JP2005231894A - 高所作業車のプラットフォーム - Google Patents

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Abstract

【課題】主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる高所作業車のプラットフォームを提供する。
【解決手段】リフトトラックは、昇降可能に設けられたプラットフォームを備える。プラットフォームは、主プラットフォーム210の前面210tにその両側面に向かって開口されたスリットを設け、このスリットよりも横幅が狭い副プラットフォーム220の突出部を挿入し、この副プラットフォーム220の主部を主プラットフォーム210の前面210tの下部に設けた平板状の張り出し部214で支持すると共に、この副プラットフォーム220に前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォーム230,240を設け、更に補助プラットフォーム230の切り欠き部230cの前面からの引き出し及び収納の可能な扇状の補助プラットフォーム250を設けてなる。
【選択図】図11

Description

本発明は、例えば、航空機や船舶等への荷物等の搭載、整備、点検、清掃などの高所における作業に使用される高所作業車のプラットフォームに関するものである。
こうした高所作業車は、例えば、航空機内に機内食、備品及び手荷物などを搭載する場合、車台を機体に近づけたのち、この車台に設けたリンク機構を用いて作業台を高所にある機体の搭載口に近づけて作業台から延びるプラットフォームを介して機内食等の搭載を行っている。
しかしながら、大型の航空機の場合、搭載燃料の重量だけでも二百数十トンに及ぶため、機体が沈下することがあり、特に、機体にカーゴを搭載したり、乗客を搭乗させた場合の沈下量は、数百ミリメートルにも達することがある。この場合、機体の沈下に伴い搭載口から外向きに開いた機体ドアとプラットフォームの先端とが干渉し、機体ドアを損傷させるという問題を生じる恐れがあり、作業者は常時、機体ドアとプラットフォームとの高低差に注意を払わなければならなかった。
そこで、従来は、作業台に主プラットフォームを固定し、この主プラットフォームに、主プラットフォームよりも横幅が狭くその幅方向に沿ってスライドする副プラットフォームを設け、副プラットフォームの先端を機体ドアとラップしない位置にスライドさせることにより、機体ドアと副プラットフォームとの干渉を防止していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−272403号公報
ところが、上記した従来技術は、主プラットフォームの幅寸法に対して副プラットフォームの幅寸法が狭いため、作業スペースという点において改善の余地があった。
本発明の解決すべき課題は、こうした事実に鑑みてなされたものであり、主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる高所作業車のプラットフォームを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、床面が作業台の床面と一致する位置にて該作業台に固定保持される主プラットフォームと、この主プラットフォームの前面から張り出した副プラットフォームとを備える高所作業車において、主プラットフォームは、角形の平板をなし、その前面に、副プラットフォームを主プラットフォームの両側面に向かう横幅に沿ってスライド可能に支持する張り出し部を備え、副プラットフォームに、主プラットフォームの床面と一致する床面を設けてなることを特徴とする高所作業車のプラットフォームである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、主プラットフォームは、その前面に、その両側面に向かって開口される横幅の広いスリットを備え、副プラットフォームに、前記スリットよりも横幅が狭く該スリットに挿入されて副プラットフォームを前記スリットに沿ってスライドさせる突出部を設けてなるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な第一の補助プラットフォームと、副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な第二の補助プラットフォームとを設けてなるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、第一の補助プラットフォームの横幅を第二の補助プラットフォームの横幅よりも狭くしてなるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、副プラットフォーム及び第一の補助プラットフォームの先端隅部又は副プラットフォーム及び第二の補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けてなるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、第一の補助プラットフォーム又は第二の補助プラットフォームの少なくとも一方に、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1又は2に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な1つの補助プラットフォームを設けてなるものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、副プラットフォーム及び前記1つの補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けてなるものである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の高所作業車のプラットフォームにおいて、前記1つの補助プラットフォームに、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなるものである。
