JP2005236169A - 磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置 - Google Patents

磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005236169A
JP2005236169A JP2004045859A JP2004045859A JP2005236169A JP 2005236169 A JP2005236169 A JP 2005236169A JP 2004045859 A JP2004045859 A JP 2004045859A JP 2004045859 A JP2004045859 A JP 2004045859A JP 2005236169 A JP2005236169 A JP 2005236169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic shield
magnetic field
mram
external
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004045859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4742502B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kato
義寛 加藤
Yoshiki Ito
芳規 伊藤
Tatsujirou Hirata
達司郎 平田
Katsumi Okayama
克巳 岡山
Kaoru Kobayashi
薫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004045859A priority Critical patent/JP4742502B2/ja
Priority to US11/053,650 priority patent/US7459769B2/en
Priority to KR1020050013495A priority patent/KR101217920B1/ko
Priority to DE602005016625T priority patent/DE602005016625D1/de
Priority to EP05003577A priority patent/EP1575054B1/en
Priority to TW094105486A priority patent/TWI279784B/zh
Publication of JP2005236169A publication Critical patent/JP2005236169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4742502B2 publication Critical patent/JP4742502B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/552Protection against radiation, e.g. light or electromagnetic waves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B3/00Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
    • B62B3/14Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by provisions for nesting or stacking, e.g. shopping trolleys
    • B62B3/148Adaptations facilitating the transport to the counter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B3/00Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
    • B62B3/002Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by a rectangular shape, involving sidewalls or racks
    • B62B3/004Details of doors or cover lids
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】磁気飽和を緩和させ、MRAMを始めとする磁気デバイスにとって好適な高性能な磁気シールド効果を実現すること。
【解決手段】磁化方向が固定された磁化固定層と、磁化方向の変化が可能な磁性層(記憶層)とがトンネルバリア層を介して積層されてなるTMR素子からなる磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)30が樹脂等の封止材32によって封止されている磁気メモリ装置に好適であって、MRAM30を磁気シールドするために封止材32上に設けた磁気シールド板62A、62Bの平面形状又は断面形状が、外部磁界の方向とほぼ垂直な辺とほぼ平行な辺とが直交しない形状、特に円形、多角形等であることによって、磁気シールド板の磁気飽和を緩和して磁気シールド効果を保持できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、外部磁界の侵入を避ける手段としての磁気シールド体と、この磁気シールド体を用いた磁気シールド構造及び磁気メモリ装置に関するものである。
近年、ますます悪化する電磁環境の中で、静磁界の分野においても磁気障害が増加し、高性能でしかも簡略的かつ安価な磁気シールド方法が要求されている。
超伝導応用機器からの漏洩磁界から電子機器を保護するためや、電子線を利用した装置において磁界により電子線が偏向することを避ける目的として、十分な磁気シールドが重要である。また、特に磁気記録の分野において、磁気シールドはより重視されている。パーマロイなどの高透磁率材料が用いられているオーディオ用磁気ヘッドは、磁気シールドなしには使用することができない。さらには、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気記録ディスクや、キャッシュカード、クレジットカードなどの磁気記録カードといった磁気記録媒体の普及に伴い、外部磁界からの情報の保護を目的として磁気シールドが必要とされている。
また、高速、大容量(高集積化)、低消費電力、小型の不揮発性メモリとして注目されているのが、例えばWang et al., IEEE Trans. Magn. 33 (1997), 4498に記載されているような、MRAM(Magnetic Random Access Memory )と称される磁気メモリである。これは、近年のTMR(Tunnel Magnetoresistance)材料の特性向上により、注目を集めるようになってきている。
MRAMは、ナノ磁性体特有のスピン依存伝導現象に基づく磁気抵抗効果を利用した半導体磁気メモリであり、外部から電力を供給することなしに記憶を保持できる不揮発性メモリである。しかも、MRAMは、構造が単純であるために高集積化が容易であり、また磁気モーメントの回転により記録を行うために書き換え可能回数が大であり、アクセス時間についても非常に高速であることが予想され、既に100MHzで動作可能であることがR.Scheuerlein et al, ISSCC Digest of Technical Papers,pp.128-129,Feb.2000で報告されている。
こうしたMRAMについて更に詳細に説明すると、図20に概略的に示すように、MRAMのメモリセルの記憶素子となるTMR素子10は、磁化方向が固定された磁化固定層26と、磁化が比較的容易に回転する記憶層2とがトンネルバリア層3を介して積層された構造からなるメモリ素子である。
