが行われている。
ところが、フラックスに水分が残ったまま溶融亜鉛中に浸漬すると、鉄鋼材の表面で水蒸気爆発が起こり、爆発箇所でフラックスが飛散してめっきされない部分が生じる場合がある。これを避けるには、鉄鋼材の表面に付着したフラックス被膜を乾燥してから溶融亜鉛に浸漬すればよいが、そうすると工数や処理時間が増え生産コストが上昇するといった新たな問題が発生する。
この問題に対処する方法として、フラックス水溶液にラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキル第四級アンモニウム型の界面活性剤を添加する方法が知られている。
アルキル第四級アンモニウム型の界面活性剤は上記のフラックス水溶液に添加すると次の様な効果を発揮する。
1.不めっきを無くす等のめっき状態の改善。
2.フラックス処理後の鉄鋼材を溶融亜鉛浴に浸漬する際に、殆ど水蒸気爆発を生じることがない。
3.めっき処理の時に溶融亜鉛浴上に浮く灰状の酸化物(アッシュ)を減少し、亜鉛の地金がめっきに有効に利用される。
溶融亜鉛めっきにおいて使用されるフラックス水溶液は、上述したように、塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩を基本として必要に応じて塩化錫、アルカリ金属塩化物、アルカリ土類塩化物等を適宜添加して使用するが、上記塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩の濃度は、一般に10重量%以上、多くは20重量%以上の高濃度である。
しかるに、従来から使用されている界面活性剤は、一般に上記の様な電解質の高濃度溶液には安定に解け難いという欠点を有する。上記のラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキル第四級アンモニウム型の界面活性剤も、フラックスの10%を超える水溶液には溶解性が低く、液面に油状に浮上分離することがある。
界面活性剤のフラックス溶液への溶解性を向上させるために、特許文献1にはフラックス水溶液中にアルコールを可溶化剤として含有させる方法が開示されている。
アルコール類等の溶剤は、可溶化剤として有効であるが、フラックス溶液として安定して使用するには界面活性剤とアルコール類等の量的比率を正確に維持する必要がある。すなわち、アルコール類等の揮発性や、フラックス塩類の濃度変化等に対応できるようにアルコール類等の濃度を高く維持しなければならないという煩雑な問題が発生する。
特開平5−117835号公報
本発明の目的は、高濃度のフラックス溶液に可溶化剤を併用しなくても容易に溶解し、鉄鋼材表面において溶解亜鉛めっき浴中で水蒸気爆発が発生するのを抑え、爆発時の飛散による亜鉛地金の損失を減少し、爆発時に鉄鋼材からフラックスが離脱することに起因する不めっきをなくし、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)を減少させて亜鉛の有効利用率を高める等の効果を有する、改良されたアルキル第四級アンモニウム塩型の界面活性剤を提示し、改良されたアルキル第四級アンモニウム塩型の界面活性剤を使用するフラックス組成物を提供することにある。
本発明の溶融亜鉛めっき用フラックス組成物は、界面活性剤として下記一般式
Figure 2005256152
(式中Rはオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは0又は1〜20の正の整数を示す。)
で示されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム及びそのエチレンオキシド付加物を含有してなることが必要である。
又、本発明の溶融亜鉛めっき用フラックス組成物は、界面活性剤として下記一般式
Figure 2005256152
(式中Rはオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、mは0又は1〜20の正の整数を示す。)
で示されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムと(ポリ)グリセリンとの縮合体を含有してなることが必要である。
本発明のフラックス組成物は、フラックス溶液の鉄鋼材表面に対する濡れ性を良くし、液切れ効果を向上し、鉄鋼材の表面に均一に薄いフラックスの皮膜を形成することを可能にする。
又、本発明のフラックス組成物は、鉄鋼材の表面に均一に薄いフラックスの皮膜を形成することにより、めっきに必要なフラックスの量を鉄鋼材の表面に保持し、且つ水分の保持量を最小限に留めるのに有効である。
これにより、鉄鋼材表面において溶解亜鉛めっき浴中で水蒸気爆発が発生するのを抑え、爆発時の飛散による亜鉛地金の損失を減少し、爆発時に鉄鋼材からフラックスが離脱することに起因する不めっきをなくし、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)を減少させて亜鉛の有効利用率を高める等の効果を得ることができる。
本発明のフラックス組成物は、塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩を基本として使用される公知のフラックス組成物に、下記(化1)式で表されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム及びそのエチレンオキシド付加物、又は下記(化2)式で表されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムと(ポリ)グリセリンとの縮合体からなる、アルキル基の一つが2個以上複数のヒドロキシル基を有するアルキル第四級アンモニウム塩型の界面活性剤を添加・含有させることにより構成される。
