JPH0813341A - セルロース系布帛の加工法 - Google Patents

セルロース系布帛の加工法

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JPH0813341A
JPH0813341A JP16735594A JP16735594A JPH0813341A JP H0813341 A JPH0813341 A JP H0813341A JP 16735594 A JP16735594 A JP 16735594A JP 16735594 A JP16735594 A JP 16735594A JP H0813341 A JPH0813341 A JP H0813341A
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JP
Japan
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chitosan
weight
fabric
cloth
aqueous solution
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Application number
JP16735594A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yabe
博昭 谷邊
Itsuo Kurahashi
五男 倉橋
Kenichi Okabayashi
健一 岡林
Tamotsu Goishibara
保 後石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Spinning Co Ltd
Original Assignee
Fuji Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に毒性がなく、しかも安全性が極めて高
く耐久性に富む抗菌防臭性を有し、風合い,吸水性,染
色堅牢度に優れた一般衣料材料,衣料衛生材,生活関連
材,寝装材などの素材として好適なセルロース系布帛の
加工法を提供する。 【構成】 セルロース系布帛にキトサン酸性溶液を含浸
させ、次いで塩基性溶液で処理して、布帛にキトサンを
凝固再生することにより付着せしめ、更に多官能エポキ
シ化合物で架橋処理する方法に関する。該セルロース系
布帛は、あらかじめ染色しておくか、或いはキトサン凝
固付着後に、または更に多官能エポキシ化合物で架橋処
理後に染色することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性に富む抗菌防臭
性を有し、しかも、吸水性,風合い,染色堅牢度等に優
れた性能を具備したセルロース系布帛の加工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セルロース系布帛は、合成繊
維に較べて良好な吸湿性及び風合いを示すので、衣料用
素材として広く使用されている。一方近年健康的で快適
な生活環境作りの必要性から、抗菌防臭加工を施した繊
維製品が数多く提案されている。
【0003】例えば、抗菌性を付与するためにビグアナ
イド化合物,有機シリコン系第四級アンモニウム化合物
を繊維や布帛等の繊維材料に塗布する方法が提案されて
いる。
【0004】又、特公昭63−54013号公報,特開
昭63−175117号公報,特開平1−250413
号公報には、ゼオライトに担持させた抗菌性金属(A
g,Cu,Zn)のイオン的解離により抗菌性を付与す
ることが提案されている。
【0005】しかしながら、これらの方法で得られた繊
維や布帛は、いずれも用いられている抗菌剤が人体に対
して必ずしも安全とは言えず、使用する用途によって
は、人体特に乳幼児などの皮膚の弱い者に対し、カブレ
を生じるなど衛生上問題が多い。このため、人体に対す
る毒性が無く安全性の極めて高いキトサンまたはその誘
導体を繊維材料に固着させ、抗菌防臭製品に適用しよう
とする試みがなされている。
【0006】特開平3−51369号公報には、繊維布
帛の表面に第四級アンモニウム塩基を有するキトサンと
被膜形成能を有する樹脂とを固着させる方法と、キトサ
ンを有機酸または無機酸の水溶液に溶解することによ
り、キトサンを第四級アンモニウム塩化せしめて得た水
溶液に、被膜形成能を有する樹脂を混合し、これを繊維
布帛に付着させ乾燥,熱処理する抗菌性繊維布帛の製造
方法が提案されている。また、特開昭64−61572
号公報には、キトサンをアルデヒド基を有する物質と反
応させて繊維に付着させる方法、又、熱硬化樹脂の硬化
により、繊維に物理的に付着させる方法が開示されてい
る。
【0007】しかしながら、これらの方法は、キトサン
を有機酸又は無機酸に溶解して、水溶性のキトサン塩と
して用いているため、耐久性を保持させるために樹脂と
混合して使用している。このため処理前の布帛の持つ風
合いを著しく損なうとともに、色相の変化を引き起こす
等欠点を有していた。また、布帛繊維とキトサンとを結