本発明によれば、主プラットフォームは、その前面に張り出し部を備え、この張り出し部で、主プラットフォームの床面と一致する床面を備えた副プラットフォームを支持するため、副プラットフォームの床面を主プラットフォームの横幅と同等若しくはそれよりも広く確保しても主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせることができる。従って本発明によれば、主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。
また本発明は、主プラットフォームの前面にその両側面に向かって開口されたスリットを設け、このスリットよりも横幅が狭い副プラットフォームの突出部を挿入し、この副プラットフォームの残部を主プラットフォームの前面に設けた張り出し部で支持してもよい。この場合も、副プラットフォームの床面を主プラットフォームの横幅と同等若しくはそれよりも広く確保しても主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせることができ、その結果、主プラットフォームに対して副プラットフォームをスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。加えてかかる構成によれば、副プラットフォームの突出部の横幅が主プラットフォームのスリットの横幅よりも狭いため、結果として、副プラットフォームのスライド量が増加するから、副プラットフォームの床面を主プラットフォームの横幅と同等若しくはそれよりも広く確保しても、必要とされる副プラットフォームのスライド量を確保することができる。
また本発明にあっては、副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な平板状の第一の補助プラットフォームと、副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な平板状の第二の補助プラットフォームとを設けることが好ましい。この場合、航空機の主翼上にある搭載口など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォームを目標位置にセッティングすることができ、作業スペースも更に広く確保できる。加えて、かかる構成によれば、プラットフォームの先端と搭載口から外向きに開くドア等との干渉を防止するための副プラットフォームのスライド操作を最小限に抑えることができるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
更に本発明にあっては、第一の補助プラットフォームの横幅を第二の補助プラットフォームの横幅よりも狭くしてもよい。この場合、副プラットフォームをスライドさせにくい側に第一の補助プラットフォームを配置すれば、第一の補助プラットフォームの中心軸は、目標とする出入口の中心軸から最短の位置にある。このため、副プラットフォームをスライドさせにくい状態においても、第一の補助プラットフォームの中心軸を航空機の搭載口などの目標位置の中心軸の方向にスライドさせればよく、その結果、副プラットフォームのスライド量が最小限に抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。また、高所作業車を用いて作業を行う際は通常、その車軸を目標位置の中心軸に合せて進入させるとプラットフォームを目標位置に装着させやすいが、第二の補助プラットフォームの横幅が第一の補助プラットフォームよりも広ければ、車軸を出入口の中心軸に合せて進入させた場合、第二の補助プラットフォームの中心軸は出入口の中心軸から最短の位置にある。このため、副プラットフォームを自由にスライドさせることができる状態においても、第二の補助プラットフォームの中心軸を目標位置の中心軸の方向にスライドさせればよく、その結果、副プラットフォームのスライド量を小さく抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
更に本発明にあっては、副プラットフォーム及び第一の補助プラットフォームの先端隅部又は副プラットフォーム及び第二の補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けることが好ましい。この場合、作業台を昇降させても、プラットフォームの先端隅部が邪魔にならないため、高所作業車を目標位置近くまで進入させることができ、その結果、補助プラットフォームの伸長量を最小限に抑えることができる。
加えて本発明にあっては、第一の補助プラットフォーム又は第二の補助プラットフォームの少なくとも一方に、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなることが好ましい。この場合、作業台を昇降させても、補助プラットフォームの先端隅部が邪魔にならず、実際の作業時も作業スペースを広く確保することができる。
また、本発明にあっては、副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な1つの補助プラットフォームを設けることもできる。この場合、簡単な構成で、航空機の主翼上にある搭載口など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォームを目標位置にセッティングすることができ、作業スペースも更に広く確保できる。
更に補助プラットフォームが1つである場合も、副プラットフォーム及び前記1つの補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けることが好ましい。この場合も、作業台を昇降させても、プラットフォームの先端隅部が邪魔にならないため、高所作業車を目標位置近くまで進入させることができ、その結果、補助プラットフォームの伸長量を最小限に抑えることができる。
加えて補助プラットフォームが1つである場合も、前記1つの補助プラットフォームに、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなることが好ましい。この場合も、作業台を昇降させても、補助プラットフォームの先端隅部が邪魔にならず、実際の作業時も作業スペースを広く確保することができる。
以下、本発明の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、運転台がある方向を前方とし、上下左右方向とは、運転者から見た方向で定義する。
図1は、本発明の一形態であって、空港などで使用され、航空機内に機内食等を搭載する箱型荷台を有するリフトトラック100を示す側面図である。また図2(a),(b)はそれぞれ、後述するプラットフォーム200が中立位置にある場合を示す上面図及び側面図であり、図3〜5はそれぞれ、図2のプラットフォーム200をパーツ毎に示した分解図である。
リフトトラック100は、図1に示す如く、前方に運転台110を有する自走可能な車台120と、この車台120上に載置された車台フレーム121に設けられたパンタグラフ式リンク機構130と、このリンク機構130によって車台120上を昇降する箱型荷台(作業台)140とを備える。そして車台フレーム121の前後左右4箇所には、箱型荷台140が上昇するときの風圧に対しての安定度を確保するために、安定用油圧ジャッキ122が設けられている。
リンク機構130は、左右並列した2つのアウトサイドリンク131および左右並列した2つのインサイドリンク132と、サイドリンク131,132を回転可能に支持するリンク軸133と、サイドリンク131,132間に取り付けられた油圧式リフトシリンダ134とで構成されている。
アウトサイドリンク131は、互いの上端付近を前方軸151によって一体に連結されており、その下端は、車台フレーム121に沿って移動可能に支持されている。インサイドリンク132も、互いの上端付近を後方軸152によって一体に連結されており、その下端は、固定軸150によって車台フレーム121に回動自在に固定保持されている。そして前方軸151及び後方軸152はそれぞれ、箱型荷台140を保持する矩形の荷台フレーム160内に架け渡されており、これにより、リンク機構130は、油圧式リフトシリンダ134の伸縮によって、箱型荷台140を車台120に対して路面と平行な状態に維持しつつ昇降する。なお、本形態では、箱型荷台140と荷台フレーム160との相互間に、ローラ及びレール等からなる直動機構が設けられ、荷台フレーム160は、箱型荷台140をその梁160aに沿って移動可能に支持している。
また本形態において、箱型荷台140は、図1に示す如く、その前方に、航空機に食料や荷物を搭載するために車両の前方向に伸縮自在なプラットフォーム200を有する。このプラットフォーム200は、車両走行中等の通常状態では、図1の領域Aに示す如く、車台フレーム121に固定された架台123に接触した状態で支持され、車台120に備えた運転台110の所定の上部位置に載置される。
プラットフォーム200は、図2に示す如くの1つの独立したユニットであって、図3〜5に示す如く、主プラットフォーム210、副プラットフォーム220及び3つの補助プラットフォーム230,240,250からなり、それぞれが主プラットフォーム210を基準に個別独立に動作する。
ここで、主プラットフォーム210は、図3,4に示す如く、角形の平板をなし、その前面210tに、その両側面に向かって開口される横幅の広いスリット211を備え、その両側面にはそれぞれ、ブラケット212が一体に設けられている。またブラケット212にはそれぞれローラ213が取り付けられており、これらローラ213は更に箱型荷台140の前方両側面から上部に延びる2つの誘導レール142それぞれに取り付けられている。これにより、誘導レール142は箱型荷台140が上昇し始める際には、主プラットフォーム210と相対的に移動するため、プラットフォーム200を図1の領域Aに示す位置に維持したまま箱型荷台140を上昇させるが、箱型荷台140の床面の高さが主プラットフォーム210fの床面高さと一致した時点で、主プラットフォーム210は、誘導レール142の下端部に接触して箱型荷台140に固定保持されるため、プラットフォーム200は、箱型荷台140と一体に上昇する。
また主プラットフォーム210は、図3に示す如く、スリット211の前方下部に、前方に突き出た張り出し部214を備える。この張り出し部214は、その先端214tにローラ215を備え、このローラ215で後述する副プラットフォーム220の主部221を支持する。なお、張り出し部214は、主プラットフォーム210の軽量化から骨組みだけの構造であってもよい。またスリット211の内部には、誘導レール216が設けられ、この誘導レール216によって、後述する副プラットフォーム220の突出部222に設けたローラ224を支持する。これにより、主プラットフォーム210は、副プラットフォーム220をスリット211に沿ってスライド可能に支持する。
副プラットフォーム220は、図4に示す如く、主プラットフォーム210の横幅W1よりも広い横幅W2を有する主部221と、この主部221の後部に繋がり主プラットフォーム210のスリット211の横幅Wsよりも狭い横幅W3を有して該スリット211に挿入される突出部222からなる。また主部221と突出部222との間には、段差223が形成されており、この段差223によって、副プラットフォーム220(主部221)の床面221fは、図2(b)に示す如く、主プラットフォーム210の床面210fと一致して平坦な床面を形成する。
更に主プラットフォーム210と副プラットフォーム220の突出部222との相互間には、図2(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ260が設けられ、このアクチュエータ260の伸縮によって、副プラットフォーム220は、主プラットフォーム210の横幅方向に沿ってスライドする。
また副プラットフォーム220は、図4,5に示す如く、その前面220tに開口され横幅の異なる2つの通路225,226を備え、その先端付近には、傾斜の緩やかな傾斜部220Iが形成されている。これにより、各通路225,226にそれぞれ第一の補助プラットフォーム230及び第二のプラットフォーム240を挿入すると、副プラットフォーム220の床面221fは、傾斜部220Iを介して補助プラットフォーム230の床面230fと段差無く繋がると共に、傾斜部220Iを介して補助プラットフォーム240の床面240fとも段差無く繋がる。
