JPH11301335A - コンテナ搬送車の箱型荷台に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数段プラットフォーム防護壁 - Google Patents

コンテナ搬送車の箱型荷台に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数段プラットフォーム防護壁

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JPH11301335A
JPH11301335A JP10826398A JP10826398A JPH11301335A JP H11301335 A JPH11301335 A JP H11301335A JP 10826398 A JP10826398 A JP 10826398A JP 10826398 A JP10826398 A JP 10826398A JP H11301335 A JPH11301335 A JP H11301335A
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亮 犬塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ搬送車の箱型荷台前面に有する車両
前方に伸縮自在なプラットフォーム上に折り畳まれる防
護枠によって生じる不都合を解消すると共に、複数防護
枠をプラットフォームに対して容易に位置決めできるよ
うにする。 【解決手段】 箱型荷台4の開閉扉21が第1防護壁で
あって、第2,第3防護壁22,23のいずれか一つを
車両前方に移動させると、これら防護壁22,23は、
ホイール61,62に巻き掛けたチェーン66,67の
端部を防護壁22,23に固定した機構60によって複
数段防護壁20を形成し、第2,第3防護壁22,23
のいずれか一つを車両後方に移動させると、これら防護
壁22,23がチェーン機構60によって扉21に収納
される。これにより、複数段防護壁20の組立および収
納は容易になり、該防護壁20の組立および収納の準備
として余分な作業を行う必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車台上に昇降自在
に担持されるコンテナ搬送車の箱型荷台から車両の前方
向に延在するプラットフォーム防護壁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両の前方向に伸縮自在なプラットフォ
ームを有する箱型荷台を備えるコンテナ搬送車として
は、例えば、高所にある航空機のドアから機内に食料や
荷物を搭載するために使用される図15に示すようなコ
ンテナ搬送車が既知である。
【0003】コンテナ搬送車は、箱型荷台4が、車台1
のフレーム2上に載置されたサブフレーム3に対して回
動自在に支持された鋏状リンク機構6(8,9)により
荷台フレーム5を回動自在に支持される。鋏状リンク機
構6には、油圧シリンダ7が取り付けられ、油圧シリン
ダ7の伸縮によって、箱型荷台4を路面と平行な状態を
維持しつつ昇降させることができる。また、車台フレー
ム3の左右前後4箇所には、箱型荷台4が上昇するとき
の風圧に対しての安定度を確保するために、安定用油圧
ジャッキ12を備えている。
【0004】箱型荷台4の前面には、航空機に食料や荷
物を搭載するために車両の前方向に伸縮自在なプラット
フォーム10を備え、このプラットフォーム10は、折
り畳み式のプラットフォーム防護枠19を有し、サブフ
レーム3に固定された架台13で支持される。但し、プ
ラットフォーム10は、車両走行時には、車台1に備え
た運転台18の所定の上部位置に載置される。
【0005】また箱型荷台4の前面には、プラットフォ
ーム10と係合する誘導レール14が一体に設けられて
いる。この誘導レール14は箱型荷台4が上昇し始める
際には、プラットフォーム10と相対的に移動するた
め、プラットフォーム10を所定の前記上部位置に維持
したまま箱型荷台4を上昇させるが、箱型荷台4の床面
高さがプラットフォーム10の床面高さと一致した時点
で、プラットフォーム10が誘導レール14の下端部に
接触するため、箱型荷台4はプラットフォーム10と一
体に上昇する。
【0006】ここで、従来コンテナ搬送車が食料または
荷物を航空機に搭載する場合を説明する。
【0007】まず食料または荷物を箱型荷台4に搭載す
る際には、箱型荷台4の後面に備わる扉(図示せず)を
開いて食料または荷物を積んだカートを搭載する。積み
込みを終了したコンテナ搬送車は、航空機に接近し航空
機ドア(図示せず)の下方に停車する。
【0008】箱型荷台4を上昇させる場合は、安定用油
圧ジャッキ12を接地させ、箱型荷台4の側面に備えた
出入口(図示せず)から箱型荷台4に乗り込み、該荷台
4内に設けた操作スイッチを使用して箱型荷台4を昇降
させる。箱型荷台4が油圧シリンダ7を取り付けた鋏状
リンク機構6によって上昇し始める際、箱型荷台4と一
体の誘導レール14はプラットフォーム10と相対的に
移動するから、箱型荷台4は所定の前記上部位置にプラ
ットフォーム10を載置したまま上昇する。しかして、
箱型荷台4の床面高さがプラットフォーム10の床面高
さと一致すると、プラットフォーム10が誘導レール1
4の下端部と接触するから、箱型荷台4はプラットフォ
ーム10と一体に上昇する。
【0009】箱型荷台4の上昇は、箱型荷台4およびプ
ラットフォーム10の床面高さが航空機ドアの床面と一
致した時点で停止する。プラットフォーム10は、前記
操作スイッチを使用して動作させる油圧シリンダなどの
駆動機構(図示せず)によって航空機の機体80に向か
って伸長し、箱型荷台4と航空機ドアとの間に通路を形
成する。
【0010】次いで箱型荷台4の前面に設けたシャッタ
