JP4049573B2 - 壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体 - Google Patents

壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両荷台床面の端縁に沿って固定した少なくとも前後2対の垂直支柱、並びにこれら垂直支柱の少なくとも上端を相互に連結する縦方向梁部材及び横方向梁部材とにより構成した固定フレームと、この固定フレームの前方及び後方の前後面、左右1対の側方側面及び上面をカバーする壁面部材とよりなり、後面の壁面部材の他に、左右1対の少なくとも一方の側方壁面部材を開閉自在にした車両荷台カバー構体であって、少なくとも前記側方壁面部材を前後1対のガススプリング及び/又は油圧シリンダを使用して開閉自在とした壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本件出願人は、先願として、特開2001ー132323号に記載のように、軽量パネル又は単に枠部材をカバーするビニール又は合成皮革等のシート材料の幌によって壁面部材を構成して開閉を容易にした壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体について提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本件出願人によるこの先願発明では、固定フレームの上方の梁部材にガススプリング又は油圧シリンダの外筒端部を単に蝶番のみをもって連結する構造であったため、側方壁面部材を90°を僅かに越える角度しか開放することができなかったと共に、その開閉作動も安定しない問題点を有していた。更に、この種貨物車両は大別して、ウィング車、箱車、幌車等があるが(冷凍車、水槽車等を除く)。ウィング車は荷台の箱の後部が両・片開き又は上下のシャッター式等により、開閉が可能で、荷台の両サイドが中央に支点にL型の扉がオイルシリンダによって開閉する方式のものであり、箱車とは、荷台の箱の後部が両・片開き又は上下シャッター式等により開閉可能で、場合により、荷台の箱の両サイドが後部同様に両・片開き又はシャッター式開閉機能を持つものをいい、幌車とは、荷台後部に風雨避けのためにパイプ又はアングル等の構造材にて枠を作り、その周り及び上部をシート等により風雨防御をするためのものをいう。
【0004】
しかして、ウィング車は高価で取り外しが容易でなく、サイド扉の構造がL型のため、最端部の回転半径が大となり荷物の積載、特に、上部から(クレーン等による積み込みができない)の荷物の積載に支障をきたす。又、箱車はウィング車と同様で高価であって取り外しが容易でない共通の問題点があると共に、上部からの積み込みが不可能である。更に、幌車は安価で取り外し可能の利点を有すが、扉の開閉を人力で行うため、労力が大となると共に、シートの破損、消耗が激しい。
【0005】
従って、本発明の目的は、本件出頗人の先願発明を改良し、使い勝手を一層向上させることができる壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体を得ることにある。又、本発明の他の目的は、荷台の組み立て、解体を可能にすることにより、安価で積載効率を向上させた壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体は、前記壁面部材を前記固定フレームに対して蝶番によって回動自在に連結し、前記壁面部材に設けたヨーク手段に一方の端部を回動自在に連結した第1リンク部材と、前記梁部材の前記開閉自在の壁面部材を固着した位置から内方にずれた位置に一方の端部を回動自在に連結しかつ他方の端部を前記第1リンク部材の他方の端部に回動自在に連結した第2リンク部材よりなるリンク機構を設け、シリンダ及び可動ピストンロツドよりなる油圧シリンダであって、前記第1及び第2のリンク部材を相互連結した前記リンク部材の他方の端部の下方で前記梁部材に平行な補助梁部材に前記シリンダの端部を回動自在に連結し、可動ピストンロツドの端部を前記第2リンク部材の前記他方の端部の近傍に回動自在に連結した油圧シリンダを設け、前記リンク機構及び油圧シリンダにより前記壁面部材を開閉駆動することを特徴とする。
【0007】
更に、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体は、前記壁面部材を前記固定フレームに対して蝶番によって回動自在に連結し、前記回動自在の壁面部材に対して油圧シリンダの可動ロッドの端部を回動自在に連結し、前記油圧シリンダの外筒の可動ロツド側端部を前記固定フレームに固定したブラケットに回動自在に固定し、前記油圧シリンダの外筒の端部を前記固定フレームに設けた湾曲したガイドに沿って摺動自在に支承し、前記油圧シリンダにより前記壁面部材を開閉駆動することを特徴とする。
【0008】
更にまた、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体は、前記壁面部材を前記固定フレームに対して蝶番によって回動自在に連結し、前記回動自在の壁面部材と前記垂直支柱に平行でこの垂直支柱よりも内方寄りに配置した補助垂直支柱との間に油圧シリンダを回動自在に連結し、前記油圧シリンダにより前記壁面部材を開閉駆動することを特徴とする。
【0009】
本発明のこの構成によれば、固定フレームの上方の梁部材に連結するガススプリング又は油圧シリンダが存在せず、本発明で使用する油圧シリンダは、前記梁部材の下方にこの梁部材に平行な補助梁部材若しくは補助垂直支柱に回動自在に連結したり、又は固定フレームに設けた湾曲したガイドに沿って摺動自在に支承するため、固定フレームに回動自在な壁面部材は固定フレームに対して90°を大きく越えて160°〜180°の範囲の大きな角度にわたり開放することができることを特徴とする。
【0010】
本発明の好適な実施例においては、開閉自在の壁面部材と固定フレームとの間の蝶番を、前記開閉自在の壁面部材に固着する第1翼片と、前記固定フレームに固着する第2翼片と、これら第1及び第2の翼片相互を回動自在に連結するヒンジピンと、前記開閉自在の壁面部材を開く方向に押圧するよう前記第1及び第2の翼片にバネ力を加えるバネ手段とよりなるバネ負荷蝶番により構成する。この構成によれば、このバネ負荷が壁面部材の開放の補助を行うことができる。
【0011】
更に、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体は、上面の壁面部材の左右いずれかの側方端部を前記固定フレームに対して少なくとも1対の蝶番により回動自在に連結するか、又は上面の壁面部材を前記固定フレームの横方向梁部材に設けたガイドレールに沿って先ず横方向に摺動自在に案内し、次に、側方壁面部材の側にオーバーラップするよう転向自在に案内するか、又は上面の壁面部材を中央で左右又は前後に分割しかつ固定フレームに対して蝶番により回動自在に連結した1対の折り畳み式壁面部材により構成し、蝶番連結した壁面部材の端部に設けた案内突起が固定フレームの梁部材に設けかつ前記案内突起が係合する案内溝を有するガイドレールに沿って摺動可能にすることによって、上面の壁面部材を開閉自在にする。上面の壁面部材を開閉自在にした本発明によれば、クレーンによる天井からの荷積みが可能となり、種々の積み込み形態に対応することができ、使い勝手が向上する。
【0012】
本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の好適な実施例においては、垂直支柱をそれぞれ荷台床面に固着した外側筒状部材と、この外側筒状部材の内部で昇降可能に案内した内側昇降部材とにより構成し、前記外側筒状部材には露出するハンドルの回転によって回転するピニオンを内部に設け、前記内側昇降部材には垂直方向に延在して前記ピニオンに噛合するラックを設け、前記ハンドルの回転により前記内側昇降部材を昇降可能にする。そして、前記駆動手段を、前記外側筒状部材に露出するハンドルとし、このハンドルの手動回転によりピニオンを回転させる。更に、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の好適な実施例としては、前記駆動手段を電動モータ又は油圧シリンダとし、この電動モータ又は油圧シリンダの制御で前記ピニオンを回転させるものとし、前記内側昇降部材を昇降可能にすることもできる。
【0013】
更に、また本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の好適な実施例においては、更に、前記開閉自在の壁面部材を錠止する錠止機構を設け、この錠止機構を、前記開閉自在の壁面部材から側方に突出する突片と、前記固定フレームに設けて前記突片に作用するリンク機構とにより構成し、前記リンク機構は、前記突片をこの固定フレームに押し付ける錠止突片を端部に有する錠止リンクバー部材と、これら錠止バー部材を少なくとも2個の互いに離れた位置でそれぞれこの錠止バー部材及び固定フレームに回動自在に連結した複数個の連結リンク部材と、前記錠止突片とは反対側で前記固定フレームに回動自在に連結するとともに隣接の連結リンク部材を回動させる操作レバー部材とにより構成し、前記操作レバー部材を固定フレームの方向に押し込むことにより錠止突片が前記突片を押え込み、前記操作レバー部材を固定フレームから離れる方向に引き起こすことによって前記錠止突片が前記突片の軌道から後退して前記壁面部材の開閉を可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面につき本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0015】
