JPH1018045A - 内面錫めっき銅管の製造方法 - Google Patents

内面錫めっき銅管の製造方法

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JPH1018045A JP18869996A JP18869996A JPH1018045A JP H1018045 A JPH1018045 A JP H1018045A JP 18869996 A JP18869996 A JP 18869996A JP 18869996 A JP18869996 A JP 18869996A JP H1018045 A JPH1018045 A JP H1018045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき膜厚を厚くしなくてもめっき膜のピン
ホールが形成されにくい無電解錫めっき液を開発し、め
っき膜のピンホールが少ない銅管の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 +2価Snイオン:0.05〜0.3m
ol/l、チオ尿素:0.5〜2.0mol/l、硫
酸:0.5〜2.0mol/l、アルキルベンゼンスル
ホン酸:0.05〜2.0mol/l、及び、非イオン
界面活性剤:0.5〜5.0g/lの混合液に対し、更
に、リン酸化合物:0.01〜1.0mol/l、及び
/又は、有機カルボン酸:0.05〜1.0mol/l
を含有する無電解錫めっき液を用い、これを銅管内に通
液せしめて当該管内表面に錫めっき膜を形成させること
により耐食性に優れた内面錫めっき銅管を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の給水,
給場系配管或いは空調機配管等に使用される高耐食性の
内面錫めっき銅管において、欠陥(ピンホール)の少な
い錫皮膜を形成することができる無電解錫めっき液を使
用した内面錫めっき銅管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】給水,給場或いは空調機用の配管などと
して使用される銅管内面の耐食性を向上させ、銅イオン
の溶出を防止するために、当該銅管の内面に錫皮膜を形
成すること(内面錫被覆処理)が一般的に行われてい
る。銅管内面に錫被覆をする手段としては、無電解錫め
っき液を管内に流通せしめるめっき処理方法が知られて
いる。この方法は簡便かつ低コストであることに加え、
液温と流通せしめる時間により目的とする錫皮膜の品質
(膜厚,繊密性等)を調整することができるという利点
を有している。
【0003】ところが、従来から使用されている無電解
錫めっき液を用いると、形成される錫めっき皮膜に欠陥
(いわゆるピンホール)が多く形成され、これが原因と
なって、使用する環境あるいは水質によっては十分な耐
食性が得られなくなる場合がある。このようなめっき膜
のピンホールは、単純に膜厚を厚くすること(約2μm
以上)により低減できるが、膜厚を厚くしようとすれ
ば、めっき液中の+2価錫イオンの消費量が増えてしま
い、薬液費がかさむようになる。また、膜厚を厚くする
ためにはめっき処理時間も長くする必要があるので、い
ずれにしてもコストアップとなる。
【0004】ピンホール発生を防止するために、無電解
錫めっき処理ではなく、電気めっき処理により内面錫被
覆処理を行うことも考えられる。電気めっき処理により
得られる錫めっき膜はピンホールが少なく、この問題に
ついてだけ考えれば有効な方法であるが、電気めっき処
理による場合、本発明に係る銅管内面に錫被覆を全長均
一に行うためには、管内に対極を管壁に接触しないよう
に設置する必要が生じ、特に管径の小さい銅管やコイル
状の銅管に対しては処理が困難になるという問題点があ
り、このような状況から、無電解錫めっき処理でピンホ
ール発生を減少させる方法の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
課題に鑑みなされたものであり、めっき膜厚を厚くしな
くてもめっき膜のピンホールが形成されにくい無電解錫
めっき液を開発し、めっき膜のピンホールが少ない銅管
の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、無電解錫めっ
き液の組成を下記のごとく設定し、このめっき液を用い
てめっき膜のピンホールの形成を抑制することによって
高性能の内面錫めっき銅管を低コストで製造可能とした
ものである。
【0007】(I) +2価Snイオン:0.05〜
0.3mol/l、チオ尿素:0.5〜2.0mol/
l、硫酸:0.5〜2.0mol/l、アルキルベンゼ
ンスルホン酸:0.05〜2.0mol/l、及び、非
イオン界面活性剤:0.5〜5.0g/lを含有する無
電解錫めっき液。
【0008】(II) 上記(I)記載の無電解錫めっき
液中に、更に、リン酸化合物:0.01〜1.0mol
/l、及び/又は、有機カルボン酸:0.05〜1.0
mol/lを含有する無電解錫めっき液。
【0009】(III) 上記(II)記載の無電解錫めっき
液中のアルキルベンゼンスルホン酸のアルキル基の炭素
数が1乃至6であることを特徴とする無電解錫めっき
液。
【0010】(IV) 上記(I)から(III)いずれか
記載の無電解錫めっき液中の非イオン界面活性剤のHL
Bが10乃至15であることを特徴とする無電解錫めっ
き液。
【0011】本発明に係る耐食性に優れた内面錫めっき
銅管の製造方法によれば、上記の無電解錫めっき液を銅
管内に通液せしめて当該管内表面に錫めっき膜を形成さ
せる。
【0012】従来の無電解錫めっき液は、銅を素材とす
る電子基板等の表面処理、あるいは装飾用の表面処理に
利用されてきたものであり、要求される主な性能は高い
析出速度(短時間で厚いめっき膜を形成させること)お
よび皮膜にウィスカーができにくいことあるいはめっき
膜の光沢に関することのみであり、ピンホールの形成に
対する要求は存在しなかった。
【0013】これに対して、本発明に関わる銅管内面を
錫被覆処理するための無電解錫めっき液に要求される性
能は、耐食性に優れた錫めっき膜を形成させることであ
り、皮膜に欠陥(ピンホール)が少ないことが不可欠で
ある。本発明において、無電解錫めっき液に要求される
性能は、従来のものとは全く異なるものであり、その利
用分野としても他には例がないのである。
【0014】本発明の対象とする被めっき処理銅管は、
通常は給水給湯用配管材料として一般的に用いられるリ
ン脱酸銅管 (JIS H3300 C1220)であるが、P以外の脱酸
剤としてB、Mg、Si等が使用された脱酸銅管におい
ても、何らその効果を妨げられることなく本発明を適用
することが可能である。また、耐食性向上を目的として
Sn、Al、Zn、Mn、Mg等の各種元素が微量添加
された低銅合金管についても、銅含有量が96重量%以上
であれば、リン脱酸銅管と同様、何らその効果を妨げら
れることなく本発明を適用することができる。
【0015】以下に、めっき液の具体的な薬品種とその
最適濃度範囲について説明する。なお、本発明のめっき
液には、これらの薬品種の他に、めっき液調整用などと
して各種の薬液を添加することもできる。 (1)+2価錫イオン +2価錫イオン濃度については、0.05mol/l未
満となるか、あるいは0.3mol/lを超えるかする
と、形成されるめっき皮膜にピンホールが増加し、十分
な耐食性が得られなくなる。なお、+2価錫イオンの供
給源としては、例えば、硫酸第一錫や塩化第一錫などが
ある。
【0016】(2)チオ尿素 チオ尿素は、被めっき材である銅とチオ錯体を形成する
ことで錫との置換反応を生じさせるものである。この濃
度が低くなると、めっき反応が生じにくくなり、めっき
膜のピンホールが増加するため、濃度の下限値は0.5
mol/lが妥当である。この一方で、濃度を高めすぎ
てもめっき膜のピンホールが増加してしまうため、結果
的にめっき液のチオ尿素の濃度は0.5〜2.0mol
/lの範囲が適している。
【0017】(3)硫酸 硫酸は、めっき液のpHを下げ、錫イオンの溶解度を上
げると共に錫イオンを+2価の状態で保つはたらきがあ
ることが一般的に知られているが、本発明者らは、この
他にも、硫酸がめっき皮膜のピンホールを抑制する効果
を有すること、その効果は0.5mol/l〜2.0m
ol/lの濃度範囲で認められることを見出した。しか
しながら、濃度を高めすぎると、チオ尿度の分解反応に
より、めっき液から高濃度の硫化水素ガスが発生し、作
業環境面での問題が生じ易いので、硫酸濃度は0.8m
ol/l以上1.5mol/l以下とするのがさらに好
ましい。
【0018】(4)アルキルベンゼンスルホン酸 本発明者らは、また、芳香族スルホン酸の中でも特にア
ルキルベンゼンスルホン酸が0.05〜2.0mol/
lの濃度範囲でめっき液中に存在すると、めっき膜のピ
ンホールを低減するのに有効であることを見出し、この
効果は、アルキル基の炭素数の合計が1以上6以下のア
ルキルベンゼンスルホン酸と下記に示すような比較的疎
水性の非イオン界面活性剤とが、めっき液中に共存する
条件下で一層高められることを究明した。主な有用化合
物としては、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン
酸、キシレンスルホン酸などがあり、0.2〜0.5m
ol/lの濃度範囲で最もピンホール低減ができる。な
