JP2005248367A - 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法 - Google Patents

抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005248367A
JP2005248367A JP2004059911A JP2004059911A JP2005248367A JP 2005248367 A JP2005248367 A JP 2005248367A JP 2004059911 A JP2004059911 A JP 2004059911A JP 2004059911 A JP2004059911 A JP 2004059911A JP 2005248367 A JP2005248367 A JP 2005248367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber fabric
represented
epoxy compound
cellulosic fiber
polyphenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004059911A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshida
耕二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ito En Ltd
Unitika Textiles Ltd
Original Assignee
Ito En Ltd
Unitika Textiles Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ito En Ltd, Unitika Textiles Ltd filed Critical Ito En Ltd
Priority to JP2004059911A priority Critical patent/JP2005248367A/ja
Publication of JP2005248367A publication Critical patent/JP2005248367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

【課題】洗濯などによる性能の劣化が非常に少なく、また風合いの低下が少なく、吸水性に優れた抗菌防臭性を有するセルロース系繊維布帛およびその製造方法を提供する。
【解決手段】セルロース系繊維布帛とポリフェノール層との間にエポキシ系化合物を介在させて共有結合させてなり、JIS L−1902に記載されている抗菌性の数値である静菌活性値が2.2以上の性能を有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、セルロース系繊維布帛にポリフェノールとエポキシ系化合物により風合いの低下が少なく、吸水性に優れた抗菌防臭性を有するセルロース系繊維布帛およびその製造方法に関するものである。
従来、カテキンを繊維布帛に結合固着する技術としては、特許文献1に開示されているように、グリオキザール系樹脂、あるいはポリアミド系樹脂を固結剤として用いて、ポリフェノールを繊維に固着あるいは結合させるようにしたものが知られている。
特開平8−296173号公報
グリオキザール系樹脂を固結剤として用いた場合、グリオキザール系樹脂とポリフェノールとが共有結合するので、洗濯によるポリフェノールの脱落を抑制することができるが、繊維布帛を、ポリフェノールとグリオキザール系樹脂を含む処理液で処理した後の乾燥および/または熱処理において、グリオキザール系樹脂はその構造上、グリオキザールの−OHがセルロースとの反応で消滅してしまうため、セルロース系繊維の吸水性を低下させるとともに、遊離アルデヒド(ホルムアルデヒドなど)が発生するという問題がある。また、グリオキザール系樹脂は繊維分子間を架橋してしまうので、繊維の可撓性(フレキシビリティー)が低下し、引張り強力が低下するという問題がある。
