JP4651589B2 - ルーフリフト車の屋根昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、跳ね上げ式の屋根を備えたウイングボディ等の荷台を搭載するトラックにおいて、貨物の積み降ろし時に屋根を上昇して荷役作業の利便性を向上させるルーフリフト車に関するものである。
貨物輸送用の車両であるトラックの荷台には、上方が開放された無蓋の荷台、屋根を備え周囲が密閉された箱型荷台等がある。近年では、風雨等による貨物の損傷を防止でき、梱包を簡易化できるとともに荷くずれ防止も容易な箱型荷台が広く普及している。箱型荷台の中には、迅速な貨物の積み降ろし等荷役作業の合理化を目的として、跳ね上げ式の屋根を備え荷台の両側及び後部から貨物の積み降ろしができるウイングボディと呼ばれる荷台も多用されている。
ウイングボディでは、荷台の長手方向の中心線に沿って左右に分割された屋根が荷台の側面のパネルと一体となっており、左右両側の屋根は、中心線に置かれたヒンジを中心として油圧シリンダにより跳ね上げ式に開閉される。貨物の積み降ろし時には、油圧シリンダを作動させて側面のパネルと一体の屋根を開き、さらに、両側の煽り板を開くと、荷台の側面が全面に亘り開放されるから、荷役作業の迅速化を図ることができる。
このように、ウイングボディを搭載する車両では荷役作業が大幅に合理化される。しかし、荷台に貨物を積載するときは、なるべく屋根の近くまで積載して無駄な容積を減少させることが望ましい。ウイングボディの荷台であっても、屋根の近傍まで貨物を積載する場合には、跳ね上げられた側面パネルとの間の余裕が少なくなり、荷役作業が慎重さを要する作業となって迅速性が阻害される。こうした問題は、例えば製紙用ロールのように、分割不能の比較的大型の貨物を積み降ろしするときにも生じる。
貨物の積み降ろし時に生じるこのような問題に対処するため、屋根昇降装置を備え、貨物の積み降ろしを行う場合には、油圧シリンダ等屋根の開閉装置を含め屋根全体を上昇させるようにして、荷役作業をよりスムースに遂行可能としたルーフリフト車と呼ばれるウイングボディの荷台が知られており、一例として実用新案登録第3083623号公報に開示されている。この公報に記載のウイングボディには、図6に示されるとおり、屋根の長手方向に沿ってセンタービーム1が設置してあり、側面のパネルと一体となった左右の屋根2がヒンジによってセンタービーム1に取り付けられる。センタービーム1の両端には荷台の横方向に延びるクロスビーム3が連結されており、クロスビーム3には屋根を開閉する油圧シリンダ4が装着される。また、荷台の両側面の下部には、ヒンジで支持される煽り板5が設けられている。
これらの構造は一般的なウイングボディと変わりはないが、図6に示されるウイングボディの車両はルーフリフト車であって、屋根開閉用の油圧シリンダ4には伸縮自在な配管が接続されるとともに、屋根2を支持するクロスビーム3及びセンタービーム1は昇降可能に構成されている。すなわち、クロスビーム3の両端は昇降ポスト6に連結され、昇降ポスト6は、荷台の4隅に立設されたコーナーポスト7内でスライドし、上下方向に移動できる。昇降ポスト6を昇降するため、コーナーポスト7内の下部には昇降ポスト移動用の油圧シリンダが設置される。
屋根の近傍まで貨物を積載するとき等では、コーナーポスト7内の昇降ポスト移動用の油圧シリンダを作動させて昇降ポスト6を上昇させ、さらに、屋根開閉用油圧シリンダ4を作動させて屋根4を開放する。この状態では、積載する貨物と屋根2との間には十分な距離が確保されるので、荷役作業の利便性が格段に向上する。
実用新案登録第3083623号公報
ところで、図6に示すルーフリフト車の昇降装置では、クロスビーム3及びセンタービーム1が昇降ポスト6で支持されることとなる。クロスビーム3及びセンタービーム1には、重量の大きいウイングボディの屋根2やそれを開閉する油圧シリンダ4等が装着されており、昇降ポスト6には垂直方向に大きな荷重が作用するから、昇降ポスト6は、荷重による座屈等が生じないよう十分な強度及び剛性を備えたものでなければならない。また、昇降ポスト6が昇降中に傾斜すると、昇降ポスト6及びこれを支えるコーナーポスト7には曲げモーメントが作用することになり、スムースな上昇が阻害されるとともに、昇降ポスト6等に変形が生じる虞れも生じる。
