JPH0327432Y2 - - Google Patents

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JPH0327432Y2
JPH0327432Y2 JP1986168899U JP16889986U JPH0327432Y2 JP H0327432 Y2 JPH0327432 Y2 JP H0327432Y2 JP 1986168899 U JP1986168899 U JP 1986168899U JP 16889986 U JP16889986 U JP 16889986U JP H0327432 Y2 JPH0327432 Y2 JP H0327432Y2
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container
bait
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net
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JP1986168899U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は生エビ等の釣餌を生きたまま収容し
釣場等へ持ち運びする携帯用の生餌容器に関する
ものである。
(従来の技術) 従来の生エビやゴカイ等の釣餌を生きたまま収
容する生餌容器は容器内に単に水のみを入れた
り、或いは夏期等においては氷を入れて、生エビ
やゴカイ等を収容し釣場まで持ち運びしていた。
また、生餌容器に収容する釣餌は生餌容器の上
部開口部を閉蓋する蓋体全体を開成して、餌抄い
具等を用いて生餌容器から取出していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来の生餌容器においては、生餌容器
を自動車等に乗せて目的地近くまで行き、かつそ
こから釣場まで携帯して持ち運びすることから、
容器内の水は常に揺れ動く状態にある。このため
容器内の水中にいる生エビやゴカイ等は、常に休
みなくおよいでいなければならないことから直ぐ
に弱り、釣場に着いたときには、当初元気な生エ
ビ等が半分近く死んでしまうことがしばしばあつ
た。
したがつて、死ぬ分を考慮に入れて実際の使用
量より多い釣餌を持ち運ばなければならなかつ
た。
また、生餌容器の蓋体には、容器に酸素を供給
する装置やそのパイプ、或いは、容器内の生餌の
ために氷入れ容器などを取付けている場合が多
く、蓋体全体を開閉することに支障があり、ま
た、容器内の生餌にとつても悪影響を及ぼすもの
であつた。
本考案はかかる点に鑑み、生餌容器内にネツト
体を設けることにより生エビやゴカイ等の生餌を
弱らせず、元気な状態で持ち運びができ、かつ、
生餌容器の蓋体全体を開閉せずに、容器内の生餌
を餌抄い具を用いて容易かつ迅速に取り出すこと
ができる携帯用の生餌容器を提供しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る生餌容器は、上面開口した容器
本体と、この容器本体を施蓋する蓋体とより形成
する生餌容器において、この蓋体に餌抄い具の抄
い枠部を挿通させるに十分な大きさを有する抄い
出し口を穿設するとともに、該抄い出し口を被蓋
する蓋部を設け、かつ、上記容器本体の周壁内面
に内方へ突出する係止部を形成すると共に、この
係止部に支持される周枠部を上端に形成したネツ
ト体を容器本体の周壁内面に添うように設けたも
のである。
(作用) 上記の如く、容器本体内にネツト体を設けるこ
とにより、節足動物の生エビやゴカイ等は当該ネ
ツト体に掴まることができ、容器内の水が揺れ動
いても生エビやゴカイ等を静止して休ませた状態
で容器本体を持ち運ぶことができる。
また、このネツト体を容器本体の周壁内面に添
うように設けることにより、容器内の水の波立ち
ひいては氷の揺れを押さえることができるもので
ある。
さらに、生餌容器の蓋体に生餌の抄い出し口を
形成したことにより、生餌に悪影響を及ぼすこと
なく、迅速かつ、容易に生餌を容器内より抄い具
を用いて取り出すことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