一方、ポリアミド系樹脂を固結剤として用いた場合、ポリフェノールとは共有結合しないので洗濯を繰り返すことで容易にポリアミド系樹脂とポリフェノールが脱落するという問題がある。また、より強固にポリフェノールを固着させようとすると、ポリアミド系樹脂の使用量が増え、布帛の風合いを低下(硬く)させてしまうという問題がある。なお、ポリアミド系樹脂は、繊維布帛を、ポリフェノールとポリアミド系樹脂を含む処理液で処理した後の乾燥および/または熱処理において遊離アルデヒド(ホルムアルデヒドなど)が発生しないものの、布帛の吸水性については、ポリアミド系樹脂はその分子中に−OH基(水酸基)を持たないので吸水性に劣るという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、ポリフェノールおよびセルロースと共有結合することが可能で、セルロースを疎水化させず吸水性に優れ、遊離アルデヒドを発生させず、風合い低下の少ない薬剤について検討したところ、ポリフェノールおよびセルロースと共有結合することが可能であるエポキシ基を持ち、またOHを数多く持ち遊離アルデヒドを発生する反応基を持たないエポキシ系化合物を使用することを見出した。そこで、本発明は、洗濯などによる性能の劣化が非常に少なく、また風合いの低下が少なく、吸水性に優れた抗菌防臭性を有するセルロース系繊維布帛およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のセルロース系繊維布帛は、セルロース系繊維布帛とポリフェノール層との間にエポキシ系化合物を介在させて共有結合させてなり、JIS L−1902に記載されている抗菌性の数値である静菌活性値が2.2以上の性能を有することを特徴とする。
請求項2に記載のセルロース系繊維布帛は、エポキシ系化合物として、ジエチレングリコールグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化1)で示されるnが1から22で示される溶液、またはポリグリセロールポリグリシジルエーテル化合物(化2)で示されるnが2から10で示される溶液、またはグリセロールポリグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化3)で示される化合物を含む溶液の1種または2種以上の溶液を用いることを特徴とする。
Figure 2005248367
Figure 2005248367
Figure 2005248367
請求項3に記載のセルロース系繊維布帛の製造方法は、セルロース系繊維布帛にポリフェノールおよびエポキシ系化合物を含有している水溶液を含浸させて絞り、その後乾燥、熱処理することを特徴とする。
請求項4に記載のセルロース系繊維布帛の製造方法は、エポキシ系化合物として、ジエチレングリコールグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化4)で示されるnが1から22で示される溶液、またはポリグリセロールポリグリシジルエーテル化合物(化5)で示されるnが2から10で示される溶液、またはグリセロールポリグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化6)で示される化合物を含む溶液の1種または2種以上の溶液を用いることを特徴とする。
Figure 2005248367
Figure 2005248367
Figure 2005248367
以上のように、本発明のセルロース系繊維布帛およびその製造方法は、セルロース系繊維布帛にポリフェノールを付着させるに際し、セルロース系繊維布帛とポリフェノール層との間にエポキシ系化合物を介在させて共有結合させていることにより、洗濯などによる性能の劣化が非常に少なく、またグリオキザール系樹脂やポリアミド系樹脂を使用しないために繊維の強力の劣化、風合いの変化が少なくまた、吸水性も阻害されず遊離アルデヒドの発生もない抗菌防臭セルロース系繊維布帛を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、具体的に説明する。
本発明ではセルロース系繊維布帛にポリフェノールおよびエポキシ系化合物を含有している水溶液を含浸させて絞り、その後乾燥、熱処理することにより、セルロース系繊維布帛と反応させる。
セルロース系繊維布帛としては、木綿、麻、再生セルロース繊維、溶剤紡糸セルロース繊維などからなる布帛が挙げられる。また、以上のセルロース系繊維と他種繊維とを混合使用(混紡、混繊、交織、交編)して得られる織物、編み物なども含まれ、上記の他種繊維としては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ビニロン、羊毛、絹、ポリ乳酸繊維、アセテートなどからなる繊維が挙げられる。混合使用の混率としては有効な性能を得るためには少なくともセルロース系繊維含有量が30%以上であることが好ましい。もちろんセルロース系繊維100%でもかまわない。
ここでいうポリフェノールとは、分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物を指し、フラボノイド系、フェニルカルボン酸系、リグナン系、クルクミン系またはクマリン系の何れのポリフェノールでも使用可能である。本発明では、コストおよび取り扱いの容易さから、主としてカカオ、茶、果実またはフシなどの植物から抽出されたフラボノイド系もしくはフェニルカルボン酸系のポリフェノールが好ましく用いられる。