昇降ポストの剛性及び強度を高め、かつ、昇降中垂直方向に正確に案内するため、従来の昇降装置で採用される構造を図7、図8に示す。
図7は、ルーフリフト車の後部のコーナーポスト付近を詳細に表す側面図及び後面図であって、昇降ポスト6が上昇した状態を示すものである。コーナーポスト7内の下部には昇降ポスト移動用の油圧シリンダ8が設置され、その伸縮ロッドの上端は昇降ポスト6の下端部に連結される。昇降ポスト6の上端は、ウイングボディの屋根2を支持するクロスビーム3に連結される。昇降ポスト6を案内するため、コーナーポスト7の上端近傍にはコーナーポスト7に固定された固定ローラ9が、また、昇降ポスト6の下端には移動ローラ10が装着されている。
図8(a)(b)(c)は、それぞれ、図7のA−A断面矢視図、図7のB−B断面矢視図及び昇降ポスト6の断面図等を示すものである。下端部を除く昇降ポスト6の大部分は、図8(c)から分かるとおり、等長の両側の板の中央部を中間ウエブ6Aで接続した断面H形の棒材であって、これらの板は長手方向の適所をすみ肉溶接(タッグ溶接)することにより組み立てられる。図8(a)(b)に示されるように、コーナーポスト7の荷台内側の板7Aは車両に前後方向に幅広の板となっており、その後部に昇降ポスト6が挿入される中空の矩形断面部7Bが形成されている。
コーナーポスト7に固定される固定ローラ9は、矩形断面の枠体9Aに軸支され昇降ポスト6のH形断面の空間部に入り込む2個のローラであり、ローラを軸支する枠体9Aはコーナーポスト7の中空の矩形断面部7Bに嵌め込まれ、複数のボルトによってコーナーポスト7に固定される。また、昇降ポスト6の下端部は、図8(b)に示されるように、軸を備えた平板状に形成され、その軸に移動ローラ10が回転可能に取り付けられる。移動ローラ10は、コーナーポスト7内部に設けられたローラガイド10Aに当接しながら移動して、昇降ポスト6の下端部を案内する。なお、固定ローラ9、移動ローラ10及び油圧シリンダ8等の組付けや保守点検のため、コーナーポスト7の内側の板7Aには全高に亘る切り欠きが設けられるとともに、この切り欠きを覆う点検カバー7Cが皿小ねじにより取り付けられている。
このように、従来のルーフリフト車の昇降装置では、昇降ポストを案内する固定ローラ及び移動ローラが使用され、それを取り付ける枠体等も必要となることから、部品点数が増加する。部品点数の増加は、それらを収容するコーナーポストの寸法を増大させるとともに保守点検作業を煩雑化させる。保守点検のためコーナーポストの内側を全高に亘り切り欠くと、コーナーポストの剛性等が低下するから、コーナーポストの板厚を増して剛性等を確保することも必要となる。
また、昇降ポストは、両側の板の中央部に中間ウエブをすみ肉溶接により接続した断面H形の棒材であり、図8(a)に示されるように、昇降ポストが上下方向にスライドするときは、コーナーポストに固定される固定ローラがH形断面の空間部に嵌まり込む。ローラによって昇降ポストを正確にガイドするには両者の間の間隙を極力小さくしなければならないが、図8(c)に示される溶接ビードが大きくなると両者の間の間隙を詰めることができなくなる。したがって、昇降ポストのすみ肉溶接は、溶接ビードの大きさを厳密に管理しながら行う作業となり、作業コストも増加する。
本発明は、ルーフリフト車の屋根昇降装置における上述の問題点を解消し、簡素で軽量化された構造の昇降装置を提供することを課題とする。
上記の課題に鑑み、本発明は、箱型荷台の屋根を支持しコーナーポスト内を昇降する昇降ポストを、中空の矩形断面の棒材と、その矩形断面の対向する両辺にプラグ溶接された幅広の板材とにより構成し、その棒材と板材との空間部に潤滑性材料からなるガイドプレートを嵌め込むことにより、簡素な構造の昇降装置を実現したものである。すなわち、本発明は、
「車両に積載される箱型荷台の屋根の昇降装置であって、
前記屋根の支持部材には昇降ポストが連結されるとともに、前記昇降ポストの下部には前記昇降ポストを上下方向に移動させる油圧シリンダが連結され、
