JPH04204997A - ウィンドウ制御方式 - Google Patents

ウィンドウ制御方式

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JPH04204997A
JPH04204997A JP2340479A JP34047990A JPH04204997A JP H04204997 A JPH04204997 A JP H04204997A JP 2340479 A JP2340479 A JP 2340479A JP 34047990 A JP34047990 A JP 34047990A JP H04204997 A JPH04204997 A JP H04204997A
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JP
Japan
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window
display
area
windows
rectangle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2340479A
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English (en)
Inventor
Susumu Tsuhara
津原 進
Nobuhisa Kobayashi
延久 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ウィンドウ制御方式に係り、特に。
オペレータによるウィンドウ操作と連動して、オペレー
タにとって有利な位置へウィンドウを再配置するウィン
ドウ制御方式に関する。
[従来の技術] 近年の情報処理装置は、ウィンドウ・システムを搭載し
ているものが多くなっている。この種のウィンドウ・シ
ステムに採用されているウィンドウ制御方式は、「オー
バ・ラップ・マルチウィンドウ」方式である。これは、
表示画面上に複数のウィンドウを、相互の重なり合いを
許して、同時に表示する方式である。
このウィンドウ・システムは、ウィンドウの移動等の操
作をマウスにより指示できて、操作が容易である反面、
次のような問題が生じる。
すなわち、オペレータが特定のウィンドウに対して操作
(移動、サイズ変更、アイコン化、フル・スクリーン化
、オープン、クローズ、アクティベイト等)を実行する
と、操作の対象となったウィンドウ(アクティブ・ウィ
ンドウ)によって、対象となっていないノン・アクティ
ブ・ウィンドウの見え方が変化することがある。例えば
、アクティブ・ウィンドウのサイズを大きくすると、ノ
ン・アクティブ・ウィンドウのいずれかが全く見えなく
なることが起り得る。
この場合、隠されているウィンドウを操作可能とするた
めには、重なっている他のウィンドウを排除する操作が
必要となり、操作に手間がかかる。
また、隠されているウィンドウのプロセスが走ることに
より、システムの中央処理装置(CPU)に負荷がかか
って、性能の低下を招いていることに、オペレータが気
付きにくいという問題がある。
これに対する対策として、特公昭63−670号公報に
記載されている技術が提案されている。
これは、マルチウィンドウ機能を有するデイスプレィ装
置において、表示画面上に他の全てのエリアに優先する
ウィンドウ表示エリアを設け、新ウィンドウ作成時、既
ウィンドウのウィンドウサイズ変更時、ウィンドウの位
置変更時等において、新ウィンドウや変更されたウィン
ドウにより見えなくなるウィンドウおよび1操作でポツ
プできなくなるウィンドウを適宜のサイズに変更し、上
記ウィンドウ表示エリアに表示するものである。これに
よって、作成された全てのウィンドウを見ることが可能
となり、操作性も向上する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来技術は、オペレータの立場に立った操
作性向上の観点からは、必ずしも十分に配慮されたもの
とは言い難い。
例えば、より表示優先度の高いウィンドウ群に被覆され
、見えなくなったウィンドウは、十分な大きさの見える
場所があれば、そこへ移動するのがより自然な考え方で
ある。また、見える場所はあるが、小さくてアイコン表
示ぐらいしかできないようならアイコン化すべきである
。また、アイコン表示もできないようなら非表示として
、非表示ウィンドウの存在をオペレータに知らしめ、そ
の選択のための効果的手段を提供すべきである。
この場合、ウィンドウが見える/見えないの判断は、ク
リスプな(はっきりした)ものではなく、ファジィな(
あいまいな)ものである。ウィンドウの見える部分の割
合が0%、100%なら「見えない」、「見える」とい
うのは誰も異論のないところである。しかし、40%、
50%、60%。
・・・ではあいまいとなってくる。このあいまいさを処
理できる手段を提供すべきである。
以上の問題は、ウィンドウに限らず、表示画面に割り付
けられる表示領域についても同様である。
本発明の第1の目的は、表示画面において、ウィンドウ
などの表示領域を複数配置する場合に、空き領域を有効
に使って、できるだけ多くの表示領域を可視的に配置で
きる表示制御方式を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、ウィンドウなどの表示領
域を配置するに際し、オペレータの操作に連動して他の
表示領域の再配置やオープンウィンドウの配置が自動的
に行なえる表示制御方式を提供することにある。
さらに、本発明の第3の目的は、表示領域の配置に際し
、満足度を評価して、オペレータに対してできる限り違
和感の生じない配置を行なえる表示制御方式を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1および第2の目的を達成するために、本発明の
一態様によれば、複数の表示ウィンドウが、それぞれ表
示優先度を有し、相互に重なり合って表示され得るオー
バ・ラップ・マルチウィンドウ制御方式であって、一の
ウィンドウ操作の結果ウィンドウの不可視領域の増加し
た時、上記ウィンドウ操作に連動して、他のウィンドウ
を、当該一のウィンドウを表示する領域以外の領域に再
配置することを特徴とするウィンドウ制御方式が提供さ
れる。
また1本発明の他の態様によれば、1以上のウィンドウ
が表示されている画面に、新たにウィンドウをオープン
して配置する場合に、すでに配置されているウィンドウ
を表示する領域以外の空き領域を表示領域として選ぶこ
とを特徴とするウィンドウ制御方式が提供される。
また、上記第3の目的は、本発明の一態様によれば、ウ
ィンドウの配置に際し、現状の表示状態の満足度と、新
たな配置における表示状態の満足度とを各々求め、後者
が前者より大きい場合に、新たな配置を行なうウィンド
ウ制御方式が提供される。
さらに、本発明よれば、上記制御方式の実現に用いられ
るアルゴリズムとして、表示優先度を有する複数の表示
領域を表示画面上に配置する場合に、表示画面の、すで
に配置されている、配置しようとする表示領域より優先
度の高い表示領域を表わす長方形の集合(以下、既配置
領域という)を除いた残りの未配置領域について、既配
置領域の各頂点を基準として、水平方向および垂直方向
に分割して複数の分割長方形の集合とし、この分割長方
形の集合から、配置しようとする表示領域が配置可能な
ものを候補とし、この候補の中から配置すべき領域を選
択することを特徴とする表示制御方式が提供される。
また、上記したような制御方式を実現するための手段と
して、本発明では、次の各手段のうち少なくとも1の手
段を設けている。
オペレータによるウィンドウ操作と連動して動作するウ
ィンドウ再配置制御手段。
ウィンドウ群が占有している複合長方形領域計算のため
の複合長方形計算手段。
画面上の、上記複合長方形に属さない領域を、最小数の
長方形に分割するための最小分割手段。
上記分割長方形群の幅、高さ、の最大値、最小値を計算
するための、最大値、最小値計算手段。
ウィンドウの表示/非表示をファジィ IF−THEN
ルールを用いて決定するための、ウィンドウ表示/非表
示決定手段。
ウィンドウの通常表示/アイコン表示をファジィ IF
−THENルールを用いて決定するための、ウィンドウ
通常表示/アイコン表示決定手段。
ウィンドウの現在位置を変えない時の、オペレータにと
っての満足度を、ファジィ IF−THENルールを用
いて計算するための、現状評価手段。
上記現状の満足度を上回る満足度を有する分割長方形選
出のための、分割長方形候補選出手段。
上記選出された候補のうちで、最大の満足度を有する分
割長方形の位置へ、ウィンドウを移動するための、ウィ
ンドウ移動手段。
非表示ウィンドウの存在をオペレータに知らしめ、非表
示ウィンドウの選択を可能にするための、非表示ウィン
ドウ選択手段。
[作用] オペレータによるウィンドウ操作に連動して、前記ウィ
ンドウ再配置制御手段が動作する。
ウィンドウ再配置制御手段は、前記複合長方形計算手段
、最小分割手段、最小値、最大値計算手段、をこの順に
起動し、分割長方形群と、その幅、高さ、の最大値、最
小値を得る。
次に、ウィンドウ再配置制御手段は、前記ウィンドウ表
示/非表示決定手段を起動する。ウィンドウ表示/非表
示決定手段は、ファジィIF−THENルールと、その
メンバーシップ関数と、上記分割長方形群の幅と高さの
最大値、最小値を用いて、ウィンドウを表示するか否か
のファジィ意志決定を行なう。
次に、ウィンドウ再配置制御手段は、上記でウィンドウ
を表示すると決定された時、前記ウィンドウ通常表示/
アイコン表示決定手段を起動する。
ウィンドウ通常表示/アイコン表示決定手段は、ファジ
ィ IF−THENルールと、そのメンバーシップ関数
と、上記最大値、最小値を用いて、ウィンドウを通常表
示するかアイコン表示するかのファジィ意志決定を行な
う。
次にウィンドウ再配置制御手段は、前記現状評価手段を
起動する。現状評価手段は、ファジィIF−THENル
ールとそのメンバーシップ関数と、ウィンドウの可視率
(ウィンドウのうちの、オペレータに見える部分の面積
の全体に占める割合)、遮蔽率(ウィンドウのうちの、
他のウィンドウを遮蔽している部分の面積の全体に占め
る割合)を用いて、オペレータにとっての現状の満足度
を計算する。
次に、ウィンドウ再配置制御手段は、前記分割長方形候
補選出手段を起動する。分割長方形候補選出手段は、上
記現状評価手段で用いたのと同じファジィ IF−TH
ENルールとそのメンバーシップ関数と、ウィンドウの
可視率、遮蔽率、を用いて、満足度が現状を上回る分割
長方形の候補を選出する。
次に、ウィンドウ再配置制御手段は、上記分割長方形の
候補の有無を調べ、これがなければ、ウィンドウは移動
せず、これがあれば、前記ウィンドウ移動手段を起動す
る。ウィンドウ移動手段は、上記選出された分割長方形
の候補の中で、最大の満足度を有する分割長方形を探索
し、その位置へウィンドウを移動する。
各手段は、以上のように動作するので、(1)ウィンド
ウを表示するか否か、 (2)ウィンドウを表示する場合には、通常表示するか
アイコン表示するか、 (3)表示位置は変えない方がよいか否かというように
、オペレータにとって最も自然な形で、しかも、あいま
いさを取り込んだ形で意志決定がなされ、オペレータに
とって最良の操作環境が提供される。
また、非表示ウィンドウが発生すれば、前記非表示ウィ
ンドウ選択手段が働き、任意の非表示ウィンドウを選択
できるようになっているので、操作性がよい。
「実施例] 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
なお、各実施例の説明に先立って、本発明のウィンドウ
制御方式を適用し得る、パーソナル・コンピュータ、ワ
ークステーション等の情報処理装置のシステム構成の一
例を示す。
第23図に示す情報処理装置は、中央処理装置(CPU
)1、メモリ2、ハードディスク3、フレキシブルディ
スク4、プリンタ5、キーボード6、マウス7およびデ
イスプレィ8を備える。これらは、バス9を介して接続
される。
CPUIは、従来型のマイクロプロセッサで構成しても
よいし、従来型の機能を含むファジィ・マイクロプロセ
ッサで構成してもよし)。
メモリ2、ハードディスク3、フレキシブルディスク4
、プリンタ5、キーボード6、マウス7およびデイスプ
レィ8は、よく知られている従来型の装置で構成する。
本発明のウィンドウ制御方式によるウィンドウ・システ
ムを装備したオペレーティング・システム・プログラム
は、オペレータが実行するために選択した1つ以上のア
プリケーション・プログラムとともにメモリ2に記憶さ
れる。メモリ2の容量とアプリケーション・プログラム
のサイズとの関係で、これらのアプリケーション・プロ
グラムは、必要に応じてハードディスク3からメモリ2
へ転送される6 ハートディスク3には1例えば、40メガバイトのハー
ドディスクが用いられる。ハードディスク3の基本機能
は、オペレーティング・システム・プログラムが使い、
必要な時に簡単にメモリ2へ転送できるプログラムやデ
ータを記憶することである。
フレキシブルディスク4は、プログラムやデータをシス
テムに入力するための取外しできる記憶機能や、他のシ
ステムで使用するため簡単に持ち運びのできる形でプロ
グラムやデータを記憶するための媒体機能を提供する。
デイスプレィ8、キーボード6、マウス7は、ともにシ
ステムに対話性を与えるものである。メモリ2上に存在
するウィンドウ・システム・プログラムは、デイスプレ
ィ8にウィンドウを表示する。オペレータは、キーボー
ド6またははマウス7の入力により、このウィンドウを
操作して、ウィンドウを制御したり、アプリケーション