お、アルキルベンゼンスルホン酸について、従来の無電
解錫めっき液にも芳香族スルホン酸を含むものがある
が、それらは、+2価錫イオンの安定剤(沈殿防止)と
して添加されており、本発明とは添加の目的が異なる。
【0019】(5)非イオン界面活性剤 非イオン界面活性剤は、めっき膜の光沢剤として用いら
れるのが一般的であるが、本発明者らの研究により、非
イオン界面活性剤は、上述のように、上記アルキルベン
ゼンスルホン酸との相互作用により、めっき膜のピンホ
ールを形成しにくくするはたらきを有することが明らか
となった。しかも、非イオン界面活性剤の中でも、親水
性部と親油性部のバランスを表すHLB値が15以下の
比較的親油性の非イオン界面活性剤(例えば、ポリオキ
シエチレンンノニルフェニルエーテルあるいはその誘導
体)がピンホールの形成を抑制する作用のあることが明
らかとなった。但し、HLB値が10未満のものは、め
っき液に添加した際に分離する(溶解しない)ため、実
際に使用できる非イオン界面活性剤はHLB値が10以
上のものである。
【0020】HLB値とは、親水親油バランス(hydrop
hile-lypophile balance)のことをいい、界面活性剤の
分子がもつ親水性と親油性の相対的な強さのバランスを
数量的に表わしたものである。HLBはAtlas社のGriff
in氏によって実験的に出されたものであり、HLBが未
知のものに対してはそれが既知のものを用いれば実験的
に算出することもでき、また、化学構造が既知の場合に
は近似値を求めることもできる。例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルやポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステルなどのように親水部分が酸化エチレンより成って
いるものについては、HLB=(分子中の酸化エチレン
の重量%)/5で近似値を求めることができる。
【0021】添加濃度に関しては、0.5g/l以上で
あれば十分な効果が認められるが、5g/lを超える濃
度にしてもそれ以上の効果は期待できず、コストアップ
を招くだけである。この一方で、非イオン界面活性剤の
添加量が増加すると、めっき液の発泡性が高くなるた
め、銅管内にめっき液を流通せしめた際に、管内に気泡
が溜まりやすくなり、めっき膜の形成されない部分が生
じるおそれがある。このことからも、非イオン界面活性
剤の添加量は5g/l以下とするのがよく、好ましい範
囲は、1〜2g/lである。なお、非イオン界面活性剤
として用いられる主なものとしては、ノニポール(商品
名;三洋化成)、エマルゲン(商品名;花王)、ノニオ
ン(商品名;日本油脂)などが挙げられる。
【0022】(6)有機カルボン酸 有機カルボン酸は、めっき液中の錫イオンあるいはめっ
き反応で溶解した銅イオンの錯化剤であり、めっき液中
で両イオンを安定して存在させる働きがある。この効果
は0.05mol/l以上の濃度で認められるが、逆に
高濃度にし過ぎると、めっき膜にピンホールが形成され
やすくなるため、濃度範囲は0.05〜1.0mol/
lとする必要があり、好ましくは0.1〜0.4mol
/lとする必要がある。有機カルボン酸の例としては、
マロン酸、グリシン、酒石酸、クエン酸、EDTAなど
があげられ、中でも酒石酸、クエン酸、EDTAは、取
り扱い性あるいは錫および銅イオンとの錯化力が強いた
め、これらを用いるのが好ましい。
【0023】(7)リン酸化合物 リン酸化合物は錫イオンの酸化を防止し、液中への沈殿
を抑制する働きがあり、その効果は0.01mol/l
以上の濃度で認められる。ただ、その効果は濃度に単純
に比例するわけではなく、しかも濃度を高めていくとめ
っき液中にチオ尿素の分解に伴う硫化物の沈殿を析出さ
せやすくなってしまうことから、その濃度は1.0mo
l/l以下に調整する必要がある。但し、効果の持続を
考慮する必要があるので、好ましい濃度範囲は0.1〜
0.5mol/lである。なお、リン酸化合物として
は、次亜リン酸またはその塩を用いることができる。
【0024】
【実施例】
[実施例1]長さ80mm×幅20mm×厚さ0.5m
mのリン脱酸銅板を被めっき処理材とし、脱脂、ソフト
エッチングをした後、80℃に温度調整した各組成(表
1)の無電解錫めっき液1l中に10分間浸潰し、膜厚
1μm前後の錫めっき膜を形成させた。
【0025】
【表1】
【0026】上記の試料について、めっき膜の品質とそ
の耐食性能について評価した(表2)。
【0027】
【表2】
【0028】評価方法を以下に示す。 めっき膜厚 めっきした試料を3%過酸化水素水(6vol%)を含
有する60℃の塩酸(15vol%)溶液中で溶解し、
原子吸光光度法にて錫濃度を測定した。そして、この錫
