JP7179270B2 - アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 - Google Patents
アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7179270B2 JP7179270B2 JP2019014437A JP2019014437A JP7179270B2 JP 7179270 B2 JP7179270 B2 JP 7179270B2 JP 2019014437 A JP2019014437 A JP 2019014437A JP 2019014437 A JP2019014437 A JP 2019014437A JP 7179270 B2 JP7179270 B2 JP 7179270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alginate
- fiber
- fabric
- aqueous solution
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
オーガニックコットンを原料として作製された株式会社アバンティ製のニット生地10グラム(繊度:40番手、組織:フライス編み、重量:1平方メートル当たり200グラム)を、少量の非イオン系界面活性剤を含む水溶液中、摂氏60度で30分間洗浄して乾燥を行った。この生地を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」0.5グラムを溶解した0.3リットルの水溶液中に投入して室温で10分間攪拌し、続いて緩やかに攪拌をしながら、塩化カルシウム1.4グラムを溶解した水溶液10ミリリットルを5分毎に2ミリリットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理布は水洗して乾燥し、走査型電子顕微鏡で観察した結果、図1のように繊維表面に膜が形成されていることが確認できた。
JIS L 0803に準拠した染色堅ろう度試験用添付白布の綿(カナキン3号)10グラムを少量の非イオン系界面活性剤を含む水溶液中、摂氏60度で30分間洗浄して乾燥を行った。この布を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」0.3グラムを溶解した0.3リットルの水溶液中に投入して室温で10分間攪拌し、続いて緩やかに攪拌をしながら、塩化カルシウム0.84グラムを溶解した水溶液5ミリリットルを5分毎に1ミリリットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理した布は水洗して乾燥した。
JIS L 0803に準拠した染色堅ろう度試験用添付白布の綿(カナキン3号)10グラムを少量の非イオン系界面活性剤を含む水溶液中、摂氏60度で30分間洗浄して乾燥を行った。この布を、モーリン化学工業株式会社製の堅牢度増進剤「モーリンフィックス6P」0.5グラムを溶解した0.2リットルの水溶液中、摂氏60度で30分間処理した後、水洗および乾燥を行った。このように第四級アンモニウムカチオンを固定した綿布を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」0.3グラムを溶解した0.3リットルの水溶液中に投入して室温で10分間攪拌し、続いて緩やかに攪拌をしながら、塩化カルシウム0.84グラムを溶解した水溶液5ミリリットルを5分毎に1ミリリットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理した布は水洗して乾燥した。
実施例2および実施例3の処理布について、アルギン酸塩膜の形成を確認するため、赤外線吸収スペクトル法による分析を行った。その結果、1700毎センチメートル付近に未処理の綿布には存在しないカルボン酸由来の吸収があったため、実施例2および実施例3の処理布表面におけるアルギン酸塩膜の形成を推定した。さらに、実施例2および実施例3の処理布について、日本電子株式会社の走査電子顕微鏡JSM-IT100によるエネルギー分散型X線分析を行った結果、未処理の綿布では認められないカルシウムが検出され、アルギン酸カルシウム膜が形成されていることが確認できた。実施例2および実施例3の処理布表面に存在するカルシウムの質量パーセントは、それぞれ0.69パーセントおよび0.92パーセントであった。このことから、第四級アンモニウムカチオンを固定した実施例3では、アルギン酸カルシウム膜がより高い存在率で形成されたことが確認できた。
実施例2および実施例3の処理布について、アルギン酸塩膜の洗濯耐久性を確認するため、JIS L 0217に準拠した中性洗剤による106法の洗濯処理を行った。洗濯処理後の処理布は、〔0040〕に記載の方法で赤外線吸収スペクトル法による分析を行った。その結果、1700毎センチメートル付近に未処理の綿布には存在しないカルボン酸由来の吸収があったため、洗濯処理した実施例2および実施例3の処理布表面にアルギン酸塩膜が残存していると推定した。〔0040〕に記載の方法でエネルギー分散型X線分析を行った結果、洗濯処理後の実施例2および実施例3の処理布表面にカルシウムが検出され、その質量パーセントはそれぞれ0.39パーセントおよび0.93パーセントであった。洗濯処理により、実施例2の処理布ではアルギン酸カルシウム膜の存在率が低下したが、実施例3の処理布では高い存在率が保持された。実施例3の処理布では、図2のように第四級アンモニウムカチオンを介して、アルギン酸イオンが強く吸着された後にカルシウムイオンで架橋された結果、密着性に優れて耐洗濯性が高いアルギン酸カルシウム膜が形成されたことが推定された。
実施例3の処理布について抗菌性を確認するため、未処理布を対照試料としてJIS L 1902に準拠した菌液吸収法による抗菌性試験を行った。試験用細菌としては黄色ぶどう球菌を用い、混釈平板培養法によって評価した。また、第四級アンモニウムカチオンの固定のみを施したカチオン化布についても評価した。各試料について、接種直後および18時間培養後に測定した菌数とそれらを基に算出した殺菌活性値を下記の表に示す。カチオン化布の結果では、接種直後で菌数は検出限界の20に低下し、殺菌活性値は3.4という非常に強い殺菌性を示した。これに対して実施例3の結果では、接種直後の菌数は未処理布と同等で、殺菌活性値は制菌加工としての効果が認められる0.6を示したが、カチオン化布と比べると殺菌性は抑制されていた。実施例3の処理布では、アルギン酸塩膜によって第四級アンモニウムカチオンの強すぎる活性が抑制され、その一方で適度な抗菌性は保持されることが確認できた。
