JP3214917U - ウエットシート容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑な作業を経ることなく詰め替えができる、経済的なウエットシート容器を提供する。【解決手段】ウエットシート容器1は、詰め替え用のウエットシート20が収容された袋状の容器本体2に、ウエットシート取出し口部10を取り付け、容器本体の上端にファスナー9を有する開封部6を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、ウエットシート容器に関するものである。
従来、ウエットシートは、例えば下記特許文献1に記載されているとおり、ロール状に巻かれた状態で、円筒状のプラスチック製の容器に収容されて販売されている。容器の上面には、ウエットシートの取出し口が備えられ、この取出し口からウエットシートが取り出される。
ウエットシートを使い切った消費者は、新たにウエットシートを購入する際、再びプラスチック製の容器ごとウエットシートを購入する。しかし、使用済みの容器が廃棄物となって資源の無駄となり、また、製品の価格に容器の対価が含まれているため、消費者は同じ容器に対して再びお金を支払う必要がある。
そこで、使用済みの容器を再利用できるように、詰め替え用のウエットシートのみが販売されている。詰め替え用のウエットシートを購入した消費者は、使用済みの容器にウエットシートを収容することで、再び同じ容器を使ってウエットシートを使用することができる。販売時に詰め替え用のウエットシートが収容された袋は、比較的安価であるため、経済的である。
しかし、詰め替え用のウエットシートを、使用済みの容器に詰め替える作業は、煩雑であり、また、販売時に詰め替え用ウエットシートが収容されていた袋は、廃棄物となる。
本考案は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、煩雑な作業を経ることなく、経済的なウエットシート容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るウエットシート容器は、ロール状のウエットシートが収容される袋状の容器本体と、前記容器本体に取り付けられたウエットシート取出し口部と、を有する、ことを特徴とする。
本考案に係るウエットシート容器は、前記容器本体の端部にファスナーが備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るウエットシート容器は、前記容器本体に持ち手部が備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るウエットシート容器は、詰め替え用ロール状ウエットシートが収容された袋状の容器本体に、ウエットシート取出し口部が備えられた、ことを特徴とする。
本考案に係るウエットシート容器は、ロール状のウエットシートが収容される袋状の容器本体と、容器本体に取り付けられたウエットシート取出し口部とを有している。すなわち、容器本体が袋状であるため、剛性のプラスチック製の容器などと比較して、安価である。したがって、経済的である。また、容器本体にウエットシート取出し口部が備えられているため、別の容器に詰め替えることなく利用することができる。したがって、煩雑な作業を経る必要がない。
本考案に係るウエットシート容器は、容器本体の端部にファスナーが備えられている。この構成により、利用者は、ファスナーから容器本体を開封し、ウエットシートを容器本体の内側からウエットシート取出し口部を通して外側に出し、再び容器本体を閉じてファスナーで密封する。仮に、ウエットシートがウエットシート取出し口部から外れて容器本体の内側に入り、外側から取り出すことができなくなった場合であっても、ファスナーを介して、ウエットシートを容器本体の内側から再びウエットシート取出し口部に通して外側に出すことができる。
本考案に係るウエットシート容器は、容器本体に持ち手部が備えられている。したがって、利用者が持ち手部を容易に把持することができ、容器本体を持ち運ぶことができる。また、所望の位置に持ち手部を引っ掛けることで、利用者がウエットシートを使いやすい位置に、容器本体を設置することができる。
本考案に係るウエットシート容器は、詰め替え用ロール状ウエットシートが収容された袋状の容器本体に、ウエットシート取出し口部が備えられている。容器本体が安価であるため、経済的である。また、詰め替える作業を要しないため、煩雑な作業を経る必要がない。
以下に、本考案の実施形態に係るウエットシート容器を図面に基づいて説明する。図1は、ウエットシート容器1が示されている。なお、図1に示されているとおり、設置面に対して垂直な高さ方向を上下とし、側面を前後とし、幅方向を左右とする。
図1に示されているとおり、ウエットシート容器1は、袋状の容器本体2と、この容器本体2に取り付けられたウエットシート取出し口部10と、容器本体2に備えられた持ち手部15とを有している。
容器本体2は、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアミドなどであり、ほぼ四角形に形成された前面部3および後面部4と、下端のマチ部である底部5とから構成されている。前面部3と後面部4との左右側端、前面部3と後面部4との上端、前面部3および後面部4の下端と底部5の周縁とは、それぞれシールされている。容器本体3の上端は、開封部6が形成されている。開封部6は、容器本体2の左側端に形成された切込み部7と、この切込み部7から右側端に渡って切り離される開封片部8と、この開封片部8の直下において左右端に渡って形成されたファスナー9とで構成されている。開封片部8が容器本体2から切り離されると、ファスナー9が容器本体2の上端に露出する。ファスナー9が開封されると、前面部3と後面部4とが上端において離れ、容器本体2の上端が開口する。再びファスナー9を介して前面部3と後面部4とが上端において嵌合すると、容器本体2の上端が閉じる。
ウエットシート取出し口部10は、前面部3の上部に取り付けられている。ウエットシート取出し口部10は、前面部3に取り付けられたベース部11と、このベース部11に対して開閉する蓋部13とから構成されている。ベース部11は、長円形または楕円形の平板状であり、ほぼ中央に取出し孔12が形成されている。蓋部13は、平板状であり、ほぼ円形であると共に上端の一部が上方に突出してヒンジ部14が形成されている。ヒンジ部14がベース部11に連接された状態で、蓋部13はベース部11の取出し孔12を覆っている。なお、ベース部11や蓋部13の形状は任意である。
持ち手部15は、容器本体2の上端近傍であって、右側部に備えられている。持ち手部15は、容器本体2に持ち手孔16が形成され、この持ち手孔16に紐17が通されたことで実現されている。持ち手孔16が大きく、利用者の指が入る大きさであれば、紐17は省略してもよい。容器本体2は、持ち手孔16によって内部の気密を妨げることがないよう加工されている。なお、持ち手部15は左側部に備えられていてもよい。
容器本体2に収容されたウエットシート20は、ロール状であり、いわゆる詰め替え用である。ウエットシート20は、例えば、レーヨン、ポリエステルなどであり、水、エタノール、薬液などで湿潤している。
上記のとおり、ウエットシート容器1が構成されている。ウエットシートを利用する際、利用者は、容器本体2を開封し、ウエットシート20を容器本体2の内側からウエットシート取出し口部10を通して外側に出し、再び容器本体2を閉じてファスナー9で密封する。なお、予めウエットシート20がウエットシート取出し口部10に引っ掛けられた状態であれば、開封部6はなくてもよい。
次に、ウエットシート容器1の効果を説明する。
上記したとおり、ウエットシート容器1は、詰め替え用のウエットシート20が収容された袋状の容器本体2に、ウエットシート取出し口部10が取り付けられたものである。すなわち、容器本体2が袋状であるため、剛性のプラスチック製の容器などと比較して、安価である。したがって、経済的である。また、容器本体2にウエットシート取出し口部10が備えられていれば、別の容器に詰め替えることなく利用することができる。したがって、煩雑な作業を経る必要がない。
ウエットシート容器1は、容器本体2の上端にファスナー9が備えられている。この構成により、仮に、ウエットシート20がウエットシート取出し口部10から外れて容器本体2の内側に入り、外側から取り出すことができなくなった場合であっても、ファスナー9を介して、ウエットシート20を容器本体2の内側から再びウエットシート取出し口部10に通して外側に出すことができる。
ウエットシート容器1は、容器本体2に持ち手部15が備えられている。したがって、利用者が持ち手部15を容易に把持することができ、容器本体2を持ち運ぶことができる。また、所望の位置に持ち手部15を引っ掛けることで、利用者がウエットシート20を使いやすい位置に、容器本体2を設置することができる。
なお、利用者がウエットシート20を使い切った場合、利用者は、空のウエットシート容器1を再利用することもできる。すなわち、利用者は、詰め替え用のウエットシート20を別途購入し、ウエットシート容器1に詰め替える。この場合の詰め替え用のウエットシート20は、ウエットシート取出し口部10が備えられていない容器に収容されている。すなわち、この容器は、ウエットシート取出し口部10が備えられていない分、ウエットシート取出し口部10が備えられたウエットシート容器1と比較して、安価である。したがって、さらに経済的である。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 ウエットシート容器
2 容器本体
3 前面部
4 後面部
5 底部
6 開封部
7 切込み部
8 開封片部
9 ファスナー
10 ウエットシート取出し口部
11 ベース部
12 取出し孔
13 蓋部
14 ヒンジ部
15 持ち手部
16 持ち手孔
17 紐
20 ウエットシート
2 容器本体
3 前面部
4 後面部
5 底部
6 開封部
7 切込み部
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10 ウエットシート取出し口部
11 ベース部
12 取出し孔
13 蓋部
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20 ウエットシート
Claims (4)
- ロール状のウエットシートが収容される袋状の容器本体と、
前記容器本体に取り付けられたウエットシート取出し口部と、を有する、
ことを特徴とするウエットシート容器。 - 前記容器本体の端部にファスナーが備えられた、
ことを特徴とする請求項1に記載されたウエットシート容器。 - 前記容器本体に持ち手部が備えられた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたウエットシート容器。 - 詰め替え用ロール状ウエットシートが収容された袋状の容器本体に、ウエットシート取出し口部が備えられた、
ことを特徴とするウエットシート容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005450U JP3214917U (ja) | 2017-12-01 | 2017-12-01 | ウエットシート容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005450U JP3214917U (ja) | 2017-12-01 | 2017-12-01 | ウエットシート容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3214917U true JP3214917U (ja) | 2018-02-15 |
Family
ID=61190154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017005450U Active JP3214917U (ja) | 2017-12-01 | 2017-12-01 | ウエットシート容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3214917U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021091416A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 株式会社バンダイ | ティッシュペーパー収容容器 |
JP7439449B2 (ja) | 2019-10-24 | 2024-02-28 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋 |
-
2017
- 2017-12-01 JP JP2017005450U patent/JP3214917U/ja active Active
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