・プログラムの動作を制御する。
第23図のシステムは、さらにプリンタ5を含む。プリ
ンタ5は、システムで作成されたデータや、システムに
記憶されたデータを、ハード・コピーとして出力する。
第1図は、本発明の第1実施例のウィンドウ制御方式を
構成する各種機能の全体構成を示すブロック図である。
第1図に示す制御方式は、マウスの入力を受は付けるマ
ウス入力部6000と、このマウスからの指示に基づい
てウィンドウの表示と再配置を総括的に制御する制御部
3000と、この制御部3000の制御下でウィンドウ
の再配置を制御するウィンドウ再配置制御部400oお
よびウィンドウ管理テーブル1000と、ウィンドウの
表示制御を行なうウィンドウ表示制御部5000と、グ
ラフィックRA M 2000とを備えている。
ウィンドウ再配置制御部4000には、ウィンドウ表示
/非表示決定部7000と、ウィンドウ通常表示/アイ
コン表示決定部8000と、現状評価部9000と、分
割長方形候補選出部10000と、ウィンドウ移動部1
1000と、複合長方形計算部12000と、最小分割
部13000と、最大値最小値計算部14000とが接
続される。
また、記憶エリアとして、複合長方形記憶エリア180
00と、分割長方形記憶エリア19000と、分割長方
形最大値・最小値記憶エリア20000と、分割長方形
候補記憶エリア21000とを備える。
さらに、メンバーシップ関数の記憶エリアとして、23
000〜30000を有し、満足度のデータとして31
000を有する。
一方、ウィンドウ管理テーブル1000およびグラフィ
ックRA M 2000の中間に接続され、ウィンドウ
表示制御部5000により制御される、ウィンドウ・ノ
ン・クライアント・エリア表示部15000、アプリケ
ーション表示部16000およびアイコン表示部170
00が設けられる。アイコン表示部17000には、ア
イコン・イメージデータ記憶エリアが接続される。
第1図において、ウィンドウ管理テーブル1000は、
グラフィックRA M2O00上に表示すべき複数のウ
ィンドウの位置、大きさ等を管理するテーブルである。
第2図にウィンドウの表示例を示す。
ウィンドウ2100は、ノン・クライアント・エリア2
200と、クライアント・エリア2300とで構成され
る。クライアント・エリアは、表計算処理における数表
や、ワード・プロセッシング処理における文書などの、
処理対象データの一部分を表示する領域である。ノン・
クライアント・エリアは。
その外枠を表示する領域である。通常、ノン・クライア
ント・エリアの上段には、上記数表や文書のタイトルな
どが表示される。また、マウスなどのボインティング・
デバイスによるウィンドウの移動やサイズ変更などを可
能にするために、ポインティング・デバイスによる指示
を受は付ける領域であることをボックス状の形態で示す
各種指示ボックス、例えば、ウィンドウ移動ボックスや
、ウィンドウ・サイズ変更ボックスなども存在する。
画面には、アイコンと称する小ウィンドウも、上記通常
のウィンドウと混在する形で表示される。
第2図の画面右下隅に示した2つの小ウィンドウ(24
00)がこれである。オペレータが通常のウィンドウで
の処理を一時中断するために、ノン・クライアント・エ
リアの一角(ウィンドウ最小化ボックス2500)をマ
ウスでクリックすると、そのウィンドウは消去され、代
りにアイコンが表示される。
通常は、このような、オペレータによる手動のアイコン
化が行なわれるが1本発明では、これに加えて、自動ア
イコン化も行なう。この自動アイコン化は、通常のウィ
ンドウを表示しても、より優先度の高いウィンドウ群に
被覆されてしまい、はとんど見えないが、アイコン表示
すれば何とか見える、と判断された時に行なわれる。
オペレータが、このアイコンをマウスでクリックすると
、そのアイコンは消去され、代りに、通常のウィンドウ
が表示される。このウィンドウは、優先度が最も高いウ
ィンドウ(アクティブ・ウィンドウ)として、画面最手
前に表示される。このようにして、オペレータは、以前
に一時中断していた作業を、再開することができる。
また、自動的にアイコン化されたウィンドウは、画面の
状態が変化して通常のウィンドウを表示しても何とか見
えると判断されれば、自動復帰する。
例えば、画面の大部分を占有しているアクティブ・ウィ
ンドウをオペレータが閉じた時などの場合、それまで、
自動アイコン化されていたノン・アクティブ・ウィンド
ウは、通常のウィンドウへ自動復帰する可能性がある。
また、本発明では、通常のウィンドウやアイコンの自動
非表示の制御も行なう。自動非表示とは、文字通り、通
常のウィンドウやアイコンを、自動的↓こ表示しない状
態とすることである。例えば、アクティブ・ウィンドウ
をフル・スクリーン化した時や、それに近い状態の時な
ど、ノン・アクティブ・ウィンドウはほとんど見えず、
通常のウィンドウの表示や、アイコンの表示は無意味で
ある。
このように、通常のウィンドウであろうとアイコンであ
ろうと、表示すること自体が無意味であると判断されれ
ば、自動的に非表示とする。この場合、非表示のウィン
ドウまたはアイコンが存在するということを、オペレー
タに知らせ、必要ならワン・タッチでこれらがアクティ
ベイトできるように、アクティブ・ウィンドウのノン・
クライアント・エリアの一角に、非表示ウィンドウ選択
ボックスを表示する。
第3図にその例を示す。
同図(a)は、第2図において、アクティブ・ウィンド
ウをフル・スクリーン化した例である。フル・スクリー
ン化したウィンドウ以外のウィンドウ等(破線)は見え
ないので、当然これらは非表示となる。そして、これら
の非表示ウィンドウのために、非表示ウィンドウ選択ボ
ックス2600が表示されている。
そして、本ボックスをマウスでクリックすると、同図(
b)に示すように、非表示ウィンドウのアイコン−覧が
ポツプ・アップ表示される。オペレータは、これらの中
からアクティベイトしたいアイコンを選択する。
自動的しこ非表示となった通常のウィンドウやアイコン
は、画面の状態が変化して、通常のウィンドウやアイコ
ンを表示しても何とか見えると判断されれば、自動復帰
する。例えば、第3図(a)のフル・スクリーン化され
ているアクティブ・ウィンドウを、オペレータが元の状
態に復帰させると、第2図に示したようになる。
また、本発明では、通常のウィンドウやアイコンの自動
再配置の制御も行なう。第4図にその例を示す。同図(
a)は再配置前の状態、同(b)は再配置後の状態であ
る。
同図(a)において、アクティブ・ウィンドウ(W6)
のサイズを、破線で示した如く大きくしたら、ノン・ア
クティブ・ウィンドウやノン・アクティブ・アイコンは
、そのままでは見えない場合も出てくる。そこで、ノン
・アクティブ・ウィンドウや、ノン・アクティブ・アイ
コンを、最も有利な位置へ再配置する。最も有利な位置
とは、オペレータによく見え、他のウィンドウを遮蔽せ
ず、しかも移動距離の短い位置である。同図(b)がそ
の結果である。ウィンドウV2.W4.W5は、重なっ
ていないので、現状の位置が最も有利と判断され、移動
していない。ウィンドウW3゜Wlは1図示の如く、移
動している。
オペレータが、画面最手前にある(アクティブな)通常
のウィンドウやアイコンを変更した時(通常のウィンド
ウの移動、サイズ変更、オープン、クローズ、アイコン
の移動などを行なった時)、ノン・アクティブな通常の
ウィンドウやアイコンは、見えなくなる可能性がある。
これらを、オペレータにとって最も有利な形で再配置し
ようとするのが本発明の基本的考え方である。例えば、
ノン・アクティブな通常のウィンドウやアイコンを、そ
の表示優先度の高いものの順に、再配置を逐次処理して
いく。第5図に、その処理フローの一例を示す。
ステップ10では、該ウィンドウ/アイコンを表示する
か否かを、後述のファジィ IF−THENルールを用
いて決定する。ステップ20で、その結果を判定する。
非表示なら該ウィンドウ/アイコンについては処理終了
であり、表示ならステップ30へ進む。
ステップ30では、該ウィンドウ/アイコンを、通常の
ウィンドウ表示するか、アイコン表示するかを、後述の
ファジィ IF−T)IENルールを用いて決定する。
ステップ40では、ウィンドウ/アイコンの大きさの変
更を行なう。本実施例では、ウィンドウは自動的にその
状態を変える。第6図は、その状態遷移図である。通常
のウィンドウ、アイコン、非表示、の3状態が存在し、
各状態間で自動的に遷移する。状態が変わると、ウィン
ドウの大きさも変更する必要がある。ステップ40では
、この大きさの変更処理を行なう。
ステップ50では、該ウィンドウ/アイコンを移動する
か否かを、後述のファジィ IF−THENルールを用
いて決定する。ステップ60でその結果を判定する。移
動不要なら、該ウィンドウ/アイコンについては処理終
了であり、移動が必要なら、ステップ70で移動処理を
行なう。
ウィンドウ管理テーブル1000の構成例を第7図に示
す。
本テーブルは、下記の各項目で構成される。
(1) xc、 yc、 xcold、 ycold、
 xcnew、 ycnew :ウィンドウ中心点のX
yy座標。オペレータによるウィンドウ操作前後の新、
旧両状態を保持する。xc、 ycはセーブ・エリアで
ある。
(2) width、 height、 tgold、
 hold、 wnew、 hnaw :ウィンドウの
幅と高さ。オペレータによるウィンドウ操作前後の新、
旧両状態を保持する。
讐1dth、 heightは、セーブ・エリアである
(3)ap: ウィントウ上で動作する応用ソフトウェアの種別。
(4)  aifold、  aifnew :自動ア
イコン化フラグ。自動アイコン化された時オン、されな
かった時オフ。オペレータによるウィンドウ操作前後の
新、旧両フラグを保持する。
(5) aefold、 aefnew :自動非表示
化フラグ。自動非表示化された時オン、されなかった時
オフ。オペレータによるウィンドウ操作前後の新、旧両
フラグを保持する。
(6) mif : 手動アイコン化フラグ。オペレータの選択によりアイコ
ン化された時オン、それ以外の時オフ。
(7)  addr : アイコン・イメージ・データの格納先頭アドレス。自動
/手動を問わず、アイコン化されたウィンドウに表示さ
れるイメージ・データは、あらかじめ、アイコン・イメ
ージ・データ記憶エリア22000に格納されている。
(8)exist : 非表示ウィンドウ存在フラグ。非表示ウィンドウが存在
する時オン、存在しない時オフ。フラグ・オン時、非表
示ウィンドウ選択ボックス2600を表示する。
(9)fp: 表示優先度が1つ高いウィンドウへのポインタ。
(10)  bp : 表示優先度が1つ低いウィンドウへのポインタ。
上記(8)、 (9)のポインタは、ウィンドウ間を、
表示優先度に基づいてリンクするための双方向ポインタ
である。
ウィンドウ管理テーブルのヘッダ部には、(11)FP
: 表示優先度が最も低いウィンドウへのポインタ。
(12)BP: 表示優先度が最も高いウィンドウへのポインタ。
このウィンドウ管理テーブルが示すウィンドウを基点と
する双方向のウィンドウ順次アクセスが可能である。
さて、ウィンドウやアイコンが、第4図(a)に実線で
示した如く配置されている状態の時、ウィンドウ管理テ
ーブル1000の内容は、第7図に示した通りとなって
いる。
ウィンドウ/アイコンの表示優先度は、低いものの順に
、W4→W2→W5→W1→W3→W6であり、fp、
 bp、 FP、 BPの各欄は、この順番にアクセス
できるようにリンクされている。W2とW4は、オペレ
ータによって手動アイコン化されている。従って、W2
とW4の手動アイコン化フラグ欄mifは、フラグ・オ
ンとなっている。
ウィンドウの位tsxcoldF ycoldには、第
4図(a)に示した各ウィンドウ/アイコンの位置が記
憶されている。同様に、ウィンドウの大きさ欄mold
、 holdにも、各ウィンドウ/アイコンの大きさが
記憶されている。ここで、W2とW4は、アイコン化さ
れているので、ウィンドウの位置、大きさのセーブ°エ
リアxc、 yc、 width、 heightには
、アイコン化される前の通常の状態でのウィンドウの位
置、大きさがセーブされている。
第4図(a)において、アクティブ・ウィンドウW6を
破線で示した如くサイズ変更するには、例えば、マウス
・ポインタをW6の大きさの境界を示すサイジング・ボ
ーダの右下隅へ位置決めし、マウス・ボタンを押したま
ま、同図(b)に示した位置までドラッグし、ボタンを
離す。
この操作に対応するサイジング・ボーダのラバー・バン
ド表示等の処理は、第1図における制御部3000が担
当する。マウス・ボタンを離した瞬間。
制御部は、ウィンドウ再配置制御部4000を起動し、
つぎにウィンドウ表示制御部5000を起動する。
ウィンドウ再配置制御部4000は、ノン・アクティブ
・ウィンドウW3.Wl、W5.W2.W4を表示する
か否か、表示するとしたらアイコン表示するか否か、ウ
ィンドウの表示位置は変えた方がよいか否かを決定する
部分である。その処理フローを第8図に示す。
ステップ4005で、サイズの大きくなったアクティブ
・ウィンドウW6の位置、大きさlfi! xcnet
y。
ycnetIl、 wnew、 hnewをセットする
ステップ4010で処理対象ウィン1−ウを初期セット
する。処理は、ノン・アクティフ・ウィンドウを、表示
優先度の高いもの順に行なうので、ウィンドウW3が初
期セットされる。
ステップ4015で、2種類の複合長方形CRIとCR
2を計算する。
第9図に複合長方形CRI、CR2を示す。同図(a)
はCRI、同(b)はCR2である。CRIは、処理対
象ウィンドウより表示優先度の高いすへてのウィンドウ
が占有している領域である。