前記箱型荷台の隅部には中空の矩形断面部を備えたコーナーポストが立設され、前記昇降ポストは前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に嵌め込まれ、かつ、前記油圧シリンダは前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に固定されており、さらに、
前記昇降ポストが、中空の矩形断面の棒材と、矩形断面の対向する両辺にプラグ溶接された、その両辺よりも幅広の板材とを有し、かつ、前記コーナーポストの中空の矩形断面部内には潤滑性材料からなるガイドプレートが固定されており、前記昇降ポストの前記棒材と前記板材によって形成される空間部に、前記ガイドプレートが嵌め込まれる」
ことを特徴とする昇降装置となっている。
請求項2に記載のように、前記ガイドプレートには、下方に開口する長方形の溝を形成するとともに、前記コーナーポストの中空の矩形断面部内には、前記溝に嵌め込まれるガイドプレート支持部材を固定することが好ましい。また、請求項2に記載のように、前記ガイドプレートは合成樹脂により製作することが好ましい。
請求項4に記載のように、前記油圧シリンダを、その下端に設けられたブラケットにより前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に固定することができる。
請求項5に記載のように、本願発明は、跳ね上げ式の屋根を備えたウイングボディに好適なものである。
本発明の昇降装置では、箱型荷台の屋根を支持する昇降ポストは、中空の矩形断面の棒材とその両面にプラグ溶接される幅広の板材とによって構成されている。そして、昇降ポストが上下動するコーナーポストの中空の矩形断面部に潤滑性材料からなるガイドプレートを固定し、昇降ポストの棒材と板材とで形成される空間部に嵌め込むことにより、昇降ポストの上下動をガイドする。従来の昇降装置のような固定ローラや移動ローラは使用されておらず、したがって、部品点数に少ない簡素な昇降装置となっている。また、昇降装置の点検や交換に際しては、昇降ポスト及びガイドプレートを、コーナーポストの中空矩形断面部の上部開口から上方に引き抜くことが可能である。そのため、昇降ポストと油圧シリンダとの連結を解除するための小さな点検窓を、コーナーポストの内側の板に設けるだけで昇降ポスト等を取り外すことができる。昇降装置の点検のための大きな切り欠きは不要であるから、コーナーポストの板厚が薄くとも十分な剛性を確保できる。昇降ポスト自体の剛性及び強度も、中空の矩形断面の棒材が存在することにより、従来のものと比べて大幅に増加し、座屈の発生や曲げモーメント荷重による変形が防止される。
また、昇降ポストの中空矩形断面の棒材に、矩形断面の対向する両辺よりも幅広の板材を溶接するプラグ溶接は、孔を設けた板材を棒材の矩形断面の対向する両辺に突き当て、孔の周囲を溶接して行われる。このとき、溶接される棒材の面は、棒材と板材とで形成される空間部と直角な面であって、ガイドプレートが当接するその空間部には溶接ビードが全く存在しない。したがって、溶接ビードの大きさを厳密に管理する必要はなく、溶接作業は非常に容易である。
請求項2の発明のように、ガイドプレートに下方に開口する長方形の溝を形成するとともに、その溝に嵌め込まれるガイドプレート支持部材をコーナーポストの中空の矩形断面部内に固定したときは、昇降ポストの揺れ等にかかわらずガイドプレートを堅固に固定することが可能となり、昇降ポストを確実にガイドすることができる。また、請求項3の発明のように、ガイドプレートを潤滑性の優れた、例えばナイロン樹脂やフッ素樹脂等の合成樹脂とすると、昇降ポストのより円滑な昇降が可能となる。
請求項4の発明のように、昇降ポストを上下動させる油圧シリンダを、その下端に設けられたブラケットによりコーナーポストの中空の矩形断面部内に固定した場合は、ブラケットとコーナーポストとの連結を解除し、かつ、昇降ポストと油圧シリンダとの連結を解除すると、油圧シリンダを下方に引き抜くことが可能となり、保守点検時の利便性が一層向上する。
請求項5の発明は、ウイングボディの荷台に本発明を適用したものである。ウイングボディでは、荷台の両側方及び後部から貨物の積み降ろしができるが、本発明を適用したときは、荷台の後部両側に立設されたコーナーポストの厚み(横方向の寸法)を減少できるので、荷台後部の開口幅が広がり、後部からの積み降ろし作業が一層容易となる。