オーガニックコットンを原料として作製された株式会社アバンティ製のニット生地10グラム(繊度:40番手、組織:フライス編み、重量:1平方メートル当たり200グラム)を、少量の非イオン系界面活性剤を含む水溶液中、摂氏60度で30分間洗浄して乾燥を行った。この生地を、モーリン化学工業株式会社製の堅牢度増進剤「モーリンフィックス6P」0.6グラムを溶解した0.2リットルの水溶液中、摂氏60度で30分間処理し、排水後に水洗を行った。この第四級アンモニウムカチオンを固定した綿ニット地を、ハクスイテック株式会社製の超微粒子酸化亜鉛「Zincox Super F-2」0.8グラムを分散させた0.2リットルの水分散液中、摂氏60度で20分間処理した後、水洗および乾燥を行った。この酸化亜鉛ナノ粒子を吸着させた綿ニット地を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」0.25グラムを溶解した0.2リットルの水溶液中に投入して室温で10分間攪拌し、続いて緩やかに攪拌をしながら、塩化カルシウム0.7グラムを溶解した水溶液5ミリリットルを5分毎に1ミリリットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理布は水洗して乾燥した。
図3のように超微粒子酸化亜鉛が吸着してアルギン酸塩膜が形成された実施例4の処理ニット地について、アパレル製品等品質性能対策協議会法に基づく紫外線遮蔽率試験を行った。全波長域平均法(測定波長:280ナノメートル乃至400ナノメートル)により、4枚(タテ方向2枚、ヨコ方向2枚)の分光透過率を測定し、その平均値から紫外線遮蔽率を求めた。その結果、処理ニット地の紫外線遮蔽率は97.9%となり、未処理ニット地の90.7%と比べて高くなっていた。
JIS L 0803に準拠した染色堅ろう度試験用添付白布のポリエステル10グラムを少量の非イオン系界面活性剤を含む水溶液中、摂氏60度で30分間洗浄して乾燥を行った。この布を、シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社製のポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶液(重量平均分子量:200,000乃至350,000、20%水溶液)を200倍に希釈した0.5リットルの水溶液中、室温で5分間浸漬処理した後、水洗および乾燥を行った。このように第四級アンモニウムカチオンを固定したポリエステル布を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」0.3グラムを溶解した0.3リットルの水溶液中に投入して室温で10分間攪拌し、続いて緩やかに攪拌をしながら、塩化カルシウム0.84グラムを溶解した水溶液5ミリリットルを5分毎に1ミリリットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理した布は水洗して乾燥した。
JIS L 0803に準拠した染色堅ろう度試験用添付白布のポリエステルをタテ30センチメートル、ヨコ20センチメートルの長方形に裁断し、この布を株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」の1.8%水溶液中で十分に湿潤させた後、マングルを用いて絞り率40%とする塗布処理を行った。続いて塗布した布を、浴比1:100で0.3モル/リットルの塩化カルシウム溶液中に30分間浸漬した後、水洗して風乾した。
JIS L 0803に準拠した染色堅ろう度試験用添付白布のポリエステルをタテ30センチメートル、ヨコ20センチメートルの長方形に裁断し、この布を株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」の1.8%水溶液中で十分に湿潤させた後、マングルを用いて絞り率40%とする塗布処理を行った。塗布した布は摂氏60度で1時間の乾燥処理を行い、続いて浴比1:100で0.3モル/リットルの塩化カルシウム溶液中に30分間浸漬した後、水洗して風乾した。
実施例5、比較例1および比較例2の処理布について、アルギン酸塩膜の形成を確認するため、日成化成株式会社製の塩基性染料「Nichilon Black SWG200%」による染色処理を行った。繊維重量に対して1%の染料を用い、浴比1:40、酢酸0.5グラム/リットルおよび室温の条件で30分間の処理を行い、軽く水洗して脱水および乾燥を行った。その結果、全ての処理布が着色してアルギン酸塩膜の形成が確認できた。
実施例5、比較例1および比較例2の処理布について剛軟度を評価するため、JIS L 1096に準拠した剛軟度 A法(45°カンチレバー法)による剛軟度試験を行った。それらの結果を、未処理布の結果と併せて下記の表に示す。
株式会社テクサム技研製のロータリー染色試験機を利用して、綿素材のベビー用肌着2キログラムを、モーリン化学工業株式会社製の堅牢度増進剤「モーリンフィックス6P」100グラムを溶解した60リットルの水溶液中、摂氏60度で30分間処理し、排水後に水洗を行った。このように第四級アンモニウムカチオンを固定したベビー用肌着を、法定色素の赤色3号を10グラム溶解させた60リットルの染液中、摂氏60度で30分間処理し、排水後に水洗を行った。このアニオン性の法定色素を吸着させたベビー用肌着を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」50グラムを溶解した40リットルの水溶液中に投入して室温で10分間運転し、続いて緩やかに運転をしながら、塩化カルシウム140グラムを溶解した水溶液1リットルを5分毎に0.2リットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理後は水洗および乾燥を行い、法定色素で着色された後にアルギン酸塩膜で被覆されたベビー用肌着を得た。
日新加工株式会社製のラピッド液流染色機を利用して、綿素材のシーツ用生地4キログラムを、モーリン化学工業株式会社製の堅牢度増進剤「モーリンフィックス6P」200グラムを溶解した100リットルの水溶液中、摂氏60度で30分間処理し、排水後に水洗を行った。このように第四級アンモニウムカチオンを固定したシーツ用生地を、株式会社キミカ製のアルギン酸ナトリウム「キミカアルギンGrade.1-1」100グラムおよび新田ゼラチン株式会社製のコラーゲンペプチド「SCP-50NB」16グラムを溶解した100リットルの水溶液中に投入して室温で10分間運転し、続いて緩やかに運転をしながら、塩化カルシウム280グラムを溶解した水溶液2リットルを5分毎に0.4リットルずつ分割添加し、添加を完了して10分後に排液した。処理後は水洗および乾燥を行い、コラーゲンペプチドを含有するアルギン酸塩膜で被覆されたシーツ用綿布を得た。
2 第四級アンモニウムカチオン
3 アルギン酸塩膜
4 酸化亜鉛ナノ粒子
Claims (7)
- アルギン酸ナトリウムまたはアルギン酸カリウムを含有するアルギン酸塩水溶液に繊維を浸漬し、続いて前記アルギン酸塩水溶液に二価金属イオンを含有する水溶液を添加して、前記繊維の表面に二価金属イオンによるイオン結合で架橋されたアルギン酸塩膜を形成させることを特徴とする、糸、布帛または繊維製品の製造方法。
- アルギン酸ナトリウムまたはアルギン酸カリウムを含有するアルギン酸塩水溶液に第四級アンモニウムカチオンを固定した繊維を浸漬し、続いて前記アルギン酸塩水溶液に二価金属イオンを含有する水溶液を添加して、前記繊維の表面に二価金属イオンによるイオン結合で架橋されたアルギン酸塩膜を形成させることを特徴とする、糸、布帛または繊維製品の製造方法。
- 第四級アンモニウムカチオンを固定した繊維にアニオン性物質を吸着させ、前記繊維をアルギン酸ナトリウムまたはアルギン酸カリウムを含有するアルギン酸塩水溶液に浸漬し、続いて前記アルギン酸塩水溶液に二価金属イオンを含有する水溶液を添加して、前記繊維の表面に二価金属イオンによるイオン結合で架橋されたアルギン酸塩膜を形成させることを特徴とする、糸、布帛または繊維製品の製造方法。
- 構成する繊維の表面に第四級アンモニウムカチオンが固定され、さらに不溶性アルギン酸塩膜で被覆されていることを特徴とする、糸、布帛または繊維製品。
- 構成する繊維の表面に第四級アンモニウムカチオンが固定され、前記繊維にアニオン性物質が吸着されており、さらに不溶性アルギン酸塩膜で被覆されていることを特徴とする、糸、布帛または繊維製品。
- アニオン性物質が、アニオン性官能基を有する酸化亜鉛ナノ粒子または酸化チタンナノ粒子であることを特徴とする、請求項5記載の糸、布帛または繊維製品。
- アニオン性物質が、アニオン性官能基を有する天然色素若しくは法定色素であることを特徴とする、請求項5記載の糸、布帛または繊維製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014437A JP7179270B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014437A JP7179270B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020122236A JP2020122236A (ja) | 2020-08-13 |
JP7179270B2 true JP7179270B2 (ja) | 2022-11-29 |
Family
ID=71992364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019014437A Active JP7179270B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7179270B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7399294B2 (ja) | 2020-07-16 | 2023-12-15 | アルプスアルパイン株式会社 | 静電容量検出装置および製造方法 |
CN115216901A (zh) * | 2022-05-23 | 2022-10-21 | 江苏嘉文医疗用品有限公司 | 一种医用海藻酸盐纤维膜浸渍制备方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173615A (ja) | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ehime Prefecture | 機能性材料の製造方法、機能性材料、シート状構造体、及び衛生製品 |
CN102619089A (zh) | 2012-01-16 | 2012-08-01 | 天津工业大学 | 一种基于纤维载体的蛋白质印迹海藻酸钙杂化凝胶膜的制备方法 |
JP2014513188A (ja) | 2011-05-11 | 2014-05-29 | 宇岳 林 | アルギン酸塩皮膜を有する薄膜及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2862275B2 (ja) * | 1989-05-26 | 1999-03-03 | 積水化学工業株式会社 | 外用剤用不織布強化含水アルギン酸フィルムの製造方法 |
US5470576A (en) * | 1992-06-08 | 1995-11-28 | The Kendall Company | Process for preparing the alginate-containing wound dressing |
JPH11114049A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 創傷被覆材 |
-
2019
- 2019-01-30 JP JP2019014437A patent/JP7179270B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173615A (ja) | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Ehime Prefecture | 機能性材料の製造方法、機能性材料、シート状構造体、及び衛生製品 |
JP2014513188A (ja) | 2011-05-11 | 2014-05-29 | 宇岳 林 | アルギン酸塩皮膜を有する薄膜及びその製造方法 |
CN102619089A (zh) | 2012-01-16 | 2012-08-01 | 天津工业大学 | 一种基于纤维载体的蛋白质印迹海藻酸钙杂化凝胶膜的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020122236A (ja) | 2020-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Mia et al. | Functionalizing cotton fabrics through herbally synthesized nanosilver | |
Ali et al. | Synthesis and characterization of chitosan and silver loaded chitosan nanoparticles for bioactive polyester | |
CN100460590C (zh) | 具有纳米银粒子的抗微生物纱线及其生产方法 | |
Doakhan et al. | Influence of sericin/TiO2 nanocomposite on cotton fabric: Part 1. Enhanced antibacterial effect | |
Sadeghi-Kiakhani et al. | Use of pomegranate peels and walnut green husks as the green antimicrobial agents to reduce the consumption of inorganic nanoparticles on wool yarns | |
Ferrero et al. | Antimicrobial finish of textiles by chitosan UV-curing | |
AU742112B2 (en) | Ultraviolet ray (UV) blocking textile containing particles | |
CN104958779B (zh) | 一种含有螯合银纤维的伤口敷料 | |
Hosseini et al. | Enhancing dye-ability and antibacterial features of silk through pre-treatment with chitosan | |
CN111021061B (zh) | 一种玻尿酸真丝面料的后整理工艺 | |
JP7179270B2 (ja) | アルギン酸塩被膜を有する繊維およびその製造方法 | |
Prorokova et al. | Chemical method of fibrous materials surface activation on the basis of polyethylene terephthalate (PET) | |
Chattopadhyay et al. | Improvement in properties of cotton fabric through synthesized nano-chitosan application. | |
Tania et al. | In-situ synthesis and characterization of silver nanoparticle decorated cotton knitted fabric for antibacterial activity and improved dyeing performance | |
JP2021516731A (ja) | 抗菌有機布地 | |
CN110130127A (zh) | 一种有机-金属离子复合抗菌剂的应用 | |
Yu et al. | Simultaneous dyeing and deposition of silver nanoparticles on cotton fabric through in situ green synthesis with black rice extract | |
Zhang et al. | Phase-transited lysozyme with secondary reactivity for moisture-permeable antibacterial wool fabric | |
CN101967753A (zh) | 纳米抗菌羊绒针织物及其生产方法 | |
JPH0813341A (ja) | セルロース系布帛の加工法 | |
Zhang et al. | Customizable bio-based coating of phase-transited lysozyme-COS for durable antibacterial and moisture management on wool fabric | |
JPH083873A (ja) | 抗菌性繊維製品及びその製造法 | |
JPH08113874A (ja) | 抗菌性繊維製品及びその製造法 | |
Gokarneshan et al. | Advances in nanotextile finishes—An approach towards sustainability | |
Teli et al. | Functional Modification of Bamboo Rayon (Cellulose) fabric to render it antibacterial and UV protective |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190326 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210922 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210922 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220930 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221104 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7179270 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |