JPH05314232A - 図形作成装置 - Google Patents

図形作成装置

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JPH05314232A
JPH05314232A JP4119090A JP11909092A JPH05314232A JP H05314232 A JPH05314232 A JP H05314232A JP 4119090 A JP4119090 A JP 4119090A JP 11909092 A JP11909092 A JP 11909092A JP H05314232 A JPH05314232 A JP H05314232A
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JP
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graphic
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point
designating
selecting
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JP4119090A
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English (en)
Inventor
Shigeo Morimoto
茂雄 森本
Mitsunori Nakamura
光則 中村
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Publication of JPH05314232A publication Critical patent/JPH05314232A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多くの図形が密接に関連した図を編集する場合
においても所望する特定図形のみを簡単な操作で直接選
択指定可能とする。 【構成】図面上の図形を示す図形データを複数記憶する
記憶部18を有し、図形移動や図形コピー等の図形編集に
伴ってキーボード11で上記図面上の一点を指定すること
により、図形データ編集部15がこの指定された点位置と
最も近い位置にある図形あるいはその特徴点の1つが最
も近い位置にある図形を上記記憶部18の記憶内容により
判断して選択図形とし、その図形に対する上記図形編集
を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば文書作成装置の
1機能として搭載される図形作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば文書作成装置の1機能とし
て、図形等を作成する図形作成機能が使用されている。
【0003】すなわち、文書作成装置の動作モードを図
形作成モードに指示設定し、図形作成プログラムを起動
させる。次に、描画すべく所望の図形種類(直線、曲
線、折れ線、円、楕円等)、その図形線の種類・太さ
(線種)等を選択した後、カーソル(例えば十字カーソ
ル)を移動操作して表示画面上でその図形のパターンに
応じて予めその図形毎に規定された特徴点、例えば図形
が直線であれば両端の2点、矩形であればその一組の対
角、円であれば中心点と円周上の1点等の位置座標を指
定する。すると、上記カーソル指示された図形の特徴点
の位置座標に対応して所望の図形パターンが表示される
ことになる。
【0004】このようにして、例えば地図上の道路(道
図形、すなわち一定幅を保って相対向する2本の線から
なる幅線図形)は、直線や曲線の図形種類(線図形)を
組合わせることにより、また、建物や目印等は、四角、
円、楕円等の他の図形種類を組合せることより描画する
ことができる。
【0005】こうして作成した通常の図形や地図図形に
対して図形編集として移動やコピー、削除等の処理を行
なう時、編集対象となる図形を囲むようにして例えば矩
形状の範囲指定を行なうことで、該範囲内にある図形に
対する図形編集を実行させることができる。
【0006】しかしながら、多くの図形が密接に関連し
た図などにおいては、その中の所望する特定図形のみを
範囲指定して図形編集させるのが困難であり、同範囲内
にある特定図形に関連した他の図形も同様に図形編集さ
れてしまうということがあり得る。したがって、このよ
うな場合は上記範囲内にある他の図形を一旦他の場所に
移動避難させて所望の特定図形のみを残した状態で図形
編集を実行し、その後に上記避難させていた他の図形を
再び元の位置に戻すという面倒な操作を行なう必要があ
った。
【0007】これは、図形の選択をその図形の属する例
えば矩形の範囲で指定することに起因するもので、所望
の特定図形を直接に選択指定することができれば上記の
ような不具合は解消するものと思われる。
【0008】しかるに、多くの図形が密接に関連した図
などにおいて所望する特定図形のみを直接に選択指定す
る方法としては、例えばその図形作成時に用いたその図
形を規定するための特徴点、例えば特定図形が直線であ
れば両端の2点、矩形であればその一組の対角、円であ
れば中心点と円周上の1点等を指定することで指定図形
を選択するという方法が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
徴点を指定することで図形編集のための特定図形のみを
直接に選択指定する方法においても、特徴点の位置座標
を正確に指定するためのカーソル指定が必要であり、そ
の操作が繁雑である。
【0010】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、多くの図形が密接
に関連した図を編集する場合においても所望する特定図
形のみを簡単な操作で直接選択指定することが可能な図
形作成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】すなわち本発明
は、図面上の図形を示す図形データを複数記憶する記憶
部を有し、図形移動や図形コピー等の図形編集に伴って
上記図面上の一点を指定することにより、この指定され
た点位置と最も近い位置にある図形あるいはその特徴点
の1つが最も近い位置にある図形を上記記憶部の記憶内
容により判断して選択図形とし、その図形に対する上記
図形編集を実行するようにしたもので、所望の図形ある
いはその図形の特徴点の近傍1点を指定するだけで該図
形のみを直接選択指定して図形編集に移行させることが
できるため、図形編集に伴う図形選択の操作を大幅に簡
略化できる。
【0012】また本発明は、図面上の特定領域を有する
広さをもった図形を示す図形データを複数記憶する記憶
部を有し、図形移動や図形コピー等の図形編集に伴って
上記図面上の一点を指定することにより、この指定され
た点位置がその特定領域内にある図形を選択し、さらに
必要に応じてはその選択した図形を規定する特徴点のう
ち上記指定された点位置に最も近い位置にあるものを選
択して、その図形あるいはその図形中の特徴点に対する
上記図形編集を実行するようにしたもので、特定の領域
を有する所望の図形内の1点を指定するだけで該図形あ
るいはその図形の特徴点を直接選択指定して図形編集に
移行させることができるため、図形編集に伴う図形選択
の操作を大幅に簡略化できる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
【0014】図1は同実施例に係る図形作成装置の構成
を示すブロック図である。図1に示す構成は、地図作成
/編集用の図形作成装置に実施したものである。なお、
この図形作成装置は、専用装置であっても、文書作成装
置やパーソナルコンピュータに搭載された図形作成機能
によって実現されるものであっても良い。
【0015】図中、11はキーボードであり、このキーボ
ード11は使用者によるキー操作を受けて地図、図形の作
成/編集等に必要な入力情報をキー入力制御部12を介し
て入力する。
【0016】キーボード11には、各種文字数字キー、各
種機能項目の指定や、文書編集や地図図形編集時の位置
または領域(範囲)の指定等をカーソル移動により行な
うための上下左右のカーソルキー等に加えて、文書入力
時の「かな」(読み)から漢字への変換の指示や次候補
処理の実行を指示するための「変換/次候補」キー、各
種設定の確定を指示するための「選択/実行」キー、各
種設定内容の訂正を指示するための「訂正」キー、処理
の中断や確定前の入力の取消し等を指示するための「取
消し」キー、文書や図形の作成、編集校正等に用いられ
る「削除」キー、「挿入」キー、「移動」キー及び「コ
ピー」キー、罫線作成を指示するための「罫線」キー等
を含む各種のファンクションキーが設けられている。さ
らに、他の文字キーとの組合せにより各種の機能が実現
できる「機能1」キー並びに「機能2」キーと称する特
別のファンクションキーも設けられている。
【0017】キー入力制御部12は、MMI(マンマシン
インターフェイス)部13のサポートを受けてキーボード
11の有効キーの入力を行なうものであり、キーボード11
から入力された地図の作成に関する情報を地図データ編
集部14へ、図形の作成に関する情報を図形データ編集部
15へ送出する。
【0018】MMI部13は、地図、図形の作成に関する
各種指定等を使用者に行なわせるためのものであり、地
図作成の際には上記地図データ編集部14へ、通常の図形
作成の際には上記図形データ編集部15へ動作制御のため
の信号を送出する。
【0019】地図データ編集部14は、MMI部13から信
号を受けた状態で、キー入力制御部12から入力される情
報により地図図形の描画、作成のための編集処理を行な
うもので、多数の基本的な地図データを記憶している地
図データ記憶部17をアクセスして該地図データを地図デ
ータ表示制御部16へ読出させ、また地図データ表示制御
部16に保持される各種地図データの更新、削除等を行な
う。
【0020】地図データ表示制御部16は、地図データ記
憶部17から読出されてくる基本的な地図データを取込む
もので、この取込んだ地図データに対して地図データ編
集部14が編集処理によって種々変形して地図図形を実際
に表示させるために表示データを作成する。地図データ
表示制御部16はその作成された表示データを記憶保持
し、保持した表示データを表示制御部20へ送出する。
【0021】一方、図形データ編集部15は、MMI部13
から信号を受けた状態で、キー入力制御部12から入力さ
れる情報により通常図形の描画、作成のための編集処理
を行なうもので、多数の基本的な図形データを記憶して
いる図形データ記憶部19をアクセスして該図形データを
図形データ表示制御部18へ読出させ、また図形データ表
示制御部18に保持される各種図形データの更新、削除等
を行なう。
【0022】図形データ表示制御部18は、図形データ記
憶部19から読出されてくる基本的な図形データを取込む
もので、この取込んだ図形データに対して図形データ編
集部15が編集処理によって種々変形して図形を実際に表
示させるために表示データを作成する。図形データ表示
制御部18はその作成された表示データを記憶保持し、保
持した表示データを表示制御部20へ送出する。
【0023】しかして表示制御部20は、地図データ表示
制御部16から送られてくる地図図形の表示データと図形
データ表示制御部18から送られてくる通常図形の表示デ
ータをそれぞれ展開して図形パターンのイメージデータ
を作成し、これをバッファメモリで構成される表示デー
タ記憶部21のビットマップ上に重畳して記憶させる。
【0024】そして表示制御部20は、この表示データ記
憶部21の記憶内容に応じて例えば液晶表示パネルで構成
される表示部22を制御駆動して該図形パターンを表示出
力させる。次に上記実施例の動作について説明する。
【0025】まず、通常図形を図形編集する場合の動作
について図2及び図3を用いて述べる。図2は図形デー
タ表示制御部18に記憶されている通常図形の表示データ
に対してキーボード11で図形移動、図形コピー、図形削
除等の図形編集を指定するキー入力がなされた場合に図
形データ編集部15によって行なわれる処理である。
【0026】その処理当初にキーボード11で図形編集を
行なう対象となる図形の近傍にカーソルキーの操作によ
りカーソルを移動させた後にその図形編集を実行させる
ための「選択/実行」キーの操作があると、このキー入
力をキー入力制御部12を介して図形データ編集部15が図
形編集に伴う対象図形の選択指定のキー入力として判断
し(ステップA1)、次にカーソル位置に最も近い位置
にある通常図形を図形データ表示制御部18に記憶される
表示データによって求める(ステップA2)。
【0027】図3は図形データ表示制御部18に直線図形
31,32の表示データが記憶され、これが表示制御部20に
よって読出されて表示部22の表示画面上に表示されてい
る状態で、十字カーソルCを図に示すようにこれらの図
形近傍に移動させた場合を例示するものである。直線図
形31は、始点aと終点bとの位置座標を特徴点として与
えられることで、これら2点間を結ぶ線分としての表示
データが作成されるもので、実際の表示画面上では点
a,bは表示されない。同様に、直線図形32は、始点c
と終点dとの位置座標を特徴点としてこれらを結ぶ線分
としての表示データが作成され、実際の表示画面上では
点c,dは表示されない。このようにして表示された直
線図形31,32のうち、十字カーソルCに最も近い図形を
選択する際には、下記2つの方法がある。
【0028】すなわち、まず1つの方法は、単に十字カ
ーソルCの位置座標と直線図形31,32それぞれの一部で
最も十字カーソルCと近い部分の位置座標との距離を算
出し、その距離のより小さい方の部分を有する図形を十
字カーソルCに近い図形として求める方法である。この
場合、直線図形31の十字カーソルCと最も近い部分はそ
の端点bの部分であり、直線図形32の十字カーソルCと
最も近い部分は点c,d間の線上でその垂線が十字カー
ソルCを通過する位置であって、直線図形31の点bと直
線図形32上の垂線が十字カーソルCを通過する位置とで
は図示する如く後者の方がより十字カーソルCに近いの
で、したがってこの方法では直線図形32が十字カーソル
Cに最も近い図形として求められる。
【0029】また、もう1つの方法は、十字カーソルC
の位置座標と直線図形31,32それぞれの各特徴点の位置
座標との距離を算出し、その距離のより小さい特徴点を
有している方の図形を十字カーソルCに近い図形として
求める方法である。この場合、直線図形31の十字カーソ
ルCと最も近い特徴点は点bであり、また直線図形32の
十字カーソルCと最も近い特徴点は点cであり、点cよ
り点bの方が十字カーソルCにより近いので、したがっ
てこの方法では直線図形31が十字カーソルCに最も近い
図形として求められる。この場合は、図形を規定する特
徴点と十字カーソルCとの距離により近い図形を判断す
ることで、上記図3のように一見して十字カーソルCに
近いのは直線図形31の方に見えるような状態でも、直線
図形の特徴点を理解しているものであれば、直線図形32
の方を選択させることができるものである。
【0030】以上の2方法のいずれかにより十字カーソ
ルCに最も近い図形を求めた後、その求めた図形を選択
した旨を表示出力させるために図形データ編集部15は、
例えば図形データ表示制御部18に記憶される該図形の表
示データ中の線種を示すデータを一時的に書換設定し、
該図形を構成する線を例えば実線から破線に代えて表示
部22で表示させる(ステップA3)。その後、図形デー
タ編集部15はこの処理を終了すると共に、求めた図形に
対して図形移動、図形コピー、図形削除等の図形編集を
実行する。
【0031】以上に示したような図形の選択方法によれ
ば、図形編集の対象となる図形に対して正確なカーソル
指定を行なう必要なく、その近傍の1点にカーソルを移
動させるだけで、所望の図形を選択させることができ
る。
【0032】また、特に上記後者のカーソルと図形を規
定するための特徴点との距離により図形を選択する方法
にあっては、各種図形の特徴点を充分に理解している者
であれば、多くの図形が密接に関連した図中の図形編集
を行ないたい対象図形に対して、その図形を規定する各
特徴点の周辺を見て他の図形の特徴点が密集していない
場所を検索してその位置をカーソル指定することによ
り、簡単な操作で所望する図形を図形編集の対象として
確実に選択させることができる。
【0033】次に特定の領域を有する広がりをもった図
形の図形編集を行なう場合について図4〜図8を用いて
述べる。図4は、地図データ表示制御部16に記憶されて
いる地図図形の表示データに対してキーボード11で図形
移動を指定するキー入力がなされた場合に地図データ編
集部14によって行なわれる処理であり、ここでは地図図
形として一定幅を保って相対向する2本の線で構成され
る道図形を用いるものとする。
【0034】さらにこの道図形の図形移動においては、
その道図形全体をそのまま平行に移動させる通常の図形
移動処理と、図形移動処理中の特定キーの指定によりそ
の道の一端は固定したままで他端のみを移動指定するこ
とにより該他端と固定された一端とを接続する新たな道
図形を作成する「道の片側移動」とを適宜選択して実行
するものとする。
【0035】しかるに図4ではその処理当初に図形移動
の処理に伴うキー入力を待機する(ステップB1)。こ
れは、例えば通常の図形移動であれば道図形の2本の線
で挟まれる領域中にカーソルキーでカーソルを移動させ
た後に「選択/実行」キーが操作されることで、また道
の片側移動であれば道図形の2本の線で挟まれる領域中
にカーソルキーでカーソルを移動させた後に「機能1」
キーと数字の「3」キーが操作され、それから「選択/
実行」キーが操作されることで、必要なキー入力がなさ
れたと判断してその待機状態を脱する。
【0036】いま、例えば図6に示すように表示部22に
1つの道図形41が表示されているものとする。この道図
形41は、実際には表示されない両端の点e,fの2点の
位置座標と道幅、側線を構成する2本の線の線種をキー
ボード11により予め指定することにより地図データ編集
部14が表示データを作成して地図データ表示制御部16に
記憶保持させ、その表示データにより表示部22で表示さ
れるものである。
【0037】このように表示された道図形41の2本の側
線で挟まれる領域内の若干点e側に寄った位置に十字カ
ーソルCをカーソルキーの操作により移動させた状態
で、さらに「機能1」キーと数字の「3」キーとを操作
し、続けて「選択/実行」キーを操作するものとする。
【0038】上記キー入力待機状態を脱すると、次いで
キー入力された内容を判断するために、まず上記「機能
1」キーと数字の「3」キー及び「選択/実行」キーの
キー入力があったか否かにより道の片側移動の選択指定
があったか否かを判断する。
【0039】道の片側移動の選択指定があったと判断す
ると、次いでその道の片側移動制御処理のサブルーチン
を実行する。図5がこのサブルーチンを示すもので、そ
の処理当初には、現在の十字カーソルCの位置から対象
となる道図形を求める(ステップC1)。続いて求めた
結果により、対象となる道図形があったか否かを判断す
る(ステップC2)。
【0040】対象となる道図形がない場合は、例えばエ
ラー処理として該当する道図形がない旨の表示を表示部
22で行なわせてこの処理を終了し、上記図4の処理に戻
るが、ここでは対象となる道図形41があるために、次に
対象となる道が複数あるか否かを判断する(ステップC
3)。
【0041】これは、例えば交差路のように複数の道図
形が重なった位置をカーソル指定した場合等に、実際に
道の片側移動処理を実行する対象となる道図形を選択す
るために行なうもので、複数あると判断した場合にはさ
らにそれらの中から1つの道図形に絞って確定する処理
を実行する(ステップC4)が、ここでは道図形41の1
つのみであるのでこの処理は省略する。
【0042】次いで、カーソル移動処理可能範囲に十字
カーソルCがあるか否かを判断する(ステップC5)。
これは、十字カーソルCが例えば道図形41の2点e,f
のちょうど中間位置にあった場合に、上記2点のどちら
を固定端、移動端として処理するか判断が不可能となっ
てしまうのでそれを避けるために行なうものであり、そ
の結果により道図形41の2本の線で挟まれる領域内の2
点e,fのどちらかに寄った位置にカーソルがあるか否
か判断する(ステップC6)。
【0043】もしなければ、上記した如く十字カーソル
Cが道図形の両端の2点のちょうど中間位置にあり、2
点のどちらを固定端、移動端として処理するか判断が不
可能であるとして一旦この処理を終了するが、ここでは
十字カーソルCが道図形41の一端点eの側によっている
のでカーソルありと判断し、続けてカーソル位置との距
離が最も短い特徴点を求める(ステップC7)。
【0044】ここで十字カーソルCに最も近い特徴点は
点eであるので、図7に示す如く十字カーソルCを点e
の位置に自動的に移動させると共に、道の片側移動の処
理を開始しても良いことを示すために道図形41を構成す
る2本の側線を実線から破線に代えて表示させる(ステ
ップC8)。この時点で点e側が移動端、点f側が固定
端であることが十字カーソルCの位置により使用者にわ
かるようになっている。
【0045】その後、キーボード11でカーソルキーが操
作される毎に図8に示す如くその操作に対応して道図形
41の点fを固定端として十字カーソルCのある点eの側
を順次移動表示させ、道の片側移動しりを実行する(ス
テップC9)。そして、カーソルキーに続いて「選択/
実行」キーが操作された時点で十字カーソルCによる点
eの位置を確定して新たな道図形41としてその表示デー
タを地図データ表示制御部16に格納しなおし、またそれ
まで破線で表示させていた道図形41を構成する2本の側
線を再び破線から実線に戻して表示させ、以上でこのサ
ブルーチンを終了して上記図4の処理に戻る。
【0046】図4においては、道の片道移動制御処理の
終了後、または道の片道移動が選択されていない場合
に、次いでカーソルキーとそれに続けて「選択/実行」
キーのキー入力があったか否かにより通常の図形移動の
選択指定があったか否かを判断する(ステップB4)。
【0047】通常の図形移動の選択指定がないと判断し
た場合は以上でこの処理を終了するが、あったと判断し
た場合は次いでその道図形に対する通常の図形移動処理
を行なう。
【0048】この道図形の通常の図形移動処理は、上記
図5の道の片側移動処理と同じく、現在の十字カーソル
Cの位置から対象となる道図形を求め、対象となる道が
複数ある場合にはこれを1つに確定した後に、カーソル
キーの操作にしたがって対象となる道図形全体を上下左
右各方向に平行移動していくものである。こうして順次
道図形全体を平行移動させた後にキーボード11で「選択
/実行」キーが操作されると、その操作時点で道図形の
位置を確定して新たな道図形としてその表示データを地
図データ表示制御部16に格納しなおし、以上でこの図4
の処理をすべて終了する。
【0049】このように特定領域を有する図形に対して
は、その領域内の1点をカーソル指定することによりそ
の図形全体あるいは図形内のカーソル位置に最も近い位
置にある特徴点を指定選択することが可能であるため、
図形選択に要する操作を大幅に簡略化することができ
る。
【0050】なお、上記実施例では特定領域を有する図
形として、一定幅を保って相対向する2本の線からなる
道図形を用い、この道図形の2本の線に挟まれる領域内
をカーソルで指定した場合にその移動処理を行なう場合
を例示したが、通常図形、地図図形の別に拘らず、特定
領域を有する広さをもった図形であればどのようなもの
でもよく、例えば3角形の内部の頂角によった位置をカ
ーソル指定し、その移動を指定することにより、他の2
点で規定される底辺は固定したままでその頂角位置を移
動させるなどの処理に応用することも可能であり、その
他多くの図形種類とその特徴点とを用いることによって
様々な応用例を考えることができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、図面
上の図形を示す図形データを複数記憶する記憶部を有
し、図形移動や図形コピー等の図形編集に伴って上記図
面上の一点を指定することにより、この指定された点位
置と最も近い位置にある図形あるいはその特徴点の1つ
が最も近い位置にある図形を上記記憶部の記憶内容によ
り判断して選択図形とし、その図形に対する上記図形編
集を実行するようにしたので、所望の図形あるいはその
図形の特徴点の近傍1点を指定するだけで該図形のみを
直接選択指定して図形編集に移行させることができるた
め、図形編集に伴う図形選択の操作を大幅に簡略化でき
る。
【0052】また本発明によれば、図面上の特定領域を
有する広さをもった図形を示す図形データを複数記憶す
る記憶部を有し、図形移動や図形コピー等の図形編集に
伴って上記図面上の一点を指定することにより、この指
定された点位置がその特定領域内にある図形を選択し、
さらに必要に応じてはその選択した図形を規定する特徴
点のうち上記指定された点位置に最も近い位置にあるも
のを選択して、その図形あるいはその図形中の特徴点に
対する上記図形編集を実行するようにしたので、特定の
領域を有する所望の図形内の1点を指定するだけで該図
形あるいはその図形の特徴点を直接選択指定して図形編
集に移行させることができるため、図形編集に伴う図形
選択の操作を大幅に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路構成を示すブロッ
ク図。
【図2】同実施例に係る図1の図形データ編集部による
図形編集に伴う図形選択の処理内容を示すフローチャー
ト。
【図3】同実施例に係る表示された直線図形の特徴点と
カーソルの位置関係を示す図。
【図4】同実施例に係る図1の地図データ編集部による
道図形の図形移動の処理内容を示すフローチャート。
【図5】同実施例に係る図4の道の片側移動制御処理の
サブルーチンを示すフローチャート。
【図6】同実施例に係る図5の道の片側移動制御処理に
伴う表示状態を説明する図。
【図7】同実施例に係る図5の道の片側移動制御処理に
伴う表示状態を説明する図。
【図8】同実施例に係る図5の道の片側移動制御処理に
伴う表示状態を説明する図。
【符号の説明】
11…キーボード、12…キー入力制御部、13…マンマシン
インタ―フェイス(MMI部)、14…地図データ編集
部、15…図形データ編集部、16…地図データ表示制御
部、17…地図データ記憶部、18…図形データ表示制御
部、19…図形データ記憶部、20…表示制御部、21…表示
データ記憶部、22…表示部、31,32…直線図形、41…道
図形。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図面上の図形を示す図形データを複数記
    憶する記憶手段と、 図形編集に伴って上記図面上の一点を指定する指定手段
    と、 この指定手段で指定された点位置により上記記憶手段に
    記憶される図形データの中から最も距離の近いものを選
    択する選択手段と、 この選択手段で選択された図形データに対して図形編集
    を実行する編集手段とを具備したことを特徴とする図形
    作成装置。
  2. 【請求項2】 図面上の特徴点で規定される図形を示す
    図形データを複数記憶する記憶手段と、 図形編集に伴って上記図面上の一点を指定する指定手段
    と、 この指定手段で指定された点位置により上記記憶手段に
    記憶される図形データの中からその特徴点位置までの距
    離が最も近いものを選択する選択手段と、 この選択手段で選択された図形データに対して図形編集
    を実行する編集手段とを具備したことを特徴とする図形
    作成装置。
  3. 【請求項3】 図面上の特定領域を有する図形を示す図
    形データを複数記憶する記憶手段と、 図形編集に伴って上記図面上の一点を指定する指定手段
    と、 この指定手段で指定された点位置により上記記憶手段に
    記憶される図形データの中から該点位置がその特定領域
    内にあるものを選択する選択手段と、 この選択手段で選択された図形データに対して図形編集
    を実行する編集手段とを具備したことを特徴とする図形
    作成装置。
  4. 【請求項4】 図面上の特徴点で規定され、特定領域を
    有する図形を示す図形データを複数記憶する記憶手段
    と、 図形編集に伴って上記図面上の一点を指定する指定手段
    と、 この指定手段で指定された点位置により上記記憶手段に
    記憶される図形データの中から該点位置がその特定領域
    内にあるものを選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された図形データを規定する
    特徴点の中で上記指定手段で指定された点位置に最も距
    離の近いものを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された特徴点に対して図形編
    集を実行する編集手段とを具備したことを特徴とする図
    形作成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165381A (ja) * 2010-04-30 2010-07-29 Geoplan:Kk 設計図作成システム、プログラムおよび情報記憶媒体
JP2010165382A (ja) * 2010-04-30 2010-07-29 Geoplan:Kk 設計図作成システム、プログラムおよび情報記憶媒体
WO2024089868A1 (ja) * 2022-10-28 2024-05-02 日本電気株式会社 入力支援システム、入力支援方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体

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