Figure 2005256152
式中Rは、C17−で示されるオクチル基、C1021−でされるデシル基、
1225−で示されるラウリル基、C1429−で示されるミリスチル基、
1633−で示されるパルミチル基、又はC1837−で示されるステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは0又は1〜20の正の整数を示す。
Figure 2005256152
式中Rは、C17−で示されるオクチル基、C1021−でされるデシル基、
1225−で示されるラウリル基、C1429−で示されるミリスチル基、
1633−で示されるパルミチル基、又はC1837−で示されるステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、mは0又は1〜20の正の整数を示す。
上記、アルキル基の一つが2個以上複数のヒドロキシル基を有するアルキル第四級アンモニウム塩型の界面活性剤は、実際の使用時は塩化物、臭化物等のハロゲン化物の形で使用する。以下に塩化物を例示するが、本発明は例示されたもののみに限定されるものではない。
(化1)式においてn=0で塩化物を構成するとき、下記(化1.1)式で表される塩化−ジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムとなる。
(化1.1)
Figure 2005256152
式中Rは、(化1)式に同じ。
(化1.1)式の好ましい具体例としては、R=C1021−とした塩化−ジメチルデシル−2,3−ジヒトロキシプロピルアンモニウム等を挙げることができる。
(化1)式においてn=1〜20で塩化物を構成するとき、下記(化1.2)式で表される塩化−ジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムエチレンオキシド付加物となる。
(化1.2)
Figure 2005256152
式中Rは、(化1)式に同じ。
(化1.2)式の好ましい具体例としては、R=C1225−、n=4としたジメチルラウリル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムのエチレンオキシド4モル付加物の塩化物等を挙げることができる。
(化1)式、又は(化1.2)式において、nが20を超えると疎水基の比率が低くなり過ぎるため、界面活性剤としての機能低下をまねき、好ましくない。
(化2)式においてm=0で塩化物を構成するとき、上記(化1.1)式で表される塩化−ジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムに等しくなる。
(化2)式においてm=1〜20で塩化物を構成するとき、下記(化2.2)式で表される塩化−ジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム(ポリ)グリセリン縮合体となる。
(化2.2)
Figure 2005256152

式中Rは、(化2)式に同じ。
(化2.2)式の好ましい具体例としては、R=C1633−、m=1としたジメチルパルミチル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムとグリセリンとの縮合体の塩化物や、R=C1837−、m=3としたジメチルステアリル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムとトリグリセリンとの縮合体の塩化物等を挙げることができる。
(化2)式、又は(化2.2)式において、mが20を超えると疎水基の比率が低くなり過ぎるため、界面活性剤としての機能低下をまねき、好ましくない。
本発明のフラックス組成物は、塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩の水溶液を基本として、必要に応じて塩化錫、アルカリ金属塩化物、アルカリ土類塩化物等を適宜添加し、上記界面活性剤が添加されて使用される。
フラックス水溶液における塩化亜鉛や塩化アンモニウムの単独あるいはこれらの混合塩の濃度は、10重量%以上、好ましくは20重量%以上である。10重量%以下では、金属表面に生成されている酸化物を除去し、鉄鋼材の表面が酸化しないように空気を遮断させる被膜を形成して、鉄鋼材の清浄な表面に亜鉛被膜が良く密着して形成されるようにするというフラックスとしての機能を十分に発揮できない場合が多い。
上記界面活性剤の添加方法は特に限定せず、一旦水に溶かしてから添加しても良く、直接フラックス水溶液に投入しても良い。
フラックス浴として使用されるフラックス水溶液中に含有される界面活性剤の量は0.3〜5重量%の範囲であることが好ましい。0.3重量%以下では添加の効果が得られず、5重量%を超えて添加しても効果はほとんど変わらず、コスト的に不利になるだけである。
(化1)式、又は(化2)式において、R又はRで示されるアルキル基は、オクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の、炭素数8〜18のアルキル基であることが必要である。
(化1)式、又は(化2)式において、R又はRで示されるアルキル基は、界面活性剤の疎水基として機能する。このとき、R又はRの炭素数が8未満では界面活性作用が小さすぎ、フラックス溶液の鉄鋼材表面に対する濡れ性を良くし、液切れ効果を向上し、鉄鋼材の表面に均一に薄いフラックスの皮膜を形成するといった界面活性効果を得ることができなくなり、好ましくない。逆に炭素数が18を超える場合は水溶性が悪くなってフラックス水溶液への溶解度が落ちるため所定の濃度が得られなくなり、この場合にも所望の効果が得られず、好ましくない。