車両荷台床面(図示せず)には、床面の端縁に沿って固定した少なくとも前後2対の垂直支柱1(図面では1個のみを示す)、並びにこれら垂直支柱1の少なくとも上端を相互に連結する縦方向梁部材2及び横方向梁部材3とにより固定フレーム4を構成する。壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体は、固定フレーム4の前方及び後方の前後面、左右1対の側方側面及び上面をカバーする壁面部材を有し、後面の壁面部材の他に、左右1対の少なくとも一方の側方壁面部材を開閉自在にする。これらの構成部材は、アルミ製の角型パイプにて構成することが望ましく、軽量化を図り、組み立て、解体を容易なものとする。
【0016】
図1に示す本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の好適な実施の形態においては、側方壁面部材5を固定フレーム4の縦方向梁部材2に対して少なくとも1対の蝶番6によって回動自在に連結する。壁面部材に設けたヨーク手段に一方の端部7Aを回動自在に連結した第1リンク部材7と、横方向梁部材3の開閉自在の側方壁面部材5を固着した位置から内方にずれた位置に一方の端部8Aを回動自在に連結しかつ他方の端部8Bを第1リンク部材7の他方の端部7Bに回動自在に連結した第2リンク部材8よりなるリンク機構を設ける。
【0017】
図1に示す実施の形態では、外筒(シリンダ)及び可動ピストンロツドよりなる油圧シリンダ9の外筒端部9Aを、第1及び第2のリンク部材7、8を相互連結したリンク部材の他方の端部7B、8Bの下方で横方向梁部材3に平行な補助梁部材3Aに回動自在に連結し、可動ピストンロツド9Bの端部を第2リンク部材8の他方の端部8Bの近傍に回動自在に連結し、リンク部材7、8及び油圧シリンダ9により側方壁面部材5を開閉駆動する。
【0018】
また、図1に示す実施の形態においては、開閉自在の側方壁面部材5と固定フレーム4の縦方向梁部材2との間の蝶番6を、図2に示すように、開閉自在の側方壁面部材5に固着する第1翼片6Aと、固定フレーム4の縦方向梁部材2に固着する第2翼片6Bと、これら第1翼片6A及び第2翼片6B相互を回動自在に連結するヒンジピン10と、開閉自在の側方壁面部材5を開く方向に押圧するよう第1翼片6A及び第2翼片6Bにバネ力を加えるバネ手段11とよりなるバネ負荷蝶番とする。
【0019】
更に、図1に示す実施の形態においては、第1リンク部材7の一方の端部7Aを蝶番6の第1翼片6Aに設けたヨーク手段12に回動自在に連結する。
【0020】
【他の実施例】
図3には、左側に本発明の第2の実施例を、右側に本発明の第3の実施例を示し、図4には第2の実施例の細部を拡大して示す。この第2の実施例は、側方壁面部材5を固定フレーム4の縦方向梁部材2に対して蝶番によって回動自在に連結し、この側方壁面部材5に対してヨーク手段を介して油圧シリンダ9の可動ロッドの端部9Aを回動自在に連結する。
【0021】
図4の拡大図に示すように、油圧シリンダ9の外筒の可動ロツド側端部に固着したヨーク13を固定フレーム4の横方向梁部材3に固定したブラケット14に回動自在に固定し、図3ではフリーに軌跡のみを示した油圧シリンダの外筒の端部9Bを固定フレームの横方向梁部材3と垂直支柱1との間に設けた湾曲したガイド(図示せず)に沿って摺動自在に支承し、油圧シリンダ9により側方壁面部材5を開閉駆動する。
【0022】
図3の右側の第3の実施例は、側方壁面部材5を固定フレーム4の縦方向梁部材2に対して蝶番によって回動自在に連結し、回動自在の側方壁面部材5と垂直支柱1(図1参照)に平行でこの垂直支柱よりも内方寄りに配置した補助垂直支柱1Aとの間に油圧シリンダ9を回動自在に連結し、油圧シリンダ9により側方壁面部材5を開閉駆動する。更に、図示の第3の実施例ではこの油圧シリンダ9と並列的に開閉自在の側方壁面部材5と補助垂直支柱1Aとの間にガススプリング15も回動自在に連結したが、このガススプリング15は省略することもできる。
【0023】
図5には、第3の実施例において、ガススプリング15を省略した第4の実施例に、本発明の他の発明である錠止機構16を設けた状態の正面図を示し、図6にはこの第4の実施例の側面図を示し、図7にはこの第4の実施例の上方から見た平面図を示す。但し、この平面図は図面を分かり易くするため油圧シリンダ9を省略して示す。この錠止機構16は固定フレームの補助垂直支柱1Aから張り出した第2補助支柱1Bに固定する。
【0024】
錠止機構16は、図8に示すように、開閉自在の側方壁面部材5から側方に突出する突片17と、固定フレーム4に設けて突片17に作用するリンク機構とにより構成し、このリンク機構は、突片17をこの固定フレームに押し付ける錠止突片18を端部に有する錠止バー部材19と、これら錠止バー部材19を少なくとも2個の互いに離れた位置でそれぞれ錠止バー部材19及び固定フレームの第2補助支柱1Bに回動自在に連結した複数個(図示の実施例では3個)の連結リンク部材20と、錠止突片18とは反対側で固定フレームの第2補助支柱18に回動自在に連結するとともに、隣接する連結リンク部材20を回動させる操作レバー部材21とにより構成する。
【0025】
図8の(a)の実線で示すように操作レバー部材21を固定フレームの第2補助支柱1Bの方向に押し込むことによって錠止突片18が側方壁面部材5の突片17を押え込み、図8の(a)の仮想線で示すように操作レバー部材21を固定フレームから離れる方向に引き起こすことによって錠止突片18が開閉回動する側方壁面部材5の突片17の軌道から後退して壁面部材の開閉を可能にする。
【0026】
図9〜図11には、それぞれ本発明の更に他の発明である上面の壁面部材を開閉自在にした壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の異なる実施例を示す。図9は、上面壁面部材22の左右いずれかの側方端部を固定フレーム4の縦方向梁部材2に対して少なくとも1対の蝶番により回動自在に連結して天井を開閉自在にし、開放した天井からの荷積みを可能にした実施例である。この蝶番には図1に示す本発明によるバネ負荷蝶番6を使用すると好適である。
【0027】
図10は、上面壁面部材22を固定フレームの横方向梁部材3に設けたガイドレールに沿って先ず横方向に摺動自在に案内し、次に、側方壁面部材5の側にオーバーラップするよう転向自在に案内して天井を開閉自在にし、開放した天井からの荷積みを可能にした実施例である。
【0028】
図11は、上面壁面部材22を中央で左右又は前後に分割しかつ固定フレーム4に対して蝶番により回動自在に連結した1対の折り畳み式の壁面部材22A、22Bにより構成し、蝶番連結した壁面部材22A、22Bの端部に設けた案内突起を固定フレームの横方向梁部材3に設け、かつ案内突起が係合する案内溝を有するガイドレールに沿って摺動可能にすることによってそれぞれ1対の折り畳み式壁面部材を開閉自在にし、開放した天井からの荷積みを可能にした実施例である。この蝶番には図1に示す本発明によるバネ負荷蝶番6を使用すると好適である。
【0029】
これら図9〜図11に示す実施例においては、上面壁面部材22の開閉は手動で行なう実施例を示したが、適宜ガススプリング又は油圧シリンダの制御で開閉の補助を行なうようにすることもできる。
【0030】
図12には、本発明の更に他の発明である固定フレームの垂直支柱の昇降機構を示す。本発明によれば、垂直支柱1は、それぞれ荷台床面に固着した外側筒状部材100と、この外側筒状部材100の内部で昇降可能に案内した内側昇降部材101とにより伸縮自在に構成したもので、外側筒状部材100には露出するハンドル102の回転によって回転するピニオン(図示せず)を内部に設け、内側昇降部材101には垂直方向に延在してピニオンに噛合するラックを設け、ハンドル102の回転により内側昇降部材101を昇降可能にする。しかし、ハンドルによる手作業でピニオンを回転させる代わりに、外側筒状部材100に電動モータを設け、スイッチ操作によりピニオンを電動回転させることもできる。又、油圧シリンダの駆動によりピニオンを回動させることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体によれば、固定フレームの上方の梁部材に連結するガススプリング又は油圧シリンダが存在せず、本発明で使用する油圧シリンダは、前記梁部材の下方にこの梁部材に平行な補助梁部材若しくは補助垂直支柱に回動自在に連結したり、又は固定フレームに設けた湾曲したガイドに沿って摺動自在に支承するため、固定フレームに回動自在に壁面部材は固定フレームに対して90°を大きく越えて160°〜180°の範囲の大きな角度にわたり開放することができるという効果が得られる。
【0032】
また、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体によれば、壁面部材の固定フレームに対する回動自在の連結バネ負荷蝶番によって行なうため、壁面部材の開放が容易となる。更に、本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体によれば、上面の壁面部材が開放するため、天井からの荷積みも可能になり、いかなる状況にも対応することができる。更に、また本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体によれは、垂直支柱を伸縮による昇降自在の構成にすることによって丈高の荷物を積むことができるようになる。このようにして、本発明壁面開閉装置付きカバー構体によれば従来にも増して、操作性及び使い勝手を向上させることができると共に、バネ負荷蝶番を介することによってその開閉作動を安定化かつ確実にする効果を有する。加えて、開閉扉を数ケ所の固定金物、固定ボルト等にて固定してあるので、車両荷台の取り外し、解体が容易である等の利点を具備する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の実施の形能としての第1の実施例の説明図であり、(a)は蝶番連結部分における側面図、(b)は蝶番連結部分における平面図である。
【図2】 本発明に使用する蝶番の説明図であり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)はヒンジピンの説明図、(d)はバネを示す。
【図3】 本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の第2の実施例(左側)及び第3の実施例(右側)の説明図である。
【図4】 図3のカバー構体の第2の実施例(左側)に使用する油圧シリンダの横方向梁部材に対する取付状況を示す説明図である。
【図5】 錠止機構を設けた本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の第4の実施例の説明図である。
【図6】 図5のカバー構体の側面図である。
【図7】 図5のカバー構体の平面図である。
【図8】 図5のカバー構体に使用する錠止機構の説明図であり、(a)は側図、(b)は平面図である。
【図9】 上面壁面部材が開閉する本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の第5の実施例の説明図である。
【図10】 上面壁面部材が開閉する本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の第6の実施例の説明図である。
【図11】 上面壁面部材が開閉する本発明壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体の第7の実施例の説明図である。
【図12】 伸縮自在の垂直支柱を示す説明図である。
【符号の説明】
1 垂直支柱
2 縦方向梁部材
3 横方向梁部材
4 固定フレーム
5 側方壁面部材
6 蝶番
7 第1リンク部材
8 第2リンク部材
9 油圧シリング
10 ヒンジピン
11 バネ手段
12 ヨーク手段
13 ヨーク
14 ブラケット
15 ガススプリング
16 錠止機構
17 突片
18 錠止突片
19 錠止バー部材
20 連結リンク部材
21 操作レバー部材
22 上面壁面部材
100 外側筒状部材
101 内側昇降部材
102 ハンドル

Claims (1)

  1. 車両荷台床面の端縁に沿って固定した少なくとも前後2対の垂直支柱、並びにこれら垂直支柱の少なくとも上端を相互に連結する縦方向梁部材及び横方向梁部材により構成した固定フレームと、この固定フレームの前方及び後方の前後面、左右1対の側方側面及び上面をカバーする壁面部材とよりなり、後面の壁面部材の他に、左右1対の少なくとも一方の側方壁面部材を開閉自在にした車両荷台カバー構体であって、前記壁面部材のうち少なくとも前記側方壁面部材、前後1対の油圧シリンダによる開閉駆動または手動開閉補助またはその双方を使用して開閉自在とした壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体において、前記上面の壁面部材を長手方向中心ラインに沿って中央で左右に分割しかつ固定フレームに対して蝶番により回動自在に連結した1対の折り畳み式壁面部材により構成し、蝶番連結した壁面部材の端部に設けた案内突起を、梁部材に設けかつ前記案内突起が掛合する案内溝を有するガイドレールに沿って摺動自在にすることによって、天井に中心開口を生ずるよう1対の折り畳み式壁面部材を開閉自在にし、長手方向に全面開放した天井の中心開口からでも荷積みを可能にし、前記開閉自在の上面の壁面部材と前記固定フレームとの間の蝶番を、前記開閉自在の上面の壁面部材に固着する第1翼片と、前記固定フレームに固着する第2翼片と、これら第1及び第2の翼片相互を回動自在に連結するヒンジピンと、前記開閉自在の上面の壁面部材を開く方向に押圧するよう前記第1及び第2の翼片にバネ力を加えるバネ手段とよりなるバネ負荷蝶番により構成し、ガススプリングまたは油圧シリンダの制御で前記上面の壁面部材の手動開閉補助するようにしたことを特徴とする壁面開閉装置付き車両荷台カバー構体。
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