記憶層2と磁化固定層26には、ニッケル、鉄又はコバルト、或いはこれらの合金からなる強磁性体が用いられ、またトンネルバリア層3はアルミニウム、マグネシウム、シリコン等の酸化物又は窒化物等の絶縁体からなっていて、記憶層2と磁化固定層26との磁気的結合を切るとともに、トンネル電流を流すための役割を担う。
図示省略したが、磁化固定層26は第1の磁化固定層と第2の磁化固定層とを有し、これらが反強磁性的に結合するようなルテニウム、銅、クロム、金、銀などの導体層が両磁化固定層間に挟持されていてよく、また第2の磁化固定層は、鉄、ニッケル、白金、イリジウム、ロジウムなどのマンガン合金、コバルトやニッケル酸化物などの反強磁性体層と接していて、これらの層間に働く交換相互作用によって、第2の磁化固定層は強い一方向の磁気異方性を持つことになる。
メモリセルにおいては、例えばp型シリコン半導体基板13内に形成されたp型ウェル領域内に形成されたゲート絶縁膜15、ゲート電極16、ソース領域17、ドレイン領域18よりなるn型の読み出し用電界効果トランジスタ19が配置され、その上部に、書き込み用ワード線12、TMR素子10、ビット線11が配置されている。TMR素子10は、最上層の導電層を介してビット線11に接続され、また下部では絶縁層を介してワード線12が設けられている。ソース領域17には、ソース電極20を介してセンスライン21が接続されている。電界効果トランジスタ19は、読み出しのためのスイッチング素子として機能し、ワード線12とTMR素子10との間から引き出された読み出し用配線22がドレイン電極23を介してドレイン領域18に接続されている。なお、トランジスタ19は、n型又はp型電界効果トランジスタであってよいが、その他、ダイオード、バイポーラトランジスタ、MESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)等、各種のスイッチング素子が使える。
図21は、MRAMの等価回路図を示すが、相互に交差するビット線11及び書き込み用ワード線12を有し、これらの書き込み線の交点には、記憶素子10と共に、記憶素子10に接続されて読み出しの際に素子選択を行う電界効果トランジスタ19及びセンスライン21を有する。センスライン21は、センスアンプ23に接続され、記憶された情報を検出する。なお、図中の24は双方向の書き込み用ワード線電流駆動回路、25はビット線電流駆動回路である。
図22は、MRAMの書き込み条件を示すアステロイド曲線であって、印加された磁化容易軸方向磁界HEA及び磁化困難軸方向磁界HHAによる記憶層磁化方向の反転しきい値を示している。このアステロイド曲線の外部に、相当する合成磁界ベクトルが発生すると、磁界反転を生じるが、アステロイド曲線の内部の合成磁界ベクトルは、その電流双安定状態の一方からセルを反転させることはない。また、電流を流しているワード線及びビット線の交点以外のセルにおいても、ワード線又はビット線単独で発生する磁界が印加されるため、それらの大きさが一方向反転磁界HK以上の場合は、交点以外のセルの磁化方向も反転してしまうため、合成磁界が図中の灰色の領域にある場合のみに、選択されたセルを選択書き込みが可能となるようにしておく。
このように、MRAMでは、ビット線とワード線の2本の書き込み線を使用することにより、アステロイド磁化反転特性を利用して、指定されたメモリセルだけが磁性スピンの反転により書き込むことが一般的である。単一記憶領域における合成磁化は、それに印加された磁化容易軸方向磁界HEAと磁化困難軸方向磁界HHAとのベクトル合成によって決まる。ビット線を流れる書き込み電流は、セルに磁化容易軸方向の磁界HEAを印加し、またワード線を流れる電流は、セルに磁化困難軸方向の磁界HHAを印加する。
図23は、MRAMの読み出し動作を説明するものである。即ち、上記したように、情報の書き込みは、マトリックス状に配線したビット線11とワード線12との交点の合成磁場によってセルの磁性スピンを反転させて、その向きを“1”、“0”の情報として記録する。また、読み出しは、磁気抵抗効果を応用したTMR効果を利用して行なうが、TMR効果とは、磁性スピンの向きによって抵抗値が変化する現象であり、磁性スピンが反平行の抵抗の高い状態と、磁性スピンが平行の抵抗の低い状態により、情報の“1”、“0”を検出する。この読み出しは、ワード線12とビット線11との間に読み出し電流(トンネル電流)を流し、上記の抵抗の高低に応じた出力を上記した読み出し用電界効果トランジスタ19を介してセンスライン21に読み出すことによって行う。
上記したように、MRAMは、高速かつ不揮発性の大容量メモリとして期待されるが、記憶の保持に磁性体を用いているため、外部磁界の影響によって情報が消去されたり、或いは書きかえられてしまうという問題がある。即ち、磁性スピンの向きを180°回転させることにより“0”、“1”を書き込み、スピンの向きで生じる抵抗差によりそれを読み出しているが、書き込み時の保磁力(Hc)は例えば数Oe〜10Oe程度であるため、それ以上の外部磁界による内部漏洩磁界が作用すれば、所定のメモリセルに選択的に書き込みを行うことが不可能となることがある。
従って、MRAMの実用化へのステップとして、外部磁気対策、即ち素子を外部の電磁波からシールドする磁気シールド構造の確立が切望されている。
磁気シールド手段の形状および構造は、主に被磁界をさける空間を高透磁率材料、高飽和磁化材料で覆い囲むといった方法が一般的である。また、被磁界をさける空間が小さい場合は、2枚の磁気シールド板でその空間を挟む構造(サンドウィッチ構造)も考えられる。
MRAMの磁気シールド構造としては、MRAM素子のパッシベーション膜に絶縁性のフェライト(MnZn及びNiZnフェライト)層を使うことにより磁気シールド特性を持たせる提案がなされている(後述の特許文献1参照)。また、パーマロイのような高透磁率磁性体をパッケージの上及び下から取り付けることにより磁気シールド効果をもたせ、内部素子への磁束の侵入を防ぐ提案がなされている(後述の特許文献2参照)。更に、軟鉄等の磁性材料により素子にシールド蓋を被せる構造が開示されている(後述の特許文献3参照)。
MRAMのメモリセルへの外部磁束の侵入を防ぐためには、高い透磁率を持つ磁性材料を素子の周囲に巡らせ、磁束を内部へ侵入させない磁路を設けることが最も重要である。そのためには、素子を磁気シールド層で完全に覆ってしまうことが最良の手段であるが、実際のシールド構造の作製が困難であり、容易に作製することができる磁気シールドが望まれる。
そこで、本出願人は、簡易に磁気シールド層を設け、高性能な磁気遮蔽効果を実現できるMRAMを特願2002−357806として既に提起した。これを以下、先願発明と称する。
この先願発明によれば、図24に示すように、上述したと同様に磁化方向が固定された磁化固定層26と、磁化方向の変化が可能な磁性層2とがトンネルバリア層3を介して積層されてなるメモリ素子からなる磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)30が樹脂等の封止材32によって封止されたパッケージにおいて、MRAM30を磁気シールドするための平面形状が直方体形状の磁気シールド層(磁気シールド板)52A、52Bが、封止材32の一方の外面及び/又は他方の外面に接して(或いは、封止材32の内部においてMRAM30とは非接触状態でその少なくとも一方の側に)設けられている。なお、図中の41は、MRAM30を固定するためのダイパッド、31は外部リードであるが、MRAM30と外部リード31とを接続するための例えばワイヤボンディングは図示省略している。
