JP2005228107A - オンラインコミュニケーションシステム及びオンラインコミュニケーション方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遠隔地にある端末間でネットワークを介した遠隔講義を実現する遠隔講義システムにおいて、端末上で参加者(例えば生徒)により入力された文書データを取得し、取得した文書データに基づいてメモ(37a、37b)を作成し、その作成したメモ(37a、37b)を文書データが入力された端末の画面(30)上のメモ表示エリア(37)に表示する。
【選択図】図3
Description
図1に遠隔講義システムの構成を示す。
サーバ1のデータ格納部13には、本遠隔講義システムの機能を実現するためのプログラムや、必要なデータが格納される。図2A〜図2Cに、サーバ1のデータ格納部13に格納されるデータベースの構成を示す。データ格納部13には、過去状況データベース23c、メモ管理データベース23a、分類用辞書データベース23bが格納される。以下、各データベースについて説明する。
以上のように構成される遠隔講義システムの動作を説明する。
図3は、本実施形態の遠隔講義システムの各端末20、21…上で表示される画面を示した図である。同図に示すように、各端末20、21…の画面30には、講師が説明に用いる資料A、B、Cが表示される資料表示エリア31と、講師の動画映像が表示される動画エリア33と、生徒間で講義内容に対する意見交換を行うためのチャットエリア35と、メモを表示するメモ表示エリア37と、講義に参加している生徒を模式的に表示する参加者表示エリア39と、過去の状況データのアイコン41aを配置した過去状況データエリア41とを有する。また、画面30には表示画面の切替えを行うための画面切替ボタン43が設けられている。
図5のフローチャートを用いて本遠隔講義システムの全体動作を説明する。
本実施形態の遠隔講義システムは、端末20、21…の表示画面30上において、講義内容についての参加者(講師、生徒)の質問、意見、感想、コメント、アイデア等を記載したメモ(付箋)37a、37bの作成、表示(貼付け)を可能とするメモ機能を有する。メモはテキスト情報を含み、マウス等のポインティングデバイスを用いてドラッグアンドドロップすることにより画面30上の任意の位置に移動させることができる。
メモ入力ボタン37xが押下されると(S21)、メモ入力エリア(図4B参照)が表示される(S22)。このメモ入力エリアにおいて、参加者により講義の内容に対する簡単な意見、感想、コメント等のテキストデータの入力が終了すると、端末20、21…の制御部は、端末メモ入力エリアに入力されたテキスト情報を取得し、このテキスト情報をメモとして画面上に表示する(S24)。そして、メモのテキスト情報、メモの作成時間、メモの作成者等のメモに関する情報をサーバ1へ送信する(S25)。
前述の手順で作成されたメモは表示画面30上のメモ表示エリア37に表示される。この場合、作成されたメモはそれが作成された端末上の画面上にのみ表示され、他の端末上には表示されていない。すなわち、メモの作成時点においてはメモの内容は作成者のみが閲覧できる。さらに、本遠隔制御システムでは、一の端末で作成されたメモを、その講義に参加している全ての他の端末の画面でも共有して表示させる機能を有している。すなわち、メモの共有化を可能とする。
本実施形態の遠隔講義システムは、前述のようにメモ機能を有しており、画面上にメモを貼付けることが可能である。特に、共有化した場合は、複数の端末から送信された複数のメモが画面上の任意の位置に貼付けられる場合がある。本実施形態の遠隔講義システムでは、そのような場合に、作成時刻、メモの作成者、メモの内容により分類し整列させるソート機能を有する。
サーバ1の制御部12は、画面上に表示されている全ての共有メモに対し、メモの作成者、作成時間、表示位置、文章データ等の情報を取得する(S41)。これらの情報はメモ管理データベース23aを参照することにより可能である。さらに、ビデオ映像が表示されている参加者について、そのビデオ映像の表示位置を取得する(S42)。
本遠隔講義システムにおいて、表示画面上に参加者のビデオ映像が表示されている場合、各ビデオ映像に任意にメモを関連づけることができる。例えば、図12に示すように、画面上に、参加者のビデオ映像201、202、203が表示されている場合、メモ表示エリアから、メモをビデオ映像201の近傍にドラッグアンドドロップすることにより、メモ1はビデオ映像201と関連付けられる。なお、このメモとビデオ映像の関連づけを示すリンク情報はメモ管理データベース23aにおいて属性情報の1つとして管理、保存される。
前述のように、本遠隔講義システムでは、1つの講義を複数の時区間に分割し、各時区間毎に講義の内容を過去の状況データとして保存する機能を有している。1つの過去状況データとして記録される時区間は、例えば、講義内容の切替わりのタイミングと同期して決定される。例えば、講義は通常スライド(電子的に作成されたスライド)を用いて行われる場合が多いため、このスライド毎に1つの1つの過去状況データとして講義内容を記録することが考えられる。このように講義内容を分割して保存しておくことにより、スライド毎の講義内容の再生を容易に実現できる。記録する情報には、そのスライドの説明に関連する全ての映像、音声データに加えて、その時区間の記録終了時点(すなわち、スライド切替え時点)におけるチャットの内容、資料、メモに関する全ての情報を含める。すなわち、ある過去状況データの再生時には、その過去状況データの記録終了時点における資料、メモ、チャット内容が、過去状況データの記録終了時点と全て同じ状況で再生できるように、必要な情報を記録する。
本実施形態の遠隔講義システムにおいては、表示画面上に種々のエリア31、33、37、39を有している。各エリアは初期状態においてはそれぞれ所定の大きさで表示されるが、指示ポインタの位置に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、指示ポインタPが資料表示エリア31からメモ表示エリア37に移動したときは、指示ポインタPが位置するメモ表示エリア37を拡大し、それに連動して、それ以外の領域を縮小するようにしてもよい。使用者が指示ポインタPで示す領域を拡大することで、使用者にとってその領域が見やすくなり、作業上の利便性が向上する。
11 通信インタフェース
12 制御部
13 データ格納部
20 クライアント端末(講師用端末)
21,22,23 クライアント端末(生徒用端末)
31 資料表示エリア
33 動画エリア
35 チャットエリア
37 メモ表示エリア
37a,37b メモ
37x メモ入力ボタン
39 参加者表示エリア
41 過去状況データエリア
43 画面切替ボタン
100 インターネット
Claims (17)
- ネットワークを介して遠隔地にある複数の端末間で双方向通信を行い、少なくとも1つの端末上で取得された映像、音声を他の端末に送信し、出力するオンラインコミュニケーションシステムにおいて、
前記少なくとも1つの端末上で取得された映像を表示するとともに、さらに、使用者により入力された文書データを取得して、取得した文書データ毎にメモを作成し、その作成したメモを画面上の所定のメモ表示領域に表示する端末を含むことを特徴とするオンラインコミュニケーションシステム。 - 前記端末から、その端末上で作成されたメモの内容、表示位置、作成者を含むメモに関する所定の情報を受信し、その受信したメモに関する所定の情報を一元的に管理するサーバをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記メモの表示位置は、使用者の指示にしたがい画面上の任意の位置に移動可能であることを特徴とする請求項1または2記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記サーバは、メモが所定の共有領域に移動したときに、そのメモが作成された端末以外のネットワーク上の他の全ての端末上にそのメモが共有されて表示されるよう、そのメモに関する所定の情報を、前記他の全ての端末に送信することを特徴とする請求項3記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記サーバは、全ての端末に共有されて表示されたメモを、使用者が指定した条件に基づいてソートすることを特徴とする請求項4記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記サーバは複数のメモを1つのメモとして統合することを特徴とする請求項2記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記サーバは、所定の時区間毎に、通信された映像、音声及びメモに関する所定の情報を含む通信内容を記録することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- 前記少なくとも1つの端末上で取得された映像を表示する画面上の領域及び前記メモ表示領域の大きさが指示デバイスの指示位置に応じて互いに連動して動的に可変であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のオンラインコミュニケーションシステム。
- ネットワークを介して遠隔地にある複数の端末間で双方向通信を行い、少なくとも1つの端末上で取得された映像、音声をネットワークに接続する他の端末上で表示するオンラインコミュニケーション方法において、
前記少なくとも1つの端末上で取得された映像を表示するとともに、さらに、使用者により入力された文書データを取得し、取得した文書データに基づいて1つのメモを作成し、その作成したメモを文書データが入力された端末の画面上の所定のメモ表示領域に表示する、ことを特徴とするオンラインコミュニケーション方法。 - 各端末上で作成されたメモの内容、表示位置、作成者を含むメモに関する所定の情報をデータベースとして一元的に管理することを特徴とする請求項9記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 前記メモの画面上の表示位置を使用者の指示にしたがい移動させることを特徴とする請求項9または10記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 前記メモが所定の共有領域に移動させられたときに、そのメモが作成された端末以外のネットワーク上の他の全ての端末上にそのメモの内容を表示させ、メモの内容を共有化することを特徴とする請求項11記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 前記共有化されたメモを使用者が指定した条件に基づいてソートして表示することを特徴とする請求項12記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 複数のメモを1つのメモとして統合することを特徴とする請求項9記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 所定の時区間毎に、通信された映像、音声及びメモに関する所定の情報を含む通信内容を記録することを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1つに記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 前記少なくとも1つの端末上で取得された映像を表示する画面上の領域及び前記メモ表示領域の大きさを、指示デバイスの指示位置に応じて互いに連動させて動的に変更することを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1つに記載のオンラインコミュニケーション方法。
- 請求項9ないし16のいずれか1つに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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