れば、第1図は生餌容器の容器本体とネツト体と
を分離して示す容器本体の斜視図で、1は容器本
体を示すものである。この容器本体1は上面を開
口した四角形の函形状でプラスチツクにより成形
され、その上端部は嵌合突条1aとして設けられ
ている。
2は上記容器本体1の周壁内面1bに内方へ突
出しし形成される係止部で、上端には支持面2a
を設けている。この係止部2は容器本体1の各コ
ーナより時計回りに少しずらした内面1bの各四
面に各々1個づつ、上下方向に長い杆状に形成さ
れて設けられている。
この係止部2を第1図実施例とは異なり、容器
本体1の周壁内面1bの各四面を連続する環状の
枠体として形成してもよく、或いは各コーナで分
断した枠体として形成してもよい(図示せず)。
また、係止部2を上記枠体として形成せず、容器
本体1の周壁内面に少なくとも2以上の突出片を
内方へ突出形成した構成としてもよい(図示せ
ず)。
また、容器本体1の周壁外面には酸素供給ユニ
ツト3が取り付けられているとともに、この酸素
供給ユニツト3の酸素を内部に導入するため酸素
供給チユーブ4が周壁に穿設された差し込み孔か
ら内部へ挿通され、かつ一側板内面に沿つて底板
に配設されている。
また、5はネツト体で、このネツト体5は上端
に略四角形の周枠部5aを設け、該周枠部5aに
ネツト部5bを装着して形成している。このネツ
ト体5はその周枠部5aを上記係止部2の支持面
2aに支持させ、かつネツト部5bを容器本体1
の周壁内面1bに添わせて容器本体1内に設けら
れる。この場合、上記述べた酸素供給チユーブ4
はネツト部5bの外側に位置するものである。
第2図は上記容器本体1の蓋体の斜視図で、6
は容器本体1の上面開口部を施蓋する蓋体で、下
面に容器本体1の上端部たる嵌合突部1aと嵌合
する係止溝を周設している。(図示せず)。また、
蓋体6の一コーナ部に氷入れ容器7が挿脱自在に
垂下状態に設けられており、この氷入れ容器7は
蓋体6を容器本体1に被着した時に容器本体1の
内底面に対し適宜の間隙が生じる寸法に形成さ
れ、後述の餌抄い具で容器本体1内の釣餌を容易
に抄えるようになつている。
そして、蓋体6の上面には、生餌の餌抄い具、
いわゆるたも網具8の嵌合凹部9が形成されてい
る。このたも網具8は、矩形状の抄い枠部8aに
抄い網8bが装着され、把持棒8cは伸縮自在に
形成し、把持棒8cを縮小させた状態で嵌合凹部
9に嵌め込み保持させる。この嵌合凹部9に並設
して抄い出し口10が穿孔されている。この抄い
出し口10は、たも網具8の抄い枠部8aを挿通
させるに十分な大きさを有し、該抄い枠部8aを
僅かに拡大した矩形状に形成する。抄い出し口1
0の一辺の孔縁部からは、鈎形の一対の突片11
が突設されている。
また、上記蓋体6の上面には、氷入れ容器7の
上面開口部7a及び抄い出し口10を被蓋する蓋
部12,13が回動自在に取り付けられている。
これらの蓋部12,13の被蓋面周縁には環状の
突条12a,13a各々が形成されていると共
に、氷入れ容器7の上面開口及び抄い出し口10
の周囲の蓋体6の上面には、上記蓋部12,13
の突条12a,13aにそれぞれ嵌合する環状の
係合溝10a,10bが凹設されている。
前記構成とした実施例の使用法について説明す
ると、蓋体6を容器本体1から取り外し、容器本
体1にこれの上面開口から容器本体1内に設ける
ネツト体2内へ生エビやゴカイ等の釣餌を入れた
後に、蓋体6をこれの係合溝と容器本体1の嵌合
突条1bとを嵌め込んで容器本体1に施蓋する。
そして、蓋体6より取り外した氷入れ容器7に
氷を入れて再び蓋体6に装着して蓋体12で施蓋
し、抄い出し口10も蓋体13で施蓋する。ま
た、たも網具8は把持棒8cを縮小させて嵌合凹
部9に嵌め込み、この状態で釣場まで携帯され
る。尚、上記抄い出し口10の蓋体13はその蓋
体13に設けられている脚部13bによつて、上
記嵌合凹部9に嵌め込まれているたも網具8を該
嵌合凹部9から離脱しないようにしている。
釣場におて、釣針に携帯した釣餌をつける場
合、蓋体12を取り外して抄い出し口10を開口
させるとともに、たも網具8を嵌合凹部9から取
り出して把持棒8cを伸長させ、これを抄い出し
口12から容器本体1内に挿通させ、抄い網8b
で容器本体1内に収容している釣餌を抄い、この