式扉Sを開き、作業者は箱型荷台4に備わる扉(図示せ
ず)を開けてプラットフォーム10上に折り畳まれたプ
ラットフォーム防護枠19を垂直に起こしてロックピン
でロックし、さらに、該プラットフォーム防護枠19を
機体80との間に隙間が空かない位置まで伸長してロッ
クする。これによって、防護枠19を備えたプラットフ
ォーム10が箱型荷台4から航空機ドアまでの間に完成
する。但し、この場合、作業者は、箱型荷台4に設けた
フック73(図12参照)に転落防止用の命綱を繋いで
作業する。
【0011】食料または荷物を航空機に搭載する際に
は、箱型荷台4からプラットフォーム10を経て食料ま
たは荷物を積んだカートを航空機に搭載する。カートを
航空機から降ろす場合は、この逆の工程を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかして、従来のプラ
ットフォーム防護枠19は、プラットフォーム10上に
折り畳まれる構造であるため、例えば、防護枠19の高
さが低く、プラットフォーム10上でカートが強風によ
り煽られることにより、搬送中の作業性が低下するとい
う問題があった。また、プラットフォーム防護枠19を
起こしたまま走行すると、車高が高くなる分、運転中の
操作性が悪化するため、車両を移動させる際には、その
都度、プラットフォーム防護枠19を折り畳まなければ
ならないという不都合が生じる。
【0013】加えて、プラットフォーム防護枠19の組
立および収納は、複数のプラットフォーム防護枠をプラ
ットフォーム10に沿って移動させなければならないた
め、例えば、個々のプラットフォーム防護枠をプラット
フォームに対して位置決めしようとするとその作業が複
雑である。
【0014】本発明は、上述した事実に鑑みてなされた
ものであって、プラットフォーム防護枠がプラットフォ
ーム上に折り畳まれる構造であるために生じる不都合を
解消すると共に、複数のプラットフォーム防護枠をプラ
ットフォームに対して容易に位置決めできるようにする
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明の第1発明であるコンテナ搬送車の箱型荷台
に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、車両の前方向に伸縮自在なプラットフォ
ームを有し車台上に昇降自在に担持されるコンテナ搬送
車の箱型荷台に備わる開閉扉において、前記箱型荷台の
開閉扉を左右に開くプラットフォーム防護壁とし、該左
右開閉扉それぞれに複数のプラットフォーム防護壁を設
けて複数段プラットフォーム防護壁を形成し、該複数段
プラットフォーム防護壁は、前記左右開閉扉を開いて前
記プラットフォーム防護壁のいずれか一つを車両前方向
に移動させる際には、前記プラットフォーム防護壁それ
ぞれが連動して前記プラットフォームに沿って伸長し、
前記プラットフォーム防護壁のいずれか一つを車両後方
向に移動させる際には、前記プラットフォーム防護壁そ
れぞれが連動して前記左右開閉扉に重ね合わせに収納さ
れることを特徴とするものである。
【0016】上述したように、第1発明防護壁は、箱型
荷台の開閉扉が左右に開くプラットフォーム防護壁であ
って、該左右開閉扉に板状のプラットフォーム防護壁が
重ね合わせに収納されるためにプラットフォーム防護壁
それぞれの高さを大きく確保することができる。この場
合、プラットフォーム防護壁の風除け効果が大きくプラ
ットフォーム上での安全性も高まるため、プラットフォ
ーム上での作業性が向上する。
【0017】また複数段プラットフォーム防護壁は、複
数のプラットフォーム防護壁のいずれか一つを車両前方
向に移動させると、前記プラットフォーム防護壁それぞ
れが連動して前記プラットフォームに沿って移動するか
ら、複数のプラットフォーム防護壁をプラットフォーム
に対して容易に位置決めすることができる。
【0018】さらに、前記複数段プラットフォーム防護
壁は、一つのプラットフォーム防護壁を車両後方向に移
動させると、前記プラットフォーム防護壁それぞれが連
動して前記左右開閉扉に収納されるから、複数段プラッ
トフォーム防護壁を収納するために、プラットフォーム
上に折り畳む必要がない。このため、複数段プラットフ
ォーム防護壁の収納を容易に行うことができる。
【0019】また、第2発明である連動式複数段プラッ
トフォーム防護壁は、第1発明において、前記プラット
フォーム防護壁にはそれぞれ、前記プラットフォームに
沿って延在する案内レールが設けられ、これらプラット
フォーム防護壁間には、前記案内レールに係合するロー
ラを備える補助部材が介在することを特徴とするもので
ある。
【0020】第2発明防護壁によれば、プラットフォー
ム防護壁はそれぞれ、該プラットフォーム防護壁に設け
た案内レールが前記補助部材のローラに係合することに
よって支持される。この場合、前記プラットフォーム防
護壁間の剛性は、前記補助部材によって確保されるか
ら、プラットフォーム防護壁間に歪みやズレを生じにく
い。
【0021】第3発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第2発明において、前記補助部材が、該
補助部材の左右両側に前記ローラを備えることを特徴と
するものである。
【0022】第3発明防護壁によれば、前記補助部材
が、該補助部材の左右両側に前記ローラを備えるから、
該補助部材は、プラットフォーム防護壁の間に介在し、
前記案内レールはプラットフォーム防護壁の内面に直接
設けられる。この場合、前記案内レールが前記プラット
フォーム防護壁に対して補強材の役目をするから、組立
が完了した複数段プラットフォーム防護壁の剛性を高め
ることができる。
【0023】第4発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第2発明において、前記補助部材が、該
