JP2005228805A - 薄膜トランジスタおよび液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気特性の低下を抑制しつつ特定電極間の短絡発生を抑制した薄膜トランジスタを実現する。
【解決手段】第2薄膜トランジスタ15は、ソース/ドレイン電極19、20と、ゲート電極21とを備える。ソース/ドレイン電極19における、電流通過領域と接触する側に存在する接触側端部22の幅d1が、ソース/ドレイン電極20における、電流通過領域と接触する側における接触側端部23の幅d2よりも小さい値となるよう構成され、かつd2の値は、接触側端部22、23間に形成される電流通過領域の幅の実効値が所定の値を維持するよう定められている。かかる構成により第2薄膜トランジスタ15は、電流量の減少を抑制しつつ、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間における短絡発生確率を、ソース/ドレイン電極20とゲート電極21との間における短絡発生確率よりも低減している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、印加電圧に応じたチャネルが形成され、該チャネル内における電流通過領域を通じて電流が流れる薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置に関するものである。
CRTディスプレイにおいて進歩の遅かったディスプレイの高解像度化は、液晶をはじめとする新たな技術の導入と共に飛躍的な進歩を遂げようとしている。すなわち、液晶表示装置は微細加工を施すことによりCRTディスプレイに比べて高精細化が比較的容易である。
液晶表示装置として、スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリックス方式の液晶表示装置が知られている。このアクティブマトリックス方式の液晶表示装置は、走査線と信号線とをマトリックス状に配設し、その交点に薄膜トランジスタが配設されたTFTアレイ基板と、その基板と所定の間隔を隔てて配置される対向基板との間に液晶材料を封入し、この液晶材料に与える電圧を薄膜トランジスタによって制御して、液晶の電気光学的効果を利用して表示を可能としている。薄膜トランジスタのオン・オフは、走査線と信号線とによって与えられる電位によって制御され、かかる走査線および信号線は、それぞれ駆動回路に接続されている。
液晶表示装置の近年の高精細化の傾向に鑑みて、画素の増大に伴って信号線及び走査線の本数が増大し、駆動ICの数も増大する傾向がある。かかる傾向は製造コストの上昇と共に歩留まりの悪化を招くため、異なる複数の列に属する画素電極群に対して1本の信号線によって時分割で電位を与えることで信号線の本数及び信号線に接続する駆動ICの数を低減する構造(以下において、「多重画素構造」と称する)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図10は、多重画素構造を有する液晶表示装置に備わるTFTアレイ基板の構造の一例について示す等価回路図である。図10に示すように、例えば画素電極A1は、第1の薄膜トランジスタM1及び第2の薄膜トランジスタM2を介して走査線Gn+1及び走査線Gn+2に接続され、信号線Dmから表示信号を供給される。また、画素電極B1は、第3の薄膜トランジスタM3を介して走査線Gn+1に接続され、同じく信号線Dmから表示信号を供給される。他の画素電極も同様の回路構造と接続されることで、例えば同一の信号線Dmから順次画素電極A1、B1、C1、D1と表示信号が供給され、画像を表示する。かかる構造を採用することで、図10でも示すように信号線の本数を低減し、ひいては信号線に接続する駆動ICの数を低減することが可能となるため、製造コストを低減できる等の利点を有する。
なお、図10に示す配線構造以外でも、特開平6−148680号公報、特開平11−2837号公報、特開平5−265045号公報、特開平5−188395号公報、特開平5−303114号公報等において多重画素構造を用いた液晶表示装置について開示がなされている。
特開2002−196357号公報
しかしながら、一般に薄膜トランジスタは、層間絶縁層の欠陥等に起因して各電極間が短絡するおそれがあり、特に上記の多重画素構造を用いた液晶表示装置では、薄膜トランジスタを形成する電極のうち、特定の電極間が短絡した場合に大きな問題となる。以下、かかる問題について詳細に説明する。
図10にも示したように、多重画素構造を用いた液晶表示装置に備わる第2の薄膜トランジスタM2は、ソース電極が走査線Gn+2と電気的に接続され、ゲート電極が走査線Gn+1と電気的に接続された構成を有する。従って、第2の薄膜トランジスタM2のゲート・ソース間が短絡した場合には、本来独立して電位供給を行う必要のある複数の走査線間が短絡することとなり、画像表示機能に重大な支障が生じることとなる。このため、行列状に配列される画素電極に対応して多数形成される第2の薄膜トランジスタM2のうち、一つでもゲート・ソース間に短絡を生じた画像表示装置を製品として出荷することは妥当ではない。この結果、従来の多重画素構造を用いた液晶表示装置は、第2の薄膜トランジスタM2に相当する構成要素を持たない一般的な液晶表示装置と比較して、信号線の本数が低減されている割には製造歩留まりが向上しないという課題を有することとなる。
一方で、第2の薄膜トランジスタM2について、第1の薄膜トランジスタM1のゲート電極と電気的に接続されているドレイン電極と、ゲート電極との間に生じうる短絡は、ゲート・ソース間の短絡と比較して深刻度は低い。すなわち、理想的にはゲート・ドレイン間の短絡が発生しないことが好ましいのはもちろんであるが、万一短絡が生じたとしても、その場合には対応する表示画素の表示特性が劣化するのみであり、多数存在する他の画素の表示特性に悪影響を与えることは無い。このため、仮にゲート・ドレイン間に短絡が生じるのが、多数存在する第2の薄膜トランジスタM2のごく一部の場合には、生じる問題は視認がきわめて困難な程度の軽微なものであり、一般的には製品として出荷することに問題になることはない。
このように、薄膜トランジスタ等の半導体素子は、電極間に生じる短絡の重要度に差が生じる場合がしばしば存在し、液晶表示装置に用いる場合以外であっても、あらかじめ短絡防止の重要度の高い特定電極間において、電気的短絡の発生確率を低減した薄膜トランジスタが必要である。
また、電気的短絡の発生確率を低減する構造とした場合であっても、薄膜トランジスタの電気特性を低下させることは好ましくない。例えば、層間絶縁膜(ゲート絶縁層等)の膜厚を高めることによって短絡発生確率を低減することは可能であるが、かかる構造を採用することは、チャネルを通過できる電流量が減少するという問題が新たに生じるため、妥当ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気特性の低下を抑制しつつ特定電極間の短絡発生を抑制した薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる薄膜トランジスタは、印加電圧に応じたチャネルが形成され、該チャネル内における電流通過領域を通じて電流が流れる薄膜トランジスタであって、前記電流通過領域との接触側端部が第1長の幅を有する第1電極と、前記電流通過領域との接触側端部が、前記第1長よりも大きく、前記第1電極との間に生じる電流通過領域幅の実効値が所定値となるよう定められた第2長の幅を有する第2電極と、チャネル形成時に所定電圧が印加される第3電極と、前記第1電極および前記第2電極と、前記第3電極との間に配置され、前記第3電極が所定電圧を印加された際にチャネルを形成するチャネル形成領域とを備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、第1電極の接触側端部の幅よりも第2電極の接触側端部の幅が大きい構成を有することで、第1電極と第3電極との間における短絡発生確率を、第2電極と第3電極との間における短絡発生確率よりも低減することが可能である。また、請求項1の発明によれば、第2電極の幅に関して、単に第1電極の幅よりも大きくするのではなく、第1電極と第2電極との間に生じる電流通過領域幅の実効値が所定値となるよう定められている。従って、接触側端部の幅を変化させたにも関わらず第1電極と第2電極との間を通過する電流量を所望の値に維持することが可能であり、電気特性の低下を抑制しつつ、特定電極間(第1電極と第3電極との間)における短絡発生確率を低減することが可能である。
また、請求項2にかかる薄膜トランジスタは、上記の発明において、前記第3電極は、所定の電位変動が生じる第1配線と電気的に接続され、前記第1電極は、前記第1配線と別個独立に電位が変動する第2配線と電気的に接続されることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、第1電極と第3電極との間における短絡発生確率を低減する構造を採用したため、互いに別個独立に電位が変動する第1配線と第2配線との間の電気的短絡の発生を抑制でき、第1配線および第2配線の機能を損なうことのない薄膜トランジスタを実現することができる。
また、請求項3にかかる薄膜トランジスタは、上記の発明において、前記第1電極、前記第2電極および前記第3電極の少なくとも一つが、屈曲形状を有することを特徴とする。
また、請求項4にかかる薄膜トランジスタは、上記の発明において、前記第2電極は、コの字形状を有し、前記第1電極は、前記コの字形状によって形成される領域内に接触側端部が位置するよう配置されることを特徴とする。
また、請求項5にかかる薄膜トランジスタは、上記の発明において、前記第3電極は、コの字形状を有することを特徴とする。
また、請求項6にかかる薄膜トランジスタは、上記の発明において、前記第1電極は、チャネル形成時に前記第2電極よりも高い電位を供給されることを特徴とする。
また、請求項7にかかる液晶表示装置は、液晶材料の電気光学的効果を利用して画像表示を行う液晶表示装置であって、表示階調に応じた表示信号を伝送する信号線と、前記信号線を介して前記表示信号を供給される第1画素電極および第2画素電極と、前記第1画素電極と前記信号線との間の導通状態を制御する第1スイッチング素子と、チャネル内に形成される電流通過領域との接触側端部が第1長を有する第1電極と、前記第1スイッチング素子と電気的に接続されると共に前記電流通過領域との接触側端部が前記第1長よりも大きい第2長を有する第2電極と、チャネル形成時に所定電圧が印加される第3電極と、前記第1電極および前記第2電極と、前記第3電極との間に配置され、前記第3電極が所定電圧を印加された際にチャネルを形成するチャネル形成領域とを有し、前記第1スイッチング素子の駆動状態を制御する薄膜トランジスタによって形成される第2スイッチング素子と、前記第2画素電極と前記信号線との間の導通状態を制御する第3スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子の駆動状態を制御すると共に、前記第3電極と一体的に形成されて前記薄膜トランジスタの駆動状態を制御する第1走査線と、前記第1電極と接続され、前記薄膜トランジスタの駆動時に前記第1スイッチング素子の駆動状態を制御する第2走査線とを備えたアレイ基板を有することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、第1電極と第3電極との間の短絡発生確率が低減された薄膜トランジスタによって第2スイッチング素子を形成しており、かつ第3電極は第1走査線に接続され、第1電極は第2走査線に接続されていることから、第1走査線と第2走査線との間で短絡が生じることを低減し、第1走査線と第2走査線との間の短絡によって生じる画像表示特性の低下を防止することができる。
また、請求項8にかかる液晶表示装置は、上記の発明において、前記第2長は、前記電流通過領域の幅の実効値が前記薄膜トランジスタに要求される電流量に対応した値となるよう定められることを特徴とする。
また、請求項9にかかる液晶表示装置は、上記の発明において、前記信号線と電気的に接続された信号線駆動回路と、前記第1走査線および前記第2走査線と電気的に接続された走査線駆動回路と、前記アレイ基板と対向して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に封入された液晶材料とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる薄膜トランジスタは、第1電極の接触側端部の幅よりも第2電極の接触側端部の幅が大きい構成を有することで、第1電極と第3電極との間における短絡発生確率を、第2電極と第3電極との間における短絡発生確率よりも低減することが可能である。また、本発明にかかる薄膜トランジスタは、第2電極の幅に関して、単に第1電極の幅よりも大きくするのではなく、第1電極と第2電極との間に生じる電流通過領域幅の実効値が所定値となるよう定められている。従って、接触側端部の幅を変化させたにも関わらず電流量を所望の値に維持することが可能であり、電気特性の低下を抑制しつつ、特定電極間(第1電極と第3電極との間)における短絡発生確率を低減することが可能である。
以下に、本発明にかかる薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置を実施するための最良の形態(以下、単に「実施の形態」と称する)について図面を参照しつつ説明を行う。なお、図面は模式的なものであって現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。なお、以下の実施の形態では、本発明にかかる薄膜トランジスタを液晶表示装置に適用した構成について説明を行うが、本発明にかかる薄膜トランジスタの適用対象が液晶表示装置に限定されないことはもちろんである。また、以下の説明においては、薄膜トランジスタについて、ゲート電極以外の電極構造は、ソース電極およびドレイン電極のいずれとしても機能させることが可能であるため、ソース/ドレイン電極と称することとする。さらに、以下で言及する薄膜トランジスタは、nチャネルのものとして説明するが、pチャネルのものに本発明を適用可能なことは言うまでもない。
図1は、本実施の形態にかかる液晶表示装置の全体構成を示す模式図である。なお、図1では、アレイ基板1が他の構成要素と分離した状態で表示されているが、これはアレイ基板1の表面構造の理解を容易にするために便宜的に表示したものであって、実際の液晶表示装置では、アレイ基板1と、配向膜5aとは密着した構造を有する。
本実施の形態にかかる液晶表示装置は、図1に示すように、所定の回路構造が形成されたアレイ基板1と、アレイ基板1に対向して配置された対向基板2と、アレイ基板1と対向基板2との間に封入される液晶層3とを備える。より詳細には、アレイ基板1上には配向膜5a、対向基板2の下面には共通電極4および配向膜5bが形成され、配向膜5a、5bは液晶層3と直接接する構成となっている。また、アレイ基板1の外面および対向基板2の外面上に偏光板6aがそれぞれ配置されている。また、アレイ基板1の下部には、アレイ基板1に対して平面光を出力するバックライト12が配置されている。
アレイ基板1および対向基板2は、それぞれ光透過性に優れた透明プラスチック基板または無アルカリガラス等を母材として形成され、表面が平坦性に優れた構造を有する。なお、対向基板2の内表面上には共通電極4が配置され、後述する表示画素7に備わる画素電極との間で所定の電界を生じる機能を有する。また、図示を省略したが、カラー表示を行う液晶表示装置の場合、対向基板の内面上または外面上にR、G、Bに対応した光透過特性を有するカラーフィルタを配置した構成を採用するのが通常である。
液晶層3は、配向性を有する液晶分子を主成分として形成されている。液晶層3に含まれる液晶分子の例としては、例えばフッ素系ネマチック液晶分子を使用することが可能である。この他の液晶分子であっても、一般にTN方式の液晶表示装置に利用可能な液晶分子であれば、液晶層3を構成する液晶分子として利用可能であって、液晶分子について特に限定する必要はない。
配向膜5a、5bは、液晶層3に含まれる液晶分子の配向方向を規定するためのものである。具体的には、配向膜5a、5bは、それぞれ液晶層3と接する表面に異方性を持たせた構造を有し、かかる異方性構造に従って配向膜5a、5b近傍の液晶分子の配向方向が規定される。
偏光板6a、6bは、入力光のうち所定方向の偏光成分のみを通過させる透過軸を備えた構造を有する。液晶層3に含まれる液晶分子の配向方向と、偏光板6a、6bとの間に生じる光学的な相関関係に基づいて、後述する表示画素7ごとの光透過率が制御されて画像表示が行われている。
次に、アレイ基板1上に形成された回路構造について説明する。図1に示すように、アレイ基板1上には、画素電極および所定の回路素子によって形成され、行列状に配置された複数の表示画素7と、表示画素7によって形成される行列の列方向に延伸し、表示画素7に対して所定の走査信号を供給する複数の走査線8と、表示画素7によって形成される行列の行方向に延伸し、表示画素7に対して表示階調に応じた表示信号を供給する複数の信号線9と、表示画素7を選択するための走査信号を生成する走査線駆動回路10と、表示信号を生成する信号線駆動回路11とを備える。
表示画素7およびその周辺回路構造について詳細に説明する。図2は、表示画素7およびその周辺回路の構造について示す模式図である。図2に示すように、表示画素7は、表示画素7−1および表示画素7−2の2種類の構造を有し、それぞれが走査線8および信号線9と電気的に接続した構成を有する。なお、図2に示すように、隣接して配置される表示画素7−1、7−2は、それぞれ同一の信号線9と電気的に接続した構成を有し、異なる列に属する表示画素7−1、7−2が同一の信号線9を共有する構造を採用することによって、一般的な液晶表示装置よりも信号線9の数を低減している。
表示画素7−1は、画素電極13(特許請求の範囲における第1画素電極に相当)と、画素電極13に一方のソース/ドレイン電極が接続され、他方のソース/ドレイン電極が信号線9と電気的に接続された第1薄膜トランジスタ14(特許請求の範囲における第1スイッチング素子に相当)とを備える。また、表示画素7−1は、一方のソース/ドレイン電極が後段の走査線8−3に接続され、他方のソース/ドレイン電極が第1薄膜トランジスタ14のゲート電極と電気的に接続され、ゲート電極が走査線8−2と一体化した第2薄膜トランジスタ15(特許請求の範囲における薄膜トランジスタ、第2スイッチング素子に相当)と、画素電極13と前段の走査線8−1とが重なり合う部分に形成された蓄積容量16とを備える。
画素電極13は、表示画素7−1における表示階調に応じた表示信号を供給されることによって所定の階調を表示するためのものである。具体的には、まず、画素電極13に対して表示階調に対応した所定の電位が供給されることによって、対向して配置される共通電極4との間に所定の電位差が生じる。そして、画素電極13と共通電極4との間には図1にも示したように液晶層3が配置されていることから、画素電極13と共通電極4との間の電位差に応じて液晶層3に含まれる液晶分子の配向方向が変化する。従って、図1に示す偏光板6aを通過した光の偏光方向は液晶層3に含まれる液晶分子によって変化し、変化に応じた強度の光が偏光板6bから出力され、階調に応じた光が出力されることとなる。
第1薄膜トランジスタ14は、特許請求の範囲における第1スイッチング素子として機能するものである。具体的には、第1薄膜トランジスタ14は、第2薄膜トランジスタ15によって駆動状態を制御され、オン状態に制御された際に、信号線9によって与えられる表示信号たる電位を画素電極13に対して供給する機能を有する。
第2薄膜トランジスタ15は、特許請求の範囲における薄膜トランジスタとして機能するものである。具体的には、第2薄膜トランジスタ15は、走査線8−2(特許請求の範囲における第1配線および第1走査線の一例に相当)によって供給される走査信号たる電位によって駆動状態を制御され、オン状態に制御された際に、第1薄膜トランジスタ14のゲート電極に対して走査線8−3(特許請求の範囲における第2配線および第2走査線の一例に相当)の電位を供給する機能を有する。
蓄積容量16は、画素電極13に表示階調に応じた電位が供給された後に、近傍の配線構造の電位変動の影響等によって画素電極13の電位が変動することを抑制するためのものである。具体的には、蓄積容量16は、画素電極13の一部領域と、かかる一部領域と重なり合う走査線8−1の一部とを電極として形成され、走査線8−1が走査信号供給時以外の大半の時間には一定電位を保持することを利用して、画素電極13の電位変動を抑制している。
表示画素7−2は、表示画素7−1と同様に、画素電極13(特許請求の範囲における第2画素電極に相当)および蓄積容量16を備える一方で、画素電極13に対して表示信号を供給するための回路素子として、単一の第3薄膜トランジスタ17(特許請求の範囲における第3スイッチング素子に相当)のみを備える構造を有する。具体的には、第3薄膜トランジスタ17は、一方のソース/ドレイン電極が画素電極13に電気的に接続され、他方のソース/ドレイン電極が信号線9に電気的に接続され、ゲート電極が走査線8−2に電気的に接続された構造を有する。従って、表示画素7−2の場合は、走査線8−2から供給される電位に基づいて第3薄膜トランジスタ17の駆動状態が制御され、第3薄膜トランジスタ17がオン状態に制御された際に、信号線9からの表示信号たる電位を画素電極13に供給することとなる。
次に、表示画素7−1に備わる第2薄膜トランジスタ15の具体的な構造について詳細に説明する。図3は、第2薄膜トランジスタ15の具体的な構造を説明するための模式図である。図3に示すように、第2薄膜トランジスタ15は、後段に位置する走査線8−3と電気的に接続されたソース/ドレイン電極19(特許請求の範囲における第1電極に相当)と、第1薄膜トランジスタ14のゲート電極と電気的に接続されたソース/ドレイン電極20(特許請求の範囲における第2電極に相当)と、走査線8−2と一体的に形成されたゲート電極21(特許請求の範囲における第3電極に相当)とを備え、ソース/ドレイン電極19、20が形成される面と、ゲート電極21が形成される面との間にはチャネル形成領域(図3において図示省略)が形成された構造を有する。
また、第2薄膜トランジスタ15は、図3にも示すように、ソース/ドレイン電極19と、ソース/ドレイン電極20とが互いに非対称な構造を有する。具体的には、オン状態の際にチャネル形成領域上に形成されるチャネルと接触する側の端部の幅が互いに異なる値となるよう形成されており、ソース/ドレイン電極19における接触側端部22の幅がd1であるのに対して、ソース/ドレイン電極20における接触側端部23の幅d2は、d1よりも大きな値となるよう形成されている。さらに、接触側端部22の幅d1は、同等の電気特性を有する薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極における接触側端部の幅よりも小さな値とし、接触側端部23の幅d2は、同等の電気特性を有する薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極における接触側端部の幅よりも大きな値となるよう形成される。
次に、図2における参考線Aにおける断面構造について説明する。図4は、参考線Aにおける断面構造を示す模式図である。図4に示すように、参考線Aにおける各構成要素は、アレイ基板1上に所定の半導体材料等によって形成された多層構造を有する。具体的には、例えば第1薄膜トランジスタ14は、アレイ基板1上の一部領域に形成されたゲート電極25と、アレイ基板1上およびゲート電極25上に形成されたゲート絶縁層26と、ゲート絶縁層26の一部領域上に形成されたチャネル形成領域27と、チャネル形成領域27上に形成されたソース/ドレイン電極29、30およびエッチングストッパー層31と、ソース/ドレイン電極29、30およびエッチングストッパー層31上に形成された保護層33とによって形成されている。
また、第2薄膜トランジスタ15は、アレイ基板1上の一部領域上に形成された走査線8−2(ゲート電極21)と、走査線8−2上およびアレイ基板1上の他の領域上に形成されたゲート絶縁層26と、ゲート絶縁層26上であって、走査線8−2に対応した領域に形成されたチャネル形成領域28と、チャネル形成領域28上であって、ゲート電極21に対応した領域上に形成されたエッチングストッパー層32と、チャネル形成領域28の他の領域上に形成されたソース/ドレイン電極19、20と、ソース/ドレイン電極19、20上に形成された保護層33とによって形成される。そして、図2にも示したように第1薄膜トランジスタ14を構成するゲート電極25と、第2薄膜トランジスタ15を構成するソース/ドレイン電極20とは電気的に接続される必要があるため、ゲート電極25は第2薄膜トランジスタ15側に延伸した構造を有し、ソース/ドレイン電極20は第1薄膜トランジスタ14側に延伸した構造を有する。そして、ゲート電極25およびソース/ドレイン電極20の互いに近接する側の端部は表面に露出した構造を有すると共に、露出面を含む表面上に接続電極34によって互いが電気的に接続された構造を有する。なお、エッチングストッパー層31、32は、それぞれソース/ドレイン電極19等を作製する際のエッチング工程において、チャネル形成領域27、28の表面に損傷が生じることを抑制するものである。従って、チャネル形成領域27、28の表面損傷が軽微な場合または表面損傷を防止する他の手段がある場合には、エッチングストッパー層31、32を省略することとしても良い。
また、図4に示すように、走査線8−2の後段側(図4において、右側)にはアレイ基板1上に走査線8−3が形成されており、かかる走査線8−3は、図2にも示したように、第2薄膜トランジスタ15を構成するソース/ドレイン電極19と電気的に接続される必要がある。従って、ソース/ドレイン電極19は、図4に示すように走査線8−3側に延伸した構造を有し、走査線8−3側におけるソース/ドレイン電極19の端部と、走査線8−3とはそれぞれ表面に露出した部分を有すると共にかかる露出部分を含むよう接続電極35が形成され、接続電極35によって互いの間を電気的に接続した構成を有する。
なお、図4に示す構成において、例えばゲート電極25、走査線8−2および走査線8−3のように、同一のハッチングにて図示されるものは、同一工程によって形成されるものである。これらの層構造について、それぞれCVD(Chemical Vapor Deposition)法等による積層処理およびフォトリソグラフィ法によるエッチング処理を行うことによって、図4に示す構造が形成される。
次に、本実施の形態にかかる液晶表示装置の動作について簡単に説明する。図5は、アレイ基板1上に形成される回路構造を模式的に示す等価回路図であり、図6は、図5に示す走査線8−1〜8−4および信号線9−1の電位変動を示すタイムチャートである。以下、図5および図6を適宜参照して、本実施の形態にかかる液晶表示装置の動作について簡単に説明する。
まず、図6にも示すように、期間Δt1において、走査線8−2、8−3の双方が駆動電位を供給する。このため、第1薄膜トランジスタ14、第2薄膜トランジスタ15および第3薄膜トランジスタ17がオン状態となり、画素電極13−1、13−2、13−4が信号線9−1と電気的に導通する。このため、画素電極13−1、13−2、13−4は、期間Δt1における信号線9−1の電位Vaと等しい電位が供給される。
そして、期間Δt2において、走査線8−3からの駆動電位の供給が停止され、走査線8−2のみが駆動電位を供給する。このため、期間Δt2では、第2薄膜トランジスタ15および第3薄膜トランジスタ17のみが駆動し、第1薄膜トランジスタ14の駆動が停止する。従って、画素電極13−2と信号線9−1との間の導通は維持される一方で画素電極13−1、13−4と信号線9−1との間が絶縁される。このため、期間Δt2において、画素電極13−1、13−4の電位はVaに維持される一方、画素電極13−2の電位は、期間Δt2における信号線9−1の電位Vbに変化する(なお、図6ではVa=Vbのケースを示している)。
以後、同様のプロセスを経て各画素電極に対する電位供給が行われる。すなわち、期間Δt3においては、期間Δt1と同様に走査線8−3、8−4から駆動電位が供給されることにより、画素電極13−3、13−4、13−6が信号線9−1の電位Vcを供給される。また、期間Δt4には、期間Δt2と同様に走査線8−3のみから駆動電位が供給されることにより、画素電極13−4のみが信号線9−1と導通し、信号線9−1の電位Vdを供給される。この後も同様であって、画素電極13−5、13−6にも所定電位が供給される。また、信号線9−1と異なる信号線9−2と導通可能な画素電極13−7〜13−12についても同様に表示階調に応じた電位が供給される。本実施の形態にかかる液晶表示装置は、画素電極の電位に起因した電界の影響によって光透過率が変動することから、個々の画素電極13に表示階調に応じた電位が供給されることによって、画面上に各表示画素が所定階調で表示されることとなり、全体として1枚の画像が表示される。
次に、本実施の形態にかかる液晶表示装置の利点について説明する。まず、本実施の形態にかかる液晶表示装置は、第2薄膜トランジスタ15に関して、ソース/ドレイン電極19の接触側端部22の幅d1が、対向するソース/ドレイン電極20の接触側端部23の幅d2よりも小さな値となるよう形成されている。このため、本実施の形態にかかる液晶表示装置は、異なる走査線8間が短絡する可能性を低減できるという利点を有する。
既に述べたように、本実施の形態にかかる液晶表示装置は、信号線9の本数を低減するために多重画素構造を採用している。そして、多重画素構造を採用した場合には、図2、図3に示したようにゲート電極21が走査線8−2と一体的に形成され、一方のソース/ドレイン電極19が走査線8−2と異なる走査線8−3と電気的に接続された第2薄膜トランジスタ15を設ける必要性が生じることとなる。このため、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間に形成された絶縁層に絶縁破壊が生じて互いが電気的に短絡した場合には、本来電気的に絶縁されるべき走査線8−2と走査線8−3とが導通して多数の表示画素の表示特性が劣化することとなる。従って、わずか一カ所に絶縁破壊が生じたにもかかわらず、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間が短絡することによって、液晶表示装置全体の表示特性が著しく劣化することとなる。
一方で、他方のソース/ドレイン電極20とゲート電極21との間に電気的短絡を生じることは、ソース/ドレイン電極19の場合と比較して深刻度は低い。すなわち、ソース/ドレイン電極20が短絡した場合には、対応する表示画素7において表示特性が劣化するのみであり、液晶表示装置全体の表示特性に及ぼす影響は軽微なものに留まるためである。従って、本実施の形態のように多重画素構造を採用した液晶表示装置の場合には、異なる走査線8−3と電気的に接続されたソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間における短絡発生確率を、ソース/ドレイン電極20とゲート電極21との間における短絡発生確率よりも低い値にすることが製造歩留まり等の観点から好ましいこととなる。
このため、本実施の形態にかかる液晶表示装置では、ソース/ドレイン電極19の接触側端部22の幅d1の値を、ソース/ドレイン電極20の接触側端部23の幅d2の値よりも小さな値となるよう第2薄膜トランジスタ15を形成することとしている。すなわち、ソース/ドレイン電極19と、ゲート電極21との間における電気的短絡の発生確率は、積層方向(図3において、紙面に対して垂直方向)におけるソース/ドレイン電極19とゲート電極21との重なり合う面積と対応関係を有し、重なり合う面積が減少することによって電気的短絡の発生確率は減少することとなる。従って、本実施の形態にかかる液晶表示装置では、d1<d2となるよう第2薄膜トランジスタ15を形成することによって、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間の短絡発生確率を、ソース/ドレイン電極20とゲート電極21との間の短絡発生確率よりも低減している。
また、本実施の形態では、第2薄膜トランジスタ15に関して、電気的特性の劣化を抑制しつつ上記の利点を享受するように、さらなる構成上の工夫が行われている。すなわち、例えばソース/ドレイン電極20の接触側端部23の幅d2を従来の値に維持し、ソース/ドレイン電極19の接触側端部22の幅d1を低減することとしても、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間の短絡発生確率を抑制することは可能である。しかしながら、かかる構成とした場合には、ソース/ドレイン電極19の接触側端部22の幅d1が低減した分だけ電流通過領域の幅が狭くなり、ソース/ドレイン電極19、20間を通過するキャリアの電流量が減少するという問題が新たに生じる。従って、本実施の形態における第2薄膜トランジスタ15は、接触側端部の幅についてd1<d2の条件を満たしつつ、ソース/ドレイン電極19、20間の電流量の減少を抑制するよう形成されている。
図7は、本実施の形態における第2薄膜トランジスタ15に関して、従来構造の薄膜トランジスタと比較して電流量の減少を抑制していることを説明するための模式図である。図7に示すように、第2薄膜トランジスタ15は、ゲート電極21に所定の駆動電位が印加されることによってチャネルが形成され、チャネルのうちソース/ドレイン電極19、20間に接触側端部22、23をそれぞれ下底、上底とした台形状の電流通過領域38が形成される。そして、電流通過領域38中をキャリアが移動することによって電流が流れている。
ソース/ドレイン電極19、20間に流れる電流量は、電流通過領域38における、電流通過方向と垂直な方向の幅の実効値に依存して変化し、実効値が大きくなるにつれて流れる電流の強度が大きな値となる。ここで、電流通過領域38の幅の実効値は、例えば電流通過領域の幅の平均値によって定義され、台形状の電流通過領域38の場合には、台形の下底たる接触側端部22の幅d1と、上底たる接触側端部23の幅d2との相加平均値によって与えられることとなる。従って、上記したようにソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間の短絡発生確率を低減するために接触側端部22の幅d1を低減した場合であってもd1との相加平均値が所定の値となるよう接触側端部23の幅d2を定めることによって、電流量減少を抑制した第2薄膜トランジスタを実現することが可能である。
例えば、図7の破線に示すように、従来の第2薄膜トランジスタが、接触側端部における幅がdであるソース/ドレイン電極39、40を備え、駆動時に電流通過領域41を通じて電流が流れていたとする。かかる第2薄膜トランジスタが液晶表示装置の要求を満たす電流量を実現していた場合には、

2=2d−d1 ・・・(1)

を満たすようにd2の値を定めることによって、電流量の減少を抑制しつつソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間における短絡発生確率を低減することが可能である。
また、本実施の形態における第2薄膜トランジスタ15は、ソース/ドレイン電極19の電位を、ソース/ドレイン電極20の電位よりも高くした状態で使用することが好ましい。かかる構成で使用した場合には、特開2003−84686号公報にも示されているように、逆方向に電位を印加した状態と比較して、より大きい電流量を実現することが可能である。
(変形例1)
次に、本実施の形態にかかる液晶表示装置の変形例について説明する。本変形例1にかかる液晶表示装置は、2つのソース/ドレイン電極について相互に非対称な形状を有し、一方の電極が、他方の電極の周縁部延長上に位置するようコの字形状を有するよう形成された第2薄膜トランジスタを備えた構成を有する。
図8は、本変形例1における第2薄膜トランジスタの構成を示す模式図である。図8に示すように、本変形例1における第2薄膜トランジスタは、走査線8−3と電気的に接続され、棒状の形状を有するソース/ドレイン電極43と、第1薄膜トランジスタ14のゲート電極と電気的に接続され、ソース/ドレイン電極43の端部近傍に配置されると共にソース/ドレイン電極43の端部近傍周辺を覆うようにコの字状に形成されたソース/ドレイン電極44と、ゲート電極45とを備える。なお、実施の形態の場合と同様に、ゲート電極45とソース/ドレイン電極43、44との間にはゲート絶縁層およびチャネル形成層が存在するが、本変形例1では図示および説明を省略する。
上記の電極形状を有する第2薄膜トランジスタの場合、図8に示すように駆動の際には、ソース/ドレイン電極43、44間コの字状の電流通過領域48が形成され、かかる電流通過領域48を通じて電流が流れることになる。そして、本変形例における第2薄膜トランジスタは、ソース/ドレイン電極43、44のそれぞれにおける電流通過領域48と接触する側の端部である接触側端部46、47について、接触側端部46の幅(=d3+d4+d5)が、接触側端部47の幅(=d6+d7+d8)よりも小さくなるよう形成されている。かかる大小関係を実現することにより、実施の形態と同様に、走査線8−3と電気的に接続されたソース/ドレイン電極43とゲート電極45との間の短絡発生確率を、ソース/ドレイン電極44とゲート電極45との間の短絡発生確率よりも低減することが可能である。また、電流通過領域48の幅の実効値を維持する構造、例えば接触側端部46の幅と接触側端部47の幅との平均値が所定の値に維持されるよう第2薄膜トランジスタの構造を定めることによって電流量の減少を抑制することが可能である。
さらに、本変形例1の構造の場合には、アレイ基板1における第2薄膜トランジスタの占有面積を低減しつつ十分な電流量を確保することが可能である。すなわち、本変形例1では、ソース/ドレイン電極44の形状をコの字状とし、かかるコの字の内部にソース/ドレイン電極43の端部近傍部分が配置された非対称形状を有することとしている。従って、例えばソース/ドレイン電極43からソース/ドレイン電極44に向かって電流が流れる場合には、1方向のみならず半放射状に電流が流れることとなり、同等のサイズを有する薄膜トランジスタと比較して、電流通過領域における、電流通過方向と垂直方向の幅の実効値が増加することとなり、全体のサイズを大型化することなく電流量を増大させることが可能である。
(変形例2)
次に、実施の形態にかかる液晶表示装置の変形例2について説明する。本変形例2では、変形例1の構成に加え、第2薄膜トランジスタを構成するゲート電極の形状についてもコの字形状に形成した構成を有する。
図9は、本変形例2における第2薄膜トランジスタの構成を示す模式図である。図9に示すように、本変形例では、ソース/ドレイン電極51がコの字形状を有すると共にソース/ドレイン電極50の端部が上記のコの字形状によって覆われる領域内に配置されると共に、ゲート電極52についてもコの字形状を有するよう形成されている。
図4にも示したように、第2薄膜トランジスタの望ましい構造としてはチャネル形成領域28上にエッチングストッパー層32を備えている。エッチングストッパー層32は、本来的には、第2薄膜トランジスタを作製する際にチャネル形成領域28の損傷を回避するために設けられるものである。すなわち、チャネル形成領域28を積層した後にソース/ドレイン電極19、20に対応した導電層が積層され、かかる導電層をソース/ドレイン電極19とソース/ドレイン電極20とに分離するためにエッチング処理が行われる。かかるエッチング処理の際に導電層の下層に位置するチャネル形成領域28までエッチングされることを防ぐため、チャネル形成領域28上にエッチングストッパー層32を設けている。
エッチングストッパー層32を作製する際には、一旦エッチングストッパー層32を形成する材料を一様に積層した後に、積層した層構造上にスピンコート法によってフォトレジストを均一に塗布し、かかるフォトレジストに対してエッチングストッパー層32の形状に対応したパターンのフォトマスクを介して露光することによってレジストパターンを形成する。そして、レジストパターンをマスクとして層構造に対してエッチング処理を行うことにより、エッチングストッパー層32が形成される。
以上が一般的なエッチングストッパー層32の作製工程であるが、位置合わせ精度の向上等を理由として、エッチングストッパー層32用のフォトマスクに加えて、既に形成されたゲート電極21をフォトマスクとして利用する手法が提案されている。すなわち、フォトレジストを塗布した後に、アレイ基板1の裏側から露光することにより、遮光性の導電性材料によって形成されるゲート電極21をフォトマスクとして活用することにより、エッチングストッパー層32を形成することが可能である。
ここで、エッチングストッパー層32は、上述したようにチャネル形成領域28を保護するためのものであり、さらにはチャネル形成領域28のうち、実際にキャリアの移動が行われる電流通過領域に対応した領域を保護するためのものである。従って、かかる領域以外についてはエッチングストッパー層32を配置する必要はなく、配置した場合には却って第2薄膜トランジスタの電気特性の低下等につながることから好ましくない。
かかる観点で変形例1における第2薄膜トランジスタの構造を検討する。変形例1における第2薄膜トランジスタの作製に際してゲート電極45をマスクとして用いた場合、エッチングストッパー層は、ゲート電極45のパターンに沿って形成されるため、電流通過領域48に対応した領域のみならず、例えば、ゲート電極45とソース/ドレイン電極43とが重なり合う領域にも形成されることとなり、妥当ではない。
このため、本変形例2では、ゲート電極をマスクとしてアレイ基板1の裏側から光を照射するプロセスを含んでエッチングストッパー層を形成する際の便宜を考慮して、ゲート電極52の平面形状を、ソース/ドレイン電極51と同様にコの字形状としている。ゲート電極52がコの字形状を有することによって、例えばソース/ドレイン電極50とゲート電極52とが重なり合う領域は変形例1の場合と比較して大幅に減少することから、形成されるエッチングストッパー層についても、ソース/ドレイン電極50、51間における電流通過領域に対応した形状とすることが可能である。
以上、実施の形態および変形例1、2に渡って本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定して解釈するべきではなく、当業者であれば様々な実施例、変形例等に想到することが可能である。例えば、実施の形態等においては、薄膜トランジスタ(第2薄膜トランジスタ)を液晶表示装置に適用した例についてのみ説明したが、かかる適用例に限定する必要はない。すなわち、本発明における薄膜トランジスタの利点の一つとしては、特定電極間(実施の形態では、ソース/ドレイン電極19とゲート電極21との間)における電気的短絡の発生確率を、他の電極間(実施の形態では、ソース/ドレイン電極20とゲート電極21との間)よりも低減できるということであり、液晶表示装置以外であっても、特定電極間における電気的短絡の発生確率を低減する目的で使用することが可能である。特に、電流量等の電気特性の低下を抑制しつつ特定電極間における電気的短絡の発生確率を低減する必要があるものであれば、あらゆる装置に薄膜トランジスタを使用することが可能である。また、実施の形態等では、液晶表示装置として、いわゆるTN(Twisted Nematic)方式の例を用いたが、例えばIPS(In Plane Switching)方式等、他の構造を有する液晶表示装置を用いても良い。また、実施の形態および変形例では、アレイ基板1等に対して平面光を供給するものとしてバックライト12を用いた透過型液晶表示装置について説明したが、かかる構成に限定して解釈する必要はなく、例えば太陽光等を利用した反射型液晶表示装置について本発明を適用することとしても良い。また、変形例ではソース/ドレイン電極44、51(特許請求の範囲における第2電極に相当)およびゲート電極52(特許請求の範囲における第3電極に相当)について屈曲形状を有することとしたが、このほかにも例えば特許請求の範囲における第1電極に相当するソース/ドレイン電極19等について屈曲構造を有することとしても良い。さらに、屈曲形状としてはコの字形状に限定して解釈するべきではなく、矩形以外の任意の屈曲形状を採用することとしても良い。また、特許請求の範囲における第1配線、第2配線として走査線8−2、8−3を例に説明を行ったが、第1配線、第2配線は、走査線8−2、8−3のように電位変動する場合に限定して解釈するべきではなく、それぞれの電位が別個独立に規定されているという条件を満たすのであれば、少なくともいずれか一方の電位が定電位を維持することとしても良い。
