JP2005239255A - 吊下式容器 - Google Patents

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JP2005239255A
JP2005239255A JP2004054772A JP2004054772A JP2005239255A JP 2005239255 A JP2005239255 A JP 2005239255A JP 2004054772 A JP2004054772 A JP 2004054772A JP 2004054772 A JP2004054772 A JP 2004054772A JP 2005239255 A JP2005239255 A JP 2005239255A
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Kazuaki Nose
和明 野瀬
Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】内部に揮散性物質を収納し、吊り下げて使用する場合の他に載置しての使用に於いても収納物の効果を有効に発揮でき、また、必要のない場合には吊下部位を不都合に突出させずに収納しておくことができて、運搬,保管時には嵩張らない吊下式容器を提案する。
【解決手段】容器本体2の前面開口aを被覆して蓋体3を嵌着した起立可能な容器であって、前記蓋体の開口対応位置に揮散用の窓孔17を設けるとともに、該窓孔17を穿設した蓋板15上部に倒立状態のフック19を折り返し可能に画成した。
【選択図】図2

Description

本発明は吊下式容器に関し、詳しくは、内部に芳香剤,防虫剤等の揮散性物質を収納するための吊下式容器に関する。
箪笥等の収納具内に、そのハンガーロッドにフックを引っかけて吊り下げる防虫用の吊下式容器が知られている。(例えば、特許文献1参照)
この吊下式容器は、ヒンジを介して開閉可能に形成した扁平直方体形状のケース本体の上端にフック状のハンガーを立設して構成しており、ケース本体内に防虫剤等の揮散性剤を収納し、ケース本体に形成した窓孔より揮散させる如く構成している。
特開平11−130081号公報
従来のこの種の吊下式容器は、例えばハンガーをハンガーロッドに引っ掛けるという簡単な操作でロッドに吊り下げることができ、また、交換の際はハンガーの係合を解除すれば簡単に取り外すことができるため、取り扱いが極めて容易であるという利点を有するものである。
しかしながら、ハンガーロッドなどの吊り下げるためのロッド形態のものが必要であり、使用範囲が限定される。また、ハンガーがケース本体上に一体に突設しているため、それだけ余分な空間を必要として嵩張り、運搬,保管等の際にはその効率が悪く、コストにも影響する。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、従来品の様に吊り下げて使用することは勿論,載置しての使用においても収納物の効果を有効に発揮でき、また、必要のない場合には吊り下げ部位を不都合に突出させずに収納しておくことができて、運搬,保管時には嵩張らず、また、載置しての使用の場合には余分な突出部として引っ掛けて倒される等の不都合を極力回避できる等の種々の効果を発揮する吊下式容器を提案するものである。
本請求項1発明は上記課題を解決するため、容器本体2の前面開口aを被覆して蓋体3を嵌着した起立可能な容器であって、前記蓋体3の前記開口対応位置に揮散用の窓孔17を設けるとともに、該窓孔17を穿設した蓋板15上部に倒立状態のフック19を折り返し可能に画成したことを特徴とする吊下式容器として構成した。
本請求項2発明は、前記容器本体2は、前記開口a周縁より外方へ突設したフランジ5の下端縁と、前記開口a下端縁より後方へ下る底壁6の後端縁とで起立可能に構成し、前記蓋体3は、前記フランジ5外周に周縁部を嵌着し、前記容器本体2と蓋体3とで全体として起立可能に構成してなる請求項1記載の吊下容器として構成した。
本請求項3発明は、前記容器本体2及び蓋体3をシート成形により形成してなる請求項1又は請求項2のいずれかに記載の吊下式容器として構成した。
本発明の吊下式容器は、フック19による吊り下げと、安定した載置とを必要に応じて選択でき、様々な種類の揮散性収納物を収納できて極めて汎用性に富み、また、載置しての使用の際にはフック19を突出しない状態で維持させておくことができるため、フック19を引っ掛けて容器を倒す等の不都合を防止できるとともに、使用前の運搬,保管等の際には嵩張らず能率良く行える利点がある。また、後方へ下る底壁を備えたものにあって、収納した揮散剤の露出しない部分が最後まで後部コーナー部に残り、最後まで安定した載置が可能となる。