合させるために、アルデヒト基を持つ化合物を使用した
場合には、人体特に皮膚の弱い者に対しては、衛生学上
必ずしも良いとは言えない問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体に毒性
がなく、しかも安全性が極めて高く耐久性に富む抗菌防
臭性を有し、風合い,吸水性,染色堅牢度に優れた一般
衣料材料,医療衛生材,生活関連材,寝装材などの素材
として好適なセルロース系布帛の加工法を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のセルロース系布
帛の加工法は、セルロース系布帛にキトサン酸性溶液を
含浸させ、次いで塩基性溶液で処理して、布帛にキトサ
ンを凝固再生することにより付着せしめ、更に多官能エ
ポキシ化合物で架橋処理する方法に関するものである。
本発明において使用するセルロース系布帛は、あらかじ
め染色されたものであってもよく、また、セルロース系
布帛にキトサンを凝固再生することにより付着せしめた
後、染色し或いは本発明方法によって、セルロース系布
帛にキトサンを付着せしめた後、多官能エポキシ化合物
で架橋処理を行った後に染色することもできる。
【0010】本発明のセルロース系布帛とは、綿,レー
ヨン,ポリノジック等セルロース系繊維を単独又は混繊
して得られたセルロース系繊維糸を用いた編織物,セル
ロース系繊維とポリエステル,ナイロン等合成繊維を用
いた編織物を言う。
【0011】キトサンは、主としてカニ,エビ等の甲殻
類の外殻からカルシウム,タンパク質などの夾雑物を酸
およびアルカリ処理等で除去して得られるキチンを、苛
性ソーダで加熱処理することによって脱アセチル化した
分子量数十万のアミノ基を有する塩基性多糖である。
【0012】本発明に用いるキトサンの分子量は、特に
限定はないが、取扱い易さの点で比較的分子量の低い1
〜10万のものが好ましい。また、脱アセチル化度は有
機酸や無機酸への溶解性および抗菌防臭性を考慮して7
0%以上であることが好ましく、更に好ましくは80%
以上が良い。繊維材料へのキトサンの固着は、キトサン
を蟻酸,酢酸,乳酸,クエン酸,アジピン酸,グルコン
酸,酒石酸などの有機酸又は、塩酸,硝酸などの無機酸
に溶解させたキトサン酸性溶液を用い浸漬法,噴霧法,
パッドドライ法等により布帛に付着させる。浸漬時間や
噴霧時間に限定は無く、布帛繊維中にキトサン酸性溶液
が十分しみ込むに足りる時間であれば良い。次いで乾燥
熱処理を行った後、エチレンジアミン,アンモニア,水
酸化カリウム,水酸化ナトリウム等の塩基性水溶液と接
触させて十分キトサンを再生させ中和させた後、中性に
なるまで水洗し乾燥する。本発明においては、キトサン
酸性溶液を布帛に付着させた後、塩基性溶液によってキ
トサンを凝固再生することが、耐久性とキトサンの分子
内アミノ基を利用して架橋剤である多官能エポキシ化合
物を反応させるためには必要である。
【0013】乾燥を行う温度や時間は、布帛の種類や処
理速度等に応じて適宜設定することが出来る。セルロー
ス系布帛へ固着させるキトサンの量は、本発明による処
理後の布帛の有する抗菌性性能と風合い等を考慮すると
布帛重量に対し、0.01〜1.0重量%、好ましくは
0.03〜0.7重量%、更に0.05〜0.5重量%
が好ましい。キトサン固着量は、例えばローラーなどを
用いて絞ることによりビックアップ量を調整することで
行うことが出来る。この範囲の下限を下回ると、布帛に
抗菌防臭性を付与できないと共に、次に行う架橋反応を
十分に進行させ難くなり、結果的に柔軟性や吸水性を十
分付与できないことになる。また、上限を越えると布帛
が硬くなり、後で行う仕上加工によっても風合いを改善
することが出来なくなる。尚、キトサンの固着は、布帛
加工工程の染色前でも、また染色後でも行うことができ
る。
【0014】次いで架橋処理を行うが、架橋剤として
は、エチレングリコールジグリシジルエーテル,ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテル,ソルビトール
ポリグリシジルエーテル,ソルビタンポリグリシジルエ
ーテル,ポリグリセロールポリグリシジルエーテル,ペ
ンタエリスリトールポリグリシジルエーテル,トリジグ
リシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ト,トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル,
ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル,レゾル
シンジグリシジルエーテル,1.6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル,プロピレングリシジルグリコー
ルジグリシジルエーテル,ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテル,ポリテトラメチレングリコールジ
グリシジルエーテル等の多官能エポキシ化合物が挙げら