従って、先願発明の磁気メモリ装置によれば、MRAM30が樹脂等の封止材32でモールド処理したパッケージとして主に用いられることに着目して、磁気シールド層52A、52Bをモールドされたパッケージ封止材32の一方の外面(例えばメモリ素子のチップ表面側のパッケージ上面)やその他方の面(例えばメモリ素子のチップ裏面側のパッケージ下面)に、粘着剤等によってMRAM30又は外部磁界(磁力線)とほぼ平行に貼り付ける構造にすることにより、磁気シールドにとって効果的な形状に加工した磁気シールド層52A、52Bを容易に装着若しくは脱着することができ、或いは、モールド時に金型内に磁気シールド層52A、52Bを配置するだけでメモリ素子30の少なくとも一方の側において封止材32中の所定位置に容易に埋設することができる。このため、MRAMにとって高性能な磁気シールドを簡易に実現することができ、磁気シールドに関する実装作業を簡易化することができ、また、このパッケージは回路基板に実装する場合にも好適な構造及び形状となる。
米国特許第5,902,690号明細書及び図面(第5欄、FIG.1及びFIG.3) 米国特許第5,939,772号明細書及び図面(第2欄、Fig.1及びFig.2) 特開2001-250206号公報(第5頁右欄、図6)
磁性材料を使用した磁気シールド効果は、図25に示すように考えると理解し易い。図25(A)は、外部磁界HO中に、内部に空洞50を設けた断面リング状の磁性体51を置いた状態を示したものである。磁性体51は、磁界の影響を受けて磁化され、磁極を持つようになり、この磁性体に発生した磁極は、周囲の外部磁界と逆方向の磁界を発生させる。この逆方向磁界と周囲の磁界とを合成すると、図25(B)に示すように、磁性体51に囲まれた内部の空間は、内部磁界Hiを持つ微小磁界空間になり、磁性体51がシールド効果を生じたことになる。
しかしながら、主に被磁界をさける空間を上記の如き高透磁率材料、高飽和磁化材料からなる磁性体51で覆い囲むといった構造では、小型化、軽量化の傾向にある機器の実装には好ましくない。また、被磁界を避ける空間が小さい場合は、2枚の磁気シールド板でその空間を挟む構造(サンドウィッチ構造)が考えられるが、機器の実装やその重量も考慮すると、より少ない体積で、より大きいシールド効率を実現する磁気シールド板の形状や構造とすることが不可欠である。
特に、外部磁界HOが大きくなり、磁気シールド材料の飽和磁束密度の限界に近づくに従って磁気飽和が始まる。磁気シールド体の内部にて磁力線が集中する部分から磁気飽和が始まり、透磁率の減少が生じ、この結果、磁気シールド効果が低下する。このためにも、磁気シールド体の内部における磁気飽和を緩和することが必要である。
一般に、磁力線は空気と高透磁率材料との境界において高透磁率材料の表面に対しほぼ垂直になり、磁性体中の磁力線密度(磁束密度)が密になり、磁性体で囲まれた空間は疎になる、という認識がある。これを考慮すると、図26に示すような直方形状(例えば正方形)の平面形状の磁気シールド板52の場合、外部磁界方向と垂直な端面部分a(図2(a))と、平行な端面部分bから侵入してくる磁界によって、磁性体中に磁力線が集中する部分cが生じてしまい、この結果、磁気飽和を生じ易くなり、磁気シールド効果が低下する。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであって、その目的は、磁気シールド体の形状や構造の改良により磁気飽和を緩和させ、MRAMを始めとする磁気デバイスにとって好適で高性能な磁気シールドを実現することにある。
即ち、本発明は、平面形状又は/及び断面形状において、外部磁界の侵入側及び放出側の各辺とその隣接辺とのなす角度が、それぞれ鈍角である、磁気シールド体に係り、また前記平面形状又は/及び断面形状がm角形(但し、mは、m≧4の条件を満たす整数である。)であり、前記各辺と前記隣接辺とがなす角部が外向きの曲線状をなしている、磁気シールド体にも係るものである。
また、本発明は、平面形状又は/及び断面形状が、その全域で連続した面を形成していると共に、その外周辺のうち、少なくとも外部磁界の侵入側及び放出側が外向きの曲線状をなしている、磁気シールド体を提供するものである。
また、本発明は、本発明の磁気シールド体の少なくとも1つが設置されてなる、磁気シールド構造も提供するものである。
更に、本発明は、磁気メモリ部を有し、この磁気メモリ部に対向して、本発明の磁気シールド体を有する、磁気メモリ装置も提供するものである。
なお、本発明において、上記した「外部磁界の侵入側及び放出側の各辺とその隣接辺」とは、外部磁界の侵入又は放出側において外部磁界方向と交差する(特に、垂直又は実質的に垂直の)各辺に隣接する(若しくは連続する)辺を意味し、更にこれらの辺が上記した「角度」又は「角部」をなしている。
本発明によれば、磁気シールド体の平面形状又は/及び断面形状として、外部磁界の侵入側及び放出側の各辺とその隣接辺とのなす角度が、それぞれ鈍角であること、m角形(但し、mは、m≧4の条件を満たす整数である。)であって前記各辺と前記隣接辺とがなす角部が外向きの曲線状をなしていること、或いは、全域で連続した面を形成していると共に、外周辺のうち、少なくとも外部磁界の侵入側及び放出側が外向きの曲線状をなしていること、といった磁気シールド体形状としているので、外部磁界の侵入側及び放出側における磁気シールド体の各辺とその隣接辺とが直交しない(若しくは実質的に直交しない)ことになり、これら両辺から侵入し又は放出される磁界が磁気シールド体中で集中することを低減することができ、これによって磁気飽和を緩和して磁気シールド効果を十分に保持することができる。
本発明においては、本発明の効果を確実かつ十二分に奏するためには、前記各辺と前記隣接辺とのなす角度が、それぞれ90°を超える大きさ(即ち、鈍角)とすべきであるが、特にこの角度は108°以上、180°未満とするのが望ましい。これが108°未満であると、磁気シールド体内での磁界の集中が増大し、また180°以上であると、これによって生じる角部での磁界の集中が生じ易くなる。
この場合、前記外部磁界の方向又は前記メモリ部とほぼ平行(完全に平行か或いは実質的に平行)な面内における前記平面形状又は/及び前記断面形状がn角形(但し、nは、n≧5、更には∞>n≧5の条件を満たす整数である。)であるのがよい。
また、前記平面形状又は/及び前記断面形状がm角形である場合、∞>m≧4とするのがよく、このm角形における外向き曲線状の前記角部が、直線状の両辺間に存在しているのがよいが、この角部の外部磁界方向の長さ(特に角部の半径)rと、これに隣接する直線状の辺の長さ(特に外部磁界方向の長さ)Lとの比は、前記平面形状ではr/L≧1/4、前記断面形状ではr/L≧1/3とするのが望ましい。この範囲を外れてこの比が小さくなると、曲線状の角部が小さくなりすぎて上記した磁気シールド体内での磁界の集中が増大し易い。また、前記断面形状において、長手方向(前記メモリ部とほぼ平行な方向)の長さD1と短辺(前記メモリ部とほぼ垂直方向)の長さD2との比は、D1/D2≧5とするのが望ましい。
また、前記平面形状又は/及び前記断面形状がその全域で連続した面を形成していて、その外周辺の少なくとも外部磁界侵入側及び放出側が外向きの曲線状をなしている場合、特に、前記平面形状又は/及び前記断面形状が円形又は楕円形であるのが望ましい。
また、本発明の磁気シールド体(特に板状の磁気シールド板)は、その少なくとも1つが外部磁界とほぼ平行に設置された磁気シールド構造とするのがよく、これは磁気メモリ装置に適用する場合も同様としてよいが、磁気メモリ部又は磁気ランダムアクセスメモリに対向してこれとほぼ平行に配置されるのがよい。特に、本発明の磁気シールド体は、小さいサイズにも拘らず磁気シールド効果に優れているので、磁気ランダムアクセスメモリに好適であるが、他の磁気メモリ等の磁気デバイスにも適用してよい。
この場合、磁化方向が固定された磁化固定層と、磁化方向の変化が可能な磁性層とが積層されてなるメモリ素子からなる磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)として前記磁気メモリ部が構成され、前記磁気ランダムアクセスメモリに対向して、磁気シールド体を有するのがよい。そして、前記磁気シールド体の一対が平行に設置され、これらの磁気シールド体間に、前記磁気メモリ部又は磁気ランダムアクセスメモリが配置されているのがよい。