補助プラットフォーム230は、図5に示す如く、後部が突出したほぼ矩形の平板状であって、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム231を備えると共に、その両側面それぞれにローラ232を備え、副プラットフォーム220との相互間には、図2(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ270が設けられている。これにより、補助プラットフォーム230は、アクチュエータ270の伸縮によって、通路225に沿って副プラットフォーム220を前後方向に移動してその前面220tからの引き出し及び収納を可能にする。同様に、補助プラットフォーム240も、図5に示す如く、後部が突出したほぼ矩形の平板状であって、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム241を備えると共に、その両側面それぞれにローラ242を備え、副プラットフォーム220との相互間には、図2(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ280が設けられている。これにより、補助プラットフォーム240も、アクチュエータ280の伸縮によって、通路226に沿って副プラットフォーム220を前後方向に移動してその前面220tからの引き出し及び収納を可能にする。
なお本形態では、補助プラットフォーム230,240は共に、ローラ232,242のみで前後移動させているが、通路225,226それぞれにローラ232,242を介してスライド可能に支持する誘導レールを設ける等の手段を用いてもよい。また本形態では、図5に示す如く、補助プラットフォーム230の横幅W4が補助プラットフォーム240の横幅W5よりも狭くなっている(W5>W4)が、これらの横幅W4,W5は互いに等しくてもよい。
更に本形態では、副プラットフォーム220及び補助プラットフォーム230の先端隅部にはそれぞれ、図4,5に示す如く、切り欠き部220c,230cが設けられており、これらの切り欠き部220c,230cは、図2(a)に示す如く、補助プラットフォーム230を副プラットフォーム220内に収納するに際してその先端が同一面上に整列する。
加えて、補助プラットフォーム230には、この補助プラットフォーム230を前後方向にスイング又はスライドしてその切り欠き部230cの前面からの引き出し及び収納の可能な扇状の補助プラットフォーム250が設けられている。具体的に、補助プラットフォーム250は、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム251を備え、他のプラットフォームと同様、その両側面それぞれにローラを設け、又は、補助プラットフォーム230に対して回転自在に軸支して副プラットフォーム220との相互間に配したアクチュエータの伸縮によって切り欠き部230cの前面からの引き出し及び収納を行う。
また本形態では、図1に示す如く、箱型荷台140の前面に、左右2枚の扉を有する観音開き構造の左右開閉扉143を設け、これら扉143をそれぞれ、ヒンジを介して箱型荷台140の内壁に回動自在に取り付けている。開閉扉143は、複数の扉143a,143b,143cからなり、箱型荷台140の床面高さが主プラットフォーム210の床面高さと一致したのち、プラットフォーム200に向かって開くと、図1の領域Bに示す如く、プラットフォーム200に沿ってスライドさせることによりプラットフォーム防護壁を形成する。
箱型荷台140の前方屋根には、走行時に該屋根に収納され所要時に取り出される雨よけ用のキャノピ144を有し、このキャノピ144は、図示せぬ油圧シリンダによって起伏および伸長することにより、悪天候での作業環境を改善する。なお、符号145は、作業者の安全対策のためにプラットフォーム200に対して着脱可能に設けた手すりである。
次に、図6〜12を参照して、本形態の具体的な作用を説明する。
図6は、リフトトラック100を機体10近くに停車させた状態を示す要部上面図である。また図7は、リフトトラック100からプラットフォーム200を伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図であり、図8は、図6のリフトトラック100を機体10の一部と共に示す側面図である。
機体10の搭載口12は、主翼11の上部にあって、そのドア13は外向きの左開きである場合、図6に示す如く、リフトトラック100を停車させる際には、エンジン14とのクリアランスC1を1.1メートルとし、プラットフォーム200をの左先端隅部と主翼11との水平距離C2も1メートル以上確保する必要がある。しかして、この場合、その右隣に他の車両300が停車しているため、リフトトラック100は、この図に示す如く、機体10に対してほぼ垂直に停車する必要がある。
そこで、本発明に係るリフトトラック100は、以下の手順を踏んで箱型荷台140と搭載口12との間に、機体11に対してほぼ垂直に接合する通路を形成する。
図9は、主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220を左側にスライドさせた状態を示す要部上面図、図10は、左側にスライドさせた副プラットフォーム220から補助プラットフォーム230〜250を前方に引き出した状態を示す要部上面図であり、図11は、搭載口12に補助プラットフォーム230〜250を架け渡した状態を示す要部上面図である。
本形態では、先ず、図6に示す如く、機体10の搭載口12の位置に付近まで接近して停車したのち、油圧ジャッキ122を降ろしてトラック100を安定化させる。次いで、図8に示す如く、リンク機構130によって箱型荷台140を、その床面高さが搭載口12の床面高さと一致するまで上昇させ、荷台フレーム160に沿って前方にスライドさせる。
そして、図9に示す如く、アクチュエータ260を伸長させて主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220を左側(図面上では上側。)にスライドさせる。この場合、主プラットフォーム210の前面210tにその両側面に向かって開口されたスリット211を設け、このスリット211よりも横幅が狭い副プラットフォーム220の突出部222を挿入し、この副プラットフォームの残部(主部221)を主プラットフォーム210の前面210tの下部に設けた平板状の張り出し部214で支持するため、副プラットフォーム220の床面221fの横幅W2を主プラットフォーム210の横幅W1と同等若しくはそれよりも広く確保しても主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220をスライドさせることができる。従ってかかる構成によれば、主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220をスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。加えてかかる構成によれば、副プラットフォーム220の突出部222の横幅W3が主プラットフォーム210のスリット221の横幅Wsよりも狭いため、結果として、副プラットフォーム220のスライド量が増加するから、副プラットフォーム220の床面221fの横幅W2を主プラットフォーム210の横幅W1と同等若しくはそれよりも広く確保しても、必要とされる副プラットフォーム220のスライド量を確保することができる。
