JPH0922341A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JPH0922341A JPH0922341A JP7170553A JP17055395A JPH0922341A JP H0922341 A JPH0922341 A JP H0922341A JP 7170553 A JP7170553 A JP 7170553A JP 17055395 A JP17055395 A JP 17055395A JP H0922341 A JPH0922341 A JP H0922341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- graphic
- editing
- displayed
- hierarchical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は互いに重なり合った図形群から編集
を施すべき図形の選択を容易に行なえる画像処理装置を
提供する。 【構成】 複数の図形を透過表示するLCD3、LCD
3で透過表示された図形のうち最も上位の透過順序を有
する図形に対して編集を行なうためのキーボード2を設
ける。RAM6には、図形編集のためのワークエリアと
して、図形ごとに複数の編集エリア6aを用い、また、
透過表示された図形の透過順序を制御するために階層エ
リア6bは、それぞれ編集エリア6aの複数の図形に対
応した記憶エリアを有し、透過順序を記憶する。キーボ
ード2の入れ替えキー2aにより、階層エリア6bを操
作し、所望の図形の透過順序を最上位に移動して、その
図形を編集対象とする。階層エリア6bに記憶される図
形の透過順序は、LCD3の表示エリア9に表示され
る。
を施すべき図形の選択を容易に行なえる画像処理装置を
提供する。 【構成】 複数の図形を透過表示するLCD3、LCD
3で透過表示された図形のうち最も上位の透過順序を有
する図形に対して編集を行なうためのキーボード2を設
ける。RAM6には、図形編集のためのワークエリアと
して、図形ごとに複数の編集エリア6aを用い、また、
透過表示された図形の透過順序を制御するために階層エ
リア6bは、それぞれ編集エリア6aの複数の図形に対
応した記憶エリアを有し、透過順序を記憶する。キーボ
ード2の入れ替えキー2aにより、階層エリア6bを操
作し、所望の図形の透過順序を最上位に移動して、その
図形を編集対象とする。階層エリア6bに記憶される図
形の透過順序は、LCD3の表示エリア9に表示され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の図形を作成し、重
ねて透過表示し、また図形に対する編集を行なえる画像
処理装置に関する。
ねて透過表示し、また図形に対する編集を行なえる画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置は、専用の装置とし
て構成されるか、コンピュータハードウェアに画像処理
ソフトウェアを塔載して構成されており、円や三角など
の図形を編集、描画、ハードコピー出力できるものが知
られている。
て構成されるか、コンピュータハードウェアに画像処理
ソフトウェアを塔載して構成されており、円や三角など
の図形を編集、描画、ハードコピー出力できるものが知
られている。
【0003】このような装置が実行する画像処理とし
て、ビットマップを扱ういわゆるペイント系の処理と、
入力されたオブジェトを円や三角などの図形単位で扱う
いわゆるドロー系の処理が知られている。
て、ビットマップを扱ういわゆるペイント系の処理と、
入力されたオブジェトを円や三角などの図形単位で扱う
いわゆるドロー系の処理が知られている。
【0004】一般に、ペイント系の処理では、一旦入力
された図形は、既に入力された図形のビットマップと混
合され、相互に区別して取り扱うことができないが、ド
ロー系の処理では、別々に入力された円や三角などの図
形を入力後も別々に取り扱うことができる。
された図形は、既に入力された図形のビットマップと混
合され、相互に区別して取り扱うことができないが、ド
ロー系の処理では、別々に入力された円や三角などの図
形を入力後も別々に取り扱うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特にドロー系の処理で
は、入力された円や三角などの図形を透過状態で描画
し、所望の図形を選択してそれに編集を加える、すなわ
ち描画した図形に対し線を追加したり消去するなどの処
理ができるようになっている。
は、入力された円や三角などの図形を透過状態で描画
し、所望の図形を選択してそれに編集を加える、すなわ
ち描画した図形に対し線を追加したり消去するなどの処
理ができるようになっている。
【0006】しかし、従来技術では、互いに重なり合っ