補助部材の左右いずれか一側のみに前記ローラを備える
ことを特徴とするものである。
【0024】第4発明防護壁によれば、前記補助部材
が、該補助部材の左右いずれか一側のみに前記ローラを
備えるから、前記複数段プラットフォーム防護壁を前記
左右開閉扉に収納する際の厚みを薄くすることができ
る。このため、前記複数段プラットフォーム防護壁を収
納するためのスペースが小さく済んで省スペース化が図
れる。
【0025】第5発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第1乃至第4発明のいずれか一発明にお
いて、前記複数段プラットフォーム防護壁が、プラット
フォーム防護壁間をそれぞれ索動機構によって連結し前
記左右開閉扉および該左右開閉扉に連結する第2のプラ
ットフォーム防護壁間に設けたアクチュエータにより連
動することを特徴とするものである。
【0026】第5発明防護壁によれば、前記複数段プラ
ットフォーム防護壁が、プラットフォーム防護壁間をそ
れぞれ索動機構によって連結し、前記左右開閉扉および
該左右開閉扉に連結する第2のプラットフォーム防護壁
に設けたアクチュエータにより連動するから、アクチュ
エータの伸縮によって、複数のプラットフォーム防護壁
をプラットフォームに沿って自動的に移動させることが
できる。しかも、前記アクチュエータの伸縮をロックす
れば、複数段プラットフォーム防護壁全体を同時に固定
することができる。またアクチュエータによる遠隔制御
ができる。
【0027】従って、前記左右開閉扉と該左右開閉扉に
連結する第2のプラットフォーム防護壁との間にアクチ
ュエータを設ければ、複数段プラットフォーム防護壁の
組立または収納が容易になる。
【0028】第6発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第1乃至第5発明のいずれか一発明にお
いて、前記箱型荷台の天井面と前記左右開閉扉との間
に、該左右開閉扉を開閉するためのアクチュエータを設
けることを特徴とするものである。
【0029】第6発明防護壁によれば、前記アクチュエ
ータを伸縮させることによって、作業者が手動操作を行
うことなく、前記左右開閉扉を容易に開閉させることが
できる。また、作業者は、前記左右開閉扉を開閉する際
に箱型荷台の外で作業する必要がないため、転落防止用
の命綱を繋ぐなどの余分な作業を行う必要がない。な
お、アクチュエータは遠隔制御することができる。
【0030】従って、前記箱型荷台の天井面と前記左右
開閉扉との間にアクチュエータを設ければ、該左右開閉
扉の開閉が容易になる。
【0031】第7発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第1乃至第6発明のいずれか一発明にお
いて、複数の前記プラットフォーム防護壁間のうちの少
なくともいずれか一個所に、該プラットフォーム防護壁
間を固定する手段を設けるから、前記複数段プラットフ
ォーム防護壁を組み立てる際に、前記プラットフォーム
防護壁間を容易に固定することができる。
【0032】第8発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第7発明において、前記固定手段が差込
ピンであって、一方のプラットフォーム防護壁に複数の
差込穴を設けるから、前記固定手段を安価に達成するこ
とができる。
【0033】第9発明である連動式複数段プラットフォ
ーム防護壁は、第1乃至第8発明のいずれか一発明にお
いて、前記左右開閉扉に、該左右開閉扉と前記プラット
フォームとを固定する手段を設けるから、組立が完了し
た複数段プラットフォーム防護壁を前記プラットフォー
ムに容易に固定することができる。
【0034】第10発明である連動式複数段プラットフ
ォーム防護壁は、第1乃至第9発明のいずれか一発明に
おいて、プラットフォーム防護壁に取っ手を設け、該取
っ手が、前記プラットフォーム防護壁を前記左右開閉扉
に重ね合わせに収納する際、該プラットフォーム防護壁
に形成された切欠き部分に収容されるから、前記複数段
プラットフォーム防護壁を手動操作によって組み立てま
たは収納することができる。また、前記複数段プラット
フォーム防護壁を前記左右開閉扉に収納する際、前記取
っ手をプラットフォーム防護壁に形成した切欠き部分に
収容できるから、取っ手部分が邪魔になることがない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、添
付した図面に基づき詳細に説明する。図1は、空港など
で使用され、航空機への機内食を搭載するために昇降自
在な箱型荷台を有するコンテナ搬送車を示した側面図、
図2は、本発明による連動式複数段プラットフォーム防
護壁を示した上面図、また図3は、連動式複数段プラッ
トフォーム防護壁を収納した状態で閉じられた左右開閉
扉の一方を示した上面図である。
【0036】コンテナ搬送車は、箱型荷台4が車台1の
フレーム2上に載置されたサブフレーム3に対して回動
自在に支持された鋏状リンク機構6により荷台フレーム
5を回動自在に支持される。鋏状リンク機構6は、左右
2条のアウトサイドリング8および左右2条のインサイ
ドリング9と、これらサイドリング8,9間に取り付け
られた油圧式リフトシリンダ7とで構成されている。鋏
状リンク機構6は、油圧式リフトシリンダ7の伸縮によ
って開閉動作を行い、箱型荷台4および荷台フレーム5
を路面と平行な状態に維持しつつ昇降させることができ
る。また、車台フレーム2の前後左右4箇所には、箱型
荷台4が上昇するときの風圧に対しての安定度を確保す
るために、安定用油圧ジャッキ12を備えている。
【0037】箱型荷台4の前方には、航空機に食料や荷
物を搭載するために車両の前方向に伸縮自在なプラット
フォーム10を有し、このプラットフォーム10は通