フラボノイド系のポリフェノールとしては、フラボン酸のアピゲニン、クリシンおよびルテオリンなど、フラボノール類のガランギン、ケルセチンおよびケンフェロールなど、イソフラボン類のダイゼノンおよびゲニステインなど、カテキン類のD−カテキン、L−エピカテキンおよびL−エピガロカテキンなど、フラバノン類のナリンゲニンおよびヘスペレチンなど、アントシアニジン類のシアニジンおよびデルフィニジンなど、さらには前記カテキン類が縮合した縮合型タンニンであるプロアントシアニジン類(いわゆるワインタンニン)などが例示される。
一方、フェニルカルボン酸系のポリフェノールとしては、没食子酸の糖エステルである加水分解性タンニンや該加水分解性タンニンを加水分解して得られるタンニン酸などのガロタンニン類、同じく前記加水分解性タンニンを加水分解して得られるゲラニインなどのエラジタンニン類が例示される。本発明で使用されるポリフェノールとしては、これらの物質の1種もしくはそれらの混合物を使用すれば良い。
エポキシ化合物としてはポリエチレングリコールジグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化7)で示されるnが1から22で示される溶液、またはポリグリセロールポリグリシジルエーテル化合物(化8)で示されるnが2から10で示される溶液または、グリセロールトリグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化9)で示される化合物を含む溶液の1種または2種以上の溶液を使用すれば良いが、セルロース系繊維布帛とポリフェノールとの結合や加工後のセルロース系繊維布帛の吸水性、風合いなどを考えると(化7)で示されるポリエチレングリコールジグリシジルエーテルおよび(化8)で示されるポリグリセロールポリグリシジルエーテルが好ましく、さらにはそれぞれnが1から5の範囲が好ましい。
Figure 2005248367
Figure 2005248367
Figure 2005248367
併用する触媒としては、有機アミン塩や金属塩、塩化マグネシウム、硝酸亜鉛、ホウフッ化亜鉛、硝酸マグネシウム、塩化亜鉛などの金属、有機酸またはアルカリを使用できるが、一般には酸触媒でいえばホウフッ化亜鉛、ホウフッ化マグネシウムなどの強酸性金属塩が使用される。また、必要に応じて風合い向上剤を使用することができる。風合い向上剤としてはラノリン、多価アルコールエステル・ポリアミド配合品、ポリオレフィン系、シリコン系の柔軟剤を挙げることができる。
上記のポリフェノールおよびエポキシ系化合物をセルロース系繊維布帛に付与するには、まず、ポリフェノールおよびエポキシ系化合物を水に溶解し、必要に応じて、触媒、柔軟剤、浸透剤を混合した水溶液を調整する。ポリフェノール、エポキシ系化合物含有溶液に浸透したセルロース系繊維布帛はマングルにより絞られ、シュリンクサーファーまたは、ピンテンターで乾燥、その後上記エポキシ系化合物の反応温度以上で熱処理してセルロース系繊維布帛とポリフェノールをエポキシ系化合物で共有結合させる熱処理が施される。セルロース系繊維布帛に付与するポリフェノールの量であるが、0.02〜5%owfの範囲が好ましい。0.02%owf未満であると加工の目的とする抗菌防臭性が得られず、また5%owfを超えると良好な抗菌防臭性は得られるものの加工後の繊維布帛の変色が大きく、且つ耐光堅牢度が低下する。乾燥温度としては繊維布帛が乾燥する温度、時間であれば良いが、生産性を考えると100〜150℃が好ましい。熱処理温度としては100〜200℃が望ましいが、さらに好ましくは130〜180℃である。熱処理温度が100℃未満になるとエポキシ系化合物の反応が起こらず、200℃を超えると繊維布帛が熱により黄変、脆化し、またポリフェノールが変質し、抗菌防臭性が低下するため好ましくない。未反応のポリフェノールを脱落させるために湯洗処理を行なうのが好ましい。
上記したように、ポリフェノールとエポキシ系化合物の水溶液をセルロース系繊維布帛に含浸させて絞り、その後乾燥、熱処理することで、セルロース(Cell)の水酸基とポリフェノールがエポキシ系化合物により(化10、11)に例示されるように共有結合する。その結果、風合いの変化が少なく、吸水性が0.5〜10秒と優れ、遊離アルデヒドが検出されず、洗濯耐久性に優れたJIS L−1902の統一試験法(定量法)による静菌活性値が抗菌防臭に効果がある2.2以上のポリフェノールを使用した抗菌防臭セルロース系繊維布帛を得ることができる。なお、(化10、11)ではポリフェノールとしてカテキンを用いた例を示す。
Figure 2005248367
Figure 2005248367
以下、実施例に基づきさらに詳しく説明する。また、抗菌性、吸水性、遊離ホルムアルデヒド、耐光堅牢度については以下の方法で試験した。
1)抗菌性 JIS L−1902の統一試験法(繊維製品衛生加工協議会認定の抗菌効果試験方法)により静菌活性値を測定し、抗菌性能を評価した。評価にあたっては、使用菌株として、Staphylococcus aureus ATCC 6538P(黄色葡萄状球菌)を用いた。すなわち、バイアル瓶に入れた減菌済試料0.4gに静菌数を1±0.3×10に調整した菌液0.2ミリリットルをできるだけ均一に接種し、37℃で18時間培養する。ツイン80を0.2%添加した生理食塩水20ミリリットルを加えて攪拌し、菌を洗い出す。10倍希釈系列を作成してニュートリエント寒天培地と混釈し、37℃で24時間以上培養してコロニー数を数え、静菌数を求めた。静菌活性値の計算としては、標準試料および試験試料について、上記試験をそれぞれ行ない、下式から静菌活性値を求めた。なお、標準試料としては、ナイロン標準白布を用いた。
静菌活性値=logB−logC
ただし、
B;標準試料の18時間培養後、回収した菌数
C;試験試料の18時間培養後、回収した菌数
2)吸水性 JIS L−1096 滴下法
3)遊離ホルムアルデヒド量 JIS L−1041、JIS L−1096 アセチルアセトン法
実施例1
ポリエステル65%、綿35%よりなる紡績糸(34番手双糸)を用い、経密度115本/吋、緯密度56本/吋で製織した綾織物を公知の方法で精練、漂白、シルケットを行なった後、下記薬剤の水溶液にマングルにてピックアップ70%でパッドし、シュリンクサーファーにて130℃1分で乾燥し、引き続きピンテンターにて150℃3分熱処理を実施し、実施例1のサンプルを得た。
薬剤 テアフラン30E(カテキン (株)伊藤園社製) 5g/リットル
デナコールEX851
(エポキシ樹脂 ナガセケムテックス(株)製) 50g/リットル
ホウフッ化亜鉛(触媒 キシダ化学(株)製) 5g/リットル
エルソフトN190(脂肪族系柔軟剤 一方社油脂工業(株)製) 10g/リットル
次に、アクリル系樹脂バインダー法およびグリオキザール系樹脂法によって比較例1、2を得た。
比較例1
薬剤 テアフラン30E(カテキン (株)伊藤園社製) 5g/リットル
スミテックスレジンNS-11
(グリオキザール系樹脂 住友化学(株)製) 50g/リットル
スミテックスレジンX80(触媒 住友化学(株)製) 15g/リットル
エルソフトN190(脂肪族系柔軟剤 一方社油脂工業(株)製) 10g/リットル
比較例2
薬剤 テアフラン30E(カテキン (株)伊藤園社製) 5g/リットル
BR700(アクリル樹脂バインダー 新中村化学(株)製) 50g/リットル
エルソフトN190(脂肪族系柔軟剤 一方社油脂工業(株)製) 10g/リットル
上記した実施例1、比較例1、2のサンプルの未洗時およびJIS L−0217 103法に基づく家庭洗濯10洗後の抗菌性(静菌活性値)と、滴下法に基づく吸水性(秒)と、遊離ホルムアルデヒド量(ppm)を比較して表1に示す。
Figure 2005248367
表1から明らかなように、セルロース系繊維布帛にポリフェノールおよびエポキシ系化合物を含有している水溶液を含浸させて絞り、その後乾燥、熱処理した実施例1では比較例1、2に対して、遊離ホルムアルデヒド量が検出されず、吸水性を阻害しない洗濯耐久性に優れた抗菌防臭性の優れたセルロース系繊維布帛が得られた。なお、表1においては引裂き強力〔JIS L−1096 8.15.5 D法(ペンジュラム法)に準拠〕の結果も示しており、本発明によって得られたセルロース系繊維布帛はグリオキザール系樹脂を使用したものに比べ引裂き強力に優れていることが分かる。
実施例2
綿100%よりなる紡績糸(40番手単糸)を用い、経密度130本/吋、緯密度70本/吋で製織した平織物を使用する以外は実施例1と同様の方法で実施例2のサンプルを得た。
比較例3
綿100%よりなる紡績糸(40番手単糸)を用い、経密度130本/吋、緯密度70本/吋で製織した平織物を使用する以外は比較例1と同様の方法で比較例3のサンプルを得た。
上記した実施例2、比較例3のサンプルの未洗時およびJIS L−0217 103法に基づく家庭洗濯10洗後の抗菌性(静菌活性値)と、滴下法に基づく吸水性(秒)と、遊離ホルムアルデヒド量(ppm)ならびに引裂き強力を比較して表2に示す。
Figure 2005248367
表2から明らかなように、実施例2では比較例3に対して、遊離ホルムアルデヒド量が検出されず、吸水性を阻害しない洗濯耐久性に優れた抗菌防臭性の優れたセルロース系繊維布帛が得られた。また、引裂き強力においても実施例2は比較例3に比べて優れていることが分かる。

Claims (4)

  1. セルロース系繊維布帛とポリフェノール層との間にエポキシ系化合物を介在させて共有結合させてなり、JIS L−1902に記載されている抗菌性の数値である静菌活性値が2.2以上の性能を有することを特徴とするセルロース系繊維布帛。
  2. エポキシ系化合物として、ジエチレングリコールグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化1)で示されるnが1から22で示される溶液、またはポリグリセロールポリグリシジルエーテル化合物(化2)で示されるnが2から10で示される溶液、またはグリセロールポリグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化3)で示される化合物を含む溶液の1種または2種以上の溶液を用いることを特徴とする請求項1記載のセルロース系繊維布帛。
    Figure 2005248367
    Figure 2005248367
    Figure 2005248367
  3. セルロース系繊維布帛にポリフェノールおよびエポキシ系化合物を含有している水溶液を含浸させて絞り、その後乾燥、熱処理することを特徴とするセルロース系繊維布帛の製造方法。
  4. エポキシ系化合物として、ジエチレングリコールグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化4)で示されるnが1から22で示される溶液、またはポリグリセロールポリグリシジルエーテル化合物(化5)で示されるnが2から10で示される溶液、またはグリセロールポリグリシジルエーテルのエポキシ系化合物(化6)で示される化合物を含む溶液の1種または2種以上の溶液を用いることを特徴とする請求項3記載のセルロース系繊維布帛の製造方法。
    Figure 2005248367
    Figure 2005248367
    Figure 2005248367
JP2004059911A 2004-03-04 2004-03-04 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法 Pending JP2005248367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004059911A JP2005248367A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004059911A JP2005248367A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005248367A true JP2005248367A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35029119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004059911A Pending JP2005248367A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005248367A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012233275A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Unitika Ltd 抗菌性セルロース系不織布の製造方法
JP2013518044A (ja) * 2010-01-21 2013-05-20 ザ ユニバーシティ オブ サウス ダコタ 次亜ハロゲン化物塩を送達するためのポリマーシステム
CN108914577A (zh) * 2018-07-12 2018-11-30 合肥连森裕腾新材料科技开发有限公司 一种抗菌纳米植物纤维材料
CN113527239A (zh) * 2021-06-29 2021-10-22 安徽三宝棉纺针织投资有限公司 一种酮酐-多酚酸活性氧分子整理剂的制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0782663A (ja) * 1993-09-10 1995-03-28 Zeneka Kk 抗菌性繊維の製造方法
JPH0813341A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Fuji Spinning Co Ltd セルロース系布帛の加工法
JPH08296173A (ja) * 1995-04-28 1996-11-12 Marujiyuu:Kk 抗菌性繊維品類
JPH11302975A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Unitika Ltd 消臭繊維および繊維の消臭加工方法
JP2000290872A (ja) * 1999-04-07 2000-10-17 Shizuoka Prefecture 抗酸化性を有する綿とその製造方法
JP2001234471A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Shizuoka Prefecture セルロース系繊維の加工方法
JP2001329463A (ja) * 2000-04-07 2001-11-27 Sakaren Kk 繊維製品類の抗菌加工方法
JP2002004172A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Shikibo Ltd 消臭性に優れたセルロース繊維又は繊維製品
JP2003013372A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Sankoo Kogyo Kk シート状内装材の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0782663A (ja) * 1993-09-10 1995-03-28 Zeneka Kk 抗菌性繊維の製造方法
JPH0813341A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Fuji Spinning Co Ltd セルロース系布帛の加工法
JPH08296173A (ja) * 1995-04-28 1996-11-12 Marujiyuu:Kk 抗菌性繊維品類
JPH11302975A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Unitika Ltd 消臭繊維および繊維の消臭加工方法
JP2000290872A (ja) * 1999-04-07 2000-10-17 Shizuoka Prefecture 抗酸化性を有する綿とその製造方法
JP2001234471A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Shizuoka Prefecture セルロース系繊維の加工方法
JP2001329463A (ja) * 2000-04-07 2001-11-27 Sakaren Kk 繊維製品類の抗菌加工方法
JP2002004172A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Shikibo Ltd 消臭性に優れたセルロース繊維又は繊維製品
JP2003013372A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Sankoo Kogyo Kk シート状内装材の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518044A (ja) * 2010-01-21 2013-05-20 ザ ユニバーシティ オブ サウス ダコタ 次亜ハロゲン化物塩を送達するためのポリマーシステム
US9700040B2 (en) 2010-01-21 2017-07-11 The University Of South Dakota Polymeric systems for delivering hypohalide salts
JP2012233275A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Unitika Ltd 抗菌性セルロース系不織布の製造方法
CN108914577A (zh) * 2018-07-12 2018-11-30 合肥连森裕腾新材料科技开发有限公司 一种抗菌纳米植物纤维材料
CN113527239A (zh) * 2021-06-29 2021-10-22 安徽三宝棉纺针织投资有限公司 一种酮酐-多酚酸活性氧分子整理剂的制备方法
CN113527239B (zh) * 2021-06-29 2023-01-13 安徽三宝棉纺针织投资有限公司 一种酮酐-多酚酸活性氧分子整理剂的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4336562B2 (ja) 竹を原料として製造された竹パルプから抗菌性を有するセルロース繊維を製造する方法
Kim et al. Durable antimicrobial finishing of nylon fabrics with acid dyes and a quaternary ammonium salt
El-Shafei et al. Herbal extract as an ecofriendly antibacterial finishing of cotton fabric
KR20200024961A (ko) 항균성을 갖는 텍스타일
CN1274026A (zh) 抗菌性纤维的制造方法
CN110406215B (zh) 一种全降解抗菌无纺布
Qin et al. Structure and properties of Cu (II) complex bamboo pulp fabrics
JP2005248367A (ja) 抗菌防臭セルロース系繊維布帛およびその製造方法
CN110725128B (zh) 一种防紫外、抗菌生物质纤维pa56面料的制备方法及其应用
JP5865647B2 (ja) 防汚制菌性布帛およびその製造方法
KR102181905B1 (ko) 세탁용 이염 방지 살균 티슈의 제조방법 및 그 방법에 의한 티슈
JP5025507B2 (ja) ノロウイルスを不活化する性能を備えた繊維又は繊維製品及びその製造方法
CN110396769B (zh) 全降解医疗卫生用无纺布材料
JP2009074200A (ja) 改質セルロース系繊維材料の製造方法
JP5051060B2 (ja) ポリエステル系繊維の製造方法
JPH08325831A (ja) 改質再生セルロース繊維
JP2008156787A (ja) 抗酸化抗菌性繊維
JP4737801B2 (ja) 消臭性に優れたセルロース繊維又は繊維製品
CN103261509B (zh) 聚酯系纤维结构物的加工剂及使用该加工剂的聚酯系纤维结构物的制造方法
JP2946339B2 (ja) 繊維に耐久的消臭性を付与する方法
JP2001329463A (ja) 繊維製品類の抗菌加工方法
JP2006225780A (ja) 抗菌性繊維
JP7259150B2 (ja) 抗菌及び抗ウイルス加工剤及びそれによる加工品
KR0178127B1 (ko) 천연섬유 재료의 항균 및 소취 가공 방법
JP5142698B2 (ja) ノロウイルスを不活化する性能を備えた繊維又は繊維製品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051212

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080321

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090908

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091102

A521 Written amendment

Effective date: 20091106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100120

A521 Written amendment

Effective date: 20100121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02