CR2は、処理対象ウィンドウを除くすへてのウィンド
ウが占有している領域である。CR2を例にとり、この
複合長方形計算の過程を第10図(a)〜(d)に示す
同図(a)は、その初期状態を示したものであり、処理
対象ウィンドウW3を除くすへてのウィンドウの4頂点
を示している(図中・印はウィンドウの4頂点である)
。同図(a)において、各ウィンドウ長方形の両対角点
X座標で画面をy軸に平行に分割し、その各分割画面を
、各ウィンドウ長方形の両対角点X座標でy軸に平行に
分割して、小長方形を得る。
これを同図(b)に示す。同図(b)において、元のウ
ィンドウ長方形に属さない小長方形を削除する。
これを同図(c)に示す。同図(c)において、各頂点
に隣接する頂点を求める。この隣接頂点の数は、 (i)  Oケ(なし) (ii)  1ケ (■) 2ケ (iv)  3ケ の4通りの場合がある。上記(i)の場合には、求める
複合長方形CR2の頂点の1つとして、これを登録する
。上記(ii)の場合、2頂点を結ぶ線分がy軸または
y軸に平行なら、この頂点は登録せず、それ以外なら登
録する。上記(iij )の場合、隣接2頂点を結ぶ線
分が、y軸またはy軸に平行なら、この頂点は登録せず
、それ以外なら登録する。
上記(iv)の場合、この頂点は登録しない。
このようにして登録された頂点を同図(d)に示す。最
後に頂点間を辺で結ぶ。まず、頂点間を水平な辺で結ぶ
。これは、っぎのようにすることで実現できる。まず、
各頂点をy座標最小順、X座標が同一ならX座標最小順
に整列させる。つぎに、X座標が最も小さい頂点群を取
り出し、X座標が小さい頂点から順に2つずつペアにし
て、これらを辺で結ぶ。以下、未処理の頂点がなくなる
までこれを繰り返す。つぎに、上記と同様にして、頂点
間を垂直な辺で結ぶ。
つぎに、ステップ4020で、上記CRI/CR2に属
さない領域(W3をこの領域の内部に配置できればW3
はオペレータに見えるという意味で。
これを可視領域と呼ぶこととする)を最小数の長方形に
水平/垂直分割する。
第11図、第12図に、これらを示す。第11図は水平
分割の例、第12図は垂直分割の例である。第11図(
a)、第12図(a)は、可視領域CRIを水平/垂直
分割した例、第11図(b)、第12図(b)は、可視
領域mを水平/垂直分割した例である。
分割の方法を第13図に示す。これは、可視領域てTT
の水平分割の例である。
先にステップ4015で計算した複合長方形CR2に、
画面の長方形を追加し、水平な辺を削除する。
これが同図(a)である。処理は、走査線法により行な
う。まず、各頂点のy座標リストを作成し。
これをy座標量tJs順に整列させる(y工、y2゜Y
 31・・・)。つぎに、最小のy座標を1つ取り出し
(1) 垂直辺の出入りの管理 (ii)  新走査線の作成 (iii)  新、旧両走査線の比較 を行なう。以下、上記を繰り返す。
第13図(a)を参照して説明する。初期状態では、垂
直辺なし、走査線なし、である。座標y工で垂直辺e1
とe工2が進入する。走査線は1ケであり、その左端辺
はe2、右端辺はeユ2である。
新、旧両走査線を比較する。走査線が変化したので回走
査線を出力する(この場合、回走査線なしなので何もし
ない)。つぎに座標y2八移行する。
垂直辺e7とeユ。が進入する。走査線は2ケであり、
第1の走査線の左端辺はe工、右端辺はe7、第2の走
査線の左端辺はelo、右端辺はeよ2である。新、旧
両走査線を比較する。回走査線は新走査線のいずれとも
等しくないので、回走査線を核とする長方形2900を
出力する。すなわち、左端辺e1、右端辺e工2、上辺
y□、下辺y2−1で囲まれる長方形を出力する。以下
、同様である。
このようにして得られた分割長方形の集合を、(CRI
)、:可視領域CRIを水平分割して得られた長方形の
集合。
(CRl )、 :可視領域CRIを垂直分割して得ら
れた長方形の集合。
(3丁丁)h:可視領域てIrを水平分割して得られた
長方形の集合。
(てTT)、:可視領域でr丁を垂直分割して得られた
長方形の集合。
とする。
(以下余白) つぎに、ステップ4025で、上記分割長方形2900
の幅と高さの最大値、最小値を計算する。式で表現する
と、 ここに、 wmin :分割長方形の幅の最/J\値。
h min :分割長方形の高さの最小値。
wmax:分割長方形の幅の最大値。
h max :分割長方形の高さの最大値。
w(ri):分割長方形r1の幅。
h (ri) :分割長方形r1の高さ。
となる。
つぎに、ステップ4030て処理対象ウィンドウW3を
表示するか否かをファジィ・ルールを用いて決定する。
用いるルールは、 ■−■: IF wmax=Ps THEN u =N
D■−■: IF hmax=Ps THEN u =
NDI−■:IF wmin=PL AND  hmi
n=PLTHEN u =DS ここに、 PS:正で小さい(Plus Small)PL:正で
大きい(旦1us Large)ND:表示しない(N
ot見1splay)DS:表示する (旦1旦pla
y) である。
分割長方形の集合を、その幅と高さに注目して、クラス
タ分けすると、第14図(a)に示したようになる。上
記ルールI−■はクラスタ]、ルールI  :X、:は
クラスタ2、ルール1−qiはクラスタ3に対応する。
今、wmin=32 (ドツト)、h m1n== 1
6 (t” 7ト)、wmax=640()” 7ト)
、h max=400(ドツト)、であるとして、ルー
ルを用いて表示/非表示の推論の一例を示す。
第15図のように、ルールI−■の条件に、あてはまる
度合が0.1だったとすると、ルール■−■の結論であ
る「表示しない」は、グレード値が0.1の「表示しな
い」と解釈する。ルールI−■についても同様に処理し
て、例えば、グレード値0.1の「表示しない」と解釈
する。ルールI−■は、2つの条件がANDで結合され
ているので、各々の条件にあてはまる度合のうちの小さ
い方を採用して、例えば、グレート値0.5の「表示す
る」と解釈する。最後に、これら3つの結論とグレード
値によって決められる三角形を重ね合わせ(maxを取
り)、複合三角形を得て、その重心の位置が1に近いか
2に近いかを読み取ることにより、「表示しない」か、
「表示する」かを決定する。本処理例では、第15図よ
り明らかなように「表示する」と決定される。
つぎに、ステップ4035で、処理対象ウィンドウW3
は1表示すると決定されたか否かを判定する。
表示しないと決定された場合には、ステップ4075へ
進む。
ステップ4075では、ウィンドウ管理テーブル100
0をセットする。まず、対象ウィンドウW3の自動非表
示化フラグ欄aefnewをフラグ・オンとする。つぎ
にウィンドウの位置4ttixc、 yc、 xcne
誓。
ycnewに元の値をセットする。すなわち、xc4−
xcold yc←ycold XCneW←xcold yCneW←ycold としておく。つぎに、ウィンドウの大きさ欄wnew 
hneυをセットする。この場合、 (1)ウィンドウの旧状態が通常表示であったなら、w
idth4−tgold height4−hold %inew←0 hneti4−0 とし、 (2)ウィンドウの旧状態がアイコン表示または非表示
であったなら、 すneす←0 hne警←O とする。さらに、ステップ4070へと進む。
ステップ4035で、処理対象ウィンドウW3を表示す
ると判定された場合、ステップ4040へ進む。
現処理例では、こちらへ進む。
ステップ4040では、処理対象ウィンドウw3を表示
するに当たり、通常のウィンドウ表示を行なうのか、そ
れともアイコン表示するのかを、ファジィ・ルールを用
いて決定する。用いるルールは、■−■: IF wm
ax=PS AND hmax=PsTHEN   u
=Ic ■−■: IF wmin=PL THEN  u =
NI■−■:IF hmin=PL THEN  u=
NIここに。
IC=アイコン表示する(Iconize)N■:アイ
コン表示しない(Not Iconize)である。
先に、第14図(a)に分割長方形をクラスタ分けして
示した。このうち、「表示する」に対応するクラスタ3
だけを抜き出し、さらにクラスタ化したものが同図(b
)である。上記ルール■−■はクラスタ1、ルール■−
■はクラスタ2、ルール■−■はクラスタ3に対応する
第16図のように、ルール■−■の2つの条件にあては
まる度合は、いずれも0.1だったとすれば、ルール■
−■の結論である「アイコン表示する」は、グレード値
が0.1の「アイコン表示する」と解釈する。ルール■
−■、ルール■−■についても同様に処理して、グレー
ド値が0.9゜0.5の「アイコン表示しない」と解釈
する。最後に、これら3つの結論とグレード値によって
決められる三角形を重ね合わせ(maxを取り)、複合
三角形を得て、その重心の位置が1に近いか2に近いか
を読み取ることにより、アイコン表示するか、しないか
を決定する。本処理例では、第16図より明らかなよう
に、「アイコン表示しない」と決定される。つまり、通
常のウィンドウ表示を行なうことが決定される。
つぎに、ステップ4045で、上記決定結果に基づいて
、ウィンドウ管理テーブル1000をセットする。まず
、処理対象ウィンドウW3の自動アイコン化フラグ欄、
自動非表示化フラグ欄、aifnew。
aefnetyをフラグ・オフとする。
つぎに、ステップ4040での決定の結果が「アイコン
表示する」であったなら、aifnewをフラグ・オン
とする。つぎに、ウィンドウの中心位置は変えないので
、ウィンドウの位置欄XC+ YC+ XCneW。
ycnewに元の値をセットする。すなわち、xc=x
cold yc=ycold xcnew:”:xcold ycnew = ycold とする。
つぎに、ウィンドウの大きさswnew、 hnewを
セットする。ウィンドウの大きさは1通常表示、アイコ
ン表示、非表示の、各々に対応して3種類あり、3X3
=9種類の変更が発生し得る。第17図にこれを示す。
ウィンドウの新状態が通常表示の場合、すなわち、先の
ステップ4040での決定の結果が「アイコン表示しな
い」であった場合、 (1)ウィンドウの旧状態が通常表示であったなら、w
new+wold hnew4−hold とし、 (2)ウィンドウの旧状態がアイコン表示または非表示
であったなら、 wnew←width hnew4−height とする。
また、ウィンドウの新状態がアイコン表示の場合、すな
わち、先のステップ4040での決定の結果が「アイコ
ン表示する」であった場合、(1)ウィンドウの旧状態
が通常表示であったなら、width←wold height 4− hold ionew←’1w (アイコンの幅、固定サイズ)h
new4−ih (アイコンの高さ、固定サイズ)とし
、 (2)ウィンドウの旧状態がアイコン表示または非表示
であったなら、 wnew←j− hneυ←ih とする。
以上で、処理対象ウィンドウW3を、現在の位置に表示
するとした時のウィンドウの大きさが確定する。
つぎに、ステップ4050で、ウィンドウW3を仮りに
、現在の位置に表示するとした時の、オペレータにとっ
ての満足度を、ファジィ・ルールを用いて評価する。用
いるルールは。
■−■: IF v =PL’ AND s =psT
HEN u =SL ■−■:IF  v=Ps  AND  5=PLTH
EN  u  =NS ここに、 V:可視率 S:遮蔽率 SL:選択する(Se↓ect) NS:選択しない(Not 5elect)である。
可視率Vは、対象ウィンドウW3のうちの、オペレータ
に見える部分の面積の、ウィンドウの面積に占める割合
として定義し、遮蔽率Sは、ウィンドウW3のうちの、
表示優先度のより低い他のウィンドウを遮蔽している部
分の面積の、ウィンドウの面積に占める割合として定義
する。
可視率Vの計算には、ウィンドウW3のうちの、オペレ
ータに見える部分の面積の計算が必要である。その計算
法を第18図に示す。同図(a)において、大枠の長方
形をウィンドウW3、それ以外の長方形をウィンドウW
3より表示優先度の高いウィンドウとすると、オペレー
タに見える部分は、ハツチングを施した部分となる。
各ウィンドウ長方形の両対角点y座標で、ウィンドウW
3を水平に分割し、両対角点X座標でW3を垂直に分割
して、小長方形を得る。これを同図(b)に示す。つぎ
に、各小長方形が、各ウィンドウ長方形に属するか否か
(重なりがあるか否か)を判定し、判定結果を、オン(
属さない)、オフ(属する)のフラグとして記憶する。
これを同図(C)に示す。最後に、フラグ・オンの小長
方形の面積を集計すれば、これが、オペレータに見える
部分の面積である。
本処理では、第4図(a)より明らかなように、ウィン
ドウW3の可視率V=Oである。
遮蔽率Sの計算もほぼ同様である。再び第18図を参照
して説明する。
同図(a)において、大枠の長方形をウィンドウW3、
それ以外の長方形をウィンドウW3より表示優先度の低
いウィンドウとすると、ウィンドウW3が他を遮蔽して
いる部分は、ハツチングを施していない部分となる。
前記と同様にして、小長方形を得(同図(b))。
各小長方形につき、オン・オフ・フラグを得る(同図(
C))。最後に、フラグ・オフの小長方形の面積を集計
すれば、これが、他を遮蔽している部分の面積である。
本処理例では、第4図(a)より明らかなように、ウィ
ンドウW3の遮蔽率s =−X 100 = 8 、3
%である。
第19図において、今v=o、s=8.3であるから、
ルール■−■の第1の条件にあてはまる度合は0、第2
の条件にあてはまる度合は1であるから、そのうちの小
さい方をとって、ルール■−■の結論である「選択する
」は、グレード値がOの「選択するJと解釈する。同様
に、ルール■−■の第1の条件にあてはまる度合は1.