れる。
【0015】該エポキシ化合物が水に不溶又は溶けにく
い場合には、乳化剤を用いてエマルジョンとして用いる
ことができる。乳化剤は特に限定されるものではなく、
通常用いられているもので、目的に叶うものであればよ
く、例えば三洋化成(株)製の商品名ニューポールPE
−64やPE−68などが挙げられるが、水溶性のポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルが操作が簡便
であることから好ましい。更に言えば、吸水性,風合い
および布帛の引き裂き強力の低下等を考慮すると、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルのエチレング
リコール基が4個以上のものが好ましい。
【0016】キトサン固着布帛に対する架橋剤の処理濃
度は、染色堅牢度の点から、3.25×10-3モル重量
%以上が良く、又多すぎると風合いを損うことから2×
10-2モル重量%以下が好ましい。キトサン固着量と等
モルの架橋剤で処理する場合は、そのまま所望の架橋剤
の乳化液又は水溶液を調整し、該溶液中にキトサンを固
着させたセルロース系布帛を30秒〜1分間浸漬した
後、絞り率80%になるようローラーで絞り、次いで1
00℃でスチーミング処理し、キトサン・セルロース間
を架橋させることもできる。その後、未反応の架橋剤を
洗い落とすため水洗又は湯洗を十分行い、次いでデンタ
ー等に掛け乾燥させる。乾燥温度については特に限定は
無く、十分乾燥するに足るものであればよい。また、キ
トサン固着量に対し過剰の架橋剤で処理する場合には、
セルロースとの反応を促進するため酸性触媒か、または
塩基性触媒を用いる。染色布帛の色調の変退色を防止す
るためには、塩基性触媒、特に水酸化ナトリウムが好ま
しい。触媒量についていえば反応が進行するに十分な量
であればよく、例えば水酸化ナトリウムの場合には、
0.5〜2.0重量%の範囲であれば架橋剤と同浴で用
いることができる。尚、架橋処理は、キトサン固着に続
けて行うことも、キトサン固着後先に染色し、その後で
行うこともできる。
【0017】このようにして得た、即ちセルロース系布
帛にキトサン酸性溶液を含浸させ、次いで塩基性溶液で
処理して、布帛にキトサンを再生凝固付着せしめ、更に
多官能エポキシ化合物で架橋処理した布帛は、通常の仕
上加工を施すことによっても、抗菌性を具備する。ま
た、セルロース系布帛をあらかじめ染色し、または、キ
トサンを凝固再生して布帛に付着せしめた後染色し、或
いは、更に布帛に付着せしめたキトサンに架橋処理を行
った後に染色を行うことによって、独特の風合いを有し
た染色堅牢度に優れたセルロース系布帛を得ることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明は実施例の範囲に限定されるものではな
い。又、抗菌性能,吸水性,風合い,染色堅牢度,物性
は以下の方法で試験した。
【0019】1.抗菌性能 抗菌性を評価する為の試験は、下記の抗菌防臭加工製品
の加工効果評価試験マニュアルに規定されている菌数測
定法(繊維製品衛生加工協議会 昭和63年)によって
行った。
【0020】(菌数測定法)滅菌した液体ブイヨンに下
記の菌を懸濁させ、この液を0.2gの試験片上に0.
2ml接種(菌数は約28万個)し、温度37℃で18
時間培養した後取りだす。培養前後の試験片上の生菌数
を測定し、下記の計算式により菌数の増減値及び増減値
差を算出する。 試験菌;黄色ぶどう状球菌(Staphylococc
us,aureusATCC 6538P(IFO 1
2732)) 試験片質量;0.2g 培養温度・時間;37℃×18時間 洗濯方法;JIS L0217,103号
【0021】
【数1】
【0022】2.吸水性 試料を幅3cm、長さ15cmに切り取り、100ml
のイオン交換水を入れた200mlのビーカーに、その
先端5mmを垂直に1分間漬けた後取り出し、更にガラ
ス板上に1分間放置し十分水を吸上げさせた後、この吸
上げた高さを計測し、3個の値の平均値で示した。
【0023】3.風合い 5人の検査員によって官能検査で調べ、次ぎの基準で判
定した。 5人全員良い;◎,良い4人;○,良い3人;△,良い
2人以下;×,全員悪い;××
【0024】4.染色堅牢度 摩擦(乾,湿) JIS−L0849 耐光 JIS−L0842 20時間露
光 汗(酸,アルカリ) JIS−L0848A法 洗濯 JIS−L0844 酸化窒素ガス JIS−L0855
【0025】5.物性試験 引張強力(緯) JIS−L1096 6.12.1 A
法 引張伸度(緯) JIS−L1096 6.12.1 A
法 引裂強力(緯) JIS−L1096 6.15.5 D
【0026】〈実施例1〉まず、綿織物(目付110g
/m2 ,50番手,経緯密度114本×80本/i
n.)を青色染料(商品名S.B.Blue R SP
L,住友化学(株)製)23.3g/l,赤色染料(商
品名R.B. Red F3B,ヘキスト・ジャパン
(株)製)1.84g/l,黄色染料(商品名R.B.