なお、本発明において、前記磁気シールド体を形成するためのシールド材料としては、純鉄、Fe−Ni系、Fe−Co系、Fe−Ni−Co系、Fe−Si系、Fe−Al−Si系及びフェライト系等が挙げられる。その中でも、ある程度の透磁率を有することは勿論であるが、外部磁界に対して容易に飽和することのない高飽和磁化を有する材料が望ましい。このような材料としては、1.8テスラ(T)以上の飽和磁化を有する材料、特に、Si2〜3重量%、Fe残部;Co47〜50重量%、Fe残部;Co35〜40重量%、Fe残部;Co23〜27重量%、Fe残部;及びCo48〜50重量%、V1〜3重量%、Fe残部;からなる群より選ばれた少なくとも1種からなる軟磁性材料が望ましい。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面参照下に具体的に説明する。
図1及び図2は、本実施の形態による各種の磁気シールド板62の平面形状をそれぞれ例示するものである。
図1は、磁気シールド板の平面方向での磁気飽和を緩和するための理想的な平面形状、即ち円形の磁気シールド板62を示すものである。この円形の磁気シールド板62は、図26に示したような外部磁界の侵入及び放出方向と垂直な端面部分a及び平行な端面部分bは殆ど存在していないから、これらが直交する領域が存在しないことになるので、外部磁界による磁界(磁力線)が磁気シールド板62内で集中することがない。この結果、磁気飽和を十二分に緩和でき、磁気シールド効果を大きく向上させることができる。
図2(A)には、多角形(n角形:∞>n≧5、例えばn=8)の平面形状の磁気シールド板62を示す。図1と同様に図面下部を外部磁界侵入側、上部を外部磁界放出側としたとき、外部磁界侵入側(外部磁界方向と垂直)の一辺62aとこれに隣接する隣接辺62bとのなす角度θは、鈍角:∞>θ>90°、特に180°>θ≧108°、例えば135°とする。この角度が108°未満であると、磁気シールド板62内での磁界の集中が増大し、また180°以上になると、多角形を形成できないか、或いは仮想線のようないびつな角部が生じてこの角部での磁界の集中が生じ易くなる。
図2(A)の磁気シールド板62は、両辺62aと62bとが直交せず、直交状態から大きくずれるために、両辺から侵入する磁界の集中を低減することができる。これは、外部磁界放出側の両辺62c、62dについても同様である。
図2(B)は、多角形(m角形:∞>m≧4、例えばm=4)の平面形状の磁気シールド板62を示す。外部磁界侵入側(外部磁界方向と垂直)の一辺62aと、これに隣接する隣接辺62eとのなす角部60を外向き円弧状に丸めて(アールをつけて)いる。これによって、辺62aと角部60の辺とが直交せず、直交状態から大きくずれるために、図1に示したと同様に、侵入する磁界の集中を低減することができる。これは、外部磁界放出側についても同様である。
但し、外向き円弧状の角部60は、直線状の両辺62a、62e間に存在しているのがよいが、この角部の外部磁界方向の長さ(角部の半径)rと、これに隣接する直線状の辺62eの長さ(外部磁界方向の長さ)Lとの比は、r/L≧1/4とするのが望ましい。この範囲を外れてこの比が小さくなると、円弧状の角部60が小さくなりすぎて磁気シールド体内での磁界の集中が増大し易い。
図2(C)は、楕円形の平面形状の磁気シールド板62を示す。これは、図1に示した円形の磁気シールド板と同様に磁気飽和の緩和作用に優れ、磁気シールド効果が良好である。
図3は、磁気シールド板に対しその厚み(断面)方向へも外部磁界が侵入及び放出することを考慮して、厚み方向での磁気飽和を緩和するための理想的な断面形状、即ち断面円形の磁気シールド板72を示すものである。この断面円形の磁気シールド板72は、外部磁界の侵入及び放出方向と垂直な端面部分及び平行な端面部分は殆ど存在していないから、これらが直交する領域が存在しないことになるので、外部磁界による磁界(磁力線)が磁気シールド板72内で集中することがない。この結果、磁気飽和を十二分に緩和でき、磁気シールド効果を大きく向上させることができる。
図4(A)には、多角形(n角形:∞>n≧5、例えばn=8)の断面形状の磁気シールド板72を示す。図3と同様に、図面下部を外部磁界侵入側、上部を外部磁界放出側としたとき、外部磁界侵入側(外部磁界方向と垂直)の一辺72aとこれに隣接する隣接辺72bとのなす角度θは、鈍角:∞>θ>90°、特に180°>θ≧108°、例えば135°とする。この角度が108°未満であると、磁気シールド板72内での磁界の集中が増大し、また180°以上になると、多角形を形成できないか、或いは図2(A)で仮想線で示したと同様のいびつな角部が生じてこの角部での磁界の集中が生じ易くなる。
図4(A)の磁気シールド板72は、両辺72aと72bとが直交せず、直交状態から大きくずれるために、両辺から侵入する磁界の集中を低減することができる。これは、外部磁界放出側の両辺72c、72dについても同様である。
但し、図4(A)の右側に示すように、実際には、磁気シールド板72の断面形状において、長手方向(後述のメモリ部とほぼ平行な方向又は図面水平方向)の長さD1と短辺(後述のメモリ部とほぼ垂直方向)の長さD2との比は、D1/D2≧5とするのが望ましい(以下、同様)。この断面は、図2(A)のIV−IV線に沿う断面に相当するものである(以下、同様)。
図4(B)は、多角形(m角形:∞>m≧4、例えばm=4)の断面形状の磁気シールド板72を示す。外部磁界侵入側(外部磁界方向と垂直)の一辺72aと、これに隣接する隣接辺72eとのなす角部70を外向き円弧状に丸めて(アールを付けて)いる。これによって、辺72aと角部70の辺とが直交せず、直交状態から大きくずれるために、図3に示したと同様に、侵入する磁界の集中を低減することができる。これは、外部磁界放出側についても同様である。
但し、外向き円弧状の角部70は、直線状の両辺72a、72e間に存在しているのがよいが、この角部の外部磁界方向の長さ(角部の半径)rと、これに隣接する直線状の辺72eの長さ(外部磁界方向の長さ)Lとの比は、r/L≧1/3とするのが望ましい。この範囲を外れてこの比が小さくなると、円弧状の角部70が小さくなりすぎて磁気シールド体内での磁界の集中が増大し易い。
図4(C)は、楕円形の断面形状の磁気シールド板72を示す。これは、図3に示した断面円形の磁気シールド板と同様に磁気飽和の緩和作用に優れ、磁気シールド効果が良好である。
図5には、図24に示したと同様に、磁化方向が固定された磁化固定層26と、磁化方向の変化が可能な磁性層2とがトンネルバリア層3を介して積層されてなるメモリ素子から磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)30が樹脂等の封止材32によって封止されたパッケージを示し、MRAM30を磁気シールドするための磁気シールド層、例えば平面形状が円形の磁気シールド板62A、62Bが、封止材32の一方の外面及び/又は他方の外面に接して(或いは、封止材32の内部においてMRAM30とは非接触状態でその少なくとも一方の側に)設けられている。なお、図中の41はMRAM30を固定するためのダイパッド、31は外部リードであるが、MRAM30と外部リード31とを接続するための例えばワイヤボンディングは図示省略している。
この磁気メモリ装置は、外部磁界の影響を受け易いMRAM30を内蔵しているが、例えばMRAM30を両側からサンドウィッチする如くに封止材32上に設けた一対の磁気シールド板62A、62Bが例えば図1に示した円形の平面形状を有しているので、MRAM30に対してほぼ平行の外部磁界がMRAM30とほぼ平行に配した磁気シールド板62A、62Bに侵入しても容易には磁気飽和せず、小型であるにも拘らず磁気シールド効果を十分に保持してMRAM30の性能、特に書き込み特性を向上させることができる。