た図形群のうち、どの図形に編集を施すべきかその図形
の選択が難しかった。
た図形群のうち、どの図形に編集を施すべきかその図形
の選択が難しかった。
【0007】従来装置では、編集対象とすべき図形を選
択するのに所望の図形の一部をマウスでクリックするな
どの手段しか提供されておらず、特に多数の図形が複雑
に重なりあっている場合には編集対象とすべき図形の選
択は極めて困難であった。
択するのに所望の図形の一部をマウスでクリックするな
どの手段しか提供されておらず、特に多数の図形が複雑
に重なりあっている場合には編集対象とすべき図形の選
択は極めて困難であった。
【0008】本発明の課題は、以上の問題を解決し、本
発明は互いに重なり合った図形群から編集を施すべき図
形の選択を容易に行なえる画像処理装置を提供すること
にある。
発明は互いに重なり合った図形群から編集を施すべき図
形の選択を容易に行なえる画像処理装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、複数の図形を透過表示し、描
画する描画手段と、前記透過表示された図形のうち最も
上位の透過順序を有する図形に対して編集を施す編集手
段と、前記透過表示された図形の透過順序を変更する変
更手段を有する構成を採用した。
めに、本発明においては、複数の図形を透過表示し、描
画する描画手段と、前記透過表示された図形のうち最も
上位の透過順序を有する図形に対して編集を施す編集手
段と、前記透過表示された図形の透過順序を変更する変
更手段を有する構成を採用した。
【0010】
【作用】以上の構成によれば、透過表示された図形の透
過順序を変更し、透過表示された図形のうち最も上位の
透過順序を有する図形に対して編集を行なうことができ
る。
過順序を変更し、透過表示された図形のうち最も上位の
透過順序を有する図形に対して編集を行なうことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0012】図1に本発明を採用した画像処理装置の構
造を示す。図1の装置は専用の装置として構成される
か、コンピュータハードウェアに画像処理ソフトウェア
を塔載して構成されるものである。
造を示す。図1の装置は専用の装置として構成される
か、コンピュータハードウェアに画像処理ソフトウェア
を塔載して構成されるものである。
【0013】図1において、符号1はマイクロプロセッ
サなどから成るCPU(中央処理装置)であり、このC
PU1は以下の各装置と接続され、その制御を行う。
サなどから成るCPU(中央処理装置)であり、このC
PU1は以下の各装置と接続され、その制御を行う。
【0014】符号2はキーボードであり、このキーボー
ド2は、たとえば通常のフルキーボードの構成を有し、
文字キーなどの他、カーソルキーなど画像処理に必要な
公知の描画制御のためのキー、編集制御のためのキーな
どがある。また、不図示ではあるが、描画制御のために
マウスなどのポインティングデバイスを設けてもよい。
ド2は、たとえば通常のフルキーボードの構成を有し、
文字キーなどの他、カーソルキーなど画像処理に必要な
公知の描画制御のためのキー、編集制御のためのキーな
どがある。また、不図示ではあるが、描画制御のために
マウスなどのポインティングデバイスを設けてもよい。
【0015】さらに、本実施例では、画像処理の対象と
すべき図形を選択するために使用する入れ替えキー2a
を有する。このキーの機能については後述する。
すべき図形を選択するために使用する入れ替えキー2a
を有する。このキーの機能については後述する。
【0016】図1においては、LCD3が表示装置とし
て設けられており(CRTなどでも構成可能)、たとえ
ば画像処理中、図2のような表示を行なう。
て設けられており(CRTなどでも構成可能)、たとえ
ば画像処理中、図2のような表示を行なう。
【0017】図2において、符号7(画面上部)は編集
や描画等のソフトキーが配列されるエリアであり、8は
図形描画のエリアである。また9(画面側方)は、図形
の重ね状態を表示するためのエリアである。
や描画等のソフトキーが配列されるエリアであり、8は
図形描画のエリアである。また9(画面側方)は、図形
の重ね状態を表示するためのエリアである。
【0018】ここでは、表示エリア8に円、三角、矩形
の3つの図形が既に入力、表示されており、エリア9の
表示は上から「円」、「三角」、「矩形」となってい
る。
の3つの図形が既に入力、表示されており、エリア9の
表示は上から「円」、「三角」、「矩形」となってい
る。
【0019】これは、円、三角、矩形の3つの図形の重
なり具合(以下「透過順序」という)を示しており、3
つの図形が上から「円」、「三角」、「矩形」の順序で
並んでいることを示す。
なり具合(以下「透過順序」という)を示しており、3
つの図形が上から「円」、「三角」、「矩形」の順序で
並んでいることを示す。
【0020】本実施例では、エリア9で最も上位に位置
する図形のみを編集対象とすることができるようにす
る。図形を編集対象とするには、図形がエリア9で最も
上位に表示されるように透過順序を変更する。この透過
順序の変更には、上記の入れ替えキー2aを使用する。
する図形のみを編集対象とすることができるようにす
る。図形を編集対象とするには、図形がエリア9で最も
上位に表示されるように透過順序を変更する。この透過
順序の変更には、上記の入れ替えキー2aを使用する。
【0021】また、図1において、RAM6は書き込み
可能メモリであり、プログラムを実行するために使用さ
れるワークエリア6cのほか、図形を格納する編集エリ
ア6aが設けられている。
可能メモリであり、プログラムを実行するために使用さ
れるワークエリア6cのほか、図形を格納する編集エリ
ア6aが設けられている。
【0022】この編集エリア6aは1〜3の3つの編集
エリアを有し、それぞれ異なる図形(円、三角、矩形な
ど)が格納され、それぞれ別々に編集対象とされる。こ
こでは、図形が入力されると1〜3の順序で編集エリア
6aが使用される。
エリアを有し、それぞれ異なる図形(円、三角、矩形な
ど)が格納され、それぞれ別々に編集対象とされる。こ
こでは、図形が入力されると1〜3の順序で編集エリア
6aが使用される。
【0023】なお、ここでは、説明を容易にするために
1〜3の3つの編集エリアのみを示しているがより多数
の編集エリアが設けられていてよく、通常は新たな図形
が入力されると自動的にRAM6上に新たなエリアが割
り付けられるようにしておく。
1〜3の3つの編集エリアのみを示しているがより多数
の編集エリアが設けられていてよく、通常は新たな図形
が入力されると自動的にRAM6上に新たなエリアが割
り付けられるようにしておく。
【0024】編集エリア6aの格納形式はビットマップ
形式でも良いが、通常、図形の開始点、変曲点、直線の
長さなどで特徴データで表現されたドロー形式のデータ
フォーマットを用いるのが良い。
形式でも良いが、通常、図形の開始点、変曲点、直線の
長さなどで特徴データで表現されたドロー形式のデータ
フォーマットを用いるのが良い。
【0025】さらに本実施例では、階層データを格納す
る階層エリア6b(A、B、C)が画成されている。こ
の階層エリアは各編集エリアに格納された図形の透過順
序を制御するもので、後述のようにリングバッファとし
て構成される。
る階層エリア6b(A、B、C)が画成されている。こ
の階層エリアは各編集エリアに格納された図形の透過順
序を制御するもので、後述のようにリングバッファとし
て構成される。
【0026】階層エリア6bは図1ではA、B、Cの3
つが示されているが、編集エリア6a同様にその数は3
つのみに限定されるものではなく、新たな編集エリアが
生成されると自動的にRAM6上に新たな階層エリアが
割り付けられるようにしておく。
つが示されているが、編集エリア6a同様にその数は3
つのみに限定されるものではなく、新たな編集エリアが
生成されると自動的にRAM6上に新たな階層エリアが
割り付けられるようにしておく。
【0027】階層エリアの格納データおよび格納形式は
任意であるが、少なくとも対応する編集エリアを示すポ
インタを含み、以下ではさらに図形の種別を示すデータ
が格納されるものとする。
任意であるが、少なくとも対応する編集エリアを示すポ
インタを含み、以下ではさらに図形の種別を示すデータ
が格納されるものとする。
【0028】さらに、この最上階の階層エリアAが指し
示す編集エリアが常に編集の対象となり、階層エリア
A、B、C…の順序は各編集エリアのデータ透過順序に
相当している。
示す編集エリアが常に編集の対象となり、階層エリア
A、B、C…の順序は各編集エリアのデータ透過順序に
相当している。
【0029】そして、図2の表示エリア9にはA、B、
C…の順で階層エリアの上位から順に各階層エリアに対
応する編集エリアのデータ内容が表示される。
C…の順で階層エリアの上位から順に各階層エリアに対
応する編集エリアのデータ内容が表示される。
【0030】VRAM4は図形をLCD3に表示させる
ための表示用書き込み専用メモリで、このVRAM4上
では図形データはビットマップとして表現される。
ための表示用書き込み専用メモリで、このVRAM4上
では図形データはビットマップとして表現される。
【0031】編集エリア6aに格納されたドロー形式の
データは、CPU1の処理によりビットマップに変換さ
れ、VRAM4上に展開される。
データは、CPU1の処理によりビットマップに変換さ
れ、VRAM4上に展開される。
【0032】ROM5は読み出し専用メモリであり、C
PU1が実行する後述のプログラムを格納する。
PU1が実行する後述のプログラムを格納する。
【0033】次に図3のフローチャートを参照して本実
施例の動作を説明する。図3は、CPU1が実行する後