常、サブフレーム3に固定された架台13に接触した状
態で支持される。また、プラットフォーム10の先端部
分10aは、車両の前後方向に伸縮されると共に左右に
回動自在に支持され、この部分10aの端部には緩衝部
材11が設けられている。なお、プラットフォーム10
は、車両走行時には、車台1に備えた運転台15の所定
の上部位置に載置される。
【0038】箱型荷台4の前面には、プラットフォーム
10と係合する誘導レール14が一体に設けられてい
る。この誘導レール14は箱型荷台4が上昇し始める際
には、プラットフォーム10と相対的に移動するため、
プラットフォーム10を所定の前記上部位置に維持した
まま箱型荷台4を上昇させるが、箱型荷台4の床面高さ
がプラットフォーム10の床面高さと一致した時点で、
プラットフォーム10が誘導レール14の下端部に接触
するため、箱型荷台4はプラットフォーム10と一体に
上昇する。
【0039】箱型荷台4の前面に備わる開閉扉21は、
左右2枚の扉を有する観音開き構造の左右開閉扉であっ
て、これら扉21はそれぞれ、ヒンジ24を介して箱型
荷台4の内壁に回動自在に取り付けられている。開閉扉
21は、箱型荷台4の床面高さがプラットフォーム10
の床面高さと一致したのち、外側にあるプラットフォー
ム10に向かって開かれて、第1のプラットフォーム防
護壁を構成する。
【0040】なお、開閉扉21を閉じる際には、箱型荷
台4の前方上部および左右枠に設けたパッキン25と、
荷台4の床面と接触するように扉21の下部に設けた板
状の弾性体でなるパッキン26(図4,6参照)とによ
って、箱型荷台4内の気密性が保持される。
【0041】開閉扉21の外側には、外側に向かって順
々に、第2のプラットフォーム防護壁22と、第3のプ
ラットフォーム防護壁23とを設けて、連動式複数段プ
ラットフォーム防護壁20を形成する。なお、これら防
護壁22,23はそれぞれ、アルミ板などのプレス材で
形成されている。第2および第3防護壁22,23をプ
レス材で形成した場合、構造に融通性があり、後述の誘
導機構30,40を設けたときに薄くできる。
【0042】箱型荷台4の前方屋根には、走行時に該屋
根に収納され所要時に取り出される雨よけ用のキャノピ
16を有し、このキャノピ16は、図示せぬ油圧シリン
ダによって起伏および伸長する。
【0043】図4は、組立が完了した複数段プラットフ
ォーム防護壁20を示した図であって、同図(a)は、
プラットフォーム10から示した側面図、同図(b)
は、同図(a)を矢印Aの方向から示した端面図であ
る。また図5は、開閉扉21および第2防護壁22の間
に介在する第1補助部材31と、第2防護壁22および
第3防護壁23の間に介在する第2補助部材41とを矢
印Aの方向から拡大して示した端面図である。
【0044】第2防護壁22は、開閉扉21との間に設
けられた第1誘導機構30に沿って、車両の前後方向に
スライドする。第1誘導機構30は、開閉扉21に設け
られプラットフォーム10に沿って延在するチャネル状
の第1案内レール34と、第2防護壁22に設けられプ
ラットフォーム10に沿って延在するチャネル状の第2
案内レール35と、これらレール34,35間に介在す
る第1補助部材31とで構成される。
【0045】第1補助部材31は、該部材31に対して
回転自在に支持された第1および第2ローラ32,33
を前後に各2つ左右両側に備える。第1ローラ32およ
び第2ローラ33は、車両の前後方向に変位して配し、
第1ローラ32は、第1レール34に対して回転自在に
係合し、第2ローラ33は、第2レール35に対して回
転自在に係合する。つまり、第1補助部材31は、第1
ローラ32が第1レール34上を回転することによっ
て、開閉扉21に対して第1レール34に沿って移動
し、第2ローラ33が第2レール35上を回転すること
によって、第2防護壁22に対して第2レール35に沿
って移動する。
【0046】従って、第2防護壁22は、開閉扉21に
対して、第1誘導機構30を介して車両の前後方向にス
ライドし、開閉扉21および第2防護壁22はそれぞ
れ、これら開閉扉21および第2防護壁22に設けた案
内レール34,35が第1補助部材31のローラ32,
33に係合することによって支持される。この場合、開
閉扉21および第2防護壁22間の剛性は、第1誘導機
構30によって確保されるから、開閉扉21および第2
防護壁22間に歪みやズレを生じにくい。
【0047】なお、第1レール34の前後端部には、ス
トッパボルト51,52がそれぞれ該レール34を貫通
して設けられ、これらストッパボルト51,52がロー
ラ32の脱落を防止する。また、第2レール35の前後
端部にも、ストッパボルト53,54がそれぞれ該レー
ル35を貫通して設けられ、これらストッパボルト5
3,54がローラ33の脱落を防止する。
【0048】第3防護壁23は、第2防護壁22との間
に設けられた第2誘導機構40に沿って、車両の前後方
向にスライドする。第2誘導機構40は、第2防護壁2
2に設けられプラットフォーム10に沿って延在するチ
ャネル状の第3案内レール44と、第3防護壁23に設
けられプラットフォーム10に沿って延在するチャネル
状の第4案内レール45と、これらレール44,45間
に介在する第2補助部材41とで構成される。
【0049】第2補助部材41は、該部材41に対して
回転自在に支持された第3および第4ローラ42,43
を前後に各2つ左右両側に備える。第3ローラ42およ
び第4ローラ43は、車両の前後方向に変位して配し、
第3ローラ42は、第3レール44に対して回転自在に
係合し、第4ローラ43は、第4レール45に対して回
転自在に係合する。つまり、第2補助部材41は、第3
ローラ42が第3レール44上を回転することによっ
て、第2防護壁22に対して第3レール44に沿って移
動し、第4ローラ43が第4レール45上を回転するこ