その後、図10に示す如く、アクチュエータ270,280をそれぞれ伸長させて副プラットフォーム220から補助プラットフォーム230,240を機体10に向けて前方(図面上では右側。)に引き出す。この場合、補助プラットフォーム230は、図11に示す如く、その先端(プロテクタゴム231)が機体10に接触しない位置に位置決めされ、切り欠き部230cから補助プラットフォーム250を引き出す。そして補助プラットフォーム240は、機体ドア13が搭載口12を外向きに左開きするため、アクチュエータ280を用いて、補助プラットフォーム240の先端(プロテクタゴム241)が機体ドア13とラップしない位置に位置決めされる。
即ち、副プラットフォーム220に補助プラットフォーム230と補助プラットフォーム240とを設けたことにより、航空機の主翼上にある搭載口12など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォーム200を目標位置にセッティングすることができ、作業スペースも更に広く確保できる。加えて、かかる構成によれば、補助プラットフォーム230の先端と機体ドア13との干渉を防止するための副プラットフォーム220のスライド操作を最小限に抑えることができるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
なお、本形態では、図7に示す如く、補助プラットフォーム230と搭載口12との相互間には、着脱可能な補助板290を架け渡しているが、補助板290を用いることなく作業を行なっても良い。
ところで、本形態では、プラットフォーム200を搭載口12に架け渡すため、副プラットフォーム220を、アクチュエータ260によって、図11に示す如く、補助プラットフォーム230の中心軸O1が搭載口12の中心軸Oとほぼ一致する位置に位置決めする。このように、副プラットフォーム220をスライドさせにくい側に補助プラットフォーム230を配置すれば、補助プラットフォーム230の中心軸O1は、搭載口12の中心軸Oから最短の位置にある。従って補助プラットフォーム230の横幅W4が補助プラットフォーム240の横幅W5よりも狭い場合、副プラットフォーム220をスライドさせにくい状態においても、補助プラットフォーム230の中心軸O1を搭載口12の中心軸Oの方向にスライドさせればよく、その結果、副プラットフォーム220のスライド量が最小限に抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
図12は、主翼11等の障害物がない搭載口15に補助プラットフォーム230〜250を架け渡した状態を示す要部上面図である。この場合、搭載口15のドア16は外向きの右開きであるため、副プラットフォーム220を左側にスライドさせて、補助プラットフォーム230を搭載口15に整列させてもよいが、本形態のプラットフォーム200によれば、作業スペースができる限り均等なるよう、以下の操作を行う。
先ずリフトトラックを用いて作業を行う際は通常、車軸Ovを搭載口15の中心軸Oに合せて進入させるとプラットフォーム200を搭載口15に装着させやすいが、補助プラットフォーム240の横幅が補助プラットフォーム230よりも広ければ、車軸Ovを搭載口15の中心軸Oに合せて進入させた場合、補助プラットフォーム240の中心軸O2は搭載口15の中心軸Oから最短の位置にある。従って補助プラットフォーム230の横幅W4が補助プラットフォーム240の横幅W5よりも狭い場合、副プラットフォーム220を自由にスライドさせることができる状態においても、補助プラットフォーム240の中心軸O2を搭載口15の中心軸Oの方向にスライドさせればよく、その結果、副プラットフォーム220のスライド量が最小限に抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
更に本形態にあっては、副プラットフォーム220及び補助プラットフォーム230の先端隅部にそれぞれ切り欠き部220c,230cを設けたことにより、プラットフォーム200の先端隅部と主翼11とのクリアランスC2が確保されるから、箱型荷台140を昇降させても、プラットフォーム200の先端隅部が邪魔にならないため、リフトトラック100を搭載口12近くまで進入させることができ、その結果、補助プラットフォーム230の伸長量を最小限に抑えることができる。なお、本形態では、副プラットフォーム220及び補助プラットフォーム230の先端隅部にそれぞれ切り欠き部220c,230cを設けたが、副プラットフォーム220及び補助プラットフォーム240の先端隅部のみ又は副プラットフォーム220及び補助プラットフォーム240の先端隅部との両方に設けても良い。
加えて本形態にあっては、補助プラットフォーム230に、この補助プラットフォーム230をスイング又はスライドしてその切り欠き部230cの前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォーム250を設けたことにより、箱型荷台140を昇降させても、補助プラットフォーム230の先端隅部が邪魔にならず、実際の作業時も作業スペースを広く確保することができる。なお、本形態では、補助プラットフォーム230に補助プラットフォーム250を設けたが、補助プラットフォーム240の先端隅部のみ又はプラットフォーム230との両方に切り欠き部を設けた場合、補助プラットフォーム240に、この補助プラットフォーム240をスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けても良い。
また本発明は、主プラットフォーム210にスリット211を設けることなく、張り出し部214のみで主プラットフォーム210を横幅に沿ってスライド可能に支持してもよい。
図13は、上記思想を具体化した本発明の更に他の形態であって、副プラットフォーム220を主プラットフォーム210に対して左側にスライドさせると共に補助プラットフォーム230〜250を前方に引き出した状態を示す要部上面図である。なお、本形態において、図1〜12と同一の部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
本形態では、主プラットフォーム210の前面210tに、スリット211の代えて、誘導レール216を設ける一方、副プラットフォーム220の後面には、突出部222を設けることなく、主部221の後面に複数のローラ224を直接設けている。即ち、本形態において、主プラットフォーム210は、張り出し部214の先端214tに設けたローラ215で副プラットフォーム220の主部221を支持すると共に、誘導レール216によって、副プラットフォーム220の主部221に設けたローラ224を支持する。これにより、主プラットフォーム210は、副プラットフォーム220をその横幅に沿ってスライド可能に支持する。
この場合も、プラットフォーム210,220の相互間を張り出し部214上に配したアクチュエータ260で連結し、主プラットフォーム210の前面210tの下部に張り出し部214を設けると共に、この張り出し部214で、主プラットフォーム210の床面210fと一致する床面221fを備えた副プラットフォーム220を支持するため、副プラットフォーム220の床面221fを主プラットフォーム210の横幅と同等若しくはそれよりも広く確保しても主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220をスライドさせることができる。従って本形態によっても、主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム220をスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。なお、誘導レール216とローラ224とは、主プラットフォームの前面210tにローラを設け、副プラットフォーム220の主部後面にローラを支持する誘導レールを設けてもよい。
更に、本発明において、補助プラットフォーム230,240は1ピースとしてもよい。図14(a),(b)はそれぞれ、上記思想を具体化したプラットフォーム400が中立位置にある場合を示す上面図及び側面図であり、図15,16はそれぞれ、図14のプラットフォーム400をパーツ毎に示した分解図である。なお、本形態において、主プラットフォームには、図3に示す主プラットフォーム210を用い、また、図1〜13と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
プラットフォーム400も、図14に示す如くの1つの独立したユニットであって、図2,図15,16に示す如く、主プラットフォーム210、副プラットフォーム420及び補助プラットフォーム430及び450からなり、それぞれが主プラットフォーム210を基準に個別独立に動作する。
本形態において、副プラットフォーム420も、図14に示す如く、主プラットフォーム210の横幅W1よりも広い横幅W2を有する主部421と、この主部421の後部に繋がり主プラットフォーム210のスリット211の横幅Wsよりも狭い横幅W3を有して該スリット211に挿入される突出部422からなり、この突出部422に設けたローラ424が主プラットフォーム210のスリット211の内部に設けた誘導レール216によりスライド可能に支持されている。また、主部421と突出部422との間には、図14,15に示す如く、段差423が形成されており、この段差423によって、副プラットフォーム420(主部421)の床面421fは、図14に示す如く、主プラットフォーム210の床面210fと一致して平坦な床面を形成する。
副プラットフォーム420の主部421も、主プラットフォーム210のスリット211の前方下部から突き出た張り出し部214により、ローラ215を介してスライド自在に保持されている。また、主プラットフォーム210と副プラットフォーム420の突出部422との相互間には、図14(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ260が設けられ、このアクチュエータ260の伸縮によって、副プラットフォーム420は、主プラットフォーム210の横幅方向に沿ってスライドする。
また副プラットフォーム420は、図15,16に示す如く、その前面420tに開口された通路425を備え、その先端付近には、傾斜の緩やかな傾斜部420Iが形成されている。これにより、通路425に第一の補助プラットフォーム430を挿入すると、副プラットフォーム420の床面421fは、傾斜部420Iを介して補助プラットフォーム430の床面430fと段差無く繋がる。
補助プラットフォーム430は、図16に示す如く、後部が突出したほぼ矩形の平板状であって、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム431を備えると共に、その両側面それぞれにローラ432を備え、副プラットフォーム420との相互間には、図14(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ270が設けられている。これにより、補助プラットフォーム430は、アクチュエータ270の伸縮によって、通路425に沿って副プラットフォーム420を前後方向に移動してその前面420tからの引き出し及び収納を可能にする。
なお本形態では、補助プラットフォーム430は、ローラ432のみで前後移動させているが、通路425にローラ432を介してスライド可能に支持する誘導レールを設ける等の手段を用いてもよい。
更に本形態では、副プラットフォーム420及び補助プラットフォーム430の先端隅部にはそれぞれ、図15,16に示す如く、切り欠き部420c,430cが設けられており、これらの切り欠き部420c,430cは、図14(a)に示す如く、補助プラットフォーム430を副プラットフォーム420内に収納するに際してその先端が同一面上に整列する。