述のプログラムの流れを示している。
施例の動作を説明する。図3は、CPU1が実行する後
述のプログラムの流れを示している。
【0034】本装置の電源投入時、図1のROM5に格
納されたプログラムが動作し、装置の種々の初期化を行
ないキー入力待ち状態を保つ。一旦キーボード2上のい
ずれかのキーが操作されると、キーによる分岐が実行さ
れる(ステップS1)。
納されたプログラムが動作し、装置の種々の初期化を行
ないキー入力待ち状態を保つ。一旦キーボード2上のい
ずれかのキーが操作されると、キーによる分岐が実行さ
れる(ステップS1)。
【0035】描画キーであれば、図形の種類・大きさ等
の選択を行ない、最初の図形であればまず編集エリア1
に図形データを格納する(ステップS2)。
の選択を行ない、最初の図形であればまず編集エリア1
に図形データを格納する(ステップS2)。
【0036】そして、図形データをVRAM4に書き込
みLCD3に表示させる(ステップS3)。続いてRA
M6の階層エリアに図形の名前と番号を格納する(ステ
ップS4)。
みLCD3に表示させる(ステップS3)。続いてRA
M6の階層エリアに図形の名前と番号を格納する(ステ
ップS4)。
【0037】複数の図形を順次入力した時の編集エリア
6aおよび階層エリア6bの状態の変化を図5に示す。
6aおよび階層エリア6bの状態の変化を図5に示す。
【0038】例えば最初に矩形図形を描画した場合、図
5の状態(1)に示すように、編集エリア1に矩形デー
タが格納され、図5の状態(4)に示すように階層エリ
アAに「矩形(01)」と登録される。
5の状態(1)に示すように、編集エリア1に矩形デー
タが格納され、図5の状態(4)に示すように階層エリ
アAに「矩形(01)」と登録される。
【0039】ここで、「矩形(01)」は、階層エリア
内のデータを表現したニーモニックで、「矩形(0
1)」なるデータが対応する編集エリアを示すポインタ
(01)、および図形の種別を示すデータ「矩形」から
構成されていることを示すものである。
内のデータを表現したニーモニックで、「矩形(0
1)」なるデータが対応する編集エリアを示すポインタ
(01)、および図形の種別を示すデータ「矩形」から
構成されていることを示すものである。
【0040】さて、次に、三角図形を描画すると、図5
の状態(2)に示すように編集エリア2に三角図形デー
タが格納され、これに応じて図5の状態(5)に示すよ
うにまた階層エリアはAに格納されていた「矩形(0
1)」がBに移り、Aのエリアには新たに「三角(0
2)」が格納される。
の状態(2)に示すように編集エリア2に三角図形デー
タが格納され、これに応じて図5の状態(5)に示すよ
うにまた階層エリアはAに格納されていた「矩形(0
1)」がBに移り、Aのエリアには新たに「三角(0
2)」が格納される。
【0041】つまり、編集エリアは、1、2…の順で使
用され、また階層エリアは最新の入力図形が階層エリア
の最上階に位置し、この図形が編集対象となるように制
御される。次に円を入力すると、最終的に編集エリア6
aおよび階層エリア6bの内容は、図5の状態(3)お
よび(6)のようになる。
用され、また階層エリアは最新の入力図形が階層エリア
の最上階に位置し、この図形が編集対象となるように制
御される。次に円を入力すると、最終的に編集エリア6
aおよび階層エリア6bの内容は、図5の状態(3)お
よび(6)のようになる。
【0042】図形描画の後、階層の表示を行なう(ステ
ップS5)が、ここで図4に上記のようにして矩形、三
角、円の3つ図形を入力、表示させた場合、LCD3の
表示過程を示す。図4は上から順に図5の編集エリア6
aおよび階層エリア6bの状態(1)〜(3)、および
(4)〜(6)に相当する表示である。
ップS5)が、ここで図4に上記のようにして矩形、三
角、円の3つ図形を入力、表示させた場合、LCD3の
表示過程を示す。図4は上から順に図5の編集エリア6
aおよび階層エリア6bの状態(1)〜(3)、および
(4)〜(6)に相当する表示である。
【0043】図形は全て線画で成り立っており、互いに
透過表示される。階層表示はVRAMの一部を利用して
図2の表示エリア9に表示されるが、その後は再度キー
入力待ち状態を保つ。
透過表示される。階層表示はVRAMの一部を利用して
図2の表示エリア9に表示されるが、その後は再度キー
入力待ち状態を保つ。
【0044】さて、キーボード2の入れ替えキー2aが
操作された場合、RAMの階層エリアのうち最上階のデ
ータを最下層に移し、その他のデータは1階層ずつ上に
上げる(ステップS6)。
操作された場合、RAMの階層エリアのうち最上階のデ
ータを最下層に移し、その他のデータは1階層ずつ上に
上げる(ステップS6)。
【0045】その様子を図5の状態(7)〜(9)に示
す。即ち入れ替えキー2aを一回操作すると階層エリア