とによって、第3防護壁23に対して第4レール45に
沿って移動する。
【0050】従って、第3防護壁23は、第2防護壁2
2に対して、第2誘導機構40を介して車両の前後方向
にスライドし、第2および第3防護壁22,23はそれ
ぞれ、これら第2および第3防護壁22,23に設けた
案内レール44,45が第2補助部材41のローラ4
2,43に係合することによって支持される。この場
合、第2および第3防護壁22,23間の剛性は、第2
誘導機構40によって確保されるから、第2および第3
防護壁22,23間に歪みやズレを生じにくい。
【0051】なお、第3レール44の前後端部には、ス
トッパボルト55,56がそれぞれ該レール44を貫通
して設けられ、これらストッパボルト55,56がロー
ラ42の脱落を防止する。また、第4レール45の前後
端部にも、ストッパボルト57,58がそれぞれ該レー
ル45を貫通して設けられ、これらストッパボルト5
7,58がローラ43の脱落を防止する。
【0052】第2防護壁22がプレス材で形成されてい
るため、第2レール35および第3レール44は補強材
を兼ねている。第3防護壁23がプレス材で形成されて
いるため、第4レール45は補強材を兼ねている。
【0053】第3防護壁23の下部フランジ面には複数
個のロック穴(差込穴)26が形成され、第2防護壁2
2の前方に設けたロックピン(差込ピン)25と共にロ
ック手段24を構成する。ロック手段24は、第3防護
壁23の伸長量に応じたロック穴26にロックピン25
を差し込むことによって固定される。なお、ロックピン
25の差し込みまたは取り外しは、ノブ25nを上下方
向に移動させることによって行う。この場合、固定手段
を安価に達成することができる。
【0054】開閉扉21の内側には、ロックピン27が
設けられ、このピン27は、ハンドル27hを回転させ
ることにより上下に移動する。ロックピン27は、開閉
扉21を閉じたときには箱型荷台4の床板と鴨居に設け
られたロック穴(図示せず)に差し込まれ、開閉扉21
を開いたときにはプラットフォーム10の床面に設けら
れたロック穴(図示せず)に差し込まれる固定手段を構
成する。こうした固定手段によれば、組立が完了した複
数段プラットフォーム防護壁20をプラットフォーム1
0に容易に固定することができる。
【0055】符号21w,22w,23wはそれぞれ、
開閉扉21、第2防護壁22、第3防護壁23に設けら
れた点検窓であって、ガラス材またはアクリル材などの
透明な材料で形成され、開閉扉21に第2防護壁22お
よび第3防護壁23を収納したとき、それぞれの点検窓
が重合し、箱型荷台4内から外部にあるプラットフォー
ム10および航空機の機体80を点検することができ
る。
【0056】図7は、複数のプラットフォーム防護壁を
連結する索動機構の一例であるチェーン機構60であっ
て、同図(a)は、複数段プラットフォーム防護壁20
を開閉扉21に収納した状態を示した上面図、同図
(b)は、複数段プラットフォーム防護壁20をスライ
ドした状態を示した上面図である。図8は、第2防護壁
22の前後端部それぞれに設けたチェーンホイールを側
面から示した拡大図、図9は、図8のチェーンホイール
を矢印Aの方向から示した端面図である。図10は、チ
ェーンを防護壁に対して固定するための固定手段を例示
し、同図(a)は上面図、同図(b)は側面図である。
【0057】第2防護壁22の前後端部にはそれぞれ、
第1チェーンホイール61と第2チェーンホイール62
とが設けられ、これらチェーンホイール61,62間
に、一端を開閉扉21の前方部64に固定金具63を介
して固定すると共に他端を第3防護壁23の後方部65
に固定金具63を介して固定した第1チェーン66およ
び第2チェーン67を巻き掛ける。固定金具63はそれ
ぞれ、開閉扉21および第3防護壁23にボルト結合さ
れる。
【0058】このため、第3防護壁23を車両の前方向
に移動させると、第2防護壁22は、第3防護壁23に
連動し該防護壁23が移動する量の1/2だけ移動す
る。但し、第1チェーン66および第2チェーン67
は、輪状のチェーンであってもよく、索動機構はチェー
ン以外にワイヤでもよい。
【0059】ここで、本実施形態のコンテナ搬送車が食
料または荷物を航空機に搭載する場合を説明する。
【0060】まず食料または荷物を箱型荷台4に搭載す
る際には、箱型荷台4の後面に備わる扉17を開いて食
料または荷物を積んだカートを搭載する。積み込みを終
了したコンテナ搬送車は、航空機の機体80に接近し航
空機ドア(図示せず)の下方に停車する。
【0061】箱型荷台4を上昇させる場合は、安定用油
圧ジャッキ12を接地させ、箱型荷台4の側面に備えた
出入口(図示せず)から箱型荷台4に乗り込み、該荷台
4内に設けた操作スイッチを使用して箱型荷台4を昇降
させる。箱型荷台4が油圧シリンダ7を取り付けた鋏状
リンク機構6によって上昇し始める際、箱型荷台4と一
体の誘導レール14はプラットフォーム10と相対的に
移動するから、箱型荷台4は所定の前記上部位置にプラ
ットフォーム10を載置したまま上昇する。しかして、
箱型荷台4の床面高さがプラットフォーム10の床面高
さと一致すると、プラットフォーム10が誘導レール1
4の下端部と接触するから、箱型荷台4はプラットフォ
ーム10と一体に上昇する。
【0062】箱型荷台4の上昇は、該荷台4およびプラ
ットフォーム10の床面高さが航空機ドアの床面と一致
した時点で停止する。プラットフォーム10は、前記操
作スイッチを使用して動作させる油圧シリンダなどの駆
動機構(図示せず)によって航空機に向かって伸長し、
箱型荷台4と航空機ドアとの間に通路を形成する。
【0063】複数段プラットフォーム防護壁20は、開
閉扉21を開いてロックピン27をプラットフォーム1
0の床板に形成した前記ロック穴に差し込んで、プラッ
トフォーム10に対して開閉扉21を固定し、開閉扉2