以下、図1乃至図5に基づいて、本発明の屋根の昇降装置について説明する。図1は、本発明の屋根の昇降装置を示す、図7と同様な全体図である。図2は、ガイドプレート等からなる本発明のガイド装置の詳細図であり、図3には、ガイド装置の断面図及び昇降ポストの詳細図を示す。また、図4は本発明の昇降装置の構成部品を分解した斜視図となっている。これらの図面において、図7等の従来の昇降装置に対応する部品等については同一の符号が付してある。
本発明の屋根の昇降装置は、例えば、図6に示すルーフリフト車に適用されるものである。つまり、本発明の昇降装置を示す図1において、荷台の屋根の支持部材であるクロスビーム3の両端には昇降ポスト6が連結されている。荷台の隅部には中空の矩形断面部を備えたコーナーポスト7が立設されており、昇降ポスト6は、コーナーポスト7の中空の矩形断面部内に嵌め込まれ、上下方向にスライドする。昇降ポスト6の下部には上下方向に移動させる油圧シリンダ8の操作ロッドが連結され、油圧シリンダ8は、コーナーポスト7の中空矩形断面部内の下方に固定されている。
本発明の昇降ポスト6は、図3(c)に示すとおり、中空の矩形断面の棒材61の両側に板材62をプラグ溶接したものである。板材62は、溶接される棒材61の矩形断面の対向する両辺よりも幅広であって、長手方向の適所には孔63が開けられており、孔63の周囲をプラグ溶接して棒材61と結合される。板材62は棒材61の両辺よりも幅広であるから、板材62と棒材61とによって空間部64が形成され、図3(a)に示すように、この空間部64にガイドプレート11が嵌め込まれる。
図2、図3(a)(b)に示すように、コーナーポスト7の中空の矩形断面部7Bの上部には、細長い長方形形状のガイドプレート11が設置される。ガイドプレート11は、潤滑性の優れた材料である、ナイロン樹脂、フッ素樹脂その他の合成樹脂からなり、その中央部に長手方向の長方形の溝が形成され、この溝は下方が開放されている。一方、コーナーポスト7の中空矩形断面部7Bの対向する両壁面には、ガイドプレート11の溝に対応する長方形形状の板であるガイドプレート支持部材12が、プラグ溶接によって固着されている。ガイドプレート11は、図4の分解図に示すように、コーナーポスト7の中空矩形断面部7Bの上部の開口部から挿入され、その溝がガイドプレート支持部材12と嵌合した状態で、ガイドプレート抜け止め具13を用いて壁面に固定される。なお、図4における孔14は、ガイドプレート支持部材12をプラグ溶接するため、コーナーポスト7の内側の板7Aに設けられた孔である。
ガイドプレート11は、図3(a)に示すように、昇降ポスト6の空間部64に嵌め込まれ、昇降ポスト6の昇降をガイドする。このときに、ガイドプレート11が当接する空間部64の各面には、溶接ビードは存在しない。そのため、昇降ポスト6とガイドプレート11との間隙を非常に小さくすることが可能であって、昇降ポスト6は、ガイドプレート11により正確にガイドされることとなる。
昇降ポスト6を上下方向に移動する油圧シリンダ8の取り付け部付近の詳細図を図5に示す。油圧シリンダ8の下部には、貫通孔を有する取り付け体が一体に形成されており、断面コ字状のシリンダブラケット81が貫通ピン82によって結合されている。コーナーポスト7の中空矩形断面部7Bの最下部には、シリンダブラケット81用のボルト孔が形成され、油圧シリンダ8は、取り付け体をシリンダブラケット81に挿入して取り付け体及びシリンダブラケット81に貫通ピンを差し込み、さらに、シリンダブラケット81を中空矩形断面部7Bの内面にボルト締めすることにより固定される。また、この油圧シリンダ8は、シリンダ本体の上端及び下端から圧油を供給する両動タイプのものであるが、シリンダ本体の上端に圧油を導く油圧パイプ83がシリンダ本体と並行に設けてある。そのため、シリンダ本体への2本の油圧配管は、シリンダ本体の下部に設けられた分配ブロック84に接続されている。