第2の条件にあてはまる度合は0.1であるから、その
うちの小さい方をとって、ルール■−■の結論である「
選択しない」は、グレード値が0.1の「選択しない」
と解釈する。
最後に、これら2つの結論とグレード値によって決めら
れる三角形を重ね合わせ(a+axをとり)、複合三角
形を得て、その重心の位置を計算する。
これを、満足度Uとして記憶しておく。
本処理例では、上記より明らがなごとく、ウィンドウW
3の満足度u=1.Oとなっている。
つぎに、ステップ4o55では、先にステップ4020
で求めた分割長方形の中から、現状の満足度U(= 1
.0)を上回る満足度を有するものを選択する。
対象ウィンドウw3を、分割長方形のどの位置へ移動す
るかは、ウィンドウw3と分割長方形の大きさの関係に
よって決める。第20図にこれを示す。同図において、
大枠で示した長方形が分割長方形2900であり、細枠
で示した長方形が対象ウィンドウW3を示す。
同図(a)は、幅も高さも分割長方形の方がウィンドウ
W3よりも大きい場合であり、この場合には、W3が分
割長方形に含まれ、がっ、移動距離が最小となるような
位置を選択する。同図(b)は。
幅は分割長方形の方が大きいが、高さが小さい場合であ
る。この場合には、ウィンドウW3の上端を分割長方形
2900の上端に合わせ、W3の左端および右端が、分
割長方形2900の左端と右端とで囲まれる領域の内部
にあり、かつ、移動距離が最小となるような位置を選択
する。同図(C)は、高さは分割長方形の方が大きいが
、幅が小さい場合である。この場合には、ウィンドウW
3の左端を分割長方形の左端に合わせ、W3の上端およ
び下端が、分割長方形の上端と下端とで囲まれる領域の
内部にあり、かつ、移動距離が最小となるような位置を
選択する。同図(d)は、高さも幅も分割長方形の方が
小さい場合であり、この場合には、ウィンドウW3の左
上端点を、分割長方形の左上端点に合わせる。
上記規則により対象ウィンドウW3の位置を定めれば、
ステップ4050と同様にして、すべての分割長方形の
満足度を求めることができる。ステップ4055では、
これらの中から、現状の満足度Uを上回る満足度を有す
る分割長方形を選出する。
っぎに、ステップ4060では、上記分割長方形の有無
を判定する。上記分割長方形がなければ、ウィンドウW
3の位置は現状のままとすへく、ステップ4070へ進
み、あれば、ウィンドウw3を移動すへくステップ40
65へ進む。
ステップ4065では、上記分割長方形の中で、最大の
満足度を有するものを1つ選択し、そこへウィンドウW
3を移動すべく、ウィンドウ管理テーブル1000の位
置111xcnety、 ycnetI+を更新する・
最後に、ステップ4070で、ウィンドウw3より1つ
表示優先度の低いウィンドウを求め、これが存在すれば
、そのウィンドウについて処理すべく、ステップ401
5へ戻る。このようにして、すべてのウィンドウについ
て処理を終えると、ウィンドウ再配置制御部4000で
の処理を終了する。
制御部3000は、つぎにウィンドウ表示制御部500
0を起動する。ウィンドウ表示制御部5000は、ウィ
ンドウ管理テーブル1000の内容に基づいて、画面へ
のウィンドウ表示状態を、旧状態から新状態へと変更す
る。その処理フローを第21図に示す。
まず、ステップ5005で、自動非表示化されたウィン
ドウがあるか否かを調べる。具体的には、ウィンドウ管
理テーブル1000の自動非表示化フラグ欄aefne
wが、オンとなっているウィンドウがあるか否かを調べ
る。
つぎに、ステップ5010で、前ステップでの探索結果
を判定し、非表示ウィンドウありの場合には。
ステップ5015へ進み、非表示ウィンドウなしの場合
には、ステップ5015での処理は不要なので、ステッ
プ5020へ進む。
ステップ5015では、ウィンドウ管理テーブル上で、
表示優先度の最も高い通常ウィンドウを探し出し、その
ウィンドウの非表示存在フラグ欄existを、フラグ
・オンとする。通常ウィンドウなし、すなわち、すべて
アイコン表示か非表示の場合には、フラグ・オンとはし
ない。
ステップ5020〜ステツプ5055は、ウィンドウの
画面への表示状態を旧状態から新状態へと更新する処理
である。
まず、ステップ5020で、処理対象ウィンドウを、表
示優先度の最も高いアクティブ・ウィンドウに初期セッ
トする。
つぎに、ステップ5020で、対象ウィンドウの旧状態
が表示であったか否かを判定する。旧状態が表示であっ
た時には、該ウィンドウを消去すべく、ステップ503
0へ進み、旧状態が非表示であった時には、ウィンドウ
消去は省略できるので、ステップ5035へ進む。
ステップ5030では、旧ウィンドウを消去する。
第22図にウィンドウ消去の方法を示す。
同図(a)において、大枠で示した長方形が対象ウィン
ドウであるとする。対象ウィンドウを消去するとは、同
図(b)に示した如く、対象ウィンドウが占有していた
部分を復元することである。このために、対象ウィンド
ウが占有していた部分のうち、対象ウィンドウより表示
優先度の高いウィンドウ群が占有していない部分を対象
に、対象ウィンドウより表示優先度の低いすべてのウィ
ンドウを表示する。この時、各ウィンドウの背景画面の
表示も含める。
基本的考え方としては、表示優先度の低いウィンドウか
ら順に、上記表示対象領域へ表示していく。背景画面は
、各ウィンドウよりさらに表示優先度の低いウィンドウ
として扱う。実際には、上記表示対象領域を、複数の小
長方形に分割し、この小長方形ごとに、対応するウィン
ドウを表示する。
つぎに、第21図ステップ5035で、対象ウィンドウ
の新しい表示状態が、通常のウィンドウ表示か、アイコ
ン表示か、非表示かを判定する。その結果、通常表示な
ら、ステップ5045.5050へ進み、ウィンドウを
表示する。この時、第22図(c)に示したように、対
象ウィンドウより表示優先度の高いウィンドウ群が占有
している部分は避けて表示する。
ウィンドウ表示は、2ステツプに分けて行なう。
第1ステツプでは、ウィンドウのノン・クライアント・
エリアを表示する(ステップ5045)。この時、前記
非表示ウィンドウ存在フラグexistを参照し、フラ
グ・オンなら、前記非表示ウィンドウ選択ボックス26
00を表示し、フラグ・オフならボックス表示は行なわ
ない。また、第2ステツプでは、クライアント・エリア
を表示する(ステップ5050)。
また、ステップ5035での判定の結果、アイコン表示
であったなら、ステップ5040へ進み、アイコン・イ
メージ・データを新しい位置へ表示する。
この時、前記と同様に、より表示優先度の高いウィンド
ウ群が占有している部分は避けて表示する。
また、ステップ5035での判定の結果、非表示であっ
たなら、何もせずステップ5055へと進む。
つぎに、ステップ5055では、対象ウィンドウより、
表示優先度が1つ低いウィンドウを求め、それが存在す
れば、それを新たな対象ウィンドウとして処理すべく、
ステップ5025へと戻る。このようにして、すべての
ウィンドウ表示を更新終了した時、ウィンドウ表示制御
部5000での処理は終了となる。
この時画面は、第4図(a)の状態から同図(b)の状
態へと変化している。
以上が、本発明の第1実施例の説明である。
上記実施例では、オペレータ・によるウィンドウ操作の
結果、見えなくなったウィンドウは、十分な大きさの見
える場所があれば、そこへ移動する。
また、見える場所はあるが、小さくてアイコン表示ぐら
いしかできないようならアイコン化して表示する。また
、アイコン表示もできないようなら非表示として、非表
示ウィンドウの存在をオペレータに知らしめ、その選択
のための手段を提供する。このように、オペレータにと
って理解しやすい自然な考え方でウィンドウを再配置す
るので、操作性がよい。
また、ウィンドウを表示すべきが非表示とすべきか、表
示するなら通常のウィンドウ表示とすべきかアイコン表
示とすべきか、その表示位置は変えるべきか否か、の決
定は、オペレータの持つあいまいさを取り込んで行なう
ようになっているので、人間に一歩近づいた親和性の高
い方式となっている。
(以下余白) 次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例において許容される。ウィンドウの表示様式は
、上述した第1実施例と同様に、(1)非表示、(2)
アイコン表示、(3)通常表示、の3種類である。これ
らについては、既に述へたので説明は省略する。
なお、本実施例の制御および後述する第3実施例の制御
は、各々後述するフローチャートに従って実行されるが
、その実行は、例えば、上記第23図に示したハードウ
ェアシステムを用いて行なうことができる。
本実施例において、ノン・アクティブ・ウィンドウや、
ノン・アクティブ・アイコンの再配置は、表示優先度の
高いものの順に逐次1ケずつ処理していくが、その手順
は、第24図に示すように、7つのステップで行なう。
以下、各ステップでの処理の概要を説明する。
(1)配置候補領域列挙 対象ウィンドウを現在の表示位置でなく、別の位置に表
示するとした時の、候補となり得るすへての領域(長方
形)を列挙するステップである。
その方法は、まず、対象ウィンドウよりも表示優先度の
高い、すべてのウィンドウまたはアイコンで形成される
複合長方形を計算する。対象ウィンドウを、この複合長
方形に重ならないように配置できれば、対象ウィンドウ
は100%オペレータに見え、高い水準の満足度が得ら
れるものと考えられる。その意味で、この複合長方形は
、対象ウィンドウの配置禁止領域である。そこで、この
複合長方形以外の領域から、候補となり得る最小数の長
方形を列挙する。これを配置候補領域と呼ぶこととする
(2)配置候補領域への表示様式の決定上記(1)で求
めた配置候補領域へ対象ウィンドウを配置する時の、対
象ウィンドウの表示様式を定めるステップである。「通
常表示」の場合、rサイズ変更せずに通常表示」と、r
サイズ変更して通常表示」、の2つの選択枝が考えられ
るが、オペレータの許可なく、自動的にサイズ変更する
ことには問題が多いと思われるので、ここでは、前者の
rサイズ変更せずに通常表示」を選ぶこととする。
なお、サイズの変更を許すモードと許さないモードとを
設け、いずれかを選択できるようにしてもよい。
配置候補領域の大きさは、多様であり、「通常表示」に
限らず、「非表示Jが適切なものもあれば、「アイコン
表示」が適切なものもある。本ステップでは、複数の配
置候補領域の各々につき、その大きさに注目して、上記
3種類の表示様式の中から最も適切と思われる表示様式
を1つ選択する。この選択にはあいまいさを伴うので、
ファジィ推論によりこれを行なうこととする。
(3)対象ウィンドウの表示様式決定 上記(2)の配置候補領域への表示様式決定で、候補領
域すべてについて、その表示様式は「非表示」が適切で
あると決定された場合には、対象ウィンドウの表示様式
は「非表示」とするのが適切である。また、「アイコン
表示」や「通常表示」が適切であると決定された候補領
域が1つ以上存在すれば、対象ウィンドウの表示様式を
「アイコン表示」や「通常表示」とするのが適切である
本ステップでは、前ステップでの候補領域ごとの個々の
選択結果を総合的にとらえて、対象ウィンドウの表示様
式を決定する。
(4)対象ウィンドウの現状評価 対象ウィンドウを、仮りに現在の位置に、現在の表示様
式のままで表示するとした時の、オペレータにとっての
満足度を評価する。その方法は、後述する(5)の配置
候補領域評価と同じなので、ここでは説明を省略する。
(5)配置候補領域評価 対象ウィンドウを配置候補領域へ配置した時の、オペレ
ータにとっての満足度を、個々の配置候補領域について
評価する。対象ウィンドウを再配置すると、一般にその
位置が変わる。この現在位置からの移動距離が太きけれ
ば、オペレータは混乱するであろう。そこで、この移動
距離を、満足度を左右する要因の一つと考える。また、
対象ウィンドウを再配置したとしても、対象ウィンドウ
は、一般に、より表示優先度の高いウィンドウによって
ダメージを受け、ウィンドウ全体が100%オペレータ
に見えるとは限らない。対象ウィンドウの大きさが、配
置候補領域の大きさを上回る場合もあるからである。こ
の、オペレータに見える部分の大きさが満足度を左右す
るもう一つの要因と考えられる。本ステップでは、これ
ら2つの要因を総合して満足度を決定する。この決定に
あいまいさを伴うので、ファジィ推論によりこれを行な
う。
なお、前ステップでの現状評価においては、上記現在位
置からの移動距離はゼロ、すなわち、本ステップの特別
な場合として取り扱うことができる。
(6)配置候補領域選出 満足度が、現状を大きく上回る配置候補領域を選出する
。この選出にはあいまいさを伴うので、ファジィ推論に
よりこれを行なうこととする。
(7)対象ウィンドウの表示位置決定 前ステップでの選出の結果、選出された候補領域なしの
場合には、現状を上回る満足度を有する候補領域がなか
ったことになり、対象ウィンドウは、現状のまま、その
位置と表示様式を保持することとする。しかし、選出さ
れた候補領域ありの場合には、現状を上回る満足度を有
する候補領域があったことになり、それらの中で、最大
の満足度を有する候補領域の位置へ、対象ウィンドウを
再配置する。
次に、本実施例のウィンドウ再配置方式の動作の具体例
について説明する。具体例としては、第25図を用いる
こととする。
同図の左側に示すものが、オペレータによるウィンドウ
操作前の各ウィンドウの配置状態を表わしている。ここ
では、ウィンドウ/アイコンの表示優先度は、高いもの
の順に、W6→W3→W1→W5→W2→W4である。
W2とW4は、オペレータによって手動アイコン化され
ている。また、表示優先度の最も高いW6は、アクティ
ブ・ウィンドウと呼ばれる。
この状態で、アクティブ・ウィンドウW6を破線で示し
た如くサイズ変更するには、マウス・ポインタをW6の
サイジング・ボーダの右下隅へ位置付け、マウス・ボタ
ンを押したまま、破線の位置までドラッグし、ボタンを
離す。ウィンドウ・システムは、このドラッグ操作に応
答して、サイジング・ボーダのラバー・バンド表示等を
行なう。
オペレータがマウス・ボタンを離した瞬間、本実施例の
ウィンドウ再配置処理が実行され、アクティブ・ウィン
ドウW6を除く、他のすべてのウィンドウ/アイコンが
再配置される。その結果が第25図の右側に示される。
ウィンドウ再配置処理では、ノン・アクティブ・ウィン
ドウ/ノン・アクティブ・アイコンW3゜Wl、W5.
W2.W4の表示様式(非表示/アイコン表示/通常表
示)が定められ、その表示位置が決定される。その処理
フローを第26図に示す。以下、順を追って説明する。
まず、ステップ110で、アクティブ・ウィンドウW6
の位置、大きさを最新の状態に更新する。
次に、ステップ120で、再配置すべきウィンドウ/ア
イコンの有無を判定し、これがない場合、すなわち、ア
クティブ・ウィンドウだけの時は何も処理する必要がな
いので、再配置処理は終了とする。これがある場合は、
これらを1つずつ再配置すべく、ステップ130へ進む
ステップ130では、再配置対象ウィンドウを初期セッ
トする。再配置は、ノン・アクティブ・ウィンドウ/ノ
ン・アクティブ・アイコンを表示優先度の高いものの順
に1つずつ行なっていくので、W3が対象ウィンドウと
して初期セットされる。
ステップ135で、対象ウィンドウW3が、FixかF
loatかを判定する。対象ウィンドウがFixである
とは、対象ウィンドウが、オペレータによって固定され
ている状態であり、この場合には、アクティブ・ウィン
ドウW6がどのように変わろうとも、対象ウィンドウは
現状のまま不変とすべきなので、次ウィンドウへ移行す
べくステップ310へ進む。
また、対象ウィンドウがFloatであるとは、対象ウ
ィンドウが、オペレータによって固定されていない場合
であり、この場合には、本実施例のウィンドウ再配置処
理が行なわれるへきなので、ステップ140へ進む。
ステップ140〜300では、対象ウィンドウW3がF
loatの場合に、その位置、大きさを決定してゆく。
その結果、W3は、第25図の右側に示し・〜如く再配
置される。W3再配置後は、第26図ステップ310に
て、再配置すべきすべてのウィンドウ/アイコンについ
て処理終了したか否かを判定する。判定の結果、すべて
のウィンドウ/アイコンについて処理終了した場合には
、再配置処理は終了となる。
未処理のウィンドウ/アイコンがある場合には、これを
処理すべく再びステップ135に戻る。ここでは、説明
の都合上、W3ではなく、W3は、第25図右側に示し
た如く再配置されたとして、その次のWlを対象ウィン
ドウとして説明を進める。
ステップ135で、対象ウィンドウW1はFixかFl
oatかを判定する。対象ウィンドウW1は、今、Fl
oatであったとすれば、再配置処理を実行すべくステ
ップ140へ進む。
ステップ140で、対象ウィンドウW1より表示優先度
の高いすへてのウィンドウが占有している領域(複合長
方形)を計算する。ここでは、該当するウィンドウはW
6とW3の2っであるから、求める複合長方形は第27
図に示したものとなる。
この複合長方形を求める計算の過程を第28図に示す。
同図は、その初期状態を示したものであり、該当ウィン
ドウであるW6.W3の4頂点を示している(図中・印
はウィンドウの4頂点である)。
同図(a)において、各ウィンドウの両対角点X座標で
画面をy軸に平行に分割し、その各分割画面を、各ウィ
ンドウの両対角点X座標でy軸に平行に分割して、tJ
X長方形を得る。これを同図(b)に示す。同図(b)
において、もとのウィンドウに包含されない小長方形を
削除する。これを同図(c)に示す。
同図(c)において、各頂点ごとにそれに隣接する頂点
を求める。この隣接頂点の数は、(i)0、(ii) 
 1. (ni) 2、(iv)3、の4種類がある。
上記(i)の頂点は、これを求める複合長方形の頂点の
1つとして残す。上記(ii)の頂点については、2頂
点を結ぶ線分がy軸またはy軸に平行なら。
この頂点は削除し、それ以外なら残す。上記(iii)
の頂点については、隣接2頂点を結ぶ線分が、y軸また
はy軸に平行なら、この頂点は削除し、それ以外なら、
この頂点を残す。上記(iv)の頂点は削除する。この
ようにして残された頂点を同図(d)に示す・ 最後に、頂点間を辺で結ぶ。まず、頂点間を水平な辺で
結ぶ、これは、つぎのようにして行なう。
まず、各頂点をy座標最小順、X座標が同一ならX座標
最小順に整列させる。次に、X座標が最も4−さい頂点
群を取り呂し、X座標が小さい頂点から順に2つずつペ
アにして、これらを辺で結ぶ。
以下、未処理の頂点がなくなるまでこれを繰り返す。次
に、上記と同様にして、頂点間を垂直な辺で結ぶ。
以上が第26図におけるステップ140での複合長方形
計算の概要である。
次に、ステップ150で、上記複合長方形に属さない長
方形領域(配置候補領域)を列挙する。
第28図を例にとり、配置候補領域列挙の方法を説明す
る。まず、複合長方形に属さない領域を最小数の長方形
に水平/垂直分割する。分割結果を第29図に示す。同
図(a)は、水平分割の結果H1〜H5、同(b)は垂
直分割の結果■1〜V5を示す。
第29図(a)の水平分割を例にとり、その分割方法を
第30図に示す。先に、ステップ140で計算した複合
長方形に表示スクリーン全体の長方形を追加し、水平な
辺を削除する。これが同図(a)である。
分割処理は、平面走査法により行なう。まず。
各頂点のX座標リストを作成し、これをy座標最小順に
整列させる0’1t ’/zr・・・)。次に、最小の
X座標を1つ取り出し、(1)垂直辺の進入・消滅の管
理、(il)断定査線の作成、(ni)新、旧両走査線
の比較、を行なう。以下、上記を繰り返す。
第30図(a)を参照して、その動作を説明する6初期
状態では、垂直辺なし、走査線なし、である。
座標y□で垂直辺e□とe5が進入する。これらをペア
にして断定査線を形成する(その左端辺はel、右端辺
はe、である)。新、口面走査線を比較すると、回走査
線はなし、断定査線はあり(1ケ)となっており、走査
線が変化したので回走査線を出力する(回走査線はない
ので、この場合、実際には何もしない)。次に、座標y
2へ移行する。
垂直辺e2とe3が進入する。この時垂直辺は、elt
 821 e3t e5の4ケとなっている。X座標の
小さい垂直辺から順に2ケずつペアにして、断定査線を
形成する。この場合、断定査線は2ケ形成される(第1
の断定査線の左右端辺はe工とe2、第2の断定査線の
左右端辺はe3とes)。回走査線は1ケであり、その
左右端辺はe工とe5である。
新、口面走査線を比較すると、回走査線は断定査線のい
ずれとも等しくない(同一の左右端辺を持たない)ので
、回走査線を囲む長方形(左辺e工、右辺eS、上辺y
工、下辺y2−1で囲まれる長方形)を出力する。
次に、座標y3へ移行する。垂直辺e、が消滅しeGが
進入する。この時、垂直辺は、e工、e2゜eSVeS
の4ケとなっている。前記同様、X座標の小さい垂直辺
から順に2ケずつペアにして、断定査線を形成する。こ
の場合、断定査線は、1ケ形成される(その断定査線の
左右端辺はe工とe2)。
回走査線は2ケであり、第1の回走査線の左右端辺はe
lとe2、第2の回走査線の左右端辺はe。
とe、である。新、口面走査線を比較すると、第1の回
走査線は、断定査線と等しい(同一の左右端辺を持つ)
ので、これを囲む長方形は出力しない。また、第2の回
走査線は、断定査線と等しくないので、これを囲む長方
形(左辺e□、右辺e6、上辺y2、下辺ya−1)を
出力する。
以下、同様にして分割長方形を得る(第30図(b))
以上が水平分割の概要である。垂直分割は、各頂点のX
+’/座標を交換した後、上記と同様にして行なう。
次に、上記で得られた水平分割長方形群H1〜H5と垂
直分割長方形群■1〜■5との可能な組み合わせを選択
する。可能な組み合わせとは、以下の2条件をいずれも
満足する組み合わせをいう。
(i)水平分割長方形と垂直分割長方形とが共通領域を
持つ。
(ii)面長方形の外接長方形と複合長方形とが共通領
域を持たない。
第31図(a)に、可能な組み合わせの選択結果を示す
。図中O印が可能な組み合わせであることを示す。この
可能な組み合わせの面長方形の外接長方形が、求める配
置候補領域である。同図(b)に、これを示す。
以上が第26図のステップ150での配置候補領域列挙
の方法である。
次に、第26図のステップ160へ進む。上記配置候補
領域のNtを判定し、Nt=O1すなわち、配置候補領
域なしの場合には、対象ウィンドウW1を「非表示」と
して、次のウィンドウ/アイコンへ処理を移行すべく、
ステップ310へ進む。また、Nt>Olすなわち、配
置候補領域ありの場合には、ステップ170へ進む。
ステップ170では、配置候補領域の各々に対して、ウ
ィンドウの表示様式(非表示/アイコン表示/通常表示
)をファジィ・ルールを用いて決定する。用いるルール
は、 (1) IF wt=Ps  AND h+=ANY 
THEN (1+=ND(2) IF wt=ANY 
AND ht=Ps  THEN dt=ND(3) 
IF wK=PM  AND h、=PM 、THEN
 d、、=IC(4) IF wt=PM  AND 
ht=PB  THEN dt=DN(5) IFυ。
=PB  AND hL=PM  THEN d+=D
N(6) IFす、=pBAND h、=ps  TH
EN d、=DNここに、 wI:配置候補領域i (i=1.2.−、 Nt)の
幅(ドツト) hi:配置候補領域1(i=1.2.・・・、 Nt)
の高さ(ドツト) d、:表示様式の決定変数(0:非表示、1:アイコン
表示、2:通常表示) PS:正で小(Positive Small)PM:
正で中(Positive Medium)PB:正で
大(Positive Big)ANY :任意 ND:非表示(Not Display)IC:アイコ
ン表示(Iconize)DN:通常表示(Displ
ay Normally)である。配置候補領域を、そ
の幅と高さに注目して分類し、上記ルール(1)〜(6
)との対応関係を示すと5第32図に示すようになる。
上記ルールを用いた表示様式決定の方法を第33図に示
す。
今、配置候補領域の幅と高さが、図示の如くそれぞれ8
0ドツト、80ドツトであったとする。
ルール(1)の第1の条件への適合度は0、第2の条件
への適合度は1である。2つの条件はrANDJで結合
されているので、各々の適合度のうちの小さい方を採用
して、グレード値Oの「非表示」と結論する。ルール(
2)〜(6)についても、同様に処理し、それぞれグレ
ード値0の「非表示J、グレード値0.26の「アイコ
ン表示」、グレード値0.23の「通常表示」、グレー
ド値0.23の「通常表示」、グレード値0.23の「
通常表示」と結論する。最後に、これら6つの結論を合
成しくmaxを取り)、多峰性の複合三角形を得て、そ
の中で、最大値を与える峰を読み取ることにより。
「非表示」、「アイコン表示」、「通常表示jを法定す
る。
次に、第26図ステップ180〜230で、対象ウィン
ドウW1の表示様式を決定する。
まず、ステップ180で、すべての配置候補領域が「非
表示」と決定されたか否かを判定する。今、Nic:r
アイコン表示」と決定された配置候補領域の数 Ndn:r通常表示」と決定された配置候補領域の数 とする。Nic+Ndn=0の時、すべての配置候補領
域が「非表示」と決定されたことになり、ステップ21
0でウィンドウW1の表示様式を「非表示Jとする。ま
た、Nic+Ndn>Oの時、ウィンドウW1の表示様
式を「アイコン表示」か「通常表示」のいずれかに決定
すべく、ステップ190へ進む。
ステップ190では、「通常表示」の選択枝の有無を判
定する。ウィンドウw1が、オペレータによって手動ア
イコン化されたウィンドウであれば、オペレータの指示
を継承して「アイコン表示」とすべきであり、「通常表
示」の選択は好ましくない。
従って、ウィンドウW1が手動アイコン化されたウィン
ドウであれば、ステップ220でウィンドウW1の表示
様式を「アイコン表示」とする。また、ウィンドウW1
が手動アイコン化されたウィンドウでなければ、ステッ
プ200へ進む。ステップ200では、「通常表示」と
決定された配置候補領域の有無を判定し、これがない時
、すなわち、Ndr+=Oの時、ステップ220でウィ
ンドウw1の表示様式を「アイコン表示」とする。また
、これがある時、すなわち、Ndn>Oの時、ステップ
230でウィンドウW1の表示様式を「通常表示」とす
る。
以上で対象ウィンドウW1の表示様式が定まることにな
る。
(以下余白) 次に、ステップ240で、対象ウィンドウW1の表示様
式が「非表示」と決定されたか否かを判定する。「非表
示」の場合には、対象ウィンドウW1は表示不要なので
、次のウィンドウ/アイコンへ処理を移行すべくステッ
プ310へ進む。また、「アイコン表示」または「通常
表示」の場合には、ステップ250へ進む。
ステップ250は、対象ウィンドウW1の現状評価のス
テップである。対象ウィンドウW1を、仮りに、現在の
位置に現在の表示様式のまま表示するとした時のオペレ
ータにとっての満足度を、ファジィ・ルールを用いて評
価する。本再配置方式は、「自動アイコン化」や「自動
リストア(元の状態に自動復帰)」の機能を含んでいる
ので、上記の表現は厳密には適切ではなル1゜表示様式
が、「通常表示」から「アイコン表示」へと変わる場合
が「自動アイコン化」であり、逆に、「アイコン表示」
から「通常表示」に変わる場合が「自動リストア」であ
る。この他に、「通常表示」や「アイコン表示」のまま
不変の場合もある。これらのうち、「自動リストア」の
場合における現在の位置および現在の表示様式とは、過
去に「通常表示であった最新の時点における位置および
表示様式と定義することにする。現状評価に用いるルー
ルは、 (7)  IF m、=PB AND pw、、=PS
  AND ph、、 =ANYTHEN s、、、=
PS (8)  IF  m、 =PB  AND  pw6
. =ANY  AND  ph、、j=PST)IE
N s、j=PS (9)  IF m、 =PS AND pw、、=P
B  AND ρh、、 = PBTHEN s、=P
B ここに、 m。(=O) :対象ウィンドウを現在の位置へ表示す
る時の移動距離(ドツト) pす。、:可視長方形Cj(j” 1 t 2.・・・
、Nc)の幅の対象ウィンドウの幅に占める割合(%)
ph。、:可視長方形C:J F ” 1 r L・・
・、Nc)の高さの対象ウィンドウの高さに占める割合 (%) 80ド可視長方形CjF = LL ’ ” ’ 、N
c)の満足度(%) である。可視長方形とは、対象ウィンドウw1のうちの
オペレータに見える領域の中から列挙した候補となり得
る最小数の長方形のことである。
可視長方形列挙の方法は、第26図□ステップ150の
配置候補領域列挙と同様である6すなわち、第27図に
おける表示画面全体を対象ウィンドウW1とみなすこと
によって、対象ウィンドウW1における可視長方形が列
挙できるので、ここでは説明を省略する。
可視長方形は、一般に、複数存在するので、対象ウィン
ドウW1の最終的な満足度としては、上記可視長方形ご
とに得られる満足度メンバーシップ関数をファジィ論理
和(wax)演算により統合し、その重心を読み取るこ
とで対象ウィンドウW1の満足度とする。
上記ルールを用いた満足度評価の方法を、第34図およ
び第35図に示す。第34図は、可視長方形cjの満足
度評価の方法を示したものである。
第35図は、各可視長方形の満足度の結合による対象ウ
ィンドウW1全体の最終的な満足度評価の方法を示した
ものである。
まず、第34図において、PWeJ+ Phejがそれ
ぞれ図示の如<40%、50%であったとする。Ill
、。
=0固定であり、ルール(7)の前件部の第1の条件へ
の適合度はO1第2の条件への適合度は0.5、第3の
条件への適合度は1、である。3つの条件はr AND
 jで結合されているので、各々の適合度のうちの小さ
い方を採用して、満足度SaJはグレード値OのPS 
(Positive Small)を得る。ルール(8
)、 ’(9)についても同様に処理し、それぞれ、グ
レード値0のPS、グレード値0.11のPa (Po
sitive Big)と結論する。最後に、上記3つ
の推論結果をファジィ論理軸(wax)演算により統合
して、可視長方形cjに対する満足度S。。
を得る。これをすべての可視長方形Cj(j=1,2゜
・・・、 Nc)について繰り返す。
次に、set (j==l、 z、・・・、 Ne)を
ファジィ論理軸(wax)演算により統合する。これを
第35図に示す。この統合結果が、対象ウィンドウW1
に対する最終的な満足度を与えるメンバーシップ関数で
あり、その重心の位置を読み取って、これを現状の満足
度C5゜とじて記憶しておく。
次に、第26図のステップ260では、先にステップ1
50で求めだすへての配置候補領域につき、その満足度
を計算する。
対象ウィンドウW1を配置候補領域のどの位置へ配置す
るかは、ウィンドウW1の大きさと配置候補領域の大き
さとの関係によって決める。第36図にこれを示す。同
図において、ハツチングを施した長方形が対象ウィンド
ウW1であり、ハツチングを施していない長方形が配置
候補領域1である。
同図(a)は、幅も高さも配置候補領域1の方がウィン
ドウW1よりも大きい場合である。この場合には、ウィ
ンドウW1が配置候補領域iに含まれ、かつ、移動距離
が最小となる位置を選択する。
同図(b)は、幅は配置候補領域iの方が大きいが、高
さが小さい場合である。この場合には、ウィンドウW1
の上端を配置候補領域iの上端に合わせ、Wlの左端お
よび右端が配置候補領域]の左端と右端とで囲まれる領
域の内部にあり、かつ、移動距離が最小となる位置を選
択する。
同図(c)は、高さは配置候補領域1の方が大きいが、
幅が小さい場合である。この場合には、ウィンドウW1
の左端を配置候補領域iの左端に合わせ、Wlの上端お
よび下端が配置候補領域1の上端と下端とで囲まれる領
域の内部にあり、かつ、移動距離が最小となる位置を選
択する。
同図(d)は、幅も高さも配置候補領域1の方か小さい
場合である。この場合には、ウィンドウW1の左上端点
を配置候補領域iの左上端点に合わせる。
上記規則により対象ウィンドウW1の位置を定め、Wl
を配置候補領域へ表示した時の満足度を評価する。評価
に用いるルールは、 (10) IF m+=PB AND pW+4=Ps
  AND phtj=ANYTHEN s、、”PS (11) IF m、=PB AND PWta=AN
Y AND phta=PsTHEN s、J=PS (12)  IF  m+=Ps  AND  pwt
a=PB  AND  phtj=PBTHEN  5
IJ=PB ここに、 m、:対象ウィンドウを配置候補領域i (i=1゜2
、・・・、Nt)へ表示する時の移動距離(ドツト) ρ杓、:可視長方形1j(i=1.2.・・・、Nt 
; j=1.2゜・・・、Ni)の幅の対象ウィンドウ
の幅に占める割合(%) Phtj:可視長方形1j(i=1,2.・・・、Nt
 ; j=1,2゜・・・、Ni)の高さの対象ウィン
ドウの高さに占める割合(%) S、、:可視長方形1.j(j=1.2. ” ” +
Ni ; J”LL・・・、Ni)の満足度(%) である。可視長方形とは、対象ウィンドウW1を配置候
補領域へ表示した時にオペレータに見える領域の中から
列挙した、候補となり得る最小数の長方形のことである
可視長方形列挙の方法は、第26図のステップ150の
配置候補領域列挙と同様である。すなわち、第27図に
おける表示画面全体を、配置候補領域jへ表示する時の
対象ウィンドウw1とみなすことによって、対象ウィン
ドウW1を配置候補領域iへ表示した時の可視長方形が
列挙できるので、ここでは説明を省略する。
第26図のステップ250と同じく、可視長方形は一般
に複数存在する。そこで、最終的な満足度としては、上
記可視長方形ごとに得られる満足度メンバーシップ関数
をファジィ論理和(max)演算により統合し、その重
心を読み取ることで、対象ウィンドウW1・を配置候補
領域iへ表示した時の満足度とする。
上記ルールを用いた満足度評価の方法を第37図に示す
。第37図は、第34図の前件部の第1条件である移動
距離がゼロ以外の場合について示したものである。第3
4図と同様なので、ここでは、詳細な説明は省、略する
。結果として、可視長方形jjに対する満足度sijを
得る。これをすべての可視長方形1j F”L 2+・
・・、 Ni)について繰り返す。
次に、第35図と同様に、Srt F=L L ・・・
Ni)をファジィ論理和(max)演算により統合する
この統合結果S、が、対象ウィンドウW1を配置候補領
域1(i=1.2.・・・、 Nt)へ表示した時の最
終的な満足度を与えるメンバーシップ関数である。
この重心の位置を読み取って、これを配置候補領域iへ
表示した時の満足度as、とじて記憶する。
これをすべての配置候補領域1(i=1.2.・・・、
Nt)について繰り返す。結果として、最終満足度C5
、(i=1.2.・・・、 Nt)が記憶される。
次に、ステップ270で、満足度が現状を上回る配置候
補領域を選出する。選出に用いるルールは、(13) 
IF (cs(−csa)=NB THEN dt=N
s(14) IF (cs、−cs、)=ZRTHEN
 di=Ns(15) IF (cs、−cs、)=P
B THEN d+=sLここに、 cs、:配置候補領域i (i=1.2.−−−、 N
t)の満足度(%) cs。:現状の満足度(%) d、:選出可否の決定変数(0:非選出、に選出) NB:負で大(Negative Big)ZR:ゼロ
(ZeRo) NS:非選出(Not 5elect)SL:選出(S
elect) である・aso、 Cs、は、先にステップ250.2
60で計算した数値を使用する。上記ルールを用いた候
補選出の方法を第38図に示す。
今、(csi−csa)が図示の如<20%であったと
する。ルール(13)への適合度はOである。そこでル
ール(13)は、グレード値0の「非選出」と結論する
。ルール(14)、 (15)についても同様に処理し
、それぞれ、グレード値0.5の「非選出」、グレード
値0.18の「選出」と結論する。最後に、これら3つ
の結論を、ファジィ論理和により合成し、多峰性の複合
三角形を得て、その中で最大値を与える峰を読み取るこ
とにより、「非選出」、「選出」を決定する。
次に、第26図のステップ280で、選出された候補の
有無を判定する。候補なし、すなわち、N5=0の時は
、ステップ300へ進んで、対象ウィンドウW1の位置
は現状のままとする。候補あり、すなわち、Ns>Oの
時は、ステップ290へ進み、ウィンドウW1を1選出
された候補のうちで最大の満足度を有する候補の位置へ
再配置する。
以上が対象ウィンドウW1の再配置処理の概要である。
ステップ310では、ウィンドウW1より表示優先度が
1つ低いウィンドウの有無を判定し、これがあれば、そ
れを新たな対象ウィンドウとして、再び上記処理を行な
うべく、ステップ135へ戻る。また、これがなければ
、すべてのウィンドウの再配置処理は終了となる。
(以下余白) 次に、本発明の第3実施例について説明する。
本実施例は、ウィンドウをオープンする場合におけるウ
ィンドウの表示処理に関するものである。
ウィンドウのオーブンは、メニューやアイコンを選択す
ることで指示できる。ウィンドウがオーブン指示された
時、現行では通常、表示スクリーンの、デフォルト指定
された位置に、デフォルト指定された大きさで、あるい
は、元あった位置に、元あった大きさで、表示される。
従って、既存のウィンドウやアイコンにダメージを与え
る場合もあり得る。例えば、既存のウィンドウを包含す
るようにウィンドウをオーブンした時など、既存のウィ
ンドウは全く見えず、オペレータにとって有利な状態で
あるとは言えない。
このように、現状では、ウィンドウ・オープン時に、既
存のウィンドウもオペレータによく見えるように、オー
プンすべきウィンドウを配置するという機能がないため
、必ずしも操作性のよいウィンドウ・システムとはなっ
ていない、そこで、本実施例では、この点に注目した新
しいウィンドウ・オープン方式を提案する。
本実施例のウィン1−ウ・オーブン方式では、上記のよ
うに、ノン・アクティブ・ウィン1−ウ(既存のウィン
ドウ)も、オペレータによく見λるように、オープンす
るウィン1ヘウを配置する。
オーブンするウィンドウの配置の例を第39図に示す。
同図(a)は、ウィンドウ・オーブン前の状態であり、