[実施例1]
塩化亜鉛アンモニウム(ZnCl・3NHCl)400gを水に溶解して1Lとしたフラックス水溶液に、界面活性剤として塩化−ジメチルデシル−2,3−ジヒトロキシプロピルアンモニウム(中央化学製、(化1.1)式においてR=C1021−としたもの)を濃度が2重量%となるよう溶解して放置し、水溶液の状態を観察した。このフラックス水溶液は塩濃度約34重量%ときわめて高濃度であったが界面活性剤の浮上分離は認められず、良好な溶解性を示すことが確認された。このフラックス水溶液で処理した鉄鋼材は溶解亜鉛めっきする際に水蒸気爆発が殆ど起こらず、不めっき箇所がなく、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)の発生は減少した。
[実施例2]
塩化亜鉛アンモニウム(ZnCl・3NHCl)400gを水に溶解して1Lとしたフラックス水溶液に、界面活性剤としてジメチルラウリル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムのエチレンオキシド4モル付加物の塩化物(中央化学製、(化1.2)式においてR=C1225−とし、n=4としたもの)を濃度が5重量%となるよう溶解して放置し、水溶液の状態を観察した。このフラックス水溶液は塩濃度約34重量%ときわめて高濃度であったが界面活性剤の浮上分離は認められず、良好な溶解性を示すことが確認された。このフラックス水溶液で処理した鉄鋼材は溶融亜鉛めっきする際に水蒸気爆発が殆ど起こらず、不めっき箇所がなく、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)の発生は減少した。
[実施例3]
塩化亜鉛アンモニウム(ZnCl・3NHCl)400gを水に溶解して1Lとしたフラックス水溶液に、界面活性剤としてジメチルパルミチル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムとグリセリンとの縮合体の塩化物(中央化学製、(化2.2)式においてR=C1633−とし、m=1としたもの)を濃度が3重量%となるよう溶解して放置し、水溶液の状態を観察した。このフラックス水溶液は塩濃度約34重量%ときわめて高濃度であったが界面活性剤の浮上分離は認められず、良好な溶解性を示すことが確認された。このフラックス水溶液で処理した鉄鋼材は溶融亜鉛めっきする際に水蒸気爆発が殆ど起こらず、不めっき箇所がなく、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)の発生は減少した。
[実施例4]
塩化亜鉛アンモニウム(ZnCl・3NHCl)400gを水に溶解して1Lとしたフラックス水溶液に、界面活性剤としてジメチルステアリル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムとトリグリセリンとの縮合体の塩化物(中央化学製、(化2.2)式においてR=C1837−とし、m=3としたもの)を濃度が3重量%となるよう溶解して放置し、水溶液の状態を観察した。このフラックス水溶液は塩濃度約34重量%ときわめて高濃度であったが界面活性剤の浮上分離は認められず、良好な溶解性を示すことが確認された。このフラックス水溶液で処理した鉄鋼材は溶融亜鉛めっきする際に水蒸気爆発が殆ど起こらず、不めっき箇所がなく、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)の発生は減少した。
本発明のフラックス組成物は、使用する界面活性剤が高濃度のフラックス溶液に可溶化剤を併用しなくても容易に溶解するため、フラックス溶液の鉄鋼材表面に対する濡れ性を良くし、液切れ効果を向上し、鉄鋼材の表面に均一に薄いフラックスの皮膜を形成することを可能にする。
又、本発明のフラックス組成物は、使用する界面活性剤が効果的に作用して液性(鉄鋼材に対する濡れ性、鉄鋼材表面からの液切れ性等)を改善し、鉄鋼材の表面に均一に薄いフラックスの皮膜を形成することにより、めっきに必要なフラックスの量を鉄鋼材の表面に保持し、且つ水分の保持量を最小限に留めるのに有効である。
これにより、鉄鋼材表面において溶解亜鉛めっき浴中で水蒸気爆発が発生するのを抑え、爆発時の飛散による亜鉛地金の損失を減少し、爆発時に鉄鋼材からフラックスが離脱することに起因する不めっきをなくし、亜鉛浴上に浮く酸化灰(アッシュ)を減少させて亜鉛の有効利用率を高める等の効果を得ることができる。

Claims (2)

  1. 界面活性剤を含むフラックス組成物であって、該界面活性剤として下記一般式
    Figure 2005256152
    (式中Rはオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは0又は1〜20の正の整数を示す。)
    で示されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウム及びそのエチレンオキシド付加物を含有してなることを特徴とする溶融亜鉛めっき用フラックス組成物。
  2. 界面活性剤を含むフラックス組成物であって、該界面活性剤として下記一般式
    Figure 2005256152
    (式中Rはオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等の炭素数8〜18のアルキル基を示し、mは0又は1〜20の正の整数を示す。)
    で示されるジメチルアルキル−2,3−ジヒドロキシプロピルアンモニウムと(ポリ)グリセリンとの縮合体を含有してなることを特徴とする溶融亜鉛めっき用フラックス組成物。
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