本発明の昇降装置は上述のように構成されており、従来の昇降装置における固定ローラや移動ローラは備えていない。その結果、構造が簡素であって昇降装置に使用される部品の点数も減少する。そして、保守点検に際し各構成部品を取り外すには、図4に示されるように、コーナーポスト7の内側の板に設けられた点検窓15を利用して、まず、昇降ポスト6と油圧シリンダ8との連結を解除する。これにより、昇降ポスト6を上方に引き抜くことが可能となり、次いで、シリンダブラケット81のボルトを外し2本の油圧配管の接続を外すと、油圧シリンダ8を下方に引き抜くことが可能となる。また、ガイドプレート抜け止め具13を外すことによりガイドプレート11を上方に引き抜くことができる。従来の昇降装置のように、コーナーポスト7の内側の板7Aに保守点検のための全高に亘る切り欠きを設ける必要はなく、点検窓15を開口させるだけで構成部品の取り外しが可能であるから、コーナーポスト7の剛性等が大幅に増加する。
以上詳述したように、本発明は、ルーフリフト車の屋根昇降装置において、屋根を支持しコーナーポスト内を昇降する昇降ポストを、中空の矩形断面の棒材と、その両側にプラグ溶接された幅広の板材とにより構成し、その棒材と板材との空間部に潤滑性材料からなるガイドプレートを嵌め込むものである。上述の実施例では、跳ね上げ式の屋根を備えたウイングボディ式荷台に適用したものを説明したが、本発明は、その他の箱型荷台にも適用することができる。また、例えばガイドプレートとして黄銅のものを用いたり、ガイドプレートをねじ等を用いて直接コーナーポストの中空矩形断面部の内面に取り付けるなど、上述の実施例に対し種々の変形が可能であることは明らかである。
本発明の屋根昇降装置の全体図である。 本発明の屋根昇降装置におけるガイド装置の詳細図である。 図2のガイド装置の断面図及び昇降ポストの詳細図である。 本発明の昇降装置の構成部品を分解した斜視図である。 本発明における油圧シリンダの取り付け部付近の詳細図である。 ルーフリフト車の概要を示す斜視図である。 従来の屋根昇降装置の全体図である。 図7のガイド装置の断面図及び昇降ポストの詳細図である。
符号の説明
3 クロスビーム(屋根支持用)
6 昇降ポスト
61 中空の矩形断面の棒材
62 板材
63 孔(プラグ溶接用)
7 コーナーポスト
7A コーナーポストの荷台内側の板
7B コーナーポストの中空矩形断面部
8 油圧シリンダ
81 シリンダブラケット
11 ガイドプレート
12 ガイドプレート支持部材

Claims (5)

  1. 車両に積載される箱型荷台の屋根の昇降装置であって、
    前記屋根の支持部材には昇降ポストが連結されるとともに、前記昇降ポストの下部には前記昇降ポストを上下方向に移動させる油圧シリンダが連結され、
    前記箱型荷台の隅部には中空の矩形断面部を備えたコーナーポストが立設され、前記昇降ポストは前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に嵌め込まれ、かつ、前記油圧シリンダは前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に固定されており、さらに、
    前記昇降ポストが、中空の矩形断面の棒材と、矩形断面の対向する両辺にプラグ溶接された、その両辺よりも幅広の板材とを有し、かつ、前記コーナーポストの中空の矩形断面部内には潤滑性材料からなるガイドプレートが固定されており、前記昇降ポストの前記棒材と前記板材によって形成される空間部に、前記ガイドプレートが嵌め込まれることを特徴とする昇降装置。
  2. 前記ガイドプレートには、下方に開口する長方形の溝が形成されるとともに、前記コーナーポストの中空の矩形断面部内には、前記溝に嵌め込まれるガイドプレート支持部材が固定されている請求項1に記載の昇降装置。
  3. 前記ガイドプレートは、合成樹脂からなる請求項1又は請求項2に記載の昇降装置。
  4. 前記油圧シリンダは、その下端に設けられたブラケットにより前記コーナーポストの中空の矩形断面部内に固定される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の昇降装置。
  5. 前記箱型荷台は、跳ね上げ式の屋根を備えたウイングボディである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の昇降装置。
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