同図(b)がオーブン後の状態である。
同図(a)において、アクティブ・ウィンドウは、W4
であり、W2.W3.Wl、W5.W6の順に表示優先
度が低くなっている。なお、W5゜W6は、オペレータ
によ−ってアイコン化(手動アイコン化)されたウィン
ドウである。
いま、アイコンW5をクリックして、ウィンドウW5の
オープン指示をした時、そのままでは、破線で示した如
く表示され、W4.W2.W3゜Wlにダメージを与え
る結果となる。本実施例方式では、これが同図(b)に
示した如く配置され、W4.W2.W3.Wlに一切ダ
メージを与えない。もちろん、これは−例であり、一般
にはダメージを与、える場合もあるが、その場合でも、
オペ1ノータにとって最も楢利となるような位置1、゛
つ(ンI−ウをオープンする。
ウィンドウ・オーブン時の処理手順を、第・1(−)図
に示す。以下、各ステップでの処理の概要を説明する。
(1)配置候補領域列挙(ステップ401)ウィンドウ
を、デフオルI一の位置または元の位置でなく、別の位
置にオープンすると【1.た時の、候補となり得るすべ
ての領域(長ブ)形)を列挙するステップである。その
方法は、まず、既存のすへてのウィンドウまたはアイコ
ンで形成される複合長方形を計算する。オープンすべき
ウィン1−ウをこの複合長方形に重ならないように配置
できれば、オーブンすべきウィンI・つのみならず、既
存のウィンドウも100%オペレータに見え、高い水準
の満足度が得られるものと考えられる。その意味で、こ
の複合長方形は、オーブンすべきつ、イントウの配置禁
止領域である。そこで、この複合長力形以舊の領域から
、候補となり得る最小数の長方形を列挙づる。
(2)対象ウィンドウの現状評価(ステップ402)オ
ーブンすべきウィンドウを、仮りに、デフオル)・の位
置または元の位fftLこ配置するとした時の、オペレ
ータにとっての満足度を評価する。その方法は、後述の
(3)配置候補領域評価と同し2なので、ここでは説明
を省略する。
(3)配置候補領域評価(ステップ403)オープンす
べきウィンドウを、配置候補領域へ配[し7た時の、オ
ペレータにとっての満足度を、個々の配置候補領域につ
いて評価する。オーブンすべきウィンドウを、デフオル
1一の位置または元の位置でなく、配置候補領域へ配置
すると、一般にその位置が変わる。このデフォルトの位
置または元の位置からの移動距離が人きは九ば、オペレ
ータは混乱するであろう。そこで、この移動距離を、満
足度を左右する要因の一つと考える。また、オーブンす
べきウィンドウを配置候補領域へ配置したとしても、オ
ープンすべきウィンドウは、−般に、他のウィンドウに
ダメージを与え、他のウィンドウ全体が3−0 (、)
%オペレータに見えるとは限らない。オープンすべきウ
ィン1−ウの大きさが、配置候補領域、の大きさを」―
回る場合もあるからである。この、他のウィンドウに与
えるダメージの大きさが満足度を左右するもう 一つの
要因と考えられる。本ステップでは、これrv 2−v
の要因を総合し、て満足度を決定する。この決定にはあ
いまいさを伴うので、ファジィ推論によりこれを行なう
なお、前ステップでの現状評価においては、F。
記デフォルトの位置または元の位置からの移動距離はゼ
ロ、すなオ)ち、本ステップの特別な場合として取り扱
う。
(4)配置候補領域選出(ステップ404)満足度が、
デフオル[・の位置または元の位置にオーブンする場合
と比べて、大きく1−回る配置候補領域を選出する。こ
の選出じはあいまいさを伴うので、ファジィ推論により
これを行なう。
(5)対象ウィンドウの表示位置決定(ステップ前ステ
ップでの選出の結果、選出された候補領域なしの場合に
は、デフォルトの位置または元の位置にオープンする場
合と沈入で、これを大きく上回る満足度を有する候補領
域がなかったことになり、この場合には、デフォルトの
位置または元の位置ヘオープンすることとする。しかし
、選出された候補領域ありの場合には、デフォルトの位
置または元の位置にオープンするよりも満足度が大きく
上回る候補領域があったことになり、それらの中で、最
大の満足度を有する候補領域の位置へウィンドウをオー
プンする。
次に、本実施例のウィンドウ・オープン方式の動作につ
いて、具体例に沿って説明する。具体例としては、第3
9図を用いることとする。
同図(a)に示したものがウィンドウW5をオープンす
る前の各ウィンドウの配置状態を表わしている(破線で
示したW5は、デフォルトまたは元の状態である)。ウ
ィンドウ/アイコンの表示優先度は高いものの順にW4
→W2→W3→W1→W5→W6である。W5とW6は
オペレータによって手動アイコン化されている。また、
表示優先度の最も高いW4はアクティブ・ウィンドウと
呼ばれる。この状態で、ウィンドウW5をオープンする
には、マウス・ポインタをW5のアイコンへ位置付け、
ダブル・クリックする。ウィンドウ・システムはこの操
作に応答して、アイコンW5を表示スクリーンから消去
し、ウィンドウ管理テーブルからもこれを削除する。そ
の後1本提案のウィンドウ・オープン処理が実行され、
オペレータに最も有利な位置にウィンドウW5がオープ
ンされる。その結果が第39図の(b)である。
ウィンド・オープン処理では、その表示位置が決定され
る。大きさは、デフォルト値または元の値(以前に表示
されていた大きさ)を採用する。
その処理フローを第41図に示す。以下、順を追って説
明する。
まず、ステップ410で、オープンすべきウィンドウW
5を除く、他のすべてのウィンドウ/アイコンが占有し
ている領域(複合長方形と呼ぶことにする)を計算する
。求める複合長方形は第42図に示したものとなる。こ
の複合長方形計算の過程を第43図に示す。同図(a)
はその初期状態を示したものであり、該当ウィンドウで
あるW4゜W2.W3.Wl、W6の4頂点を示してい
る(図中・印はウィンドウの4頂点である)。以下、第
1、第2の実施例における複合長方形計算と同様にして
、複合長方形を得る(同図(d))。
次に、ステップ420で、上記複合長方形に属さない長
方形領域を列挙する。これらの領域は、オープンすべき
ウィンドウW5の配置候補となり得るという意味でこれ
らを配置候補領域と呼ぶこととする。
第43図を例にとり、配置候補領域列挙の方法を説明す
る。まず、複合長方形に属さない領域を最小数の長方形
に水平/垂直分割する。分割結果を第44図に示す。同
図(a)は水平分割の結果(H1〜H13)、同(、b
 )は垂直分割の結果(Vl〜■13)を示す。第44
図(a)の水平分割は、第1、第2実施例における水平
分割と同様にして行なうので、ここでは説明を省略する
。同図(b)の垂直分割は、各頂点のXrY座標を交換
した後、第1、第2の実施例における水平分割と同様に
して行なう。
次に、上記で得られた水平分割長方形群H1〜H13と
垂直分割長方形群v1〜V13との可能な組み合わせを
選択する。可能な組み合わせとは、以下の2条件をいず
れも満足する組み合わせをいう。
(i)水平分割長方形と垂直分割長方形とが共通領域を
持つ。
(ii)筒長方形の外接長方形と複合長“方形とが共通
領域を持たない。
第45図(a)に可能な組み合わせの選択結果を示す。
図中O印が可能な組み合わせで″あることを示す。この
可能な組み合わせの筒長方形の外接長方形が、求める配
置候補領域である。同図(b)にこれを示す。
以上が、第41図のステップ420での配置候補領域列
挙の方法である。
次に、第41図のステップ430へ進み、オープンすべ
きウィンドウW5の現状を評価するζウインドウW5を
仮りにデフオル]・の位置または元の位置にオープンす
るとした時のオペレータにとっての満足度を、ファジィ
・ルールを用いて評価する。評価に用いるルールは、 ■ IF  m、、=PB  AND  ps、=PB
  THEN  s、=PS■IF m、=Ps AN
D ps、、=PS THEN s、=PBここに。
+m、(二〇) :ウィンドウをデフォルトの位置また
は元の位置ヘオープンする時の移動 距離(ドツト) PSa   :ウィンドウをデフォルトの位置または元
の位置ヘオープンする時、他の ウィンドウへダメージを与える部分 の面積の全体の面積に占める割合 (%) Sa:ウィンドウをデフォルトの位置または元の位置に
オープンした時の満足 度(%) PB:正で大(Positive Big)PS:正で
小(Positive Small)である。
上記ルールを用いた満足度評価の方法を第4(−1図に
示す。第4.6図において、移動距離m。は、現状評価
であるから、[11,、=0固定である。与えるダメー
ジの量ps、が40%であったとすると、ルール■の前
件部の第1の条件への適合度は0、第2の条件への適合
度は0.11である。2つの条ヂ1はrANDJで結合
されているので、各々の適合ル゛のうちの小さい方を採
用して、満足度S。はグレート値OのPS (Posi
tive Small)を得る。ルール磐゛についても
同様に処理し、グレード値0.5のPB(Positi
ve Big)と結論する。最後に、上記2−〕の推論
結果をファジィ論理和(max)演算により統合して、
オープンすべきウィンドウW5の現状での満足度s、を
得る。最後に、その重心の位置を読み取って、これをC
S、として記憶しておく。
次に、第41図のステップ440で、ステップ420で
求めた配置候補領域の数Ntを判定し、Nt=O。
すなわち、配置候補領域なしの場合には、オープンすべ
きウィンドウの位置は、デフォルトの位置または元の位
置とすべく、ステップ490へ進む。
また、Nt>Olすなわち、配置候補領域ありの場合に
は、ステップ450へ進む。
ステップ450では、オープンすべきウィンドウW5を
、ステップ420で列挙した各々の配置候補領域へ配置
した時の、オペレータにとっての満足度を計算する。
オープンすべきウィンドウを配置候補領域のどの位置へ
配置するかは、ウィンドウW5の大きさと配置候補領域
の大きさの関係によって決める。
これについては、上記第2実施例の第36図において説
明したものと同じである。同図のウィンドウW1をW5
と置き替えてみればよい。
上記規則によりウィンドウW5の位置を定めた時、第4
8図に示すように5ウインドウW5が表示スクリーンを
はみ出す場合がでてくるが、この場合には、位置補正し
て、ウィンドウW5が表示スクリーン内におさまるよう
にする。
上記によりウィンドウW5の位置を定め、W5を配置候
補領域ヘオーブンした時の満足度を評価する。評価に用
いるルールは、 ■IF m、=PB AND pst=PB THEN
 s+=Ps■IF m、=PS AND ps、=P
S THEN 5t=PBここに、 J  :オープンすべきウィンドウを配置候補領域1(
1−1+ 2 +・・・、Nt)へ配置する時の移動距
離(ドツト) PS+ :他のウィンドウへダメージを与える部分の面
積の全体の面積に占める割合(%)ね :ウィンドウを
配置候補領域i (i=1.2゜・・・、Nt)ヘオー
プンする時の満足度(%)である。
ここで、ルール■は、移動距離が大きく、与えるダメー
ジも大きいならば満足度は小さい、ルール■は、移動距
離が小さく、与えるダメージも小さいなら満足度は大き
い、をそれぞれ意味する。
上記ルールを用いた満足度評価の方法を第47図に示す
。第47図は、E記第46図の前件部の第1条件である
″移動距離がゼロ″以外の場合について示したものであ
る。詳細な説明は、第46図と同様なので、ここでは省
略する。結果として、ウィンドウW5を配置候補領域i
 (i=1.2.・・・。
Nt)へ配置した時の満足度軸(i=1.2.・・・、
Nt)を得。
その重心の位置を読み取って、これをC5((1”11
21・・・、Nt)として記憶しておく。
次に、第41図のステップ460で、満足度が現状を上
回る配置候補領域を選出する。選出に用いるルールは、 ■IF (csl−cso)=NB THEN d、=
NS■IF (csL−cs、、)=ZRTHEN d
L=NS■IF (csI−cso)=PB THEN
 dl=sLここに、 cs、:ウィンドウを配置候補領域1(i=1.2.・
・・。
Nt)ヘオープンした時の満足度(%)cs・:ウイン
ドウをデフォルトの位置または元の位置ヘオープンした
時の満足度(%)dl:選出可否の決定変数(0:非選
出、1:選出) NB:負で大(Negative Big)ZR:ゼロ
 (ZeRo) NS:非選出(Not 5elect)SL:選出(S
elect) である。as、、 C5tは、先にステップ430.4
50で計算した数値を使用する。上記ルールを用いた候
補選出の方法を第49図に示す。今、(csl −cs
o)が図示の如<20%であったとするとルール■への
適合度はOである。そこで、ルール■はグレード値Oの
「非選出」と結論する。ルール■、■についても同様に
処理し、それぞれ、グレード値0.5の「非選出」、グ
レード値0.18の「選出」と結論する。最後に、これ
ら3つの結論をファジィ論理和により合成し、多峰性の
複合三角形を得て、その中で最大値を与える峰を読み取
ることにより、「非選出」、「選出」を決定する。
次に、第41図のステップ470で、選出された候補の
有無を判定し、候補なし、すなわち、N5=0の時は、
ステップ490へ進んで、ウィンドウW5の位置は、デ
フォルトまたは元の位置のままとし、候補あり、すなわ
ち、Ns>Oの時は、ステップ480へ進み、ウィンド
ウW5を、選出された候補のうちで最大の満足度を有す
る候補の位置へ再配置する。
以上に説明した実施例は、ウィンドウに関するものであ
るが、本発明は、これに限られない。例えば、デイスプ
レィ装置の画面上で、表示領域の割り付は等にも適用す
ることができる。すなわち、画面上に複数の表示領域を
割り付ける場合に、優先順位に従って表示領域を配置し
、その後、配置された表示領域を含む外接長方形に含ま
れない範囲について、上述したアルゴリズムに従って、
他の表示領域を割り付け、以後、これを繰り返すことに
より行なえる。
なお、表示領域の配置に際して、各領域の部分的重複を
許すか否かをルールに設定することにより、電子編集装
置などにおける画面割り付けが容易となる。
上記各実施例は、各々組み合わせて実施できる。
特に、第1と第3、第2と第3の実施例の組み合わせは
、実用的である。
[発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、複数の表示領域、特
に、ウィンドウを画面の空き領域を使って可視的に配置
することができ、しかも、オペレータのウィンドウ操作
に伴って自動的に実行できる、操作性のよいウィンドウ
制御方式を実現できる。
また、本発明によれば、複数の表示領域を再配置により
可視的に表示するに際して、満足度1の評価を行なうこ
とにより、オペレータに違和、感を与えることが少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の機能構成を示すブロック図
、第2図はオーバ・ラップ・マルチウィンドウ画面の表
示例を示す説明図、第3図は非表示ウィンドウ選択ボッ
クスの操作法の説明図、第4図はアクティブ・ウィンド
ウ変更時のウィンドウ再配置の説明図、第5図はウィン
ドウ再配置処理の基本フローチャート、第6図はウィン
ドウの状態遷移図、第7図はウィンドウ管理テーブルの
一構成例を示す説明図、第8図はウィンドウ再配百制御
部の処理フローチャー1−5第9図は複合長方形の例を
示す説明図、第10図は複合長方形シ]算過程の説明図
、第112図は可視領域の水平分割の例を示す説明図、
第1−2図は可視領域の垂直分割の例を示す説明図、第
13図は分割長方形計算方法の説明図、第14図は分割
長方形の幅と高さに注目したクラスタリ〉グの説明図、
第15図はウィンドウの表示/非表示の決定に用いるフ
ァジィ・ルールの説明図、第16図はウィンドウのアイ
コン表示/通常表示の決定に用いるファジィ・ルールの
説明図、第17図はウィンドウの状態遷移に伴う大きさ
変更の説明図、第18図はウィン。 ドウの可視率と遮蔽率の計算方法の説明図、第19図は
ウィンドウの位置を現状のまま変えない時およびウィン
ドウの位置を変える時のオペレータの満足度の計算に用
いるファジィ・ルールの説明図、第20図はウィンドウ
の位置決定規則の説明図、第21図はウィンドウ表示制
御部の処理フローチャート、第22図はウィンドウ移動
の表示処理の説明図、第23図は本発明の名実施例にお
いて用いられるハードウェアシステムのシス子、ノー、
構成の一例を示すブロック図7第2・1図は本発明の第
2の実施例の基本処理を示すフローチャー)2、第25
図は第2.の実施例におけるウィンドウの配置の一例を
示す説明図2第26図は本発明の第2実施例の処理の詳
細を示すフローチャー)・、第27図から第32図は各
々ウィンドつの配置候補の選定の一例釦示す説明図、第
3:3図はウィン1−ウの非表示/アイコン表示の決定
のためのファジィ推論過程を示す説明図、第34図は可
視長方形の満足度を評価するためのファジィ推論過程を
示す説明図、第35図は対象ウィンドウの満足度評価の
方法を示す説明図、第36図は配置候補領域への対象ウ
ィンドウの配置規則を示す説明図、第37図は可視長方
形の満足度評価を行なうためのファジィ推論過程を示す
説明図、第38図は配置候補領域選出の方法を示す説明
図、第39図は本発明の第3の実施例におけるウィンド
ウオープンの処理例を示す説明図、第40図は本発明の
第3の実施例の基本処理を示すフローチャー1−1第4
1図はその詳細を示すフローチャー1−5第42図から
第45図は各々ウィンドウの配置候補の選定の一例を示
す説明図、第46図はオープンすべきウィンドウの現状
での満足度評価の方法を示す説明図、第47図はオープ
ンすべきウィンドウの満足度評価の方法を示す説明図、
第48図はオープンすべきウィンドウの位置補正の・−
例を示す説明図、第49図は配置候補領域選出の方法を
示す説明図である。 1000・・・ウィンドウ管理テーブル、2000・・
・グラフィックRAM、2100・・・ウィンドウ、 
2200・・・ノン・クライアント・エリア、2300
・・・クライアント・エリア、2400・・・アイコン
、2500・・・ウィンドウ最小化ボックス、2600
・・・非表示ウィンドウ選択ボックス、2700・・・
ポツプ・アップ・ウィンドウ、2800・・非表示ウィ
ンドウのアイコン、2900・・・分割長方形。 3000・・・制御部、4000・・・ウィンドウ再配
置制御部、5000・・・ウィンドウ表示制御部、60
00・・マウス入力部、7000・・・ウィンドウ表示
/非表示決定部、8000・・−ウィンドウ通常表示/
アイコン表示決定部、9000・現状評価部、1000
0  分割長方形候補選出部、11000・・ウィンド
ウ移動部、12000・・・複合長方形計算部、130
00・・・最小分割部、14000−最大値、最小値計
算部、15000・・ウィンドウ・ノン・クライアント
・エリア表示部、16000・A1表示部、17000
・アイコン表示部、18000・複合長方形記憶エリア
、19000・・分割長方形記憶エリア、 20000
・分割長方形最大値、最小値記憶エリア、2+000・
分割長方形候補記憶エリア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の表示ウィンドウが、それぞれ表示優先度を有
    し、相互に重なり合って表示され得るオーバ・ラップ・
    マルチウィンドウ制御方式であって、一のウィンドウ操
    作の結果ウィンドウの不可視領域の増加した時、上記ウ
    ィンドウ操作に連動して、他のウィンドウを、当該一の
    ウィンドウを表示する領域以外の領域に再配置すること
    を特徴とするウィンドウ制御方式。 2、上記再配置においては、ウィンドウの表示/非表示
    の決定、ウィンドウのアイコン表示/通常表示の決定、
    ウィンドウの移動/非移動の決定、の3プロセスを経る
    ことを特徴とする請求項1記載のウィンドウ制御方式。 3、上記3プロセスでの決定では、いずれも、ファジィ
    ・イフ−ゼン(IF−THEN)ルールを用いることを
    特徴とする請求項2記載のウィンドウ制御方式。 4、上記プロセスでの決定の結果、非表示ウィンドウが
    1以上発生した場合には、表示優先度の最も高い通常ウ
    ィンドウのノン・クライアント・エリアに、非表示ウィ
    ンドウ選択部を表示することを特徴とする請求項2また
    は3記載のウィンドウ制御方式。 5、表示優先度を有する複数の表示領域を表示画面上に
    配置する場合に、表示画面の、すでに配置されている、
    配置しようとする表示領域より優先度の高い表示領域を
    表わす長方形の集合(以下、既配置領域という)を除い
    た残りの未配置領域について、既配置領域の各頂点を基
    準として、水平方向および垂直方向に分割して複数の分
    割長方形の集合とし、この分割長方形の集合から、配置
    しようとする表示領域が配置可能なものを候補とし、こ
    の候補の中から配置すべき領域を選択することを特徴と
    する表示制御方式。 6、1以上のウィンドウが表示されている画面に、新た
    にウィンドウをオープンして配置する場合に、すでに配
    置されているウィンドウを表示する領域以外の空き領域
    を表示領域として選ぶことを特徴とするウィンドウ制御
    方式。 7、上記ウィンドウの配置に際し、配置の対象となるウ
    ィンドウより表示優先度の高いウィンドウが表示されて
    いる領域を表わす長方形の集合(以下、既配置領域とい
    う)を除いた残りの未配置領域について、既配置領域の
    各頂点を基準として、水平方向および垂直方向に分割し
    て複数の分割長方形の集合とし、この分割長方形の集合
    から、配置対象となるウィンドウが配置可能なものを候
    補とし、この候補の中から配置すべき領域を選択する請
    求項1、2、3、4または6記載のウィンドウ制御方式
    。 8、上記分割長方形のうち、相互に隣接する長方形につ
    いては、それらの外接長方形を考え、この外接長方形が
    既配置領域と重ならないことを条件に、その外接長方形
    を上記選択の候補とする請求項5記載の表示制御方式、
    または、請求項7記載のウィンドウ制御方式。 9、上記候補の中から、配置すべき領域を選択する場合
    に、各候補について、現在位置からの移動距離および当
    該領域に配置した場合におけるそれ自身にまたは他の領
    域に生じる不可視部分の割合を示す値を各々予め定めた
    メンバーシップ関数に入れて得られた結果を、予め定め
    たルールに当て嵌めて推論して、最適のものを選択する
    ことを特徴とする請求項5もしくは8記載の表示制御方
    式、または、請求項7もしくは8記載のウィンドウ制御
    方式。 10、ウィンドウの配置に際し、現状の表示状態の満足
    度と、新たな配置における表示状態の満足度とを各々求
    め、後者が前者より大きい場合に、新たな配置を行なう
    、請求項1、2、3、4、6、7または8記載のウィン
    ドウ制御方式。 11、上記ウィンドウの再配置に際し、現在の位置から
    移動させたくないウィンドウについて、移動を禁止する
    情報を付与しておき、該情報の付与されたウィンドウに
    ついては、再配置を行なわないことを特徴とするウィン
    ドウ制御方式。 12、複数のウィンドウを画面に表示する手段と、当該
    画面に表示されているウィンドウについて、新たにオー
    プンすることも含めて表示状態を変化させる手段と、 上記操作に伴って、不可視状態ないし不可視状態の増大
    するウィンドウのうちの1または2以上のウィンドウま
    たはオープンされるウィンドウについて、画面上の空き
    領域を検出して候補を設定する手段と、 候補の中から満足度の最も高いものを選択する手段とを
    備えることを特徴とするウィンドウ制御システム。
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