濃度測定値を錫の密度および試料の表面積値から膜厚に
換算した。
【0029】ピンホール密度 銅の溶解速度が2g/h、錫の溶解速度が6mg/hと
なるように、アンモニア水(30%)、過硫酸アンモニ
ウム、イオン交換水をそれぞれ2:1:4.7の割合で
混合した溶液中に、試料を室温で60分間浸潰し、めっ
き膜にピンホールが存在するところのみ下地の銅を溶解
させた。水洗、乾燥した後、下地が溶解して密着力の低
下した部分のめっき膜をテープ(ニットーNo.B−3
1)で剥離させ、めっき膜の剥離した部分(銅の露出
部)の数を実体顕微鏡(×20)で数えた。
【0030】耐食性評価1(孔食) 耐食性は定電位電解試験により評価した。各試料を名古
屋市上水中で200mV vs.SCEに定電位電解
し、これを3日間続けた。そして、試料に腐食が生じた
場合には×、腐食が認められない場合には○とした。
【0031】耐食性評価2(潰食) 名古屋市上水中にCl- 濃度が100ppmになるよう
NaClを添加し、さらにフタル酸水素カリウムにてp
Hを6〜6.5に調整した。この溶液を60℃に温度調
整した状態で、流速10m/sのジェット流を試料表面
に直角に30日間当て続けた。ジェット流の噴出孔の直
径は1.5mmで、噴出孔と試料表面までの距離は2m
mとした。そして、試料に腐食が生じた場合には×、腐
食が認められない場合には○とした。
【0032】[実施例2]表3に示す組成を基本組成と
し、このうちのアルキルベンゼンスルホン酸の薬品種と
非イオン界面活性剤のHLB値を表4のように変化させ
ためっき液を調整した。
【0033】
【表3】 <基本組成> 硫酸第一錫 ;0.lmol/l チオ尿素 ;1.2mol/l 硫酸 ;0.9mol/l 次亜リン酸ナトリウム ;0.2mol/l クエン酸 ;0.lmol/l アルキルベンゼンスルホン酸 ;0.2mol/l 非イオン界面活性剤 ;1g/l
【0034】
【表4】 *ベンゼン環の側鎖のアルキル基の炭素数合計
【0035】これらのめっき液を外径15.88mm×
肉厚0.71mm×長さ100mのコイル状のリン脱酸
銅管内に70〜80℃の温度範囲で10分あるいは60
分通液し、管内に膜厚0.8μm前後あるいは2.2μ
m前後の錫めっき膜を形成させた。めっき処理した試料
は、長さ80mmに切断、半割りして、銅の露出部をシ
リコーンでマスキングした後、実施例1と同じ方法で評
価した。この評価結果を表5に示す。
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る製法
によれば、めっき膜が薄くてもピンホールが形成されに
くい。従って、本発明は高耐食性内面錫めっき銅管の製
造に適しており、産業上極めて有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のものを含有する無電解錫めっき液
    を銅管内に通液せしめて当該管内表面に錫めっき膜を形
    成させることを特徴とする内面錫めっき銅管の製造方
    法。 +2価Snイオン:0.05〜0.3mol/l、 チオ尿素:0.5〜2.0mol/l、 硫酸:0.5〜2.0mol/l、 アルキルベンゼンスルホン酸:0.05〜2.0mol
    /l、及び、 非イオン界面活性剤:0.5〜5.0g/l。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内面錫めっき銅管の製造
    方法において、前記無電解錫めっき液中に、更に、リン
    酸化合物:0.01〜1.0mol/l、及び/又は、
    有機カルボン酸:0.05〜1.0mol/lを含有す
    る無電解錫めっき液を用いることを特徴とする内面錫め
    っき銅管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記無電解錫めっき液中のアルキルベン
    ゼンスルホン酸のアルキル基の炭素数が1乃至6である
    ことを特徴とする請求項2記載の内面錫めっき銅管の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記無電解錫めっき液中の非イオン界面
    活性剤のHLBが10乃至15であることを特徴とする
    請求項1から3いずれか記載の内面錫めっき銅管の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008045868A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 給湯機用熱交換器及びその製作方法
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