Aのデータ「円(03)」が階層エリアCに移動し今ま
での階層エリアBとCのデータは各々AとBに移る。更
に入れ替えキー2aが操作されると、状態(9)のよう
に「三角(02)」が最下層に移り、「矩形(01)」
および「円(03)」が上昇する。
す。即ち入れ替えキー2aを一回操作すると階層エリア
Aのデータ「円(03)」が階層エリアCに移動し今ま
での階層エリアBとCのデータは各々AとBに移る。更
に入れ替えキー2aが操作されると、状態(9)のよう
に「三角(02)」が最下層に移り、「矩形(01)」
および「円(03)」が上昇する。
【0046】この階層エリアの操作は、LCD3の表示
エリア9に表示される(ステップS7)。
エリア9に表示される(ステップS7)。
【0047】なお、入れ替えキー2aを操作しても編集
エリア6aに格納されているデータや図形表示になんら
影響はなく、階層エリア6bの順序および表示エリア9
の階層表示(透過順序)のみが更新される。
エリア6aに格納されているデータや図形表示になんら
影響はなく、階層エリア6bの順序および表示エリア9
の階層表示(透過順序)のみが更新される。
【0048】KBから編集キーを操作するとまず、編集
を施す目的の図形を選択する(ステップS8)。即ち図
2に示した様に矩形、三角、円などが重なって表示され
ている場合、どの図形に対して編集を行なうかを決めね
ばならない。
を施す目的の図形を選択する(ステップS8)。即ち図
2に示した様に矩形、三角、円などが重なって表示され
ている場合、どの図形に対して編集を行なうかを決めね
ばならない。
【0049】本実施例ではRAM6の階層エリアAに登
録されている図形に対して編集処理が行なえる。ここで
言う編集処理とは、RAM6の編集エリア6aのいずれ
かに格納されている図形に対して線の追加、線の削除、
拡大、縮小、面の塗り、線の太さ変更などを行なうもの
である。
録されている図形に対して編集処理が行なえる。ここで
言う編集処理とは、RAM6の編集エリア6aのいずれ
かに格納されている図形に対して線の追加、線の削除、
拡大、縮小、面の塗り、線の太さ変更などを行なうもの
である。
【0050】編集内容の詳細については省略するが、一
例を図6を用いて説明する。
例を図6を用いて説明する。
【0051】図6の状態(1)では、3つの図形が表示
されているだけであるが、入れ替えキー2aにより階層
エリアが図5の状態(9)のように矩形が最上階に移動
するように操作を行ない、表示エリア9に「矩形」が表
示されている状態とすれば、この最上階の矩形データに
対し編集が行なえる。
されているだけであるが、入れ替えキー2aにより階層
エリアが図5の状態(9)のように矩形が最上階に移動
するように操作を行ない、表示エリア9に「矩形」が表
示されている状態とすれば、この最上階の矩形データに
対し編集が行なえる。
【0052】図6では、矩形データに十字線を追加して
おり、まず状態(2)では矩形に縦線を引き、さらに状
態(3)のように横線を引いて矩形に十字線を追加して
いる。
おり、まず状態(2)では矩形に縦線を引き、さらに状
態(3)のように横線を引いて矩形に十字線を追加して
いる。
【0053】この時、他の三角や円の図形には影響が無
いのはいうまでもない。あくまでも編集エリア1に格納
されている矩形図形に対してのみ編集処理が施される
(ステップS9)。編集が終了すると、編集内容が表示
に反映されるように編集エリア6aの内容に応じてVR
AM4の内容を更新し、図形表示を行なう(ステップS
10)。
いのはいうまでもない。あくまでも編集エリア1に格納
されている矩形図形に対してのみ編集処理が施される
(ステップS9)。編集が終了すると、編集内容が表示
に反映されるように編集エリア6aの内容に応じてVR
AM4の内容を更新し、図形表示を行なう(ステップS
10)。
【0054】以上の実施例によれば、個々の図形を描画
するために各々独立した編集エリアを用意し、また、図
形の重なり具合を記憶する階層エリアメモリを別に用意
し、そこには描画した際の図形の編集エリアの番号と名
前を登録するようにしている。
するために各々独立した編集エリアを用意し、また、図
形の重なり具合を記憶する階層エリアメモリを別に用意
し、そこには描画した際の図形の編集エリアの番号と名
前を登録するようにしている。
【0055】そして、互いに重なり合って表示されてい
る図形のうち、いずれかの図形に編集を施したい場合、
図形の透過順序、つまり重なり具合を明示的に表示し、
また、入れ替えキーを操作することにより図形の透過順
序を任意に変更できるため、互いに重なり合った図形群
から編集を施すべき図形の選択を容易に行なえるという
優れた効果がある。
る図形のうち、いずれかの図形に編集を施したい場合、
図形の透過順序、つまり重なり具合を明示的に表示し、
また、入れ替えキーを操作することにより図形の透過順