1からプラットフォーム防護壁22,23のいずれか一
つを車両の前方向に移動させる。このとき、プラットフ
ォーム防護壁22,23それぞれがチェーン機構60に
よって連動してプラットフォーム10に沿って伸長す
る。位置決めした複数段プラットフォーム防護壁20の
固定は、第3防護壁23の伸長量に応じたロック穴26
にロックピン25を差し込むことによって行われる。
【0064】つまり、第2防護壁22と第3防護壁23
とは連動して開閉扉21からプラットフォーム10に沿
って伸長するから、第2防護壁22と第3防護壁23と
を固定することによって、複数段プラットフォーム防護
壁20全体を同時に固定することができる。これによっ
て、複数段プラットフォーム防護壁20を備えたプラッ
トフォーム10が箱型荷台4から航空機ドアまでの間に
完成する。
【0065】食料または荷物を航空機に搭載する際に
は、箱型荷台4からプラットフォーム10を経て食料ま
たは荷物を積んだカートを航空機に搭載する。
【0066】カートを航空機から降ろす場合は、この逆
の工程を行うが、複数段プラットフォーム防護壁20
は、第3防護壁23のロック穴26からロックピン25
を取り外すことによって、複数段プラットフォーム防護
壁20全体を同時に開放し、プラットフォーム防護壁2
2,23のいずれか一つを車両の後方向に移動させるこ
とによって、プラットフォーム防護壁22,23それぞ
れがチェーン機構60によって連動して開閉扉21に重
ね合わせに収納される。なお、開閉扉21を閉じる際に
は、プラットフォーム10のロック穴からロックピン2
7を取り外す。
【0067】図11,12はそれぞれ、開閉扉21の内
側と第2防護壁22の内側との間に設けたアクチュエー
タを例示する説明図であって、図11は、第2防護壁2
2を開閉扉21に収納した状態を示した側面図、図12
は、第2防護壁22を開閉扉21からプラットフォーム
10に沿って伸長した状態を示した側面図である。
【0068】これは、第2実施形態であって、開閉扉2
1と第2防護壁22との間に、エンジンを駆動源とする
油圧ポンプまたはバッテリを電源とする電動油圧ポンプ
(共に図示せず)を圧力源として伸縮する油圧式シリン
ダ70が設けられている。
【0069】油圧式シリンダ70の伸縮は、例えば、箱
型荷台4内に設けた操作盤(図示せず)の操作スイッチ
などによって遠隔制御される。この場合、油圧式シリン
ダ70の伸縮によって、プラットフォーム防護壁22,
23をプラットフォーム10に沿って自動的に移動させ
ることができる。しかも、油圧式シリンダ70の伸縮を
ロックすれば、前記ロック手段24を用いることなく、
複数段プラットフォーム防護壁20全体を同時に固定す
ることができる。従って、開閉扉21と第2防護壁22
との間に油圧式シリンダ70を設ければ、複数段プラッ
トフォーム防護壁20の組立または収納が容易になる。
【0070】なお、開閉扉21と第2防護壁22との間
に設けるアクチュエータは、油圧式シリンダ70だけで
なく、例えば、電動モータによるスクリュー回転で伸縮
する直動機構を備えた装置であってもよい。
【0071】また、第3実施形態として、図2に示す如
く、荷台天井の前方と左右開閉扉21との間に、第2実
施形態で説明したと同様の油圧シリンダ71をアクチュ
エータとして設けてもよい。
【0072】この実施形態では、油圧式シリンダ71の
伸縮は、例えば、箱型荷台4内に設けた操作盤(図示せ
ず)の操作スイッチなどによって遠隔制御される。この
場合、作業者が手動操作を行うことなく、油圧式シリン
ダ71を伸縮させることによって、開閉扉21を容易に
開閉させることができる。また、作業者は、左右開閉扉
21を開閉する際に箱型荷台4の外で作業する必要がな
いため、転落防止用の命綱を繋ぐなどの余分な作業を行
う必要がない。
【0073】なお、荷台の天井面と開閉扉21との間に
設けるアクチュエータも、油圧式シリンダ71だけでな
く、例えば、電動モータによるスクリュー回転で伸縮す
る直動機構を備えた装置であってもよい。
【0074】図13,14は、第3防護壁23に設けた
取っ手を例示する説明図であって、図13は、第3防護
壁23を第2防護壁22に収納した状態を示した側面
図、図14は、第3防護壁23を第2防護壁22からプ
ラットフォーム10に沿って伸長させた状態を示した側
面図である。
【0075】複数段プラットフォーム防護壁20の組立
または収納は、アクチュエータに限らず、第3防護壁2
3に設けた取っ手28を用いた作業者による手動操作で
もよい。これは、アクチュエータが故障した際のフェー
ルセーフとして有効である。また、第2防護壁22に設
けられた取っ手28は、プラットフォーム防護壁22,
23を開閉扉21に重ね合わせに収納する際、開閉扉2
1および第2防護壁22に形成された切欠き部分29に
収容されるから、取っ手28の部分が邪魔になることが
ない。
【0076】図6は、開閉扉21および第2防護壁22
間に設けられた第1補助部材31、第2防護壁22およ
び第3防護壁23間に設けられた第2補助部材41の他
の実施形態であって、複数段プラットフォーム防護壁2
0を示した端面図である。
【0077】第1補助部材31は、該部材31に対して
回転自在に支持された第1および第2ローラ32,33
を前後に各2つ図面左側(プラットフォーム側)に備え
る。第1ローラ32および第2ローラ33は、車両の前
後方向に変位して配し、第1ローラ32は、第1レール
34に対して回転自在に係合し、第2ローラ33は、第
2レール35に対して回転自在に係合する。つまり、第
1補助部材31は、第1ローラ32が第1レール34上
を回転することによって、開閉扉21に対して第1レー
ル34に沿って移動し、第2ローラ33が第2レール3
5上を回転することによって、第2防護壁22に対して
第2レール35に沿って移動する。
【0078】従って、第2防護壁22は、開閉扉21に