また、容器本体2及び蓋体3をシート成形により形成してなるものにあっては、各容器本体2及び蓋体3がシート成形に適した形態をなし、大量に効率良く容器本体2及び蓋体3を安価に製造できる利点がある。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明吊下式容器の一実施形態を示す斜視図、図2は縦断面図、図3は分解斜視図である。吊下式容器1は、容器本体2と、蓋体3とを備えている。
容器本体2は、箱型をなし、前面に開口aを設けて起立可能に構成している。図示例では、前面に設けた開口a周縁より外方へ突設したフランジ5の下端縁と、前記開口a下端縁より後方へ下る底壁6の後端縁とで折り返し可能に支持したもので、より安定な状態を維持するためには、少なくとも前面を、上部が後方に位置する傾斜面に形成すると良い。また、前記した如く開口aの底縁より底壁6を、また、両側縁より一対の側壁7,7を、上端縁より頂壁8を、それぞれ後方へ延設し、各底壁6,両側壁7,7,頂壁8の後端縁を周縁部とする後壁9を設けている。
容器本体2内の収納部には防虫剤,芳香剤等の揮散性物質を収納する。揮散性物質収納後に開口aをシール材11によりシールする。シール材11は周縁部をフランジ5表面に剥離可能に固着して開口aを閉塞し、開封前の揮散性物質の揮散を防止する如く構成している。シール材11は通気性のない材質で形成され、例えば、ガスバリアー性の合成樹脂、或いは合成樹脂と金属薄膜層との積層体等より形成されたものが使用でき、粘着剤等により剥離可能に固着している。また、シール材11のコーナーには取り外す際に摘むための突片12を一体に形成している。
蓋体3は、容器本体2の前面開口aを被覆して嵌着し、容器本体2と蓋体3とで全体として起立可能に構成したもので、図示例では、前記開口aを被覆する蓋板15の周縁部より延設した嵌合筒部16をフランジ5外周に嵌着して容器本体2に装着し、蓋板15には収納物を揮散する揮散用の窓孔17を開口している。この窓孔17を穿設した部分の蓋板15は周縁部を残して中央部が前方へ膨出した形態を採り、シール材11との間に空隙ができる如く構成している。蓋体3の嵌着に際しては、嵌合筒部16内周に突設した係合突条18をフランジ5裏面に乗り越え係合させてより安定した嵌着状態を維持している。
また、蓋体3の上記窓孔17上方の蓋板15上部に倒立した状態のフック19を上方への折り返しが可能に画成している。フック19は薄肉ヒンジ20を介して蓋板15に連結した状態で画成されており、この薄肉ヒンジ20部分で折り返せば蓋体3の上端より上方へ突出した状態となり、このフック19をハンガーロッド等に引っ掛けて吊り下げ可能に構成している。上記容器本体2及び蓋体3及びシール材11は公知のシート成形により形成することができる。
上記の如く構成した吊下式容器1は、図1の状態から蓋体3を外した後シール材11を取り除き再び蓋体3を嵌着することにより開封することができる。そして、載置して使用する場合にはそのままの状態で使用でき、また、吊り下げて使用する場合にはフック19を折り返して図4に示す如く起立させ、所定のロッド等に吊り下げ使用する。
本発明吊下式容器の斜視図である。(実施例1) 本発明吊下式容器の断面図である。(実施例1) 本発明吊下式容器の分解斜視図である。(実施例1) 本発明吊下式容器のフックを起立した状態の斜視図である。(実施例1)
符号の説明
2…容器本体、3…蓋体,5…フランジ,6…底壁,17…窓孔,19…フック,
a…開口

Claims (3)

  1. 容器本体2の前面開口aを被覆して蓋体3を嵌着した起立可能な容器であって、前記蓋体3の前記開口対応位置に揮散用の窓孔17を設けるとともに、該窓孔17を穿設した蓋板15上部に倒立状態のフック19を折り返し可能に画成したことを特徴とする吊下式容器。
  2. 前記容器本体2は、前記開口a周縁より外方へ突設したフランジ5の下端縁と、前記開口a下端縁より後方へ下る底壁6の後端縁とで起立可能に構成し、前記蓋体3は、前記フランジ5外周に周縁部を嵌着し、前記容器本体2と蓋体3とで全体として起立可能に構成してなる請求項1記載の吊下式容器。
  3. 前記容器本体2及び蓋体3をシート成形により形成してなる請求項1又は請求項2のいずれかに記載の吊下式容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140131A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器
JP2013132216A (ja) * 2011-12-23 2013-07-08 Dainippon Jochugiku Co Ltd ドアノブ用薬剤揮散体

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