Yellow GL,ヘキスト・ジャパン(株)製)
1.0g/l,2%アルギン酸ソーダ50.0g/l,
25%第1リン酸4cc/lよりなる水溶液に浸漬後絞
って乾燥する。次いで、芒硝250g/l,ソーダ灰2
0g/l,水酸化ナトリウム(48%)10cc/l,
n−ニトロスルホン酢酸(商品名MSパウダー,明成化
学(株)製)10g/lの水溶液中で100℃で40分
間処理し、絞って乾燥後、商品名アデカノールTS−4
03A(旭電化工業(株)製)2cc/lを加えた水溶
液で90℃,1分間ソーピングを行い乾燥した。
【0027】脱アセチル化度82%,平均分子量10
0,000の低分子量キトサンを用いて、キトサン濃度
が0.06875重量%となるように酢酸水溶液に溶解
してキトサン酢酸塩水溶液50Kgを得た。尚、溶解に
用いた酢酸量はキトサン量の1/2量とした。該キトサ
ン酢酸塩溶液に、上記のように染色した綿織物50メー
トル(幅1m)を30秒間浸漬させ、絞り率80%にな
るようにマングルで絞った。
【0028】次いで、該キトサン酢酸塩付着織物をテン
ターに仕掛け120℃,70m/分の速度で2分間通
し、キトサン酢酸塩を布に乾燥固着させた後、2%苛性
ソーダ溶液に30秒間浸漬しキトサン酢酸塩を処理して
キトサンに再生させ、更に中性になるまで十分水洗後同
様にして乾燥しキトサン固着織物を得た。該織物のキト
サン固着量を重量法で確認したところキトサンが織物重
量に対し、0.05重量%固着していた。そして該織物
を10mずつ5等分した。次ぎに0.5重量%水酸化ナ
トリウム水溶液に、架橋剤としてナガセ化成工業(株)
製,商品名デナコールEX−821(エポキシ当量=1
95)をそれぞれ2.50×10-3モル重量%,3.2
5×10-3モル重量%,1.50×10-2モル重量%,
2.00×10-2モル重量%,2.50×10-2モル重
量%の濃度になるよう溶解して各50Kgの架橋剤水溶
液を準備した。
【0029】該架橋剤水溶液に、先にキトサンを固着さ
せ5等分した各10m長の織物を各架橋剤濃度水溶液に
30秒間浸漬し、次いでローラーで絞り率80%になる
よう絞った後、100℃で4分間スチーミング処理しキ
トサン及びキトサンとセルロースとを架橋結合させた。
そして、未反応のエポキシ化合物を洗い落とすため水で
十分洗浄したのちテンターに仕掛け乾燥し、試料1〜5
を得た。これら試料の抗菌性能,吸水性能,風合い,染
色堅牢度,引張強力,引張伸度,引裂強力を調べ、その
結果を表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】表1より明らかな如く架橋剤の処理濃度が
2.50×10-3モル重量%以下であると、染色堅牢度
が悪く、又、架橋剤の処理濃度が2.00×10-2モル
重量%以上だと、風合いが悪くなる。
【0032】〈実施例2〉脱アセチル化度90%、平均
分子量58,000の低分子キトサンをキトサン濃度が
0.1376重量%となるよう酢酸水溶液に溶解してキ
トサン酢酸塩水溶液50Kgを得た。尚、溶解に用いた
酢酸量はキトサン量の1/2量とした。
【0033】該キトサン酢酸塩水溶液にピースマーセラ
イズ上がりの綿/ポリエステル混(構成比率50/5
0)織物50m(幅:1m,目付:110g/m2 ,5
0番手,経緯密度:144本×83本/in.)を1分
間浸漬後、絞り率80%に成るようローラーで絞った。
次いで実施例1と同様の方法で乾燥−苛性ソーダ水溶液
処理−水洗−乾燥してキトサンを織物に固着させた。該
織物のキトサン固着量を重量法で確認したところ、織物
に対して0.1重量%固着していた。このキトサン固着
織物を次の染色処方により染色した。
【0034】染色は、キトサン固着織物を黄色染料(商
品名ユニスロンYellow 3GK,住友化学(株)
製)7.4g/l,緑色染料(商品名ユニスロンOli
veTK,住友化学(株)製)2.9g/l,赤色染料
(商品名ユニスロンRed2BK,住友化学(株)製)
1.4g/l,アルギン酸ナトリウム2%溶液25g/
l,商品名 インバジン PBN(INVADINE