序を任意に変更できるため、互いに重なり合った図形群
から編集を施すべき図形の選択を容易に行なえるという
優れた効果がある。
【0056】また、最上位の透過順序を持つ図形のみを
編集対象とするために、誤まって別の図形を編集してし
まう誤操作を未然に防止できる。
編集対象とするために、誤まって別の図形を編集してし
まう誤操作を未然に防止できる。
【0057】さらに、現在の図形の透過順序を表示する
ようにしてあるので、ひと目で透過順序を知ることがで
き、極めて良好な操作性を提供することができる。
ようにしてあるので、ひと目で透過順序を知ることがで
き、極めて良好な操作性を提供することができる。
【0058】なお、以上の実施例では、入れ替えキーに
より、リングバッファとして構成された階層エリアの内
容を回転させるようにしたが、通常、この種の装置に設
けられている「制御」キー、「コントロール」キーと入
れ替えキーの同時押下などにより、階層エリアの回転方
向を逆転させる(この場合、最下位の図形が最上位に位
置することになる)操作を行なえるようにしてもよい。
より、リングバッファとして構成された階層エリアの内
容を回転させるようにしたが、通常、この種の装置に設
けられている「制御」キー、「コントロール」キーと入
れ替えキーの同時押下などにより、階層エリアの回転方
向を逆転させる(この場合、最下位の図形が最上位に位
置することになる)操作を行なえるようにしてもよい。
【0059】また、LCD3の表示エリア9の各階層エ
リアに相当する領域をマウスなどでクリック、あるいは
ドラッグさせることなどにより所望の図形を階層エリア
の最上位に移動することも考えられる。この場合は、
「所望の」図形の階層を移動するわけであるから、階層
エリア内のデータ移動は回転ではなく、目的の階層デー
タを最上位に移動し、その階層データがあった元の位置
の前後の階層データを詰める処理となる。
リアに相当する領域をマウスなどでクリック、あるいは
ドラッグさせることなどにより所望の図形を階層エリア
の最上位に移動することも考えられる。この場合は、
「所望の」図形の階層を移動するわけであるから、階層
エリア内のデータ移動は回転ではなく、目的の階層デー
タを最上位に移動し、その階層データがあった元の位置
の前後の階層データを詰める処理となる。
【0060】また、図2では、図形の階層を表示するL
CD3の表示エリアには「円」、「三角」、「矩形」な
どの簡単な表示しか行なっていないが、ある種類の図形
が複数表示されているような場合を考慮して、「円
1」、「円2」、…のようにより冗長性のある表示によ
りユーザに図形を区別させるようにしてもよい。
CD3の表示エリアには「円」、「三角」、「矩形」な
どの簡単な表示しか行なっていないが、ある種類の図形
が複数表示されているような場合を考慮して、「円
1」、「円2」、…のようにより冗長性のある表示によ
りユーザに図形を区別させるようにしてもよい。
【0061】また、図形に所望の名前を付与する、たと
えば、キーボードから文字入力を行なって、図形にユー
ザが所望の名前を付け、以後表示エリア9の表示や、編
集エリア、階層エリア内で用いられる図形の識別データ
をその名前に変更するようにしてもよい。これにより、
多数の図形の取り扱いがより容易になる。
えば、キーボードから文字入力を行なって、図形にユー
ザが所望の名前を付け、以後表示エリア9の表示や、編
集エリア、階層エリア内で用いられる図形の識別データ
をその名前に変更するようにしてもよい。これにより、
多数の図形の取り扱いがより容易になる。
【0062】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、透過表示された図形のうち最も上位の透過順序を有
する図形に対して編集を施す編集手段と、透過表示され
た図形の透過順序を変更する変更手段を有する構成を採
用しているので、互いに重なり合った図形群から編集を
施すべき図形の選択を容易に行なえ、また誤操作を未然
に防止できる操作性に優れた画像処理装置を提供するこ
とができる。
ば、透過表示された図形のうち最も上位の透過順序を有
する図形に対して編集を施す編集手段と、透過表示され
た図形の透過順序を変更する変更手段を有する構成を採
用しているので、互いに重なり合った図形群から編集を
施すべき図形の選択を容易に行なえ、また誤操作を未然
に防止できる操作性に優れた画像処理装置を提供するこ
とができる。
【図1】本発明を採用した画像処理装置の構成を示した
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1のLCDの表示例を示した説明図である。
【図3】図1のCPUの画像処理を示したフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図4】図形を順次入力した際の図1のLCDの表示の
変換を示した説明図である。
変換を示した説明図である。
【図5】図1の装置の編集エリアと階層エリアの変化を
示した説明図である。
示した説明図である。
【図6】透過順序が最上位画像の編集過程を示した説明
図である。
図である。
1 CPU 2 キーボード 2a 入れ替えキー 3 LCD 4 VRAM 5 ROM 6 RAM 6a 編集エリア 6b 階層エリア 6c ワークエリア 8 表示エリア 9 表示エリア
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の図形を透過表示し、描画する描画
手段と、 前記透過表示された図形のうち最も上位の透過順序を有
する図形に対して編集を施す編集手段と、 前記透過表示された図形の透過順序を変更する変更手段
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記透過表示された図形の現在の透過順
序を表示する手段を有することを特徴とする請求項1に
記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170553A JPH0922341A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7170553A JPH0922341A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922341A true JPH0922341A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15907006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7170553A Pending JPH0922341A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0922341A (ja) |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7170553A patent/JPH0922341A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4688167A (en) | Screen manager for data processing system | |
JP2781035B2 (ja) | 階層型編集コマンド・メニュー表示方法 | |
EP0494106B1 (en) | Apparatus for displaying display regions on a visual display | |
EP0698265B1 (en) | Display compositing system | |
US6040833A (en) | Method and system for display manipulation of multiple applications in a data processing system | |
JPH0467647B2 (ja) | ||
JPH10508403A (ja) | 表示的グラフの操作によるデータ変更用の方法および装置 | |
JPS63307528A (ja) | アイコンメニュ−・パレット化処理方式 | |
JPH0922341A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2738851B2 (ja) | 複数カーソルによる入力データ処理表示方法 | |
JPH0259814A (ja) | ウインドウ情報分割・統合処理方式 | |
JPH04328626A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH09185356A (ja) | マルチウィンドウ表示制御システム | |
JP2004206577A (ja) | グラフ表示制御装置及びプログラム | |
JPH0245878A (ja) | 対話型cadシステム | |
JPH08263528A (ja) | Cad装置 | |
JPH05314269A (ja) | グラフ作成装置 | |
JPH04319732A (ja) | データ処理装置 | |
JPH0577111B2 (ja) | ||
JPH07295778A (ja) | 文書格納システム | |
JPS6246365A (ja) | 文書処理装置 | |
JPS63118883A (ja) | 画像編集装置 | |
JPH01129354A (ja) | 文書処理装置 | |
JPH0642245B2 (ja) | 表計算装置 | |
JPS6290720A (ja) | メニユ−表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051227 |