対して、第1補助部材31を介して車両の前後方向をス
ライドし、開閉扉21および第2防護壁22はそれぞ
れ、これら開閉扉21および第2防護壁22に設けた案
内レール34,35が第1補助部材31のローラ32,
33に係合することによって支持される。この場合、第
2防護壁22を開閉扉21に収納する際の厚みを薄くす
ることができる。このため、複数段プラットフォーム防
護壁20を収納するためのスペースが小さく済んで省ス
ペース化が図れる。
【0079】また、第1補助部材31の左右方向に重量
モーメントが作用せずに開閉扉21に対して第2防護壁
22がローラ32,33によって支持されるので、所
謂、吊り扉の構造となって、第1補助部材31を介した
開閉扉21および第2防護壁22の相対移動をスムーズ
に行うことができる。
【0080】第2補助部材41は、該部材41に対して
回転自在に支持された第3および第4ローラ42,43
を前後に各2つ図面左側(プラットフォーム側)に備え
る。第3および第4ローラ42,43は、車両の前後方
向に変位して配し、第3ローラ42は、第3レール44
に対して回転自在に係合し、第4ローラ43は、第4レ
ール45に対して回転自在に係合する。つまり、第2補
助部材41は、第3ローラ42が第3レール43上を回
転することによって、第2防護壁22に対して第3レー
ル44に沿って移動し、第4ローラ43が第4レール4
5上を回転することによって、第3防護壁23に対して
第4レール45に沿って移動する。
【0081】従って、第3防護壁23は、第2防護壁2
2に対して、第2補助部材41を介して車両の前後方向
をスライドし、第2防護壁22および第3防護壁23は
それぞれ、これら第2および第3防護壁22,23に設
けた案内レール44,45が第2補助部材41のローラ
42,43に係合することによって支持される。この場
合、第3防護壁23を開閉扉21または第2防護壁22
に収納する際の厚みを薄くすることができる。このた
め、複数段プラットフォーム防護壁20を収納するため
のスペースが小さく済んで省スペース化が図れる。
【0082】また、第2補助部材41の左右方向に重量
モーメントが作用せずに第2防護壁22に対して第3防
護壁23がローラ42,43によって支持されるので、
所謂、吊り扉の構造となって、第2補助部材41を介し
た第2防護壁22および第3防護壁23の相対移動をス
ムーズに行うことができる。
【0083】上述したように、本発明によるコンテナ搬
送車の箱型荷台に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数
段プラットフォーム防護壁は、箱型荷台の開閉扉が左右
に開くプラットフォーム防護壁であって、該左右開閉扉
に板状のプラットフォーム防護壁が重ね合わせに収納さ
れるためにプラットフォーム防護壁それぞれの高さを大
きく確保することができる。この場合、プラットフォー
ム防護壁の風除け効果が大きくプラットフォーム上での
安全性も高まるため、プラットフォーム上での作業性が
向上する。
【0084】また複数段プラットフォーム防護壁は、複
数のプラットフォーム防護壁のいずれか一つを車両前方
向に移動させると、前記プラットフォーム防護壁それぞ
れが連動して前記プラットフォームに沿って移動するか
ら、複数のプラットフォーム防護壁をプラットフォーム
に対して容易に位置決めすることができる。
【0085】さらに、前記複数段プラットフォーム防護
壁は、一つのプラットフォーム防護壁を車両後方向に移
動させると、前記プラットフォーム防護壁それぞれが連
動して前記左右開閉扉に収納されるから、複数段プラッ
トフォーム防護壁を収納するために、プラットフォーム
上に折り畳む必要がない。このため、複数段プラットフ
ォーム防護壁の収納を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である箱型荷台を有する
コンテナ搬送車を示した側面図である。
【図2】本発明による連動式複数段プラットフォーム防
護壁を示した上面図である。
【図3】本発明による連動式複数段プラットフォーム防
護壁を収納した状態で閉じられた左右開閉扉を示した上
面図である。
【図4】(a)は、組立が完了した複数段プラットフォ
ーム防護壁をプラットフォームから示した側面図であ
る。(b)は、同図(a)を矢印Aの方向から示した端
面図である。
【図5】左右開閉扉および第2防護壁の間に介在する第
1補助部材と、第2補助部材および第3補助部材の間に
介在する第2第1補助部材とを矢印Aの方向から拡大し
て示した端面図である。
【図6】左右開閉扉および第2防護壁の間に介在する第
1補助部材と、第2補助部材および第3補助部材の間に
介在する第2第1補助部材との他の実施形態を矢印Aの
方向から拡大して示した端面図である。
【図7】(a)は、複数のプラットフォーム防護壁を連
結するチェーン機構であって、プラットフォーム防護壁
を開閉扉に収納した状態を示した上面図である。(b)
は、複数のプラットフォーム防護壁を連結するチェーン
機構であって、プラットフォーム防護壁をスライドした
状態を示した上面図である。
【図8】第2防護壁の前後端部それぞれに設けたチェー
ンホイールを側面から示した拡大図である。
【図9】図8のチェーンホイールを矢印Aの方向から示
した端面図である。
【図10】(a)は、チェーンをプラットフォーム防護
壁に対して固定するための固定手段の上面図である。
(b)は、チェーンをプラットフォーム防護壁に対して
固定するための固定手段の側面図である。
【図11】開閉扉と第2防護壁との間に設けたアクチュ
エータであって、第2防護壁を開閉扉に収納した状態を
示した側面図である。
【図12】開閉扉と第2防護壁との間に設けたアクチュ
エータであって、第2防護壁を開閉扉からプラットフォ
ームに沿って伸長させた状態を示した側面図である。
【図13】第3防護壁に設けた取っ手であって、第3防
護壁を第2防護壁に収納した状態を示した側面図であ
る。
【図14】第3防護壁に設けた取っ手であって、第3防
護壁を第2防護壁からプラットフォームに沿って伸長さ
せた状態を示した側面図である。
【図15】従来の箱型荷台を有するコンテナ搬送車を示
した側面図である。
【符号の説明】
1 車台 2 車台フレーム 3 サブフレーム 4 箱型荷台 5 荷台フレーム 6 鋏状リンク機構 7 油圧式リフトシリンダ 8 アウトサイドリンク 9 インサイドリンク 10 プラットフォーム 11 緩衝部材 12 安定用油圧ジャッキ 13 架台 14 誘導レール 15 運転台 16 キャノピ 17 扉 20 複数段プラットフォーム防護壁 21 左右開閉扉(第1防護壁) 22 第2防護壁 23 第3防護壁 24 ロック手段 25 ロックピン 26 ロック穴 27 ロックピン 28 取っ手 29 切り欠き部 30 第1誘導機構 31 第1補助部材 32 第1ローラ 33 第2ローラ 34 第1案内レール 35 第2案内レール 40 第2誘導機構 41 第2補助部材 42 第3ローラ 43 第4ローラ 44 第3案内レール 45 第4案内レール 50,51,52,53,54,55,56,57,58 ストッパボルト 60 チェーン機構 61 第1チェーンホイール 62 第2チェーンホイール 63 固定金具 64 開閉扉前方部 65 第3防護壁後方部 66 第1チェーン 67 第2チェーン 70,71 油圧式シリンダ 80 機体(航空機)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前方向に伸縮自在なプラットフォ
    ームを有し車台上に昇降自在に担持されるコンテナ搬送
    車の箱型荷台に備わる開閉扉において、 前記箱型荷台の開閉扉を左右に開くプラットフォーム防
    護壁とし、該左右開閉扉それぞれに複数のプラットフォ
    ーム防護壁を設けて複数段プラットフォーム防護壁を形
    成し、該複数段プラットフォーム防護壁は、前記左右開
    閉扉を開いて前記プラットフォーム防護壁のいずれか一
    つを車両前方向に移動させる際には、前記プラットフォ
    ーム防護壁それぞれが連動して前記プラットフォームに
    沿って伸長し、前記プラットフォーム防護壁のいずれか
    一つを車両後方向に移動させる際には、前記プラットフ
    ォーム防護壁それぞれが連動して前記左右開閉扉に重ね
    合わせに収納されることを特徴とするコンテナ搬送車の
    箱型荷台に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数段プラ
    ットフォーム防護壁。
  2. 【請求項2】 前記プラットフォーム防護壁にはそれぞ
    れ、前記プラットフォームに沿って延在する案内レール
    が設けられ、これらプラットフォーム防護壁間には、前
    記案内レールに係合するローラを備える補助部材が介在
    することを特徴とする請求項1に記載の連動式複数段プ
    ラットフォーム防護壁。
  3. 【請求項3】 前記補助部材は、該補助部材の左右両側
    に前記ローラを備えることを特徴とする請求項2に記載
    の連動式複数段プラットフォーム防護壁。
  4. 【請求項4】 前記補助部材は、該補助部材の左右いず
    れか一側のみに前記ローラを備えることを特徴とする請
    求項2に記載の連動式複数段プラットフォーム防護壁。
  5. 【請求項5】 前記複数段プラットフォーム防護壁は、
    プラットフォーム防護壁間をそれぞれ索動機構によって
    連結し前記左右開閉扉および該左右開閉扉に連結する第
    2のプラットフォーム防護壁間に設けたアクチュエータ
    により連動することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一項に記載の連動式複数段プラットフォーム防護
    壁。
  6. 【請求項6】 前記箱型荷台の天井面と前記左右開閉扉
    との間に、該左右開閉扉を開閉するためのアクチュエー
    タを設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    一項に記載の連動式複数段プラットフォーム防護壁。
  7. 【請求項7】 複数の前記プラットフォーム防護壁間の
    うちの少なくともいずれか一個所に、該プラットフォー
    ム防護壁間を固定する手段を設けることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか一項に記載の連動式複数段プラ
    ットフォーム防護壁。
  8. 【請求項8】 前記固定手段は差込ピンであって、一方
    のプラットフォーム防護壁に複数の差込穴を設けること
    を特徴とする請求項7に記載の連動式複数段プラットフ
    ォーム防護壁。
  9. 【請求項9】 前記左右開閉扉に、該左右開閉扉と前記
    プラットフォームとを固定する手段を設けることを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の連動式複
    数段プラットフォーム防護壁。
  10. 【請求項10】 プラットフォーム防護壁に取っ手を設
    け、該取っ手が、前記プラットフォーム防護壁を前記左
    右開閉扉に重ね合わせに収納する際、該プラットフォー
    ム防護壁に形成された切欠き部分に収容されることを特
    徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の連動式
    複数段プラットフォーム防護壁。
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