PBN,チバガイギー社製)5g/lよりなる水溶液に
浸漬後、絞って120℃で2分間乾燥し、220℃で1
分間キュアリングを行った。次いで硫酸ナトリウム30
g/l,水酸化ナトリウム(48%)45g/l,ハイ
ドロサルファイト30g/lを含む水溶液で還元処理し
て絞った後、100℃で40秒スチーミングを行い、1
20℃で2分間乾燥した。乾燥したキトサン固着染色織
物は、5等分して各10mの織物片とした。
【0035】1.0重量%の水酸化ナトリウム水溶液
に、ナガセ化成工業(株)製,商品名デナコールEX−
841(エポキシ当量=382)をそれぞれ2.75×
10-3モル重量%,3.25×10-3モル重量%,1.
50×10-2モル重量%,2.00×10-2モル重量
%,2.50×10-2モル重量%の濃度になるよう溶解
して各50Kgの架橋剤水溶液を準備した。各架橋剤水
溶液に得られた各10m長のキトサン0.1重量%固着
染色織物を、1分間浸漬後、ローラーで絞り率が80%
になるよう絞った。このようにして得た織物を実施例1
と同様にしてスチーミング処理して、キトサン及びキト
サンとセルロースを架橋結合させ試料6〜10を得た。
これら試料の抗菌性能,吸水性能,風合い,染色堅牢
度,引張強力,引張伸度,引裂強力を調べ、その結果を
表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】表2より明らかな如く架橋剤の処理濃度
が、2.75×10-3モル重量%以下であると、染色堅
牢度が悪く、又、架橋剤の処理濃度が2.00×10-2
モル重量%以上だと、引裂強力と風合いが悪くなる。
【0038】〈実施例3〉脱アセチル化度80%、平均
分子量10,000の低分子キトサンをキトサン濃度が
0.75重量%となるよう酢酸水溶液に溶解してキトサ
ン酢酸塩水溶液50Kgを得た。尚、溶解に用いた酢酸
量はキトサン量の1/2量とした。
【0039】該キトサン酢酸塩水溶液にピースマーセラ
イズ上がりのポリノジック織物50m(構成比率100
%,幅:1m,目付:120g/m2 ,50番手,経緯
密度:130本×82本/in.)を2分間浸漬後、絞
り率80%に成るようローラーで絞った。次いで実施例
1と同様の方法で乾燥−苛性ソーダ水溶液処理−水洗−
乾燥してキトサンを織物に再生固着させた。該織物のキ
トサン固着量を重量法で確認したところ、織物に対して
0.5重量%固着していた。そして該織物を10mずつ
5等分した。
【0040】これとは別に、ナガセ化成工業(株)製,
商品名デナコールEX−861(エポキシ当量=58
7)を、2.0重量%の水酸化ナトリウム水溶液にそれ
ぞれ2.75×10-3モル重量%,3.25×10-3
ル重量%,1.50×10-2モル重量%,2.00×1
-2モル重量%,2.50×10-2モル重量%の濃度に
なるよう溶解して各50Kgの架橋剤水溶液を準備し
た。各架橋剤水溶液に先に準備しておいたキトサンを
0.5重量%固着させた織物を、1分間浸漬後、ローラ
ーで絞り率が80%になるよう絞った。このようにして
得た織物を実施例1と同様にしてスチーミング処理し
て、キトサン及びキトサンとセルロースを架橋結合させ
た後、実施例1と同様の染色処方で染色後乾燥して、試
料11〜15を得た。これら試料の抗菌性能,吸水性
能,風合い,染色堅牢度,引張強力,引張伸度,引裂強
力を調べ、その結果を表3に示した。
【0041】
【表3】
【0042】表3より明らかな如く架橋剤の処理濃度
が、2.75×10-3モル重量%以下であると、染色堅
牢度が悪く、又、架橋剤の処理濃度が2.00×10-2
モル重量%以上だと、引裂強力と風合いが悪くなる。
【0043】〈実施例4〉脱アセチル化度90%、平均
分子量58,000の低分子キトサンをキトサン濃度が
0.1875重量%となるよう酢酸水溶液に溶解してキ
トサン酢酸塩水溶液50Kgを得た。尚、溶解に用いた
酢酸量はキトサン量の1/2量とした。
【0044】該キトサン酢酸塩水溶液にピースマーセラ
イズ上がりの丸編ゴム編物50m(40番綿単糸,幅:
48cm×2,目付:150g/48cm×2)を開反
して1分間浸漬後、絞り率80%に成るようローラーで
絞った。次いで実施例1と同様の方法で乾燥−苛性ソー
ダ水溶液処理−水洗−乾燥してキトサンを再生固着させ
た。該編物のキトサン固着量を重量法で確認したとこ
ろ、編物に対して0.1重量%固着していた。
【0045】このキトサン固着丸編ゴム編地を次ぎに示
す染色処方により染色した。そして乾燥機で乾燥した
後、5等分して各10mの染色された丸編ゴム織物を得
た。
【0046】青色染料(商品名Sumifix Sup
ra Blue BRF,住友化学(株)製)1.5g
/l,黄色染料(商品名Sumifix Supra
Yellow 3KF,住友化学(株)製)0.2g/
l,赤色染料(商品名Sumifix Supra R
ed BSF,住友化学(株)製)0.05g/lを含
む20℃の水溶液に上記編地を浸漬し、20分間で温度
を60℃迄上昇せしめて硫酸ナトリウム50g/lを投
入する。その状態で20分後に炭酸ナトリウム20g/
l水溶液を加えて更に40分間処理後液をブローし、編
地を引き上げ水洗後酢酸0.5cc/l水溶液で中和
し、再び水洗する。商品名ホスタパールBK100J
(ヘキスト・ジャパン(株)製)1g/l水溶液を用い
て90℃,20分でソーピングを行い、水洗後80℃,
20分間湯洗して乾燥した。
【0047】0.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液
に、ナガセ化成工業(株)製の商品名デナコールEX−
832(エポキシ当量=280)を、それぞれ2.75
×10-3モル重量%,3.25×10-3モル重量%,
1.50×10-2モル重量%,2.00×10-2モル重
量%,2.50×10-2モル重量%の濃度になるよう溶
解して各50Kgの架橋剤水溶液を準備した。各架橋剤
水溶液に準備しておいたキトサン0.1重量%固着染色
丸編ゴム編地各10mを1分間浸漬後、ローラーで絞り
率が80%になるよう絞った。次いで実施例1と同様に
してスチーミング処理して、キトサン及びキトサンとセ
ルロースを架橋結合させ、試料16〜20を得た。これ
ら試料の抗菌性能,吸水性能,風合い,染色堅牢度を調
べ、その結果を表4に示した。
【0048】
【表4】
【0049】表4から明らかな如く架橋剤の処理濃度
が、2.75×10-3モル重量%以下であると、染色堅
牢度が悪く、又、架橋剤の処理濃度が2.00×10-2
モル重量%以上だと、風合いが悪くなる。
【0050】〈実施例5〉脱アセチル化度95%、平均
分子量38,000の低分子キトサンを用いて、キトサ
ン濃度が0.275重量%のキトサン酢酸塩水溶液を実
施例1と同様にして50Kg調整した。
【0051】次に、ナガセ化成工業(株)の商品名デナ
コールEX−830(エポキシ当量=262)を0.5
重量%の水酸化ナトリウム水溶液に1.50×10-2
ル重量%になるよう溶解して、架橋剤水溶液を調整し
た。これとは別に、ピースマーセライズ処理した綿とポ
リノジックの混紡糸よりなる織物(混紡率:綿45%,
ポリノジック55%,幅:1m,目付:110g/
2 ,50番手,経緯密度:144本×80本/in)
を各10mづつ3枚準備した。そして、夫々を実施例
1,実施例2,実施例3と同様の処理順序で処理して、
試料21,22,23を得た。即ち、試料21は、先に
実施例1の染色処方で綿とポリノジック混紡糸より成る
織物を染色した後、キトサンを固着させ、次いで前述の
架橋剤で架橋処理した。試料22は、未染色織物を先に
キトサンを固着させ、次いで実施例1の染色処方で染色
した後、前述の架橋剤で架橋処理を行った。又、試料2
3は、未染色織物を先にキトサンを固着させ、次いで前
述の架橋剤で架橋処理を行った後、実施例1の染色処方
で染色した。尚、夫々の試料のキトサン固着量を重量法
で確認したところ、何れも繊維に対し、0.2重量%固
着していた。これら試料の抗菌性能,吸水性能,風合
い,染色堅牢度,引張強力,引張伸度,引裂強力を調
べ、その結果を表5に示した。
【0052】
【表5】
【0053】表5から明らかな如く抗菌性能,風合い,
染色堅牢度ともに良いものであった。
【0054】〈比較例〉脱アセチル化度82%、平均分
子量100,000の低分子量キトサンを用いて夫々キ
トサンの濃度が、0.01375重量%,0.0687
5重量%,0.6875重量%,1.375重量%,
2.0625重量%になるよう実施例1と同様に酢酸水
溶液に溶解して、各50Kgのキトサン酢酸塩水溶液を
調整した。次に、架橋剤としてナガセ化成工業(株)製
の商品名デナコールEX−821(エポキシ当量=19
5)を、0.5重量%水酸化ナトリウム水溶液に溶解し
て、1.50×10-2モル重量%の架橋剤水溶液を調整
した。
【0055】これとは別に、実施例1で用いたと同じ織
物を同じ染色処方で染色した染色織物を各10mづつ6
枚作った。そして、1枚はキトサンを固着させないでそ
のままの状態で、実施例1と同様にして架橋処理をして
試料24とした。残り5枚は、上述のそれぞれの濃度の
キトサン酢酸塩水溶液に30秒間浸漬し、以下実施例1
と同様に上述の架橋剤水溶液で処理して試料25,2
6,27,28,29を得た。尚、重量法でそれぞれの
織物に対するキトサン固着量を確認したところ、それぞ
れ0.01重量%,0.05重量%,0.5重量%,
1.0重量%,1.5重量%であった。これら試料の抗
菌性能,風合い,染色堅牢度,引張強力,引張伸度,引
裂強力を調べ、その結果を表6に示した。
【0056】
【表6】
【0057】表6より、処理織物の抗菌性能と風合い
は、キトサン固着量が対織物0.05重量%〜0.5重
量%が最も良いことが判る。
【0058】〈参考例〉試料3,試料8,試料13,試
料18,試料22,試料24にミヨシ油脂(株)製柔軟
仕上剤,商品名ソフミンSNー12の5%水溶液を調整
し、テンターにてパッドドライ加工し、次いでサンホラ
イズ加工し、試料3−1,8−1,13−1,18−
1,22−1,24−1を得た。これらの抗菌性能(洗
濯無し、洗濯50回),吸水性能,引裂強力,染色堅牢
度,風合いを調べた結果を表7に示した。
【0059】
【表7】
【0060】キトサン固着無しの試料24を除いてキト
サンを固着させ、架橋剤で架橋処理した織物は、通常行
われている仕上げ処理をしても、耐久性を具備した抗菌
性能を有し、更に染色堅牢度にも優れた性能を保持して
いることが判る。
【0061】
【発明の効果】本発明のセルロース系布帛の加工法は、
前記構成をとるものであり、染色処理工程をどの段階で
行っても耐久性に富む抗菌,防臭性吸水性,染色堅牢度
を有する。しかも、キトサンと多官能エポキシ化合物を
用いて、樹脂等を用いていないため、使用に対してカブ
レなど人体への影響を生じる事無く、安全性が極めて高
い。従って、本発明のセルロース系布帛の加工法で加工
した布帛は、肌着、靴下、ハンカチ等の一般衣料,病院
用ベッドシーツ,包帯,及びオムツなどの衛生材料,タ
オル,エプロンなどの生活関連材,シーツ,フトンカバ
ーなどの寝装材料の素材として好適に使用することがで
きる。
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】乾燥を行う温度や時間は、布帛の種類や処
理速度等に応じて適宜設定することが出来る。セルロー
ス系布帛へ固着させるキトサンの量は、本発明による処
理後の布帛の有する抗菌性性能と風合い等を考慮すると
布帛重量に対し、0.01〜1.0重量%、好ましくは
0.03〜0.7重量%、更に0.05〜0.5重量%
が好ましい。キトサン固着量は、例えばローラーなどを
用いて絞ることによりピックアップ量を調整することで
行うことが出来る。この範囲の下限を下回ると、布帛に
抗菌防臭性を付与できないと共に、次に行う架橋反応を
十分に進行させ難くなり、結果的に柔軟性や吸水性を十
分付与できないことになる。また、上限を越えると布帛
が硬くなり、後で行う仕上加工によっても風合いを改善
することが出来なくなる。尚、キトサンの固着は、布帛
加工工程の染色前でも、また染色後でも行うことができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次いで架橋処理を行うが、架橋剤として
は、エチレングリコールジグリシジルエーテル,ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテル,ソルビトール
ポリグリシジルエーテル,ソルビタンポリグリシジルエ
ーテル,ポリグリセロールポリグリシジルエーテル,ペ
ンタエリスリトールポリグリシジルエーテル,トリジグ
リシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
イト,トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル,ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル,レ
ゾルシンジグリシジルエーテル,1.6−ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテル,プロピレングリシジルグリ
コールジグリシジルエーテル,ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル,ポリテトラメチレングリコー
ルジグリシジルエーテル等の多官能エポキシ化合物が挙
げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】キトサン固着布帛に対する架橋剤の処理濃
度は、染色堅牢度の点から、3.25×10−3モル重
量%以上が良く、又濃すぎると風合いを損うことから2
×10−2モル重量%以下が好ましい。キトサン固着量
と等モルの架橋剤で処理する場合は、そのまま所望の架
橋剤の乳化液又は水溶液を調整し、該溶液中にキトサン
を固着させたセルロース系布帛を30秒〜1分間浸漬し
た後、絞り率80%になるようローラーで絞り、次いで
100℃でスチーミング処理し、キトサン・セルロース
間を架橋させることもできる。その後、未反応の架橋剤
を洗い落とすため水洗又は湯洗を十分行い、次いでテン
ター等に掛け乾燥させる。乾燥温度については特に限定
は無く、十分乾燥するに足るものであればよい。また、
キトサン固着量に対し過剰の架橋剤で処理する場合に
は、セルロースとの反応を促進するため酸性触媒か、ま
たは塩基性触媒を用いる。染色布帛の色調の変退色を防
止するためには、塩基性触媒、特に水酸化ナトリウムが
好ましい。接触量についていえば反応が進行するに十分
な量であればよく、例えば水酸化ナトリウムの場合に
は、0.5〜2.0重量%の範囲であれば架橋剤と同浴
で用いることができる。尚、架橋処理は、キトサン固着
に続けて行うことも、キトサン固着後先に染色し、その
後で行うこともできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】脱アセチル化度82%,平均分子量10
0,000の低分子量キトサンを用いて、キトサン濃度
が0.06875重量%となるように酢酸水溶液に溶解
してキトサン酢酸塩水溶液50Kgを得た。尚、溶解に
用いた酢酸量はキトサン量の1/2量とした。該キトサ
ン酢酸塩溶液に、上記のように染色した綿織物50メー
トル(幅1m)を30秒間浸漬させ、絞り率80%にな
るようにローラーで絞った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系布帛にキトサン酸性溶液を
    含浸させ、次いで塩基性溶液で処理して、布帛にキトサ
    ンを凝固再生することにより付着せしめ、更に多官能エ
    ポキシ化合物で架橋処理することを特徴とする、セルロ
    ース系布帛の加工法。
  2. 【請求項2】 セルロース系布帛に付着せしめるキトサ
    ンの量が、布帛重量に対し0.05〜0.5重量%であ
    る請求項1記載のセルロース系布帛の加工法。
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