JPH08263528A - Cad装置 - Google Patents

Cad装置

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Publication number
JPH08263528A
JPH08263528A JP7064531A JP6453195A JPH08263528A JP H08263528 A JPH08263528 A JP H08263528A JP 7064531 A JP7064531 A JP 7064531A JP 6453195 A JP6453195 A JP 6453195A JP H08263528 A JPH08263528 A JP H08263528A
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JP
Japan
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item
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help data
character
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Application number
JP7064531A
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English (en)
Inventor
Kazumi Suda
かずみ 須田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7064531A priority Critical patent/JPH08263528A/ja
Publication of JPH08263528A publication Critical patent/JPH08263528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

Abstract

(57)【要約】 【目的】 図面を用いることにより、複雑な操作方法及
び命令の意味等を画面上で詳しく表示することができる
CAD装置を提供する。 【構成】 図面の作成途中で、命令入力手段2によりヘ
ルプ表示が指定されると、項目検索表示手段P10によ
り、ヘルプデータテーブルTBL1に記憶されている項
目名のみが読み出される。これにより、図形表示手段1
に項目名が表示され、操作者が画面上の項目名を命令入
力手段2によって指定する。この指定された項目名に基
づき、項目検索表示手段P10によってヘルプデータテ
ーブルTBL1が検索され、当該項目名に対応するヘル
プデータが図形表示手段1に表示される。この時、指定
された項目が図形データである場合は、図形表示手段1
にヘルプデータとして図形が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD装置に係り、特
に、操作の方法もしくは命令の意味等を説明するための
ヘルプ表示についての技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、建築及び土木等の分野に
おいて、製図、見取り図の作成、もしくは部品の面積や
長さの計算等を行うために、コンピュータと対話しなが
ら作図を行うCAD(Computer Aided Design )装置が
導入されている。このようなCAD装置によって作図を
行う場合、キーボード及びマウス等の命令入力手段を使
用して、CAD装置に各種の命令を与える。例えば、作
図作業の実行時に与える作図命令があり、作図する図形
要素の種類もしくはその編集内容を指定する作図・編集
命令、指定された作図・編集命令を実行する座標・ウイ
ンドウ・レイヤーなどを指定する作図位置命令、図面の
拡大・縮小もしくは画面上の表示領域の拡大・縮小・移
動・再描画などの画面制御命令などがこれに含まれ、こ
の作図命令に従って表示画面上に作図が行われる。
【0003】このような操作の方法及び各命令の意味等
は、複雑であるものが多く、慣れない操作者は説明書を
参照しながら操作を行っていた。しかし、近年では、画
面上にその説明を表示することが可能となってきてい
る。すなわち、操作者が作図の途中で、画面に表示され
ている「ヘルプ」表示をマウス等で指定すると、一時的
に画面が切り替ってヘルプ画面が表示され、操作方法及
び命令の意味等がヘルプデータとして表示される。そし
て、操作者は、このヘルプ画面を参照して操作方法等を
調べつつ作図を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにCAD装置の操作は種類が多く、複雑であるた
めに、ヘルプ画面において詳細に説明することが困難で
あった。また、ヘルプ画面に表示可能な多くの説明の中
から、必要な説明を探すために時間がかかるという問題
があった。更に、その必要な説明を探すために、不要な
画面も含めて順番に表示していかなければならない。そ
のため、ヘルプ画面を表示するために、図面の作成の操
作を行っている途中で作業を長時間中断しなければなら
なかった。また、指定した項目を検索して表示する際、
画面上にその説明を文字で表示するのみであるため、実
際の操作の流れまでは分かりにくいという欠点があっ
た。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その第1の目的は、図面を用いること
により、複雑な操作方法及び命令の意味等を画面上で詳
しく表示することができるCAD装置を提供することに
ある。
【0006】また、第2の目的は、簡単な操作により、
かつ、短時間で、必要な説明を表示することができるC
AD装置を提供することにある。
【0007】また、第3の目的は、必要な説明を示す項
目名について曖昧である場合においても、容易にその説
明を検索することができるCAD装置を提供することに
ある。
【0008】また、第4の目的は、ヘルプ画面におい
て、ウインドウ表示により必要な図面及び文字を容易に
表示することができるCAD装置を提供することにあ
る。
【0009】また、第5の目的は、上記ウインドウ表示
において、動画を表示することにより、操作の流れをよ
り分かり易く説明することが可能なCAD装置を提供す
ることにある。
【0010】また、第6の目的は、その時点における操
作内容に応じて必要な説明をすぐに表示することによ
り、ヘルプ表示の時間を短縮することが可能なCAD装
置を提供することにある。
【0011】また、第7の目的は、複雑な操作内容につ
いてもその説明を容易に表示することができ、かつ、操
作者が操作の流れ全体を容易に理解することができるC
AD装置を提供することにある。
【0012】更に、第8の目的は、ヘルプ表示を行うた
めのヘルプデータを必要に応じて編集することにより、
検索時間を短縮することができるCAD装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るCAD装置は、図形及び文字を表示するための表示画
面を有する表示手段と、作図命令を含む作業命令、座標
指定、もしくは前記表示手段に表示される項目の指定を
行うための命令入力手段と、前記作図命令もしくは座標
指定に基づいて図面を作成し、前記表示手段に表示させ
る図形作成手段と、前記命令入力手段による操作内容を
示すヘルプデータを、文字データもしくは図形データの
少なくともいずれか一方によって表し、当該操作内容の
項目名と共に当該ヘルプデータを記憶するヘルプデータ
記憶手段と、前記命令入力手段によりヘルプ表示の指定
が行われると、前記ヘルプデータ記憶手段から前記項目
名を読み出して前記表示手段に表示させ、前記命令入力
手段により項目名の指定が行われると、その項目名に対
応する前記ヘルプデータを前記ヘルプデータ記憶手段か
ら読み出して前記表示手段に表示させる項目検索表示手
段とを具備することを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明によるCAD装置は、
請求項1記載のCAD装置において、前記項目名の各々
に対応して短縮文字を記憶する短縮文字記憶手段を具備
し、前記項目検索表示手段は、前記命令入力手段により
前記短縮文字のいずれかが指定されると、前記短縮文字
記憶手段から当該短縮文字に対応する項目名を検索する
短縮文字検索手段と、前記短縮文字検索手段によって検
索される項目名のヘルプデータを前記ヘルプデータ記憶
手段から読み出す項目検索手段と、前記項目検索手段に
よって読み出されたヘルプデータを前記表示手段に表示
させるヘルプ表示手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0015】請求項3記載の発明によるCAD装置は、
請求項1または2記載のCAD装置において、前記項目
検索表示手段は、前記命令入力手段により任意の文字が
指定されると、前記ヘルプデータ記憶手段に記憶された
項目名の中から当該文字を含む項目名を検索する文字検
索手段を有し、前記ヘルプ表示手段は、前記文字検索表
示手段によって検索される全項目名を前記表示手段に一
覧表示させ、前記項目検索手段は、前記一覧表示された
項目名のうち前記命令入力手段により指定された項目名
に対応する前記ヘルプデータを前記ヘルプデータ記憶手
段から読み出すよう構成されたことを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によるCAD装置は、
請求項1記載のCAD装置において、前記ヘルプデータ
記憶手段に記憶されているヘルプデータには、文字デー
タと、絶対座標で表された前記文字データの表示位置及
び前記図形データの座標値と、前記表示画面にウインド
ウ表示される前記図形データ上の表示領域及びその大き
さとが指定されており、前記ヘルプデータに指定されて
いる前記ウインドウの表示領域及びその大きさに基づい
て、前記表示手段の表示画面上にウインドウを表示させ
るウインドウ表示手段と、前記ヘルプデータに指定され
ている前記ウインドウの表示領域及びその大きさに基づ
いて前記図形データの示す図形の縮尺を求め、前記図形
データの絶対座標を相対座標に変換し、前記ウインドウ
内に当該図形を表示させるウインドウ図形表示手段と、
前記ヘルプデータに指定されている前記文字データの表
示位置に基づいて、前記表示画面上のテキスト画面で最
も近い座標を求め、前記ウインドウ内の当該座標に対応
する位置に当該ヘルプデータの示す文字を表示させるウ
ィンドウ文字表示手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0017】請求項5記載の発明によるCAD装置は、
請求項4記載のCAD装置において、前記ヘルプデータ
内に、前記ウインドウ表示される表示領域が複数個指定
されている場合には、前記表示領域に基づいて前記図形
データの相対座標を順次算出し、当該相対座標に基づい
て当該図形を前記表示画面上のウインドウ内に順次表示
させる動画表示手段を具備することを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明によるCAD装置は、
請求項1記載のCAD装置において、前記ヘルプデータ
記憶手段に記憶された項目名のうち、前記命令入力手段
によって現在行われている操作内容に関連する項目名を
設定するコマンド関連項目設定手段と、前記コマンド関
連項目設定手段によって設定された項目名のヘルプデー
タを前記ヘルプデータ記憶手段から読み出して、前記表
示画面に表示させる初期表示項目指定手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0019】請求項7記載の発明によるCAD装置は、
請求項1記載のCAD装置において、前記操作内容に応
じて、前記表示画面に表示される前記ヘルプデータの項
目名の順序を記憶する連続表示記憶手段と、前記連続表
示記憶手段から前記項目名の順序を呼び出し、当該順序
に応じて前記項目名に対応する前記ヘルプデータを前記
ヘルプデータ記憶手段から読み出して前記表示手段に表
示させる連続表示手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0020】請求項8記載の発明によるCAD装置は、
請求項1記載のCAD装置において、前記ヘルプデータ
記憶手段に記憶されているヘルプデータを参照し、各項
目名とその項目名の示すヘルプデータのアドレスとから
なる項目リストを作成する項目リスト作成手段を具備す
ることを特徴としている。
【0021】請求項9記載の発明によるCAD装置は、
請求項3記載のCAD装置において、前記ヘルプデータ
記憶手段に記憶されているヘルプデータを参照し、各文
字についてその文字を含む項目名とその項目名の示すヘ
ルプデータのアドレスとからなる索引リストを作成する
索引リスト作成手段を具備することを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明においては、まず、操作者
が命令入力手段によって作図命令を行い、それに基づき
図形作成手段により図面が作成され、表示画面に当該図
面が表示されているものとする。この図面の作成途中
で、操作者が、命令入力手段により作業命令としてヘル
プ表示を指定すると、項目検索表示手段により、ヘルプ
データ記憶手段に記憶されている項目名のみが読み出さ
れる。これにより、表示手段に項目名が表示され、操作
者が、画面上の項目名を命令入力手段によって指定す
る。そして、この指定された項目名に基づき、項目検索
表示手段によってヘルプデータ記憶手段が検索され、当
該項目名に対応するヘルプデータが表示手段に表示され
る。この時、命令入力手段によって指定された項目が図
形データからなる場合は、表示手段にヘルプデータとし
て図形が表示される。
【0023】以上のように、最初に項目名のみ表示しそ
の中から指定されたヘルプデータを表示するため、詳し
いヘルプデータを最初から表示する必要がない。また、
複雑な説明を図によって表示することができ、ヘルプデ
ータの内容が理解しやすくなる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、操作者が命
令入力手段により短縮文字を入力すると、短縮文字検索
手段により、短縮文字記憶手段から当該短縮文字に対応
した項目名が検索される。そして、項目検索手段によ
り、その項目名のヘルプデータがヘルプデータ記憶手段
から読み出され、ヘルプ表示手段によりそのヘルプデー
タが表示手段に表示される。このため、例えば、短縮文
字として1文字を定義しておくと、項目名の指定を1文
字のキー入力で行うことができ、項目名の指定時間を短
縮することができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、操作者が命
令入力手段により任意の文字を入力すると、文字検索手
段により、ヘルプデータ記憶手段から当該文字を含む項
目名が全て検索される。そして、この項目名が、表示手
段に一覧表示される。これにより、操作者が、上記項目
名の中から表示したい項目名を命令入力手段によって指
定すると、その項目についてのヘルプデータが表示され
る。このため、項目名が明確でない場合にも、必要な項
目を検索することができる。
【0026】また、項目検索表示手段が短縮文字検索手
段と文字検索手段との双方を有する場合は、操作者が必
要に応じて、項目名を短縮文字で指定するか曖昧な文字
から指定するか否かを選択することができる。例えば、
マウスを有するCAD装置である場合は画面上で項目名
を指定し、キーボードによって入力する場合は短縮文字
で指定し、検索したい項目名が明確に分からないときは
関連のある文字列を指定することにより、更に検索を容
易にすることができる。
【0027】請求項4記載の発明において、通常、図形
データ、及び文字の表示位置はワールド座標系と呼ばれ
る絶対座標で記述されている。そのため、ウインドウ図
形表示手段により、ウインドウ表示される絶対座標上の
表示領域及びその大きさに応じて図形の縮尺が求めら
れ、上記絶対座標がスクリーン座標と呼ばれる相対座標
に変換される。そして、ウインドウ表示手段により、ヘ
ルプデータに指定された表示領域にウィンドウが表示さ
れ、そのウィンドウ内に当該図形が表示される。
【0028】これにより、図形作成手段によって作成さ
れた図形の座標値をそのまま使用することができるた
め、図形をヘルプデータとして容易に取り込むことが可
能となる。また、ウインドウの大きさを変更するのみ
で、図形の座標を変更することなく、表示される図形の
大きさを調整することができる。
【0029】一方、ヘルプデータが文字データである場
合は、ウィンドウ文字表示手段により、上記文字の表示
位置に基づき、表示画面上のテキスト画面で最も近い座
標、すなわち行及び桁で表される表示位置が求められ
る。これにより、グラフィック画面のウインドウに、テ
キスト画面の文字が重ねて表示されるため、ヘルプデー
タに、文字の表示位置として複雑かつ容量の多いベクト
ルデータを持つ必要がない。従って、ヘルプデータの作
成時間及び検索・表示時間が短縮される。
【0030】請求項5記載の発明によれば、操作者によ
って指定された項目名のヘルプデータに、ウインドウの
表示領域が複数個指定されている場合は、動画表示手段
によって、その表示領域に基づいて当該ヘルプデータの
図形データの相対座標が順次算出され、ウィンドウ内に
その図形が順次表示される。これにより、画面上では図
形が動いているように表示される。従って、例えば、1
つの項目のヘルプデータにおいて、ウインドウの表示領
域を少しづつ移動させるよう指定することにより、操作
の流れに沿って図形が動くように表示される。このよう
にして、操作の流れを分かりやすく説明することが可能
となる。
【0031】請求項6記載の発明によれば、ヘルプデー
タを表示する前に、コマンド関連項目設定手段により、
現在操作中の操作内容(コマンド等)に関連する項目名
が設定され、初期表示項目指定手段により、最初の画面
において上記項目名のヘルプデータが表示される。この
ため、現在操作中または操作しようとする命令等につい
てのヘルプデータがすぐに表示され、検索する必要がな
くヘルプ表示の時間を短縮することができる。
【0032】請求項7記載の発明によれば、操作者が表
示する項目を命令入力手段によって指定する代わりに、
予め表示するヘルプデータの項目名の順序を連続表示記
憶手段に記憶させる。そして、連続表示手段により、連
続表示記憶手段から順序を示すデータが取り込まれ、そ
の順序に従って連続的に項目名に応じたヘルプデータが
表示される。そのため、複数の項目に係る複雑な操作内
容についても、操作の流れに応じて順次表示することが
できるため、操作者が操作の流れ全体を理解することが
容易となる。また、この連続表示手段を用いることによ
り、専用のプログラムを作成する必要がなく、CAD装
置の操作方法を学習(チュートリアル)するための機能
を実現することができる。
【0033】請求項8記載の発明によれば、項目リスト
作成手段により、各項目名とその項目名の示すヘルプデ
ータのアドレスとからなる項目リストが作成される。従
って、操作者が命令入力手段によって項目名を指定する
と、この項目リストが参照されるため、ヘルプデータの
検索時間が短縮される。
【0034】請求項9記載の発明によれば、索引リスト
作成手段により、各文字についてその文字を含む項目名
とその項目名の示すヘルプデータのアドレスとからなる
索引このヘルプデータ変換手段によって作成されるリス
トが参照されることにより、リストが作成される。従っ
て、命令入力手段によって短縮文字が入力されると、短
縮文字検索手段により上記項目リストが参照されるた
め、ヘルプデータの検索時間が短縮される。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 A.第1実施例 (A−1)第1実施例の構成 まず、本発明の第1実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項1に対応するものである。
【0036】図1は本発明の第1実施例によるCAD装
置の構成を示す機能ブロック図である。同図において、
1は、図形及び文字を表示する表示画面を有する図形表
示手段であり、CRTもしくは液晶ディスプレイ等によ
って構成される。2は、表示画面上において図面を作成
するための作業命令及び座標指定等を入力する命令入力
手段であり、キーボードもしくはマウス、及びハードデ
ィスク等に記憶されたファイルその他のデータ入力装置
などで構成される。3は計算機であり、上記作業命令も
しくは座標指定に基づいて図形を作成する図形作成手段
P1と、命令入力手段2によって指定された命令(コマ
ンド)の処理及びファイルの処理等を行う入出力処理手
段P2と、表示画面上にヘルプ画面を表示するヘルプ表
示処理手段P3との別々のプログラムによって構成され
る。
【0037】また、ヘルプデータテーブルTBL1は、
上記命令入力手段2による操作内容を示すヘルプデータ
が格納されるヘルプデータ記憶手段である。このヘルプ
データには、文字で表示されるための文字データと図形
で表示されるための図形データとがある。
【0038】更に、ヘルプ表示手段P3は、操作者が作
図の途中に操作内容等についての説明をヘルプ表示すべ
く、例えば表示画面上に表示されている「ヘルプ」をマ
ウス等の命令入力手段2によって指定した場合に、起動
する。このヘルプ表示手段P3において、項目検索表示
手段P10は、ヘルプデータテーブルTBL1に格納さ
れた項目名を図形表示手段1に表示し、操作者がその項
目名のいずれかを上記命令入力手段2によって指定する
と、その項目のヘルプデータをヘルプデータテーブルT
BL1において検索し図形表示手段1に表示する。
【0039】また、項目履歴表示手段P30は、現在ヘ
ルプ表示されている項目より前に表示された項目のヘル
プデータを表示する。例えば、ヘルプデータの項目が構
造化されており、ある操作内容を示す項目Aの下に更に
詳細を示す項目a,b,…があり、その項目aの下に項
目a´,b´,…があるとする。そのような場合、項目
a´のヘルプデータが表示されている時に操作者により
「戻り」が指定されると、その上位の項目aのヘルプデ
ータを表示する。更に、「戻り」が指定されると、その
上位の項目Aのヘルプデータを表示する。これは、具体
的には、ある項目のヘルプデータを表示している時に下
位の項目が指定された時、その時点で表示している項目
名(実際にはプログラムのアドレス)を一旦図示しない
メモリに格納しておき、その下位の項目を表示し、そこ
で「戻り」が指定された時に、メモリに格納しておいた
項目名を読み出すことによって実現される。
【0040】(A−2)第1実施例の作用 次に、上記構成を有する第1実施例の作用について、図
2のフローチャートを参照して説明する。
【0041】まず、プログラムが起動すると、項目検索
表示手段P10は、ヘルプデータテーブルTBL1の先
頭にある項目のヘルプデータを読み出し、図形表示手段
1に表示する。これにより、図形表示手段1の表示画面
には、上記ヘルプデータが初期ヘルプデータとして表示
される。この初期ヘルプデータは、例えばメニュー用に
作成される。
【0042】次に、操作者がマウスもしくはキーボード
によって、表示画面上に表示されている項目名を指定す
ると、入出力処理手段P2は、入力された項目名を取り
込む(ステップS102)。そして、入出力処理手段P
2は、取り込んだ命令がプログラムの「終了」であるか
否かを判定し(ステップS103)、取り込んだ命令、
すなわち、操作者が入力した命令が「終了」でない場合
は、その命令が次に検索する「項目名」であるか否かを
判定する(ステップS104)。
【0043】操作者が入力した命令が「項目名」である
場合、項目検索表示手段P10は、ヘルプデータテーブ
ルTBL1を検索する(ステップS105)。そして、
当該項目名の示す項目のヘルプデータを読み込む(ステ
ップS106)。この読み込んだヘルプデータが「図
形」であるか否かを判断し(ステップS107)、「図
形」である場合は、その図形のデータを図形表示手段1
に表示する。これにより、図形表示手段1には、指定さ
れた図形からなるヘルプデータが表示される(ステップ
S108)。一方、読み込んだヘルプデータが「図形」
でない場合は、そのヘルプデータを図形表示手段1に表
示する。これにより、図形表示手段1には、指定された
文字からなるヘルプデータが表示される(ステップS1
10)。
【0044】一方、入力された命令が「項目名」でなく
「戻り」である場合、項目履歴表示手段P30は、図示
しないメモリから1つ前に表示した項目名を読み込む
(ステップS109)。これにより、項目検索表示手段
P10は、当該項目名の示す項目のヘルプデータを読み
込み(ステップS106)、この読み込んだデータを図
形表示手段1に表示する。
【0045】このようにして、例えば、初期画面で全体
的な説明を行い、各用語の説明や詳細な説明などは、そ
の項目を指定して一時的に内容を調べ、再度、初期メニ
ューに戻り続きを読むといった、説明書と同じような方
法で調べることができる。以上のように、最初に項目名
のみ表示しその中から指定されたヘルプデータを表示す
るため、詳しいヘルプデータを最初から表示する必要が
ない。また、複雑な説明を図によって表示することがで
き、ヘルプデータの内容が理解しやすくなる。
【0046】B.第2実施例 (B−1)第2実施例の構成 次に、本発明の第2実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項2及び請求項3に対応する
ものであって、操作者が命令入力手段2により短縮文字
を入力することにより、もしくは、項目名を構成するい
ずれかの文字を入力することにより、項目を指定するこ
とができるものである。
【0047】本実施例では、図1に示すように、ヘルプ
データテーブルTBL1に格納される各項目名に対応し
て、短縮文字が格納されている短縮文字テーブルTBL
2が設けられている。この短縮文字は、例えば、キーボ
ードにおける「シフトキー」+「A」のようなショート
カット機能の場合の文字を示す。
【0048】また、図3に示すように、項目検索表示手
段P10は、項目検索手段P11、短縮文字検索手段P
12、文字検索手段P13、及びヘルプ表示手段P14
とから構成される。
【0049】短縮文字検索手段P12は、命令入力手段
2により短縮文字のいずれかが指定されると、短縮文字
テーブルTBL2を検索して当該短縮文字に対応する項
目名を読み出す。また、項目検索手段P11は、ヘルプ
データテーブルTBL1を検索して、短縮文字検索手段
P12によって検索された項目名のヘルプデータを読み
出す。また、ヘルプ表示手段P14は、この読み出され
たヘルプデータを、図形表示手段1に表示する。
【0050】更に、文字検索手段P13は、命令入力手
段2によりある文字が入力されると、ヘルプデータテー
ブルTBL1を検索して、その文字を含む文字列からな
る項目名を全て読み出す。また、上記ヘルプ表示手段P
14は、この読み出された項目名を図形表示手段1に一
覧表示し、上記項目検索手段P11は、その一覧表示さ
れた項目のうち操作者が指定した項目名について、ヘル
プデータテーブルTBL1を検索してそのヘルプデータ
を読み出す。更に、ヘルプ表示手段P14は、項目検索
手段P11によって読み出されたヘルプデータを図形表
示手段1に表示する。
【0051】(B−2)第2実施例の作用 次に、上記構成を有する第2実施例の作用について、図
4のフローチャートを参照して説明する。本実施例で
は、操作者が入力した命令が「項目名」でない場合、
「短縮文字」であるか否かの判定(ステップS20
1)、及び「その他の文字」であるか否かの判定(ステ
ップS203)を順に行う。
【0052】操作者によりキーボードから入力された命
令がショーチカットキー等の「短縮文字」である場合、
短縮文字検索手段P12により、その短縮文字に基づい
て短縮文字テーブルが検索され、当該短縮文字に対応す
る項目名が取り出される(ステップS202)。そし
て、その項目名に基づき、項目検索手段P11によりヘ
ルプデータテーブルTBL1が検索され(ステップS1
05)、以下第1実施例と同様に図形もしくは文字のヘ
ルプデータが図形表示手段1に表示される。
【0053】また、入力された文字が「項目名」及び
「短縮文字」でない「その他の文字」である場合、文字
検索手段P13によりヘルプデータテーブルTBL1が
検索されて、その入力された文字を含む文字列からなる
ヘルプデータが抽出され(ステップS204)、ヘルプ
表示手段P14により図形表示手段1に一覧表示され
る。これにより、操作者が再度マウス等によって所望の
項目名を指定すると、項目検索手段P11により、その
項目名に基づいてヘルプデータテーブルTBL1が検索
され(ステップS205)、以下同様に図形もしくは文
字のヘルプデータが図形表示手段1に表示される。
【0054】以上のように、本実施例によれば、操作者
が命令入力手段2により短縮文字を入力すると、短縮文
字検索手段P12により、短縮文字テーブルTBL2か
ら当該短縮文字に対応した項目名が検索される。そし
て、項目検索手段P11により、その項目名のヘルプデ
ータがヘルプデータテーブルTBL1から読み出され、
そのヘルプデータが図形表示手段1に表示される。この
ため、例えば、短縮文字として1文字を定義しておく
と、項目名の指定を1文字のキー入力で行うことがで
き、項目名の指定時間を短縮することができる。
【0055】また、操作者が命令入力手段2により任意
の文字を入力すると、文字検索手段P13により、ヘル
プデータテーブルTBL1から当該文字を含む項目名が
全て検索される。そして、この項目名が、図形表示手段
1に一覧表示される。これにより、操作者が、上記項目
名の中から表示したい項目名を命令入力手段2によって
指定すると、その項目についてのヘルプデータが表示さ
れる。このため、項目名が明確でない場合にも、必要な
項目を検索することができる。
【0056】C.第3実施例 (C−1)第3実施例の構成 次に、本発明の第3実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項4及び請求項5に対応する
ものであって、ヘルプ表示の際に図形及び文字をウイン
ドウ表示するものである。
【0057】本実施例においては、ヘルプデータテーブ
ルTBL1に記憶されているヘルプデータには、文字に
ついては、文字データと、ワールド座標で表された表示
位置とが指定されている。また、図形については、ワー
ルド座標で表された座標値と、表示画面にウインドウ表
示される表示領域と、そのウインドウの大きさとが指定
されている。
【0058】また、図1に示す図形文字表示手段P20
が設けられており、図5に示すように、この図形文字表
示手段P20は、ウインドウ表示手段P21、ウインド
ウ図形表示手段P22、ウインドウ文字表示手段P2
3、及び動画表示手段P24から構成される。
【0059】ウインドウ表示手段P21は、ヘルプデー
タに指定されているウインドウの表示領域及びその大き
さに基づいて、図形表示手段1の表示画面上にウインド
ウを設定する。ウインドウ図形表示手段P22は、ヘル
プデータに指定されているウインドウの表示領域及びそ
の大きさに基づいて図形データの示す図形の縮尺を求
め、図形データのワールド座標をウインドウのスクリー
ン座標に変換し、ウインドウ内に当該図形を表示させ
る。
【0060】また、ウインドウ文字表示手段P23は、
ヘルプデータに指定されている文字データの表示位置に
基づいて、表示画面上のテキスト画面で最も近い座標を
求め、ウインドウ内の当該座標に対応する位置に当該ヘ
ルプデータの示す文字を表示させる。更に、動画表示手
段P24は、ヘルプデータ内に、ウインドウ表示される
表示領域が複数個指定されている場合に、その表示領域
に基づいて図形データのスクリーン座標を順次算出し、
当該スクリーン座標に基づいて当該図形を表示画面上の
ウインドウ内に順次表示させる。
【0061】(C−2)第3実施例の作用 次に、上記構成を有する第3実施例の作用について、図
6のフローチャートを参照して説明する。同図に示すフ
ローチャートは、図2のフローチャートにおける図形の
表示処理(ステップS108)の具体的な処理を示す。
【0062】まず、表示するヘルプデータが図形である
場合、ウインドウ図形表示手段P22により、そのヘル
プデータに指定されている表示領域に基づいて、図形の
縮尺が求められる(ステップS301)。次に、ウイン
ドウ表示手段P21により、上記ヘルプデータに指定さ
れている大きさのウィンドウが図形表示手段1に設定さ
れる(ステップS302)。この時、表示画面上のウイ
ンドウを表示する位置に表示されていたデータを、図示
しないメモリに保存しておく。これにより、ウインドウ
を消去した時に、メモリに保存しておいたデータをその
まま読み出して表示すればよく、レスポンスが向上す
る。
【0063】次に、ウインドウ内に表示される図形のう
ちの1つ目の要素について、ウインドウ図形表示手段P
22により、上述した縮尺に基づいてスクリーン座標が
求められる(ステップS304)。そして、この要素が
直線であるか否かが判断され(ステップS305)、直
線である場合は、その直線が上記スクリーン座標に基づ
いてウインドウ内に表示される(ステップS306)。
その後、次の図形があるか否かが判断され(ステップS
307)、次の図形がある場合は再びその要素が直線で
あるかの判断が行われる(ステップS305)。
【0064】ここで、直線でない場合は、円であるか否
かの判断が行われ(ステップS309)、円である場合
は、ウインドウ図形表示手段P22によりその円がウイ
ンドウ内に表示される(ステップS310)。また、円
でない場合は、文字であるか否かの判断が行われ(ステ
ップS311)、文字である場合は、ウインドウ文字表
示手段P23によりその文字の表示位置である行及び桁
が求められ(ステップS312)、この行及び桁に基づ
いてその文字がウインドウ内に表示される(ステップS
313)。
【0065】図7は、ウィンドウに図形を表示した場合
の画面表示例である。この場合、ヘルプデータに、ウイ
ンドウの表示領域としてウインドウの左下の座標(−1
00,−50)及び右上の座標(100,150)が指
定されている。また、図の中の***は文字列を表し、
テキスト画面上で30行の表示が可能である。上述した
ように、ヘルプデータでは、文字の表示位置はワールド
座標で指定されている。すなわち、この場合は、ヘルプ
データに文字の表示位置を示す座標(−90,140)
が指定されている。本実施例では、文字データとして字
体そのものの座標を持つようにするとデータ量が膨大と
なるため、これを防ぐために、字体データを持たずにテ
キスト画面用の文字コードを使用して表示する。すなわ
ち、グラフィック画面であるウインドウ上に、テキスト
画面として文字を上書きする。これにより、文字表示の
為の処理が不要となり、処理時間を短縮することができ
る。
【0066】また、図6において、1つのウインドウ内
で複数の図形を表示した後、動画表示手段P24によ
り、続けて次のウィンドウ表示があるか否かが判定され
る(ステップS308)。そして、当該ヘルプデータ内
においてウインドウ表示される表示領域が複数指定され
ている場合は、次のウインドウ表示があると判定され、
当該ウィンドウ内がクリアされる(ステップS30
3)。そして、上記表示領域に基づいて図形のスクリー
ン座標値が算出され(ステップS304)、同様に次の
ウィンドウ内に図形が表示される。これが繰り返される
ことにより、ウインドウ内の図形が動画として表示され
る。そのため、静止画としての説明よりも、図形の変化
から操作の流れを確認することができる。
【0067】以上のように、本実施例によれば、ウイン
ドウ図形表示手段P22により、ウインドウ表示される
ワールド座標上の表示領域及びその大きさに応じて図形
の縮尺が求められ、その座標がスクリーン座標に変換さ
れる。そして、ウインドウ表示手段にP21より、ヘル
プデータに指定された表示領域にウィンドウが表示さ
れ、そのウィンドウ内に当該図形が表示される。これに
より、図形作成手段P1によって作成された図形の座標
値をそのまま使用することができるため、図形をヘルプ
データとして容易に取り込むことが可能となる。また、
ウインドウの大きさを変更するのみで、図形の座標を変
更することなく、表示される図形の大きさを調整するこ
とができる。
【0068】一方、ヘルプデータが文字データである場
合は、ウィンドウ文字表示手段P22により、上記文字
の表示位置に基づき、表示画面上のテキスト画面で最も
近い座標、すなわち行及び桁で表される表示位置が求め
られる。これにより、グラフィック画面のウインドウ
に、テキスト画面の文字が重ねて表示されるため、ヘル
プデータに、文字の表示位置として複雑かつ容量の多い
ベクトルデータを持つ必要がない。従って、ヘルプデー
タの作成時間及び検索・表示時間が短縮される。また、
ヘルプデータに、ウインドウの表示領域が複数個指定さ
れている場合は、動画表示手段P24によって、その表
示領域に基づいて当該ヘルプデータの図形データのスク
リーン座標が順次算出され、ウィンドウ内にその図形が
順次表示される。これにより、画面上では図形が動いて
いるように表示される。従って、例えば、1つの項目の
ヘルプデータにおいて、ウインドウの表示領域を少しづ
つ移動させるよう指定することにより、操作の流れに沿
って図形が動くように表示される。このようにして、操
作の流れを分かりやすく説明することが可能となる。
【0069】D.第4実施例 (D−1)第4実施例の構成 次に、本発明の第4実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項6に対応するものであっ
て、ヘルプ画面の表示の際に、その時点での操作内容に
関連する項目名を初期項目として表示するものである。
【0070】本実施例では、図1に示すように、コマン
ド関連項目設定手段P41及び初期表示項目指定手段P
40が設けられている。コマンド関連項目設定手段P4
1は、ヘルプデータテーブルTBL1に記憶された項目
名のうち、命令入力手段2によって現在行われている操
作内容に関連する項目名を検索する。また、初期表示項
目指定手段P40は、コマンド関連項目設定手段P41
に検出された項目名のヘルプデータをヘルプデータテー
ブルTBL1から読み出して、図形表示手段1に表示す
る。
【0071】(D−2)第4実施例の作用 次に、上記構成を有する第4実施例の作用について、図
8のフローチャートを参照して説明する。同図に示す処
理は、CAD装置における作図等の操作の途中に行われ
る。
【0072】CAD装置の操作の途中(ステップS40
1)に、命令入力手段2によりヘルプ表示の命令がなさ
れると(ステップS402)、入出力処理手段P2によ
り、操作中のコマンドがあるか否かが判定される(ステ
ップS403)。操作中のコマンドがある場合、コマン
ド関連項目設定手段P41により、当該コマンドに関連
するヘルプデータの項目名が初期項目として設定される
(ステップS404)。そして、その時点での操作画面
が図示しないメモリに一旦保存され(ステップS40
5)、以下のヘルプ機能が起動される(ステップS40
6)。
【0073】まず、上記初期項目が設定されているか否
かの判定が行われ(ステップS407)、初期項目があ
る場合は、初期表示項目指定手段P40により当該項目
名がヘルプデータテーブルTBL1から検索され、初期
ヘルプデータとして表示される(ステップS101)。
以降、図2に示す処理が行われ、ヘルプ画面の表示が終
了すると、再び操作画面がメモリから読み出されて復元
される(ステップS409)。
【0074】以上のように、本実施例によれば、ヘルプ
データを表示する前に、コマンド関連項目設定手段P4
1により、現在操作中のコマンド等の操作内容に関連す
る項目名が設定され、初期表示項目指定手段P40によ
り、最初の画面において上記項目名のヘルプデータが表
示される。このため、現在操作中または操作しようとす
る命令等についてのヘルプデータがすぐに表示され、検
索する必要がなくヘルプ表示の時間を短縮することがで
きる。
【0075】E.第5実施例 (E−1)第5実施例の構成 次に、本発明の第5実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項7に対応するものであっ
て、操作内容に応じた項目名を予め格納しておき、その
順序に応じてヘルプデータを表示するものである。
【0076】同実施例においては、図1に示すように、
連続表示テーブルTBL3及び連続表示手段P50が設
けられている。連続表示テーブルTBL3は、操作内容
に応じて、表示画面に表示されるヘルプデータの項目名
の順序が格納される連続表示記憶手段である。また、連
続表示手段P50は、連続表示テーブルTBL3から項
目名の順序を呼び出し、当該順序に応じて項目名に対応
するヘルプデータをヘルプデータテーブルTBL1から
読み出して、図形表示手段1に表示する。
【0077】(E−2)第5実施例の作用 次に、上記構成を有する第5実施例の作用について、図
9のフローチャートを参照して説明する。
【0078】まず、連続表示手段P50により、連続表
示の設定がされているか否かが判定される(ステップS
501)。そして、連続表示の設定されている場合は、
連続表示テーブルに予め定義されている操作手順が読み
込まれ(ステップS502)、それに応じてヘルプ画面
の切り替え及びウィンドウ図形の表示が順次行われる。
以上のように本実施例によれば、操作者が表示する項
目を命令入力手段2によって指定する代わりに、予め表
示するヘルプデータの項目名の順序を連続表示テーブル
TBL3に記憶させる。そして、連続表示手段P50に
より、連続表示テーブルTBL3から順序を示すデータ
が取り込まれ、その順序に従って連続的に項目名に応じ
たヘルプデータが表示される。そのため、複数の項目に
係る複雑な操作内容についても、操作の流れに応じて順
次表示することができるため、操作者が操作の流れ全体
を理解することが容易となる。また、この連続表示手段
P50を用いることにより、専用のプログラムを作成す
る必要がなく、CAD装置の操作方法を学習するための
機能を実現することができる。
【0079】F.第6実施例 (F−1)第6実施例の構成 次に、本発明の第6実施例によるCAD装置について説
明する。本実施例は、請求項8及び請求項9に対応する
ものであって、ヘルプデータの変換を行うものである。
【0080】本実施例においては、ヘルプデータ記憶手
段として、ヘルプデータメモリMRとヘルプデータテー
ブルTBL1とが設けられている。ヘルプデータメモリ
MRには、図10に示すように、項目名と、その項目の
説明とを順番に羅列したヘルプデータが格納されてい
る。操作者がワープロ等でデータを作成した場合、その
データはそのままヘルプデータメモリMRに格納され
る。また、ヘルプデータ中の説明文には、任意の位置に
項目名が記述されている。
【0081】また、本実施例では、図1及び図10に示
すようにヘルプデータ変換手段P60が設けられてい
る。このヘルプデータ変換手段P60は、計算機3の中
で別個のプログラムとして構成されるものであり、他の
プログラムとヘルプデータテーブルTBL1を共有する
ものである。また、ヘルプデータ変換手段P60は、ヘ
ルプデータメモリMRに格納されているヘルプデータを
参照し、各項目名とその項目名の示すヘルプデータのア
ドレスとからなる項目リストを作成する。また、ヘルプ
データ変換手段P60は、ヘルプデータメモリMRに格
納されているヘルプデータを参照し、各文字についてそ
の文字を含む項目名とその項目名の示すヘルプデータの
アドレスとからなる索引リストを作成する。
【0082】(F−2)第6実施例の作用 本実施例によれば、ヘルプデータ変換手段P60によ
り、各項目名とその項目名の示すヘルプデータのアドレ
スとからなる項目リストが作成されるため、操作者が命
令入力手段2によって項目名を指定すると、この項目リ
ストが参照されるため、ヘルプデータの検索時間が短縮
される。また、ヘルプデータ変換手段P60により、各
文字についてその文字を含む項目名とその項目名の示す
ヘルプデータのアドレスとからなる索引リストが作成さ
れる。このため、命令入力手段2によって短縮文字が入
力されると、短縮文字検索手段P12により上記項目リ
ストが参照されるため、ヘルプデータの検索時間が短縮
される。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、図面を
用いることにより、複雑な操作方法及び命令の意味等
を、簡単な操作により、かつ、短時間で、画面上に詳し
く表示することができる。また、その際、操作者が操作
の流れ全体を容易に理解することも可能である。更に、
ヘルプ表示を行うためのヘルプデータを必要に応じて編
集することにより、検索時間を短縮することができる。
従って、ヘルプ表示の時間を短縮することにより、操作
効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるCAD装置の機能を示
すブロック図
【図2】本発明の第1実施例の作用を示すフローチャー
【図3】本発明の第2実施例における項目検索表示手段
P10の機能を示すブロック図
【図4】同実施例の作用を示すフローチャート
【図5】本実施例の第3実施例における図形文字表示手
段P20の機能を示すブロック図
【図6】同実施例の作用を示すフローチャート
【図7】同実施例における図形表示手段1によるヘルプ
画面の表示例を示す図
【図8】本発明の第4実施例の作用を示すフローチャー
【図9】本発明の第5実施例の作用を示すフローチャー
【図10】本発明の第6実施例におけるヘルプデータ変
換手段P60の機能を示す概略図
【符号の説明】
1…図形表示手段 2…命令入力手段 3…計算機 P1…図形作成手段 P2…入出力処理手段 P3…ヘルプ表示処理手段 P10…項目検索表示手段 P11…項目検索手段 P12…短縮文字検索手段 P13…文字検索手段 P14…ヘルプ表示手段 P20…図形文字表示手段 P21…ウィンドウ表示手段 P22…ウィンドウ図形表示手段 P23…ウィンドウ文字表示手段 P24…動画表示手段 P30…項目履歴表示手段 P40…初期表示項目指定手段 P41…コマンド関連項目設定手段 P50…連続表示手段 P60…ヘルプデータ変換手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形及び文字を表示するための表示画面
    を有する表示手段と、 作図命令を含む作業命令、座標指定、もしくは前記表示
    手段に表示される項目の指定を行うための命令入力手段
    と、 前記作図命令もしくは座標指定に基づいて図面を作成
    し、前記表示手段に表示させる図形作成手段と、 前記命令入力手段による操作内容を示すヘルプデータ
    を、文字データもしくは図形データの少なくともいずれ
    か一方によって表し、当該操作内容の項目名と共に当該
    ヘルプデータを記憶するヘルプデータ記憶手段と、 前記命令入力手段によりヘルプ表示の指定が行われる
    と、前記ヘルプデータ記憶手段から前記項目名を読み出
    して前記表示手段に表示させ、前記命令入力手段により
    項目名の指定が行われると、その項目名に対応する前記
    ヘルプデータを前記ヘルプデータ記憶手段から読み出し
    て前記表示手段に表示させる項目検索表示手段とを具備
    することを特徴とするCAD装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCAD装置において、 前記項目名の各々に対応して短縮文字を記憶する短縮文
    字記憶手段を具備し、 前記項目検索表示手段は、 前記命令入力手段により前記短縮文字のいずれかが指定
    されると、前記短縮文字記憶手段から当該短縮文字に対
    応する項目名を検索する短縮文字検索手段と、 前記短縮文字検索手段によって検索される項目名のヘル
    プデータを前記ヘルプデータ記憶手段から読み出す項目
    検索手段と、 前記項目検索手段によって読み出されたヘルプデータを
    前記表示手段に表示させるヘルプ表示手段とを具備する
    ことを特徴とするCAD装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のCAD装置にお
    いて、 前記項目検索表示手段は、 前記命令入力手段により任意の文字が指定されると、前
    記ヘルプデータ記憶手段に記憶された項目名の中から当
    該文字を含む項目名を検索する文字検索手段を有し、 前記ヘルプ表示手段は、 前記文字検索表示手段によって検索される全項目名を前
    記表示手段に一覧表示させ、 前記項目検索手段は、 前記一覧表示された項目名のうち前記命令入力手段によ
    り指定された項目名に対応する前記ヘルプデータを前記
    ヘルプデータ記憶手段から読み出すよう構成されたこと
    を特徴とするCAD装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のCAD装置において、 前記ヘルプデータ記憶手段に記憶されているヘルプデー
    タには、文字データと、絶対座標で表された前記文字デ
    ータの表示位置及び前記図形データの座標値と、前記表
    示画面にウインドウ表示される前記図形データ上の表示
    領域及びその大きさとが指定されており、 前記ヘルプデータに指定されている前記ウインドウの表
    示領域及びその大きさに基づいて、前記表示手段の表示
    画面上にウインドウを表示させるウインドウ表示手段
    と、 前記ヘルプデータに指定されている前記ウインドウの表
    示領域及びその大きさに基づいて前記図形データの示す
    図形の縮尺を求め、前記図形データの絶対座標を相対座
    標に変換し、前記ウインドウ内に当該図形を表示させる
    ウインドウ図形表示手段と、 前記ヘルプデータに指定されている前記文字データの表
    示位置に基づいて、前記表示画面上のテキスト画面で最
    も近い座標を求め、前記ウインドウ内の当該座標に対応
    する位置に当該ヘルプデータの示す文字を表示させるウ
    ィンドウ文字表示手段とを具備することを特徴とするC
    AD装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のCAD装置において、 前記ヘルプデータ内に、前記ウインドウ表示される表示
    領域が複数個指定されている場合には、前記表示領域に
    基づいて前記図形データの相対座標を順次算出し、当該
    相対座標に基づいて当該図形を前記表示画面上のウイン
    ドウ内に順次表示させる動画表示手段を具備することを
    特徴とするCAD装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のCAD装置において、 前記ヘルプデータ記憶手段に記憶された項目名のうち、
    前記命令入力手段によって現在行われている操作内容に
    関連する項目名を設定するコマンド関連項目設定手段
    と、 前記コマンド関連項目設定手段によって設定された項目
    名のヘルプデータを前記ヘルプデータ記憶手段から読み
    出して、前記表示画面に表示させる初期表示項目指定手
    段とを具備することを特徴とするCAD装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のCAD装置において、 前記操作内容に応じて、前記表示画面に表示される前記
    ヘルプデータの項目名の順序を記憶する連続表示記憶手
    段と、 前記連続表示記憶手段から前記項目名の順序を呼び出
    し、当該順序に応じて前記項目名に対応する前記ヘルプ
    データを前記ヘルプデータ記憶手段から読み出して前記
    表示手段に表示させる連続表示手段とを具備することを
    特徴とするCAD装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のCAD装置において、 前記ヘルプデータ記憶手段に記憶されているヘルプデー
    タを参照し、各項目名とその項目名の示すヘルプデータ
    のアドレスとからなる項目リストを作成する項目リスト
    作成手段を具備することを特徴とするCAD装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のCAD装置において、 前記ヘルプデータ記憶手段に記憶されているヘルプデー
    タを参照し、各文字についてその文字を含む項目名とそ
    の項目名の示すヘルプデータのアドレスとからなる索引
    リストを作成する索引リスト作成手段を具備することを
    特徴とするCAD装置。
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