たも網具8を抄い出し口10から抜き出す直前
で、抄い枠部8aの把持棒8cに対向する一辺を
両突片11に係止させて把持棒8cから手を離す
と、第2図に二点鎖線で示すように、たも網具8
の重心が把持棒8c側にあることから、抄い枠部
8aが抄い出し口10内に位置して水平状態に保
持される。したがつて、抄い網8b上の釣餌を手
で摘んで容易に釣針につけることができ、かつ餌
付け作業を両手で容易に行うことができる。
(考案の効果) 本考案は容器本体内にネツト体を設けたことか
ら、該ネツト体内に生エビやゴカイ等の釣餌を収
容することができる。したがつて、生エビやゴカ
イ等は、生餌容器を携帯して持ち運ぶ際に長時間
容器内の水がたとえ揺れ動いても、上記ネツト体
に掴まつて静止して休むことができ、効外の釣場
まで生餌容器を携帯していつても生エビやゴカイ
等の釣餌を死なすことはなく、生けた状態で維持
することができるものである。
また、容器本体内に設けられるネツト体は、係
止部に支持される周枠部を上端に形成し、かつ、
容器本体の周壁内面に添うように設けられている
ことから、容器本体の蓋体全体を開成することな
く、容器本体の蓋体に形成して該抄い出し口より
たも網具を使用して、容器本体内の生エビやゴカ
イ等の生餌をネツト体に邪魔されることなく、ネ
ツト内で自由に動かしネツト内の生餌を抄い、か
つ、ネツト体の内側ネツト面に掴まつている生エ
ビ等の生餌を容易に取り出すことができる。
また、ネツト体を上記のように構成しているこ
とから、生餌容器が揺れて容器本体内の水が周壁
内面に打当たるためにより生ずる泡立ちや波立つ
たりすることを抑制させることができる。
さらに、本考案はその蓋体に餌抄い具の抄い枠
部を挿通させるに十分な大きさを有する抄い出し
口を形成していることから、容器本体の蓋体の容
器本体内に酸素を供給する装置やそのパイプ、或
いは、氷入れ容器を取付け、蓋体全体を開閉する
ことに支障がある場合でも、蓋体全体を開成する
ことなく、容器本体内の生餌を餌抄い具たるたも
網具を使用して容易かつ迅速に取り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案容器本体の斜視図、第2図は本
考案蓋体の斜視図である。 1……容器本体、1b……内面、2……係止
部、5……ネツト体、5a……周枠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口した容器本体と、この容器本体を施蓋
    する蓋体とより形成する生餌容器において、この
    蓋体に餌抄い具の抄い枠部を挿通させるに十分な
    大きさを有する抄い出し口を穿設するとともに、
    該抄い出し口を被蓋する蓋部を設け、かつ、上記
    容器本体の周壁内面に内方へ突出する係止部を形
    成すると共に、この係止部に支持される周枠部を
    上端に形成したネツト体を容器本体の周壁内面に
    添うように設けたことを特微とする生餌容器。
JP1986168899U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0327432Y2 (ja)

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JP1986168899U JPH0327432Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6375177U JPS6375177U (ja) 1988-05-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5478696U (ja) * 1977-11-12 1979-06-04
JPS56167979U (ja) * 1980-05-15 1981-12-11
JPS59178060U (ja) * 1983-05-17 1984-11-28 株式会社 東洋製作所 魚輸送箱

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JPS6375177U (ja) 1988-05-19

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