加えて、補助プラットフォーム430には、この補助プラットフォーム430を前後方向にスイング又はスライドしてその切り欠き部430cの前面からの引き出し及び収納の可能な扇状の補助プラットフォーム450が設けられている。具体的に、補助プラットフォーム450は、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム451を備え、他のプラットフォームと同様、その両側面それぞれにローラを設け、又は、補助プラットフォーム430に対して回転自在に軸支して副プラットフォーム420との相互間に配したアクチュエータの伸縮によって切り欠き部430cの前面からの引き出し及び収納を行う。
図17は、主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム420を左側にスライドさせた状態を示す要部上面図、図18は、左側にスライドさせた副プラットフォーム420から補助プラットフォーム430,450を前方に引き出した状態を示す要部上面図であり、図19は、搭載口12に補助プラットフォーム430,450を架け渡した状態を示す要部上面図である。なお、本形態において、機体ドア13は搭載口12を外向きに左開きする。
本形態も、図17に示す如く、アクチュエータ260を伸長させて主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム420を左側(図面上では上側。)にスライドさせる。この場合、主プラットフォーム210の前面210tにその両側面に向かって開口されたスリット211を設け、このスリット211よりも横幅が狭い副プラットフォーム420の突出部422を挿入し、この副プラットフォームの残部(主部421)を主プラットフォーム210の前面210tの下部に設けた平板状の張り出し部214で支持するため、副プラットフォーム420の床面421fの横幅W2を主プラットフォーム210の横幅W1と同等若しくはそれよりも広く確保しても主プラットフォーム210に対して副プラットフォーム420をスライドさせることができる。
その後、図18に示す如く、アクチュエータ270を伸長させて副プラットフォーム420から補助プラットフォーム430を機体10に向けて前方(図面上では右側。)に引き出す。この場合、補助プラットフォーム430は、図19に示す如く、その先端(プロテクタゴム431)が機体10に接触しない位置に位置決めされ、切り欠き部430cから補助プラットフォーム450を引き出す。これにより、補助プラットフォーム450は、補助プラットフォーム230と共に、搭載口12に位置決めされる。
本形態によれば、副プラットフォーム420に、この副プラットフォーム420を前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な1つの補助プラットフォームを設けたことにより、補助プラットフォームの個数やそれを動作させるアクチュータが削減された簡単な構成で、航空機の主翼11上にある搭載口12など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォーム400を目標位置にセッティングすることができ、作業スペースも更に広く確保できる。
更に本形態も、副プラットフォーム420及び補助プラットフォーム430の先端隅部にそれぞれ切り欠き部420c,430cを設けたことにより、箱型荷台140を昇降させても、プラットフォーム400の先端隅部が邪魔にならないため、リフトトラック100を搭載口12近くまで進入させることができ、その結果、補助プラットフォーム430の伸長量を最小限に抑えることができる。
加えて本形態も、補助プラットフォーム430に、この補助プラットフォーム430をスイング又はスライドしてその切り欠き部430cの前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォーム450を設けたことにより、箱型荷台140を昇降させても、補助プラットフォーム430の先端隅部が邪魔にならず、実際の作業時も作業スペースを広く確保することができる。
図20は、主翼11等の障害物がない搭載口15に補助プラットフォーム430,450を架け渡した状態を示す要部上面図である。この場合、搭載口15のドア16は外向きの右開きであるが、副プラットフォーム420を左側にスライドさせて、補助プラットフォーム430,450を搭載口15に整列させている。
なお、図19,20に示す各形態それぞれも、図7に示す如く、補助プラットフォーム430,450と搭載口12との相互間には、着脱可能な補助板290を架け渡しているが、かかる構成によれば、補助板290を用いることなく作業を行っても良い。
また、本形態では、副プラットフォーム420及び補助プラットフォーム430の一方の先端隅部にそれぞれ切り欠き部420c,430cを設けたが、副プラットフォーム420及び補助プラットフォーム430の先端隅部の両方に設けても良い。加えて補助プラットフォーム420とプラットフォーム430との両方に切り欠き部を設けた場合、補助プラットフォーム430の両切り欠き部それぞれに、補助プラットフォーム450を設けることができる。
また図19,20においても、図13で説明の如く、主プラットフォーム210にスリット211を設けることなく、張り出し部214のみで主プラットフォーム210を横幅に沿ってスライド可能に支持してもよい。
上述したところは、本発明の一形態を例示したに過ぎず、種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記形態では、作業台を機内食を搭載する箱型荷台としたが、機体の整備等に用いる平板状の作業台としてもよい。また、上述した各形態を構成する種々の部分は、用途に応じて互いに適宜組み合わせることができる。