実施の形態にかかる液晶表示装置の全体構成を示す模式図である。 実施の形態にかかる液晶表示装置に備わるアレイ基板上に形成される回路構造を示す模式図である。 アレイ基板上に形成される第2薄膜トランジスタの構造の詳細を説明するための模式図である。 図2の参考線Aにおける断面構造を示す模式図である。 アレイ基板上に形成される回路構造について示す等価回路図である。 画像表示を行う際における信号線および走査線の電位変動を示すタイムチャートである。 実施の形態における第2薄膜トランジスタの利点を説明するための模式図である。 変形例1における第2薄膜トランジスタの構造を示す模式図である。 変形例2における第2薄膜トランジスタの構造を示す模式図である。 従来の多重画素構造の液晶表示装置に備わるアレイ基板上に形成された回路構造について示す等価回路図である。
符号の説明
1 アレイ基板
2 対向基板
3 液晶層
4 共通電極
5a、5b 配向膜
6a、6b 偏光板
7 表示画素
8 走査線
9 信号線
10 走査線駆動回路
11 信号線駆動回路
13 画素電極
14 第1薄膜トランジスタ
15 第2薄膜トランジスタ
16 蓄積容量
17 第3薄膜トランジスタ
19、20 ソース/ドレイン電極
21 ゲート電極
22、23 接触側端部
25 ゲート電極
26 ゲート絶縁層
27、28 チャネル形成領域
29、30 ソース/ドレイン電極
31、32 エッチングストッパー層
33 保護層
34、35 接続電極
38 電流通過領域
39、40 ソース/ドレイン電極
41 電流通過領域
43、44 ソース/ドレイン電極
45 ゲート電極
46、47 接触側端部
48 電流通過領域
50、51 ソース/ドレイン電極
52 ゲート電極
A1〜F1 画素電極
Dm 信号線
Gn、Gn+1、Gn+2、Gn+3 走査線
M1 第1の薄膜トランジスタ
M2 第2の薄膜トランジスタ
M3 第3の薄膜トランジスタ

Claims (9)

  1. 印加電圧に応じたチャネルが形成され、該チャネル内における電流通過領域を通じて電流が流れる薄膜トランジスタであって、
    前記電流通過領域との接触側端部が第1長の幅を有する第1電極と、
    前記電流通過領域との接触側端部が、前記第1長よりも大きく、前記第1電極との間に生じる電流通過領域幅の実効値が所定値となるよう定められた第2長の幅を有する第2電極と、
    チャネル形成時に所定電圧が印加される第3電極と、
    前記第1電極および前記第2電極と、前記第3電極との間に配置され、前記第3電極が所定電圧を印加された際にチャネルを形成するチャネル形成領域と、
    を備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 前記第3電極は、所定の電位を有する第1配線と電気的に接続され、前記第1電極は、前記第1配線と別個独立に規定された電位を有する第2配線と電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記第1電極、前記第2電極および前記第3電極の少なくとも一つが、屈曲形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記第2電極は、コの字形状を有し、
    前記第1電極は、前記コの字形状によって形成される領域内に接触側端部が位置するよう配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記第3電極は、コの字形状を有することを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタ。
  6. 前記第1電極は、チャネル形成時に前記第2電極よりも高い電位を供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の薄膜トランジスタ。
  7. 液晶材料の電気光学的効果を利用して画像表示を行う液晶表示装置であって、
    表示階調に応じた表示信号を伝送する信号線と、
    前記信号線を介して前記表示信号を供給される第1画素電極および第2画素電極と、
    前記第1画素電極と前記信号線との間の導通状態を制御する第1スイッチング素子と、
    チャネル内に形成される電流通過領域との接触側端部が第1長の幅を有する第1電極と、前記第1スイッチング素子と電気的に接続されると共に前記電流通過領域との接触側端部が前記第1長よりも大きい第2長の幅を有する第2電極と、チャネル形成時に所定電圧が印加される第3電極と、前記第1電極および前記第2電極と前記第3電極との間に配置され、前記第3電極が所定電圧を印加された際にチャネルを形成するチャネル形成領域とを有し、前記第1スイッチング素子の駆動状態を制御する薄膜トランジスタによって形成される第2スイッチング素子と、
    前記第2画素電極と前記信号線との間の導通状態を制御する第3スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子の駆動状態を制御すると共に、前記第3電極と一体的に形成されて前記薄膜トランジスタの駆動状態を制御する第1走査線と、
    前記第1電極と接続され、前記薄膜トランジスタの駆動時に前記第1スイッチング素子の駆動状態を制御する第2走査線と、
    を備えたアレイ基板を有することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 前記第2長は、前記電流通過領域の幅の実効値が前記薄膜トランジスタに要求される電流量に対応した値となるよう定められることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記信号線と電気的に接続された信号線駆動回路と、
    前記第1走査線および前記第2走査線と電気的に接続された走査線駆動回路と、
    前記アレイ基板と対向して配置された対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に封入された液晶材料と、
    を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の液晶表示装置。
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