また、この磁気メモリ装置は、上述した先願発明と同様に、MRAM30が樹脂等の封止材32でモールド処理したパッケージとして主に用いられることに着目して、磁気シールド板62A、62Bをモールドされたパッケージ封止材32の一方の外面(例えばメモリ素子のチップ表面側のパッケージ上面)やその他の面(例えばメモリ素子のチップ裏面側のパッケージ下面)に、粘着剤等によってMRAM30又は外部磁界(磁力線)とほぼ平行に貼り付ける構造にすることにより、磁気シールドにとって効果的な形状に加工した磁気シールド板62A、62Bを容易に装着若しくは脱着することができ、或いは、モールド時に金型内に磁気シールド層62A、62Bを配置するだけでメモリ素子30の少なくとも一方の側において封止材32中の所定位置に容易に埋設することができる。このため、MRAMにとって高性能な磁気シールドを簡易に実現することができ、磁気シールドに関する実装作業を簡易化することができ、また、このパッケージは回路基板に実装する場合にも好適な構造及び形状となる。
また、上述した形状・構造の磁気シールド板を用いて、その磁気飽和の緩和現象について確認するため、シミュレーションによる磁気シールド効果の解析を行った。
シミュレータには公知のANSYSを用い、解析構造は正方形の磁気シールド平板2枚によるシールド構造、及び円形の磁気シールド平板2枚によるシールド構造とし、両者の比較を行った。なお、ANSYSは、John A.Swanson博士により開発され、電気、熱、構造解析など、あらゆる有限要素法解析の要求を満たしているシミュレーションプログラムである。解析機能は線形・非線形構造解析、定常・非定常伝熱解析、熱流体解析、電磁場解析、圧電解析、音響解析、衝撃/落下問題まで幅広く用意されており、その豊富な解析機能と、特にマルチフィジックスと呼ばれる柔軟な連成解析機能が広範囲のユーザの要求を満たし、世界中で最も高く評価されるCEAプログラムに発展している(http://www.cybernet.co.jp/ansys/information/ansys.html より)。
図6には、本解析に用いた磁気シールド構造について示す。従来の正方形の磁気シールド平板52A、52Bは14×14×0.25mmであり、2枚の磁気シールド平板52A、52Bの間隔は3.45mmとした。また、本発明に基づく円形の磁気シールド平板62A、62Bはφ15.8×0.25mmであり、2枚の磁気シールド平板62A、62Bの間隔は3.45mmとした。なお、これらの正方形シールド(モデル1)及び円形シールド(モデル2)の体積は両者とも等しく、外部磁界として印加する磁界強度は、7957.75A/m(100Oe)および23873.24A/m(300Oe)とした。
本解析で用いた磁気シールド板はFe−Si系とし、その材料特性は図7に示す。図7は、印加磁界に対する磁束密度の関係(HB曲線)を示している。
図8及び図9、図10及び図11には、それぞれ正方形シールド及び円形シールドの8分の1(図6に示す測定用の単位領域52A’、62A’)の解析モデルを示す。解析境界を対象条件とすることにより、8分の1モデルでの解析が可能となる。図8、図10には、それぞれの概念図を示すが、外部磁界は、図中に示すような外部磁場駆動コイルをモデル作成し、そのコイルに電流を流すことにより生じる磁界を印加した。図9、図11には、正方形シールド及び円形シールドをそれぞれ解析した細区分をメッシュの状態で示し、図9(A)及び図11(A)は全体像を示し、図9(B)及び図11(B)は磁気シールド板部分を拡大して示しており、磁気シールド板52A’62A’の位置も示している。
図12、図13には、正方形磁気シールド板52A’(モデル1)に7957.75A/m(100Oe)及び23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合における磁気シールド板52A’の断面方向(A)と平面方向(B)での解析結果をそれぞれ示す。(A)及び(B)はそれぞれ、磁気シールド板断面、平面を2次元で見た磁気シールド板周りの空間面における解析結果である。印加磁界方向は矢印で示し、それぞれの磁界強度[A/m]に応じた磁気シールド板周りの磁界の向きを細かい矢印で示している。
図12及び図13より、磁気シールド板周りには磁界が集中し(このモデル1では磁気シールド板からの放出磁界を示すが、この磁界集中状態は磁気シールド板への侵入磁界を受ける他の単位領域についても同様である:以下、同様)、特に図12中のAで示した外部磁界方向と垂直な端面部分の磁界強度は大きくなっていることが分かる。一方、図12中のB(図13でも同様)で示した磁気シールド板の内側(図面では磁気シールド板の下方)の磁界強度は小さな値となっている。これより、外部磁界が磁気シールド板によって集められ、2枚の磁気シールド板によって挟まれた内部空間への外部磁界の漏洩をシールドしていることが分かる。また、図12(B)に示した平面解析結果から、外部磁界は、図12(B)中のC(図13(B)でも同様)で示した外部磁界方向と平行な端面部分からも磁気シールド板外へ放出(或いは、磁気シールド板内へ侵入)し、特に図中の下部右側角部に集中していることが分かる。
図14には、モデル1において磁気シールド板内部での磁化状態の平面解析結果を示す。外部磁界方向は矢印で示した。また、濃淡で表わされている領域は、それぞれの磁気シールド板内部における磁束密度量[T]を示しており、濃い領域ほど磁束密度量が大きく、薄い領域に近づくほど磁束密度量が小さいことを示している(以下、同様)。なお、図14(B)中に示されている白っぽい部分は1.6T以上、つまり磁気シールド板の磁気飽和が生じている(つまり飽和磁束密度に達している)ことを示す。
図14より、モデル1では、外部磁界が大きくなるに従い、外部磁界方向と平行な端面の中心部分(図14(A)中のA)から飽和し始めることが分かる。このことは、図12(B)による結果と照らし合わせると、外部磁界方向と垂直な端面部分から放出(又は侵入)する磁界と、平行な端面部分から放出(又は侵入)する磁界とが最も重なり合う部分(磁束が最も密になる部分)に相当している。そして、23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合、図14(B)に示すように、正方形磁気シールド板では磁気飽和が生じている。このように、磁気飽和過程は、外部磁界方向と平行な端面の中心部分から磁気シールド板中心部へ向けて進行していくことが分かる。
図15及び図16には、円形磁気シールド板62A(モデル2)に7957.75A/m(100Oe)及び23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合における磁気シールド板62A’の断面方向(A)と平面方向(B)での解析結果をそれぞれ示す。(A)及び(B)はそれぞれ、磁気シールド板断面、平面を2次元で見た磁気シールド板周りの空間面における解析結果である。印加磁界方向は矢印で示し、それぞれの磁界強度[A/m]に応じた磁気シールド板周りの磁界の向きを細かい矢印で示している。
図15及び図16より、磁気シールド板周りには磁界が集中し、特に図15中のAで示した部分の磁界強度は大きくなっていることが分かる。一方、図15中のB(図16でも同様)で示した磁気シールド板の内側(図面では磁気シールド板の下方)の磁界強度は小さい値となっている。これより、外部磁界が磁気シールド板によって集められ、2枚の磁気シールド板によって挟まれた内部空間への外部磁界の漏洩をシールドしていることが分かる。また、図15(B)及び図16(B)に示した平面解析結果から、外部磁界は、端面に対してほぼ垂直に磁気シールド板から放出(又は磁気シールド板内へ侵入)していることが分かる。
ここで、図15及び図16の平面解析結果と、図12及び図13の平面解析結果とにおける磁界強度は異なっている。これは、正方形と円形の2種の磁気シールド板において、磁気シールド板平面の面積および体積は等しいが、それぞれの側面積及び平面形状が異なるために、面方向で見た際の磁界強度は異なり、磁界の集中状態が異なる、ということを示しており、円形の磁気シールド板の効果が優れていることが分かる。
図17には、モデル2において磁気シールド板内部での磁化状態の平面解析結果を示す。外部磁界方向は矢印で示した。また、濃淡で示されている領域は、それぞれの磁気シールド板内部における磁束密度量[T]を示しており、濃い領域ほど磁束密度量が大きく、薄い領域に近づくほど磁束密度量が小さいことを示している。
図17より、モデル2では、外部磁界が大きくなるに従い、円形磁気シールド板の中心部分(図17(A)中のA)から磁気飽和し始めることが分かる。これは、正方形磁気シールド板とは異なる結果であるが、形状を円形とすることによって、端部における磁束密度量が均一に分散され、端部での磁気飽和が緩和されたことを示している。また、23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合においても、図17(B)に示すように、1.6T以上の磁束密度を示す部分は観察されず、円形磁気シールド板では磁気飽和が生じていないことが分かる。
図18は、正方形磁気シールド板(モデル1)に7957.75A/m(100Oe)及び23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合における、2枚の磁気シールド板に挟まれた内部中間面の磁界強度分布を中心点からの距離に対する磁界強度で各方向について示している。
また、同様に、図19は、円形磁気シールド板(モデル2)に7957.75A/m(100Oe)および23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合における、2枚の磁気シールド板に挟まれた内部中間面の磁界強度分布を中心点からの距離に対する磁界強度で各方向について示している
図18(A)及び図19(A)より、それぞれの磁気シールド板が磁気飽和していない状態のとき、つまり7957.75A/m(100Oe)の外部磁界を印加した場合、中心部の磁界強度は両者とも大差なく200A/m程度となっており、良好な磁気シールドとして利用可能であることが分かる。しかしながら、23873.24A/m(300Oe)の磁界を印加した場合、図18(B)及び図19(B)に示すように、正方形磁気シールド板の中心部の磁界強度は1702.4A/mであるのに対し、円形磁気シールド板では554.05A/mと、円形シールドのほうが3倍以上のシールド効果を有していることが分かる。これは、磁気シールド板内部の磁気飽和の有無に起因しているためである。
以上より、外部磁界方向も考慮し、本発明に基づいて、磁気シールド板内部において磁力線が集中しないような、つまり磁束密度量が飽和しないような磁気シールド板形状・構造にすることにより、磁気シールド効果を向上させることができることが分る。
なお、上記の例は、磁気シールド板の平面形状を円形にした場合を示したが、図2に示した他の各種形状の磁気シールド板を用いても同様の結果が得られる。また、図3及び図4に示した断面形状の磁気シールド板も、断面方向への外部磁界の侵入・放出に対して磁気飽和を緩和させ得ることも、上記の結果から理解できる。そして、図1及び図2の平面形状と図3及び図4の断面形状とをそれぞれ選択して併用すると、磁気シールド効果は一層向上する。
本発明の実施の形態による磁気シールド板の平面図である。 同、他の磁気シールド板の平面図である。 同、他の磁気シールド板の断面図である。 同、他の磁気シールド板の断面図である。 同、磁気シールド板を有するMRAMパッケージの概略断面図(A)とその平面図(B)である。 同、磁気シールド効果の解析に用いるモデル1及びモデル2の磁気シールド板の斜視図である。 同、磁気シールド板の材料特性を示すグラフである。 同、モデル1の概念図である。 同、モデル1の測定用の単位領域を示す概念図である。 同、モデル2の概念図である。 同、モデル2の測定用の単位領域を示す概念図である。 同、モデル1の外部磁界印加時の解析図である。 同、モデル1の外部磁界印加時の解析図である。 同、モデル1の磁気シールド板中の磁化強度を示す解析図である。 同、モデル2の外部磁界印加時の解析図である。 同、モデル2の外部磁界印加時の解析図である。 同、モデル2の磁気シールド板中の磁化強度を示す解析図である。 同、モデル1の磁気シールド板の中心からの距離に対する漏洩磁界を示すグラフである。 同、モデル2の磁気シールド板の中心からの距離に対する漏洩磁界を示すグラフである。 MRAMのメモリセルの概略断面図である。 MRAMの等価回路図である。 MRAMの書き込み時の磁界応答特性図である。 MRAMの読み出し動作原理図である。 先願発明によるMRAMパッケージの概略断面図(A)とその平面図(B)である。 磁気シールド時の磁極の発生と外部磁界遮蔽効果を説明するための概念図である。 従来の磁気シールド板を用いたときの外部磁界による磁束の状態を示す平面図である。
符号の説明
30…MRAM、31…外部リード、32…封止材、41…ダイパッド、
52、52A、52B、62、62A、62B、72…磁気シールド板、
60、70…角部、52A’、62A’…磁気シールド板の8分の1モデル、
62a〜62e、72a〜72e…辺

Claims (10)

  1. 平面形状又は/及び断面形状において、外部磁界の侵入側及び放出側の各辺とその隣接辺とのなす角度が、それぞれ鈍角である、磁気シールド体。
  2. 前記平面形状又は/及び前記断面形状がn角形(但し、nは、n≧5の条件を満たす整数である。)である、請求項1に記載した磁気シールド体。
  3. 平面形状又は/及び断面形状がm角形(但し、mは、m≧4の条件を満たす整数である。)であり、外部磁界の侵入側及び放出側の各辺とその隣接辺とのなす角部が外向きの曲線状をなしている、磁気シールド体。
  4. 前記角部が、直線状の両辺間に存在している、請求項3に記載した磁気シールド体。
  5. 平面形状又は/及び断面形状が、その全域で連続した面を形成していると共に、その外周辺のうち、少なくとも外部磁界の侵入側及び放出側が外向きの曲線状をなしている、磁気シールド体。
  6. 前記平面形状又は/及び前記断面形状が円形又は楕円形である、請求項5に記載した磁気シールド体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載した磁気シールド体の少なくとも1つが設置されてなる、磁気シールド構造。
  8. 磁気メモリ部を有し、この磁気メモリ部に対向して、請求項1〜6のいずれか1項に記載した磁気シールド体を有する、磁気メモリ装置。
  9. 磁化方向が固定された磁化固定層と、磁化方向の変化が可能な磁性層とが積層されてなるメモリ素子からなる磁気ランダムアクセスメモリとして前記磁気メモリ部が構成され、前記磁気ランダムアクセスメモリに対向して前記磁気シールド体を有する、請求項8に記載した磁気メモリ装置。
  10. 前記磁気シールド体の一対が平行に設置され、これらの磁気シールド体間に、前記磁気メモリ部が配置されている、請求項8又は9に記載した磁気メモリ装置。
JP2004045859A 2004-02-23 2004-02-23 磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置 Expired - Fee Related JP4742502B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045859A JP4742502B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置
US11/053,650 US7459769B2 (en) 2004-02-23 2005-02-08 Magnetic shield member, magnetic shield structure, and magnetic memory device
KR1020050013495A KR101217920B1 (ko) 2004-02-23 2005-02-18 자기 실드체, 자기 실드 구조 및 자기 메모리 장치
DE602005016625T DE602005016625D1 (de) 2004-02-23 2005-02-18 Magnetische Abschirmung und magnetische Speichervorrichtung
EP05003577A EP1575054B1 (en) 2004-02-23 2005-02-18 Magnetic shield member, magnetic shield structure, and magnetic memory device
TW094105486A TWI279784B (en) 2004-02-23 2005-02-23 Magnetic shield member, magnetic shield structure, and magnetic memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045859A JP4742502B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005236169A true JP2005236169A (ja) 2005-09-02
JP4742502B2 JP4742502B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=34824495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045859A Expired - Fee Related JP4742502B2 (ja) 2004-02-23 2004-02-23 磁気シールド体、磁気シールド構造及び磁気メモリ装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7459769B2 (ja)
EP (1) EP1575054B1 (ja)
JP (1) JP4742502B2 (ja)
KR (1) KR101217920B1 (ja)
DE (1) DE602005016625D1 (ja)
TW (1) TWI279784B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010393A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Nec Corp 磁気ランダムアクセスメモリ

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712147B2 (en) * 2002-12-18 2010-05-04 Nxp B.V. Method and device for protection of an mram device against tampering
AU2003285646A1 (en) * 2002-12-18 2004-07-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for protection of an mram device against tampering
KR100676089B1 (ko) * 2005-07-18 2007-02-02 성균관대학교산학협력단 기능화된 다공성 양극산화 알루미늄의 제조방법 및 그를이용한 광간섭 바이오센서의 제조방법 및 바이오센서
US8269319B2 (en) * 2006-10-13 2012-09-18 Tessera, Inc. Collective and synergistic MRAM shields
US8413892B2 (en) 2007-12-24 2013-04-09 Dynamics Inc. Payment cards and devices with displays, chips, RFIDs, magnetic emulators, magnetic encoders, and other components
US8415775B2 (en) 2010-11-23 2013-04-09 Honeywell International Inc. Magnetic shielding for multi-chip module packaging
US8416538B2 (en) 2011-07-29 2013-04-09 Seagate Technology Llc Shaped shield for a magnetoresistive head
JP5718830B2 (ja) * 2012-01-16 2015-05-13 トヨタ自動車株式会社 車両
US9070692B2 (en) 2013-01-12 2015-06-30 Avalanche Technology, Inc. Shields for magnetic memory chip packages
JP6068281B2 (ja) * 2013-07-12 2017-01-25 アキム株式会社 部品の固定治具および固定装置、ならびに固定搬送キャリア
JP6010005B2 (ja) 2013-09-09 2016-10-19 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
JP6074345B2 (ja) 2013-09-24 2017-02-01 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
US10373752B2 (en) 2014-04-02 2019-08-06 Franck Natali Magnetic materials and devices comprising rare earth nitrides
US9986639B2 (en) 2015-06-29 2018-05-29 Analog Devices Global Vertical magnetic barrier for integrated electronic module and related methods
US11139341B2 (en) 2018-06-18 2021-10-05 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Protection of MRAM from external magnetic field using magnetic-field-shielding structure
US11088083B2 (en) * 2018-06-29 2021-08-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. DC and AC magnetic field protection for MRAM device using magnetic-field-shielding structure
US10818609B2 (en) * 2018-07-13 2020-10-27 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Package structure and method for fabricating the same
US11258356B2 (en) * 2019-07-31 2022-02-22 Analog Devices International Unlimited Company Magnetic barrier for power module
CN113901694B (zh) * 2021-10-25 2022-05-17 北京昆迈医疗科技有限公司 磁屏蔽筒的设计方法及其装置、医学图像采集系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250890A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Nec Corp 混成集積回路装置
JPH09186482A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Kokusai Electric Co Ltd 音圧劣化防止装置
US20010050175A1 (en) * 1997-07-03 2001-12-13 Pulver Lee J. Electromagnetic radiation shield for attenuating electromagnetic radiation from an active electronic device