本発明の一形態であって、空港などで使用され、航空機内に機内食等を搭載する箱型荷台を有するリフトトラックを示す側面図である。 (a),(b)はそれぞれ、同形態において、プラットフォームが中立位置にある場合を示す上面図及び側面図である。 同形態における主プラットフォームを示す上面図である。 同形態における主プラットフォームの正面図及び副プラットフォームの上面図である。 同形態における副プラットフォームの正面図及び補助プラットフォームの上面図である。 同形態において、リフトトラックを機体近くに停車させた状態を示す要部上面図である。 同形態において、リフトトラックからプラットフォームを伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図である。 同形態において、リフトトラックを機体の一部と共に示す側面図である。 同形態において、主プラットフォームに対して副プラットフォームを左側にスライドさせた状態を示す要部上面図である。 同形態において、左側にスライドさせた副プラットフォームから補助プラットフォームを前方に引き出した状態を示す要部上面図である。 同形態において、搭載口に補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である。 同形態において、主翼等の障害物がない搭載口に補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である。 本発明の更に他の形態であって、副プラットフォームを主プラットフォームに対して左側にスライドさせると共に補助プラットフォームを前方に引き出した状態を示す要部上面図である。 (a),(b)はそれぞれ、本発明の更に異なる形態であって、プラットフォームが中立位置にある場合を示す上面図及び側面図であり 同形態における主プラットフォームの正面図及び副プラットフォームの上面図である。 同形態における副プラットフォームの正面図及び補助プラットフォームの上面図である。 同形態において、主プラットフォームに対して副プラットフォームを左側にスライドさせた状態を示す要部上面図である。 同形態において、左側にスライドさせた副プラットフォームから補助プラットフォームを前方に引き出した状態を示す要部上面図である。 同形態において、搭載口に補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である。 同形態において、主翼等の障害物がない搭載口に補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である。
符号の説明
10 機体
11 主翼
12 搭載口
13 ドア
14 エンジン
100 リフトトラック
110 運転台
120 車台
121 車台フレーム
130 パンタグラフ式リンク機構
131 アウタサイドリンク
132 インサイドリンク
140 箱型荷台
160 荷台フレーム
200 プラットフォーム
210 主プラットフォーム
220 副プラットフォーム
230 補助プラットフォーム
240 補助プラットフォーム
250 補助プラットフォーム
260 アクチュエータ
270 アクチュエータ
280 アクチュエータ
290 補助板
420 副プラットフォーム
430 補助プラットフォーム
450 補助プラットフォーム

Claims (9)

  1. 運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、床面が作業台の床面と一致する位置にて該作業台に固定保持される主プラットフォームと、この主プラットフォームの前面から張り出した副プラットフォームとを備える高所作業車において、
    主プラットフォームは、角形の平板をなし、その前面に、副プラットフォームを主プラットフォームの両側面に向かう横幅に沿ってスライド可能に支持する張り出し部を備え、
    副プラットフォームに、主プラットフォームの床面と一致する床面を設けてなることを特徴とする高所作業車のプラットフォーム。
  2. 主プラットフォームは、その前面に、その両側面に向かって開口される横幅の広いスリットを備え、
    副プラットフォームに、前記スリットよりも横幅が狭く該スリットに挿入されて副プラットフォームを前記スリットに沿ってスライドさせる突出部を設けてなる請求項1に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  3. 副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な第一の補助プラットフォームと、副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な第二の補助プラットフォームとを設けてなる請求項1又は2に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  4. 第一の補助プラットフォームの横幅を第二の補助プラットフォームの横幅よりも狭くしてなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  5. 副プラットフォーム及び第一の補助プラットフォームの先端隅部又は副プラットフォーム及び第二の補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けてなる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  6. 第一の補助プラットフォーム又は第二の補助プラットフォームの少なくとも一方に、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなる請求項5に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  7. 副プラットフォームに、この副プラットフォームを前後方向に移動してその前面からの引き出し及び収納の可能な1つの補助プラットフォームを設けてなる請求項1又は2に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  8. 副プラットフォーム及び前記1つの補助プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方に切り欠き部を設けてなる請求項7に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  9. 前記1つの補助プラットフォームに、この補助プラットフォームをスイング又はスライドしてその切り欠き部の前面からの引き出し及び収納の可能な補助プラットフォームを設けてなる請求項8に記載の高所作業車のプラットフォーム。
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