JP2002158480A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Kowa Co 電磁波シールド板
JP2003124538A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sony Corp 情報記憶装置およびその情報記憶装置を実装した電子機器
US20030132494A1 (en) * 2002-01-15 2003-07-17 Tuttle Mark E Magnetic shield for integrated circuit packaging

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4953002A (en) * 1988-03-31 1990-08-28 Honeywell Inc. Semiconductor device housing with magnetic field protection
US5001448A (en) * 1989-12-18 1991-03-19 General Electric Company Shield for a magnet
US6350951B1 (en) * 1997-12-29 2002-02-26 Intel Corporation Electric shielding of on-board devices
KR20010092940A (ko) * 2000-03-27 2001-10-27 김정식 전자기파 차단 패널
US6452253B1 (en) * 2000-08-31 2002-09-17 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for magnetic shielding of an integrated circuit
US6717241B1 (en) * 2000-08-31 2004-04-06 Micron Technology, Inc. Magnetic shielding for integrated circuits
US6614102B1 (en) * 2001-05-04 2003-09-02 Amkor Technology, Inc. Shielded semiconductor leadframe package

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250890A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Nec Corp 混成集積回路装置
JPH09186482A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Kokusai Electric Co Ltd 音圧劣化防止装置
US20010050175A1 (en) * 1997-07-03 2001-12-13 Pulver Lee J. Electromagnetic radiation shield for attenuating electromagnetic radiation from an active electronic device
JP2002158480A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Kowa Co 電磁波シールド板
JP2003124538A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sony Corp 情報記憶装置およびその情報記憶装置を実装した電子機器
US20030132494A1 (en) * 2002-01-15 2003-07-17 Tuttle Mark E Magnetic shield for integrated circuit packaging

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010393A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Nec Corp 磁気ランダムアクセスメモリ

Also Published As

Publication number Publication date
US20050230788A1 (en) 2005-10-20
DE602005016625D1 (de) 2009-10-29
KR20060042978A (ko) 2006-05-15
EP1575054B1 (en) 2009-09-16
EP1575054A2 (en) 2005-09-14
EP1575054A3 (en) 2007-03-07
KR101217920B1 (ko) 2013-01-02
JP4742502B2 (ja) 2011-08-10
US7459769B2 (en) 2008-12-02
TWI279784B (en) 2007-04-21
TW200603101A (en) 2006-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101217920B1 (ko) 자기 실드체, 자기 실드 구조 및 자기 메모리 장치
JP5470602B2 (ja) 磁気記憶装置
TWI231975B (en) Magnetic memory device
TWI240274B (en) Magnetic memory device
JP2005150482A (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ装置
US9484528B2 (en) Memory element and memory apparatus
JP5461683B2 (ja) 磁気メモリセル及び磁気ランダムアクセスメモリ
JP2005327988A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み方法
JP3961914B2 (ja) 磁気メモリ装置
KR100552376B1 (ko) 자기 기억 장치
KR20040045350A (ko) 자기 랜덤 액세스 메모리
KR100560575B1 (ko) 자기 메모리
JP4419408B2 (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリデバイス
JP4147466B2 (ja) 磁気メモリ装置
JP5397587B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP4766835B2 (ja) 静磁気結合を利用した磁性ランダムアクセスメモリセル
KR100952919B1 (ko) 수직 자화 터널 접합을 이용한 고용량 엠램
JP2005203535A (ja) 磁気メモリ
JPWO2004114409A1 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2004296858A (ja) 磁気記憶素子及び磁気記憶装置
JP2005310971A (ja) 磁気記憶素子および磁気記憶装置
JP2005268289A (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその磁気ランダムアクセスメモリのデータ書き込み方法
JP2004221289A (ja) 磁気メモリ装置
JP2011171430A (ja) 磁気記憶装置
JP4899347B2 (ja) 磁気メモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20070125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees